JP2014049027A - 携帯情報装置、携帯情報装置用プログラムおよび携帯情報装置用プログラムを記録した記録媒体、並びに、携帯情報装置の操作方法 - Google Patents

携帯情報装置、携帯情報装置用プログラムおよび携帯情報装置用プログラムを記録した記録媒体、並びに、携帯情報装置の操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の情報を同時に表示し、一方の表示内容のみのタッチ操作が容易に行える携帯情報装置を提供する。
【解決手段】タッチパネルの長手方向両側部においてユーザがタッチパネルに触れている接触位置を検出し、接触位置の中で、ユーザが当該携帯情報装置を把持している手の人差し指、中指、薬指および小指のいずれかが触れている把持位置を特定し、タッチパネルを、把持位置の全てを含む把持領域と、把持位置を含まない解放領域とに分割し、把持領域の表示内容を固定し、解放領域の表示内容のみを、タッチパネルへのタッチ操作により操作可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、スマートフォン、電子辞書、携帯情報端末(PDA)等のタッチパネルを備える携帯情報装置、携帯情報装置用のプログラムおよびプログラムを記録した記憶媒体、並びに、携帯情報装置の操作方法に関する。
近年、携帯情報端末の高機能化が著しい。携帯情報端末の中には、マルチタスク機能を有し、複数の処理を同時に行うことができるものも多い。しかしながら、一般に、携帯情報端末は、画面が小さいため、パソコンのように複数のウィンドウを開いて、異なる情報を並べて表示することができず、タブや切換メニューなどを用いて、表示する情報を切り替えるように設計されている。
小型の携帯情報端末の中にも、パソコンと同様に複数のウィンドウを並べて表示できるものもあるが、それぞれのウィンドウが小さくなり、タッチパネル上での操作が容易ではない。また、そのような携帯情報端末では、ウィンドウのサイズの設定等が煩雑であり、複数のウィンドウを開いた状態では、片手では容易に操作できない。
特許文献1には、タッチパネル上で表示位置を固定する一点を指定し、他の点をドラッグすることで、先に指定した点を中心に表示範囲を拡大/縮小することが記載されているが、画面上に異なる画像位置や異なる情報を表示する技術は開示されていない。
特許文献2には、複数の画面のスクロール方法を設けて、操作性を向上させる技術が開示されているが、複数のウィンドウの取り扱いを容易にできるものではない。
特許文献3には、携帯情報端末に、画面をスクロールさせるために使用する機械的なダイアルまたはボタンを設けることが記載されているが、複数のウィンドウを取り扱うことを容易にするものではない。
特開2010−86519号公報 特許第3051749公報 特開平11−45143号公報
前記問題点に鑑みて、本発明は、小型のタッチパネルにおいても、複数の情報を同時に表示し、一方の表示内容のみのタッチ操作が容易に行える携帯情報装置、そのような表示および操作を可能にする携帯情報装置用プログラムおよび携帯情報装置用プログラム記録した記憶媒体、並びに、携帯情報装置の操作方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明による携帯情報装置は、タッチパネルを備える携帯情報装置であって、前記タッチパネルの長手方向両側部においてユーザが前記タッチパネルに触れている接触位置を検出する接触位置検出手段と、前記接触位置の中で、前記ユーザが当該携帯情報装置を把持している手の人差し指、中指、薬指および小指のいずれかが接触している把持位置を特定する把持位置特定手段と、前記タッチパネルを、前記把持位置の全てを含む把持領域と、前記把持位置を含まない解放領域とに分割する画面分割手段と、前記把持領域および前記解放領域の一方の表示内容を固定し、前記把持領域および前記解放領域の他方の表示内容のみを、前記タッチパネルへのタッチ操作により操作可能とするロック手段とを有するものとする。
この構成によれば、ユーザが、携帯情報装置を把持している手の人差し指、中指、薬指および小指(把持指と総称する)の少なくともいずれかによってタッチパネルの側部に触れると、携帯情報装置は、タッチパネルの把持領域と把持領域以外の解放領域とに画面を分割する。携帯情報装置は、把持領域と解放領域のいずれか一方の表示を固定し、他方についてはスクロール等の画面操作を許可する。これにより、ユーザは、実質的に2つの画面を同時に確認しながら、一方の画面のみを操作できる。本発明では、ユーザが画面を確認しながら把持領域の範囲を指定するので、必要最小限の画面範囲のみを固定でき、十分な大きさの操作可能な領域を確保できる。
また、本発明の携帯情報装置において、前記画面分割手段は、前記タッチパネルの長手方向の各端部から最も近い前記把持位置までの距離が短い方の端部から該把持位置までの領域を前記把持領域に含めてもよい。
この構成によれば、画面を2つに分割するので、画面上下に狭い帯状の解放領域が残されることがなく、画面を有効に利用でき、使い勝手がよくなる。
また、本発明の携帯情報装置において、前記把持位置特定手段は、前記タッチパネルに隣接して配設され、前記ユーザの接触を検出する側部センサを含んでもよい。
この構成によれば、側部センサによって、ユーザが携帯情報装置を把持するために携帯情報装置の側部に触れている指を確認することで、ユーザが携帯情報装置を右手で把持しているか左手で把持しているかを判別できる。このため、ユーザが把持領域を指定するためにタッチパネルにタッチしている位置と、タッチパネル上で通常の操作するためにタッチしている位置とを区別できる。このため、ユーザが意図する範囲を正確に把持領域に設定できる。
また、本発明の携帯情報装置において、前記把持位置特定手段は、前記側部センサが接触を検出した位置と前記接触位置とが近い場合に、当該接触位置を把持位置と特定してもよく、加えて、前記接触位置を検出する前から、当該接触位置と近い位置において、前記側部センサが接触を検知している場合に、当該接触位置を前記把持位置と特定してもよい。
通常、携帯情報装置を把持する場合、把持する指は、先に側部センサに接触してからタッチパネルの側部に接触する。このため、側部センサが先に接触を検知している位置以外でタッチパネルの側部にタッチしていても、把持指によって把持領域を指定するものではなく、把持指以外の指によってタッチパネルに触れているだけであると判断できる。
また、本発明の携帯情報装置は、前記把持位置の接触が解放されたとき、前記ユーザの当該携帯情報装置を把持している手の人差し指、中指、薬指および小指以外の指の前記タッチパネルへの接触の有無または接触位置に応じて、前記把持領域の表示を前記タッチパネル全体に展開するか、前記解放領域の表示を前記タッチパネル全体に展開するかを決定する画面展開手段をさらに有してもよい。
この構成によれば、ユーザは、把持指以外の指で把持領域と解放領域のいずれの表示をタッチパネル全体に展開するか選択できる。
また、本発明による携帯情報装置用のプログラムは、タッチパネルの長手方向両側部においてユーザが前記タッチパネルに触れている接触位置を検出し、前記接触位置の中で、前記ユーザが当該携帯情報装置を把持している手の人差し指、中指、薬指および小指のいずれかが接触している把持位置を特定し、前記タッチパネルを、前記把持位置の全てを含む把持領域と、前記把持位置を含まない解放領域とに分割し、前記把持領域および前記解放領域の一方の表示内容を固定し、前記把持領域および前記解放領域の他方の表示内容のみを、前記タッチパネルへのタッチ操作により操作可能とするものとする。
このプログラムによれば、既存の携帯情報装置において、小さな画面上で複数の情報を有効に表示および操作できるようになる。
また、本発明による記憶媒体は、前記携帯情報装置用のプログラムを記憶したものとする。
また、本発明による携帯情報装置の操作方法は、タッチパネルの長手方向両側部においてユーザが前記タッチパネルに触れている接触位置を検出し、前記接触位置の中で、前記ユーザが当該携帯情報装置を把持している手の人差し指、中指、薬指および小指のいずれかが接触している把持位置を特定し、前記タッチパネルを、前記把持位置の全てを含む把持領域と、前記把持位置を含まない解放領域とに分割し、前記把持領域および前記解放領域の一方の表示内容を固定し、前記把持領域および前記解放領域の他方の表示内容のみを、前記タッチパネルへのタッチ操作により操作可能とする方法とする。
以上のように、本発明によれば、ユーザがタッチパネルの側部に把持指で触れることで把持領域を選択し、画面を任意位置で分割して、一方のみを操作可能としたので、小さな画面でも、操作性を損なうことなく、複数の情報を並べて表示させられる。
本発明の1つの実施形態の携帯情報装置の斜視図である。 図1の携帯情報装置の構成を示すブロック図である。 図1の携帯情報装置における画面分割に係る制御の流れ図である。 図1の携帯情報装置における把持領域の指定状態を例示する図である。 図3におけるロック領域の決定に係る詳細な制御の流れ図である。 図1の携帯情報装置における把持領域の異なる指定状態を例示する図である。 図1の携帯情報装置における把持領域のさらに異なる指定状態を例示する図である。 図3のスクロール領域の操作に係る詳細な制御の流れ図である。 図3の画面全体への展開に係る詳細な制御の流れ図である。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の携帯情報装置の1つの実施形態であるスマートフォン1の外観を示している。図1に示すように、スマートフォン1は、筺体2と、筺体2の表面に配置されるタッチパネル3とを有する。
尚、以降の説明において、上下は、タッチパネル3の長手方向、左右は、タッチパネル3の両側端の方向を示すものであり、絶対的な空間内での位置関係を示すものではない。したがって、スマートフォン1を横長になるように把持する場合には、上下とは水平方向を意味することになる。
タッチパネル3は、画像を表示できる液晶パネルの表面に、ユーザがタッチした位置を検知できるように全面にセンサを配設しており、情報機器に広く使用されているものである。
筺体2の左右両側の端面には、それぞれ帯状の側部センサ4a,4bが配置されている。側部センサ4a,4bは、接触式または非接触式であり、ユーザが接触している位置、つまり、長手方向の座標を検出するものであり、例えば、静電容量センサ、圧力センサ、光学センサ等からなる。また、筺体2の端面には、電源やボリューム等を操作するためのサイドキー5も設けられている。
また、筺体2の前面のタッチパネル3の下側には、通話用マイク6が配置され、筺体2の前面のタッチパネル3の上側には、通話用スピーカ7が配置されている。
さらに、図2に、スマートフォン1の構成を示す。スマートフォン1は、LCD表示部8と、カメラ9と、CPU(中央処理装置)10と、記憶部11と、通信制御部12と、無線装置13とを有する。
記憶部11は、各種機能を実行するためのプログラムやデータ情報を記憶する。通信制御部12は、無線装置13を介して、通信事業者の無線基地局や無線LANルータ等と信号を送受する。
CPU10は、タッチパネル3、側部センサ4a,4b、マイク5、カメラ9、サイドキー5、記憶部11等から信号を受け、種々の演算処理を行って、スピーカ6、LCD表示部8、記憶部11、通信制御部12等に信号を出力する。
さらに詳しく説明すると、CPU10は、画面分割制御部14とアプリ処理部15とを有する。画面分割制御部14は、タッチパネル制御部16と、側部センサ制御部17と、調整部18とを有する。アプリ処理部15は、電話帳等のスマートフォン1の基本システムに基づく機能やアプリケーションに基づくブラウザ等の追加機能を実現する部分である。
タッチパネル制御部16は、タッチパネル3にユーザが触れた位置を直交座標として判定する。
側部センサ制御部17は、側部センサ4a,4bからの情報に基づいて、左右どちらの手で筺体2を持っているか、および、ちゃんと握られているかを判断する。しかしながら、側部センサ制御部17は、持ち手の左右を判断する手段の一例である。
調整部18は、タッチパネル制御部16および側部センサ制御部17を統制する。詳しくは、制御部18は、タッチパネル制御部16および側部センサ制御部17からの情報に基づいて、タッチパネル3の把持領域を設定して、タッチパネル3の表示画面をロック領域とスクロール領域とに分割、或いは、分割した画面表示から全画面表示へ復帰させる処理をつかさどる。
尚、CPU10の内部の構成は、プログラムやメモリの割り当て等から便宜上区別されるものであり、必ずしも、機械的または回路的にそれぞれが区別し得るものである必要はない。そして、CPU10により実現されるタッチパネル制御部16は、本願発明の接触位置検出手段を構成し、調整部18は、把持位置特定手段、画面分割手段、および、画面展開手段を構成する。
図3に、スマートフォン1における画面分割に係る制御の流れを示す。先ず、スマートフォン1はステップS01において、左右の側部センサ4a,4bにユーザが触れているかどうかを確認する。左右両側の側部センサ4a,4bがユーザの接触を検知したならば、ステップS02で、ユーザがスマートフォン1を把持していると判断する。
そして、ステップS03において、スマートフォン1は、左右の側部センサ4a,4bが接触を検出している位置の情報に基づいて、ユーザが右手と左手のいずれでスマートフォン1を把持しているかを判断する。ステップS04で右手と左手の区別が付いていないと判断されれば、ステップS03の判定処理を再度行う。右手と左手の判別ができれば、ステップS05においてその判定を確定する。
具体的に述べると、図4に示すように、スマートフォン1を把持すると左右の側部センサ4a,4bが、それぞれユーザの接触を検知する。図示するように、ユーザが左手でスマートフォン1を把持すると、左の側部センサ4aは、ユーザの親指や親指の付け根(手の腹)の接触を検知し、右の側部センサ4bは、ユーザの人差し指、中指、薬指および小指(以降、これらを把持指と呼び、それ以外の指、つまり、同じ手の親指や反対の手の指を操作指と呼ぶ)の少なくともいずれかの接触を検知する。
親指の付け根の接触は、指の接触と比して長く連続し、親指の接触位置と親指の付け根の接触位置とは比較的離れている。一方、それぞれの把持指の接触範囲は短く、互いに近い位置で接触し得る。これらの接触位置をパターン認識することによって、スマートフォン1を把持している手が右手であるか左手であるかを識別できる。もしも、検出した接触位置が予め定めたパターンに合致しなければ、持ち手の判断が不可能であると判断する。(ステップS04)
図3に戻ると、右手か左手かを確定した後に、ステップS06において、左右の側部センサ4a,4bの検出している接触位置が大幅に減少した場合には、ユーザが把持していたスマートフォン1を手放したものと判断して、最初に戻ってユーザの把持の確認をやり直す。
ユーザがスマートフォン1を把持したまま、ステップS07において、タッチパネル3の側部を把持指でタッチしたことが確認されれば、ステップS08で、把持指でタッチパネル3に接触した範囲を把持領域とする。つまり、タッチパネル3の表示領域を、把持領域と、把持領域以外の解放領域とに分割する。本実施形態では、把持領域を、画面表示を固定するロック領域に設定し、解放領域を画面のスクロール等の操作を許可するスクロール領域に設定する。
勿論、把持領域をスクロール領域に設定し、解放領域をロック領域に設定してもよい。また、所定の操作により、ロック領域とスクロール領域との設定を入れ換えられるようにしてもよい。
ステップS09において、操作指(図4の例では、左手の親指や右手の指)によるタッチパネル3へのタッチが確認されれば、ステップS10で、操作指の動作に応じて、スクロール領域のスクロール等、アプリ処理部15において各アプリケーションに依存した操作を行う。
ステップS09での操作指のタッチの確認およびステップS10でのタッチ操作が終わる毎に、ステップS11において、タッチパネル3の側部に把持指がタッチした状態を継続しているか否かを確認する。把持指がタッチパネル3から離されていなければ、ステップS10におけるスクロール領域上の表示内容を操作指でタッチ操作可能とする。ステップS11で把持指の離間が確認されれば、把持領域の選択が放棄されたと判断し、ステップS12において、ロック領域またはスクロール領域の表示内容を、タッチパネル3の全体に表示して、画面分割を終了する。
図5に、図3のステップS08のロック領域の確定に係る処理の詳細を示す。先ず、ステップS21では、タッチパネル3の側部において検出された接触位置の中から、側部センサ4a,4bによって検出された把持指の位置に対応する把持位置を抽出する。具体的には、タッチパネル3による接触位置の検出に先立って、タッチパネル3の長手方向の近傍の座標位置において側部センサ4a,4bが把持指の接触を検知していなければ、タッチパネル3が検出した接触位置は、把持指によるものではなく、操作指によるものであると判断される(把持位置特定手段)。
ステップS22では、抽出した把持位置の中から、距離が一番遠い2点、つまり、最も上方にある点の座標(上端位置)と、最も下方にある点の座標(下端位置)とを特定する。そして、ステップS23において、この上端位置からタッチパネル3の上端までの距離、および、下端位置からタッチパネル3の下端までの距離を算出する。
ステップS24では、ステップS22で特定した上端位置および下端位置と、ステップ23で算出した上端位置および下端位置から近い方のタッチパネル3の長手方向の端部とを含む範囲を、把持領域として設定し、残りの範囲を解放領域として設定する。これにより、タッチパネル3の画面は、2つに分割される(画面分割手段)。
さらに、ステップS24では、把持領域を、ユーザが操作できないロック領域に設定し、解放領域を、ユーザがタッチパネル3に操作指で触れることによって通常通りに、スクロールやページ移動などの操作が可能なスクロール領域に設定する(ロック手段)。
また、ステップS25では、把持位置の変化を確認し、把持位置が変わっている場合には、把持領域を設定し直す。
図4に示す例では、ユーザは、左手でスマートフォン1を把持しており、その左手の薬指と小指とで、タッチパネル3の端部を触っている。薬指がタッチパネル3に接触している範囲の上端Puが、上述の上端位置である。一方、小指は、タッチパネル3の下端からはみ出すようにタッチしている。このため、タッチパネル3の下端Pdが下端位置である。この場合、下端位置Pdとタッチパネル3の下端Edとの距離がゼロであると解され、上端位置Puとタッチパネル3の上端Euとの距離よりも小さい。したがって、図4において、把持位置の上端位置Puからタッチパネル3の下端Edまでのハッチングした領域が把持領域であり、本実施形態では、この把持領域をロック領域Akに設定する。また、タッチパネル3の上端Euから把持位置の上端位置Puまでの領域がスクロール領域Asに設定される解放領域である。
また、図6に、タッチパネル3の上部を把持領域(ロック領域Ak)として選択している例を示す。この例では、把持指の中で人差し指、中指および小指が、タッチパネル3の側部に接触している。本発明では、全ての把持位置を含む範囲を把持領域に設定する。したがって、この場合、上端位置Puは、タッチパネル3の上端Euであり、下端位置Pdは、最も下側にある薬指が接触している部分の下端である。
さらに、図7に、把持指が実際にタッチパネル3に接触している把持位置が、タッチパネル3の上端および下端のいずれも含まない場合を示す。この例では、薬指と小指でタッチパネル3の側部にタッチしているが、薬指が接触している範囲の上端である上端位置Puが、タッチパネル3の上端Euから離れているだけでなく、小指が接触している範囲の下端である下端位置Pdも、タッチパネル3の下端Edとの間に僅かな距離を空けている。この場合は、先に説明したように、薬指が接触する上端位置Puから小指が接触する下端位置Pdまでの範囲に加え、下端位置Pdからタッチパネル3の下端Edまでの範囲も、ロック領域Akに設定される把持領域とする。
勿論、アプリ処理部15の要請に応じて把持領域の上下に解放領域を設定、つまり、ロック領域Akの上下にスクロール領域Asを設定してもよい。また、ロック領域Akの上のスクロール領域Asと、ロック領域Akの下のスクロール領域Asとを別々に操作可能とし、実質的に3つの異なる情報を表示可能としてもよい。
また、スマートフォン1は、保持されている向きを検知して、表示している情報の上下をスマートフォン1の向きに合わせて変更する機能を備えてもよい。その場合、ロック領域Akの表示は、スマートフォン1の向きに合わせて表示の向きだけを変更可能とすることが好ましい。
これらの例が示すように、ユーザは、スマートフォン1を把持している手の把持指でタッチパネル3の側部に触れることにより、任意の範囲を把持位置として選択し、画面表示を固定することができる。そして、選択しなかった解放領域は、通常のタッチ操作が可能なスクロール領域Asに設定されるので、タッチ操作を行うことによって、例えば、インターネットのホームページの閲覧では、スクロール領域Asに表示されているリンクを操作指でタッチすることにより、ロック領域Akに表示されたホームページとスクロール領域Asに表示されたホームページとが異なるページとなる。
図8に、図3におけるステップS10のスクロール領域Asのタッチ操作、つまり、操作指の接触位置の変化に応じた画面変化の一例を示す。ここでは、先ず、ステップS31において、操作指の動きが左右のフリック動作であるかどうかを確認する。操作指の動きが左右のフリック動作であれば、ステップS32で、操作指の移動方向に応じて、タブを切り替える。つまり、フリック動作の度に、そのときに稼働しているタスク(アプリケーションやジョブ)に係る画面を、起動順またはその逆順に、スクロール領域Asに表示する。
ステップS31において、操作指の動きが左右のフリック動作ではないと判断したなら、ステップS33において、操作指の動きが上下のフリック動作であるか否かを判定する。操作指の動きが上下のフリック動作であれば、ステップS34において、スクロール領域Asに表示しているページやドキュメントを、それらを表示するアプリケーション等に設定された基本単位だけフリック方向にスクロールする。
尚、このときのスクロールの基本単位は、テーブルのセル毎、ドキュメント内のタグやマーカー毎等の表示内容に依存する単位でも、スクロール領域Asに表示可能な行数毎のようにスクロール領域Asの大きさに依存する単位でもよい。
ステップS33において、操作指の動きが上下のフリック動作でなければ、ステップS35で、操作指の接触位置の変化に追従するように、スクロール領域Asの表示内容をスクロールさせる。このとき、操作指の接触位置の移動時間や移動量についてマスキングを施したり、アクセラレーション処理を行ったりしてもよい。また、表形式のドキュメントやページを表示している場合等において、或いは、その他のアプリケーションの仕様に応じて、ステップS35における操作指の接触位置の移動に対してスクロールを行わないようにしてもよい。
また、このようなスクロール領域Asの操作は、スクロール領域Asにおける操作指のタッチ動作のみに基づいて行ってもよく、ロック領域Akにおける操作指のタッチ動作による操作を許可してもよい。ロック領域Akにおける操作を許可すれば、片手での操作が容易になる。例えば、図6に示した例において、スマートフォン1を把持している左手の親指によって、ロック領域Akにタッチすることは容易ではないが、スクロール領域Asには容易にタッチできる。よって、左手の親指をロック領域Ak上で動かして、スクロール領域Asの表示をスクロールできれば、右手を使わずに左手だけでスマートフォン1を操作できる。
図9に、図3におけるステップS12の全画面展開、つまり、画面分割を終了する処理の詳細を示す。ここでは、ステップS41において、タッチパネル3から把持指が離されたときに、タッチパネル3に操作指が接触していたか否かを確認し、操作指がタッチパネル3にタッチしていたならば、ステップS42で、ロック領域Akとスクロール領域Asの中で、操作指がタッチしていた方の表示内容をタッチパネル3全体に展開する。
例えば、把持指をタッチパネル3から離したときに操作指がスクロール領域Asに触れていた場合、スクロール領域Asであった範囲の表示内容は変わらず、ロック領域Akであった範囲に、スクロール領域Asに表示していた情報に連接する位置の情報が表示される。一方、把持指をタッチパネル3から離したときに操作指がロック領域Akに触れていた場合、ロック領域Akであった範囲の表示内容は変わらず、スクロール領域Asであった範囲にロック領域Akに表示していた情報に隣接する位置の情報を表示、つまり、最初に把持指でタッチパネル3の側部に触れてロック領域Akを指定する直前の画面に戻る。
また、ステップS41において、タッチパネル3から把持指が離されたときに、タッチパネル3に操作指が接触していなかった場合にも、ステップS43において、ロック領域Akの表示内容をタッチパネル3全体に展開して、ユーザが把持指により把持領域を指定してロック領域Akを設定する直前の画面に戻る(画面展開手段)。
勿論、ステップS42で、ロック領域Akとスクロール領域Asの中で、操作指がタッチしていなかった方の表示内容をタッチパネル3全体に展開するようにすることも可能である。
上記実施形態では、筐体2の側面に設けた側部センサ4a,4bを利用して、ユーザがスマートフォン1を把持している手が右手であるか左手であるか、ひいては、把持指と操作指との判別を行っている。しかしながら、筐体2の前面のタッチパネル3の両側に側部センサ4a,4bを配置してもよい。また、側部センサ4a,4bを設けず、タッチパネル3のみを利用して把持指を検出してもよい。
側部センサ4a,4bを使用せずに把持指と操作指とを区別するために、ユーザがタッチパネル3に触れる際、最初に1点または狭い範囲で接触が検出され、次第に接触位置が拡がってゆくという事実を利用することができる。
一般に、把持指による接触は、筐体2の側端からタッチパネル3の中央に向かって、その接触範囲を順次拡大してゆく。したがって、タッチパネル3の側部において、側端(エッジ)から内側に接触範囲を拡大したものを、把持指による接触と判断できる。一方、操作指によるタッチパネル3への接触は、最初に接触した点から、周囲の全方向に向かって同心円状に接触範囲を拡げる。よって、タッチパネル3の側部における接触であっても、接触範囲を側端に向かって拡げるものは、把持指による接触ではないと判断できる。
勿論、側部センサ4a,4bとの対応と、接触位置の拡大方向との両方を確認して、把持位置を特定してもよい。
尚、上記の説明では、具体的な実施形態としてスマートフォン1について説明したが、本発明は、携帯情報端末(PDA)、電子辞書、電子書籍等の携帯情報装置の全般に広く適用することが可能である。
最後に、上述した画面分割に係る制御は、ソフトウェアプログラムにより実現されるものであり、タッチパネル3や側部センサ4a,4bに相当する構成を有する市販の携帯情報装置に適当なソフトウェアプログラムをロードして実行させることにより実現可能である。したがって、本発明は、そのような携帯情報装置用プログラムおよび携帯情報装置用プログラムを記録した記録媒体、並びに、そのような手順からなる携帯情報装置の操作方法も包含する。
1…スマートフォン(携帯情報装置)
2…筐体
3…タッチパネル
4a,4b…側部センサ
14…画面分割制御部
15…アプリ処理部
16…タッチパネル制御部
17…側部センサ制御部
18…調整部

Claims (9)

  1. タッチパネルを備える携帯情報装置であって、
    前記タッチパネルの長手方向両側部においてユーザが前記タッチパネルに触れている接触位置を検出する接触位置検出手段と、
    前記接触位置の中で、前記ユーザが当該携帯情報装置を把持している手の人差し指、中指、薬指および小指のいずれかが接触している把持位置を特定する把持位置特定手段と、
    前記タッチパネルを、前記把持位置の全てを含む把持領域と、前記把持位置を含まない解放領域とに分割する画面分割手段と、
    前記把持領域および前記解放領域の一方の表示内容を固定し、前記把持領域および前記解放領域の他方の表示内容のみを、前記タッチパネルへのタッチ操作により操作可能とするロック手段とを有することを特徴とする携帯情報装置。
  2. 前記画面分割手段は、前記タッチパネルの長手方向の各端部から最も近い前記把持位置までの距離が短い方の端部から該把持位置までの領域を前記把持領域に含めることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報装置。
  3. 前記把持位置特定手段は、前記タッチパネルに隣接して配設され、前記ユーザの接触を検出する側部センサを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯情報装置。
  4. 前記把持位置特定手段は、前記側部センサが接触を検出した位置と前記接触位置とが近い場合に、当該接触位置を把持位置と特定することを特徴とする請求項3に記載の携帯情報装置。
  5. 前記把持位置特定手段は、前記接触位置を検出する前から、当該接触位置と近い位置において、前記側部センサが接触を検知している場合に、当該接触位置を前記把持位置と特定することを特徴とする請求項4に記載の携帯情報装置。
  6. 前記把持位置の接触が解放されたとき、前記ユーザの当該携帯情報装置を把持している手の人差し指、中指、薬指および小指以外の指の前記タッチパネルへの接触の有無または接触位置に応じて、前記把持領域の表示を前記タッチパネル全体に展開するか、前記解放領域の表示を前記タッチパネル全体に展開するかを決定する画面展開手段をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の携帯情報装置。
  7. タッチパネルを備える携帯情報装置用のプログラムであって、
    前記タッチパネルの長手方向両側部においてユーザが前記タッチパネルに触れている接触位置を検出し、
    前記接触位置の中で、前記ユーザが当該携帯情報装置を把持している手の人差し指、中指、薬指および小指のいずれかが接触している把持位置を特定し、
    前記タッチパネルを、前記把持位置の全てを含む把持領域と、前記把持位置を含まない解放領域とに分割し、
    前記把持領域および前記解放領域の一方の表示内容を固定し、前記把持領域および前記解放領域の他方の表示内容のみを、前記タッチパネルへのタッチ操作により操作可能とすることを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  9. タッチパネルを備える携帯情報装置の操作方法であって、
    前記タッチパネルの長手方向両側部においてユーザが前記タッチパネルに触れている接触位置を検出し、
    前記接触位置の中で、前記ユーザが当該携帯情報装置を把持している手の人差し指、中指、薬指および小指のいずれかが接触している把持位置を特定し、
    前記タッチパネルを、前記把持位置の全てを含む把持領域と、前記把持位置を含まない解放領域とに分割し、
    前記把持領域および前記解放領域の一方の表示内容を固定し、前記把持領域および前記解放領域の他方の表示内容のみを、前記タッチパネルへのタッチ操作により操作可能とすることを特徴とする方法。
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