JP2012041963A - 継手用レバーのロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性部材の脱落を簡単な構造で防止する。
【解決手段】レバー3とロック部材4の両方に、弾性部材5に沿って形成され且つその形成方向と交差する方向に弾性部材5と係合する位置決め部6を設けることにより、弾性部材5が位置決め部6の突出方向と交差する方向へ位置ズレ不能に支持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、二つの流体導管を迅速に接続・分離できるようにした管継手において、手動のレバーをロック位置に固定するための継手用レバーのロック装置に関する。
従来、この種の継手用レバーのロック装置として、雌形連結部材の外周に、対向して枢着される1対のカムアームと、1対のロック用インタフェース構成体とが設けられ、各カムアームにロック部材をピンによってカムアームと相対的に回転運動可能に枢着し、これらロック部材のスロット内にばねの一部が配設され、各ばねの外端部をカムアームの接触面に取り付けるとともに、各ばねの内端部をスロット底部の取付け面でロック部材に取り付けることにより、ロック部材がカムアームに対して所定の枢軸位置に偏倚され、ロック部材の雄形部がロック用インタフェース構成体の開口部と係合して、各カムアームをロック位置に保持させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
さらに、ロック部材とロック用インタフェース構成体との係合を解くには、ばねリングを使用し、各ロック部材をカムアームに対して雌形連結部材の遠方に回転させることにより、ばねがロック部材とカムアームとの間で圧縮され、ロック部材の雄形部がロック用インタフェース構成体の開口部から外れてカムアームが解放され、それによってカムアームがロック位置からロック解除位置に回転可能となり、これら全てを1つの連続動作として行えるようになっている。
特許第3198382号公報
しかし乍ら、このような従来の継手用レバーのロック装置では、ロック部材の一部をカムアームの接触面に接触させることで、カムアームに対するロック部材の回転範囲が規制され、カムアームの接触面とロック部材のスロットとの間にばねを段落しないように圧縮させて挟持しているが、長期使用によりロック部材の回転規制部が摩耗すると、ロック部材のガタが大きくなってそのスロットとカムアームの接触面との間隔が広くなり、それによって、ばねが伸長し付勢力が失われてフリー状態となる。
このような状況では、カムアームの回動でばねに遠心力が作用したり、振動などが発生すると、ばねがスロットから抜け出てロック部材とカムアームの間に屈曲変形した状態で挟まったり、最悪の場合には完全に抜け落ちることがあるという問題があった。
さらに、長期使用によりカムアームのピンとロック部材の貫通孔との枢着部分が摩耗した場合においても、ロック部材のガタが大きくなってそのスロットとカムアームの接触面とが位置ズレし、それにより、ばねの軸線が屈曲して、この屈曲状態で僅かな振動が与えられただけでも、ばねがスロットから抜け出てロック部材とカムアームの間から抜け落ちるおそれがあるという問題があった。
特に、設置場所が例えば食品工場や薬品工場などのような製品への異物混入の対処が厳しい業界では、使用できないという問題があった。
本発明は、このような問題に対処することを課題とするものであり、弾性部材の脱落を簡単な構造で防止すること、コイルばねの脱落を防止すること、コイルばねの屈曲変形による脱落を防止すること、コイルばねの脱落を更に防止すること、などを目的とするものである。
このような目的を達成するために本発明は、第1の流体導管が接続される第1連結部材と、第2の流体導管が接続されて前記第1連結部材に対し着脱自在に嵌入される第2連結部材と、前記第1連結部材に第1枢軸を中心としてロック位置とロック解除位置とに亘り回動自在に取り付けられ、前記ロック位置にある時において前記第2連結部材の凹部に係合するカム面を有するレバーと、前記レバーに第2枢軸を介して回動自在に取り付けられ、前記第1連結部材の被係止部と係合する係止部を有するロック部材と、前記レバーと前記ロック部材との間に設けられ、前記ロック部材の前記係止部を前記第1連結部材の前記被係止部に向け付勢して係合させ、この付勢方向と逆に弾性変形されることで、前記被係止部から前記係止部を解除させる弾性部材とを備え、前記レバーと前記ロック部材の両方に、前記弾性部材に沿って形成され且つその形成方向と交差する方向に前記弾性部材と係合する位置決め部を設けたことを特徴とする。
前述した特徴に加えて、前記弾性部材がコイルばねであり、前記位置決め部が前記弾性部材となるコイルばねの外周と嵌合する凹溝であることを特徴とする。
前述した特徴に加えて、前記弾性部材がコイルばねであり、前記位置決め部が前記弾性部材となるコイルばねの中心空間に挿入される突起であることを特徴とする。
さらに前述した特徴に加えて、前記弾性部材となるコイルばねを挟んで互いに対向する前記レバーの内面と前記ロック部材の回動面に、前記位置決め部をそれぞれ設け、これら前記位置決め部の軸線を一直線状に配置したことを特徴とする。
前述した特徴を有する本発明は、レバーとロック部材の両方に、弾性部材に沿って形成され且つその形成方向と交差する方向に弾性部材と係合する位置決め部を設けることにより、弾性部材が位置決め部の形成方向と交差する方向へ位置ズレ不能に支持されるので、弾性部材の脱落を簡単な構造で防止することができる。
その結果、長期使用による摩耗でロック部材のガタが大きくなることによりばねが抜け落ちる可能性がある従来のものに比べ、長期使用によりロック部材のガタが大きくなっても、弾性部材が抜け落ちることがなく、脱落した弾性部材が食品や薬品などに製品へ混入するおそれが完全になくなり、特に食品工場や薬品工場などのような製品への異物混入の対処が厳しい業界でも使用することができて安全性に優れる。
さらに、前記弾性部材がコイルばねであり、前記位置決め部が前記弾性部材となるコイルばねの外周と嵌合する凹溝である場合には、弾性部材となるコイルばねの両端部外周に位置決め部となる凹溝がそれぞれ嵌合し、これらコイルばねの両端部外周が凹溝の形成方向と交差する方向に係合して、コイルばねが位置ズレ不能に支持されるので、コイルばねの脱落を防止することができる。
さらに、前記弾性部材がコイルばねであり、前記位置決め部が前記弾性部材となるコイルばねの中心空間に挿入される突起である場合には、弾性部材となるコイルばねと位置決め部となる突起とを当接させることにより、これら両者が突起の突出方向と交差する方向に係合して、コイルばねが位置ズレ不能に支持されるので、コイルばねの屈曲変形による脱落を防止することができる。
また、前記弾性部材となるコイルばねを挟んで互いに対向する前記レバーの内面と前記ロック部材の回動面に、前記位置決め部をそれぞれ設け、これら前記位置決め部の軸線を一直線状に配置した場合には、レバーとロック部材にそれぞれ設けられる位置決め部によって、弾性部材のコイルばねの両端部がそれぞれ位置ズレ不能で、且つ一直線状に支持されるので、コイルばねの脱落を更に防止することができる。
本発明の実施形態に係る継手用レバーのロック装置を示す縦断正面図であり、レバーがロック位置にある時を示している。 レバーがロック位置にあり、ロック部材と第1連結部材との係合が解除された時を示す縦断正面図である。 レバーがロック解除位置にある時を示す縮小縦断正面図である。 第1連結部材の分解斜視図であり、要部を一部切欠して示している。 本発明の他の実施形態に係る継手用レバーのロック装置を示す縦断正面図であり、レバーがロック位置にある時を部分拡大して示している。 本発明の他の実施形態に係る継手用レバーのロック装置を示す縦断正面図であり、レバーがロック位置にある時を部分拡大して示している。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る継手用レバーのロック装置Aは、図1〜図6に示すように、第1の流体導管Bが接続される筒状の第1連結部材1と、第2の流体導管Cが接続される筒状の第2連結部材2と、第1連結部材1に第1枢軸3aを介して回動自在に取り付けられるレバー3と、レバー3に第2枢軸4aを介して回動自在に取り付けられるロック部材4と、レバー3とロック部材4との間に設けられる弾性部材5とを備えている。
第1の流体導管B及び第2の流体導管Cは、例えばホースやチューブ又はパイプなどであり、これら両流体導管B,Cのいずれか一方が流体の供給源に通じ、他方が供給先に通じている。
第1連結部材1と第2連結部材2は、それぞれの一端部が互いに嵌り合う径の円筒状に形成される継手本体であり、これら一端部同士を嵌合させることで、両者が直線状に繋がるように構成されている。
具体例としては、図1に示すように、第1連結部材1の一端部に対して第2連結部材2の一端部が着脱自在に嵌入され、第2連結部材2の一端部外面に形成される凹部2aと、後述するレバー3の一部とが対向するように配置し、第1連結部材1の一端部の内側には、第2連結部材2の一端面と対向するようにガスケットDを設けることが好ましい。
第1連結部材1の一端部には、後述するレバー3を枢支するための第1枢軸3aが支持される枢支部1aが、第1連結部材1の軸方向と直交する方向へ形成され、この枢支部1aの近傍には、後述するレバー3の一部が貫通する開口部1bが形成されているとともに、後述するロック部材4の係止部4bと対向する被係止部1cが形成されている。
レバー3は、その先端側が第1枢軸3aを中心として回動することにより第1連結部材1と接近及び離隔するように枢支され、図1及び図2に示すように、該先端側が第1連結部材1に接近してほぼ平行になるまで回動した状態をロック位置とし、図3に示すように、先端側が第1連結部材1から離れる方向へ回動して外向きへ広がった状態をロック解除位置としている。
第1枢軸3aを中心とするレバー3の基部には、レバー3が図1及び図2に示すロック位置にある時に、第1連結部材1の開口部1bより第2連結部材2へ向け突出して凹部2aと係合するカム面3bが形成され、この係合状態で第1連結部材1に対して第2連結部材2が連結され、このカム面3bは、レバー3が図3に示すロック解除位置にある時には、第2連結部材2への突出量が最小となって、凹部2aとの係合が解除され、第1連結部材1に対して第2連結部材2が着脱自在となるような形状になっている。
さらに、レバー3には、後述するロック部材4を枢支するための第2枢軸4aが支持される枢支部3cが、第1連結部材1の軸方向と直交する方向へ形成されている。
ロック部材4は、その一端部が第2枢軸4aを中心としてレバー3の回動方向と同一方向へ回動するように枢支され、第1連結部材1の被係止部1cと対向する個所には、該被係止部1cと第1連結部材1の中心を通る径方向へ移動不能に係合する係止部4bが形成され、他端部には、係止部4bが第2枢軸4aを中心としてレバー3の回動方向と同一方向へ回動されることにより、係止部4bと被係止部1cとの係合を解除させる、例えばばねリングや他の部材などからなる解放手段4cが設けられる。
さらに、ロック部材4の所定個所には、ロック部材4の一端部が第2枢軸4aを中心として第1連結部材1と接近する方向へ回動した時に、レバー3の当接面3dに突き当たる回動角度規制部4dを設けることで、ロック部材4の回動範囲が所定角度に規制されている。
また、第2枢軸4aを中心とした回動によりレバー3と対向して接近又は隔離移動する個所を回動面4eとしている。
弾性部材5は、例えばコイルばねや板ばねなどの弾性変形可能なものであり、レバー3がロック位置にある時において、ロック部材4の係止部4bを第1連結部材1の被係止部1cに向け付勢して両者を係合させ、この付勢方向と逆に弾性変形することで、第1連結部材1の被係止部1cからロック部材4の係止部4bを解除させるように配置されている。
詳しくは、互いに対向して配置されるロック部材4の回動面4eとレバー3の内面3eとの間に、弾性部材5が配置され、弾性部材5の具体例としては、コイルばねを用いることが好ましい。
そして、互いに対向するロック部材4の回動面4e及びレバー3の内面3eの両方には、位置決め部6を設けている。
この位置決め部6は、弾性部材5に沿って凹状又は凸状に形成されるとともに、この形成方向と交差する方向、すなわち弾性部材5の軸方向と交差する方向に弾性部材5と係合している。
位置決め部6の具体例としては、弾性部材5となるコイルばねの外周5aと嵌合して収容する凹溝6a、又はコイルばねの中心空間5bに向け突出して挿入される突起6bを形成することが好ましい。
さらに、位置決め部6の凹溝6a又は突起6bは、レバー3の内面3e及びロック部材4の回動面4eの両方に、凹溝6a又は突起6bのいずれか一方をそれぞれ形成したり、凹溝6aと突起6bを組み合わせてそれぞれ形成することも可能である。
このような本発明の実施形態に係る継手用レバーのロック装置Aによると、図1に示すように、第1連結部材1の一端部に対して第2連結部材2の一端部が嵌入された状態で、レバー3をロック位置に回動させると、第2連結部材2の凹部2aに向けレバー3のカム面3bが突出して係合し、それにより、第1連結部材1と第2連結部材2がガスケットDを介して密閉状に連結される。
さらに、この連結状態では、レバー3に対してロック部材4が弾性部材5により偏倚され、ロック部材4の係止部4bが第1連結部材1の被係止部1cに向け付勢されて両者を係合させる。
それにより、レバー3の偶発的な回動が阻止されて、流体の配送中に第1連結部材1と第2連結部材2が外れることはない。
また、ロック部材4の係止部4bと第1連結部材1の被係止部1cとの係合を解くには、図2に示すように、ばねリングなどの解放手段4cを使用し、ロック部材4をその一端部が第2枢軸4aを中心としてレバー3の回動方向と同一方向、詳しくは第1連結部材1から離れるように回動させると、これに伴い弾性部材5が圧縮変形してロック部材4の係止部4bが第1連結部材1の被係止部1cから外れ、両者の係合を解除させる。
それ以降は、ロック部材4と共にレバー3を、第1枢軸3aを中心として第1連結部材1から離れる方向へ回動させると、図3に示すロック解除位置に至り、それにより、カム面3bが第2連結部材2の凹部2aから外れて係合が解除され、第1連結部材1に対して第2連結部材2が引き抜き可能となる。
それにより、一回の連続動作によってロック部材4の係合解除とレバー3のロック解除位置への回動を行うことができる。
ところで、レバー3の回動に伴ってロック部材4が回動する度に回動角度規制部4dとレバー3の当接面3dが互いに突き当たるため、長期使用によって摩耗し易く、これらが摩耗すると、ロック部材4のガタが大きくなってその回動面4eとレバー3の内面3eとの間隔が広くなり、それによって、弾性部材5の付勢力が失われてフリー状態となり、両者間から弾性部材5が抜け落ちるおそれがある。
しかし、本発明の実施形態に係る継手用レバーのロック装置Aによると、弾性部材5に沿って凹状又は凸状に形成される位置決め部6により、弾性部材5が位置決め部6の形成方向と交差する方向へ位置ズレ不能に支持されるため、長期使用によりロック部材4のガタが大きくなってレバー3の内面3eとの間隔が広くなったとしても、両者間から弾性部材5が抜け落ちることを防止できる。
特に、弾性部材5となるコイルばねの両端部外周5aに位置決め部6となる凹溝6aをそれぞれ嵌合させると、これらコイルばねの両端部外周5aが凹溝6aの形成方向と交差する方向に係合して、コイルばねの両端部外周5aがそれぞれ位置ズレ不能に支持されるため、弾性部材5となるコイルばねの脱落を防止できる。
次に、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1は、図1〜図4に示すように、第1連結部材1がレバー3として一対のカムアームを対向するように設けたカプラーで、第2連結部材2が凹部2aとして周溝を形成したアダプターであり、弾性部材5となるコイルばね(圧縮コイルばね)を挟んで互いに対向するレバー3の内面3eとロック部材4の回動面4eに位置決め部6をそれぞれ設け、これら位置決め部6の軸線が一直線状に配置される場合を示している。
さらに、位置決め部6として、レバー3の内面3eとロック部材4の回動面4eに、弾性部材5となるコイルばねの両端部外周5aと嵌合する凹溝6aを形成し、それぞれの軸線が一直線状になるように配置している。
図1〜図4に示される例では、レバー3となるカムアームの第1枢軸3aとしてレバー3と別体又は一体に形成されるピンを、第1連結部材1の枢支部1aとして開穿される通孔に挿通することにより、カムアームが枢支され、ロック部材4の第2枢軸4aとしてロック部材4と別体又は一体に形成されるピンを、レバー3の枢支部3cとして開穿される通孔に挿通することにより、ロック部材4が回動自在に枢支されている。
また、その他の例として図示しないが、第1枢軸3aと枢支部1a、第2枢軸4aと枢支部3cをそれぞれ回動自在に凹凸嵌合させるなど、別な構造で枢支させることも可能である。
またさらに、図1〜図4に示される例では、ロック部材4の係止部4bが凸状に形成され、これと対向する第1連結部材1の被係止部1cが凹状に形成されているが、これに限らず、ロック部材4の係止部4bを凹状に形成するとともに、第1連結部材1の被係止部1cを凸状に形成して、両者を係合させるなど、他の形状に形成することも可能である。
このような本発明の実施例1に係る継手用レバーのロック装置Aによると、弾性部材5となるコイルばねの両端部外周5aが、レバー3の内面3eとロック部材4の回動面4eにそれぞれ設けられる位置決め部6の凹溝6aによって、それぞれ軸線と交差する方向へ位置ズレ不能に支持されるため、弾性部材5となるコイルばねの抜け落ちを更に防止できるという利点がある。
この実施例2は、図5及び図6に示すように、位置決め部6として、弾性部材5となるコイルばねの中心空間5bに向け突出して挿入される突起6bを形成した構成が、図1〜図4に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は図1〜図4に示した実施例1と同じものである。
図5及び図6に示される例では、レバー3の内面3eに突起6bを円柱又は角柱の棒状に一体形成し、ロック部材4の回動面4eには凹溝6aが一体形成され、それぞれの軸線を一直線状に配置している。
また、その他の例として図示しないが、ロック部材4の回動面4eに形成される凹溝6a内に突起6bを突設して、弾性部材5となるコイルばねの両端中心空間5bにそれぞれ挿入することも可能である。
さらに、突起6bの形状も棒状に限らず、円錐や角錐又は円錐台や角錐台などの形状に形成することが可能であり、突起6bの先端面も図5に示されるような平滑面に限らず、図6に示されるように傾斜面6cとしたり、例えば半球状など丸く形成することも可能である。
このような本発明の実施例2に係る継手用レバーのロック装置Aによると、弾性部材5となるコイルばねの中心空間5bに位置決め部6となる突起6bが挿入されるため、弾性部材5のコイルばねと位置決め部6の突起6bが当接することにより、これら両者が突起6bの突出方向と交差する方向に係合して、コイルばねが位置ズレ不能に支持されるので、凹溝6aから弾性部材5が抜け出て屈曲変形しても抜け落ちることを防止できる。
特に、図6に示されるように、位置決め部6として突起6bの先端面を、ロック部材4の回動面4eに向け伸ばすとともに、回動面4eに沿って略平行となるように傾斜させた場合には、ロック部材4の回動によって回動面4eがレバー3の内面3eへ向け接近移動した時に、突起6bの先端の傾斜面6cが凹溝6aの開口縁や回動面4eに接触することなく、ロック部材4の回動面4eとが接近可能となるため、弾性部材5となるコイルばねの抜け出しを完全に防止できるという利点がある。
なお、前示実施例では、第1連結部材1がレバー3として一対のカムアームを対向するように設けられるカプラーである場合を示したが、これに限定されず、第1連結部材(カプラー)1の周方向にレバー(カムアーム)3を1個のみ又は3個以上設けても良い。
この場合も前述した実施例と同様な作用効果が得られる。
また、図示例では、レバー3の内面3eに突起6bを一体形成しているが、これに限定されず、突起6bを予め別個に形成しておき、例えばネジや押し込み嵌合又は接着剤などの固着手段によって突起6bを、レバー3の内面3e或いはロック部材4の回動面4eに後付けしても良い。
B 第1の流体導管 C 第2の流体導管
1 第1連結部材 1c 被係止部
2 第2連結部材 2a 凹部
3 レバー 3a 第1枢軸
3b カム面 3e 内面
4 ロック部材 4a 第2枢軸
4b 係止部 4e 回動面
5 弾性部材(コイルばね) 5a 外周
5b 中心空間 6 位置決め部
6a 凹溝 6b 突起

Claims (4)

  1. 第1の流体導管(B)が接続される第1連結部材(1)と、
    第2の流体導管(C)が接続されて前記第1連結部材(1)に対し着脱自在に嵌入される第2連結部材(2)と、
    前記第1連結部材(1)に第1枢軸(3a)を中心としてロック位置とロック解除位置とに亘り回動自在に取り付けられ、前記ロック位置にある時において前記第2連結部材(2)の凹部(2a)に係合するカム面(3b)を有するレバー(3)と、
    前記レバー(3)に第2枢軸(4a)を介して回動自在に取り付けられ、前記第1連結部材(1)の被係止部(1c)と係合する係止部(4b)を有するロック部材(4)と、
    前記レバー(3)と前記ロック部材(4)との間に設けられ、前記ロック部材(4)の前記係止部(4b)を前記第1連結部材(1)の前記被係止部(1c)に向け付勢して係合させ、この付勢方向と逆に弾性変形されることで、前記被係止部(1c)から前記係止部(4b)を解除させる弾性部材(5)とを備え、
    前記レバー(3)と前記ロック部材(4)の両方に、前記弾性部材(5)に沿って形成され且つその形成方向と交差する方向に前記弾性部材(5)と係合する位置決め部(6)を設けたことを特徴とする継手用レバーのロック装置。
  2. 前記弾性部材(5)がコイルばねであり、前記位置決め部(6)が前記弾性部材(5)となるコイルばねの外周(5a)と嵌合する凹溝(6a)であることを特徴とする請求項1記載の継手用レバーのロック装置。
  3. 前記弾性部材(5)がコイルばねであり、前記位置決め部(6)のいずれか一方又は両方が前記弾性部材(5)となるコイルばねの中心空間(5b)に挿入される突起(6b)であることを特徴とする請求項1記載の継手用レバーのロック装置。
  4. 前記弾性部材(5)となるコイルばねを挟んで互いに対向する前記レバー(3)の内面(3e)と前記ロック部材(4)の回動面(4e)に、前記位置決め部(6)をそれぞれ設け、これら前記位置決め部(6)の軸線を一直線状に配置したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の継手用レバーのロック装置。
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