JP2014047832A - カムアーム式管継手のロック装置及びロック部材 - Google Patents

カムアーム式管継手のロック装置及びロック部材 Download PDF

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修司 杉田
Yoshikazu Nabeshima
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    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/12Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members using hooks, pawls or other movable or insertable locking members
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Abstract

【課題】簡単な構造でカムアームをロック位置に保持して偶然的なカムアームの回動による不用意な第一連結部材及び第二連結部材の分離を長期間に亘り防止する。
【解決手段】ロック部材4と係止部4bで係合したままカムアーム3を、ロック位置P2からロック解除位置P1に向け回動することに伴って、ロック部材4に同方向への強い外力が作用しても、板状のベース部4aの長手方向と交差する基端面に設けられるストッパー部4cが第一連結部材1の表面に当接し、ベース部4aはその厚み方向へ圧縮荷重を受けるだけで、ストッパー部4cの形状は変形せず、ロック部材4の全体を移動不能に固定するストッパーとして機能し続ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、雄形の連結部材と雌形の連結部材を着脱自在に結合するカムアーム式管継手(カップリング)において、カムアームを選択的にロック位置に固定するためのロック装置と、それに用いられるロック部材に関する。
従来、この種のカムアーム式管継手のロック装置として、雌形の連結部材の対向外面から1対のピボット耳部が突出形成され、これらピボット耳部の間にカムアームと板状のロック部材を配置してピンが挿通されることにより、カムアーム及びロック部材が平行に枢着され、カムアームをロック位置とロック解除位置に亘って回動自在に支持するものがある。ロック部材は、そのベース部の一端部を折り曲げてストッパー面が形成され、このストッパー面を連結部材のピボット耳部に対して該ストッパー面の折り曲げ方向へ突き当てることで、ロック部材が回転不能に固定され、ベース部の他端にはカムアームの凹部と係合する突起を一体形成するとともに、カムアームの反対側から間隔を置いて圧力面が一体形成される。そして、カムアームをロック位置に回動させた時に、その凹部がロック部材の突起と係合することで、カムアームが回動不能に保持され、ロック位置にロックする。また、このロック状態において、圧力面をカムアームに向け押圧してロック部材のベース部を弾性変形させることにより、ベース部が弾性変形して突起がカムアームの凹部から外れ、カムアームをロック位置からロック解除位置に向け回動可能にしている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第5791694号明細書
このような従来のカムアーム式管継手のロック装置では、ロック部材の一部を折り曲げ加工したストッパー面が、連結部材側に当接することで、ロック部材の回転移動が阻止され、圧力面の押圧によりロック部材を弾性変形させることで、カムアームとロック解除されるようにしている。
ところで、特に不慣れな作業者は、圧力面が押圧されずにロック部材とのロック解除が行われないまま、カムアームを回動させることが考えられる。この場合にはストッパー面に強い負荷がかかるため、ストッパー面が折り曲げ加工した方向と逆向きに変形しないように、ロック部材を変形し難い材料で形成することが好ましい。
しかし、カムアームとのロック解除をスムーズに行うためには、ロック部材を弾力性に優れた変形可能な材料で形成する必要がある。
つまり、ロック部材においてその一端部のストッパー面と、それを除くベース部とでは相反する性能を持つ必要があり、これら両方の機能を持ち合わせたロック部材を製造することは極めて困難である。
そこで、現実的なロック部材の製造方法としては、カムアームとのロック解除をスムーズに行えるように、ロック部材の全体を弾性変形可能な材料で薄板状に形成する方法しかなかった。そのため、ロック部材とのロック解除が行われずにカムアームを回動させる行為によってストッパー面に強い外力を受けると、ストッパー面がその折り曲げ方向と逆向きへ徐々に変形してピボット耳部から徐々に突出し、最終的には折り曲げ前の形状に戻ってしまった。
それにより、ストッパーとしての機能が著しく低下するため、ロック部材のみを頻繁に交換する必要があり、その分だけ稼働率が低下するという問題があった。
さらに、ロック部材の全体が弾性変形し易いため、比較的に小さな衝撃が発生しても、偶発的にカムアームとロック解除されてしまうおそれがあるという問題があった。
また、ピンによって、レバー形状のカムアームと薄板状のロック部材が僅かな隙間を挟んで平行に並んで配置されるため、作業者が手でカムアームをロック位置に向けて回動すると、勢い余って作業者の掌が変形した薄板状のロック部材の端縁に突き当たって、痛みを感じるという問題もあった。
本発明は、このような問題に対処することを課題とするものであり、簡単な構造でカムアームをロック位置に保持して偶然的なカムアームの回動による不用意な第一連結部材及び第二連結部材の分離を長期間に亘り防止すること、などを目的とするものである。
このような目的を達成するために本発明によるカムアーム式管継手のロック装置は、第一筒状部を有する第一連結部材と、前記第一筒状部に挿入される第二筒状部を有する第二連結部材と、前記第一連結部材に対しロック解除位置及びロック位置に亘って回動自在に設けられ、前記ロック解除位置にある時には前記第一筒状部に対し前記第二筒状部を軸方向へ移動可能にし、前記ロック位置にある時には前記第一筒状部に対し前記第二筒状部を軸方向へ移動不能に結合するカムアームと、前記第一連結部材に対し前記カムアームと並んで設けられるロック部材と、を備え、前記ロック部材は、板状のベース部と、前記ベース部の先端側に前記カムアームと前記ロック位置で係合して回動不能に保持するように設けられる係止部と、前記ベース部の長手方向と交差する基端面に前記第一連結部材と対向するように設けられるストッパー部を有し、前記ストッパー部が前記第一連結部材の表面に当接することで前記ベース部及び前記係止部を移動不能に固定させるようにしたことを特徴とする。
このような目的を達成するために本発明によるロック部材は、第一筒状部を有する第一連結部材と、前記第一筒状部に挿入される第二筒状部を有する第二連結部材と、前記第一連結部材に対しロック解除位置及びロック位置に亘って回動自在に設けられ、前記ロック解除位置にある時には前記第一筒状部に対し前記第二筒状部を軸方向へ移動可能にし、前記ロック位置にある時には前記第一筒状部に対し前記第二筒状部を軸方向へ移動不能に結合するカムアームと、を備えたカムアーム式管継手に対し、前記カムアームと並んで前記第一連結部材に着脱自在に取り付けられるロック部材であって、前記ロック部材は、板状のベース部と、前記ベース部の先端側に前記カムアームと前記ロック位置で係合して回動不能に保持するように設けられる係止部と、前記ベース部の長手方向と交差する基端面に前記第一連結部材と対向するように設けられるストッパー部を有し、前記ストッパー部が前記第一連結部材の表面に当接することで前記ベース部及び前記係止部を移動不能に固定させるようにしたことを特徴とする。
前述した特徴を有する本発明によるカムアーム式管継手のロック装置及びロック部材は、ロック部材と係止部で係合したままカムアームを、ロック位置からロック解除位置に向け回動することに伴って、ロック部材に同方向への強い外力が作用しても、板状のベース部の長手方向と交差する基端面に設けられるストッパー部が第一連結部材の表面に当接し、ベース部はその厚み方向へ圧縮荷重を受けるだけで、ストッパー部の形状は変形せず、ロック部材の全体を移動不能に固定するストッパーとして機能し続ける。
したがって、簡単な構造でカムアームをロック位置に保持して偶然的なカムアームの回動による不用意な第一連結部材及び第二連結部材の分離を長期間に亘り防止することができる。
その結果、ロック部材とのロック解除が行われずにカムアームを回動させる行為でストッパー面に強い外力を受けることにより、ストッパー面がその折り曲げ方向と逆向きに変形してしまう従来のものに比べ、ロック部材の交換時期が延長されて寿命が延び、稼働率の向上が図れるとともに経済的である。
本発明の実施形態に係るカムアーム式管継手のロック装置及びロック部材の全体構成を示す説明図であり、(a)が第一連結部材及び第二連結部材の結合前の一部切欠正面図、(b)が結合後の一部切欠正面図である。 図1(b)における第一連結部材の一部切欠左側面図である。 第一連結部材の斜視図である。 第一連結部材の分解斜視図である。 本発明の他の実施例に係るカムアーム式管継手のロック装置及びロック部材の全体構成を示す説明図(第一連結部材の一部切欠左側面図)である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係るカムアーム式管継手Aのロック装置は、図1〜図5に示すように、第一の管体Bが接続されて第一筒状部1aを有する雌形の第一連結部材1と、第二の管体Cが接続されて第二筒状部2aを有する雄形の第二連結部材2と、第一連結部材1に回動自在に設けられるカムアーム3と、第一連結部材1に対しカムアーム3と並んで設けられるロック部材4と、を主要な構成要素として備えている。
さらに、カムアーム3及びロック部材4は、カムアーム式管継手Aの第一連結部材1に対し、後述するピン1dを介して着脱自在に取り付けられ、それぞれ交換可能になっている。
雌形の第一連結部材1は、円筒状に形成され、その一端開口には、例えば金属製やその他の材料からなる第一の管体Bを着脱自在に接続して可撓性ホースなどが取り付け可能となり、それと反対側で第二連結部材2と対向する他端には、第一筒状部1aを形成している。
第一連結部材1において第一筒状部1aの外側には、後述するカムアーム3が回動自在に設けられている。第一連結部材1の外周面において対称となる位置に一対のカムアーム3を配置することが好ましい。
雄形の第二連結部材2は、円筒状に形成され、その一端開口には、例えば金属製やその他の材料からなる第二の管体Cを着脱自在に接続して可撓性ホースなどが取り付け可能となり、それと反対側で第一連結部材1と対向する他端には、第一筒状部1aよりも小径でそれに挿入(嵌入)される第二筒状部2aを形成している。
第二連結部材2において第二筒状部2aの外周面には、後述するカムアーム3のカム面3aと係合する周溝2bが形成されている。
第一連結部材1及び第二連結部材2の具体例としては、米国特許第5,295,717号、米国特許第5,435,604号明細書などに記載されている。
詳しくは、第一連結部材1の外周面において対称となる位置に、一対のピボット耳部1bがそれぞれ突設されるとともに、ピボット耳部1bで挟まれた位置には開口部1cがそれぞれ開穿される。
ピボット耳部1bの間には、後述するカムアーム3が第一連結部材1の軸方向と略平行に配置され、ピボット耳部1b及びカムアーム3の基端部に亘ってピン1dを挿通することにより、第一連結部材1に対してカムアーム3が回動自在に枢着され、カムアーム3の回動操作に伴って、カム面3aが開口部1cを貫通して第一筒状部1aの内周面に向け突出するように配置している。
カムアーム3は、第一連結部材1の第一筒状部1aに対して第二連結部材2の第二筒状部2aを軸方向へ挿入又は取り外しを可能にするロック解除位置P1と、第一連結部材1の第一筒状部1aに対して第二連結部材2の第二筒状部2aが挿入されて両者が結合されたロック位置P2と、に亘って手動操作するためのレバーである。
カムアーム3の基端には、カム面3aが形成され、その近傍にピン1dが貫通する枢支孔3bを開穿している。カムアーム3の先端には、リング3cを取り付けることが好ましい。
さらに、カムアーム3のカム面3aは、その回動操作によって、ピン1dからカム面3aまでの半径方向長さが変化するように設計されている。
図1(a)に示される例では、カムアーム3がロック解除位置P1に回動した状態を実線で表している。
ロック解除位置P1では、カムアーム3が第一連結部材1の径方向外側へ向けて延びるように回動しており、この状態でカム面3aの径方向内側へ突出量が最小となり、第一連結部材1の開口部1c内に配置されて第一筒状部1aの内周面に突出せず、第一筒状部1aの内周面に沿って第二連結部材2の第二筒状部2aを軸方向へ往復動可能にしている。
また、図1(b)に示される例では、カムアーム3がロック位置P2に回動した状態を実線で表している。
ロック位置P2では、カムアーム3が第一連結部材1の径方向外側へ向けて第一連結部材1の一端と軸方向へ略平行に延びるように回動しており、この状態でカム面3aの径方向内側へ突出量が最大となり、第一連結部材1の開口部1cから第一筒状部1aの内周面に向け突出して第二筒状部2aの外周面の周溝2bと係合し、第一筒状部1aの内周面に対して第二連結部材2の第二筒状部2aを軸方向へ移動不能にしている。
さらに、第一連結部材1において第一筒状部1aの内部には、第二連結部材2において第二筒状部2aの先端2cと対向する環状シール材1eが設けられ、図1(b)に実線で示される第一連結部材1と第二連結部材2の結合時には、第二筒状部2aの先端2cが環状シール材1eに圧接して環状シール材1eを部分的に圧縮変形させることにより、両者間が密閉されている。
ところで、カムアーム3の偶然的な回動は、第一連結部材1の第一筒状部1aと第二連結部材2の第二筒状部2aとの結合を解いて、第一の管体B及び第二の管体Cを通る流体が流出する危険性がある。
これを防止するため、ロック部材4によってカムアーム3がロック位置P2からロック解除位置P1へ偶然的に回動しないようにロックしている。
ロック部材4は、平板状に形成されるベース部4aと、ベース部4aの先端側にカムアーム3の一部とロック位置P2で係合して回動不能に保持するように設けられる係止部4bと、ベース部4aにおいてその長手方向と交差する厚み方向の基端面に第一連結部材1と対向するように設けられるストッパー部4cと、を有している。
さらに、ロック部材4は、ベース部4aがカムアーム3の一側面3dと互いに接して略平行に並ぶようにセットされている。
ロック部材4のセット例としては、図1〜図5に示される場合、ベース部4aにおいてストッパー部4cの近傍に貫通孔4dを開穿し、貫通孔4dにピン1dを遊嵌状に挿通させることにより、ピン1dの挿通方向へ所定角度だけ傾動自在に支持している。
また、その他の例として図示しないが、貫通孔4dに代えてピン1dと嵌合する略C形の凹部を形成し、この凹部をピン1dに対して脱落不能に嵌合させることにより、ピン1dの挿通方向へ所定角度だけ傾動自在にロック部材4が支持され、ロック部材4の交換時にはピボット耳部1bからピン1dを抜き取ることなく、工具などを用いてロック部材4のみが取り外し可能にすることも可能である。
係止部4bの具体例としては、図1〜図5に示される場合、カムアーム3の一側面3d又は平面3eに向け突出して係合する突起を一体形成している。
ストッパー部4cは、第一連結部材1の表面に当接することでベース部4a及び係止部4bを移動不能に固定させるように配置される。
ストッパー部4cの具体例としては、図1〜図5に示される場合、ベース部4aの基端面を、第一連結部材1の開口部1cにおける開口縁と対向するように傾斜させ、この傾斜面を開口部1cの開口縁に当接させている。さらに、ベース部4aを第一筒状部1aの外周面に接触させて、ロック部材4の回動を阻止することが好ましい。
また、その他の例として図示しないが、係止部4bとして突起に代え、カムアーム3の平面3eを除く略前面を包み込むよう略コの字形に形成したり、ストッパー部4cとして傾斜面に代え、開口部1cの開口縁と嵌合する凹状に形成したりすることも可能である。
さらに、ロック部材4は、ベース部4aの先端側に係止部4bと対向してカムアーム3の一側面3dや平面3eと離隔させる方向へ係止部4bを移動させる圧力部4eを、有することが好ましい。
圧力部4eの具体例としては、図1〜図5に示される場合、ベース部4aの先端側をカムアーム3の底面3f及び他側面3gに沿って断面コの字形に折り曲げ加工し、カムアーム3の他側面3gと所定の隙間を空けて対向するように配置される突片を圧力部4eとしている。指などで圧力部4eをカムアーム3の他側面3gに向け押圧して、カムアーム3の一側面3dや平面3eと離隔させる方向へ係止部4bを移動させることにより、少なくともベース部4aの先端側が傾動して、係止部4bがカムアーム3の一側面3d又は平面3eから外れるようにしている。
また、その他の例として図示しないが、圧力部4eを設けずに作業者が直接的にカムアーム3を持って回動させることにより係止部4bから外れるように構成することも可能である。
ロック部材4の近傍には、ベース部4aをカムアーム3側に押圧する弾性変形可能な弾性手段5を、ロック部材4に沿って設けることが好ましい。
弾性手段5の具体例としては、図1〜図5に示される場合、弾性手段5として、例えば波形座金やバネ座金などからなるバネ材をロック部材4と別個に用意し、弾性手段5となるバネ材を、ベース部4aの基端側とそれに隣り合うピボット耳部1bの間に挟み込むとともに、ピン1dを挿通させるなどして脱落不能に取り付けることにより、ロック位置P2で係合するロック部材4をカムアーム3側に押圧して、偶発的なロック解除を防止している。さらに、圧力部4eの押圧操作に伴い弾性手段5となるバネ材が弾性変形してベース部4aの全体を傾動可能に支持している。
また、その他の例として図示しないが、弾性手段5となるバネ材をロック部材4の基端側に固着することで一体化したり、ロック部材4の基端側を加工することで弾性手段5が一体形成されるように構成したり、弾性手段5を設けずにロック部材4のベース部4aを弾性変形させることで、ベース部4aの先端側をカムアーム3から離隔する方向へ傾動させることも可能である。
そして、本発明の実施形態に係るカムアーム式管継手Aのロック装置によると、図1(b)に実線で示されるように、カムアーム3をロック位置P2に回動させることにより、カムアーム3の一部がロック部材4と係止部4bで係合して、カムアーム3がロック位置P2からロック解除位置P1へ偶然的に回動しないようにロックしている。
このロック状態で不慣れな作業者が、ロック部材4と係止部4bで係合したままカムアーム3を、ロック位置P2からロック解除位置P1に向け回動し、これに伴って、ロック部材4に同方向への強い外力が作用しても、平板状のベース部4aの長手方向と交差する基端面に設けられるストッパー部4cが第一連結部材1の表面に当接し、ベース部4aはその厚み方向へ圧縮荷重を受けるだけで、ストッパー部4cの形状は変形せず、ロック部材4の全体を移動不能に固定するストッパーとして機能し続ける。
したがって、簡単な構造でカムアーム3をロック位置P2に保持して偶然的なカムアーム3の回動による不用意な第一連結部材1及び第二連結部材2の分離を長期間に亘り防止することができる。
その結果、ロック部材4の交換時期が延長されて寿命が延び、稼働率の向上が図れるとともに経済的である。
特に、ロック部材4が、ベース部4aの先端側に係止部4bと対向してカムアーム3と離隔させる方向へ係止部4bを移動させる圧力部4eを有し、ロック部材4に沿って、ベース部4aをカムアーム3側に押圧する弾性手段5が設けられる場合には、弾性手段5でベース部4aがカムアーム3へ向けて弾性的に押圧されるため、ロック位置P2で係合するロック部材4の係止部4bがカムアーム3から外れない。
したがって、偶発的なロック解除を防止することができる。
その結果、比較的に小さな衝撃が発生しても、ロック部材の全体が弾性変形して偶発的にカムアームとロック解除されるおそれがある従来のものに比べ、安全性を向上させることができる。
さらに、圧力部4eを押圧してカムアーム3と離隔させる方向へ係止部4bを移動させることにより、弾性手段5が弾性変形するように構成した場合には、弾性手段5の弾性変形に伴って、ベース部4aの先端側がカムアーム3から離隔させる方向へ傾動するため、係止部4bがカムアーム3から外れる。
したがって、ロック部材4を弾性変形させることなくカムアーム3とロック解除することもできる。
その結果、ロック部材4の全体を変形し難い材料で形成でき、更にロック部材4の寿命を延ばすことができる。
次に、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1は、図1(a)(b)〜図4に示すように、カムアーム3がロック位置P2においてロック部材4を覆うように突出形成される平滑面部3hを有し、それによって作業者の掌と接触するカムアーム3の操作面を広くするものである。
図1(a)(b)〜図4に示される例では、ロック位置P2へ回動操作する際に接触するカムアーム3の平面3eにおいて、平滑面部3hをロック部材4と対向する一側端だけでなく、反対側の他側端もそれぞれ突出形成させて断面略T字形に成形している。
また、その他の例として図示しないが、カムアーム3の平面3eにおいて、ロック部材4と対向する一側端のみがロック部材4を覆うように平滑面部3hを突出形成させて断面略L字形に成形することも可能である。
そして、図1(a)(b)〜図4に示される例では、第一連結部材1の一端開口に、第一の管体Bを接続するための接続手段1fとして内ネジが設けられ、この内ネジに螺合する外ネジ管(図示しない)を第一の管体Bに挿着することにより、第一連結部材1の一端開口に対して第一の管体Bが着脱自在に接続されている。第二連結部材2の一端開口には、第二の管体Cを接続するための接続手段2dとして内ネジが設けられ、この内ネジに螺合する外ネジ管(図示しない)を第二の管体Cに挿着することにより、第二連結部材2の一端開口に対して第二の管体Cが着脱自在に接続されている。
また、その他の例として図示しないが、第一連結部材1の一端開口に設けられる接続手段1fとして内ネジに代え、外ネジを突設してそれに螺合する内ネジ管が挿着された第一の管体Bを着脱自在に接続したり、接続手段1fとして竹の子ニップルを一体に突設することで、可撓性ホースなどを着脱自在に接続したり、第二連結部材2の一端開口に設けられる接続手段2dとして内ネジに代え、外ネジを突設してそれに螺合する内ネジ管が挿着された第二の管体Cを着脱自在に接続したり、接続手段2dとして竹の子ニップルを一体に突設することで、ホースなどの可撓性がある管体を着脱自在に接続したり、第一の管体B及び第二の管体Cとして竹の子ニップルを接続することで、可撓性ホースなどをそれぞれ取り付けるなど、変更することも可能である。
さらに、図1(a)(b)〜図4に示される例では、ベース部4aの先端側を部分的にプレス加工することにより、ロック部材4の係止部4bとして突起を、カムアーム3の一側面3dに向け一体形成し、これと対向するカムアーム3の一側面3dには、係止部4bとなる突起と係合する第二係止部3iとして凹部を形成している。
このような本発明の実施例1に係るカムアーム式管継手Aのロック装置によると、作業者の掌と接触する操作面の面積が広がるため、カムアーム3の回動操作時において、カムアーム3の操作面が掌に食い込み難くなる。
したがって、カムアーム3の回動操作を軽くしてレバー操作し易くすることができるという利点がある。
さらに、カムアーム3をロック位置P2まで回動することにより、カムアーム3の平滑面部3hでロック部材4が覆われるため、作業者の掌が勢い余ってロック部材4の端縁に突き当たることがない。
したがって、カムアーム3をロック位置P2まで回動した時に、掌に痛みを感じることがなく、安全に操作することができるという利点がある。
特に、図1(a)(b)〜図4に示されるように、カムアーム3の平面3eにおいてロック部材4と対向する一側端だけでなく、反対側の他側端もそれぞれ平滑面部3hを突出形成させて断面略T字形に成形した場合には、カムアーム3をロック位置P2まで回動する際に、掌との接触面積が大きくなるため、カムアーム3の回動操作時において、カムアーム3の平面3eが掌に食い込むことなく、カムアーム3の回動操作が更に軽くなって、よりスムーズに回動操作できるという利点がある。
この実施例2は、図5に示すように、ロック部材4の係止部4bとして、ロック部材4からカムアーム3の平面3eに向け突出して係合する凸部4b′を形成し、圧力部4eの押圧によって係止部4bとなる凸部4b′を、カムアーム3の平面3eから外れるようにした構成が、図1〜図4に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は図1〜図4に示した実施例1と同じものである。
図5に示される例では、ロック部材4のベース部4aの先端側からカムアーム3の平面3eに向けて折り曲げ加工することにより、係止部4bとなる凸部4b′が形成されている。
このような本発明の実施例2に係るカムアーム式管継手Aのロック装置によると、カムアーム3でロック部材4を覆うことはできないが、前述した実施例1と同様に、簡単な構造でカムアーム3をロック位置P2に保持して偶然的なカムアーム3の回動による不用意な第一連結部材1及び第二連結部材2の分離を長期間に亘り防止することができる。
なお、ロック部材4の係止部4bは、前示した実施例及び図示例に限定されず、それ以外の形状に形成しても良い。
A カムアーム式管継手 1 第一連結部材
1a 第一筒状部 2 第二連結部材
2a 第二筒状部 3 カムアーム
3h 平滑面部 4 ロック部材
4a ベース部 4b 係止部
4c ストッパー部 4e 圧力部
5 弾性手段 P1 ロック解除位置
P2 ロック位置

Claims (4)

  1. 第一筒状部を有する第一連結部材と、
    前記第一筒状部に挿入される第二筒状部を有する第二連結部材と、
    前記第一連結部材に対しロック解除位置及びロック位置に亘って回動自在に設けられ、前記ロック解除位置にある時には前記第一筒状部に対し前記第二筒状部を軸方向へ移動可能にし、前記ロック位置にある時には前記第一筒状部に対し前記第二筒状部を軸方向へ移動不能に結合するカムアームと、
    前記第一連結部材に対し前記カムアームと並んで設けられるロック部材と、を備え、
    前記ロック部材は、板状のベース部と、前記ベース部の先端側に前記カムアームと前記ロック位置で係合して回動不能に保持するように設けられる係止部と、前記ベース部の長手方向と交差する基端面に前記第一連結部材と対向するように設けられるストッパー部を有し、前記ストッパー部が前記第一連結部材の表面に当接することで前記ベース部及び前記係止部を移動不能に固定させるようにしたことを特徴とするカムアーム式管継手のロック装置。
  2. 前記ロック部材が、前記ベース部の先端側に前記係止部と対向して前記カムアームと離隔させる方向へ前記係止部を移動させる圧力部を有し、前記ロック部材に沿って、前記ベース部を前記カムアーム側に押圧する弾性手段が設けられることを特徴とする請求項1記載のカムアーム式管継手のロック装置。
  3. 前記カムアームが、前記ロック位置において前記ロック部材を覆うように突出形成される平滑面部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のカムアーム式管継手のロック装置。
  4. 第一筒状部を有する第一連結部材と、
    前記第一筒状部に挿入される第二筒状部を有する第二連結部材と、
    前記第一連結部材に対しロック解除位置及びロック位置に亘って回動自在に設けられ、前記ロック解除位置にある時には前記第一筒状部に対し前記第二筒状部を軸方向へ移動可能にし、前記ロック位置にある時には前記第一筒状部に対し前記第二筒状部を軸方向へ移動不能に結合するカムアームと、を備えたカムアーム式管継手に対し、前記カムアームと並んで前記第一連結部材に着脱自在に取り付けられるロック部材であって、
    前記ロック部材は、板状のベース部と、前記ベース部の先端側に前記カムアームと前記ロック位置で係合して回動不能に保持するように設けられる係止部と、前記ベース部の長手方向と交差する基端面に前記第一連結部材と対向するように設けられるストッパー部を有し、前記ストッパー部が前記第一連結部材の表面に当接することで前記ベース部及び前記係止部を移動不能に固定させるようにしたことを特徴とするロック部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5816889B2 (ja) * 2013-05-24 2015-11-18 株式会社トヨックス レバー式管継手のロック装置

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