JP2014046537A - スプルーブッシュ及び成形金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂の流動性を損なうことなく、また、樹脂の流路の劣化を抑制することができて、糸引きを防止できるスプルーブッシュ及びこれを備える成形金型を提供すること。
【解決手段】スプルーブッシュ80は、本体側の高強度部である他の部分82fよりも熱伝導率が高い高熱伝導部86を有するので、樹脂の流動性を損なうことなく糸引きを防止することができ、他の部分(高強度部)82fによって硬度の低い高熱伝導部86の少なくとも一部が覆われているので、樹脂が流れる流路内面の強度を確保して流路の劣化を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学素子の成形の際に樹脂注入口部に配置されるスプルーブッシュ、及びこれを組み込んだ成形金型に関する。
樹脂の射出成形のため、例えば一対の金型を型閉じしてこれらの間にキャビティを形成するものがあるが、一対の金型の一方にスプルーブッシュを埋め込むことによって樹脂注入口部を設けることが行なわれる。射出成形では、樹脂材料を高温にして金型側に射出する必要があり、生産効率を向上(サイクルタイムを短く)させようとすると、金型からの離型時において、ノズルに近いスプルーの先端側で樹脂が固化しきっておらず、樹脂が糸を引いてしまうことがあり、それにより、金型に糸を挟んでしまうと、金型の形状の変化、成形品の品質の悪化等につながってしまうという問題がある。
以上のような問題に対しては、樹脂の流路となるスプルーブッシュにおいて熱拡散を行なうことで糸引きを防止することが提案されている。具体的には、スプルーブッシュの入口部に流路の断面を2分する仕切り板を設けたもの(特許文献1、2)や、スプルーブッシュ全体を銅合金、銅、アルミニウム合金、アルミニウム等の高熱伝導部材で形成するもの(特許文献2)が開示されている。
しかしながら、前者の手法では、樹脂が流れるスプルー断面を仕切り板によって遮る構造となっているので、樹脂の流動性が悪くなる問題がある。そのため、射出圧力を高くする、樹脂温度を上げて粘度を下げる、仕切り板の断面を小さくする等の工夫を行なう必要があり、仕切り板の劣化や損傷が生じやすくなってしまう。また、スプルーブッシュに樹脂が詰まった場合には、樹脂を取り除く作業が煩雑となるため、樹脂を取り除く際に仕切り板を損傷する可能性があり、仕切り板、又はスプルーブッシュ全体を新たな物に交換しなければならない頻度が高くなってしまう。
後者の手法については、高熱伝導部材は一般に従来のスプルーブッシュの材料と比較して強度や耐摩耗性が低く、樹脂の流路が磨耗や変形によって劣化するおそれがある。樹脂の流路が劣化すると、成形条件が変わってしまったり、頻繁に部品交換をしなければならないといった問題が生じる。
特開2001-246649号公報 特開2003-154552号公報 特開2007-83462号公報
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、樹脂の流動性を確保することができ、樹脂の詰まりを抑制でき、樹脂の流路が劣化することを防止できて、かつ、糸引きを防止することができるスプルーブッシュ及びこれを備える成形金型を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係るスプルーブッシュは、射出成形用のノズルから射出された樹脂をスプルーを介して金型内に注入することによって光学素子を形成する射出成形用の金型に設けられてスプルーを形成するスプルーブッシュであって、本体側の高強度部と、高強度部よりも熱伝導率が高い高熱伝導部とを有し、高強度部によって、高熱伝導部の一部が覆われている。
上記スプルーブッシュは、本体側の高強度部よりも熱伝導率が高い高熱伝導部を有するので、樹脂の流動性を確保しつつ、樹脂を固化させることができ、高強度部によって高熱伝導部の一部が覆われているので、射出装置の射出ノズルを当てるノズルタッチ部の強度を確保して流路の劣化を防止することができる。なお、高強度部は、その一部としてノズルタッチ部を有する。
本発明の具体的な態様又は観点では、上記スプルーブッシュにおいて、樹脂射出方向に垂直な流路断面積の最小値は2mm以上10mm以下である。本発明のように高熱伝導部の一部を高強度部によって覆う構造は、流路断面積の最小値が2mm以上10mmの場合に仕切り板等の代替手段に比較して大きな効果を発揮するといえる。具体的には、流路断面積の最小値が2mm以上であることにより、スプルーにおける樹脂の流動性を十分に確保することができるとともに、流路断面積の最大値が10mm以下であることにより、高熱伝導部からの熱拡散による樹脂の固化がより効果的に行われる。なお、流路断面積の最小値が10mmを超えると、流路断面積が大きくなるので、スプルーブッシュを樹脂射出方向から見た際に流路を2領域以上に分割する仕切り板を設けたとしても射出抵抗がそれほど大きくならない状態で糸引きを防止し得るため、冷却の観点で本発明の利点を効果的に生かせなくなる。
また、本発明の別の観点では、高熱伝導部が、樹脂を通す流路内面に露出しないように配置されている。この場合、高熱伝導部と本体との境界部によって流路内面に段差が形成されることを防止でき、スプルー内に滑らかな樹脂流を形成することができる。
本発明のさらに別の観点では、高熱伝導部が、樹脂を通す流路内面に露出している。この場合、スプルー内に充填された樹脂が高熱伝導部に直接接触することによって確実に冷却することができる。
本発明のさらに別の観点では、高熱伝導部が、圧入によってスプルーブッシュに埋め込むように固定されている。この場合、高熱伝導部を簡易に固定することができ、圧入に際して高熱伝導部が高強度部に密着するので、スプルー内に充填された樹脂の冷却効率を高めることができる。
本発明のさらに別の観点では、スプルーブッシュはスプルーブッシュ本体とスプルーブッシュ本体に対して着脱可能に固定された入れ子とを備え、高熱伝導部が、入れ子に固定されている。この場合、高熱伝導部を固定した入れ子を交換できるので、成形条件に応じて入れ子の種類を変更したり劣化した入れ子を新しくしたりすることができる。
本発明のさらに別の観点では、入れ子が、ボールプランジャーによって、脱着自在になっている。この場合、入れ子の交換を簡易なものとできる。
本発明のさらに別の観点では、樹脂を通す流路内面が、離型膜によってコートされている。この場合、成形後の樹脂を無理なく外すことができ、流路内面の強度を高めて劣化を防止できる。
本発明のさらに別の観点では、高熱伝導部の熱伝導率が、50〔W/m・K〕以上である。この場合、スプルー内を通過する樹脂流を高熱伝導部によって確実に冷却することができる。
本発明のさらに別の観点では、高熱伝導部の材料が、アルミニウム、アルミ合金、銅、銅合金、及びニッケルのいずれかである。
上記課題を達成するため、本発明に係る成形金型は、第1転写面を有する第1金型と、第2転写面を有する第2金型と、第1金型に埋め込むように固定され、第1転写面と第2転写面との間に形成される型空間内に樹脂を通す流路を部分的に形成する上述のスプルーブッシュとを備える。
上記成形金型は、本発明に係るスプルーブッシュを有しており、スプルーでの樹脂の糸引きを防止することができ、流路内面の強度を損なうことがないので、流路の劣化やそれに伴う交換作業などを低減することができる。
(A)、(B)は、第1実施形態のスプルーブッシュを組み込んだ成形金型を説明する側方断面図である。 (A)は、スプルーブッシュの側方断面図であり、(B)は、スプルーブッシュの端面図である。 図1(A)等に示す成形金型を備える成形装置を説明する概念図である。 可動金型側に残る成形品の状態を説明する図である。 (A)は、第2実施形態のスプルーブッシュの側方断面図であり、(B)は、スプルーブッシュの端面図である。 (A)は、第3実施形態のスプルーブッシュの側方断面図であり、(B)は、スプルーブッシュの端面図であり、(C)は、スプルーブッシュの別の方向からの側方断面図である。 変形例のスプルーブッシュを説明する側方断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、発明に係る第1実施形態のスプルーブッシュを組み込んだ成形金型40について説明する。
図1(A)等に示すように、成形金型40のうち固定側の第1金型41は移動しないように支持され、可動側の第2金型42は、AB方向に往復移動可能に支持されている。第2金型42を第1金型41に向けて移動させ、両金型41,42を型合わせ面すなわちパーティング面PS1,PS2で型合わせして型締めすることにより、図1(B)に示すように、光学素子を成形するためのキャビティCVと、これに溶融樹脂を供給するための流路である流路空間FCとが形成される。
第1金型41は、固定金型であり、内側すなわちパーティング面PS1側に配置される型板61と、外側に配置される取付板64とを備える。このうち、型板61は、複数の部分に分割された分割構造を有するものとなっており、分割された部分であって型本体としてのコア部62と、型本体を囲む周辺部63とを有している。
型板61のうち周辺部63は、全体として板状の部材であり、複数のコア部62が挿入されている複数のコア孔61aと、後述するスプルーブッシュ80の一部が挿入されているブッシュ貫通孔61bとを備える。各コア孔61aには、コア部62が挿入されており、コア部62の先端面は、光学素子の光学機能部を形成するための第1転写面(凹部)61eとなっている。コア部62は、例えばHPM38やSKD61等からなる母材の表面にニッケル系メッキを施した鋼材等で形成され、周辺部63は、例えばHPM38やSKD61等の鋼材で形成されている。
なお、周辺部63の内部には、成形時に金型の温度を適切な温度に保つため、熱媒体を流通させる温調流路、加熱用のヒータ、温度監視用の温度計等が形成されているが、説明の簡単のため図示を省略している。
取付板64は、板状の部材であり、型板61を背後から支持している。取付板64は、型板61の周辺部63に設けたブッシュ貫通孔61bを延長するように設けられ後述するスプルーブッシュ80の一部が挿入されているブッシュ貫通孔64bを有する。取付板64は、例えばHPM38やSKD61等の鋼材で形成されている。
第1金型41には、スプルーブッシュ80が取り付けられている。スプルーブッシュ80は、第1金型41のブッシュ貫通孔61b,64bに埋め込むようにして固定されている。スプルーブッシュ80は、第1金型41の裏面から表面のパーティング面PS1に向けて貫通する流路としてスプルー80aを有している。
第2金型42は、可動金型であり、内側すなわちパーティング面PS2側に配置される型板71と、型板71の外側に配置される受け板78と、受け板78に埋め込むように形成されたエジェクタ部材75と、受け板78の外側に配置される取付板74とを備える。このうち、型板71は、複数の部分に分割された分割構造を有するものとなっており、分割された部分であって型本体としてのコア部72と、型本体を囲む周辺部73とを有している。
型板71のうち周辺部73は、金属製で全体として板状の部材であり、複数のコア部72が挿入されている複数のコア孔71aと、ブッシュ貫通孔61bに対向するコールドスラグ71bとを備える。各コア孔71aには、コア部72が挿入されており、コア部72の先端面は、光学素子の光学機能部を形成するための第2転写面(凹部)71eとなっている。周辺部73には、エジェクタ部材75を構成するエジェクタピン75aを通すピン孔71gも形成されている。
なお、周辺部73の内部には、成形時に金型の温度を適切な温度に保つため、熱媒体を流通させる温調流路、加熱用のヒータ、温度監視用の温度計等が形成されているが、説明の簡単のため図示を省略している。
受け板78は、金属製の板状の部材であり、型板71を背後から支持している。受け板78は、エジェクタ部材75を構成するエジェクタピン75a,75bを通すピン孔74g,74hを備える。
エジェクタ部材75は、エジェクタピン75a,75bと、エジェクタ板75dとを有する機械的な機構であり、不図示のエジェクタ駆動部に駆動されて動作する。エジェクタピン75a,75bは、エジェクタ板75dに連結されており、型板71のピン孔71g及び受け板78のピン孔74g,74h内で一括して進退移動させることができる。エジェクタ部材75を前進状態とした場合、エジェクタピン75a,75bが前進し、このうち中央のエジェクタピン75aが型板71の中心部に設けたコールドスラグ71bの底部に突起し、他のエジェクタピン75bがコア部72を押してパーティング面PS2から突出させる。逆に、エジェクタ部材75を後退状態とした場合、エジェクタピン75a,75bが後退し、このうち中央のエジェクタピン75aが型板71の中心部に設けたコールドスラグ71bの底部に引っ込み、エジェクタピン75bが引っ込んでコア部72の後退を許容する。なお、コア部72は、不図示のバネ等を付随させた構造を有しており、エジェクタピン75aから前進させる付勢力を受けなくなった場合、後退してコア孔71aの奥に収納される。
図2(A)及び2(B)を参照して、第1金型41側に固定されるスプルーブッシュ80の構造について説明する。スプルーブッシュ80は、円柱状の軸部81と円板状のヘッド部82とを備える。軸部81からヘッド部82にかけての中心には、外部からの溶融樹脂を内部に供給するための流路部分であるスプルー80aが形成されている。ヘッド部82の外側には、射出装置16の射出ノズル16dの先端部を接触させるための窪みであるノズルタッチ部82aが形成されている。ノズルタッチ部82aの中心には、スプルー80aに連通する開口82bが形成されている。開口82bの直径、つまりスプルー80aの軸AXに垂直な流路断面積の最小値は、2mm以上10mm以下となっている。なお、スプルーブッシュ80又はヘッド部82により形成される流路空間の形状は錐状、略錐状、柱状、略柱状の一部であることが好ましく、略円錐状または円錐状の一部であることがさらに好ましい。
スプルーブッシュ80のヘッド部82には、対向する一対の嵌合穴84,84が形成されている。両嵌合穴84,84は、円柱状の空間に加工されており、スプルー80aの軸AXに垂直な方向に延びている。嵌合穴84は、貫通しておらず、隔壁85を介してスプルー80aの流路内面80dから離間している。各嵌合穴84は、円柱状でピン状の高熱伝導部86によって充填されており、高熱伝導部86は、圧入によって嵌合穴84に埋め込むように固定されている。ここで、スプルーブッシュ80に設けた嵌合穴84,84の径に対して、高熱伝導部86の外径寸法は、数μm〜数10μm程度大きくなっているので、ネジ等の固定部品を用いることなく、高熱伝導部86をヘッド部82に埋め込むように確実に固定することができる。嵌合穴84に埋め込まれた高熱伝導部86は、隔壁85の存在によって樹脂を通す流路内面80dに露出していないので、圧入度合いの調整を精密に行わなくとも高熱伝導部86によって流路内面80dに段差その他の引っ掛かりが形成されることを防止でき、スプルー80a内に滑らかな樹脂流を形成することができる。また、型開き工程において、スプルー80aが内面に引っ掛かって成形品の離型不良となることがない。隔壁85の厚みは、最も少ない位置で例えば0.5mm以下、より好ましくは数10μm程度となっている。このため、スプルー80a内の樹脂からの熱は、隔壁85を介して迅速に高熱伝導部86に伝搬され、ヘッド部82の周囲に発散される。結果的に、スプルー80a内に充填された樹脂の冷却固化を促進することができる。特に、高熱伝導部86が圧入によって嵌合穴84に固定されているので、スプルー80a内の樹脂からの熱は、高熱伝導部86の周囲から高熱伝導部86に伝わりやすく、高熱伝導部86による冷却効率をより高めることができる。なお、嵌合穴84の形状は、高熱伝導部86の形状に応じて調整することができる。例えば、樹脂流入方向から見た際に扇状の形状であってもよいし、座繰部を避けた円状の形状であってもよい。高熱伝導部86が嵌合穴84に接している面積が大きく、高熱伝導部86の体積が大きいほど、冷却効率を高くすることができる。また、嵌合穴84への固定のし易さや取り扱い性の観点から嵌合穴84の形状は円柱状であることが好ましい。
スプルーブッシュ80のヘッド部82には、一対の嵌合穴84,84を避けるように、これらの間に一対の座繰部89aが形成され、これら一対の座繰部89aの中央には、一対の貫通孔89bが形成されている。これらの貫通孔89bに不図示の固定ネジをねじ込んで型板61に対して締め付けることで、スプルーブッシュ80を型板61に対して固定することができる。
高熱伝導部86は、軸部81やヘッド部82の他の部分82fよりも熱伝導率が高くなっている。軸部81とヘッド部82の他の部分82fとは、高熱伝導部86よりも熱伝導率が低いが、高熱伝導部86よりも強度が高い高強度部87となっている。なお、高強度部87等の強度は、硬度で表し、ロックウェル硬度でHRC50以上である。HRC50はビッカース硬度に換算するとHv500程度に相当する。熱伝導部86を設けることで、スプルー80aの開口82bにおける冷却を比較的迅速なものとすることができる。一方、本体側の高強度部87によってスプルーブッシュ80の強度が確保され、ノズルタッチ部82aが設けられ射出ノズル16dが高圧で密着するヘッド部82の変形が確実に抑制される。
高熱伝導部86の熱伝導率は、50〔W/m・K〕以上である。高熱伝導部86の熱伝導率は、より好ましくは100〔W/m・K〕以上であり、さらに好ましくは200〔W/m・K〕以上である。一方、高熱伝導部86を除いた他の部分82f(すなわち高強度部87)の熱伝導率は、20〜30〔W/m・K〕前後であり、高熱伝導部86の熱伝導率よりも十分小さくなっている。具体例では、高熱伝導部86は、切削黄銅、アルミニウム、アルミ合金(JIS呼称で6063,5056等)、銅、銅合金、ニッケル等の加工によって形成される。スプルーブッシュ80の本体である他の部分82fは、通常の鋼材(例えばSKD61)の加工によって形成される。参考のため具体的な数値を挙げておくと、銅の熱伝導率は、100℃で398〔W/m・K〕ある。黄銅の熱伝導率は、121〔W/m・K〕あり、切削黄銅の熱伝導率は、117〔W/m・K〕ある。アルミニウムの熱伝導率は、100℃で206〔W/m・K〕あり、アルミ合金6063(Al―Mg系)の熱伝導率は、109〔W/m・K〕あり、アルミ合金5056(Al―Mg―Si系)の熱伝導率は、209〔W/m・K〕ある。スプルーブッシュ80の本体の材料であるSKD61の熱伝導率は、200℃で30.1〔W/m・K〕ある。
スプルーブッシュ80の流路内面80dは、薄膜である離型膜80eによって覆われている。離型膜80eは、例えばTiN等の材料からなる。離型膜80eは、プラズマCVD等のCVD法によって形成することができる。CVD法を用いる場合、処理温度が高くなるが、スプルーブッシュ80は硬度を上げるために熱処理をしているので問題ない。また、CVD法は膜のつき回りが良いため、穴やスリット等の複雑形状に対しても均一に成膜しやすいので、スプルーブッシュ80のような細く長い穴への成膜に適している。他の成膜方法としては、例えばPVD法がある。PVD法は、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等があるが、処理温度を200℃程度と低くできて寸法変化が生じにくい利点があるものの、細い穴等には成膜しにくい欠点がある。
以上のような離型膜80eの形成に際しては、成膜装置内でスプルーブッシュ80を加熱することになるが、この際、スプルーブッシュ80の本体である高強度部87すなわち他の部分82fまでもがアルミニウムその他の高熱伝導材料で形成されていると、変形が生じ或いは寸法変化が生じる。一方、上記実施形態のように、他の部分82fを鋼材のような高強度材料によって形成することで、離型膜80eの形成に際してスプルーブッシュ80の形状等が変化することを確実に防止することができる。
図3等を参照して、図1(A)等に示す成形金型40を組み込んだ成形装置100について説明する。
成形装置100は、射出成形を行って成形品MPを作製する本体部分である射出成形機10と、射出成形機10から成形品MPを取り出す付属部分である取出装置20と、成形装置100を構成する各部の動作を統括的に制御する制御装置30とを備える。
射出成形機10は、横型の成形機であり、成形金型40と、固定盤11と、可動盤12と、型締め盤13と、開閉駆動装置15と、射出装置(可塑化装置)16とを備える。射出成形機10には、これに付随して金型温度調節機47等も設けられている。射出成形機10は、固定盤11と可動盤12との間に成形金型40を構成する第1金型41と第2金型42とを挟持して両金型41,42を型締めすることにより成形を可能にする。
固定盤11は、可動盤12に対向して支持フレーム14の略中央に固定され、取出装置20をその上部に支持する。固定盤11の内側11aは、可動盤12の内側12aに対向しており、第1金型41を着脱可能に支持している。固定盤11には、後述する射出ノズル16dを通す開口11bが形成されている。なお、固定盤11は、タイバーを介して型締め盤13に固定されており、成形時の型締めの圧力に耐え得るようになっている。
可動盤12は、リニアガイド15aによって固定盤11に対して進退移動可能に支持されている。可動盤12の内側12aは、固定盤11の内側11aに対向しており、第2金型42を着脱可能に支持している。なお、可動盤12には、エジェクタ駆動部45が組み込まれている。このエジェクタ駆動部45は、第2金型42内の成形品MPを離型するために第1金型41側に押し出すものである。
型締め盤13は、支持フレーム14の端部に固定されている。型締め盤13は、型締めに際して、開閉駆動装置15の動力伝達部15dを介して可動盤12をその背後から支持する。
開閉駆動装置15は、リニアガイド15aと、動力伝達部15dと、アクチュエータ15eとを備える。リニアガイド15aは、可動盤12を支持しつつ、固定盤11に対する進退方向に関して可動盤12の滑らかな往復移動を可能にしている。動力伝達部15dは、制御装置30の制御下で動作するアクチュエータ15eからの駆動力を受けて伸縮する。これにより、型締め盤13に対して可動盤12が近接したり離間したり自在に進退移動する。結果的に、固定盤11と可動盤12とを互いに近接又は離間させることができ、第1金型41と第2金型42との型締め又は型開きを行うことができる。
射出装置16は、シリンダ16a、原料貯留部16b、スクリュ駆動部16c等を備える。射出装置16は、制御装置30の制御下で適当なタイミングで動作するものであり、射出ノズル16dから温度制御された状態で溶融樹脂(被射出溶融物)を射出することができる。射出装置16は、第1金型41と第2金型42とを型締めした状態において、固定盤11の開口11bを介して後述するノズルタッチ部82a(図1(B)参照)に射出ノズル16dを接触させることにより、後述する流路空間FC(図1(B)参照)に対してシリンダ16a中の溶融樹脂を所望のタイミング及び圧力で射出・供給することができる。
射出成形機10に付随して設けられた金型温度調節機47は、両金型41,42中に温度制御された熱媒体を循環させる。これにより、成形時に両金型41,42の温度を適切な温度に保つことができる。
取出装置20は、成形品MPを把持することができるハンド21と、ハンド21を3次元的に移動させる3次元駆動装置22とを備える。取出装置20は、制御装置30の制御下で適当なタイミングで動作するものであり、第1金型41と第2金型42とを離間させて型開きした後に、第2金型42に残る成形品MPを把持して外部に搬出する役割を有する。
制御装置30は、開閉制御部31と、射出装置制御部32と、エジェクタ制御部33と、取出装置制御部34とを備える。開閉制御部31は、アクチュエータ15eを動作させることによって両金型41,42の型閉じ、型締め、型開き等を可能にする。射出装置制御部32は、スクリュ駆動部16c等を動作させることによって両金型41,42間に形成されたキャビティ中に所望の圧力で溶融樹脂を注入させる。エジェクタ制御部33は、エジェクタ駆動部45を動作させることによって型開き時に第2金型42に残る成形品MPを第2金型42内から押し出させて離型を行わせる。取出装置制御部34は、取出装置20を動作させることによって型開き及び離型後に第2金型42に残る成形品MPを把持して射出成形機10外に搬出させる。
以下、図3等に示す成形装置100を用いた成形品MPの製造方法について説明する。両金型41,42は、金型温度調節機47により成形に適する温度に維持されている。まず、射出成形機10において、射出装置16を動作させて、射出ノズル16dをスプルーブッシュ80のノズルタッチ部82aに押圧する。次に、開閉駆動装置15を動作させ、可動盤12を前進させて型閉じを開始させる(型閉じ工程)。閉動作を継続することにより、第1金型41と第2金型42とがパーティング面で密着する。この状態で、型締めがおこなわれる。流路空間FCを介して型締めされた第1金型41と第2金型42との間のキャビティCV中に、必要な圧力で溶融樹脂を注入する射出を行わせる(射出工程)。そして、射出成形機10は、キャビティCV中の樹脂圧を保つ(保圧工程)。なお、溶融樹脂をキャビティCVに導入した後は、キャビティCV中の溶融樹脂の熱が金型へ伝達することによって徐々に冷却されるので、かかる冷却にともなって溶融樹脂が固化し成形が完了するのを待つ。次に、開閉駆動装置15を動作させて、可動盤12を後退させる型開きが行われる(型開き工程)。これに伴って、第2金型42が後退し、第1金型41と第2金型42とが離間し、第2金型42に成形品MPが残る。次に、エジェクタ駆動部45を動作させ、エジェクタピン75a,75b等の前進によって、光学素子を含む成形品MPの突き出しを行わせる。この結果、成形品MPは、第1金型41側に押し出されて第2金型42から離型される(離型工程)。最後に、取出装置20を動作させて、突き出された成形品MPの適所をハンド21で把持して外部に搬出する(取出し工程)。
図4に示すように、型開き工程において、第2金型42に成形品MPが残るが、成形品MPのスプルー部MPaの先端には、糸引きが生じていない。具体的な実施例では、樹脂温度を200〜300℃の範囲内で成形品MPの形状等を考慮して条件検討を行い、最適な樹脂温度に決定している。上記のようなスプルーブッシュ80を用いることで、樹脂温度を、従来の糸引きが生じない限界温度に対して、さらに30℃上げても糸引きが発生しなかった。よって、実施形態のスプルーブッシュ80を組み込んだ成形金型40により、安定して成形できる条件の範囲(つまり、供給樹脂の温度)を広げることができた。
以上のように、本実施形態のスプルーブッシュ80は、本体側の高強度部87である他の部分82fよりも熱伝導率が高い高熱伝導部86を有するので、流路に仕切り板のような障害物がなくても、樹脂の流動性を確保しつつ糸引きを防止することができる。また、ノズルタッチ部82a等を含む他の部分82fによって高熱伝導部86の少なくとも一部が覆われているので、樹脂と接する面は全て高強度部87であるため、流路の劣化を防止することができる。
つまり、本実施形態のスプルーブッシュ80を用いることで、サイクルタイムを短くしても、スプルー80a内の樹脂温度を型開きまでに十分下げることができるため、冷却不足で樹脂の固化が不十分なことに起因する糸引きを防止することができる。また、本実施形態のスプルーブッシュ80の場合、流路のスプルー80aに仕切り板のような障害物がないので、成形条件が制約されることがない。また、スプルーブッシュ80の一部分だけを熱伝導率の高い部品にするので、スプルーブッシュ80の樹脂が流れる部分の全て、もしくは大部分において、従来と同等の硬度の材料を使用できる。よって、摩耗等の劣化の心配がなく、短いサイクルタイムでの安定した連続成形が可能となり、生産性が向上する。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態のスプルーブッシュについて説明する。第2実施形態のスプルーブッシュは、第1実施形態のスプルーブッシュを部分的に変更したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態のスプルーブッシュと同様の構造等を有する。
図5(A)及び5(B)に示すように、第2実施形態のスプルーブッシュ180は、一対の貫通する嵌合孔184,184を有する。つまり、嵌合孔184は、開口185を介してスプルー80aとつながっており、高熱伝導部86を埋め込むことで充填され、高熱伝導部86の先端は、スプルー80aの流路内面80dに露出する。この際、高熱伝導部86は、圧入によって嵌合穴84に固定されており、固定にネジ等を必要としない。スプルー80a内の樹脂からの熱は、流路内面80dに露出する高熱伝導部86に直接伝搬され、ヘッド部82の周囲に発散される。結果的に、スプルー80a内に充填された樹脂の冷却固化を促進することができる。
図示の高熱伝導部86では、流路内面に露出している部分が、周囲の流路内面に対して凹凸がなく形成されているので、離型時に成形品MPのスプルー部MPaが引っ掛かって離型不良になることがなく、また、流路内面80dに露出するが小面積であり、周囲の他の部分82fのように離型膜80eで覆う必要はない。
なお、高熱伝導部86の端部全体を流路内面80dに露出させる必要はなく、高熱伝導部86の端部を部分的に流路内面80dに露出させることもできる。この場合において、流路内面80dに露出する高熱伝導部86の端部を離型膜80eで覆うこともできるが、高熱伝導部86の端部をそのまま露出させることもできる。
以上のように、本実施形態のスプルーブッシュ180は、他の部分(高強度部)82fよりも熱伝導率が高い高熱伝導部86を有するだけでなく、高熱伝導部86が、80dに露出しているので、スプルー80a内に充填された樹脂を高熱伝導部86によって確実に冷却することができる。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態のスプルーブッシュについて説明する。第3実施形態のスプルーブッシュは、第1実施形態のスプルーブッシュを部分的に変更したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態のスプルーブッシュと同様の構造等を有する。
図6(A)〜6(C)に示すように、本実施形態のスプルーブッシュ280は、スプルーブッシュ本体91と、スプルーブッシュ本体91に対して着脱可能に固定された入れ子92とを備える。スプルーブッシュ本体91は、軸部81とヘッド部282とを備え、ヘッド部282の窪み282rに略円柱状の外形を有する入れ子92が収納されている。
入れ子92には、一対の嵌合穴84,84が形成されており、両嵌合穴84,84は、図示の例では貫通しておらず、隔壁85を介してスプルー80aの流路内面80dから離間している。各嵌合穴84は、円柱状の高熱伝導部86によって充填されており、高熱伝導部86は、圧入によって嵌合穴84に埋め込むように固定されている。スプルー80a内の樹脂からの熱は、隔壁85を介して迅速に高熱伝導部86に伝搬され、ヘッド部82の周囲に発散される。結果的に、スプルー80a内に充填された樹脂の冷却固化を促進することができる。
入れ子92は、交換可能であり、ヘッド部282に埋め込まれて窪み282rの内壁に露出する一対のボールプランジャー94,94によって脱着自在に係止されている。入れ子92は、窪み282の奥側に配置される胴部92aと外側に露出さるフランジ部92bとを有している。胴部92aは、全体として円筒状の側面92sを有するが、ボールプランジャー94,94に対応する部分にフランジ部92b又は射出ノズル16d側に向けて傾いた傾斜面92t,92tを有しており、ボールプランジャー94,94からの力を受けて、入れ子92を窪み282rの奥に押し込む力を受ける。入れ子92を周方向に例えば90°回転させると、ボールプランジャー94,94の先端は、傾斜面92tでなく側面92sに接することになるので、胴部92aは、ボールプランジャー94,94から窪み282rの奥に押し込む力を受けなくなり、入れ子92を窪み282から引き抜くことが容易になる。
なお、スプルー80aの流路内面80dのうち、スプルーブッシュ本体91と入れ子92との間には、僅かな段差80sが形成されている。ただし、この段差80sは、下流の軸部81側で流路断面積を増加させるようなものであり、成形品MPの離型に問題を生じさせない。
以上のように、本実施形態のスプルーブッシュ280は、他の部分(高強度部)82fよりも熱伝導率が高い高熱伝導部86を有するだけでなく、高熱伝導部86を固定した入れ子92を交換できるので、成形条件に応じて入れ子の種類を変更したり劣化した入れ子92を新しくしたりすることができる。この際、入れ子92だけの脱着が可能となるので、第1金型41を分解することなく入れ子92とともに高熱伝導部86の交換ができるため、作業性が良好で、生産を一時停止する時間も大幅に短縮されるので生産性への影響も少ない。また、複数種類の入れ子92を用意しておけば、スプルーブッシュ280全体を複数製作する必要がなく制作費を低減できる。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態において、高熱伝導部86は、スプルーブッシュ80,180等のヘッド部82に埋め込むものに限らず、ヘッド部82の外側又は射出ノズル16d側に部分的露出するものであってもよい。例えば図7に示すように、ヘッド部82の周囲にはめ込む環状部材486を設け、この環状部材486を高熱伝導部とすることもできる。この場合、環状部材486は、埋め込まれた高熱伝導部86と同様に、軸部81等の他の部分82fよりも熱伝導が高くなっている。
また、上記実施形態において、固定金型42及び可動金型41で構成される射出成形金型に設ける型空間CVの形状は、様々な形状とすることができる。すなわち、コア部62,72等によって形成される型空間CVの形状は、単なる例示であり、レンズその他の光学素子の用途等に応じて適宜変更することができる。
10…射出成形機、 11…固定盤、 12…可動盤、 15…開閉駆動装置、 16…射出装置、 16a…シリンダ、 16d…射出ノズル、 20…取出装置、 30…制御装置、 40…成形金型、 41…第1金型、 42…第2金型、 45…エジェクタ駆動部、 61…型板、 62…コア部、 63…周辺部、 64…取付板、 65…ノズルタッチ部、 71…型板、 72…コア部、 73…周辺部、 74…取付板、 78…受け板、 80,180…スプルーブッシュ、 80a…スプルー、 80d…流路内面、 80e…離型膜、 80s…段差、 81…軸部、 82…ヘッド部、 82a…ノズルタッチ部、 82f…他の部分、 84…嵌合穴、 85…隔壁、 86…高熱伝導部、 87…高強度部、 91…スプルーブッシュ本体、 92…入れ子、 94,94…ボールプランジャー、 100…成形装置、 AX…軸、 MP…成形品、 PS1,PS2…パーティング面

Claims (11)

  1. 射出成形用のノズルから射出された樹脂をスプルーを介して金型内に注入することによって光学素子を形成する射出成形用の金型に設けられて前記スプルーを形成するスプルーブッシュであって、
    本体側の高強度部と、前記高強度部よりも熱伝導率が高い高熱伝導部とを有し、
    前記高強度部によって、前記高熱伝導部の一部が覆われていることを特徴とするスプルーブッシュ。
  2. 樹脂射出方向に垂直な流路断面積の最小値は2mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のスプルーブッシュ。
  3. 前記高熱伝導部は、樹脂を通す流路内面に露出しないように配置されていることを特徴とする請求項1及び2のいずれか一項に記載のスプルーブッシュ。
  4. 前記高熱伝導部は、樹脂を通す流路内面に露出していることを特徴とする請求項1及び2のいずれか一項に記載のスプルーブッシュ。
  5. 前記高熱伝導部は、圧入によって前記スプルーブッシュに埋め込むように固定されていることを特徴とする請求項3及び4のいずれか一項に記載のスプルーブッシュ。
  6. 前記スプルーブッシュはスプルーブッシュ本体と前記スプルーブッシュ本体に対して着脱可能に固定された入れ子とを備え、
    前記高熱伝導部は、前記入れ子に固定されていることを特徴とする請求項1から5までのいずれか一項に記載のスプルーブッシュ。
  7. 前記入れ子は、ボールプランジャーによって、脱着自在になっていることを特徴とする請求項6に記載のスプルーブッシュ。
  8. 樹脂を通す流路内面は、離型膜によってコートされていることを特徴とする請求項1から7までのいずれか一項に記載のスプルーブッシュ。
  9. 前記高熱伝導部の熱伝導率は、50〔W/m・K〕以上であることを特徴とする請求項1から8までのいずれか一項に記載のスプルーブッシュ。
  10. 前記高熱伝導部の材料は、アルミニウム、アルミ合金、銅、銅合金、及びニッケルのいずれかであることを特徴とする請求項9に記載のスプルーブッシュ。
  11. 第1転写面を有する第1金型と、
    第2転写面を有する第2金型と、
    前記第1金型に埋め込むように固定され、前記第1転写面と前記第2転写面との間に形成される型空間内に樹脂を通す流路を部分的に形成する請求項1から8までのいずれか一項に記載のスプルーブッシュとを備える成形金型。
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