JP2014049101A - 電子装置、電子装置の電力供給状態表示方法、及びプログラム - Google Patents

電子装置、電子装置の電力供給状態表示方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置が無停電電源装置の貯蔵電力で動作しているとき、所定の機能を実施した場合の無停電電源装置の貯蔵電力量を使用者に提示できるようにする。
【解決手段】画像形成装置は、停電が発生し、無停電電源装置から供給される電力により動作しているとき、無停電電源装置から貯蔵電力量情報を取得する。そして、予め内部のROMに記憶しておいた各動作(立上げ、印刷、スキャンなど)に要する電力量情報と、無停電電源装置から取得した貯蔵電力量情報とを用いて、各動作を実行した後の無停電電源装置の貯蔵電力量(残電力量)を算出(予測)し、表示する。無停電電源装置はフル充電時に30000Wmの貯蔵電力量を有し、画像形成装置が立上げ及び印刷を実施すると、貯蔵電力量は23500Wmとなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子装置、電子装置の電力供給状態表示方法、及びプログラムに関する。
近年のコンピュータシステムは、ダウンサイジングによる機能分散化が進み、従来メインフレームで行っていた処理を複数のワークステーションに置き換えたり、分散ネットワーク構成で使用したりするケースも増えてきた。例えばUNIX(登録商標)マシンは電源トラブルに対して非常にデリケートであり、停電等の電源異常の際にデータを壊してしまうこともある。電源トラブルを回避し、データ破損を防止するため、無停電電源装置に接続するマシンが増加している。
また、プリンタやコピー機等の画像形成装置においても、商用電源等のからの電力供給が停止した場合にも、画像形成装置における設定状態や受信した画像信号の内容を維持するために、無停電電源装置を接続することが行われている。
しかし、無停電電源装置の貯蔵電力量には限りがあるため、印刷動作(例:プリント、コピー、FAX受信)をすれば急激に、待機状態(例:スタンバイ状態、スリープ状態、プラグイン状態)のまま放置し続ければ少しずつ、無停電電源装置の貯蔵電力量(=供給可能な電力量)が減っていくという問題がある。
この問題に対処した装置として、特許文献1に記載された画像形成装置がある。この画像形成装置は、停電が発生して商用電源からの電力供給が停止し、無停電電源装置から電力が供給された場合には、印刷を実行させなかったり、データをメモリ内に保持して停電から復帰した後に印刷を実行させたりする。
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置では、無停電電源装置から電力が供給された場合には、印刷を実行させないか、又は強制的に印刷を実行するかの選択肢しか無く、強制的に印刷を実行した場合に無停電電源装置の貯蔵電力がどのように変動するかを使用者に対して示せないため、無停電電源装置の使用時間を延ばすために印刷しないか、使用時間が多少短くなっても印刷するかを使用者が判断した上で選択できないという問題がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、画像形成装置などの電子装置において、無停電電源装置の貯蔵電力が供給されているときに所定の機能を実施した場合の無停電電源装置の貯蔵電力量を使用者に提示できるようにすることである。
本発明に係る電子装置は、所定の機能の実施に必要な電力量情報を記憶する機能実施電力量情報記憶手段と、無停電電源装置の貯蔵電力が供給されているとき、前記無停電電源装置の貯蔵電力量情報を取得する貯蔵電力量情報取得手段と、前記機能実施電力量情報記憶手段に記憶されている電力量情報及び前記貯蔵電力量情報取得手段により取得された貯蔵電力量情報に基づいて、前記機能を実施した後の前記無停電電源装置の貯蔵電力量を予測する残電力量予測手段と、前記残電力量予測手段により予測された貯蔵電力量を表示する残電力量表示手段と、を備える電子装置である。
本発明によれば、画像形成装置などの電子装置において、無停電電源装置の貯蔵電力が供給されているときに所定の機能を実施した場合の無停電電源装置の貯蔵電力量を使用者に提示することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置と無停電電源装置などとの接続関係の一例を示す図である。 画像形成装置が印刷を行った場合の無停電電源装置の貯蔵電力量の変化の一例を示す図である。 画像形成装置がスキャンを行った場合の無停電電源装置の貯蔵電力量の変化の一例を示す図である。 スタンバイ状態の画像形成装置に電力供給を続けた場合に無停電電源装置の貯蔵電力が尽きる時間の一例を示す図である。 スリープ状態の画像形成装置に電力供給を続けた場合に無停電電源装置の貯蔵電力が尽きる時間の一例を示す図である。 図1において、停電が発生したときの画像形成装置の第1の動作を示すフローチャートである。 図1において、停電が発生したときの画像形成装置の第2の動作を示すフローチャートである。 図1において、停電が発生したときの画像形成装置の第3の動作を示すフローチャートである。 図1において、停電が発生したときの画像形成装置の第4の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〈画像形成装置の構成〉
図1は本発明の実施形態に係る電子装置としての画像形成装置と無停電電源装置などとの接続関係の一例を示す図である。
図示のように、画像形成装置1は無停電電源装置2に接続されている。無停電電源装置2は、商用AC電源5が無停電電源装置2に電力を供給しているときは、商用AC電源5から供給される電力を画像形成装置1に供給し、停電の発生などにより商用AC電源5から無停電電源装置2に対する電力供給が停止したときは、内部の蓄電池など(図示せず)に蓄積(貯蔵)されている貯蔵電力を画像形成装置1に供給する。
画像形成装置1は、スキャナ機能、プリンタ機能、及びコピー機能を備えた複合機などであり、PSU(Power Supply Unit:電源供給ユニット)10、コントローラボード20、及びエンジンボード30を備えている。PSU10には無停電電源装置2から電力が供給される。
エンジンボード30はCPU31を備えており、CPU31に接続されたバス40には、インタフェース41、給紙ユニット42、排紙ユニット43、搬送部44、画像形成部45、画像読取部46、画像処理部47、操作部48、及びメモリ部49が接続されている。CPU31はバス40に接続されている各部を制御する。
インタフェース41は、LANなどのネットワーク3を介して、無停電電源装置2、パーソナルコンピュータなどの外部機器4から情報を取り込んだり、情報を与えたりする。無停電電源装置2から取り込む情報としては、その貯蔵電力量情報(詳細については後述)が挙げられる。
給紙ユニット42には用紙などの提示媒体がセットされる。排紙ユニット43には画像形成済みの用紙がストックされる。搬送部44は、給紙ユニット42にセットされている提示媒体を画像形成部45経由で排紙ユニット43へ搬送する。画像形成部45は、搬送部44により搬送される提示媒体上に画像データに基づく画像を形成する。
画像読取部46は原稿などの画像を読み取り、画像データを生成する。画像処理部47は、画像読取部46で生成された画像データや、インタフェース41が外部機器4から取り込んだ画像データに対し、画像処理を施す。
操作部48は、ユーザが画像形成装置1に各種情報を入力するときに使用する各種キー(図示せず)、及びユーザが入力した情報や画像形成装置1の動作状態などを表示する表示部48aを備えている。
メモリ部49は、CPU31のワークエリアとして使用されるRAM49a、及びCPU31が使用する各種プログラムや固定データを恒久的に格納するROM49bを備えている。
本実施形態では、ROM49bには、画像形成装置1の各動作モード(立上げ、印刷、スキャン)の平均消費電力情報と動作時間情報、及び各待機状態(スタンバイ、スリープ、プラグイン)の平均消費電力情報が格納されており、例えば、「立上げ:1500W,1分」、「印刷(1枚):1000W,1分」、「スキャン(1枚):200W,1分」、「スタンバイ:50W」、「スリープ:2W」、「プラグイン:0.1W」である。なお、これらの情報を記憶する手段はメモリ部49におけるROM49b以外の不揮発性記憶手段(例:ハードディスク、着脱自在なフラッシュメモリ)でもよい。
PSU10は、電源スイッチ11、電源スイッチ11の入力側に接続されたフィルタ12、電源スイッチ11の出力側に接続された24V生成部13及び5VE生成部14、並びに24V生成部13の出力側に接続された5V生成部15を備えている。
24V生成部13、5VE生成部14は、無停電電源装置2から供給されるAC電力をそれぞれ24V、5VのDC電力に変換する。5V生成部15は、24V生成部13から出力される24VのDC電力を5VのDC電力に変換する。5VE生成部14の出力電圧である5VEは、電源スイッチ11がオンの間は、スリープ状態でも継続して出力される休止活動電圧である。
24V生成部13及び5V生成部15の出力はエンジンボード30に供給される。コントローラボード20は、5VE生成部14から供給される電力で動作するブロック21と、エンジンボード30を介して5V生成部15から供給される電力で動作するブロック22とを備えており、前者はASIC21aを内蔵している。
PSU10は、スタンバイ、スリープ、プラグインの各状態で異なる電力供給状態となる。プラグイン状態では、電源スイッチ11はオフになっており、フィルタ12のみに無停電電源装置2から通電される。スリープ状態では、電源スイッチ11はオンになっており、プラグイン状態で通電される部分に加えて、24V生成部13、5VE生成部14、及びブロック21に通電される。スタンバイ状態では、プラグイン状態で通電される部分に加えて、エンジンボード30及びブロック22に通電される。
〈無停電電源装置の貯蔵電力量と画像形成装置の動作及び状態との関係〉
次に、商用AC電源5から無停電電源装置2に対する電力供給が停止し、無停電電源装置2が貯蔵電力を画像形成装置1に供給する場合に、画像形成装置1の動作(立上げ、印刷、スキャン)、待機状態(スタンバイ、スリープ)に応じて、無停電電源装置2の貯蔵電力量がどのように変化するかを説明する。
図2は画像形成装置1が印刷を行った場合の無停電電源装置2の貯蔵電力量の変化の一例を示す図である。ここで、無停電電源装置2は、電力:3000W、負荷率100%で10分間の稼動(電力供給)が可能なスペックを持つものである。
画像形成装置1が印刷を行う前は、無停電電源装置2はフル充電状態であり、貯蔵電力量は30000Wmである。また、印刷で消費する電力量として、1分間の立上げ動作に1500Wm、5枚の印刷を1分間で行う印刷動作に5000Wm、計6500Wmとなる。この結果、印刷実施後の無停電電源装置2の貯蔵電力量は「30000Wm−6500Wm=23500Wm」となる。
前述したように、各動作モード(立上げ、印刷、スキャン)の平均消費電力と動作時間は予めROM49bに格納されている。また、フル充電状態での貯蔵電力量情報は、CPU31がインタフェース41を介して無停電電源装置2から取得することができる。従って、CPU31は、印刷が実施される前に印刷実施後の無停電電源装置2の貯蔵電力量を算出(予測)し、算出結果を表示部48aで表示することができる。
図3は画像形成装置1がスキャンを行った場合の無停電電源装置2の貯蔵電力量の変化の一例を示す図である。ここでは、画像形成装置1がスキャンを行う前は、無停電電源装置2の貯蔵電力量は23500Wmである。つまり、図2に示す印刷動作実施後の貯蔵電力量である。また、スキャンで消費する電力量として、1分間の立上げ動作に1500Wm、30枚のスキャンを1分間で行うスキャン動作に6000Wm、計7500Wmとなる。この結果、スキャン実施後の無停電電源装置2の貯蔵電力量は「23500Wm−7500Wm=16000Wm」となる。
CPU31は、スキャンが実施される前に、無停電電源装置2の貯蔵電力量情報を取得し、ROM49bに格納されているスキャンで消費する電力量情報を読み出すことで、スキャン実施後の無停電電源装置2の貯蔵電力量を算出(予測)し、算出結果を表示部48aで表示することができる。
図4はスタンバイ状態の画像形成装置1に電力供給を続けた場合に無停電電源装置2の貯蔵電力が尽きる時間の一例を示す図である。ここでは、停電発生時、無停電電源装置2はフル充電状態であり、貯蔵電力量は30000Wmである。また、スタンバイ状態の平均消費電力は50Wである。この結果、スタンバイ状態を維持した場合、「30000Wm÷50W=600m」より、600分(10時間)後に無停電電源装置2の貯蔵電力が尽きる(貯蔵電力量が0になる)。
CPU31は、無停電電源装置2の貯蔵電力量情報を取得し、ROM49bに格納されているスタンバイ状態の平均消費電力量情報を読み出すことで、スタンバイ状態を維持した場合に無停電電源装置2の貯蔵電力が尽きる時点を予測することができる。
図5はスリープ状態の画像形成装置1に電力供給を続けた場合に無停電電源装置2の貯蔵電力が尽きる時間の一例を示す図である。ここでは、スリープ状態になった時の無停電電源装置2の貯蔵電力量は23500Wmである。つまり、停電発生後に5枚の印刷を実施した後の貯蔵電力量である。また、スリープ状態の平均消費電力は2Wである。この結果、スリープ状態を維持した場合、「23500Wm÷2W=11750m」より、11750分(≒196時間)後に無停電電源装置2の貯蔵電力が尽きることになる。
スリープ状態の平均消費電力量情報は予めROM49bに格納されているので、CPU31は、無停電電源装置2の貯蔵電力量情報を取得し、ROM49bに格納されているスリープ状態の平均消費電力量情報を読み出すことで、スリープ状態を維持した場合に無停電電源装置2の貯蔵電力が尽きる時点を予測することができる。
〈停電発生時の画像形成装置の動作〉
次に図1において、停電が発生した時の画像形成装置1の動作を説明する。画像形成装置1は、使用者の設定により第1〜第4の動作が可能である。以下、順番に説明する。
図6は図1において、停電が発生したときの画像形成装置1の第1の動作を示すフローチャートである。
停電が発生すると、商用AC電源5から無停電電源装置2にAC電力が供給されなくなる。無停電電源装置2は、商用AC電源5からの電力供給が無くなったことを検知すると、画像形成装置1に供給する電力を商用AC電源5の電力から貯蔵電力に切り替えるとともに、ネットワーク3を介して画像形成装置1に停電発生を通知する。
画像形成装置1では、停電発生の通知がインタフェース41からCPU31へ送られることで、CPU31は停電発生を知る(ステップS1)。ジョブを実施中であった画像形成装置1は、ジョブを中止する。また、実施中のジョブが印刷ジョブであった場合は、搬送部44のみを駆動して用紙を排紙する(ステップS2)。このとき、画像形成装置1はスタンバイ状態となる。
次に、CPU31は残りのジョブの内容(モード、枚数)の情報をRAM49aに保持する(ステップS3)。即ち、例えば10枚の印刷を行うジョブが使用者により操作部48から入力された場合、CPU31は、ジョブの内容として、「モード:印刷、枚数:10」をRAM49aに書き込み、1枚印刷する毎に枚数の値をデクリメントしていき、10枚の印刷が終了したら、RAM49aからジョブの内容を消去する制御を行っているので、ジョブの途中で印刷ジョブを中止した場合は、残ジョブの内容の情報がRAM49aに保持される。
次に、CPU31は、インタフェース41を介して、無停電電源装置2の貯蔵電力量情報を吸い上げる(ステップS4)。次いで、CPU31は、残ジョブの内容の情報をRAM49aから読み出し(ステップS5)、さらに残ジョブの実施に必要な平均電力の情報をROM49bから読み出す(ステップS6)。
次にCPU31は、ステップS4及びS6で取得した情報を基に、図2、図3を参照して説明した手順により、残ジョブ実施後の無停電電源装置2の貯蔵電力量を算出する(ステップS7)。即ち、「残ジョブ実施後の貯蔵電力量」=「残ジョブ実施前の貯蔵電力量」−「立上げの平均消費電力量」−「印刷の平均消費電力量×枚数」により算出する。
次いでCPU31は、ステップS7の算出結果と、残ジョブ実施後に維持される状態の平均消費電力情報とを基に、図4及び図5を参照して説明した手順により、残ジョブ実施後の無停電電源装置2の稼動時間を算出する(ステップS8)。即ち、「残ジョブ実施後の無停電電源装置の稼動時間」=「残ジョブ実施後の貯蔵電力量」÷「残ジョブ実施後に維持される状態の平均消費電力」により算出する。ここで、残ジョブ実施後に維持される状態(例えば「スタンバイ」、「スリープ」、「プラグイン」、「スタンバイ→スリープ」、「スタンバイ→スリープ→プラグイン」)は予め使用者により選択され、その内容がRAM49aに保持されている。
次にCPU31は、ステップS7で算出した貯蔵電力量、及びステップS8で算出した稼動時間が0未満であるか否かを判定する(ステップS9)。ここで、ステップS7で算出した貯蔵電力量が0未満であるということは、残ジョブが終了する前に無停電電源装置2の貯蔵電力量が無くなることを意味する。ステップS7で算出した貯蔵電力量が0未満であれば、ステップS8で算出した稼動時間は必然的に0未満となる。一方、ステップS7で算出した貯蔵電力量が0以上であるということは、少なくとも残りジョブの実行は可能であることを意味する。ステップS7で算出した貯蔵電力量が0以上であれば、ステップS8で算出した稼動時間は必然的に0以上となる。
次にCPU31は、ステップS7及びS8の算出結果を表示部48aに表示させる(ステップS10、S11)。このとき、ステップS9の判定結果が"No"の場合は、残ジョブの実施が可能であることを併せて表示し、ステップS9の判定結果が"Yes"の場合は、残ジョブの実施が不可能であることを併せて表示する。
使用者は、表示部48aに表示されている内容を確認することで、残ジョブを実施するか否かの選択を行うことができる。CPU31は、使用者がジョブ実施を選択したか否か、即ちジョブの実施を選択する指示を操作部48から入力したか否かを判定する(ステップS12)。そして、ジョブ実施を選択したと判定した場合は(ステップS12:Yes)、残りジョブを実施した後に(ステップS13)、この図のフローを終了し、ジョブ実施を選択しないと判定した場合は(ステップS12:No)、そのままこの図のフローを終了する。
なお、無停電電源装置2が外部機器4に対しても電力供給を行うように構成されている場合は、ステップS4において、CPU31は、外部機器4の消費電力情報をも取得し、その情報をステップS8で稼動時間を算出するときに使用する。即ち、無停電電源装置2との通信で、無停電電源装置2が外部機器4に対しても電力供給を行うことを知った場合、外部機器4に対し、消費電力情報を要求して取得する。
図7は図1において、停電が発生したときの画像形成装置1の第2の動作を示すフローチャートである。この図におけるステップS21、S22、S23は図6におけるステップS1、S2、S4と同じである。
次のステップS24では、CPU31は各状態(スタンバイ、スリープ、プラグイン)を維持したときの平均消費電力情報をROM49bから読み出す。次いで、CPU31は、ステップS23で取得した貯蔵電力量情報と、ステップS24で取得した平均消費電力情報とに基づいて、画像形成装置1が各状態を維持することができる時間(維持可能時間)を図4及び図5を参照して説明した手順により算出する(ステップS25)。即ち、「各状態の維持可能時間」=「無停電電源装置の貯蔵電力量」÷「各状態の平均消費電力」により算出する。
次にCPU31は、ステップS25の算出結果を基に、スタンバイ、スリープ、プラグインの中からお薦め対応を決定する(ステップS26)。次いで、CPU31は、ステップS25で算出した各状態の維持可能時間、及びステップS26で決定したお薦め対応を表示部48aに表示させる(ステップS27)。
使用者は、表示部48aの表示内容を見ることで、各状態の維持可能時間及びお薦め対応を知ることができるので、どの状態を選択したらよいのかを容易に判断することができ、操作部48から希望する対応を選択するための入力を行うことができる。
次にCPU31は、使用者が選択した対応を判別し、その結果に応じた動作を実施する。即ち、使用者がプラグインを選択したと判定した場合は(ステップS28:Yes)、シャットダウンシーケンスを実施した後に電源スイッチ11をオフして(ステップS29)、この図に示すフローを終了する。
使用者がプラグインではなく、スリープを選択したと判定した場合は(ステップS28:No→S30:Yes)、予め設定され、RAM49aに保持されているスリープ移行時間を最短時間に変更して(ステップS31)、この図に示すフローを終了する。
使用者が選択した状態がプラグインでもスリープでもないと判定した場合は(ステップS28:No→S30:No)、スタンバイ状態を維持し(ステップS32)、この図に示すフローを終了する。
図8は図1において、停電が発生したときの画像形成装置1の第3の動作を示すフローチャートである。この図におけるステップS41〜S43は図7におけるステップS21〜S23と同じである。
次のステップS44では、CPU31は各機能(コピー、プリント、スキャン、FAX送受信等)を実施したときの平均消費電力情報をROM49bから読み出す。次いで、CPU31は、ステップS43で取得した貯蔵電力量情報と、ステップS44で取得した平均消費電力情報とに基づいて、画像形成装置1が各機能を実施した後の無停電電源装置2の貯蔵電力量を図2及び図3を参照して説明した手順により算出する(ステップS45)。即ち、「各機能実施後の貯蔵電力量」=「各機能実施前の貯蔵電力量」−「立上げの平均消費電力量」−「各機能の平均消費電力量×枚数」により算出する。
次いでCPU31は、ステップS45の算出結果と、各機能実施後に維持される状態の平均消費電力情報とを基に、図4及び図5を参照して説明した手順により、各機能実施後の稼動時間を算出する(ステップS46)。即ち、「各機能実施後の無停電電源装置の稼動時間」=「各機能実施後の貯蔵電力量」÷「各機能実施後に維持される状態の平均消費電力」により算出する。ここで、各機能実施後に維持される状態(例えば「スタンバイ」、「スリープ」、「プラグイン」、「スタンバイ→スリープ」、「スタンバイ→スリープ→プラグイン」)は予め使用者により選択され、その内容がRAM49aに保持されている。
全機能について、所定の枚数(例えば1枚、10枚、100枚)に対する算出が完了したら(ステップS47:Yes)、算出結果を表示部48aで表示する(ステップS48)。使用者は、表示部48aを見ることで、例えば、コピーを1枚、10枚、100枚実施した後の無停電電源装置2の貯蔵電力量、及びその後の稼動時間、プリントを1枚、10枚、100枚実施した後の無停電電源装置2の貯蔵電力量、及びその後の稼動時間を知ることができるので、どの機能を実施したらよいのかを容易に判断することができる。
次にCPU31は、使用者が各機能の実施を選択したか否か、即ち使用者が操作部48を用いて各機能の実施を選択する入力を行ったか否かを判定する(ステップS49)。そして、実施を選択したと判定した場合は(ステップS49:Yes)、使用者が選択した機能を実施し(ステップS50)、この図に示すフローを終了する。また、実施を選択しなかったと判定した場合は(ステップS49:No)、そのままこの図に示すフローを終了する。
図9は図1において、停電が発生したときの画像形成装置1の第4の動作を示すフローチャートである。この図におけるステップS51〜S54は図8におけるステップ41〜S44と同じである。
次のステップS55では、使用者が操作部48にて実施したい動作(機能、枚数等)を選択する。次にCPU31は、ステップS53で取得した貯蔵電力量情報、ステップS54で取得した平均消費電力情報、及びステップS55で使用者により選択された動作を基に、その動作が実施された後の無停電電源装置2の貯蔵電力量を図2及び図3を参照して説明した手順により算出する(ステップS56)。即ち、「選択動作実施後の貯蔵電力量」=「選択動作実施前の貯蔵電力量」−「立上げの平均消費電力量」−「選択動作の平均消費電力量×枚数」により算出する。
次にCPU31は、ステップS56の算出結果と、各動作実施後に維持される状態の平均消費電力情報とを基に、図4及び図5を参照して説明した手順により、各動作実施後の稼動時間を算出する(ステップS57)。即ち、「選択動作実施後の無停電電源装置の稼動時間」=「選択動作実施後の貯蔵電力量」÷「選択動作実施後に維持される状態の平均消費電力」により算出する。ここで、選択動作実施後に維持される状態(例えば「スタンバイ」、「スリープ」、「プラグイン」、「スタンバイ→スリープ」、「スタンバイ→スリープ→プラグイン」)は予め使用者により選択され、その内容がRAM49aに保持されている。
次にCPU31は、ステップS56及びS57の算出結果を表示部48aに表示させる(ステップS58)。このとき、選択した動作が実施可能な否かを併せて表示する。選択した動作が実施可能な否かは、ステップS56及びS57の算出結果が0以上か否かを基に判定する。
次にCPU31は、使用者が動作の実施を選択したか否か、即ち使用者が操作部48を用いて、動作の実施を選択する入力を行ったか否かを判定する(ステップS59)。そして、動作の実施を選択したと判定した場合は(ステップS59:Yes)、動作を実施し(ステップS60)、この図に示すフローを終了する。また、動作の実施を選択しなかったと判定した場合は(ステップS59:No)、そのままこの図に示すフローを終了する。
なお、以上の第1〜第4の動作はジョブの実施中に停電が発生した場合の動作であるが、第2〜第4の動作については、ステップS22、S42、S52を省略することにより、スタンバイ中に停電が発生した場合の動作に適用することができる。
1…画像形成装置、2…無停電電源装置、31…CPU、48…操作部、48a…表示部、49…メモリ部、49b…ROM。
特開2007−171741号公報

Claims (10)

  1. 所定の機能の実施に必要な電力量情報を記憶する機能実施電力量情報記憶手段と、
    無停電電源装置の貯蔵電力が供給されているとき、前記無停電電源装置の貯蔵電力量情報を取得する貯蔵電力量情報取得手段と、
    前記機能実施電力量情報記憶手段に記憶されている電力量情報及び前記貯蔵電力量情報取得手段により取得された貯蔵電力量情報に基づいて、前記機能を実施した後の前記無停電電源装置の貯蔵電力量を予測する残電力量予測手段と、
    前記残電力量予測手段により予測された貯蔵電力量を表示する残電力量表示手段と、
    を備える電子装置。
  2. 請求項1に記載された電子装置において、
    自装置の各状態の維持に必要な電力量情報を記憶する状態維持電力量情報記憶手段と、
    前記残電力量予測手段により予測された貯蔵電力量と、前記状態維持電力量情報記憶手段に記憶されている電力量情報とに基づいて、前記機能を実施した後に自装置が前記各状態を維持した場合の前記無停電電源装置の稼動時間を予測する稼動時間予測手段と、
    前記稼動時間予測手段により予測された稼動時間を表示する稼動時間表示手段と、
    を備える電子装置。
  3. 請求項1に記載された電子装置において、
    前記残電力量予測手段により予測された貯蔵電力量が所定値以上か否かを判定する貯蔵電力量判定手段と、
    前記貯蔵電力量判定手段の判定結果に基づいて、前記機能の実施が可能か否かを表示する機能実施可否表示手段と、
    を備える電子装置。
  4. 請求項2に記載された電子装置において、
    前記稼動時間予測手段により予測された稼動時間が所定値以上か否かを判定する稼動時間判定手段と、
    前記稼動時間判定手段の判定結果に基づいて、前記機能の実施が可能か否かを表示する機能実施可否表示手段と、
    を備える電子装置。
  5. 請求項1に記載された電子装置において、
    前記機能の実施中に停電が発生して無停電電源装置の貯蔵電力が供給される状態になった場合、前記残電力量予測手段は、前記機能の未実施部分を実施した後の前記無停電電源装置の貯蔵電力量を予測する電子装置。
  6. 請求項1又は2に記載された電子装置において、
    使用者の入力操作に基づいて、前記機能の実施を設定する機能実施設定手段を備え、
    前記残電力量表示手段は、前記機能実施設定手段により前記機能の実施が設定されたとき、前記残電力量予測手段により予測された貯蔵電力量を表示する電子装置。
  7. 請求項2に記載された電子装置において、
    使用者の入力操作に基づいて、前記機能を実施した後の自装置の状態を設定する状態設定手段を備え、
    前記稼動時間予測手段は、前記機能を実施した後に自装置が状態設定手段により設定された状態を維持した場合の稼動時間を予測する電子装置。
  8. 請求項1に記載された電子装置において、
    前記電子装置は画像形成装置である電子装置。
  9. 無停電電源装置の貯蔵電力が供給されているとき、前記無停電電源装置の貯蔵電力量情報を取得する貯蔵電力量情報取得工程と、
    予め取得した所定の機能の実施に必要な電力量情報、及び前記貯蔵電力量情報取得工程により取得された貯蔵電力量情報に基づいて、前記機能を実施した後の前記無停電電源装置の貯蔵電力量を予測する残電力量予測工程と、
    前記残電力量予測工程により予測された貯蔵電力量を表示する残電力量表示工程と、
    を備える電子装置の電力供給状態表示方法。
  10. 電子装置のコンピュータに請求項9に記載された電子装置の電力供給状態表示方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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JP2017205945A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 キヤノン株式会社 記録装置及びその制御方法

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