JP2014046313A - 角形容器のトリミング方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】角形容器のトリミングにおいて割れやバリが抑制された良好な切断面を得ることができる角形容器のトリミング方法及び装置を提供する。
【解決手段】最初にパンチカッター6をトリム前の角形容器1aの角形筒状部10に切り込ませる際に、該角形筒状部10の切断領域の厚み方向に対して傾斜した状態で上記パンチカッター6を切り込み、次いで、上記パンチカッター6を該角形筒状部10のトリムラインTLに沿って周回移動させて切断する。
【選択図】図

Description

本発明は、角形容器のトリミング方法及び装置に関し、特に、矩形断面の角形容器のトリミング方法及び装置に関する。
絞り加工、或いは絞り−しごき加工等によって成形される角形容器は、上記加工によって形成される角形容器の開口部の不規則な縁を、後工程としてトリミングする必要があり、種々のトリミング方法が知られている(特許文献1〜3)。
特許文献1〜3の他にも、図13に示すように、角形容器のトリミングにおいては、最初に切断荷重の小さい短辺壁部から除去し(図13(A))、その後、切断荷重の大きい長辺壁部を除去する(図13(B))方法が知られている。このような4辺カットのトリミング方法では、図14に破線で示す部位に、トリミング後の端面において短辺壁部と長辺壁部との境界に段差が形成され易い。また、一辺毎にパンチカッターをストロークさせてカットする工程となるため、少なくとも4工程必要となる。さらに、トランスファープレスでカットするため、カム寿命の面から生産速度は20〜50cpm(can per
minute:1分間当たりの生産個数)程度が限界である。
工程短縮の観点からは、特許文献2、3に記載のように、内型であるカッター(パンチ)を容器に対し相対的に周回移動させてトリミングするトリミング装置が知られている。しかしながら、このようなトリミング装置では、除去部と製品部(残存部)の一部が最後までつながった状態となるため、図13に示すような矩形断面の角形容器の場合、除去部がカッターの移動によって暴れやすく、除去部と製品部との境目に大きな負荷がかかる。その結果、応力集中によって上記境目の裂けが進行し、製品に割れやバリが発生することがある。
特開昭49−45491号公報 特公昭44−8357号公報 実開昭59−85623号公報
本発明の目的は、角形容器のトリミングにおいて加工精度の向上を図ることができる角形容器のトリミング方法及び装置を提供することである。
前記目的を達成するために本発明の角形容器のトリミング方法は、
最初にパンチカッターをトリム前の角形容器の角形筒状部に切り込ませる際に、前記パンチカッターを前記角形筒状部のトリムラインにおける壁部の厚み方向に対して傾斜した状態で切り込み、
次いで、前記パンチカッターを前記角形筒状部のトリムラインに沿って周回移動させて切断することを特徴とする。
本発明の角形容器のトリミング方法は、次のように構成することもできる。
1.前記パンチカッターの少なくとも前記角形筒状部に最初に切り込む刃先部が、前記壁
部に対して非平行である。
2.前記パンチカッターの刃先部全周が、前記壁部に対して非平行である。
3.前記パンチカッターの少なくとも前記角形筒状部に最初に切り込む刃先部が、三角形状である。
4.前記パンチカッターの少なくとも前記角形筒状部に最初に切り込む刃先部が、凸曲線状である。
5.前記傾斜した状態での切り込みが、前記パンチカッターを前記壁部に対し傾斜方向に移動させる切り込みである。
6.前記角形容器が略長方形の矩形断面を有し、最初に、角形筒状部の短辺壁部に前記パンチカッターを切り込ませる。
7.前記パンチカッターの周回移動の軌跡が、湾曲軌道のみからなる。
また、前記目的を達成するために本発明の角形容器のトリミング装置は、
トリム前の角形容器の角形筒状部の製品部の外周を囲繞するダイカッターと、
前記製品部の内側に配置され前記ダイカッターと間で前記製品部を挟持するマンドレルと、
前記ダイカッター及び前記マンドレルに対して相対的に前記角形筒状部の周に沿って周回移動し、前記角形筒状部の除去部を切除するパンチカッターと、
を備え、
最初にパンチカッターをトリム前の角形容器の角形筒状部に切り込ませる際に、該角形筒状部のトリムラインにおける壁部の厚み方向に対して傾斜した状態で前記パンチカッターを切り込み、
次いで、前記パンチカッターを該角形筒状部のトリムラインに沿って周回移動させて切断することを特徴とする。
本発明の角形容器のトリミング装置は、次のように構成することもできる。
1.前記パンチカッターの少なくとも前記角形筒状部に最初に切り込む刃先部が、前記壁部に対して非平行である。
2.前記パンチカッターの刃先部全周が、前記壁部に対して非平行である。
3.前記パンチカッターの少なくとも前記角形筒状部に最初に切り込む刃先部が、三角形状である。
4.前記パンチカッターの少なくとも前記角形筒状部に最初に切り込む刃先部が、凸曲線状である。
5.前記パンチカッターを前記壁部に対し傾斜方向に移動させる。
6.前記角形容器が略長方形の矩形断面を有し、最初に、角形筒状部の短辺壁部に前記パンチカッターを切り込ませる。
7.前記パンチカッターの周回移動の軌跡が、湾曲軌道のみとする。
本発明によれば、パンチカッターを角形筒状部の厚み方向に対して傾斜した状態で切り込むことにより、除去部と製品部を最後までつなげる接続部をより大きく残すことができ、接続部の強度の向上を図ることができる。これにより、パンチカッターの周回移動中に接続部の裂けが進行するのを抑制し、製品に割れやバリが発生するのを抑制することができる。したがって、段差のない良好な切断面を得ることができる。
また、本発明によれば、角形筒状部の少なくとも最初に切り込む壁部に対して非平行の刃先部を備えたパンチカッターを切り込むことにより、最初の切り込みの際の裂けの発生を抑制することができる。また、最初の切り込みで形成する境界線の傾斜角度を、刃先部の壁部に対する角度によって容易に調整することができる。
また、本発明によれば、矩形断面を有する角形筒状部において長辺壁部より比較的剛性の高い短辺壁部に最初にパンチカッターを切り込ませることにより、最初の切り込みの際における裂けの発生を抑制することができる。
また、本発明によれば、パンチカッターの周回移動の軌跡を、湾曲軌道のみからとすることにより、パンチカッターの移動を高速化することが可能となる。
本発明の角形容器のトリミング方法、装置により製造される角形容器の構成を示す斜視図であり、図1(A)は、角形容器中間体のトリム前の状態を示す斜視図、図1(B)は、角形容器中間体のトリム後の状態を示す斜視図である。 本発明の角形容器のトリミング方法に用いられるパンチカッターの構成を示す模式図であり、図2(A)は、パンチカッターと角形容器中間体の切断予定面の模式図、図2(B)は、パンチカッターの重心点の移動経路の例を示す模式図である。 図2(A)に示す経路C1〜C5を辿った場合のパンチカッターと角形容器中間体の切断予定面との位置関係を図示した模式図である。 パンチカッターの短辺刃先部の一部拡大断面図であり、図4(A)は短辺刃先部を傾斜させない場合の断面図、図4(B)は傾斜させた場合の断面図である。 パンチカッターの変形例1を示す模式図である。 パンチカッターの変形例2を示す模式図である。 パンチカッターの変形例3を示す模式図である。 パンチカッターの変形例4を示す模式図である。 本発明の角形容器のトリミング装置の正面視の概略断面図である。 本発明の角形容器のトリミング装置によるトリムライン近傍の拡大断面図である。 本発明の角形容器のトリミング装置の下型の平面視図である。 他の下型例を示す平面視図である。 従来の4辺カットのトリミングを示す斜視図であり、図13(A)は短辺壁部を切除した状態、図13(B)はその後長辺壁部を切除した状態を示す。 従来の4辺カットのトリミングによる切断面を示す模式図である。
以下に図面を参照して、本発明を実施するための実施形態を説明する。
尚、本実施形態における構成の材質、形状それらの相対配置などは、適宜変更が可能であり、本発明の範囲を以下の本実施形態に限定するものではない。
<角形容器の概略構成>
図1に示すように、角形容器1aは、中間体1から除去部1bがトリミング(切除)されることにより製造(製品形状が付与)される。
図1(B)に示すように、角形容器1aは、角形筒状部10と底部11とが一体に成形された有底筒状の構造を有している。角形筒状部10は、略長方形の矩形断面を有し、略長方形状の開口端面12と、略長方形断面の短辺を形成する一対の短辺壁部13と、略長方形断面の長辺を形成する一対の長辺壁部14と、を備える。
図1(A)に示すように中間体1は、底部11、短辺壁部13、長辺壁部14を備え、図1(B)に示す除去部1bを有する構成に成形される。中間体1の製造方法は特に限定されるものではなく、従来公知の絞り加工(深絞り加工)、或いは絞り−しごき加工、或いはインパクト加工等を用いて成形すればよいので、加工方法の具体的な説明は省略する。底部11の反対側である中間体1の開口端は、上記従来公知の加工では縁(高さ)を揃
えにくく、不規則な形状となる。この不規則形状部である除去部1bをトリムラインTLに沿ってトリムすることで、角形筒状部10に開口端面12が形成され、角形容器1aの最終的な製品形状が得られることになる。
角形容器1aは、例えば、純アルミニウム、アルミニウム合金や、SPCE(冷間圧延鋼板)、SUS(ステンレス鋼)、鉄ニッケル鋼板等の金属板から製造される。角形容器1aの用途としては、例えば、電池を構成する種々の発電要素(例えば、電極やセパレータなど)を内部に収納し、開口部を不図示の蓋で封口することで、角形電池の外装缶として使用することができる。
<角形容器のトリミング方法>
図2〜図8を参照して、本発明の角形容器のトリミング方法の実施形態について説明する。
ここで、上記トリミング方法は、上述した特許文献2、3に開示されているように、パンチカッターを、筒状部の開口端縁の内周面側から外周面側に向かって切り込ませ、筒状部の周方向に周回移動させることにより、トリミングにより除去すべき開口端縁の除去部を製品部から切り離すトリミング手法である。
<<パンチカッター>>
本発明の角形容器のトリミング方法に用いるパンチカッター6の刃先部60の外周形状は、概略、中間体1の角形筒状部10の内周形状に倣った形状となっている。すなわち、刃先部60は、角形筒状部10の一対の短辺壁部13a、13bにそれぞれ対向する短辺刃先部61a、61bと、一対の長辺壁部14a、14bにそれぞれ対向する長辺刃先部62a、62bと、を備える。短辺刃先部61a、61bと長辺刃先部62a、62bとの間は湾曲刃先部でそれぞれ連続的につながっており、図示しないが環状の刃先部60を形成している。(刃先部60については図10を用いて後述する。)
本実施形態に係るパンチカッター6は、刃先部60のうち一方の短辺壁部13aに対向する短辺刃先部61aが、短辺壁部13aに対して非平行に構成され、それ以外の刃先部においてはそれぞれが対向する壁部に対して平行に構成されている。
<<パンチカッターの移動経路>>
図2(A)に示す各矢印C1〜C6は、パンチカッター6が移動するときのパンチカッター6の重心点が移動する経路(軌跡)を示している。(なお、図2(A)では、パンチカッター6の重心点の移動方向を理解し易くするために、矢印の大きさを重心点の実際の移動量よりも大きく示している。)また、各矢印C1〜C6の間の中継点P0〜P5は、パンチカッター6の重心点が経由するポイントである。本実施形態においては、P2〜P4はパンチカッター6が中間体1の壁部14a,13b,14bを確実に切断できる切り込み量を得るために、パンチカッター6の重心点が経由すべき各ポイントを示している。例えばパンチカッター6の重心点がP2に移動した場合、パンチカッター6の長辺刃先部62aは角形容器長辺壁部14aの外縁に位置する。
図2(B)の粗い破線の矢印SCは、ショートカット経路を示している。ショートカット経路SCは、最初の中継点P1は経由させずにショートカットさせ、各中継点P0、P2〜P5をそれぞれ経由するように、湾曲経路のみで形成されている。最初の中継点P1は、最初の切り込みによって、後述する斜めの境界線の形成が保障される限りにおいて、近傍を通過すれば辿り着かなくてもよい。これにより、ホームポジションP0から中継点P2までの移動距離を短縮することができる。
なお、パンチカッター6が図2(B)のショートカット経路SCのような湾曲経路を辿
ると、中継点P0からの重心点の距離が矢印C3〜C5の線より外側に離れた分、ダイカッター3に対するオーバーラップ量(図10中の寸法Lを参照)が増大する。そのため、除去部1bのうち中間体1の製品部から切り離された部分がパンチカッター6の移動によって暴れやすくなり、中間体1の除去部1bと製品部(角形容器1a)との境目に負荷がかかりやすくなる。したがって、応力集中による境目部分の裂けの進行を抑制するため、パンチカッター6の移動経路の湾曲の度合い、すなわち、図2(A)、(B)の直線軌道C1〜C6からどの程度図2(B)に示すショートカット経路SCのような湾曲軌道に近づけるかは、製品仕様等に応じて適宜設定する。
このように、パンチカッター6の移動経路を湾曲経路のみで構成し、パンチカッター6の急激な方向転換をなくす、あるいは少なくすることで、パンチカッター6の駆動の高速化を図ることができる。パンチカッター6の移動経路を直線経路のみで構成し、例えば、高速で直角にパンチカッター6を方向転換させる場合、衝撃による装置破損等が懸念され、また、装置駆動箇所の慣性質量上、急停止後に向きを変えての急加速も加減速に限界がある。一方、曲線軌道で移動させる場合には、X−Yの2方向同時に無理なく効率よく加速減速が可能となる。例えば、X方向を緩やかに減速させている間にY方向を穏やかに加速させることにより、向きの変更が自在である。したがって、直線軌道で移動させる場合よりも多少遠回りになるとしても、湾曲軌道の方が駆動機構7に機械的な負荷をかけずに済み、高速化を図ることができる。なお、直線軌道と湾曲軌道を組み合わせた経路としてもよい。すなわち、パンチカッター6の急激な方向転換がない経路が形成されれば、直線軌道と湾曲軌道を適宜組み合わせた経路とすればよい。
図3は、図2(A)に示す経路C1〜C5を辿った場合のパンチカッター6と中間体1との位置関係を図示した模式図である。なお、図3では、中間体1の角形筒状部10の外形とダイカッター3の内周面形状とが略同一で、両者の間にクリアランスがないものとして図示している。実際には設計上のクリアランスが設けられる。
図3(A)は、パンチカッター6の重心点がホームポジションP0にあるときのパンチカッター6と中間体1との位置関係を図示している。すなわち、中間体1がトリミングのための所定位置にセットされた状態である。
図3(B)は、パンチカッター6の重心点が中継点P1にあるときのパンチカッター6と中間体1との位置関係を図示している。すなわち、パンチカッター6の重心点が、ホームポジションP0から図2(A)の経路C1を辿って右方向に移動し、中継点P1まで到達した状態を示している。この移動によって、短辺刃先部61aが短辺壁部13aに切り込まれる。短辺刃先部61aは短辺壁部13aに対して傾斜しているため、パンチカッター6はトリムライン上の短辺壁部13a厚み方向に対して傾斜した状態で切り込まれ、また、短辺刃先部61aを短辺壁部13aに貫通させないことにより、短辺壁部13aに形成される切り口は、トリムラインに沿った断面において略山型となる。すなわち、トリムラインに沿った断面において、短辺刃先部61aによって形成される短辺壁部13aの切断領域と非切断領域との境界線(切り込み線)の一方は、短辺壁部13aの厚み方向に対して傾斜した方向に延びる境界線9となる。この境界線9は、本実施形態のパンチカッター6によるトリミングプロセスにおいて、除去部1bを中間体1の製品部から完全に切り離す最後の切断工程まで残されることになる。
図3(C)は、パンチカッター6の重心点が中継点P2にあるときのパンチカッター6と中間体1との位置関係を図示している。すなわち、パンチカッター6の重心点が、中継点P1から図2(A)の経路C2を辿って奥方向に移動し、中継点P2まで到達した状態を示している。この移動によって、長辺壁部14aの大部分と、長辺壁部14aと短辺壁部13aとの接続部が切断される。すなわち、最初のパンチカッター6の切り込みによっ
て形成された切り口が、境界線9を残して長辺壁部14aの大部分の領域に拡げられる(他方の境界線が短辺壁部13b近傍まで移動する)。
図3(D)は、パンチカッター6の重心点が中継点P3にあるときのパンチカッター6と中間体1との位置関係を図示している。すなわち、パンチカッター6の重心点が、中継点P2から図2(A)の経路C3を辿って左方向に移動し、中継点P3まで到達した状態を示している。この移動によって、長辺壁部14aの残りの部分と、長辺壁部14aと短辺壁部13bとの接続部と、短辺壁部13bの大部分が切断される。すなわち、最初のパンチカッター6の切り込みによって形成された切り口が、境界線9を残してさらに短辺壁部13bの大部分の領域まで拡げられる(他方の境界線が長辺壁部14b近傍まで移動する)。
図3(E)は、パンチカッター6の重心点が中継点P4にあるときのパンチカッター6と中間体1との位置関係を図示している。すなわち、パンチカッター6の重心点が、中継点P3から図2(A)の経路C4を辿って手前方向に移動し、中継点P5まで到達した状態を示している。この移動によって、短辺壁部13bの残りの部分と、短辺壁部13bと長辺壁部14bとの接続部と、長辺壁部14bの大部分が切断される。すなわち、最初のパンチカッター6の切り込みによって形成された切り口が、境界線9を残してさらに長辺壁部14bの大部分の領域まで拡げられる(他方の境界線が短辺壁部13a近傍まで移動する)。この時点で、除去部1bと中間体1の製品部(角形容器1a)との間に残された接続部分は、長辺壁部14bの残りの僅かな部分と、長辺壁部14bと短辺壁部13aとの接続部と、短辺壁部13aの境界線9を境に残された接続領域になる。
図3(F)は、パンチカッター6の重心点が中継点P5にあるときのパンチカッター6と中間体1との位置関係を図示している。すなわち、パンチカッター6の重心点が、中継点P4から図2(A)の経路C5を辿って右方向に移動し,切断終点P5まで到達した状態を示しており、パンチカッター6が、除去部1bを中間体1の製品部(角形容器1a)から完全に切り離す最後の切断工程となる。なお、図3(F)においてパンチカッター6は、長辺壁部14bと短辺壁部13aとの接続部を完全に突っ切る僅か手前まで移動し、そのときの衝撃で除去部1bの最後に切れ残った部分を切り離しているが、材料、パンチカッター等の条件によっては、パンチカッター6を完全に突っ切らせて除去部1bを切り離してもよい。最後の切断が終わると、パンチカッター6は、切断終点P5から図2(A)の経路C6を辿ってホームポジションP0まで戻る。
本実施形態において、パンチカッター6は中間体1に対し角度を変えずに相対移動するため、短辺刃先部61aの傾斜角度と、境界線9の傾斜角度は、トリミング工程において終始一致する。したがって、この最後の切断工程において、パンチカッター6は、移動の途中で短辺刃先部61aが境界線9と重なる。そして、最初の切り込みによって短辺壁部13aに形成した切り口を、短辺刃先部61a(経路によっては、さらに短辺刃先部61aと長辺刃先部62aとの間の湾曲刃先部)によって、これまでとは逆方向からも切り拡げ、残された接続部分を全て切断する。
図4は、パンチカッター6の短辺刃先部61aを傾斜させた場合と傾斜させない場合を比較するためのパンチカッター6の一部拡大断面図である。図4(A)に示すように、短辺刃先部61aを傾斜させない場合は、短辺壁部13aにおける切断領域と非切断領域の境界線9´は、短辺壁部13aの厚み方向に略沿って形成される。この場合、短辺壁部13aは大部分の領域が切断され、非切断領域がほとんど残らない。また、除去部1bにおいて切断された部分1b´は、パンチカッター6の切り込み量(ダイカッター3に対するオーバーラップ量)に応じて製品部に対して大きく変位するとともに、境界線9´の近傍において製品部に対して大きく変形する。
一方、図4(B)に示すように、短辺刃先部61aを傾斜させた場合は、境界線9は、短辺壁部13aの厚み方向に対して、パンチカッター6の周回方向(短辺壁部13aの周面に沿った方向)に大きく傾いて延びる。この場合、短辺刃先部61aを傾斜させない場合よりも広い範囲で非切断領域が短辺壁部13aに残される。また、パンチカッター6のダイカッター3に対するオーバーラップ量が大きくなるのは切り込み線9よりも先の領域となるため、切断部分1b´の製品部に対する変位は小さくなり、製品部に対する変形の方向も切り込み線9に沿ってなだらかとなる。
このように非切断領域を、より大きく短辺壁部13aに残すことにより、切断部と製品部をつなぐ接続部の強度を高めることができる。また、このような接続部を除去部1bの最後の切り離し工程まで維持することにより、パンチカッター6の移動に伴う除去部1bの切断部分1b´の暴れによる接続部に対する応力集中を緩和し、接続部における裂けの進行を抑制することができる。
さらに、傾斜した短辺刃先部61aを短辺壁部13aに対して略垂直に切り込む構成、すなわち、短辺刃先部61aにいわゆるシャー角(剪断角)を有する構成とすることで、最初の切り込みにおける切断荷重が低減され、切り込みの際の裂けの発生を抑制することができる。
図5は、前述したパンチカッター6の変形例1を示す模式図で、パンチカッター6は、短辺刃先部61aだけでなく、短辺刃先部61b、長辺刃先部62a、62bにもシャー角を有する構成になっている。すなわち、各短辺刃先部及び長辺刃先部が、中間体1の各短辺壁部及び長辺壁部に対して全て非平行に構成されている。これにより中間体1の略全周にわたって切断荷重の低減を図ることができる。なお、上記構成に限らず、平行の刃先部と非平行の刃先部とを種々に組み合わせた構成としてもよい。
また、図6は、パンチカッター6の変形例2を示す模式図で、パンチカッター6は、一方の短辺刃先部61aが三角形状に構成されている。この短辺刃先部61aを最初に切り込むことにより、中間体1に2本の傾斜した境界線9が形成される。これにより、パンチカッターを左回りだけでなく、右回りにも切り進めてトリミング可能となる。また、短辺刃先部61aは図6のような二等辺三角形状がより好ましい。なお、三角形の頂点(角隅)は適宜落としても良い。また、短辺刃先部61b、長辺刃先部62a、62bの構成は特に限定されない。
また、図7は、パンチカッター6の変形例3を示す模式図で、パンチカッター6は、一方の短辺刃先部61aが凸曲線状に構成されている。この短辺刃先部61aで最初に短辺壁部13aに切り込むことにより、中間体1に2本の弧状に傾斜した境界線9が形成される。これにより、パンチカッターを左回りだけでなく、右回りにも切り進めてトリミング可能となる。なお、61aの凸曲線状形状は図7のような円弧状や楕円弧、2次曲線等であってもよい。また、短辺刃先部61b、長辺刃先部62a、62bの構成は特に限定されない。
さらに、図8は、パンチカッター6の変形例4とその使用法を示す模式図で、パンチカッター6は、前述した図2に係るパンチカッター6よりも薄い構成となっている。すなわち、長辺刃先部62a、62bの構成を、図2に係るパンチカッター6と同様とし、短辺刃先部61a、61bの幅をも狭く構成したものである。そして、最初にパンチカッター6で中間体1の短辺壁部13aを切り込む際、パンチカッター6を短辺壁部13aに対し、略斜め方向に移動させ切り込むことにより、中間体1に傾斜した境界線9を形成する。
<角形容器のトリミング装置>
次いで、図9〜12を参照して、本発明の角形容器のトリミング装置の実施形態について説明する。本実施形態に係る角形容器のトリミング装置は、パンチカッターの周回移動により中間体1のトリミングを行うための装置である。
本発明の角形容器のトリミング装置2は、図9に示すように、概略、上型2aと下型2bで構成されている。上型2aは、ダイカッター3と、ボトムパッド4と、を備える。下型2bは、マンドレル5と、パンチカッター6と、パンチカッター6をマンドレル5に対して相対移動させる駆動機構7と、製品にマンドレル5を挿入する時にはバキュームし引き抜く際にはエアーを送るためのエア・バキューム孔8と、を備える。
上型2aと下型2bは、上下方向に互いに接離移動可能に構成されている。前述の中間体1は、除去部1bを下にして上型2aに保持され、上型2aと下型2bが接近して、下型2bのマンドレル5に被せられる。
ボトムパッド4は、ピン40が上型2aのフレームに設けられたガイド41によって上下ストロークを案内され、エアシリンダ42によって押圧力を調整されながら中間体1の底部11の下面に押し当てられる。これにより、トリミング中に中間体1が上下に位置ずれするのを防止する。また、ピン40にはトリミング後に製品(角形容器1a)をマンドレル5から引き抜くためのバキューム孔43が設けられている。
マンドレル5は、中間体1をマンドレル5に被せる際に中間体1の内周面を案内する案内部5aと、角形筒状部10の内周面のトリムラインよりも中間体内方側(底部11側)の領域を支持する支持部5bと、を備える。支持部5bは、角形筒状部10の内周面との間に所定のクリアランス(例えば、0.1mm)が形成されるように設計されるが、トリミング中に中間体1がつぶれや傷、異常変形するのを防ぐため、可能な限りクリアランスは小さく設定される。
マンドレル5の支持部5bの下面とパンチカッター6の上面は、互いに摺動自在に当接しており、両者の境界線の高さは中間体1のトリムラインと一致する。マンドレル5は、後述する駆動機構7によってパンチカッター6が水平方向に移動する際には、中間体1を介してダイカッター3により移動が規制される。
マンドレル5とパンチカッター6の摺動面には、従来周知の位置決めピン構造が設けられており、マンドレル5がダイカッター3による移動制限を解除された際、マンドレル5とパンチカッター6とが平面視ほぼ同位置に重なるホームポジション(原点)に復帰するよう自動的に互いに位置決めされる。本実施形態では、パンチカッター6の摺動面に、スプリング等の付勢手段によってマンドレル5の摺動面に向けて付勢したピン44を設け、ホームポジションでのマンドレル5の摺動面のピン44先端に対向する位置に、ピン先端の球頭部よりも断面曲率が大きくピン径よりも大径の皿状の凹部を設けた構成としている。水平方向に外力がない状態では、付勢手段の付勢力によってピン先端が凹部の最深部(中央部)に当接する状態となるようにマンドレル5とパンチカッター6が相対移動し、マンドレル5とパンチカッター6の中心が一致する。なお、当該構成はあくまで一例であり、他の従来技術を適宜適用してよい。
パンチカッター6は、図10に示すように、外方にわずかに突出する刃先部60を有している。刃先部60は、パンチカッター6の外周面におけるマンドレル5の支持部5bとの境目となる縁部の全周にわたって設けられている。パンチカッター6は、後述する駆動機構7により、マンドレル5に対して水平方向(トリムラインに沿った方向)に相対移動
されることで、中間体1から除去部1bをトリミングすることができる。
<パンチカッターの駆動機構>
図9及び図11に示すように、駆動機構7は、回転運動と往復動とを組み合わせることで、固定されたダイカッター3(上型2a)及びマンドレル5に対し、パンチカッター6を相対的に水平方向に移動させる。駆動機構7は、概略、マンドレル5とパンチカッター6を支持する上台71と、上台71を回転運動自在に支持する下台72と、上台71を下台72に対して相対的に回転運動させる回転機構73と、下台72を水平方向に往復動させる直動機構74と、を備える。
回転機構73は、サーボモータ75に連結されたギア73aと、ギア73aを介して伝達される動力で回転する一対の偏心ピン73bと、を備える。一対の偏心ピン73bは、それぞれギア73aと噛み合う同径、同ピッチのギア73cを有している。上台71は、一対の偏心ピン73bのそれぞれに回動可能に支持されている。上台71は、一対の偏心ピン73bのそれぞれに対して同位相の偏心位置73dで支持されており、これにより角度(向き)を変えずに回転運動する。また、上台71は、下台72に設けられた押え部76により、水平方向の移動を許容されつつ下台72との間で上下方向(鉛直方向)に押えられている。
直動機構74は、いわゆるリンク機構(クランク機構)を利用した直動機構であり、サーボモータ77による偏心ピン74a(クランク軸)の軸回転運動を下台72の左右往復運動に変換するリンク部74bと連接部材74cと、を備える。下台72は、下型2bの不図示のフレームに設けられた押え部78によってフレームとの間で上下方向(鉛直方向)に移動しないよう押えられつつ、前後方向(図の上下方向)の移動方向が規制される。
駆動機構7は、サーボモータ75,77のギア73a,偏心ピン74aの回転角度を細かく制御することで、パンチカッターの軌道をX−Y水平方向自在に制御することができる。また、パンチカッターに湾曲軌跡を描かせることで、高速化が可能であり、さらに、各偏心ピンの偏心量を変更することで、パンチカッターの移動量を任意に変更することができる。なお、本実施形態においては、下型2bにパンチカッター6の駆動機構を設けてマンドレル5とパンチカッター6を相対移動させる構成としているが、上型2aにダイカッター3の駆動機構を設け、ダイカッター3の移動によってマンドレル5とパンチカッター6を相対移動させる構成としてもよい。
図12は、本発明の角形容器のトリミング装置における他の下型例を示す平面視図で、駆動機構7´を、上述した直動機構74を2つ組み合わせた構成としたものである。すなわち、駆動機構7´は、概略、マンドレル5とパンチカッター6を支持する上台71´と、上台71´を支持する下台72´と、上台71´を下台72´に対して水平方向に相対的に往復動させる直動機構73´と、下台72´を水平方向に往復動させる直動機構74´と、を備える。そして、この直動機構73´は、下台72´上に設けられ、上台71´を下台72´に対して図12の平面視方向において左右方向に往復動させ、一方、直動機構74´は、下台72´を図4の平面視方向において前後方向(図の上下方向)に往復動させる。
上記直動機構73´は、上記直動機構74と同様、いわゆるリンク機構を利用した直動機構であり、サーボモータ75´による偏心ピン73a´の軸回転運動を上台71´の左右往復運動に変換するリンク部73b´と連接部材73c´と、を備える。直動機構74´も、上記直動機構74、73´と同様の機構であり、サーボモータ77´による偏心ピン74a´の軸回転運動を下台72´の前後往復運動(図12による平面視では上下往復運動)に変換するリンク部74b´と連接部材74c´と、を備える。また、上台71´
は、下台72´に設けられた押え部76´により、下台72´との間で上下方向(鉛直方向)に移動しないよう押えられつつ、前後方向(図の上下方向)の移動方向が規制される。また、下台72´は、下型2b´の不図示のフレームに設けられた押え部78´により、フレームとの間で上下方向(鉛直方向)に移動しないよう押えられつつ、左右方向の移動方向が規制される。
駆動機構7´も駆動機構7同様、サーボモータ75´,77´の偏心ピン73a´,74a´の回転角度を細かく制御することで、パンチカッターの軌道をX−Y水平方向自在に制御することができる。
本発明においては、角形容器の説明として略長方形状の矩形断面の容器を挙げたが、例えば、正方形断面の容器であってもよいし、それらの断面に類似する断面形状であってもよい。
1 角形容器中間体
1a 角形容器(製品)
1b 除去部
10 角形筒状部
11 底部
12 開口端面
13 短辺壁部
14 長辺壁部
2 角形容器トリマー
2a 上型
2b 下型
3 ダイカッター
4 ボトムパッド
5 マンドレル
6 パンチカッター
60 刃先部
61 短辺刃先部
62 長辺刃先部
7 駆動機構
8 エア・バキューム孔
9 境界線

Claims (16)

  1. 角形容器のトリミング方法において、
    最初にパンチカッターをトリム前の角形容器の角形筒状部に切り込ませる際に、前記パンチカッターを前記角形筒状部のトリムラインにおける壁部の厚み方向に対して傾斜した状態で切り込み、
    次いで、前記パンチカッターを前記角形筒状部のトリムラインに沿って周回移動させて切断することを特徴とする角形容器のトリミング方法。
  2. 前記パンチカッターの少なくとも前記角形筒状部に最初に切り込む刃先部が、前記壁部に対して非平行であることを特徴とする、請求項1に記載の角形容器のトリミング方法。
  3. 前記パンチカッターの刃先部全周が、前記壁部に対して非平行であることを特徴とする、請求項1に記載の角形容器のトリミング方法。
  4. 前記パンチカッターの少なくとも前記角形筒状部に最初に切り込む刃先部が、三角形状であることを特徴とする、請求項1に記載の角形容器のトリミング方法。
  5. 前記パンチカッターの少なくとも前記角形筒状部に最初に切り込む刃先部が、凸曲線状であることを特徴とする、請求項1に記載の角形容器のトリミング方法。
  6. 前記傾斜した状態での切り込みが、前記パンチカッターを前記壁部に対し傾斜方向に移動させる切り込みであることを特徴とする、請求項1に記載の角形容器のトリミング方法。
  7. 前記角形容器が略長方形の矩形断面を有し、最初に、角形筒状部の短辺壁部に前記パンチカッターを切り込ませることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の角形容器のトリミング方法。
  8. 前記パンチカッターの周回移動の軌跡が、湾曲軌道のみからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の角形容器のトリミング方法。
  9. 角形容器のトリミング装置において、
    トリム前の角形容器の角形筒状部の製品部の外周を囲繞するダイカッターと、
    前記製品部の内側に配置され前記ダイカッターと間で前記製品部を挟持するマンドレルと、
    前記ダイカッター及び前記マンドレルに対して相対的に前記角形筒状部の周に沿って周回移動し、前記角形筒状部の除去部を切除するパンチカッターと、
    を備え、
    最初にパンチカッターをトリム前の角形容器の角形筒状部に切り込ませる際に、該角形筒状部のトリムラインにおける壁部の厚み方向に対して傾斜した状態で前記パンチカッターを切り込み、
    次いで、前記パンチカッターを該角形筒状部のトリムラインに沿って周回移動させて切断することを特徴とする角形容器のトリミング装置。
  10. 前記パンチカッターの少なくとも前記角形筒状部に最初に切り込む刃先部が、前記壁部に対して非平行であることを特徴とする、請求項9に記載の角形容器のトリミング装置。
  11. 前記パンチカッターの刃先部全周が、前記壁部に対して非平行であることを特徴とする、請求項9に記載の角形容器のトリミング装置。
  12. 前記パンチカッターの少なくとも前記角形筒状部に最初に切り込む刃先部が、三角形状であることを特徴とする、請求項9に記載の角形容器のトリミング装置。
  13. 前記パンチカッターの少なくとも前記角形筒状部に最初に切り込む刃先部が、凸曲線状であることを特徴とする、請求項9に記載の角形容器のトリミング装置。
  14. 前記パンチカッターを前記壁部に対し傾斜方向に移動させることを特徴とする、請求項9に記載の角形容器のトリミング装置。
  15. 前記角形容器が略長方形の矩形断面を有し、最初に、角形筒状部の短辺壁部に前記パンチカッターを切り込ませることを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載の角形容器のトリミング装置。
  16. 前記パンチカッターの周回移動の軌跡を、湾曲軌道のみとしたことを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載の角形容器のトリミング装置。
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