JP2014046595A - 画像形成装置 - Google Patents

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Tatsufumi Mizuno
達史 水野
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Abstract

【課題】基板周辺の風路構成に関し、基板上の電子部品が劣化し、破損して飛散してしまうような場合があっても、破片が装置外へ出ることを防止し、ユーザの安全性を確保しつつ、基板の冷却と装置の小型化を実現させる。
【解決手段】吸気ダクト18に設けられた壁18aは、サブ電源回路基板9上に実装されたバリスタ素子4から吸気ダクト18内を複合機1の外部に向かう全ての仮想直線Lと交わる面18bを有し、面18bで反射する仮想直線Lの反射直線が吸気ルーバー11aに直接到達しないように構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、シート等の記録材上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
画像形成装置の低圧電源等の電気回路基板には、雷サージや過渡過電圧サージ等から基板上の回路を保護する目的で、バリスタに代表されるようなサージ吸収特性を持った電子部品が設けられている。このようなサージ吸収を目的とした電子部品は、異常電圧の印加が度重なるようなレアケースにおいては次第に劣化してスパークを起こす場合がある。スパークを起こすような最終段階まで電子部品の劣化が進むことは極めて稀ではあるものの、最悪の場合を考慮すると、破損して飛散することも想定しておく必要がある。また、画像形成装置に用いられる電気回路基板周辺部には、基板上の電気素子の温度上昇による出力低下を防止する目的で電気素子への冷却用風路が設けられることが多い。
したがって、製品安全性の観点からは、燃焼した電子部品の破片が風路を通って開口部から装置の外に出るケースをも確実に回避することが求められる。
電子部品の破片が風路を通って開口部から装置の外に出るのを回避する従来技術としては以下のようなものがある。
バリスタの破損・飛散を直接的に防止する従来技術としては、一面が開放された金属ケースで素子を覆う、特許文献1のような例が挙げられる。また別の公知技術として、図9(a)の吸気ルーバー111のように、装置の開口部として通気ルートが入り組んだ目隠し構造のルーバーや、穴の細かいルーバーを用いることで、飛散した破片がルーバーの穴を通過して装置外へ出ることを防ぐものがある。ここで、図9は、電源ユニット周辺を上方から見た概略断面図である。更に別の公知技術として、図9(b)のように風路を屈曲させることで、開口部の外から直接的にバリスタが見えないような関係にするというのも有効な手段である。ここで、図9においては、電源ケースを108、基板を109、基板109上に設けられたバリスタ素子を104、冷却ファンを113で示している。
特開2008−198969号公報
しかしながら、上述した従来技術には以下のような課題があった。
まず、特許文献1のように、ケースで素子を覆った場合、ケースの分だけ当該素子の電気回路基板上における専有面積が広くなるため、電気回路基板自体が大きくなってしまい、すなわち装置の小型化の妨げとなってしまう。
また、図9(a)の吸気ルーバー111のように、装置の開口部に目隠し構造のルーバーを用いたり、穴を細かくしたりした従来例の場合、通気性が損なわれる分だけ電気回路基板の冷却に対しては不利になってしまう。特に、図9(a)のように冷却ファン113と吸気ルーバー111の関係が遠い場合には、吸気ルーバー111の通気性が悪いとほとんどフレッシュエアを引き込むことができなくなる。すなわち、昇温による電気回路基板の出力低下を防ぐために、冷却用のファンを追加または大型化する等の対応が必要となり、装置の大型化やコストアップにつながってしまう。
図9(b)のように風路を屈曲させることで、開口部の外から直接的にバリスタ素子104が見えないような関係にした従来例の場合、吸気ルーバー111の開口は吸気ダクト118に、風路としての機能には必ずしも必要としないデッドスペースが生じてしまう。
このようなデッドスペースは、装置の小型化の妨げとなってしまう。ここで、図9(b)においては二点鎖線で囲まれた領域A3がデッドスペースとなっている。
また、デッドスペース(領域A3)を有効活用するために図10に示すような斜めの壁118aを設けることが考えられるが、この場合には、飛散した破片がはね返って吸気ルーバー111に向かってしまうことが懸念される。
本発明は、基板周辺の風路構成に関し、基板上の電子部品が劣化し、破損して飛散してしまうような場合があっても、破片が装置外へ出ることを防止し、ユーザの安全性を確保しつつ、基板の冷却と装置の小型化を実現させることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
基板と、
前記基板上に実装される電子部品と、
装置本体に設けられた開口部を介して前記基板と装置本体の外部との間に空気を流通させるための風路であって、非直線で前記開口部の外から前記電子部品が直接見えないように設けられた屈曲部を有する風路と、
を有する画像形成装置において、
前記屈曲部は、
前記電子部品が異常によって破損し飛散した場合の該電子部品の経路を示す仮想直線であって、前記基板上に実装された前記電子部品から前記風路内を前記外部に向かう全ての仮想直線と交わる交差面を有し、
前記交差面で反射する前記仮想直線の反射直線が前記開口部に直接到達しないように構成されていることを特徴とする。
基板と、
前記基板上に実装される電子部品と、
装置本体に設けられた開口部を介して前記基板と装置本体の外部との間に空気を流通させるための風路であって、非直線で前記開口部の外から前記電子部品が直接見えないように設けられた屈曲部を有する風路と、
を有する画像形成装置において、
前記屈曲部は、
前記電子部品が異常によって破損し飛散した場合の該電子部品の経路を示す仮想直線であって、前記基板上に実装された前記電子部品から前記風路内を前記外部に向かう全ての仮想直線と交わる面と、
前記面に設けられ、前記電子部品が異常によって破損し飛散した場合に該電子部品を固着させる粘着部材と、
を有することを特徴とする。
基板と、
前記基板上に実装される電子部品と、
装置本体に設けられた開口部を介して前記基板と装置本体の外部との間に空気を流通させるための風路であって、非直線で前記開口部の外から前記電子部品が直接見えないように設けられた屈曲部を有する風路と、
を有する画像形成装置において、
前記屈曲部は、
前記電子部品が異常によって破損し飛散した場合の該電子部品の経路を示す仮想直線であって、前記基板上に実装された前記電子部品から前記風路内を前記外部に向かう全ての仮想直線と交わる面と、
前記電子部品が異常によって破損し飛散した場合に該電子部品が当たるように前記面に設
けられ、該電子部品が当たって跳ね返った場合に該電子部品が前記開口部まで到達しないように該電子部品が当たった際の衝撃を吸収する衝撃吸収部材と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、基板周辺の風路構成に関し、基板上の電子部品が劣化し、破損して飛散してしまうような場合があっても、破片が装置外へ出ることを防止し、ユーザの安全性を確保しつつ、基板の冷却と装置の小型化を実現させることが可能となる。
実施例1の複合機の外観を示す概略斜視図 実施例1の複合機を背面側から見た概略斜視図 実施例1のサブ電源ユニット周辺を上方から見た概略断面図 他の形態のサブ電源ユニット周辺を上方から見た概略断面図 他の形態のサブ電源ユニット周辺を上方から見た概略断面図 他の形態のサブ電源ユニット周辺を上方から見た概略断面図 実施例2のサブ電源ユニット周辺を上方から見た概略断面図 画像形成部の概略構成を示す断面図 従来例の電源ユニット周辺を上方から見た概略断面図 電源ユニット周辺を上方から見た概略断面図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
以下に、実施例1について説明する。
図1は、本実施例に係る画像形成装置の一例である、複写機能やファックス機能を有する複合機1の外観を示す概略斜視図である。
複合機1は、図1に示すように、画像形成部2の上部に画像読取部3が載置される形で構成されている。
ここで、画像形成部2における画像形成動作について説明する。図8は、画像形成部2の概略構成を示す断面図である。本実施例では、電子写真方式の作像プロセスを採用して画像形成動作を行っている。
図8に示すように、感光ドラム51は矢印の方向に回転駆動され、まず、その表面は帯電ローラ52によって一様に帯電される。次に、レーザスキャナ53により、画像情報に応じてON/OFF制御されたレーザビームによる走査露光が施され、感光ドラム51上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置54によりトナー(現像剤)を用いて現像、可視化される。可視化されたトナー像(現像剤像)は、転写ローラ55により、所定のタイミングで搬送された記録材S上に感光ドラム51上より転写される。
所定のタイミングで搬送された記録材Sは、感光ドラム51と転写ローラ55とにより一定の加圧力で挟持搬送される。このトナー像が転写された記録材Sは定着装置56へと搬送され、永久画像として定着される。一方、転写されずに感光ドラム51上に残った転写残トナーは、クリーニング装置57により感光ドラム51表面より除去される。
図2は、複合機1を背面側から見た概略斜視図であり、画像読取部3、背面外装11、
及び側面外装12が取り外された状態を示している。ここで、画像形成部2、画像読取部3、背面外装11、及び側面外装12は、複合機1の装置本体を構成している。
図2において、画像形成部2の下部には主に画像形成動作に関わる各出力部に電力を供給するためのメイン電源ユニット5が内蔵されている。一方、画像形成部2の上部には、メイン電源ユニット5からケーブル6を通じて分岐供給されたACの電力をDCに変換してから画像読取部3に電力供給するサブ電源ユニット7が配置されている。
図3は、サブ電源ユニット7周辺を上方から見た概略断面図である。
サブ電源ユニット7は、サブ電源回路基板9の四方側面及び下面側を、板金で形成した電源ケース8によって覆い、上面側は難燃性の高い(UL94 V−1以上に相当する)樹脂製の電源カバー10(図2)によって蓋をする形で構成されている。ここで、サブ電源回路基板9は、ACからDCに変換するための電気回路である。
電源ケース8の2つの側面には、ケースの内外を空気が流通できるように、通気孔(吸気孔8a、排気孔8b)が設けられている。電源ケース8の排気孔8bの外側には冷却ファン13が隣接している。冷却ファン13は、電源ケース8の中の空気を、画像読取部を支持する支柱17に開けられたパンチ孔17a及び側面外装12に設けられた排気ルーバー12aを介して装置外部へと送り出せるように設置されている。
一方、電源ケース8の吸気孔8aの外側には、背面外装11に設けられた単純な格子状開口の吸気ルーバー11aから電源ケース8の中に外部からの新鮮な空気を取り入れるためのトンネル状の風路を形成する吸気ダクト18が隣接している。したがって、サブ電源回路基板9上には図3の右から左の方向へ向かう風路が形成される。
サブ電源回路基板9上には、雷サージや過渡過電圧サージ等から回路を保護する目的で、サージ吸収特性を持った電子部品としてバリスタ素子4が実装されている。また、サブ電源回路基板9上の素子のレイアウトは、ヒートシンク15や電解コンデンサ16等の比較的大きな構造物に対しては、空気の流れを妨げないような配慮が施されている。例えばヒートシンク15については、長手の方向が空気の流れる方向と略平行になるようにして配置されている。
トンネル状の吸気ダクト18は、吸気側の開口である吸気ルーバー11aを含む第2の風路18hと、バリスタ素子4を含むサブ電源回路基板9、冷却ファン13、排気側の開口である排気ルーバー12aからなる第1の風路18gとが略直交した形状となっている。吸気ルーバー11aは、複合機1の装置本体を構成している背面外装11に設けられた開口部である。
このように、バリスタ素子4を含むサブ電源回路基板9と吸気ルーバー11aとの間には、非直線的な空間で両者を連通して、複合機1の外部との間で空気を流通させる風路が形成されている。本実施例においては、第1の風路18gと第2の風路18hとは略直交しているが、この角度は必ずしも略直交でなくてもよく、非直線で開口部の外からバリスタ素子4が直接見えなければ、どのような角度であってもよい。
吸気ダクト18においては、本実施例の特徴として、バリスタ素子4に対向する壁18aに、第1の風路18gの向きに対して略垂直な面18b及び略平行な面18cの組が複数設けられて階段状に構成されている。
このような構成により、バリスタ素子4の配設位置から飛散した物体を、第1の風路18gの向きに対して略垂直な面18bで受けることができる。したがって、物体を面18bで受けた場合(物体が面18bに衝突した場合)に、その物体が吸気ルーバー11aに直接到達しない方向へと反射させることができる。
想定される飛散物であるバリスタ素子4の破片を、第1の風路18gの向きに対して略垂直な面18bで受けられるように、各段の面18bの広さはバリスタ素子4の大きさよ
りも広くしておくとよい。
ここで、壁18aは風路(吸気ダクト18)の屈曲部(屈曲部の外周側、外周部)を構成するもので、風路を形成する壁のうち、サブ電源回路基板9上に実装されたバリスタ素子4に対向する壁(面)となっている。吸気ダクト18に壁18aが配設されることで、非直線で開口部の外からバリスタ素子4が直接見えない構成となっている。
また、面18bは、サブ電源回路基板9上に実装されたバリスタ素子4から吸気ダクト18内(風路内)を複合機1の外部に向かう全ての仮想直線Lと交わる交差面に相当する。この仮想直線Lは、バリスタ素子4が異常によって破損し飛散した場合のバリスタ素子4の経路を示すものである。そして、壁18aは、面18bで反射する仮想直線Lの反射直線が吸気ルーバー11aに直接到達しないように、本実施例では第1の風路18gの向きに対して略垂直な面で構成されている。
次に、本実施例における作用について説明する。
サブ電源回路基板9に異常電圧が何度となく印加されるようなケースを想定すると、サブ電源回路基板9上に設けられたバリスタ素子4が次第に劣化した末に、稀に破損して飛散する状況が仮定される。このような場合に飛散したバリスタ素子4の破片は、ほとんどが周囲の素子類や電源ケース8の壁に阻まれて電源ケース8の外へ飛び出すことはない。また、電源ケース8の排気孔8bから出たとしても、冷却ファン13が隣接しており、更に支柱17のパンチ孔17a及び排気ルーバー12aまでをも掻い潜って通過することはない。
一方、風路の吸気方向へ向けて飛散した破片は、電源ケース8の吸気孔8aを通過すると、バリスタ素子4の位置に対向する吸気ダクト18の外周側の壁18aに到達する。ここで、壁18aは、バリスタ素子4の位置から飛散した物体が衝突した場合に、吸気ルーバー11aに直接到達しない方向へと物体を反射させるような角度に設定された面で構成されている。このため、壁18aに衝突したバリスタ素子4の破片が吸気ルーバー11aに向かってはね返されることはない。
本実施例の場合、バリスタ素子4の破片のほとんどは、第1の風路18gの向きに対して略垂直な面18bに直接衝突してほぼ正面に反射するので吸気ルーバー11aの方へ向かうことはない。
また、バリスタ素子4の破片が、第1の風路18gの向きに対して略平行な面18cに衝突した場合も、入射角が浅いため進行方向はほぼ変わらないまま、面18cに隣接する面18bで2次反射するので、吸気ルーバー11aの方へ向かうことはない。ここで、飛散物が直接、面18cに衝突し、面18bで2次反射される場合には、面18cは交差面に相当し、面18bは第2交差面に相当する。
したがって、吸気ルーバー11aの開口を広くとることができるため、冷却ファン13に関して安価で小型のものを選択することができる。
また、吸気ダクト18の壁18aを複数の面によって階段状に構成したことにより、図3の壁18aの外側の二点鎖線で囲まれたエリアA1を風路以外のスペースとして活用することで、装置本体をより小型化する効果も得ることができる。
ここで、本実施例においては、面18bは複数設けられているが、これに限るものではなく、飛散物の飛散範囲が限定されるような場合には、1つの面18bが壁18aに設けられるものであってもよい。
また、本実施例においては、面18bと面18cとの組が複数設けられているが、これに限るものではなく、飛散物の飛散範囲が限定されるような場合には、1つの組が壁18aに設けられるものであってもよい。
壁18aに、1つの面18bが設けられる場合や、面18bと面18cとの組が1つ設けられる場合であっても、壁18aの外側(外周側)にエリアA1を設定することにより、エリアA1を風路以外のスペース(所定の空間)として活用できる。これにより、装置本体をより小型化でき、設計の自由度を向上することができる。
図4〜6は、他の形態のサブ電源ユニット周辺を上方から見た概略断面図である。
本実施例では、吸気ダクト18の壁18aを、第1の風路18gの向きに対して略垂直な面18b及び略平行な面18cの組み合わせで構成したが、これに限るものではない。
例えば、図4に示すように、壁18aに直接衝突して反射した飛散物の入射方向に対して略垂直なリブ18dが、壁18aに配置される構成であってもよい。このような構成でも、バリスタ素子4の破片が吸気ルーバー11aの方へ向かうのを防止できるため、上記同様の効果が得られる。ここで、図4に示す構成においては、壁18aは、交差面に相当し、仮想直線Lを反射させた反射直線が吸気ルーバー11aの方へ向かうように配設されている。また、リブ18dは、壁18aに直接衝突して反射した飛散物が入射した場合に、吸気ルーバー11aに直接到達しないように反射させるものであればよい。
また、電気回路上の素子のレイアウトの制約により飛散物の入射角の範囲が広くなる場合には、図5に示すように、面18e及び面18fの角度を、吸気ルーバー11aから、より離れる方向に設定するとよい。特に面18fは、面18fで反射した飛散物が、吸気ルーバー11aから、より離れる方向に向かうように配設されるとよい。面18eは、組をなす面18fとの角度が鋭角側になるように配設されることで、飛散物の入射角の範囲が広くなった場合に、飛散物が直接衝突することを抑制することができる。
また、図6に示すように、冷却ファン13の側にも吸気ダクト18の構成と同じ排気ダクト19を設けることで、より確実にバリスタ素子4の破片が開口から出るのを防止できる。
また、上述した全ての形態において、吸気と排気の関係が逆となる関係(冷却ファン13の送風方向が逆方向)であってもよい。
以上説明したように、本実施例の風路構成によれば、度重なる異常電圧の印加等による劣化の末に破損し飛散したバリスタ素子4の破片(飛散物)が装置の内外を連通する吸気ルーバー11a(開口部)へ向かうことを抑制できる。これにより、開口部の穴の大きさや形状に関わらず、破片が装置外へ出てしまうことを抑制することができる。したがって、開口部を広くとることができるため、冷却ファン13を小型化し、安価に構成することができる。
また本実施例によれば、電子部品をケースで覆って破片の飛散を防止する従来構成に対して、基板上にケースの専有面積を取る必要がない分、基板を小型化できる。
また本実施例によれば、開口部の穴の大きさや形状によって破片の放出を防止する図9(a)に示すような従来構成に対して、通気性の高い開口部を採用できる。このため、冷却ファンの廃止や小型化が可能性となり、コストアップや装置の大型化を防止できる。
また、本実施例では、壁18aが、その外側(外周側)にエリアA1が設けられるように構成されている。これにより、図9(b)に示すような従来構成における、風路としての機能には不必要な領域を排除することができるので、装置の小型化が可能性となる。
このように、本実施例によれば、ユーザの安全性を確保しつつ、基板の冷却と装置の小型化をも両立させうる風路構成を備えた画像形成装置が実現できる。
以下、図7に基づき、実施例2について説明する。
図7は、本実施例においてサブ電源ユニット7周辺を上方から見た概略断面図である。
本実施例は、上記実施例1の複合機1に対して、バリスタ素子4に対向する吸気ダクト
18の壁18aの部分のみが異なる。このため本実施例においては、実施例1に対して異なる構成部分について述べることとし、実施例1と同様の構成部分については、その説明を省略する。
図7において、バリスタ素子4に対向する吸気ダクト28の壁28aの表面には、粘着部材として粘着力の高い両面テープ29が設けられている。したがって、バリスタ素子4の破片が吸気ダクト28の壁28aに向かって飛散してきた場合には、両面テープ29の粘着剤によって破片をはね返すことなくテープ上に固着させることができるので、破片が吸気ルーバー11aに向かうのを防止できる。
また、吸気ダクト28の壁28aの表面に、両面テープ29の代わりとして、衝突する物体の運動エネルギーを極端に減らす(弾性反発を抑制する)ことのできる衝撃吸収部材を設けてもよい。
衝撃吸収部材は、仮想直線Lを壁28aで反射させた反射直線が吸気ルーバー11aに向かうように壁28aが設定された場合でも、衝撃吸収部材に当たって跳ね返った飛散物が吸気ルーバー11aまで到達しないように飛散物が当たった際の衝撃を吸収する。
このような構成により、バリスタ素子4の破片がはね返っても、吸気ルーバー11aに届かないようにすることができるので、バリスタ素子4の破片が吸気ルーバー11aから装置外に出るのを防止できる。
本実施例によれば、上記実施例1と同様の効果を得ることができる。すなわち、吸気ルーバー11aの開口を広くとることができるため、冷却ファン13に関して安価で小型のものを選択することができる。
さらに、本実施例の構成では、吸気ダクト28の壁28aの面の角度について制約を受けることがない。したがって、仮想直線Lを壁28aで反射させた反射直線が吸気ルーバー11aに向かうように壁28aが設定された場合であっても、本実施例を好適に適用できる。これにより、図7において壁28aの外側の二点鎖線で囲まれたエリアA2を風路以外のスペースとして活用することができ、装置本体をより小型化する効果も得ることができる。
ここで、本実施例で説明した両面テープ29や衝撃吸収部材を、実施例1に適用してもよい。このような構成とすることで、より効果的に、バリスタ素子4の破片が吸気ルーバー11aから装置外に出るのを防止できる。
1…複合機、4…バリスタ素子、9…サブ電源回路基板、18…吸気ダクト、18a…壁、18b…面、18g…第1の風路、18h…第2の風路

Claims (9)

  1. 基板と、
    前記基板上に実装される電子部品と、
    装置本体に設けられた開口部を介して前記基板と装置本体の外部との間に空気を流通させるための風路であって、非直線で前記開口部の外から前記電子部品が直接見えないように設けられた屈曲部を有する風路と、
    を有する画像形成装置において、
    前記屈曲部は、
    前記電子部品が異常によって破損し飛散した場合の該電子部品の経路を示す仮想直線であって、前記基板上に実装された前記電子部品から前記風路内を前記外部に向かう全ての仮想直線と交わる交差面を有し、
    前記交差面で反射する前記仮想直線の反射直線が前記開口部に直接到達しないように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記屈曲部は、前記交差面で反射した前記反射直線と交わる第2交差面であって、前記反射直線を反射させた直線が前記開口部に到達しないように設けられた第2交差面をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記屈曲部は、前記交差面と前記第2交差面とで構成される組を複数、段状となるように有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記交差面は、前記仮想直線を反射させた反射直線が前記開口部に向かうように配設されており、
    前記交差面には、前記交差面で反射した前記反射直線と交わるリブであって、前記反射直線を反射させた直線が前記開口部に到達しないように配置されたリブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記面には、前記電子部品が異常によって破損し飛散した場合に該電子部品を固着させる粘着部材が配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記面には、前記電子部品が異常によって破損し飛散した場合に、該電子部品が当たった際の衝撃を吸収する衝撃吸収部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 基板と、
    前記基板上に実装される電子部品と、
    装置本体に設けられた開口部を介して前記基板と装置本体の外部との間に空気を流通させるための風路であって、非直線で前記開口部の外から前記電子部品が直接見えないように設けられた屈曲部を有する風路と、
    を有する画像形成装置において、
    前記屈曲部は、
    前記電子部品が異常によって破損し飛散した場合の該電子部品の経路を示す仮想直線であって、前記基板上に実装された前記電子部品から前記風路内を前記外部に向かう全ての仮想直線と交わる面と、
    前記面に設けられ、前記電子部品が異常によって破損し飛散した場合に該電子部品を固着させる粘着部材と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 基板と、
    前記基板上に実装される電子部品と、
    装置本体に設けられた開口部を介して前記基板と装置本体の外部との間に空気を流通させるための風路であって、非直線で前記開口部の外から前記電子部品が直接見えないように設けられた屈曲部を有する風路と、
    を有する画像形成装置において、
    前記屈曲部は、
    前記電子部品が異常によって破損し飛散した場合の該電子部品の経路を示す仮想直線であって、前記基板上に実装された前記電子部品から前記風路内を前記外部に向かう全ての仮想直線と交わる面と、
    前記電子部品が異常によって破損し飛散した場合に該電子部品が当たるように前記面に設けられ、該電子部品が当たって跳ね返った場合に該電子部品が前記開口部まで到達しないように該電子部品が当たった際の衝撃を吸収する衝撃吸収部材と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記電子部品がバリスタであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2012192007A 2012-08-31 2012-08-31 画像形成装置 Pending JP2014046595A (ja)

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