JP2014052830A - 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 電子メールに添付された添付ファイルをファイルサーバに登録し、そのファイルを複数のユーザで共有する。
【解決手段】 電子メールにファイルが添付されている場合に、添付ファイルをファイルサーバに登録する。その時に、ファイルの登録先ディレクトが指定されている場合にはそのディレクトリに、指定されていない場合には、予め設定されたルールに従って登録先ディレクトリを決定し、添付ファイルを登録するとともに、電子メールのメッセージIDと登録先を対応付けておく。電子メールが他の電子メールの返信メールである場合には、保存先が指定されていない場合には、返信元メールのメッセージIDに対応付けられたディレクトリがあるかを判定し、あると判定した場合には、そのディレクトリに添付ファイルを登録する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、電子文書を記憶管理する技術に関する。
従来、電子メールにファイルを添付して送信することで、ファイルを他のユーザに送信し、ファイルを共有することが行われている。しかし、電子メールで容量の大きなファイルを送信する場合には、通信負荷が高くなったり、また、電子メールサーバやクライアント装置の記憶装置を圧迫したりする原因となってしまっていた。
そこで、特許文献1には、電子メールに添付されたファイルをそのまま送信するのではなく、添付ファイルをファイルサーバに保存し、電子メールからは添付ファイルを削除し、ファイルサーバに保存された添付ファイルにアクセスするための情報を付加した形で、電子メールを指定された宛先に対して送信し、電子メールを受信したクライアント装置からのファイルへのアクセス要求があった場合に、添付ファイルをクライアント装置に送信する発明が開示されている。
特開2009−182783号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、関連する複数の電子メールに添付されているファイルを関連付けて保存することについては何ら考慮されていない。
通常、受信したある電子メールAに対する返信メールである電子メールBに添付するファイルは、電子メールAに添付されていた添付ファイルと関連性が高いことが考えられる。ファイルを保存する際には、関連するファイルをまとめて(関連付けて)保存することが一般的であるので、電子メールに添付されたファイルをファイルサーバに保存する場合であっても、関連するファイルは、まとめて登録することが望ましい。
そこで、本発明は、電子メールで送受信されるファイルをファイルサーバに登録する際に、関連する複数の電子メールに添付されたファイルを関連付けて登録することを可能にすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、ファイルをディレクトリに記憶管理する情報処理装置であって、電子メールに添付されたファイルの登録要求を受け付ける受付手段と、前記受付手段で登録指示を受け付けた前記ファイルを登録するディレクトリを決定する決定手段と、前記決定手段で前記ファイルを登録するディレクトリと決定されたディレクトリ内に、前記ファイルを登録する登録手段と、前記登録手段でファイルを登録したディレクトリと、当該ファイルが添付された電子メールの識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記電子メールに関連する他の電子メールがあるかを判定する第1の判定手段と、を備え、前記第1の判定手段により前記電子メールに関連する他の電子メールがあると判定される場合に、前記決定手段は、前記他の電子メールに関連付けられたディレクトリを、前記電子メールに添付されたファイルを登録するディレクトリとして決定することを特徴とする。
上記した目的を達成するために、本発明の情報処理方法は、ファイルをディレクトリに記憶管理する情報処理装置によって行われる情報処理方法であって、電子メールに添付されたファイルの登録要求を受け付ける受付工程と、前記受付工程で登録指示を受け付けた前記ファイルを登録するディレクトリを決定する決定工程と、前記決定工程で前記ファイルを登録するディレクトリと決定されたディレクトリ内に、前記ファイルを登録する登録工程と、前記登録工程でファイルを登録したディレクトリと、当該ファイルが添付された電子メールの識別情報とを関連付けて記憶装置に記憶する記憶工程と、前記電子メールに関連する他の電子メールがあるかを判定する第1の判定工程と、を備え、前記第1の判定工程で前記電子メールに関連する他の電子メールがあると判定される場合に、前記決定工程は、前記他の電子メールに関連付けられたディレクトリを、前記電子メールに添付されたファイルを登録するディレクトリとして決定することを特徴とする。
上記した目的を達成するために、本発明のコンピュータプログラムは、ファイルをディレクトリに記憶管理する情報処理装置を、電子メールに添付されたファイルの登録要求を受け付ける受付手段と、前記受付手段で登録指示を受け付けた前記ファイルを登録するディレクトリを決定する決定手段と、前記決定手段で前記ファイルを登録するディレクトリと決定されたディレクトリ内に、前記ファイルを登録する登録手段と、前記登録手段でファイルを登録したディレクトリと、当該ファイルが添付された電子メールの識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記電子メールに関連する他の電子メールがあるかを判定する第1の判定手段として機能させ、前記第1の判定手段により前記電子メールに関連する他の電子メールがあると判定される場合に、前記決定手段は、前記他の電子メールに関連付けられたディレクトリを、前記電子メールに添付されたファイルを登録するディレクトリとして決定すること特徴とする。
本発明によれば、電子メールで送受信されるファイルをファイルサーバに登録する際に、関連する複数の電子メールに添付されたファイルを関連付けて登録することが可能となる。
本発明の実施の形態における情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 図1の文書管理サーバ101、電子メールサーバ102、クライアント装置103に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図1の文書管理サーバ101及び電子メールサーバ102の機能構成の一例を示す図である。 電子メール送信処理の一例を示す図である。 電子メール受信処理の一例を示す図である。 添付ファイル登録処理の一例を示す図である。 登録先ディレクトリ特定処理の詳細を示すフローチャートである。 文書管理サービスログイン処理の一例を示す図である。 登録文書ファイル操作処理の一例を示す図である。 要求応答処理の一例を示す図である。 文書管理サービスの操作画面の構成の一例を示す図である。 ユーザ情報管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 ディレクトリ情報管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 文書ファイル情報管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 アクセス履歴情報管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 電子メールサーバ102が電子メールに対して行う処理の概要を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態の一例について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、本発明の情報処理システムは、文書管理サーバ101、電子メールサーバ102、クライアント装置103、ネットワーク104等を備えて構成されている。
文書管理サーバ101は、クライアント装置103に対して、文書管理サービスを提供するファイルサーバである。また、電子メールサーバ102からの要求に応じて、電子メールサーバ102が受信した電子メールの添付ファイルの記憶管理を行う。
電子メールサーバ102は、クライアント装置103に対して、電子メールの送受信サービスを提供するサーバ装置である。また、受信した電子メールに添付されているファイルの登録要求を文書管理サーバ101に対して行う。
クライアント装置103は、文書管理サーバ101が提供する文書管理サービスや、電子メールサーバ102が提供する電子メールの送受信サービスを利用するユーザが使用する端末である。
ネットワーク104は、上記の装置を相互に通信可能にするための通信ネットワークである。接続形態は、有線/無線を問わない。
以上が、本発明の実施の形態における情報処理システムのシステム構成の一例の説明である。
次に、図2を参照して、図1の文書管理サーバ101、電子メールサーバ102、及びクライアント装置103に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例について説明する。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、文書管理サーバ101、電子メールサーバ102、クライアント装置103がそれぞれ実行する後述の処理を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置209からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、ディスプレイ装置210等の表示器への表示を制御する。これらは必要に応じて操作者が使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/F(インタフェース)コントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したネットワーク104)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述するフローチャートに示す各ステップの処理は、コンピュータで読み取り実行可能なプログラムにより実行され、そのプログラムは外部メモリ211に記録されている。そして、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。また、さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
以上が、図1の文書管理サーバ101、電子メールサーバ102、及びクライアント装置103に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例の説明である。尚、文書管理サーバ101、電子メールサーバ102、及びクライアント装置103がそれぞれ後述する各種の処理を実行可能であれば、必ずしも図2に示すハードウェア構成を備えていなくても構わないことは言うまでもない。
次に、図3を参照して、文書管理サーバ101及び電子メールサーバ102の機能構成の一例について説明する。
図3に示す通り、文書管理サーバ101は、ファイル管理部301、ファイルアクセス履歴管理部302、添付ファイル登録要求受付部303、ファイル登録先決定部304等を備えて構成されている。また、電子メールサーバ102は、電子メール送受信部311、添付ファイル登録要求部312、電子メール編集部313、電子メール保存部314等を備えて構成されている。
ファイル管理部301は、クライアント装置103や電子メールサーバ102からのファイルの登録要求に応じて、文書ファイルを記憶管理する機能部である。ファイル管理部301は、階層構造をもったディレクトリにファイルを登録し、管理している。ファイルアクセス履歴管理部302は、ファイル管理部301で記憶管理されている文書ファイルに対する各種のアクセス履歴(新規登録、参照、更新(新規バージョン登録)、削除等)を記憶管理する機能部である。
添付ファイル登録要求受付部303は、電子メールサーバ102の添付ファイル登録要求部312からの添付ファイル登録要求を受け付ける機能部である。ファイル登録先決定部314は、添付ファイル登録要求受付部303で登録要求を受け付けた添付ファイルの登録先ディレクトリを決定する機能部である。
電子メール送受信部311は、クライアント装置103から送信された電子メールを受信し、所定の宛先に送信したり、クライアント装置103からの要求に応じて、電子メール保存部314に保存されている電子メールのうち、当該クライアント装置103を使用するユーザ宛の電子メールを、クライアント装置103に送信したりする機能部である。
添付ファイル登録要求部312は、受信した電子メールに添付されている文書ファイルを、ファイル管理部301に登録する要求を文書管理サーバに対して行う機能部である。
電子メール編集部313は、添付ファイル登録要求部312による登録要求により、電子メールに添付された添付ファイルがファイル管理部301に記憶管理された場合に、当該電子メールから添付ファイルを削除したり、ファイル管理部301で管理される文書ファイルへアクセスするための情報を電子メールに付加したりする、電子メールの編集を行う機能部である。
電子メール保存部314は、電子メールサーバ102が管理するメールアドレス(電子メールアカウント)宛ての電子メールを、それぞれのメールアドレスごとに設定されているメールボックスに保存する機能部である。
以上が、図1の文書管理サーバ101及び電子メールサーバ102の機能構成の説明である。
次に、図4を参照して、クライアント装置103のCPU201によって行われる電子メール送信処理の一例について説明する。クライアント装置103のCPU201に本図に示す処理を実行させるためのプログラムは外部メモリ211にインストールされており、CPU201は、本図に示す処理を当該プログラムによる制御に従って実行する。
クライアント装置103のCPU201は、電子メールの送信先の指定、電子メールの件名、本文の入力、添付ファイルの指定を受け付ける(ステップS401、ステップS402、ステップS403)。尚、電子メールにファイルを添付しない場合には、当然添付ファイルの指定は受け付けない。
その後、電子メールの送信指示を受け付けると(ステップS404でYES)、処理をステップS405に進め、ステップS401からステップS403で受け付けた各種の情報を用いて電子メールを作成する。そして、ステップS405で作成した電子メールを電子メールサーバ102に対して送信する(ステップS406)。
尚、電子メールの送信指示を受け付ける前に、電子メールの作成キャンセル指示を受け付けた場合には(ステップS407でYES)、クライアント装置103のCPU201は、電子メールを電子メールサーバ102に送信することなく、本図に示す処理を終了する。
以上が、クライアント装置103のCPU201によって行われる電子メール送信処理の一例の説明である。
次に、図5を参照して、電子メールサーバ102によって行われる電子メール受信処理の一例について説明する。電子メールサーバ102のCPU201に本図に示す処理を実行させるためのプログラムは外部メモリ211にインストールされており、CPU201は、本図に示す処理を当該プログラムによる制御に従って実行する。
電子メールサーバ102のCPU201は、クライアント装置103から送信された電子メールを受信すると(ステップS501)、受信した電子メールの宛先(TO,CC,BCC)に、自装置で管理しているメールアドレスが含まれるかを判定する(ステップS502)。この判定処理は、送信先に設定されているメールアドレスに、電子メールサーバ102が管理するメールアカウントのメールアドレスが含まれるか否かを判定することにより行う。
ステップS502の判定処理で、ステップS501で受信した電子メールの宛先に、自装置で管理しているメールアカウントのメールアドレスが含まれる(YES)と判定した場合には、電子メールサーバ102のCPU201は処理をステップS503に、含まれない(NO)と判定した場合には、処理をステップS511に進める。
ステップS502の判定処理でYESと判定すると、電子メールサーバ102のCPU201は、次に、ステップS501で受信した電子メールに添付ファイルがあるかを判定する(ステップS503)。この判定処理で添付ファイルがある(YES)と判定した場合には、処理をステップS504に進め、文書管理サーバ101に対して、添付ファイルの登録要求を送信する。この添付ファイルの登録要求に応じて行われる、文書管理サーバ101のCPU201による添付ファイル登録処理については、図6を参照して後述する。
電子メールサーバ102のCPU201は、ステップS504において行った添付ファイルの登録要求に応じて行われる文書管理サーバ101のCPU201による添付ファイル登録処理の処理結果を受信すると(ステップS505)、受信した処理結果を用いて、登録処理に成功したかを判定する(ステップS506)。
ステップS506の判定処理で、添付ファイルの登録処理に成功した(YES)と判定した場合には、処理をステップS507に進め、ステップS501で受信した電子メールをコピー等し、そのコピー等した電子メールに、文書管理サーバ101の文書ファイル管理部301に登録された添付ファイルへアクセスするための情報を付加する。そして、電子メールに添付されているファイルを、その電子メールから削除する(ステップS508)。
図16は、図5のステップS507、ステップS508を行う前後の電子メールを示している。ステップS507の処理を行うことで、変更前の(1)の電子メール本文1601にはなかったファイルにアクセスするための情報(1602)が付加される(変更後の(2))また、ステップS508の処理を行うことで、変更前の(1)の添付ファイル1603が、変更後の(2)では削除されている。
図5のステップS508の処理が終了すると、電子メールサーバ102のCPU201は、処理をステップS509に進め、宛先(TO,CC,BCC)に指定されたメールアドレスに対応するメールボックスに、ステップS507、ステップS508での変更処理を行った後の電子メールを保存する。
尚、ステップS503で電子メールに添付ファイルがない(NO)と判定した場合や、ステップS506で、添付ファイルの登録処理に失敗した(NO)と判定した場合には、ステップS501で受信した内容の電子メールを、宛先に指定されたメールアドレスに対応するメールボックスに保存する。
ステップS509の処理が終了後、電子メールサーバ102のCPU201は処理をステップS510に進め、ステップS501で受信した電子メールに自装置で管理しているメールアドレス以外が宛先に設定されているかを判定する(ステップS510)。この判定処理でYESと判定した場合には、電子メールサーバ102のCPU201は、処理をステップS511に進める。
ステップS511では、電子メールサーバ102のCPU201は、ステップS501で受信した内容の電子メールを、当該電子メールの宛先に設定されたメールアドレスに送信すべく、電子メールの送信処理を行う。
以上が、電子メールサーバ102のCPU201によって行われる電子メール受信処理の一例の説明である。
次に、図6を参照して、図5のステップS504において電子メールサーバ102のCPU201によって行われる添付ファイルの登録要求に応じて、文書管理サーバ101のCPU201によって行われる添付ファイル登録処理の一例について説明する。文書管理サーバ101のCPU201に本図に示す処理を実行させるためのプログラムは外部メモリ211にインストールされており、CPU201は、本図に示す処理を当該プログラムによる制御に従って実行する。
文書管理サーバ101のCPU201は、電子メールサーバ102からの添付ファイルの登録要求を受信すると(ステップS601)、添付ファイルの登録要求が行われた電子メールを電子メールサーバ102より取得し、電子メールの件名を取得する(ステップS602)。例えば、電子メールの件名に、「[○○プロジェクト/外部設計/打ち合わせ]議事録のご連絡」などと記載しておくと、文書管理サーバ101のCPU201は、件名の“[”と“]”で囲われた「○○プロジェクト/外部設計/打ち合わせ」(「/」がフォルダの区切り子)を登録先ディレクトリとして認識する。尚、添付ファイルの登録先ディレクトリの指定方法はこの方法に限られず、例えば、電子メールの本文中に登録先ディレクトリを記載するようにしても構わない。
ステップS602で電子メールの件名を取得した後に、文書管理サーバ101のCPU201は、件名に、添付ファイルの登録先ディレクトリが指定されているかを判定する(ステップS603)。
ステップS603の判定処理で、添付ファイルの登録先ディレクトリが設定されていない(NO)と判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS604に進め、登録先ディレクトリ特定処理を行う。この処理の詳細については、図7を参照して後述することにする。そして、ステップS604の処理終了後、処理をステップS612に進める。
一方、ステップS603の判定処理で、添付ファイルの登録先とするディレクトリが指定されている(YES)と判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS605に進め、当該指定された添付ファイルの登録先ディレクトリが既に作成されているかを判定する。この時、文書管理サーバ101は、図13に示すディレクトリ情報管理テーブル1300を用いて、この判定処理を行う。
ここで、図13を参照して、文書管理サーバ101の外部メモリ211で記憶管理されているディレクトリ情報管理テーブル1300のデータ構成の一例について説明する。図13に示す通り、ディレクトリID1301、ディレクトリ名1302、親ディレクトリ1303、アクセス権1304、メッセージID1305等のデータ項目を備えて構成されている。
ディレクトリID1301は、ディレクトリ管理テーブル1300に登録されているそれぞれのディレクトリを一意に識別するための識別情報が登録されるデータ項目である。ディレクトリ名1302は、ディレクトリの名称が登録されるデータ項目である。親ディレクトリID1303は、当該ディレクトリの親ディレクトリのディレクトリIDが登録されるデータ項目である。尚、親ディレクトリID1303に同一のディレクトリIDが登録されているレコードには、同一のディレクトリ名を設定することはできない。
アクセス権1304は、当該ディレクトリに登録されるファイルに対する、各ユーザのアクセス権が登録されるデータ項目である。本発明では、ユーザや、ユーザが所属するグループに、例えば、「参照」、「編集」、「フルアクセス」、「アクセス権なし」等のアクセス権を付与することが可能であり、それぞれのユーザに対して付与したアクセス権がこのデータ項目に登録される。
メッセージID1305は、当該ディレクトリと対応付けられている電子メールのメッセージIDが登録されるデータ項目である。添付されたファイルが当該ディレクトリに保存された電子メールのメッセージIDが、このデータ項目に登録される。
以上が、ディレクトリ情報管理テーブル1300のデータ構成の一例の説明である。
図6の説明に戻る。ステップS605の判定処理で、指定された登録先ディレクトリが作成されている(YES)と判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は指定された登録先ディレクトリ内に添付ファイルを登録すると決定する。処理をステップS606に進め、当該指定された登録先ディレクトリに保存されるファイルに対して、電子メールの送信者及び電子メールの受信者にアクセス権が既に付与されているかを判定する。この判定処理では、電子メールの送信者に、ディレクトリに文書ファイルの追加登録や、登録されている文書ファイルの編集処理を行うことが可能なアクセス権が付与されているか、電子メールの受信者にディレクトリに登録される文書ファイルの参照を行うことが可能なアクセス権が付与されているかを判定する。文書管理サーバ101のCPU201はこの判定を、ディレクトリ情報管理テーブル1300と、図12のユーザ情報管理テーブル1200を用いて行うことになる。この判定処理に従って、文書管理サーバ101のCPU201は、添付ファイルを登録先ディレクトリの直下に登録するか、それとも登録先ディレクトリにサブディレクトリを作成し、サブディレクトリに添付ファイルを登録するかを決定する。
ここで、図12を参照して、文書管理サーバ101の外部メモリ211で記憶管理されている、ユーザ情報管理テーブル1200のデータ構成の一例について説明する。図12に示す通り、ユーザ情報管理テーブル1200は、ユーザID1201、氏名1202、パスワード1203、所属グループ1204、メールアドレス1205等のデータ項目を備えて構成されている。
ユーザID1201は、ユーザ情報管理テーブル1200で記憶管理されるユーザを一意に識別するための識別情報が登録されるデータ項目である。氏名1202は、ユーザの氏名が登録されるデータ項目である。パスワード1203は、ユーザ認証時に使用するパスワードが登録されるデータ項目である。後述する文書管理サービスログイン処理(図8)において、ユーザID、パスワードを用いて、文書管理サーバ101のCPU201はユーザ認証処理を行う。
グループ1204は、当該ユーザが所属するグループが登録されるデータ項目である。例えば、予め別途作成されている部署グループや役職グループのうち、ユーザが所属するグループを特定するための情報がこのデータ項目に登録される。ユーザが複数のグループに所属している場合には、それらすべてのグループの情報が登録される。
メールアドレス1205は、当該ユーザが利用しているメールアドレスが登録されているデータ項目である。文書管理サーバ101のCPU201は、電子メールの添付ファイルを登録する際には、当該電子メールの送信者(FROM)に設定されたメールアドレスと同一のメールアドレスがこのデータ項目に登録されているユーザを、電子メールの送信者として特定し、特定されたユーザをファイルの登録者として、後述する文書ファイル情報管理テーブル1400に添付ファイルの登録を行う。
以上が、ユーザ情報管理テーブル1200のデータ構成の一例の説明である。
図6の説明に戻る。このステップS606の判定処理で、アクセス権が付与されている(YES)と判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS607に進め、電子メールの添付ファイルを電子メールの件名に指定された登録先ディレクトリに保存する。この時、文書管理サーバ101は、添付ファイルを外部メモリ211に保存し、そのファイルパスを図14に示す文書ファイル情報管理テーブル1400に登録先ディレクトリと対応付けて保存する。尚、本実施例の説明において、ファイルをディレクトリに保存するとは、文書ファイル情報管理テーブル1400にファイルのパス情報とディレクトリを対応付けて保存することを意味する。
文書管理サーバ101のCPU201は、文書ファイル情報管理テーブル1400に登録する際には、ファイルパスの他にも、その登録日時や登録指示をしたユーザ(登録ユーザ)、登録先ディレクトリ等を登録する。登録ユーザには、送信者メールアドレスに設定されたメールアドレスを使用しているユーザのユーザIDを登録する。
そして、ステップS607で、指定された登録先ディレクトリに電子メールの添付ファイルを保存した後に、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS612に進める。尚、ステップS607の処理では、添付ファイルだけではなく、所定の形式の電子メールファイル作成し、作成した電子メールファイルを文書ファイル情報管理テーブル1400に登録するようにしても勿論構わない。
ここで、図14を参照して、文書管理サーバ101の外部メモリ211で記憶管理されている文書ファイル情報管理テーブル1400のデータ構成の一例について説明する。図14に示す通り、文書ファイル情報管理テーブル1400は、ファイルID1401、ファイル名1402、バージョン1403、登録ディレクトリID1404、登録日1405、登録ユーザID1406、ファイルパス1407、削除フラグ1408等のデータ項目を備えて構成されている。
ファイルID1401は、文書ファイル情報管理テーブル1400に登録されているファイルを一意に識別するための識別情報が登録されるデータ項目である。ファイル名1402は、文書ファイルのファイル名が登録されるデータ項目である。バージョン1403は、ファイルのバージョンが登録されるデータ項目である。尚、本発明では、ファイルをディレクトリに登録する際に、登録先のディレクトリに、既に同一のファイル名のファイルが登録されている場合には、同一ファイル名の異なるバージョンのファイルとして新たにファイルを登録する。これにより、ファイルの更新履歴を管理することを可能としている。
登録先ディレクトリID1404は、文書ファイルが保存されたディレクトリのディレクトリIDが登録されるデータ項目である。登録日1405は、当該文書ファイルが文書ファイル情報管理テーブル1400に登録された日時情報が登録されるデータ項目である。登録ユーザID1406は、当該文書ファイルの登録を指示したユーザのユーザIDが登録されるデータ項目である。電子メールに添付された添付ファイルをこの文書ファイル情報管理テーブル1400を登録する場合には、電子メールの送信者のユーザIDがこのデータ項目に登録される。
ファイルパス1407は、外部メモリ211に記憶された文書ファイルのファイルパスが登録されるデータ項目である。削除フラグ1408は、当該文書ファイルに対して削除指示を受け付けたか否かを示すフラグ情報が登録されるデータ項目である。
以上が、文書ファイル情報管理テーブル1400のデータ構成の一例の説明である。
図6の説明に戻る。文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS606の判定処理で、電子メールの送信者、受信者のいずれかに(電子メールサーバ102でアカウント管理されていないメールアドレスを除く)、添付ファイルの登録先ディレクトリとして指定されたディレクトリに登録されるファイルへの上記のアクセス権が設定されていない(NO)と判定した場合には、処理をステップS608に進め、指定された登録先ディレクトリにサブディレクトリを作成する。より具体的には、ディレクトリ情報管理テーブル1300に、登録先ディレクトリのディレクトリIDが親ディレクトリ1204に設定されたレコードを追加登録する。尚、ディレクトリ名1202は、予め設定された規則に従ったディレクトリ名が自動的に設定される。
その後、文書管理サーバ101のCPU201は、処理をステップS610に進め、ステップS608で新たに作成したディレクトリに、電子メールの送信者、受信者がファイルに所定の処理(編集、参照等)を行うために必要なアクセス権を設定する。ここでは、文書管理サーバ101のCPU201は、ディレクトリ情報管理テーブル1300中の登録先ディレクトリのレコードのアクセス権1304に必要なアクセス権情報を登録する。そしてその後、新たに作成した添付ファイルの登録先ディレクトリに添付ファイルを登録する(ステップS611)。
ステップS605の判定処理で、指定された登録先ディレクトリが作成されていない(NO)と判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は、処理をステップS609に進め、登録先ディレクトリとして指定されたディレクトリを作成する。この時、文書管理サーバ101のCPU201は、指定されたディレクトリのパス情報とディレクトリ情報管理テーブル1300をもとに、既にどの階層のディレクトリまで作成済みであるかを判定し、まだ作成されていない階層以下のディレクトリの情報を新たにディレクトリ情報管理テーブル1300に登録することで、添付ファイルの登録先ディレクトリを作成する。
その後、処理をステップS610に進め、アクセス権の設定を行い、ステップS611では、新たに作成した添付ファイルの登録先ディレクトリに添付ファイルを保存する。
ステップS611の処理終了後、文書管理サーバ101のCPU201は、処理をステップS612に進める。
ステップS612において、文書管理サーバ101のCPU201は、添付ファイルを登録したディレクトリと、当該添付ファイルが添付されていた電子メールのメッセージIDとを対応付ける。具体的には、ディレクトリ情報管理テーブル1300中の、添付ファイルを登録したディレクトリの情報を管理しているレコードのメッセージID1305に、当該添付ファイルが添付された電子メールのメッセージIDを登録する。
その後、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS613に進め、電子メールの添付ファイルの登録処理の結果を電子メールサーバ102に対して送信する。添付ファイルの登録処理が成功した場合には、処理成功を示す処理結果を、添付ファイルの登録処理に失敗した場合には、その失敗した原因を含む処理失敗を示す処理結果を電子メールサーバ102に対して送信することになる。
以上が、文書管理サーバ101のCPU201によって行われる添付ファイル登録処理の一例について説明である。
次に、図7を参照して、図6のステップS604の登録先ディレクトリ特定処理の詳細の一例について説明する。
文書管理サーバ101のCPU201は、まず、電子メールサーバ102から受信した電子メールのメールヘッダ情報を取得する(ステップS701)。そして、そのメールヘッダに「In−reply−to」が含まれているか否かにより、当該電子メールが他の電子メールの返信メールであるかを判定する(ステップS702)(この時の、「他の電子メール」を「返信元メール」という)。尚、他の情報を用いて電子メールが他の電子メールの返信メールであるかを判定するようにしても良い。
そして、ステップS702の判定処理で返信メールである(YES)と判定した場合には、処理をステップS703に進め、電子メールのメールヘッダに設定されている、返信元メールのメッセージID(In−reply−toに設定されている)を取得する。その後、ディレクトリ管理情報テーブル1300中に、ステップS703で取得したメッセージIDと対応付けられている(メッセージID1305にステップS703で取得したメッセージIDが登録されている)レコードがあるか否かにより、当該メッセージIDに対応付いたディレクトリがあるかを判定する(ステップS704)。
ステップS704の判定処理でYESと判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は、当該メッセージIDに対応付いたディレクトリ内に電子メールに添付された添付ファイルを登録すると決定する。そして、処理をステップS705に進め、ステップS703で取得したメッセージIDに対応付いたディレクトリに登録される文書ファイルに対して、電子メールの送信者及び電子メールの受信者に必要なアクセス権が付与されているかを判定する。この判定処理に従って、文書管理サーバ101のCPU201は、添付ファイルを登録先ディレクトリの直下に登録するか、それとも登録先ディレクトリにサブディレクトリを作成し、サブディレクトリに添付ファイルを登録するかを決定する。
ステップS705の判定処理で、電子メールの送信者及び受信者に、当該ディレクトリに登録される文書ファイルに対するアクセス権が付与されている(YES)と判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS706に進め、ステップS703で取得したメッセージIDに対応付けられたディレクトリを、電子メールサーバ102から取得した電子メールの添付ファイルの登録先ディレクトリと決定する。その後、処理をステップS713に進める。
一方、ステップS705の判定処理で、電子メールの送信者及び受信者に、当該ディレクトリに登録される文書ファイルに対する必要なアクセス権が付与されていない(NO)と判定した場合には、処理をステップS707に進め、ステップS703で取得したメッセージIDに対応付いたディレクトリにサブディレクトリを作成する。その後、処理をステップS711に進め、ステップS707で作成したディレクトリに登録される文書ファイルに対する、電子メールの送信者、受信者のアクセス権を設定する。そして、ステップS707で作成したディレクトリを添付ファイルの登録先のディレクトリと決定する(ステップS712)。その後、処理をステップS713に進める。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS702の判定処理でNOと判定した場合、また、ステップS704の判定処理でNOと判定した場合には、電子メールの添付ファイルの登録先ディレクトリを、あらかじめ決められた所定のルールに従って決定する。本実施例では、日付毎に作成されたディレクトリと決定するものとする。そして、電子メールの受信日当日のディレクトリが既に作成済みであるかを判定する(ステップS708)。
ステップS708の判定処理で、当日のディレクトリをまだ作成していない(NO)と判定した場合には、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS709に進め、当日のディレクトリを所定のディレクトリ(例えばルートディレクトリ)のサブディレクトリとして作成する。
ステップS708でディレクトリを既に作成している(YES)と判定した場合、また、ステップS709の処理が終了後、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップ710に進め、当日のディレクトリに所定の規則に従ってサブディレクトリを作成する。その後、処理をステップS711に進め、ステップS710で作成したディレクトリに登録される文書ファイルに対する、電子メールの送信者、受信者のアクセス権を設定する。そして、ステップS710で作成したディレクトリを添付ファイルの登録先のディレクトリと決定する(ステップS712)。その後、処理をステップS713に進める。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS706、または、ステップS712で電子メールの添付ファイルの登録先ディレクトリを決定した後に、処理をステップS713に進め、登録先ディレクトリに電子メールの添付ファイルを登録する。
以上が、文書管理サーバ101のCPU201によって行われる登録先ディレクトリ特定処理(図6のステップS604)の詳細な説明である。
本発明では、図6、図7に示す処理を行うことで電子メールの添付ファイルを文書ファイル情報管理テーブル1400に登録することにより、関連する電子メールに添付されたファイルを関連付けて登録することが可能となる。
例えば、電子メールの件名に添付ファイルの登録先ディレクトリが指定された電子メールに対する返信メールにファイルが添付された場合には、デフォルトで設定される件名(返信元メールの件名の頭に「Re:」が付加される)を変更しなかった場合には、当該返信メールの添付ファイルの登録先ディレクトリが返信元メールと同一のディレクトリ内(同一のディレクトリ直下またはそのサブディレクトリ)となる。よって、返信元メール、及び、返信メールにそれぞれ添付されたファイルを関連付けて保存することが可能となる。
また、電子メールの件名に添付ファイルの登録先ディレクトリが指定された電子メールに対する返信メールにファイルが添付された場合には、デフォルトで設定される件名を変更したとしても、返信メールの件名に、添付ファイルの登録先ディレクトリを設定しない件名を入力した場合には、やはり、返信メールに添付された添付ファイルは、当該電子メールの返信元メールのメッセージIDに対応付けられたディレクトリ、即ち、返信元メールの添付ファイルが登録されているディレクトリが登録先ディレクトリと決定されることになるので、それら電子メールにそれぞれ添付されたファイルは同一のディレクトリ内(同一のディレクトリ直下またはそのサブディレクトリ)となる。これは、返信元メールに添付ファイルの登録先ディレクトリが設定されていない場合も同様である。
尚、上記の実施例では、返信メールの件名に、返信元メールの件名と異なる登録先ディレクトリが設定された場合には、返信元メールの添付ファイルと返信メールの添付ファイルとが異なるディレクトリに登録されることになる。返信元メールと返信メールの添付ファイルの登録先ディレクトリを異ならせたい場合には、このようにすれば良い。以上のように構成することで、関連する異なる電子メールに添付されているファイルを同一のディレクトリ内に関連付けて登録することが可能となる。
尚、以上の説明では、電子メールの添付ファイルの登録先ディレクトリと決定されたディレクトリに、電子メールの送信者アドレス、宛先アドレスに設定されたメールアドレスを利用しているユーザが適切なアクセス権がない場合に、そのディレクトリにサブディレクトリを作成し、サブディレクトリに登録するようにしているが、登録先ディレクトリと決定されたディレクトリに保存されたユーザのアクセス権を変更するようにして、添付ファイルを登録先ディレクトリに登録するようにしても構わない。
次に、図8を参照して、クライアント装置103のCPU201及び文書管理サーバ101のCPU201によって行われる文書管理サービスログイン処理の一例について説明する。
クライアント装置103を使用するユーザは、文書管理サーバ101で記憶管理されている文書ファイルの内容の閲覧、編集等を希望する場合には、クライアント装置103にインストールされているウェブブラウザアプリケーションを用いて、文書管理サーバ101への接続指示を、クライアント装置103のCPU201に対して入力する。
クライアント装置103のCPU201は、ユーザの操作指示に従って入力される、文書管理サーバ101への接続指示を受け付けると、文書管理サーバ101に対して、接続要求を送信する(ステップS801)。
文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置103から送信された接続要求を受信すると(ステップS811)、別途クライアント装置103から受信した、ユーザ認証に用いる認証情報(ユーザID、パスワード)を用いて、認証処理を行う(ステップS812)。この時、文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置103を操作しているユーザを、ユーザ情報管理テーブル1200に、クライアント装置101から受信した認証情報(ユーザID、パスワード)が登録されているレコードが示すユーザと特定することになる。そして、その後、認証処理に成功したか否かを判定する(ステップS813)。
ステップS813の判定処理で、ユーザ認証に失敗した、即ち、クライアント装置103を操作するユーザが特定できなかった(NO)と判定した場合には、処理をステップS814に進め、認証エラー通知を、接続要求を行ったクライアント装置103に対して送信する。
クライアント装置103のCPU201は、文書管理サーバ101から送信された認証エラー通知を受信すると(ステップS802)、その旨の警告通知を行い、クライアント装置103を使用するユーザから、リトライする/しないの操作指示の入力を受け付ける。そして、入力された操作指示に従って、リトライを行うか否かを判定する(ステップS803)。この判定処理でリトライする(YES)と判定した場合には、処理をステップS801に進め、それ以降の処理を再度実行する。一方、リトライしない(NO)と判定した場合には、本図に示す処理を終了する。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS813の判定処理で、ユーザ認証に成功した(YES)と判定した場合には、処理をステップS815に進め、図11に示す操作画面1100をクライアント装置103のディスプレイ装置210に表示させるための画面情報をクライアント装置103に送信する。
クライアント装置103のCPU201は、文書管理サーバ101から送信された操作画面の画面情報を受信すると(ステップS804)、受信した画面情報に従って、図11に示す操作画面1100をディスプレイ装置210に表示する(ステップS805)。その後、操作画面1100を介して入力される、ユーザからの各種の操作指示に従って、登録文書ファイル操作処理を行う(ステップS806)。この登録文書ファイル操作処理の詳細は、図9を参照して説明する。
以上が、文書管理サービスログイン処理の一例の説明である。
ここで、図11を参照して、図8のステップS805において、クライアント装置103のディスプレイ装置210に表示される操作画面1100の構成の一例について説明する。
図中、ディレクトリ選択受付部1101は、ディレクトリの階層構造を表示し、ディレクトリの選択を受け付けるための受付部である。尚、選択中のディレクトリ(1101−1)は、他のディレクトリと表示形態を変える等し、いずれのディレクトリが選択状態であるか、ユーザが認識できるような形での表示が行われる。
新規文書登録ボタン1102は、ディレクトリ指定部1101で選択されているディレクトリに新規に文書ファイルを登録する際に用いられるボタンである。このボタンに対する押下指示を受け付けると、クライアント装置103のCPU201は、不図示のファイル指定ダイアログを表示し、当該ディレクトリに新規に登録するファイルの指定を受け付ける。
登録文書ファイル一覧表示部1103は、ディレクトリ選択受付部1101で選択を受け付けたディレクトリに登録されている文書ファイルの一覧を表示する表示部である。尚、ディレクトリ選択受付部1101で選択を受け付けたディレクトリにログインユーザ(図8のステップS812の認証処理で特定されたユーザ)がアクセス権を有さない文書ファイルがある場合には、そのファイルを表示しないようにしても構わないし、表示色を変える(例えばグレー表示する)等し、ユーザに対して当該文書ファイルにはアクセス権が設定されていないことを認識可能にするようにしても構わない。
また、この登録文書ファイル一覧表示部1103に表示されている文書ファイルの選択を受け付け(選択状態の文書ファイルを1103−1に示す)、選択されたファイルに対して、参照、当該文書ファイルに対するアクセス履歴の閲覧、更新、削除等の指示を行うことが可能である。
参照ボタン1104は、登録文書ファイル一覧表示部1103で選択状態の文書ファイルの参照指示をクライアント装置103のCPU201に対して入力するためのボタンである。
アクセス履歴ボタン1105は、登録文書ファイル一覧表示部1103で選択状態の文書ファイルに対する各ユーザのアクセス履歴の閲覧指示を、クライアント装置103のCPU201に対して入力するためのボタンである。
更新ボタン1106は、登録文書ファイル一覧表示部1103で選択状態の文書ファイルに対する更新指示を、クライアント装置103のCPU201に対して入力するためのボタンである。
削除ボタン1107は、登録文書ファイル一覧表示部1103で選択状態の文書ファイルに対する削除指示を、クライアント装置103のCPU201に対して入力するためのボタンである。
終了ボタン1108は、操作画面1100を介した文書ファイル操作処理の終了指示をクライアント装置103のCPU201に対して入力するために用いられるボタンである。
以上が、操作画面1100の構成の一例の説明である。
次に、図9を参照して、図8のステップS806の登録文書ファイル操作処理の一例について説明する。
クライアント装置103のCPU201は、図8のステップS805でディスプレイ装置210に表示した操作画面1100を介して、各種の操作指示を受け付ける(ステップS901)。
そして、ステップS901で受け付けた操作指示が、ディレクトリの選択指示であると判定した場合には(ステップS902でYES)、クライアント装置103のCPU201は、処理をステップS903に進め、操作画面1100のディレクトリ選択受付部1101で新たに選択を受け付けたディレクトリの情報を取得する。そして、選択されたディレクトリに登録されている文書ファイルの一覧の取得要求を、文書管理サーバ101に対して送信する(ステップS904)。その後、ステップS904で行った要求に応じて文書管理サーバ101より送信される文書ファイルの一覧情報を取得して(ステップS905)、その一覧情報を、操作画面1100の登録文書ファイル一覧表示部1103に表示することで、操作画面1100の表示を更新する。(ステップS906)。その後、処理をステップS901に進める。尚、図9に示す登録文書ファイル操作処理において行われるクライアント装置103のCPU201からの各種要求に応じて文書管理サーバ101のCPU201によって行われる処理については、図10を参照して後述することにする。
また、ステップS901で受け付けた操作指示が、新規登録ボタン1102に対する押下指示であると判定した場合には(ステップS907でYES)、クライアント装置103のCPU201は、処理をステップS908に進め、操作画面1100のディレクトリ選択受付部1101で選択状態のディレクトリの情報を取得する。
その後、不図示のファイル指定ダイアログをディスプレイ装置210に表示し、選択されているディレクトリに新規登録するファイルの指定を受け付ける(ステップS909)。そして、文書管理サーバ101に対してファイルの新規登録要求を送信する(ステップS910)。この時、選択されているディレクトリのディレクトリIDと、当該ディレクトリに新規登録する文書ファイルを文書管理サーバ101に対して送信することになる。
そして、ステップS910での文書ファイルの新規登録要求に応じて行われた文書管理サーバ101による文書ファイルの新規登録処理の処理結果を取得すると(ステップS911)、その後、操作画面1100の表示を更新する(ステップS912)。例えば、文書管理サーバでのファイルの新規登録処理が成功した場合には、その処理結果として、新規登録した文書ファイルを含む、選択中のディレクトリに登録されている文書ファイルの一覧が文書管理サーバ101より送信されてくるので、その情報に従って登録文書ファイル一覧表示部1103の表示を更新する。ステップS912の処理が終了後、クライアント装置103のCPU201は、処理をステップS901に進める。
クライアント装置103のCPU201は、ステップS901で受け付けた操作指示が参照ボタン1104に対する押下指示であると判定した場合には(ステップS913でYES)、処理をステップS914に進め、登録文書ファイル表示部1103で選択状態の文書ファイルのファイルIDを取得する。
その後、クライアント装置103のCPU201は、文書ファイルの取得要求を文書管理サーバ101に対して送信する(ステップS915)。そして、この要求に応じて文書管理サーバ10から送信された文書ファイルを受信すると(ステップS916)、受信した文書ファイルの表示を行う(ステップS917)。この時、取得した文書ファイルの拡張子に対応付けられているアプリケーションプログラムの制御に従って、文書ファイルの表示処理が行われることになる。また、そのアプリケーションプログラムの機能により、取得した文書ファイルをクライアント装置103の外部メモリ211に記憶させることなども可能である。
クライアント装置103のCPU201は、ステップS917の処理終了後、処理をステップS901に移行する。
クライアント装置103のCPU201は、ステップS901で受け付けた操作指示がアクセス履歴ボタン1105に対する押下指示であると判定した場合には(ステップS918でYES)、処理をステップS919に進め、登録文書ファイル表示部1103で選択状態の文書ファイルのファイルIDを取得する。
その後、クライアント装置103のCPU201は、処理をステップS920に進め、文書ファイルに対するアクセス履歴情報の取得要求を、文書管理サーバ101に対して送信する。この時、ステップS919で取得したファイルIDを文書管理サーバ101に送信する。その後、このアクセス履歴情報の取得要求に応じて文書管理サーバ101より送信される文書ファイルのアクセス要求を受信すると(ステップS921)、不図示のアクセス履歴表示画面を表示する(ステップS922)。本発明では、このように構成することで、それぞれのユーザによるファイルへのアクセス状況を確認することが可能となっている。例えば、電子メールの添付ファイルであった登録文書ファイルへのアクセス履歴情報を電子メールの送信者が確認することで、自身が電子メールに添付して電子メールの受信者に送信した文書ファイルを、受信者がきちんと閲覧しているかを確認することが可能となる。
クライアント装置103のCPU201は、ステップS922の処理終了後、処理をステップS901に移行する。
クライアント装置103のCPU201は、ステップS901で受け付けた操作指示が更新ボタン1106に対する押下指示であると判定した場合には(ステップS923でYES)、処理をステップS924に進め、登録文書ファイル表示部1103で選択状態の文書ファイルのファイルIDを取得する。
その後、不図示のファイル選択ダイアログをディスプレイ装置210に表示し、ファイル選択ダイアログに対する操作指示により、更新登録を行う文書ファイルの指定を受け付ける(ステップS925)。そして、文書管理サーバ101に対して、文書ファイルの更新要求を送信する(ステップS926)。この時、ステップS924で取得したファイルIDと、ステップS925で取得した文書ファイルを、文書管理サーバ101に対して送信する。
そしてその後、文書ファイルの更新要求に応じて文書管理サーバ101のCPU201によって行われる文書ファイルの登録処理結果を、文書管理サーバ101より受信する(ステップS927)。そして、登録処理結果に応じて操作画面1100の表示を更新する(ステップS928)。例えば、文書管理サーバ101でのファイルの更新登録処理が成功した場合には、その処理結果として、更新登録した文書ファイルの情報を、選択中のディレクトリに登録されている文書ファイルの一覧が文書管理サーバ101より送信されてくるので、その情報に従って登録文書ファイル一覧表示部1103の表示を更新する等することになる。その後、クライアント装置103のCPU201は、処理をステップS901に移行する。
クライアント装置103のCPU201は、ステップS901で受け付けた操作指示が、削除ボタン1107に対する押下指示であると判定した場合には(ステップS929でYES)、処理をステップS930に進め、登録文書ファイル表示部1103で選択状態の文書ファイルのファイルIDを取得する。
その後、処理をステップS931に進め、文書管理サーバ101に対して文書ファイルの削除要求を送信する。この時、文書管理サーバ101に対してステップS930で取得した、削除対象とする文書ファイルのファイルIDを送信する。尚、この時、削除するバージョンを指定させるようにし、その情報を合わせて文書管理サーバ101に送信させることで、削除する文書ファイルのバージョンを指定可能にするように構成しても勿論構わない。
その後、ステップS931で文書管理サーバ101に対して送信した文書ファイルの削除要求に応じて文書管理サーバ101のCPU201により行われた文書ファイルの削除処理結果を受信する(ステップS932)。そして、その処理結果情報に従って、操作画面1100の表示を更新する(ステップS933)。その後、処理をステップS901に移行する。
また、クライアント装置103のCPU201は、ステップS901で受け付けた操作指示がキャンセルボタン1108に対する押下指示であると判定した場合には(ステップS934でYES)、文書管理サーバ101に対してログアウト要求を行い(ステップS936)、本図に示す処理を終了する。また、ステップS901で受け付けた操作指示が、上記のいずれでもないと判定した場合には(ステップS934でNO)、指示された操作指示に従った処理を実行し(ステップS935)、処理をステップS901に移行させる。
以上が、図8のステップS806の登録文書ファイル操作処理の詳細な説明である。
次に、図10を参照して、図9の登録文書ファイル操作処理において、クライアント装置103のCPU201によって行われる各種の要求に応じて、文書管理サーバ101のCPU201が行う要求応答処理について説明する。
まず、文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS1001において、クライアント装置103から送信された各種の要求を受信する。そしてその後、クライアント装置103から受け付けた要求がどのような要求であるかの判定を行う。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS1001でクライアント装置103から受け付けた要求が、図9のステップS904で送信された文書ファイルの一覧要求であると判定した場合には(ステップS1002でYES)、クライアント装置103から送信されたディレクトリIDを取得し(ステップS1003)、文書ファイル管理情報テーブル1400に登録されている文書ファイルのうち、ステップS1003で取得したディレクトリIDに紐づけられた文書ファイル、即ち登録先ディレクトリID1404にステップS1003で取得したディレクトリIDが登録されている文書ファイル(ディレクトリIDで特定されるディレクトリに登録されている文書ファイル)を取得する(ステップS1004)。この時、複数のバージョンが登録されている文書ファイルについては、最後に更新登録された最新バージョンの文書ファイルを取得することになる。
そして、ステップS1004で取得した文書ファイル情報を用いて、指定されたディレクトリに登録されている文書ファイルの一覧データを作成し(ステップS1005)、その文書ファイルの一覧データを、文書ファイルの一覧要求を行ったクライアント装置103に対して送信する(ステップS1006)。その後、処理をステップS1001に移行する。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS1001でクライアント装置103から受け付けた要求が、図9のステップS910で送信された、文書ファイルの新規登録要求であると判定した場合には(ステップS1007でYES)、処理をステップS1008に進め、クライアント装置103より取得した文書ファイルを、外部メモリ211上に記憶する(ステップS1008)。そして、文書ファイル情報管理テーブル1400に新たなレコードを登録し、そのレコードの各データ項目に情報を登録する(ステップS1009)。そして、図15に示すアクセス履歴情報管理テーブル1500に、文書ファイルに対するアクセス情報として、文書ファイルを登録したことを示す情報を追加する(ステップS1010)。
ここで、図15を参照して、文書管理サーバ101の外部メモリ211で記憶管理絵されているアクセス履歴情報管理テーブル1500のデータ構成の一例について説明する。図15に示すように、アクセス履歴情報管理テーブル1500は、ファイルID1501、アクセスユーザID1502、アクセス日時1503、操作種別1504等のデータ項目を備えて構成されている。
ファイルID1501は、いずれの文書ファイルに対するアクセスであるかを特定するための、文書ファイル管理情報で登録されている文書ファイルを一意に識別するファイルIDが登録されるデータ項目である。
アクセスユーザID1502は、文書ファイルに対する操作(登録、参照、削除等)を行った(即ち、文書ファイルにアクセスした)ユーザのユーザIDが登録されるデータ項目である。アクセス日時1503は、ユーザが文書ファイルに対してアクセスした時刻を示す日時情報が登録されるデータ項目である。
操作種別1504は、ユーザが文書ファイルに対して行った操作の種別(登録、参照、削除等)が登録されるデータ項目である。
以上が、アクセス履歴情報管理テーブル1500のデータ構成の一例の説明である。
図10の説明に戻る。ステップS1010でアクセス履歴情報管理テーブル1500にアクセス履歴を追加した後に、文書管理サーバ101のCPU201は処理をステップS1011に進め、文書ファイルの新規登録処理の結果をクライアント装置103に対して送信する。この時、文書ファイルの登録が正常に行われた場合には、当該文書ファイルが登録されたディレクトリに登録されている文書ファイルの一覧をクライアント装置103に送信する。そして、クライアント装置103のCPU201は、その情報をもとに、ディスプレイ装置210に表示されている操作画面1100中の表示を更新する。一方、文書ファイルの登録処理が正常に行われなかった場合には、文書管理サーバ101のCPU201は、登録処理に失敗した旨の通知をクライアント装置103に対して送信する。
ステップS1011の処理が終了後、文書管理サーア101のCPU201は、処理をステップS1001に移行する。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS1001でクライアント装置103から受け付けた要求が、図9のステップS915で送信された、文書ファイルの取得要求であると判定した場合には(ステップS1012でYES)、処理をステップS1013に進め、クライアント装置103から送信された、取得要求を受け付けた文書ファイルのファイルIDを取得する。
そして、そのファイルIDで特定される文書ファイル情報を文書ファイル管理情報データテーブル1400から取得し、取得したファイルパスが示す文書ファイルを外部メモリ211から取得する(ステップS1014)。
その後、アクセス履歴情報管理テーブル1500にレコードを追加して、クライアント装置103を使用しているユーザから、ファイルIDで特定される文書ファイルに対する参照要求があった情報を登録する(ステップS1015)。その後、ステップS1014で取得した文書ファイルを、文書ファイルの取得要求を行ったクライアント装置103に対して送信する(ステップS1016)。ステップS1016の処理終了後、文書管理サーバ101のCPU201は、処理をステップS1001に移行する。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS1001でクライアント装置103から受け付けた要求が、図9のステップS920で送信された、文書ファイルに対するアクセス履歴の取得要求であると判定した場合には(ステップS1017でYES)、処理をステップS1018に進め、クライアント装置103から送信されたファイルIDを取得する。
そして、ステップS1018で取得したファイルIDで特定されるファイルに対するアクセス履歴を、アクセス履歴情報管理テーブル1500より取得する(ステップS1019)。そして、取得したアクセス履歴の一覧を、クライアント装置103に対して送信する(ステップS1020)。文書管理サーバ101のCPU201は、アクセス履歴の一覧に、文書ファイルに対してアクセスをしたユーザのユーザIDだけではなく、ユーザIDで特定されるユーザの氏名が含めるようにアクセス履歴情報を加工した後に、クライアント装置103に対して送信する。尚、ユーザIDは含めないようにしても構わない。ステップS1020の処理終了後、文書管理サーバ101のCPU201は、処理をステップS1001に移行する。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS1001でクライアント装置103から受け付けた要求が、図9のステップS926で送信された、文書ファイルの更新要求であると判定した場合には(ステップS1021でYES)、処理をステップS1022に進め、クライアント装置103から送信された更新用の文書ファイルを取得し、外部メモリ211に記憶する。
その後、文書管理サーバ101のCPU201は、文書ファイル情報管理テーブル1400にレコードを追加登録し、そのレコードに各種の情報を登録する(ステップS1023)。この時、ファイル名1402には、更新指示をされた文書ファイル名と同じファイル名を登録する。また、バージョン1403には、更新指示をされた文書ファイルのバージョン1403に登録されている数値に1足した数値を登録する。
ステップS1023の処理終了後、文書管理サーバ101のCPU201は、処理をステップS1024に進め、アクセス履歴情報管理テーブル1500に、文書ファイルを新たに登録した旨のアクセス履歴情報を追加し、処理結果を要求を行ったクライアント装置103に対して送信する(ステップS1025)。そしてその後、処理をステップS1001に移行する。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS1001でクライアント装置103から受け付けた要求が、図9のステップS931で送信された、文書ファイルの削除要求であると判定した場合には(ステップS1026でYES)、処理をステップS1027に進め、削除指示を受け付けた文書ファイルのファイルIDを取得する。そして、そのファイルIDで特定される文書ファイル情報管理テーブル1400中のレコードの削除フラグ1408に、TRUEを設定する(ステップS1028)。
尚、文書管理サーバ101のCPU201は、削除フラグにTRUEが設定されたレコードで管理される文書ファイルを、所定のタイミングで外部メモリ211から削除する。その後、当該文書ファイルの情報を管理している文書ファイル情報管理テーブル1400中のレコードを削除する。
ステップS1028の処理終了後、アクセス履歴情報管理テーブル1500に新規レコードに追加して、文書ファイルに対する削除が行われたことを示す履歴情報を登録する(ステップS1029)。その後、処理結果をクライアント装置103に送信し(ステップS1030)、処理をステップS1001に移行する。
文書管理サーバ101のCPU201は、ステップS1001でクライアント装置103から受け付けた要求が、図9のステップS936で送信された、ログアウト要求であると判定した場合には(ステップS1031でYES)、処理をステップS1033に進め、ログアウト処理を行って本図に示す処理を終了する。また、上記した要求ではない他の要求を受け付けたと判定した場合には、処理をステップS1032に進め、受け付けた要求に応じた処理を実行し、その処理結果をクライアント装置103に送信した後に、処理をステップS1001に移行する。
以上が、文書管理サーバ101のCPU201によって行われる要求応答処理の説明である。
以上説明したように、本発明によれば、電子メールに添付されたファイルを文書管理サービスに登録する際に、その電子メールに関連する他の電子メールに添付されたファイルが登録されているディレクトリと同一のディレクトリや、そのサブディレクトリに関連付けた形で登録することが可能となる。
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 文書管理サーバ
102 電子メールサーバ
103 クライアント装置
104 ネットワーク
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/F(インタフェース)コントローラ
209 入力装置
210 ディスプレイ装置
211 外部メモリ

Claims (7)

  1. ファイルをディレクトリに記憶管理する情報処理装置であって、
    電子メールに添付されたファイルの登録要求を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で登録指示を受け付けた前記ファイルを登録するディレクトリを決定する決定手段と、
    前記決定手段で前記ファイルを登録するディレクトリと決定されたディレクトリ内に、前記ファイルを登録する登録手段と、
    前記登録手段でファイルを登録したディレクトリと、当該ファイルが添付された電子メールの識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記電子メールに関連する他の電子メールがあるかを判定する第1の判定手段と、
    を備え、
    前記第1の判定手段により前記電子メールに関連する他の電子メールがあると判定される場合に、前記決定手段は、前記他の電子メールに関連付けられたディレクトリを、前記電子メールに添付されたファイルを登録するディレクトリとして決定すること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 前記電子メールに、添付されたファイルの登録先ディレクトリの指定がされているかを判定する第2の判定手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記2の判定手段で登録先ディレクトリの指定がされていると判定した場合に、前記決定手段は、前記指定されたディレクトリを、前記登録手段で登録指示をされたファイルを登録するディレクトリを決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記添付されたファイルの登録先のディレクトリは、前記電子メールの件名、または本文に指定されていること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記決定手段で決定されたディレクトリに保存されるファイルに対して、前記電子メールの送信者及び受信者に必要なアクセス権が設定されているかを判定する第3の判定手段と、
    前記第3の判定手段で必要なアクセス権が設定されていないと判定した場合に、前記決定手段で決定したディレクトリにサブディレクトリを作成する作成手段と
    を更に備え、
    前記登録手段は、前記作成手段で作成されたサブディレクトリに前記電子メールに添付されたファイルを登録すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記登録手段により登録されたファイルに対するアクセス履歴情報を管理する管理手段と、
    前記管理手段で管理されているアクセス履歴情報の要求を受け付けた場合に、アクセス履歴を要求した端末に対して、アクセス履歴情報を送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. ファイルをディレクトリに記憶管理する情報処理装置によって行われる情報処理方法であって、
    電子メールに添付されたファイルの登録要求を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程で登録指示を受け付けた前記ファイルを登録するディレクトリを決定する決定工程と、
    前記決定工程で前記ファイルを登録するディレクトリと決定されたディレクトリ内に、前記ファイルを登録する登録工程と、
    前記登録工程でファイルを登録したディレクトリと、当該ファイルが添付された電子メールの識別情報とを関連付けて記憶装置に記憶する記憶工程と、
    前記電子メールに関連する他の電子メールがあるかを判定する第1の判定工程と、
    を備え、
    前記第1の判定工程で前記電子メールに関連する他の電子メールがあると判定される場合に、前記決定工程は、前記他の電子メールに関連付けられたディレクトリを、前記電子メールに添付されたファイルを登録するディレクトリとして決定すること
    を特徴とする情報処理方法。
  7. ファイルをディレクトリに記憶管理する情報処理装置を、
    電子メールに添付されたファイルの登録要求を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で登録指示を受け付けた前記ファイルを登録するディレクトリを決定する決定手段と、
    前記決定手段で前記ファイルを登録するディレクトリと決定されたディレクトリ内に、前記ファイルを登録する登録手段と、
    前記登録手段でファイルを登録したディレクトリと、当該ファイルが添付された電子メールの識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記電子メールに関連する他の電子メールがあるかを判定する第1の判定手段
    として機能させ、
    前記第1の判定手段により前記電子メールに関連する他の電子メールがあると判定される場合に、前記決定手段は、前記他の電子メールに関連付けられたディレクトリを、前記電子メールに添付されたファイルを登録するディレクトリとして決定すること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111656328A (zh) * 2018-04-02 2020-09-11 索尼公司 信息处理装置、信息处理方法以及程序

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