JP2014047671A - デリバリパイプ - Google Patents

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尊祥 太田
Eiji Isogai
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Abstract

【課題】オリフィスの耐蝕性を担保する。
【解決手段】デリバリパイプ10は、複数のインジェクタ40へ燃料を供給するための共通供給路30、複数のインジェクタ40が取り付けられる取付部41、及び共通供給路30の内周壁面の一部に開口するとともに燃料供給源から共通供給路30へ燃料を供給するための燃料供給口31を有する主管体20と、主管体20の共通供給路30内にて燃料供給口31を塞ぐ形で配されるとともに、燃料供給口31及び共通供給路30に連通されるオリフィス62が形成されてなる耐蝕性部材60とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、デリバリパイプに関する。
従来から、内燃機関等において、燃料供給源から供給される燃料を、各気筒それぞれに設けられた複数のインジェクタに分配するフューエルデリバリパイプ(以下「デリバリパイプ」と言う)が用いられている(例えば、特許文献1)。デリバリパイプは、燃料を各インジェクタに供給する主経路と、その主経路に連通して上記複数のインジェクタが取付けられるインジェクタ取付部と、主経路とインジェクタ取付部とを連通し、オリフィス状に形成された連通孔とを有する。そして、燃料供給源から主経路に供給された燃料が、連通孔を通り、インジェクタ取付部に供給され、インジェクタ取付部に取付けられたインジェクタに分配される。
特開2002−70688号公報
ところで、デリバリパイプに供給される燃料に、アルコールが含まれると、デリバリパイプは、この燃料によって腐食される恐れがある。このため、デリバリパイプの内面に、例えばニッケル‐リンの耐蝕性被膜をメッキ処理によって形成することで、デリバリパイプの腐食を抑制する場合がある。
しかしながら、従来のデリバリパイプでは、オリフィス状に形成された連通孔がデリバリパイプ自身に形成されていたため、その連通孔に耐蝕性被膜が付着しにくいという問題があった。このため、オリフィスに形成されている耐蝕性被膜の厚さを、耐蝕に必要な厚さ分だけ確保することができず、オリフィスの耐蝕性が不十分となって腐食が生じるおそれがあった。
本明細書では、オリフィスの耐蝕性を担保することが可能なデリバリパイプに係る技術を開示する。
本明細書によって開示されるデリバリパイプは、複数のインジェクタへ燃料を供給するための共通供給路、複数の前記インジェクタが取り付けられる取付部、及び前記共通供給路の内周壁面の一部に開口するとともに燃料供給源から前記共通供給路へ燃料を供給するための燃料供給口を有する主管体と、前記主管体の前記共通供給路内にて前記燃料供給口を塞ぐ形で配されるとともに、前記燃料供給口及び前記共通供給路に連通されるオリフィスが形成されてなる耐蝕性部材とを備える。
上記デリバリパイプでは、前記主管体には、その軸線に沿って前記共通供給路を外部へ開口させるとともに、外部から前記耐蝕性部材を装着可能とされる装着開口部が設けられていても良い。
上記デリバリパイプでは、前記耐蝕性部材は、内部に前記共通供給路に並行するとともに前記共通供給路に連通される連通路を有する筒状をなしており、前記オリフィスは、前記耐蝕性部材の一部に前記連通路に連通する形で設けられていても良い。
上記デリバリパイプでは、前記装着開口部は、前記共通供給路よりも大径となるよう形成されていても良い。
上記デリバリパイプでは、前記主管体の周壁には、内部に前記燃料供給口に連通する燃料供給路を有するとともにその軸線が前記主管体の軸線と直交する形態の燃料供給管が設けられていても良い。
上記デリバリパイプでは、前記主管体は鉄製またはアルミニウム合金製であり、前記耐蝕性部材はステンレス製であっても良い。
本発明によれば、オリフィスの耐蝕性を担保することができる。
本実施形態の燃料供給装置の構成を模式的に示した斜視図 本実施形態のデリバリパイプの側面図 図2に示したデリバリパイプの側断面図 図3に示したデリバリパイプの端部の拡大側断面図 耐蝕性部材の斜視図 図4に示したデリバリパイプの端部における耐蝕性部材が開口部から分解された分解斜視図。 比較例のデリバリパイプを示した側断面図 本実施形態2のデリバリパイプの端部の拡大側断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図7によって説明する。本実施形態に係る燃料供給装置80は、図1に示すように、自動車70の車体71内に装備され、燃料タンク72からエンジン73に燃料を供給する。ここで、燃料とは、ガソリン、高濃度アルコール含有燃料、またはガソリンとアルコールとの混合燃料を広く含む。また、アルコールは、例えばメタノール、エタノール、ブタノールおよびプロパノールが利用可能である。なお、以下では、各図面の一部にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。
燃料供給装置80は、燃料供給ポンプ81と、フィルタ82と、圧力調整装置83と、燃料移送管84と、燃料供給管85と、燃料帰還管86と、フューエルデリバリパイプ(以下「デリバリパイプ」と言う)10と、を備えている。燃料タンク72内部の燃料は、燃料供給ポンプ81により加圧され、燃料移送管84を通り、フィルタ82によって濾過された後に圧力調整装置83に移送される。
燃料供給管85に供給される際の燃料の圧力は、圧力調整装置83によって調整される。燃料供給管85に送られた燃料は、燃料供給管85に接続されたデリバリパイプ10に送られた後、デリバリパイプ10によって複数のインジェクタ40に分配される。そして、各インジェクタ40の開閉弁を開くことで、各インジェクタ40に接続された供給用配管を介してエンジン73内の各気筒へ燃料が噴射される。また、インジェクタ40によって噴射されなかった燃料は、燃料帰還管86を通って燃料タンク72へと戻される。
(デリバリパイプの全体構成)
デリバリパイプ10は、図2に示すように、長尺な主管体20と、主管体20の外周面の一部から外向きに突き出す形で形成される燃料供給用の副管体(燃料供給管)21と、主管体20の外周面の一部から外向きに突き出す形で形成されるとともに複数のインジェクタ40が個別に取り付けられる複数の取付部41と、を備えている。一体部品であるこれら主管体20、副管体21及び取付部41には、耐蝕性処理として耐蝕性のメッキを用いたメッキ処理が施されており、それによりその内外周面のほぼ全域にわたって耐蝕性被膜(図示せず)が形成されている。なお、この耐蝕性メッキ処理として、本実施形態では、例えば無電解のニッケル−リンメッキ処理を行うようにしている。
(主管体)
主管体20は、例えば熱間鍛造によって鉄またはアルミニウム合金を成形することで、形成されており、図2に示すように、X軸方向に沿って延在する略筒状をなしている。主管体20の軸線方向(長さ方向)は、X軸方向と一致しているのに対し、主管体20の径方向は、X軸方向と直交する方向(Y軸方向及びZ軸方向を含む)となっている。なお、主管体20の外径は、8mm〜36mmの範囲であることが好ましく、本実施形態では例えば12mm程度としている。
主管体20の内部には、図3に示すように、その軸線方向(X軸方向)に沿って延びる共通供給路30が形成されている。主管体20は、共通供給路30における一方の端部(図3に示す左側端部)が閉塞されるのに対し、他方の端部(図3に示す右側端部)が軸線方向に沿って外部へ開口されており、それにより全体として略有底筒状をなしている。この主管体20における他方の端部に形成された開口部は、後述する耐蝕性部材60を外部から共通供給路30内に装着するのを許容する装着開口部34となっている。また、この装着開口部34は、共通供給路30の内壁面にメッキ処理を施す際におけるメッキの流入口・流出口としても利用することができる。共通供給路30は、その軸線方向(X軸方向)に対する垂直な断面、すなわち流路断面が例えば略円形に形成されている。これにより、燃料を円滑に搬送することができる。主管体20の周壁のうち副管体21に連なる部分には、上記した共通供給路30に連通する燃料供給口31が形成されている。燃料供給口31は、副管体21と同心状となる配置とされる。また、主管体20の周壁のうち各取付部41に連なる部分には、上記した共通供給路30に連通する分岐口36が形成されている。分岐口36は、取付部41と同数設けられており、各取付部41と同心状となる配置とされる。共通供給路30の直径は、4mm〜18mmの範囲であることが好ましく、本実施形態では例えば6mm程度としている。また、共通供給路30の直径に対する、主管体20の外径の比は、2分の1以下の関係になることが好ましく、本実施形態では例えば2分の1程度としている。
(副管体)
副管体21は、図2に示すように、主管体20に一体形成されるとともにその周壁からZ軸方向、つまり径方向に沿って外向きに突出している。副管体21は、その軸線方向が主管体20の径方向(Z軸方向)と一致した略筒状をなしており、その長さ寸法が主管体20の長さ寸法に比べると相対的に短いものとされる。略筒状をなす副管体21は、一方の端部(図2に示す下側の端部)が主管体20の周壁に連なるのに対し、他方の端部(図2に示す上側の端部)が外部に開放されている、とも言える。副管体21は、主管体20のうち長さ方向(X軸方向)の中央位置よりも他方の端部、つまり装着開口部34寄りの位置に偏心して配されている。詳しくは、副管体21は、主管体20の長さ方向について、装着開口部34と、各取付部41のうち最も装着開口部34に近い取付部41との間(中間)に位置している。なお、副管体21の外径は、上記した主管体20の外径よりも相対的に小さいものとされる。
副管体21の内部には、図3に示すように、その軸線方向(Z軸方向)に沿って延びる燃料供給路32が形成されており、その燃料供給路32における一方の端部(図3に示す下側の端部)が主管体20の共通供給路30に連通するよう開口する燃料供給口31となっている。従って、共通供給路30及び燃料供給路32は、X軸方向(主管体20の軸線方向)及びZ軸方向(副管体21の軸線方向)に沿って切断した断面形状が略T字型をなしている。燃料供給路32における他方の端部(図3に示す上側の端部)は、Z軸方向に沿って外部へ開口されており、ここに燃料供給管85が挿入されることで、燃料の供給を受けることが可能とされている。燃料供給路32における他方の端部には、燃料供給管85の挿入容易性を担保するためにテーパ面33が形成されている。燃料供給路32及び燃料供給口31は、その軸線方向に対する垂直な断面、すなわち流路断面が例えば略円形に形成されている。これにより、燃料を円滑に搬送することができる。なお、燃料供給路32及び燃料供給口31の径寸法は、上記した共通供給路30の径寸法よりも相対的に小さいものとされる。
(取付部)
取付部41は、図2に示すように、主管体20に一体形成されるとともに、その周壁のうち上記した副管体21とは異なる位置、具体的には周方向(軸線周り方向)について反対側の位置から、主管体20の径方向(Z軸方向)に沿って副管体21とは反対方向に向けて突出する形態とされている。取付部41は、その軸線方向が主管体20の径方向及び副管体21の軸線方向と一致した略筒状をなしており、その長さ寸法が主管体20の長さ寸法に比べると相対的に短いものとされる。略筒状をなす取付部41は、一方の端部(図2に示す上側の端部)が主管体20の周壁に連なるのに対し、他方の端部(図2に示す下側の端部)が外部に開放されている、とも言える。取付部41は、主管体20の軸線方向(X軸方向)に沿って複数(図2では4つ)が間欠的に並列して配されている。各取付部41間の配列ピッチは、ほぼ等しいものとされる。各取付部41は、主管体20においてその軸線方向について副管体21よりも装着開口部34側とは反対側に位置するよう配されている。なお、取付部41の外径は、上記した主管体20の外径よりも相対的に小さいものとされる。
各取付部41の内部には、図3に示すように、その軸線(Z軸方向)に沿って延びる取付孔42がそれぞれ形成されており、その取付孔42における一方の端部(図3に示す上側の端部)が主管体20の各分岐口36を介して共通供給路30と連通されている。各取付孔42における他方の端部(図3に示す下側の端部)は、Z軸方向に沿って外部へ開口されており、ここに各インジェクタ40がそれぞれ取り付けられることで、共通供給路30からの燃料を各分岐口36を介して各インジェクタ40へと分配できるようになっている。取付孔42及び分岐口36は、その軸線に対する垂直な断面、すなわち流路断面が例えば略円形に形成されている。なお、取付孔42及び分岐口36の径寸法は、上記した共通供給路30の径寸法よりも相対的に小さいものとされる。
(耐蝕性部材)
さて、本実施形態に係るデリバリパイプ10は、図3に示すように、主管体20(副管体21及び取付部41)とは別部品である耐蝕性部材60を有しており、この耐蝕性部材60が主管体20における共通供給路30内に装着されるとともに燃料供給口31を塞ぐ形で配されている。この耐蝕性部材60は、例えばステンレス材などの、アルコールを含有する燃料に対して十分な耐蝕性を有する材料からなるものとされる。そして、この耐蝕性部材60には、共通供給路30及び燃料供給口31(燃料供給路32)に連通されるオリフィス62が形成されている。オリフィス62は、その径寸法が共通供給路30及び燃料供給口31の各径寸法よりも十分に小さく設定されており、それにより燃料圧力の脈動を低減することができるものとされる。このオリフィス62を有する耐蝕性部材60は、上記した鉄またはアルミニウム合金からなる主管体20、副管体21及び取付部41のように耐蝕性メッキ処理を施さずとも、十分な耐蝕性を有している。
詳しくは、耐蝕性部材60は、図4及び図5に示すように、主管体20と軸線方向が一致した略筒状をなしており、その内部には、共通供給路30に連通される連通路61が形成されている。連通路61の径寸法は、共通供給路30の径寸法よりは小さいものの、オリフィス62の径寸法よりは大きいものとされる。また、連通路61の径寸法は、耐蝕性部材60の周壁の厚さ寸法よりも大きいものとされる。耐蝕性部材60は、主管体20の内周壁面(共通供給路30)に沿った略円筒状をなしており、その外径寸法D2が共通供給路30の径寸法(主管体20の内径寸法)D1とほぼ同じになるか、或いはD1よりも多少大きくなるよう形成されている。従って、耐蝕性部材60は、共通供給路30内に圧入状態で装着されている。
一方、耐蝕性部材60は、図4に示すように、その長さ寸法(軸線方向についての寸法)が燃料供給口31及び燃料供給路32の径寸法(副管体21の内径寸法)よりも大きくなるよう形成されている。その上で、耐蝕性部材60は、燃料供給口31を跨ぐよう配されることで、燃料供給口31の口縁に対して全周にわたって当接されている。詳細には、耐蝕性部材60は、その長さ方向の中央部が燃料供給口31を塞ぐようにして配されており、その燃料供給口31内に配される部分にオリフィス62が形成されている。耐蝕性部材60を構成する連通路61の周壁を厚さ方向(Z軸方向、耐蝕性部材60の径方向)に沿って貫通することで、連通路61及び燃料供給口31に開口している。従って、燃料供給口31内の燃料は、オリフィス62を通されてから連通路61に通され、その後共通供給路30に通されるようになっている。オリフィス62は、耐蝕性部材60における長さ方向の中央位置に配されており、燃料供給口31の中心とほぼ一致する配置とされている。また、オリフィス62は、図5に示すように、その平面に視た外形が燃料供給口31の断面形状と相似形となる略円形状とされている。オリフィス62の径寸法は、大きくなるほど機械加工コストが良好になる一方で燃料圧力の脈動抑制性能が低下するのに対し、小さくなるほど機械加工コストが悪化する一方で燃料圧力の脈動抑制性能が向上する傾向とされる。従って、具体的なオリフィス62の径寸法は、機械加工コスト及び脈動抑制性能を考慮すると、例えば0.5mm〜1.5mmの範囲とされるのが好ましく、特に脈動抑制性能を優先するのであれば、例えば0.5mm〜1mm(1mm以下)の範囲とされるのがより好ましい。
上記した構成の耐蝕性部材60は、図6に示すように、主管体20における他方の端部に形成された装着開口部34から共通供給路30内に装着されている。装着開口部34は、その径寸法が耐蝕性部材60の外径寸法D2及び共通供給路30の径寸法D1よりも十分に大きくなるよう形成されており、それにより耐蝕性部材60の装着作業性の向上が図られている。その上、装着開口部34と共通供給路30との接続箇所には、全周にわたってテーパ面35が形成されており、それにより耐蝕性部材60が装着開口部34側から共通供給路30側に圧入される際の作業性がより高いものとなっている。なお、この装着開口部34は、耐蝕性部材60が装着された後に、例えば図示しないキャップを装着することで封止される。
(デリバリパイプの製造方法)
次に、本実施形態に係るデリバリパイプ10の製造方法の一例を説明する。本実施形態のデリバリパイプ10の製造方法は、主管体製造工程と、メッキ処理工程と、圧入工程とを含む。
(主管体製造工程)
主管体製造工程では、鉄またはアルミニウム合金からなる丸棒形状の素材を熱間鍛造することで、副管体21及び取付部41を有する主管体20を製造する。この製造された主管体20にトリミングを行うことで、主管体20に共通供給路30、燃料供給口31、開口部34、分岐口36がそれぞれ形成される。また、同様に、副管体21と取付部41とにトリミングを行うことで、副管体21に燃料供給路32が形成され、取付部41に取付孔42が形成される。
(メッキ処理工程)
メッキ処理工程では、上記した主管体製造工程を経て製造された主管体20、副管体21及び取付部41に耐蝕性メッキ処理を施すことで、耐蝕性被膜を形成する。具体的には、主管体20、副管体21及び取付部41を、ニッケル及びリンを含有するメッキ液で満たしたメッキ槽中に浸すことでメッキ処理を行うと、その内外周面の全域にわたって耐蝕性被膜が形成される。主管体20、副管体21及び各取付部41の内周面に耐蝕性被膜が形成されることで、共通供給路30、燃料供給口31、各分岐口36、燃料供給路32及び取付孔42内を通される燃料にアルコールが含有されていても、そのアルコールによってこれらの内周壁面が腐食されるのを防ぐことができる。また、主管体20、副管体21及び各取付部41における外周面に関しては、塩害による腐食が防止される。これら主管体20、副管体21及び取付部41には、微小な孔であるオリフィス62が形成されていないことから、その内外周面にムラのない、均一な膜厚の耐蝕性被膜が形成されており、それにより高い腐食防止効果が得られている。
(圧入工程)
圧入工程では、図6に示すように、主管体20における装着開口部34から外部の耐蝕性部材60を共通供給路30内に圧入する。このとき、装着開口部34は、その径寸法が耐蝕性部材60の外径寸法D2よりも十分に大きいことから、耐蝕性部材60の導入が容易なものとなっている。耐蝕性部材60を、オリフィス62が副管体21側を向く姿勢(オリフィス62がZ軸方向に沿って燃料供給路32側に開口する姿勢)で装着開口部34の奥方へと押し込むと、テーパ面35によって案内されることで、耐蝕性部材60は共通供給路30内へと円滑に圧入される。さらに耐蝕性部材60を共通供給路30の奥方へ圧入すると、耐蝕性部材60における圧入方向の奥側端部が燃料供給口31を超えてその奥側に至った後、オリフィス62が燃料供給口31に連通される。そして、図4に示すように、オリフィス62が燃料供給口31と同心となる位置に達したところで、耐蝕性部材60の圧入作業が完了される。この状態では、燃料供給口31の口縁に対して耐蝕性部材60の外周壁面が全周にわたって密着状態で当接されることで、燃料供給口31が塞がれているものの、オリフィス62が燃料供給口31に連通されることで、燃料供給口31から共通供給路30への燃料の供給が可能とされている。その後、装着開口部34に図示しないキャップを装着することで、装着開口部34を封止する。
(デリバリパイプの作用)
燃料供給管85から副管体21の燃料供給路32に燃料を供給すると、その燃料は、図3に示すように、燃料供給口31から耐蝕性部材60のオリフィス62を通された後に連通路61に通され、それから主管体20の共通供給路30へと供給される。その後、燃料は、共通供給路30から各分岐口36を通して各取付部41に取り付けられた各インジェクタ40へと分配される。この燃料の通過経路には、共通供給路30及び燃料供給口31よりも径寸法が十分に小さなオリフィス62が形成されているから、燃料圧力の脈動を低減することができる。
ここで、燃料が通過する燃料供給路32、燃料供給口31、共通供給路30及び分岐口36における内周壁面には、全域にわたって耐蝕性被膜が形成されているから、燃料にアルコールが含有されていても、そのアルコールによって腐食されるのを防ぐことができる。しかも、燃料が通過するオリフィス62及び連通路61は、耐蝕性部材60に形成されていることから、耐蝕性被膜を有さずとも十分な耐蝕性が確保されている。
(本実施形態の効果)
本実施形態に係るデリバリパイプ10は、複数のインジェクタ40へ燃料を供給するための共通供給路30、複数のインジェクタ40が取り付けられる取付部41、及び共通供給路30の内周壁面の一部に開口するとともに燃料供給源から共通供給路30へ燃料を供給するための燃料供給口31を有する主管体20と、主管体20の共通供給路30内にて燃料供給口31を塞ぐ形で配されるとともに、燃料供給口31及び共通供給路30に連通されるオリフィス62が形成されてなる耐蝕性部材60とを備えており、それにより以下の効果を奏する。
上記したように本実施形態に係るデリバリパイプ10では、主管体20の共通供給路30内に配される耐蝕性部材60に、燃料供給口31及び共通供給路30に連通されるオリフィス62が形成されているから、燃料圧力の脈動を低減することができるのに加え、次の効果が得られる。すなわち、従来では、主管体にオリフィスを形成しているため、アルコールを含有する燃料に対する耐蝕性を高めるべく主管体に耐蝕性のメッキ処理を施すと、共通供給路や燃料供給口に比べて小径なオリフィスにはメッキが十分に付着せずにオリフィスに腐食が生じ易くなる、という問題が生じていたものの、本実施形態に係るデリバリパイプ10では、オリフィス62が耐蝕性部材60に形成されているので、燃料にアルコールが含有されていた場合でもオリフィス62の耐蝕性を十分に担保することができる。
しかも、耐蝕性部材60は、共通供給路30内にて、共通供給路30の内周壁面の一部に開口される燃料供給口31を塞ぐ形で配されているから、燃料供給口31に供給される燃料の圧力が耐蝕性部材60に作用しても、その耐蝕性部材60を主管体20における共通供給路30の内周壁面によって受けることができる。これにより、主管体20に格別な加工を施さなくても、燃料の圧力によって生じ得る耐蝕性部材60の位置ずれを防ぐことができる、といった効果をも得られる。この効果について、図7に示す比較例を用いて詳しく説明する。
比較例に係るデリバリパイプ1は、図7に示すように、主管体2と、オリフィス4が形成された第1部材3とにより構成されており、主管体2においてその軸線方向に沿って開口する開口端に、燃料が供給される燃料供給口5及び第1部材3が収容される収容口6が形成されている。この比較例に係るデリバリパイプ1では、収容口6に第1部材3を受ける段付き部7を形成しており、それにより燃料供給口5から供給される燃料の供給圧によって第1部材3が位置ずれするのを防止している。このように比較例に係るデリバリパイプ1では、主管体2に段付き部7を加工形成する必要があるのに対して、本実施形態に係るデリバリパイプ10では、そのような格別な加工を施す必要がないものとされる。すなわち、本実施形態に係るデリバリパイプ10は、図3に示すように、燃料供給口31が共通供給路30の内周壁面の一部に開口する形態とされ、その燃料供給口31を塞ぐ形で耐蝕性部材60が配されているから、燃料供給口31に供給される燃料の圧力が作用する耐蝕性部材60を、共通供給路30の内周壁面によって受けることができ、もって比較例のような格別な加工を要することなく耐蝕性部材60の位置ずれを防止することができるのである。
また、本実施形態に係るデリバリパイプ10では、主管体20には、その軸線に沿って共通供給路30を外部へ開口させるとともに、外部から耐蝕性部材60を装着可能とされる装着開口部34が設けられている。このようにすれば、装着開口部34内に外部から耐蝕性部材60を押し込むことで、耐蝕性部材60を共通供給路30内に容易に装着することができ、作業性に優れる。
また、本実施形態に係るデリバリパイプ10では、耐蝕性部材60は、内部に共通供給路30に並行するとともに共通供給路30に連通される連通路61を有する筒状をなしており、オリフィス62は、耐蝕性部材60の一部に連通路61に連通する形で設けられている。このようにすれば、燃料供給口31からの燃料は、耐蝕性部材60のオリフィス62及び連通路61を通ってから共通供給路30へと通される。耐蝕性部材60が筒状とされているので、仮に耐蝕性部材をブロック状に形成した場合に比べると、軽量化及び製造コストの低廉化などを図る上で有用となる。
また、本実施形態に係るデリバリパイプ10では、装着開口部34は、共通供給路30よりも大径となるよう形成されている。このようにすれば、耐蝕性部材60を一層装着し易くなって作業性をより高めることができる。
また、本実施形態に係るデリバリパイプ10では、主管体20の周壁には、内部に燃料供給口31に連通する燃料供給路32を有するとともにその軸線が主管体20の軸線と直交する形態の副管体(燃料供給管)21が設けられている。このようにすれば、共通供給路30内に配される耐蝕性部材60は、軸線が主管体20の軸線と直交する形態の副管体21の内部に備えられた燃料供給路32に連通する燃料供給口31を塞ぐ形で配されているから、燃料供給口31に供給される燃料の圧力が耐蝕性部材60に作用しても、耐蝕性部材60が一層位置ずれし難くなる。
また、本実施形態に係るデリバリパイプ10では、主管体20は鉄製またはアルミニウム合金製であり、耐蝕性部材60はステンレス製である。このようにすれば、耐蝕性部材60についてステンレス製とすることで、十分な耐蝕性が得られる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図8によって説明する。この実施形態2では、耐蝕性部材160の形状を変更したものを示す。なお、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態に係る耐蝕性部材160は、図8に示すように、全体として共通供給路30の流路断面とほぼ合致した断面形状を有する略ブロック状に形成されている。耐蝕性部材160には、共通供給路30に連通する連通路161と、燃料供給口31に連通し且つ連通路161に連通されるオリフィス162とが形成されており、これら連通路161及びオリフィス162の断面形状が略L字型をなしている。連通路161は、耐蝕性部材160における軸線方向の一方の端面、つまり共通供給路30の各分岐口36側の端面(装着開口部34側とは反対側を向いた端面)にのみ開口しており、耐蝕性部材160を軸線方向に沿って貫通しない点で上記した実施形態1とは相違している。連通路161は、その径寸法がオリフィス162の径寸法よりも大きいものの、耐蝕性部材160の周壁の厚さ寸法よりは小さいものとされる。オリフィス162は、その一端側が耐蝕性部材160における外周壁面の一部に開口しているのに対し、他端側が耐蝕性部材160の内部において連通路161に連通されている。
本実施形態に係るデリバリパイプ110において、燃料供給口31に燃料が供給されると、その燃料は、耐蝕性部材160のオリフィス162、連通路161の順で通された後に、共通供給路30に供給される。ここで、耐蝕性部材160の連通路161は、装着開口部34側に開口することなく、共通供給路30の各分岐口36側にのみ開口していることから、連通路161を通過した燃料は、装着開口部34側に供給されることなく、その全てが各分岐口36側、つまり各インジェクタ40へと供給される。上記した実施形態1では、耐蝕性部材60よりも装着開口部34側に流れ込んだ燃料が装着開口部34側から各分岐口36側に向けて流れることから、その燃料からの圧力が耐蝕性部材60に対して軸線方向(X軸方向)に沿って作用することが懸念されるものの(図4を参照)、本実施形態に係る耐蝕性部材160によればそのようなことがない。従って、本実施形態に係る耐蝕性部材160は、上記した実施形態1に比べると、燃料の圧力による位置ずれがより生じ難くなっている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した各実施形態では、無電解のニッケル‐リンメッキ処理を行うことにより、主管体及び副管体に耐蝕性被膜を形成したが、他のメッキ処理方法を採用することも可能であり、例えば、電解メッキを採用することができる。また、メッキに用いる材料についても、アルコールに対して耐蝕性を有するものであれば、ニッケル及びリン以外の材料を用いることも可能である。
(2)上記した各実施形態では、共通供給路、燃料供給路、燃料供給口及び分岐口などの断面形状が円形状をなすものについて示したが、これらの断面形状として例えば楕円形、多角形(三角形、四角形など)などとすることも可能である。共通供給路の断面形状を変更した場合には、それに合わせて耐蝕性部材の断面形状についても変更すればよい。
(3)上記した各実施形態では、燃料供給路及び燃料供給口が共通供給路よりも径寸法が小さい構成のものを示したが、燃料供給路及び燃料供給口が共通供給路と同等の径寸法とされるものや、燃料供給路及び燃料供給口が共通供給路よりも径寸法が大きくなる構成としたものも本発明に含まれる。また、燃料供給路及び燃料供給口が分岐口と同等の径寸法とされるものや、燃料供給路及び燃料供給口が分岐口よりも径寸法が大きくなる構成としたものも本発明に含まれる。
(4)上記した各実施形態では、主管体(共通供給路)の軸線方向と、副管体(燃料供給路)の軸線方向とが互いに直交する構成のものを示したが、必ずしも直交する構成のものに限らず、例えば主管体(共通供給路)の軸線方向と、副管体(燃料供給路)の軸線方向とが互いに直角とならない角度でもって交差する構成とされるものも本発明に含まれる。
(5)上記した各実施形態では、主管体が鉄製またはアルミニウム合金製とされ、耐蝕性部材がステンレス製とされるものを示したが、主管体及び耐蝕性部材に用いる具体的な材料は、適宜に変更可能である。
(6)上記した各実施形態では、装着開口部から共通供給路内に耐蝕性部材を装着する構成のものを示したが、燃料供給路及び燃料供給口から共通供給路内に耐蝕性部材を装着する構成としたものも本発明に含まれる。
(7)上記した実施形態2では、互いに径寸法が異なるオリフィスと連通路とが形成されたものを示したが、全長にわたって径寸法が一定とされる、断面L字型のオリフィスを形成することも可能である。
(8)上記した(7)のように、連通路を省略した耐蝕性部材において、オリフィスを、共通供給路の軸線方向と燃料供給路の軸線方向との双方に対して傾いた傾斜状に形成するようにしても構わない。
10:デリバリパイプ
20:主管体
21:副管体(燃料供給管)
30:共通供給路
31:燃料供給口
32:燃料供給路
34:装着開口部
40:インジェクタ
41:取付部
60:耐蝕性部材
61:連通路
62:オリフィス

Claims (6)

  1. 複数のインジェクタへ燃料を供給するための共通供給路、複数の前記インジェクタが取り付けられる取付部、及び前記共通供給路の内周壁面の一部に開口するとともに燃料供給源から前記共通供給路へ燃料を供給するための燃料供給口を有する主管体と、
    前記主管体の前記共通供給路内にて前記燃料供給口を塞ぐ形で配されるとともに、前記燃料供給口及び前記共通供給路に連通されるオリフィスが形成されてなる耐蝕性部材とを備えるデリバリパイプ。
  2. 前記主管体には、その軸線に沿って前記共通供給路を外部へ開口させるとともに、外部から前記耐蝕性部材が装着可能とされる装着開口部が設けられている請求項1記載のデリバリパイプ。
  3. 前記耐蝕性部材は、内部に前記共通供給路に並行するとともに前記共通供給路に連通される連通路を有する筒状をなしており、
    前記オリフィスは、前記耐蝕性部材の一部に前記連通路に連通する形で設けられている請求項2記載のデリバリパイプ。
  4. 前記装着開口部は、前記共通供給路よりも大径となるよう形成されている請求項2または請求項3記載のデリバリパイプ。
  5. 前記主管体の周壁には、内部に前記燃料供給口に連通する燃料供給路を有するとともにその軸線が前記主管体の軸線と直交する形態の燃料供給管が設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のデリバリパイプ。
  6. 前記主管体は鉄製またはアルミニウム合金製であり、前記耐蝕性部材はステンレス製である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のデリバリパイプ。
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