JP2014049753A - コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部電極間の水平距離、内部電極と外部電極端子との間の垂直距離、また内部電極間の垂直距離が調整されたコイル部品を提供する。
【解決手段】所定以上のインピーダンス容量を確保すると共にカットオフ周波数を高めるために、絶縁物質からなり、内部に少なくとも二つ以上のコイル状の内部電極111が高さ方向に垂直に配置された電極構造体110と、電極構造体110の上面に備えられた外部電極端子120と、を含み、内部電極111間の水平距離d1より内部電極111間の垂直距離d3が大きい、コイル部品100を提示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コイル部品に関し、より詳細には、電極間の水平距離が調整されたコイル部品に関する。
技術の発達に伴い、携帯電話、家電製品、PC、PDA、LCDなどの電子機器がアナログ方式からデジタル方式に変化し、処理するデータ量の増加により高速化されつつある。
しかし、デジタル化及び高速化される電子機器は外部からの刺激に敏感である。即ち、外部からの小さい異常電圧と高周波ノイズが電子機器の内部回路に流入される場合、回路が破損したり、信号が歪む場合が生じる。この際、電子機器の回路破損、信号の歪みを発生させる異常電圧とノイズの原因としては落雷、人体に帯電した静電気の放電、回路内で発生するスイチング電圧、電源電圧に含まれた電源ノイズ、不要な電磁気信号または電磁気雑音などが挙げられる。
このような電子機器の回路破損や信号の歪みの発生を防止するためにはフィルタを設け、異常電圧と高周波ノイズが回路に流入されることを防止する。通常、高速差動信号ラインなどにはコモンモードノイズを除去するためにコモンモードフィルタを用いる。
コモンモードノイズは差動信号ラインで発生するノイズであり、コモンモードフィルタは従来のEMIフィルタで除去することができないノイズを除去する。コモンモードフィルタは家電器機などのEMC特性または携帯電話などのアンテナ特性を向上させる。
コモンモードフィルタに対する要求事項は大きく三種類程度がある。第一の要求事項は小型化及びスリム化であり、例えば、0.8mm×0.6mm×0.4mm(0806規格)、0.6mm×0.5mm×0.3mm(0605規格)程度のサイズを要求する。第二の要求事項は100MHz程度の低周波帯域でのコモンモードインピーダンスが略30〜100Ω程度を維持し、差動モードインピーダンスが最大15Ω程度を維持することを要求する。第三の要求事項はIR特性が10Ω以上を維持し、カットオフ周波数(Cut−off Frequency)の帯域が2GHz以上を維持することを要求する。近年コモンモードフィルタはモバイル機器に用いられることでサイズの面において小型化、薄型化されており、USB3.0の信号ライン対応のためにカットオフ周波数(Cut−off Frequency)が7GHz以上を要求している。
特に、カットオフ周波数(Cut−off Frequency;fc)を高めるために、日本公開特許公報第2008-252121号(以下、先行技術文献)では、第1及び第2のコイル導体を有するコモンモードフィルタにおいて、第1及び第2のコイル導体のうち少なくとも一つのコイル導体の幅(W)と長さ(L)が√(L/W)<(7.6651-fc)/0.1385関係を満たすようにしている。
一方、コモンモードフィルタにおいて任意のインピーダンス容量を確保するためには、コイルのターン数を増加させて任意の長さ以上のコイルを必要とするが、カットオフ周波数を高めるために先行技術文献から導き出された実験式によってコイル導体の幅(W)を増加させるとチップ面積が広くなり、コモンモードフィルタの小型化が困難になる。従って、コモンモードフィルタの小型化が可能であると共に、所定以上のインピーダンス容量を確保し、カットオフ周波数を高めることができるコイル部品の開発が至急に要求されている。
特開2008−252121号公報 特開2008−227044号公報 特開2007−059539号公報
本発明は、前記のような問題を解決するためのものであって、内部電極間の水平距離、内部電極と外部電極端子との間の垂直距離、また内部電極間の垂直距離が調整されたコイル部品を提供することを目的とする。
前記のような目的を果たすために導き出された本発明は、絶縁物質からなり、内部に少なくとも二つ以上のコイル状の内部電極が高さ方向に垂直に配置された電極構造体と、前記電極構造体の上面に備えられる外部電極端子と、を含み、前記内部電極間の水平距離d1より前記内部電極間の垂直距離d3が大きい、コイル部品を提供する。
また、前記内部電極間の垂直距離d3が内部電極間の水平距離d1の1〜3.5倍未満である、コイル部品を提供する。
また、前記コイル部品は、磁性体基板の上部に薄膜工程により前記電極構造体が形成される薄膜型のコイル部品である、コイル部品を提供する。
また、磁性粉末と高分子重合体(polymer)からなり、前記電極構造体の上面に備えられる磁性複合体をさらに含む、コイル部品を提供する。
前記のような目的を果たすために導き出された本発明は、絶縁物質からなり、内部にコイル状の内部電極が配置された電極構造体と、前記電極構造体の上面に備えられる外部電極端子と、を含み、前記内部電極間の水平距離d1より前記内部電極と外部電極端子との間の垂直距離d2が大きい、コイル部品を提供する。
また、前記内部電極と外部電極端子との間の垂直距離d2が内部電極間の水平距離d1の1〜3倍未満である、コイル部品を提供する。
また、少なくとも二つ以上の前記内部電極が高さ方向に垂直に配置される、コイル部品を提供する。
また、前記内部電極間の垂直距離d3より前記内部電極間の水平距離d1が大きい、コイル部品を提供する。
また、前記内部電極間の垂直距離d3が内部電極間の水平距離d1の1〜3.5倍未満である、コイル部品を提供する。
本発明によるコイル部品によると、内部電極間の水平距離、内部電極と外部電極端子との間の垂直距離、また内部電極間の垂直距離を調整することにより、小型化及びスリム化したコイル部品で所定以上のインピーダンス容量を確保すると共に寄生キャパシタンスを除去してカットオフ周波数を高めることができる効果を提供する。
本発明によるコイル部品の外側斜視図である。 図1のI‐I´線の断面図である。 本発明の他の実施例によるコイル部品の断面図である。 本発明のまた他の実施例によるコイル部品の断面図である。
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを果たす方法は、添付図面とともに詳細に後述される実施例を参照すると明確になるであろう。しかし、本発明は以下で開示される実施例に限定されず、相違する多様な形態で具現されることができる。本実施例は、本発明の開示が完全になるようにするとともに、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に伝達するために提供されることができる。明細書全体において、同一参照符号は同一構成要素を示す。
本明細書で用いられる用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を限定しようとするものではない。本明細書で、単数型は特別に言及しない限り複数型も含む。明細書で用いられる「含む(comprise)」及び/または「含んでいる(comprising)」は言及された構成要素、段階、動作及び/または素子は一つ以上の他の構成要素、段階、動作及び/または素子の存在または追加を排除しない。
以下、添付の図面を参照して本発明の構成及び作用効果についてより詳細に説明する。
図1は本発明によるコイル部品の外側斜視図であり、図2は図1のI-I´線の断面図である。なお、図面の構成要素は必ず縮尺によって図示されたものではなく、例えば、本発明を容易に理解するために図面の一部の構成要素の大きさは他の構成要素より誇張され得る。
図1及び度2を参照すると、本発明によるコイル部品100は、非磁性の絶縁物質からなり、内部に内部電極111が配置された電極構造体110と、前記電極構造体110の上面に備えられた外部電極端子120と、を含むことができる。
ここで、前記電極構造体110は、磁性体基板130の上部に薄膜工程により形成されることができる。これにより、本発明によるコイル部品100は、前記磁性体基板130の一面に電極構造体110が形成された薄膜型のコイル部品になることができる。
また、前記電極構造体110の上部に磁性複合体140が備えられることができる。前記磁性複合体140は、磁性粉末と、ポリイミド(polyimide)、エポキシ樹脂(epoxy resin)、ベンゾシクロブテン(benzocyclobutene;BCB)、またはその他の高分子重合体(polymer)のうち一つが配合して形成され、ここで磁性粉末としてはフェライト、またはNi系、Ni-Zn系、Ni-Zn-Cu系などの磁性物質が用いられることができる。
前記電極構造体110はポリイミド(polyimide)、エポキシ樹脂(epoxy resin)、ベンゾシクロブテン(benzo cyclobutene;BCB)、またはその他の高分子ポリマーのうち一つ以上を含む非磁性の絶縁物質からなる。これにより、図1に図示されたように、透磁率が低い電極構造体110が相対的に透磁率が高い磁性体基板130と磁性複合体140との間に備えられる構造を有し、前記内部電極111によるメイン磁束ループの形成を妨害せず高いコモンモードインピーダンスが具現される。
前記外部電極端子120はランドグリッドアレイ(Land Grid Array;LGA)型で前記電極構造体110の上面に接合するか、または、L型で前記電極構造体110の側面と側面につながる上面端部に接合することができる。図1及び図2では、L型の外部電極端子120を図示している。
前記外部電極端子120と内部電極111との間には電気絶縁のために絶縁物質が充填されるが、これにより、前記電極構造体110の上面に位置する外部電極端子120と内部電極111は絶縁物質を挟んで所定の垂直距離d2で離隔されている。
前記内部電極111はコイルパターン状を有し、これにより、前記内部電極111間は所定の水平距離d1をおいてパターニングされる。このような前記内部電極111は図2に図示されたように、複数個で構成され、高さ方向に垂直に配置されることができる。
前記内部電極111は薄膜金属堆積蒸着(thin film metal deposition)、リソグラフィ及び電気めっきなどの薄膜工程によってパターニングされることができ、伝導性に優れた銀(Ag)、パラジウム(Pd)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、金(Au)、銅(Cu)または白金(Pt)のうち何れか一つ以上を含むことができる。
また、発明の要旨を明確にするために、図面に図示してはいないあが、一つのコイル状を成す前記内部電極111の一端は前記電極構造体110の側部に露出して形成された引出電極(不図示)に直接連結され、他端はビア(不図示)を介して他の引出電極に連結され、不図示の引出電極により前記外部電極端子120と電気的に接続される。
一方、所定以上のインピーダンス容量を得るためには、前記内部電極111のコイルのターン数を増加させなければならないが、空間上の制約により前記内部電極111のコイルのターン数が増加すると電極間の水平距離d1は小さくなる。この場合、内部電極間に生じる寄生キャパシタンス(C1)が増加し、コイルの挿入損失特性が低下する恐れがある。
従って、本発明によるコイル部品100はこれを補償するために、内部電極間の水平距離d1より前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2が大きいことを特徴とする。
具体的に、前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2が内部電極間の水平距離d1の1〜3倍未満になるように前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2を調節して形成する。前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2が増加し過ぎる場合、コイルのインピーダンス容量が低下する恐れがあるため、前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2はこれを考慮して前記範囲内で適して値を有することが好ましい。
以下の表1は前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2によるカットオフ周波数(fc)に対するシミュレーション結果値である。ここで、内部電極間の水平距離d1は5μmに固定し、コイル部品のインピーダンスは90Ω規格である。
Figure 2014049753
表1を参照すると、内部電極間の水平距離d1と前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2が同一である場合、カットオフ周波数(fc)は2.61GHzになり、通常要求される2GHz以上になるが、前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2を電極間の水平距離d1の2倍になるように構成する場合、カットオフ周波数(fc)は3.12GHzになり、前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2を内部電極間の水平距離d1の3倍になるように構成する場合、カットオフ周波数(fc)は3.46GHzになることを確認することができる。一方、この際、コイルのインピーダンスは急激に低下した。
このように、前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2が内部電極間の水平距離d1より大きい状態で前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2を増加させる場合、前記内部電極111と外部電極端子120との間で発生する寄生キャパシタンス(C2)は低下し、これにより、コイルの挿入損失特性が向上し、カットオフ周波数(fc)が高くなる。
図3は本発明の他の実施例によるコイル部品の断面図である。図3と図1、図2の同一の参照符号は同一の構成要素を示すことを予め説明しておく。
図3を参照すると、本発明の他の実施例によるコイル部品は、図2と同様に、磁性体基板130の一面に薄膜工程によって形成された電極構造体110と、前記電極構造体110の側面及び上面の一部と接合するL型の外部電極端子120を含むことができる。また、前記電極構造体110の上部に磁性複合体140が備えられることができる。
前記電極構造体110は非磁性の絶縁物質からなり、内部に少なくとも二つ以上の内部電極111が高さ方向に垂直に配置されている。図3では二つの内部電極111が配置されたことを例示している。従って、以下では前記内部電極111が二つであると仮定して発明の効果について説明するが、前記内部電極111が三つ以上である場合、二つである場合に比べてその効果が現われることは自明である。
前記内部電極111はコイルパターン状を有し、これにより、前記内部電極111間は所定の水平距離d1をおいてパターニングされる。また、図2と同様に、それぞれ一つのコイルを成す前記内部電極111はビア(不図示)及び引出電極(不図示)を介して前記外部電極端子120と電気的に接続する。
電気絶縁のために前記二つの内部電極111の間には絶縁物質で満たされており、これにより、前記二つの内部電極111は絶縁物質を挟んで所定の垂直距離(d3)で離隔して対向配置する。このように対向配置される前記二つの内部電極111は電磁気的に結合され、前記内部電極111を流れる電流(信号)のコモンモード成分に対して大きいインピーダンスを有し、コモンモード成分のノイズを除去するコモンモードフィルタで動作する。
但し、図2と同様に、所定以上のインピーダンス容量を得るためには前記内部電極111のコイルのターン数を増加させなければならないが、空間上の制約により前記内部電極111のコイルのターン数が増加すると内部電極間の水平距離d1は小さくなる。この場合、内部電極間に生じる寄生キャパシタンス(C1)は増加し、コイルの挿入損失特性が低下する恐れがある。
従って、本発明の他の実施例によるコイル部品はこれを補償するために、内部電極間の水平距離d1より前記内部電極111間の垂直距離d3が大きいことを特徴とする。
具体的に、前記内部電極111間の垂直距離d3が内部電極間の水平距離d1の1〜3.5倍未満になるように前記内部電極111間の垂直距離d3を調節して形成する。前記内部電極111間の垂直距離d3が増加し過ぎると、コイルのインピーダンス容量が低下する恐れがあるため、前記内部電極111間の垂直距離d3はこれを考慮して前記範囲内で適した値を有することが好ましい。
以下の表2は前記内部電極111間の垂直距離d3によるカットオフ周波数(fc)に対するシミュレーション結果値である。ここで、内部電極間の水平距離d1と前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2はそれぞれは5μmに固定し、コイル部品のインピーダンスは90Ω規格である。
Figure 2014049753
表2を参照すると、内部電極間の水平距離d1と前記内部電極111との間の垂直距離d3が同一である場合、カットオフ周波数(fc)は2.61GHzになり、通常要求される2GHz以上になるが、前記内部電極111間の垂直距離d3を10μmにして内部電極間の水平距離d1の2倍になるように構成する場合、カットオフ周波数(fc)は3.66GHzになり、前記内部電極111間の垂直距離d3を内部電極間の水平距離d1の3倍になるように構成する場合、カットオフ周波数(fc)は4.39GHzになることを確認することができる。
一方、前記内部電極111間の垂直距離d3を内部電極間の水平距離d1の3.5倍にした場合、カットオフ周波数は増加するが、コイルのインピーダンスは急激に低下した。
このように、前記内部電極111間の垂直距離d3が内部電極間の水平距離d1より大きい状態で前記内部電極111間の垂直距離d3を増加させる場合、前記二つの内部電極111間で発生する寄生キャパシタンス(C3)は低くなり、これにより、コイルの挿入損失特性が向上し、カットオフ周波数(fc)が高くなる。
図4は本発明のまた他の実施例によるコイル部品の断面図である。
図4を参照すると、本発明のまた他の実施例によるコイル部品は、内部電極間の水平距離d1より前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2と、前記内部電極111間の垂直距離d3が大きいことを特徴とする。
具体的に、前記内部電極111と外部電極端子120との間の垂直距離d2は内部電極間の水平距離d1の1〜3倍未満になるように構成し、また、前記内部電極111間の垂直距離d3は内部電極間の水平距離d1の1〜3.5倍未満になるように構成する。
コイル部品で所定の間隔をおいて互いに離隔される複数個の内部電極111と外部電極端子120によって発生する全体の寄生キャパシタンス(Ct)は、内部電極間に生じる寄生キャパシタンス(C1)、内部電極111と外部電極端子120との間に生じる寄生キャパシタンス(C2)、また複数個の内部電極111間に生じる寄生キャパシタンス(C3)の並列構造によってC1+C2+C3になる。
従って、図4と共に前記コイル部品を構成する場合、上述した図2及び図3のコイル部品それぞれに現われるカットオフ周波数(fc)向上の効果が重複して現われるため、本発明の他の実施例によるコイル部品ではより高いカットオフ周波数(fc)を具現することができる。
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また、上述の内容は本発明の好ましい実施形態を示して説明するものに過ぎず、本発明は多様な他の組合、変更及び環境で用いることができる。即ち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、述べた開示内容と均等な範囲及び/または当業界の技術または知識の範囲内で変更または修正が可能である。上述の実施例は本発明を実施するにおいて最善の状態を説明するためのものであり、本発明のような他の発明を用いるにおいて当業界に公知された他の状態での実施、そして発明の具体的な適用分野及び用途で要求される多様な変更も可能である。従って、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態に本発明を制限しようとする意図ではない。また、添付された請求範囲は他の実施状態も含むと解釈されるべきであろう。
100 コイル部品
110 電極構造体
111 内部電極
120 外部電極端子
130 磁性体基板
140 磁性複合体

Claims (9)

  1. 絶縁物質からなり、内部に少なくとも二つ以上のコイル状の内部電極が高さ方向に垂直に配置された電極構造体と、
    前記電極構造体の上面に備えられる外部電極端子と、を含み、
    前記内部電極間の水平距離d1より前記内部電極間の垂直距離d3が大きい、コイル部品。
  2. 前記内部電極間の垂直距離d3が内部電極間の水平距離d1の1〜3.5倍未満である、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記コイル部品は、
    磁性体基板の上部に薄膜工程により前記電極構造体が形成される薄膜型のコイル部品である、請求項1に記載のコイル部品。
  4. 磁性粉末と高分子重合体(polymer)からなり、前記電極構造体の上面に備えられる磁性複合体をさらに含む、請求項1に記載のコイル部品。
  5. 絶縁物質からなり、内部にコイル状の内部電極が配置された電極構造体と、
    前記電極構造体の上面に備えられる外部電極端子と、を含み、
    前記内部電極間の水平距離d1より前記内部電極と外部電極端子との間の垂直距離d2が大きい、コイル部品。
  6. 前記内部電極と外部電極端子との間の垂直距離d2が内部電極間の水平距離d1の1〜3倍未満である、請求項5に記載のコイル部品。
  7. 少なくとも二つ以上の前記内部電極が高さ方向に垂直に配置される、請求項5に記載のコイル部品。
  8. 前記内部電極間の垂直距離d3より前記内部電極間の水平距離d1が大きい、請求項7に記載のコイル部品。
  9. 前記内部電極間の垂直距離d3が内部電極間の水平距離d1の1〜3.5倍未満である、請求項8に記載のコイル部品。
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