JP2013177853A - 直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ - Google Patents

直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ Download PDF

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成樹 原田
Koichi Kaminaga
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Abstract

【課題】直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリの部品点数を減らして製造コストを低下させるとともに燃料漏れを生じにくくする。
【解決手段】直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ10は、筒状の本体部12にソケット部20と取付ボス部30とを一体的に形成した複数の複合ブロック11を一直線上に配置して連結し、各ソケット部20は本体部12の燃料通路faに連通させるとともに、各取付ボス部30はその取付孔31が本体部12の燃料通路faに連通しないように取付ボス部30を本体部12の長手方向に沿った中心線から離すようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンの燃焼室内に燃料を直接噴射する直噴エンジンに使用する高圧燃料デリバリパイプアセンブリに関する。
従来のこの種の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリとしては特許文献1(米国特許出願公開第2009/0145504号明細書)に開示された直接噴射フューエルレールアセンブリがある。この直接噴射フューエルレールアセンブリの燃料分配管は、細長い円筒状の導管の一側にそれぞれ複数の第1及び第2の円弧面状凹部が形成されており、この第1及び第2の各円弧面状凹部にはそれぞれ円筒状の噴射弁ソケット及び取付ボスの外周面が密着されてろう付け固着されている。
米国特許出願公開第2009/0145504号明細書(FIG.1〜FIG.4)
この特許文献1の技術では、円筒状の導管の一側に複数組の第1及び第2の各円弧面状凹部を形成し、これらの各円弧面状凹部に噴射弁ソケットと取付ボスとをろう付け固着しているので、部品点数と加工工数が多くて製造コストが高くなる問題がある。また、円筒状の導管の各円弧面状凹部に噴射弁ソケットと取付ボスとを位置の精度を高く固着しなければならないので、製造管理を厳重に行う必要があり、これによっても製造コストが高くなる問題がある。さらに、円筒状の導管の一側に各円弧面状凹部を形成する際および、導管の一側の各円弧面状凹部に噴射弁ソケットと取付ボスとをろう付けする際に導管が曲がって変形するおそれがあるので、噴射弁ソケットと取付ボスの位置の精度が低下するおそれがある。また、導管に形成した第1及び第2の各円弧面状凹部には、導管内に連通する開口が形成されているので、導管と噴射用ソケットまたは取付ボスとの間のろう付け部分に僅かな欠陥でもあると、各円弧面状凹部と噴射弁ソケットまたは取付ボスとの接合面のろう付け部から高圧燃料の漏れを生じるおそれがある。これを防ぐには、ろう付けの品質管理を厳重に行う必要があるので、製造コストがさらに増大するという問題がある。本発明はこのような各問題を解決することを目的とする。
このために、本発明の請求項1に記載の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリは、高圧燃料ポンプから加圧された燃料が供給される燃料通路と、この燃料通路に連通されてコントロールユニットにより開閉制御される燃料噴射弁が連結される複数のソケット部と、エンジンに取り付けるための取付孔を有する筒状をした複数の取付ボス部とを備えた直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリにおいて、デリバリパイプアセンブリは燃料通路が長手方向に形成された筒状の本体部に複数のソケット部のうちの少なくとも1つと複数の取付ボス部のうちの少なくとも1つとを一体的に形成した複数の複合ブロックを一直線上に配置して連結したものであり、ソケット部は複合ブロックの本体部の燃料通路に連通させるとともに、取付ボス部はその取付孔が複合ブロックの本体部の燃料通路に連通しないように本体部の長手方向に沿った中心線から離すようにしたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリは、請求項2に記載のように、本体部には燃料通路を同軸的に形成してもよい。
請求項2に記載の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリは、請求項3に記載のように、少なくとも2つの複合ブロックの本体部は連結パイプにより連結してもよい。
請求項3に記載の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリは、請求項4に記載のように、連結パイプは円筒形状とし、複合ブロックの本体部の長手方向の端部には連結パイプの端部を嵌合固着する円筒形の取付凹部を本体部の燃料通路と同軸的に形成し、複合ブロックはその取付凹部に連結パイプを嵌合させて一体的に固着してもよい。
請求項1に記載の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリは、請求項5に記載のように、本体部に形成された燃料通路は少なくとも長手方向において取付孔に対応する部分を本体部の長手方向の中心線に対して取付ボス部を設ける側とは反対側にオフセットさせてもよい。
請求項1〜5に記載の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリは、請求項6に記載のように、複数の複合ブロックの本体部は少なくとも一端側に配置されたものを除いて燃料通路を長手方向に沿って貫通するように形成してもよい。
請求項1に記載の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリの発明によれば、デリバリパイプアセンブリは燃料通路が長手方向に形成された筒状の本体部に複数のソケット部のうちの少なくとも1つと複数の取付ボス部のうちの少なくとも1つとを一体的に形成した複数の複合ブロックを一直線上に配置して連結したものであり、ソケット部は複合ブロックの本体部の燃料通路に連通させるとともに、取付ボス部の取付孔が複合ブロックの本体部の燃料通路に連通しないように取付ボス部を本体部の長手方向に沿った中心線から離すようにしたので、各複合ブロックの本体部とこれに一体的に形成されたソケット部及び取付ボス部との間にはろう付けによる接合部分がないので燃料通路から燃料漏れが生じにくくなる。また、複合ブロックの本体部にソケット部と取付ボス部とを一体的に形成したことにより、部品点数を少なくすること及びソケットと取付ボスとをろう付けするのに要する加工工数を減らすことができて、製造コストを低く抑えることができる。また、複合ブロックの本体部にソケット部と取付ボス部とを一体的に形成したので、デリバリパイプにソケットと取付ボスとをろう付け固着したものと比べて強度を高くすることができ、また、ソケット部と取付ボス部の間の精度を高くすることができる。
本体部には燃料通路を同軸的に形成した請求項2に記載の発明によれば、本体部に燃料通路を形成するのが容易となる。
少なくとも2つの複合ブロックの本体部は連結パイプにより連結した請求項3に記載の発明によれば、複合ブロックの本体部を互いに連結するのが容易となる。
連結パイプは円筒形状とし、複合ブロックの本体部の長手方向の端部には連結パイプの端部を嵌合固着する円筒形の取付凹部を本体部の燃料通路と同軸的に形成し、複合ブロックはその取付凹部に連結パイプを嵌合させて一体的に固着した請求項4の発明によれば、取付凹部の加工を本体部の燃料通路の加工と同時に行えるので、加工が容易になる。また、複合ブロックの本体部と連結パイプとは両部材の中心線に対して対称となる円周上で一体的に固着されて複合ブロックの本体部と連結パイプとの間の偏心が生じないので、直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリを鍍金等の表面処理をしたときに本体部の内面に施される膜厚が不均一となりにくくなる。
本体部に形成された燃料通路は少なくとも長手方向において取付孔に対応する部分を本体部の長手方向の中心線に対して取付ボス部を設ける側とは反対側にオフセットさせた請求項5の発明によれば、取付ボス部を本体部の長手方向の中心線に近づけることができ、デリバリパイプアセンブリをコンパクトにすることができる。
複数の複合ブロックの本体部は少なくとも一端側に配置されたものを除いて燃料通路を長手方向に沿って貫通するように形成した請求項6の発明によれば、複合ブロックの加工を容易にすることができる。
本発明による直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリの第1実施形態の全体構造を示す側面図である。 図1の底面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 本発明による直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリの第2実施形態の全体構造を示す側面図である。 図4の底面図である。 図4のB−B線に沿った断面図である。 本発明による直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリの第3実施形態の全体構造を示す側面図である。 図7の底面図である。 図7のC−C線に沿った断面図である。 他の実施形態の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリの全体構造を示す側面図である。 他の実施形態の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリの全体構造を示す側面図である。 他の実施形態の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリの全体構造を示す側面図である。 さらに他の実施形態の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリの全体構造を示す底面図である。
本発明による直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリの実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ10は、図1〜図3に示すように、直列4気筒の直噴型エンジンに用いられるものであり、円筒状の本体部12(12A〜12D)にそれぞれ1つのソケット部20(20A〜20D)と1つの取付ボス部30(30A〜30D)を一体的に形成した4つの複合ブロック11(11A〜11D)と、3つの連結パイプ13(13A〜13C)と、燃料供給管(図示省略)が接続される供給側ブロック14とを備えている。デリバリパイプアセンブリ10のメインパイプは、4つの複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)と、これら本体部12(12A〜12D)を連結する3つの連結パイプ13(13A〜13C)と、供給側ブロック14の円筒状の本体部15とよりなり、4本の本体部12(12A〜12D)と3本の連結パイプ13(13A〜13C)とを一直線上に交互に直列配置して連結させ、最も右側に配置された本体部12Aに供給側ブロック14の円筒状の本体部15を4本の本体部12A〜12Dに続く一直線上に連結させたものである。メインパイプには、複合ブロック11A〜11Dの各本体部12A〜12D内に形成された部分faと、連結パイプに形成された部分fbと、供給側ブロック14の本体部15内に形成された部分fcからなる燃料通路fが一直線上に形成されている。高圧燃料ポンプから加圧された燃料は燃料供給管を介して供給側ブロック14のジョイント部41に供給され、このジョイント部41の燃料通路fdからメインパイプの燃料通路fに供給される。
各複合ブロック11(11A〜11D)は、燃料通路fの一部faが同軸的に形成された円筒状の各本体部12(12A〜12D)にそれぞれ1つのソケット部20(20A〜20D)と1つの取付ボス部30(30A〜30D)とが一体的に形成された型鍛造による鉄の鍛造品あるいはロストワックス法によるステンレス鋼の鋳造品である。複合ブロック11A〜11Cの本体部12A〜12Cには、軸線方向の両端部に円筒形の取付凹部12aが同軸的に形成されている。各本体部12A〜12Cには両側の取付凹部12aの間に本体部12A〜12Cを長手方向に貫通する燃料通路faが同軸的に形成されている。また、図1〜図3に示す最も左側に配置された複合ブロック11Dの本体部12Dには、軸線方向の右側に円筒形の取付凹部12aが同軸的に形成されている。本体部12Dには取付凹部12aが形成された側から本体部12Dの軸線方向の中間の少し手前まで燃料通路faが同軸的に形成されている。
ソケット部20(20A〜20D)は有底略円筒形をしており、その軸線方向を円筒形をした本体部12の軸線方向と直交する方向にして本体部12の長手方向の中心線より図3において下側となる側方に少しオフセットさせた位置に一体的に形成されている。図3に示すように、ソケット部20の内部は本体部12の燃料通路faに連通している。このソケット部20の内周面には燃料噴射弁IがOリングを介して液密にシールされて連結される。
取付ボス部30(30A〜30D)は、デリバリパイプアセンブリ10をエンジンに固定するボルトを挿通するための円形の取付孔31(31A〜31D)が形成された略円筒形である。取付ボス部30はその軸線方向をソケット部20の軸線方向と平行にし、本体部12の長手方向の中心線から図3において下側となる側方に離すことにより、取付ボス部30の取付孔31が本体部12の燃料通路faに連通しないようにしている。
連結パイプ13(13A〜13C)は、各複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)を互いに連結して、各本体部12(12A〜12D)の燃料通路faを連通させるものであり、円形の鉄またはステンレスのパイプ材を適宜な長さに切断したものである。4つの複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)と3つの連結パイプ13(13A〜13C)は交互に一直線上に配置され、各連結パイプ13(13A〜13C)の両端を各本体部12(12A〜12D)の対応する各取付凹部12aに嵌合してろう付けまたは溶接することにより一体的に固着して連結されている。複合ブロック11及び連結パイプ13の材料を鉄とした場合は、一体的に固着した後に鍍金などの表面処理を行う。
また、図1〜図3に示すように、右側の複合ブロック11Aの本体部12Aには、図示しない燃料供給管に接続される供給側ブロック14が同軸的に連結されている。供給側ブロック14は細長い円筒形状をした本体部15に図示しない燃料供給管に接続されるジョイント部41と、燃料の圧力を検出するための図示しない圧力センサを取り付けるためのセンサ取付部42と、デリバリパイプアセンブリ10をエンジンに取り付けるための取付ボス部43とが一体的に形成された型鍛造による鉄の鍛造品あるいはロストワックス法によるステンレスの鋳造品である。供給側ブロック14の本体部15には最も右側に配置された複合ブロック11A側に本体部15の外径よりも細い連結部16が一体的に形成されており、この連結部16は複合ブロック11Aの本体部12Aの右端部の取付凹部12aに僅かな隙間をおいて嵌合可能な外径となっている。供給側ブロック14は最も右側に配置された複合ブロック11Aの本体部12Aの取付凹部12aに連結部16が嵌合されてろう付けまたは溶接により固着されている。供給側ブロック14の本体部15には連結部16が形成された側から反対側の端部の少し手前まで、各複合ブロック11の本体部12の燃料通路faと同じ径の燃料通路fcが形成されている。
ジョイント部41は円筒形状をしており、本体部15の右端部からその長手方向と交差する水平方向に延出するように一体的に形成されている。ジョイント部41には同軸的に燃料通路fdが形成されており、この燃料通路fdは本体部15の燃料通路fcに連通している。ジョイント部41には高圧燃料ポンプから加圧された燃料が供給される図示しない燃料供給管がジョイントナットにより接続される。
センサ取付部42は有底円筒形をしており、その軸線方向を円筒形をした本体部15の軸線方向と直行する方向にして本体部15の斜め上側に一体的に形成されている。センサ取付部42には本体部15の燃料通路fcに連通する細い検出通路42aが形成されている。センサ取付部42には図示しない圧力センサがメタルテーパシールまたはガスケットシールにより液密に密閉された状態で取り付けられる。
取付ボス部43はデリバリパイプアセンブリ10をエンジンに固定するボルトを挿通するための円形の取付孔44を有する略円筒形をしている。取付ボス部43は、その軸線方向を円筒形をした本体部15の軸線方向と直交する方向にし、本体部15の長手方向の中心線から側方に離すことにより、取付ボス部43の取付孔44が本体部15の燃料通路fcに連通しないようにしている。
上記のように構成したデリバリパイプアセンブリ10においては、各複合ブロック11A〜11Dの本体部12A〜12Dは連結パイプ13A〜13Cを介して互いに連結していて、各複合ブロック11A〜11Dの本体部12A〜12Dの燃料通路faは各連結パイプ13A〜13Cの燃料通路fbにより連続している。燃料供給管からジョイント部41の燃料通路fd及び供給側ブロック14の本体部15の燃料通路fcを通って右側の複合ブロック11Aの本体部12Aの燃料通路faに流入した高圧燃料は、各連結パイプ13A〜13Cの燃料通路fb及び残る各複合ブロック11B〜11Dの燃料通路faに送られ、これに連通する各ソケット部20A〜20Dに連結された各燃料噴射弁Iからエンジンの各燃焼室内に噴射される。
上記のように構成した第1実施形態の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ10は、それぞれ燃料通路fの一部faが同軸的に形成された円筒状の本体部12(12A〜12D)に1つのソケット部20(20A〜20D)と1つの取付ボス部30(30A〜30D)とを一体的に形成した4つの複合ブロック11(11A〜11D)を備えており、4つの複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)と連結パイプ13(13A〜13C)とを一直線上に交互に直列配置して連結し、図1〜図3に示す最も右側に配置された複合ブロック11Aの本体部12Aに供給側ブロック14の本体部15を連結することにより構成されている。このデリバリパイプアセンブリ10においては、ソケット部20(20A〜20D)は複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)の燃料通路faに連通させるとともに、取付ボス部30(30A〜30D)の取付孔31(31A〜31D)が本体部12(12A〜12D)の燃料通路faに連通しないように取付ボス部30(30A〜30D)を本体部12(12A〜12D)の長手方向に沿った中心線から離すようにした。
このように各複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)と各ソケット部20(20A〜20D)及び各取付ボス部30(30A〜30D)との間にはろう付けによる接合部分がないので、燃料通路faからの燃料漏れが生じにくくなる。また、各複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)にソケット部20(20A〜20D)と取付ボス部30(30A〜30D)とを一体的に形成したことにより、部品点数を少なくすること及びソケット部20(20A〜20D)と取付ボス部30(30A〜30D)とをろう付けするのに要する加工工数を減らすことができて、製造コストを低く抑えることができる。
また、各複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)に各ソケット部20(20A〜20D)と各取付ボス部30(30A〜30D)とを一体的に形成したので、従来技術で説明した細長い円筒状の導管にソケットと取付ボスとをろう付け固着したものと比べて強度を高くすることができ、また、ソケット部20(20A〜20D)と取付ボス部30(30A〜30D)の間の精度を高くすることができる。さらに、このデリバリパイプアセンブリ10では、各複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)は構造が簡単で製造が容易な連結パイプ13によって連結されているので、製造コストを低く抑えることができるとともに、エンジンにより燃料噴射弁Iの取付ピッチが異なる場合には、連結パイプ13の長さを変更するだけで対応することができる。
また、連結パイプ13(13A〜13C)は円筒形状であり、複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)の長手方向の端部には連結パイプ13(13A〜13C)の端部を嵌合する円筒形の取付凹部12aを燃料通路faと同軸的に形成し、複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)はその取付凹部12aに連結パイプ13(13A〜13C)を嵌合させて一体的にろう付け固着している。取付凹部12aを燃料通路faと同軸形成することにより、複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)に取付凹部12aの加工を燃料通路faの加工と同時に行えるので、加工が容易となる。また、複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)と連結パイプ13(13A〜13C)とは両部材の中心線に対して対称となる円周上で一体的に固着されて本体部12(12A〜12D)と連結パイプ13(13A〜13C)との間の偏心が生じないので、デリバリパイプアセンブリ10を無電解鍍金等の表面処理をしたときにデリバリパイプアセンブリ10の内面に施される膜厚が不均一となるおそれは減少する。
4つの複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)は図1〜図3に示す左端(一端側)の複合ブロック11Dの本体部12Dを除いて燃料通路faを長手方向に沿って貫通するように形成したものであるので、複合ブロック11の本体部12の加工が容易となる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、各連結パイプ13A〜13Cは各複合ブロック11A〜11Dと別体の部材として説明したが、本発明は図4〜図6に示す第2実施形態のデリバリパイプアセンブリ10のように、各連結パイプ13を各複合ブロック11A〜11Cと一体的に形成してもよい。すなわち、各複合ブロック11A〜11Cの本体部12A〜12Cには、図において左側となる取付凹部12aの代わりに、本体部12A〜12Cより外径が細くて取付凹部12aに僅かな隙間をおいて嵌合可能な外径をした円筒形の連結パイプ部13A〜13Cが同軸的に突出して形成されている。また、本体部12A〜12Cには取付凹部12aと連結パイプ部13A〜13Cの外端との間を貫通する燃料通路faが同軸的に形成されている。各複合ブロック11A〜11Dの本体部12A〜12Dは一直線上に配置され、各複合ブロック11A〜11Cの本体部12A〜12Cの連結パイプ部13A〜13Cが各々左隣にある複合ブロック11B〜11Dの本体部12B〜12Dの取付凹部12aに嵌合されてろう付けまたは溶接することにより一体的に固着して連結されている。これにより、上記の第1実施形態のデリバリパイプアセンブリ10のように連結パイプ13A〜13Cにより各複合ブロック11A〜11Dを連結したものに比べて部品数を減らすことができるとともにろう付け等によって固着した箇所を減らすことができて、製造コストをさらに低く抑えることができる。なお、その他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
この第2実施形態のデリバリパイプアセンブリ10においては、複合ブロック11A〜11Cの本体部12A〜12Cに連結パイプ部13A〜13Cを一体的に形成するようにしたが、本発明はこれに限られるものでなく、各連結パイプ部13A〜13Cの少なくとも1つを上記の第1実施形態に用いた連結パイプ13A〜13Cの少なくとも1つに代えて各複合ブロック11A〜11Dを互いに連結するようにしてもよい。
(第3実施形態)
第2実施形態では、各複合ブロック11A〜11Dの本体部12A〜12Dに形成した燃料通路faは、同一断面形状で本体部12A〜12Dを同軸的に形成しているが、本発明は図7〜図9に示す第3実施形態のデリバリパイプアセンブリ10のように、本体部12A〜12Cに形成した燃料通路faの長手方向において取付ボス部30A〜30Cと対応する部分を本体部12A〜12Cの長手方向の中心線に対して取付ボス部30A〜30Cを設ける側とは反対側にオフセットさせてもよい。すなわち、複合ブロック11A〜11Cの本体部12A〜12Cに形成された燃料通路faは、本体部12A〜12Cの取付ボス部30A〜30Cが形成された長手方向の位置で細くかつ取付ボス部30A〜30Cが形成された側と反対側にオフセットするように形成されている。これにより、取付ボス部30A〜30Cを本体部12A〜12Cの軸線方向と直交する方向で本体部12A〜12Cの長手方向の中心線に対して接近させても、各取付ボス部30A〜30Cの取付孔31A〜31Cが燃料通路faに連通しないようになる。よって、このデリバリパイプアセンブリ10では、取付ボス部30A〜30Dが長手方向と直交する方向に突出する部分を少なく抑えることができ、コンパクトにすることができる。また、取付ボス部30A〜30Dを本体部12A〜12Dの長手方向の中心線に接近させることで、取付ボス部30A〜30Dの取付孔31A〜31Dをソケット部20A〜20Dが並ぶ一直線上に近づけることができ、燃料噴射弁Iを燃料噴射させたときのソケット部20A〜20Dに生じる反力により各本体部12A〜12Dに生じる撓みを抑えることができる。なお、この実施形態においては、本体部12A〜12Cに形成した燃料通路faの長手方向において取付ボス部30A〜30Cと対応する部分を本体部12A〜12Cの長手方向の中心線に対して取付ボス部30A〜30Cを設ける側とは反対側にオフセットさせたが、本発明はこれに限られるものでなく、本体部12A〜12Dに形成した燃料通路faの全てまたは一部を本体部12A〜12Dの長手方向の中心線に対して取付ボス部30A〜30Cを設ける側とは反対側にオフセットさせても同様の作用効果を得ることができる。なお、その他の構成及び作用効果は第2実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
また、上記の各実施形態においては、1つの複合ブロック11の本体部12に1つのソケット部20と1つの取付ボス部30とを一体的に形成した例について説明したが、本発明はこれに限られるものでなく、図10〜図12に示すように、1つの複合ブロック11の本体部12に1つ以上のソケット部20または1つ以上の取付ボス部30とを一体的に形成したものでも同様の作用効果を得ることができる。
また、上記の各実施形態においては、複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)に形成したソケット部20(20A〜20D)は図2,図3,図5,図6及び図8,図9に示すように複合ブロック11(11A〜11D)の長手方向の中心軸から側方にオフセットさせたものについて説明したが、本発明はこのような実施形態に限られるものでなく、図13に示すように、複合ブロック11(11A〜11D)の本体部12(12A〜12D)の長手方向の中心軸上に配置したものでも同様の作用効果を得ることができる。
上述した本実施形態においては、直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ10は、直列4気筒の直噴型エンジンに用いる例について説明したが、本発明はこれに限られるものでなく、一つの本体部に設けるソケット部の数及び一組のデリバリパイプアセンブリに使用する複合ブロックの数を変えることで、例えば直列3気筒、直列6気筒、V型6気筒またはV型12気筒エンジン等の他の形式の直噴型エンジンに用いることもできる。このようなV型エンジンに用いる場合には、上述のように複数の複合ブロック11と複数の連結パイプ13とを一直線上に直列配置したものを複数組用意し、各組を直列または並列に連結して高圧燃料ポンプからの燃料を供給すればよい。
10…直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ、11(11A〜11D)…複合ブロック、12(12A〜12D)…本体部、12a…取付凹部、13(13A〜13C)…連結パイプ、20(20A〜20D)…ソケット部、30(30A〜30D)…取付ボス部、31(31A〜31D)…取付孔、f、fa、fb…燃料通路。

Claims (6)

  1. 高圧燃料ポンプから加圧された燃料が供給される燃料通路と、この燃料通路に連通されてコントロールユニットにより開閉制御される燃料噴射弁が連結される複数のソケット部と、エンジンに取り付けるための取付孔を有する筒状をした複数の取付ボス部とを備えた直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリにおいて、
    前記デリバリパイプアセンブリは燃料通路が長手方向に形成された筒状の本体部に前記複数のソケット部のうちの少なくとも1つと前記複数の取付ボス部のうちの少なくとも1つとを一体的に形成した複数の複合ブロックを一直線上に配置して連結したものであり、
    前記ソケット部は前記複合ブロックの本体部の燃料通路に連通させるとともに、前記取付ボス部はその取付孔が前記複合ブロックの本体部の燃料通路に連通しないように前記本体部の長手方向に沿った中心線から離すようにしたことを特徴とする直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ。
  2. 請求項1に記載の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリにおいて、
    前記本体部には前記燃料通路を同軸的に形成したことを特徴とする直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ。
  3. 請求項2に記載の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリにおいて、
    少なくとも2つの前記複合ブロックの本体部は連結パイプにより連結されたことを特徴とする直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ。
  4. 請求項3に記載の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリにおいて、
    前記連結パイプは円筒形状とし、
    前記複合ブロックの本体部の長手方向の端部には前記連結パイプの端部を嵌合固着する円筒形の取付凹部を前記本体部の燃料通路と同軸的に形成し、
    前記複合ブロックはその取付凹部に前記連結パイプを嵌合させて一体的に固着したことを特徴とする直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ。
  5. 請求項1に記載の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリにおいて、
    前記本体部に形成された前記燃料通路は少なくとも長手方向において前記取付孔に対応する部分を前記本体部の長手方向の中心線に対して前記取付ボス部を設ける側とは反対側にオフセットさせたことを特徴とする直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリにおいて、
    前記複数の複合ブロックの本体部は少なくとも一端側に配置されたものを除いて前記燃料通路を長手方向に沿って貫通するように形成したことを特徴とする直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプアセンブリ。
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