JP2007141389A - 筐体内におけるhddの冷却構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な構造にできてコスト安になり、筐体内のHDDに外部からの空気を当てることができ、HDDを効率良く冷却でき、HDDの温度上昇を抑制することができる。
【解決手段】 筐体1内にHDD2が配置され、筐体の左側壁1aに通気孔1bが形成され、筐体の後壁1cに排気ファン4が配置されており、筐体の左側壁の通気孔から外部の空気が排気ファンの駆動により筐体内に入り込んで筐体内を空気が通過し、排気ファンから筐体の外部に排気して筐体内を冷却するようにし、筐体における前壁1dと後壁からHDDの配置場所近傍位置に至る前後の空気流動用ガイド壁5、6が設けられ、筐体の左側壁の通気孔から筐体内に入り込んだ空気は、前側の空気流動用ガイド壁と左側壁の間隙7を通り、前後の空気流動用ガイド壁の間隙8からHDDに空気が当たるようにし、このHDDに当たってHDDを冷却した空気は排気ファンから外部に排気されるように構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 筐体1内にHDD2が配置され、筐体の左側壁1aに通気孔1bが形成され、筐体の後壁1cに排気ファン4が配置されており、筐体の左側壁の通気孔から外部の空気が排気ファンの駆動により筐体内に入り込んで筐体内を空気が通過し、排気ファンから筐体の外部に排気して筐体内を冷却するようにし、筐体における前壁1dと後壁からHDDの配置場所近傍位置に至る前後の空気流動用ガイド壁5、6が設けられ、筐体の左側壁の通気孔から筐体内に入り込んだ空気は、前側の空気流動用ガイド壁と左側壁の間隙7を通り、前後の空気流動用ガイド壁の間隙8からHDDに空気が当たるようにし、このHDDに当たってHDDを冷却した空気は排気ファンから外部に排気されるように構成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、、筐体内にHDDが配置され、前記筐体の側壁又は前壁に通気孔が形成され、前記筐体の後壁に排気ファンが配置されており、前記筐体の側壁又は前壁の通気孔から外部の空気が前記排気ファンの駆動により前記筐体内に入り込んで前記筐体内を前記空気が通過し、前記排気ファンから外部に排気して前記筐体内を冷却するようにした冷却構造に関し、特に、筐体内に配置されたHDDを冷却するようにした筐体内におけるHDDの冷却構造に関するものである。
従来、HDDが配置された筐体内の冷却構造は、側壁に形成された通気孔から後壁に設けられた排気ファンの駆動によって外部の空気を入れ込み、筐体内を通過させて筐体内を冷却し、排気ファンが外部に排気するようにしていた。ところが、この従来の冷却構造においては、発熱するHDDの回りを空気が通過して空気がHDDに当たる量が少ないためにHDDを十分冷却することができず、HDDの温度が高くなってしまうという問題があった。
第1の従来技術を図4に示す。この従来の電子機器の冷却装置は、図4に示すように、発熱手段134を筐体内でファン132、135を介して冷却し、筐体内に排気する電子機器の冷却装置において、筐体の前面または左右側板に空気の通気孔126a、126b、126cを設け、発熱手段134に放熱部材133を配し、通気孔126a、126b、126cから外気を吸い込むと共に放熱部材133のフィン間の通路の長手方向に対して傾斜した方向に空気の通気孔からの外気を排気する様に第2のファン135を配し、筐体の背面板123に配設した排気用の第1のファン132により放熱部材133を通過する外気142の排気方向を変換する。(例えば、特許文献1参照)。
ところが、これにおいては、筐体内に吸い込まれた外気がHDD129に当たる量が少ないために、HDD129を十分に冷却することができないという問題があった。また、この冷却装置では、ファン132、135を2つ必要とするために、コスト高になるという問題があった。
特開2005−222584号公報
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであって、簡単な構造にできてコスト安になり、筐体内のHDDに直接外部からの空気を当てることができ、HDDを効率良く冷却することができて、HDDの温度上昇を抑制することができる筐体内におけるHDDの冷却構造を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、請求項1に記載の発明は、筐体内にHDDが配置され、前記筐体の側壁に通気孔が形成され、前記筐体の後壁に排気ファンが配置されており、前記筐体の側壁の通気孔から外部の空気が前記排気ファンの駆動により前記筐体内に入り込んで前記筐体内を前記空気が通過し、前記排気ファンから前記筐体の外部に排気して前記筐体内を冷却するようにした冷却構造において、前記筐体における前壁と前記後壁から前記HDDの配置場所近傍位置に至る前後の空気流動用ガイド壁が設けられ、前記筐体の側壁の通気孔から筐体内に入り込んだ空気は、前記前側の空気流動用ガイド壁と前記側壁の間隙を通り、前記前後の空気流動用ガイド壁の間隙から前記HDDに前記空気が当たるようにし、このHDDに当たってHDDを冷却した空気は前記排気ファンから外部に排気されるように構成したことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、筐体内にHDDが配置され、前記筐体の側壁又は前壁に通気孔が形成され、前記筐体の後壁に排気ファンが配置されており、前記筐体の側壁又は前壁の通気孔から外部の空気が前記排気ファンの駆動により前記筐体内に入り込んで前記筐体内を前記空気が通過し、前記排気ファンから外部に排気して前記筐体内を冷却するようにした冷却構造において、前記筐体内における前記HDD近傍箇所に前記通気孔から前記空気が前記HDDに向けて流動するように空気流動用ガイド壁が設けられ、前記筐体の通気孔から筐体内に空気が入り込み、前記空気流動用ガイド壁によって前記空気が前記HDDに当たるようにし、このHDDに当たってHDDを冷却した空気は前記排気ファンから外部に排気されるように構成したことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記通気孔は前記筐体の側壁に形成され、前記空気流動用ガイド壁は前記前壁から前記HDD近傍箇所までと前記側壁から前記HDD近傍箇所まで設けられ、前記側壁の通気孔から筐体内に入り込んだ空気が前記各空気流動用ガイド壁にガイドされて前記HDDに当たり前記HDDを冷却した後に前記排気ファンから外部に排気されるようにした。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記筐体の側壁から前記HDD近傍箇所に設けられた空気流動用ガイド壁は、前記側壁から前記HDDの近傍箇所に向けて斜め向きに設けられている。
請求項1に記載の発明によれば、筐体の通気孔から筐体内に入り込んだ空気が、側壁と前側の空気流動用ガイド壁の間隙を通り、前後の空気流動用ガイド壁の間隙からHDDに空気が当たるから、HDDを効率良く冷却して、HDDの温度上昇を抑制することができる。また、前後の空気流動用ガイド壁を設けるだけなので、簡単な構造にすることができてコスト安にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、筐体の通気孔から筐体内に入り込んだ空気が、空気流動用ガイド壁にガイドされてHDDに当たるから、HDDを効率良く冷却してHDDの温度上昇を抑制することができる。また、空気流動用壁を設けるだけなので、簡単な構造にすることができてコスト安にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、空気流動用ガイド壁は前壁からHDD近傍箇所までと側壁からHDD近傍箇所まで設けられているから、側壁の通気孔から入り込んだ空気は、側壁と空気流動用壁の間隙を通り、側壁からHDD近傍箇所まで設けられた空気流動用ガイド壁に当たってHDD側に流れてHDDに当たるから、HDDをより一層効率良く冷却することができる。
請求項4に記載の発明によれば、側壁からHDDの近傍箇所に向けて斜め向きに設けられた空気流動用ガイド壁によって、側壁と前側の空気流動用ガイド壁の間隙を通る空気がHDD側に向けてガイドされるから、この空気をスムーズにHDDに当てることができ、HDDをより一層効率良く冷却することができる。
以下、本発明に係る筐体内におけるHDDの冷却構造の実施の形態について、図を参照しつつ説明する。
図1は第1実施形態の筐体内におけるHDDの冷却構造を示し、(a)はそのトップカバーを外した状態の概略平面図、(b)はそのトップカバーを外した状態の一部断面した概略正面図、(c)はそのトップカバーを外した状態の一部断面した概略側面図である。
この第1実施形態の筐体内におけるHDDの冷却構造は、図1(A)(b)(c)に示すように、上部がトップカバー(図示略)で覆われる筐体1内にHDD2とプレーヤー3等が配置され、筐体1の左側壁1aの前側部分に外部の空気を入れ込むための通気孔1bが形成され、更に、筐体1の後壁1cに排気ファン4が設けられている。筐体1の前壁1dと後壁1cからHDD2の右端の前後の隅部近傍位置に至る空気流動用ガイド壁5、6が設けられている。筐体1の左側壁1aの通気孔1bから筐体1内にいり込んだ空気は、前側の空気流動用ガイド壁5と左側壁1aの間隙7を通り、前後の空気流動用ガイド壁5、6の間隙8からHDD2に空気が当たり、このHDD2を冷却した空気は排気ファン4から外部に排気される。
この第1実施形態によれば、通気孔1bから入り込んだ空気が、左側壁1aと前側の空気流動用ガイド壁5の間隙7を通り、前後の空気流動用ガイド壁5、6の間隙8からHDD2に空気が当たるから、HDD2を効率良く冷却して、HDD2の温度上昇を抑制することができる。また、前後の空気流動用ガイド壁5、6を設けるだけなので、簡単な構造にすることができてコスト安にすることができる。
図2は第2実施形態の筐体内における冷却構造を示し、トップカバーを外した状態の概略平面図である。
この第2実施形態の筐体内におけるHDDの冷却構造は、図2に示すように、筐体1の前壁1dからHDD2の右端の隅部近傍位置に至る空気流動用ガイド壁5が設けられるとともに左側壁1aからHDD2の後の隅部近傍位置まで斜め向きに空気流動用ガイド壁9が設けられている。筐体1の左側壁1aの通気孔1bから筐体1内にいり込んだ空気は、前側の空気流動用ガイド壁5と左側壁1aの間隙7を通るとともに奥側の斜め向きの空気流動用ガイド壁9にガイドされて、前後の空気流動用ガイド壁5、9の間隙8からHDD2に空気が当たり、このHDD2を冷却した空気は排気ファン4から外部に排気される。
この第2実施形態によれば、左側壁1aからHDD2の近傍箇所に向けて斜め向きに設けられた空気流動用ガイド壁9によって、左側壁1aと前側の空気流動用ガイド壁5の間隙7を通る空気がHDD2側に向けてガイドされるから、この空気をスムーズにHDD2に当てることができ、HDD2を一層効率良く冷却することができる。
図3は第3実施形態の筐体内における冷却構造を示し、トップカバーを外した状態の概略平面図である。
この第3実施形態の筐体内におけるHDDの冷却構造は、図3に示すように、筐体1の前壁1dからHDD2の右端の隅部近傍位置に至る空気流動用ガイド壁5が設けられるとともに左側壁1aからHDD2の後の隅部近傍位置まで略直角方向に空気流動用ガイド壁10が設けられている。筐体1の左側壁1aの通気孔1bから筐体1内にいり込んだ空気は、前側の空気流動用ガイド壁5と左側壁1aの間隙6を通るとともに奥側の直角方向のの空気流動用ガイド壁10にガイドされて、前後の空気流動用ガイド壁5、10の間隙8からHDD2に空気が当たり、このHDD2を冷却した空気は排気ファン4から外部に排気される。
この第3実施形態によれば、空気流動用ガイド壁5、10は前壁1dからHDD近傍箇所までと左側壁1aからHDD近傍箇所まで設けられているから、左側壁1aの通気孔1bから入り込んだ空気は、左側壁1aと空気流動用ガイド壁5の間隙を通り、左側壁1aからHDD近傍箇所まで直角方向に設けられた空気流動用ガイド壁10に当たってHDD2側に流れてHDD2に当たるから、HDD2をより一層効率良く冷却することができる。
尚、空気流動用ガイド壁5、6、9、10は筐体1と一体に設けてもよいことは勿論である。
1 筐体
1a 左側壁
1b 通気孔
1c 後壁
1d 前壁
2 HDD
3 プレーヤー
4 排気ファン
5 空気流動用ガイド壁
6 空気流動用ガイド壁
7 間隙
8 間隙
9 空気流動用ガイド壁
10 空気流動用ガイド壁
1a 左側壁
1b 通気孔
1c 後壁
1d 前壁
2 HDD
3 プレーヤー
4 排気ファン
5 空気流動用ガイド壁
6 空気流動用ガイド壁
7 間隙
8 間隙
9 空気流動用ガイド壁
10 空気流動用ガイド壁
Claims (4)
- 筐体内にHDDが配置され、前記筐体の側壁に通気孔が形成され、前記筐体の後壁に排気ファンが配置されており、前記筐体の側壁の通気孔から外部の空気が前記排気ファンの駆動により前記筐体内に入り込んで前記筐体内を前記空気が通過し、前記排気ファンから前記筐体の外部に排気して前記筐体内を冷却するようにした冷却構造において、前記筐体における前壁と前記後壁から前記HDDの配置場所近傍位置に至る前後の空気流動用ガイド壁が設けられ、前記筐体の側壁の通気孔から筐体内に入り込んだ空気は、前記筐体の側壁の通気孔から前記前側の空気流動用ガイド壁と前記側壁の間隙を通り、前記前後の空気流動用ガイド壁の間隙から前記HDDに前記空気が当たるようにし、このHDDに当たってHDDを冷却した空気は前記排気ファンから外部に排気されるように構成したことを特徴とする筐体内におけるHDDの冷却構造。
- 筐体内にHDDが配置され、前記筐体の側壁又は前壁に通気孔が形成され、前記筐体の後壁に排気ファンが配置されており、前記筐体の側壁又は前壁の通気孔から外部の空気が前記排気ファンの駆動により前記筐体内に入り込んで前記筐体内を前記空気が通過し、前記排気ファンから外部に排気して前記筐体内を冷却するようにした冷却構造において、前記筐体内における前記HDD近傍箇所に前記通気孔から前記空気が前記HDDに向けて流動するように空気流動用ガイド壁が設けられ、前記筐体の通気孔から筐体内に空気が入り込み、前記空気流動用ガイド壁によって前記空気が前記HDDに当たるようにし、このHDDに当たってHDDを冷却した空気は前記排気ファンから外部に排気されるように構成したことを特徴とする筐体内におけるHDDの冷却構造。
- 前記通気孔は前記筐体の側壁に形成され、前記空気流動用ガイド壁は前記前壁から前記HDD近傍箇所までと前記側壁から前記HDD近傍箇所まで設けられ、前記側壁の通気孔から筐体内に入り込んだ空気が前記各空気流動用ガイド壁にガイドされて前記HDDに当たり前記HDDを冷却した後に前記排気ファンから外部に排気されるようにした請求項2に記載の筐体内におけるHDDの冷却構造。
- 前記筐体の側壁から前記HDD近傍箇所に設けられた空気流動用ガイド壁は、前記側壁から前記HDDの近傍箇所に向けて斜め向きに設けられている請求項3に記載の筐体内におけるHDDの冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005335243A JP2007141389A (ja) | 2005-11-21 | 2005-11-21 | 筐体内におけるhddの冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP2007141389A true JP2007141389A (ja) | 2007-06-07 |
Family
ID=38204058
Family Applications (1)
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JP2005335243A Pending JP2007141389A (ja) | 2005-11-21 | 2005-11-21 | 筐体内におけるhddの冷却構造 |
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JP (1) | JP2007141389A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012028416A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Toshiba Corp | 電子機器の放熱構造 |
JP2013018635A (ja) * | 2011-07-13 | 2013-01-31 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの制御装置 |
-
2005
- 2005-11-21 JP JP2005335243A patent/JP2007141389A/ja active Pending
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JP2012028416A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Toshiba Corp | 電子機器の放熱構造 |
JP2013018635A (ja) * | 2011-07-13 | 2013-01-31 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの制御装置 |
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