JP2007109707A - 電気機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気機器の外部に影響を与えることなく電気機器内の防塵性能を向上することができる電気機器を提供する。
【解決手段】筐体を構成しており冷却ファン5の吹き出し方向に位置し冷却ファンにより冷却される領域に面する部分に貫通孔11を設けた側板8と、前記領域の外に設けられており前記貫通孔に所定の間隔を有して対向する遮蔽部材13とを備えたことにより、機器内の防塵性能を向上することができる。
【選択図】図1
【解決手段】筐体を構成しており冷却ファン5の吹き出し方向に位置し冷却ファンにより冷却される領域に面する部分に貫通孔11を設けた側板8と、前記領域の外に設けられており前記貫通孔に所定の間隔を有して対向する遮蔽部材13とを備えたことにより、機器内の防塵性能を向上することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、冷却ファンを用いて内部の冷却を行う電気機器、特に、溶接装置に関するものである。
従来の溶接装置のような電気機器おいて、筐体内に設けられたプリント基板の防塵構造として、仕切り板としての機能を有するシャーシにより筐体内を主回路冷却部とプリント基板部とに分離した構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来の溶接装置について、図4を用いて説明する。
図4において、溶接装置の内部は、シャーシ7により、プリント基板4を設けた防塵空間10と、整流回路1やインバータ回路2やトランス3等で構成される主回路部とこの主回路部を冷却する冷却ファン5とからなる主回路冷却部9を設けた空間とに分類された構造となっている。なお、主回路冷却部9は、図4において一点鎖線で示している。
また、シャーシ7の図4の紙面の手前側と奥側の側面にはゴムシート6が設けられており、これらのゴムシート6と、第1の側板と直交する位置に配置される図示してない2つの側板とにより、冷却ファン5が駆動することによる溶接装置外部から溶接装置内部に取り込まれる粉塵等が防塵空間10に入るのを防ぐ機能を有している。
特開平8−214549号公報
従来の溶接装置等の電気機器においては、整流回路1やインバータ回路2やトランス3等で構成される主回路を保護するために、冷却ファン5を用いて冷却を行う必要がある。しかし、冷却ファン5を備えることにより、溶接装置の外部から粉塵等を取り込みやすい状況となっている。また、プリント基板4には各々間隔が短い状態で複数の実装部品が設けられており、プリント基板4に粉塵等が堆積してしまうと、プリント基板4に不具合が生じてしまう可能性がある。従って、プリント基板4を配置する防塵空間10の防塵性確保のため主回路冷却部9からの分離が必要である。しかし、構造やコスト等の問題により完全に分離できないという課題を有していた。
例えば構造による例としては、溶接装置の第1の側板8側の内部の一部分を上側から見た例を示す図5のように、第1の側板8とシャーシ7とはビス等で固定されるのが一般的であり、第1の側板8とシャーシ7との間の間隔はビス部分では密となるが、その他の部分では図5の斜線で示すような隙間ができてしまう。また、シャーシ7は板金を加工して作製されるため、角部分には図5に示すような四角形状の隙間ができてしまう。このような隙間が生じてしまうため、溶接装置の第1の側板8側の内部の一部分を側面から見た例を示す図6のように、粉塵等が巻き上げられて防塵空間10に侵入してしまうこととなる。また、上記ように、隙間は複雑な構造となっているので、ゴムシート等で塞ぐことも難しく、ゴムシート等で塞いだとしてもコストアップになってしまう。
また、例えば、溶接を行うための電気機器において、第1の側板8に冷却ファン5による冷却風を電気機器の外部に排出するために排気口を設けた構成とすると、電気機器付近での溶接作業において、排気口から排出された冷却ファン5からの風により溶接のシールドガスが吹き飛ばされてしまう等、溶接性に影響を与えてしまうという課題も有していた。
本発明は、主回路等を冷却するための冷却ファン5の駆動により電気機器内に取り込まれた粉塵等がプリント基板4等を設けた防塵空間10内に進入することを抑制する電気機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電機機器、筐体と、前記筐体内に設けられており前記筐体内を複数の領域に仕切る仕切り部材と、前記複数の領域の内第1の領域内に冷却風を送給する冷却ファンと、前記筐体を構成しており前記冷却ファンの吹き出し方向に位置し前記第1の領域に面する部分に貫通孔を設けた側板と、前記第1の領域外に設けられており前記貫通孔に所定の間隔を有して対向する遮蔽部材とを備えたものである。
このような構成とすることで、冷却ファンが吸引した粉塵が、貫通孔から外部に排出され、筐体内の第1の領域以外の防塵が必要な領域に侵入することを抑制することができる。
以上のように、本発明によれば、筐体を構成しており冷却ファンの吹き出し方向に位置し冷却ファンにより冷却される領域に面する部分に貫通孔を設けた側板と、前記領域の外に設けられており前記貫通孔に所定の間隔を有して対向する遮蔽部材とを備えたことにより、電気機器の外部に影響を与えることなく電気機器内の防塵性能を向上することができる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図1から図3を用いて説明する。図1は本実施の形態における電気機器の一例である溶接装置を側面から見た透視図であり、図2は、溶接装置において側板とシャーシの位置関係を説明するための図であり、図3は、図2の状態から別の側板を設けた場合を説明するための図である。なお、背景技術で説明した図4と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図3を用いて説明する。図1は本実施の形態における電気機器の一例である溶接装置を側面から見た透視図であり、図2は、溶接装置において側板とシャーシの位置関係を説明するための図であり、図3は、図2の状態から別の側板を設けた場合を説明するための図である。なお、背景技術で説明した図4と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図1から図3では、冷却ファン5の風の下手に位置しており溶接装置の筐体を構成する第1の側板8に、貫通孔11を設けた例を示している。この貫通孔11は、シャーシ7と第1の側板8の接続部の主回路冷却部9を設けた領域側であり、かつ、第1の側板8に直交する位置に設けられる第2の側板12に近い位置に設けられている。なお、第1の側板8には、第2の側板12と対向する位置に設けられた図示していない側板の側にも貫通孔11を設けられている。図2では、各々2個であり計4個の貫通孔11を設けた例を示している。
ここで、第一の側板8と第二の側板12の固定はビス等で行われることが一般であり、固定の際、第一の側板8とシャーシ7との間にゴムシート6等を設けなければ、図5や図図6に示すように、第一の側板8とシャーシ7との間に隙間が生じてしまう。そして、この隙間があると、冷却ファン5の駆動により溶接装置の外部から取り込んだ粉塵は、冷却ファン5が吸引し第1の側板8にぶつかり巻き上げることにより、シャーシ7と第1の側板8と間の隙間から防塵空間10内に侵入したり、また、冷却ファン5と排気用の排気口とのバランスが悪くなった場合、主回路冷却部9内の気圧が上昇してしまい、その圧力によってシャーシ7と第1の側板8との間の隙間から防塵空間10内に侵入したりしてしまう。
しかし、本実施の形態のように、第1の側板8のうち、主回路冷却部9を設けた領域側であり、かつ、上記隙間の近傍に隙間よりも大きな貫通孔11を設けることにより、上記隙間よりも開口面が大きいので粉塵等が貫通孔11に向かって流れ易くなって粉塵を電気機器の外部に逃がすことが可能となり、結果として防塵空間10内に侵入する防塵等を低減することができる。
また、貫通孔11は、図3に示すように、貫通孔11から所定の間隔を有して設けられた遮蔽部13により外部から見えない構造となっている。そしてこの遮蔽部13は、第2の側板12の一部として構成され、図3に示すように貫通孔11を囲む構造となっている。また、図示していないが、第2の側板12と対向する位置に設けられる側板も第2の側板12と同様の機能を有する構成となっている。
このような遮蔽部13を設けることにより、溶接装置外観に違和感がない構造とすることができる。さらに、電気機器が溶接装置である場合、溶接装置から外部に出る冷却ファン5による風が溶接装置外部の機器等に直接当たらない構造となるため、溶接装置付近での溶接作業において、冷却ファン5からの風が溶接のシールドガスを吹き飛ばしてしまう等、溶接性に影響を与えてしまうことを防ぐことができる。
なお、本実施の形態において、遮蔽部13を第2の側板12の一部として構成する例を示したが、遮蔽部13を第2の側板12とは別部材とし、この遮蔽部13を溶接装置のいずれかの箇所に固定するようにしてもよい。また、図3のように遮蔽部13を3方向を囲む構造ではなく、吹き出し側方向のみを遮蔽する構造としてもよい。
本発明の電気機器は、機器内の防塵性能を向上することができるので、溶接機分野等、冷却ファンより冷却を行う機器で冷却ファンの駆動により機器内に粉塵等が進入してしまう機器の機器内の防塵対策機器として産業上有用である。
1 整流回路
2 インバータ回路
3 トランス
4 プリント基板
5 冷却ファン
6 ゴムシート
7 シャーシ
8 第1の側板
9 主回路冷却部
10 防塵空間
11 隙間
12 第2の側板
13 遮蔽部
2 インバータ回路
3 トランス
4 プリント基板
5 冷却ファン
6 ゴムシート
7 シャーシ
8 第1の側板
9 主回路冷却部
10 防塵空間
11 隙間
12 第2の側板
13 遮蔽部
Claims (8)
- 筐体と、
前記筐体内に設けられており前記筐体内を複数の領域に仕切る仕切り部材と、
前記複数の領域のうち第1の領域内に冷却風を送給する冷却ファンと、
前記筐体を構成しており前記冷却ファンの吹き出し方向に位置し前記第1の領域に面する部分に貫通孔を設けた側板と、
前記第1の領域外に設けられており前記貫通孔に所定の間隔を有して対向する遮蔽部材と
を備えた電気機器。 - 遮蔽部材は、貫通孔の前方を囲む構造である請求項1記載の電気機器。
- 貫通孔を設けた側板以外の側板の一部により遮蔽部材を構成する請求項1または2記載の電気機器。
- 貫通孔を設けた側板に対して直交する位置にある側板の一部により遮蔽部材を構成する請求項1または2記載の電気機器。
- 貫通孔を設けた側板の対向する位置にある側板に冷却ファンを設けた請求項1から4のいずれか1項に記載の電気機器。
- 貫通孔を複数設けた請求項1から5のいずれか1項に記載の電気機器。
- 貫通孔を仕切り部材の近傍に設けた請求項1から6のいずれか1項に記載の電気機器。
- 変成器や、整流回路や、インバータ回路や、スイッチング回路や、制御回路を備え、溶接電源としての機能を備えた請求項1から7のいずれか1項に記載の電気機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005296309A JP2007109707A (ja) | 2005-10-11 | 2005-10-11 | 電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005296309A JP2007109707A (ja) | 2005-10-11 | 2005-10-11 | 電気機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007109707A true JP2007109707A (ja) | 2007-04-26 |
Family
ID=38035369
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005296309A Pending JP2007109707A (ja) | 2005-10-11 | 2005-10-11 | 電気機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007109707A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102189358A (zh) * | 2010-03-10 | 2011-09-21 | 株式会社大亨 | 焊接电源 |
CN104668845A (zh) * | 2015-03-13 | 2015-06-03 | 无锡汉神电气有限公司 | 用于电焊机的防尘结构单元 |
CN106695075A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-05-24 | 合肥迅达电器有限公司 | 一种安全型氩弧焊机 |
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2005
- 2005-10-11 JP JP2005296309A patent/JP2007109707A/ja active Pending
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