JP2014000582A - 加工装置におけるワーク排出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレス加工が行われたワークW0を装置外へ排出する加工装置におけるワーク排出装置において、ワークW0の排出に有用なワーク排出手段の円弧運動を往復運動により実現することにより、ワーク排出のためのスペースを大きくしないでワークの排出を速やかに行う。
【解決手段】プレス加工が行われたワークW0を支持するリフタ1と、リフタ1の上面部11を、下方から上方へ移動しながらワークW0の排出方向へ傾斜するように動作させ、その後、排出方向の動作範囲内で初期位置へ戻す移動機構2とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、プレス加工のような所定の加工が行われたワークを装置外へ排出する加工装置におけるワーク排出装置に関する。
順送プレス加工装置におけるワーク排出装置として、従来より図12に示すものがある。
このワーク排出装置は、図12(A)、(B)に示すように、ワークWの排出方向が低い傾斜面とされたリフタ101(ワーク支持体とも言う)が基盤108に対し上下動自在に設けられている。即ち、リフタ101の下部にはガイドピン103が基盤108上の孔(不図示)に嵌合して設けられ、ガイドピン103は基盤108の孔に嵌められたガイドブッシュ104により上下方向に摺動するように案内されている。また、リフタ101の下部にはガイドピン103に隣接してシリンダ102が連結されており、シリンダ102によってリフタ101が上下に移動されるようになっている。
リフタ101の上部は、順送プレス加工装置(不図示)の可動パンチ105の下端部により押圧されるように配置されている。また、リフタ101の側方にはダイス106が設けられている。
図12(A)は、可動パンチ105によってリフタ101が押圧され、同時に順送プレス加工装置から送られたワークWがダイス106の上に載せられ、ワークWが母材(不図示)から切り離されている。その後、図12(B)のように、可動パンチ105が引上げられ、シリンダ102によりリフタ101が持ち上げられる。このとき、リフタ101の傾斜面によりダイス106に置かれていたワークWが排出される。
しかし、かかる従来の装置では、SPM(プレス機における毎分ストローク回数)を高めると、図13に示すように、高速で上昇するリフタ101に飛ばされたワークWが、前工程から送られる次のワークのダイス106上への移動を邪魔することになる。即ち、リフタ101に飛ばされたワークWはリフタ101の上昇動作のエネルギーを受けて上方へ飛ばされ、前工程から送られる次のワークの移動領域(ハッチングを付して示す領域)Dに侵入することになる。そのため、SPMを高めてワークWが領域Dの中にある間に、前工程から次のワークが移動されると、ワーク同士が互いに干渉することになる。従って、このような現象が起きない程度にしかSPMを高めることができない。
これに対し、SPMを高めるために工夫された装置として下記特許文献1に開示されたものがある。この装置は、加工されたワークを4つの歯を備えた歯車の歯の上に載せて排出するもので、ワークを排出するとき歯車は回転するように構成されているため、回転方向に移動する歯によってワークは速やかに排出される。そのため、SPMを高めることができる。
特開2001−137985号公報
しかし、上記特許文献1の装置は、ワークを載せて排出する歯を回転するものであるため、ワーク排出のためには、歯の長さを半径とする円の大きさのスペースが必要であり、貴重な生産現場のスペースを大きく占有してしまう問題がある。上記特許文献1の装置では、その問題に対処するため、プレス型を分割型とし、この分割部を利用して歯車を配置している。しかし、プレス型を分割すると型の強度が低下する別の問題が生じる。
このような問題に鑑み本発明の課題は、ワークの排出に有用なワーク排出手段の円弧運動を往復運動により実現することにより、ワーク排出のためのスペースを大きくしないでワークの排出を速やかに行うことにある。
本発明の第1発明は、所定の加工が行われたワークを装置外へ排出する加工装置におけるワーク排出装置であって、所定の加工が行われた前記ワークを支持するワーク支持体と、前記ワーク支持体の前記ワークとの当接面を、下方から上方へ移動しながらワークの排出方向へ傾斜するように動作させ、その後、前記排出方向の動作範囲内で初期位置へ戻す移動機構とを備えることを特徴とする。
第1発明によれば、ワーク支持体のワークとの当接面を、下方から上方へ移動しながらワークの排出方向へ傾斜するように動作させ、その後、排出方向の動作範囲内で初期位置へ戻す。そのため、ワーク支持体のワークとの当接面のワーク排出方向における動作範囲は、ワーク排出時と初期位置への復帰時とで重複しており、ワーク排出のためのスペースを大きくしないでワークの排出を速やかに行うことができる。従って、加工装置を大型化しないで、ワークを速やかに排出して、加工装置における加工速度を速めることができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記ワーク支持体の前記ワークとの当接面における前記ワークの排出方向とは反対側に前記当接面から突出して突出部が設けられていることを特徴とする。
第2発明によれば、移動機構がワーク支持体のワークとの当接面を排出方向へ傾斜するように動作させるとき、ワークは慣性力により反排出方向へ移動しようとするが、突出部がその移動を阻止し、より速くワークを排出することができる。
本発明の第3発明は、上記第1又は第2発明において、前記移動機構は、前記ワーク支持体のワークとの当接面を上下動させる上下動機構と、該上下動機構により前記当接面が上方へ移動している途中で、前記当接面の移動方向をワーク排出方向へ変更させる移動方向変更機構とを備えることを特徴とする。
第3発明によれば、上下動機構によりワーク支持体のワークとの当接面を上下動させ、前記当接面が上方へ移動している途中で、移動方向変更機構により前記当接面の移動方向をワーク排出方向へ変更させる。そのため、前記当接面を上下動させるのみで、前記当接面を排出方向へ傾斜するように動作させてワークを排出することができる。従って、移動機構の構成を簡略化して、小型化することができる。
本発明の第1実施形態の斜視図である。 上記第1実施形態の図1とは別方向から見た斜視図である。 上記第1実施形態のワーク支持体及び移動機構の分解斜視図である。 上記第1実施形態のワーク支持体及び移動機構の拡大正面図である。 上記第1実施形態のワーク支持体及び移動機構の動作説明図である。 本発明の第2実施形態のワーク支持体及び移動機構の分解斜視図である。 上記第2実施形態のワーク支持体及び移動機構の動作説明図である。 本発明の第3実施形態のワーク支持体及び移動機構の分解斜視図である。 上記第3実施形態のワーク支持体及び移動機構の動作説明図である。 本発明の第4実施形態の動作説明図である。 本発明の第5実施形態の動作説明図である。 従来技術の動作説明図である。 上記従来技術のワーク排出時の動作説明図である。
<第1実施形態>
第1実施形態では、車両用シートのシートバック部のサイドフレームを成形加工する順送プレス加工装置に本発明を適用している。この順送プレス加工装置では、一般的な順送プレス加工装置と同様、順送されるワークを、送り方向に並べられた上下型により順次プレス加工を行って、成形完了後、最終工程にて母材に連なったワークが母材から切離されて排出される。
図1、2において、54は順送プレス加工装置の下型を示し、51、52は最終工程で母材からワークを切離すためのダイスを示し、56はワークを順送するための送り機構を示す。
図1、2から明らかなように、ダイス51、52間には、一対のワーク排出装置が設けられ、ワーク排出装置は後述のようにワーク支持体1と移動機構2とから成っている。図1、2において、46はワーク排出装置のベース板であり、55はワーク排出装置を含む順送プレス加工装置全体を下方から支える基盤である。図示を省略したが、ワーク排出装置の側方には排出されたワークを搬送するためコンベアが設けられている。
図3、4には一つのワーク排出装置の構成が示され、上述のワーク支持体としてのリフタ1は、上下動機構4を成すリフタ収納ケース21内にばね24を介して挿入され、移動方向変更機構3は互いに線対称形の一対のものから成り、リフタ収納ケース21を両側から挟むように固定されて成る。移動方向変更機構3、上下動機構4により移動機構2が構成されている。
リフタ1は全体としてT字形を成し、T字形の下部が摺動部12としてリフタ収納ケース21内に摺動自在とされている。T字形の上部には上面部11が形成され、後述のように、この上面部11に成形されたワークを載せるようにしている。上面部11の端部には突出部13が形成されている。上面部11は、本発明におけるワークとの当接面を形成している。
摺動部12の下端部の貫通孔14には摺動軸37が貫通して配置され、摺動軸37の中央部が貫通孔14内に位置するように固定されている。摺動軸37の両端部はリフタ収納ケース21の両側部に形成された摺動孔23を貫通してリフタ収納ケース21外に突出している。
従って、リフタ1は、常時はばね24の付勢力によりリフタ収納ケース21から上部が突出していて、摺動軸37の両端部が摺動孔23の上端部に係止された位置で保持されている。リフタ1が上方から押圧されると、ばね24の付勢力に抗して、リフタ1の摺動部12はリフタ収納ケース21内に収納され、摺動軸37の両端部が摺動孔23の下端部に係止された位置で停止される。なお、本実施形態ではリフタ収納ケース21は、その加工又は取扱いを容易にするために、図4に示されるように、上下で2分割して構成され、その上下部は連結板26を介して連結されているが、分割しなくても良い。
リフタ収納ケース21は移動方向変更機構3に対して回動自在に結合されている。そのため、リフタ収納ケース21の両摺動孔23の下方にそれぞれ軸孔22が設けられ、移動方向変更機構3の各ガイド体30に各軸孔22に対向するように軸孔39がそれぞれ設けられ、互いに対向する軸孔22、39同士間に跨ってピン38がそれぞれ挿入されている。なお、軸孔22はリフタ収納ケース21内に収納されたばね24に対応する位置から僅かに横方向にずれた位置に配置されている。それはリフタ収納ケース21の各ガイド体30に対する傾斜角を大きく取るためである。
各ガイド体30の上部で摺動軸37の上下動する範囲に対応する部分にはガイド溝33がそれぞれ形成されている。このガイド溝33の形状は、リフタ収納ケース21の摺動孔23から突出する摺動軸37の端部が摺動孔23に沿って上下する範囲と、リフタ収納ケース21が各移動方向変更機構3(各ガイド体30)に対して回動可能とするように上部で横に広げられた範囲とを備えるようにされている。
ガイド溝33内には回転駒31が回転軸32を介して回転自在に固定されている。回転駒31は、ガイド溝33から横方向外部に突出する部分がばね35によって下方向に付勢されており、そのためばね35の下端はガイド体30の外壁に突出して固定されたポスト36に固定されている。また、回転駒31のばね35に係合された突出部分とは反対側は、摺動孔23に沿って上下動する摺動軸37の上下移動軌跡に重なって突出するように形成されている。なお、ガイド溝33は、図4に示されるように、ガイド体30を貫通して形成されており、そのガイド溝33を外部から閉鎖するようにカバー体45で覆っている。
図5は、上述のワーク排出装置の動作状態を示している。図5(A)はリフタ1が最上位(上死点という)にある状態を示し、その状態からリフタ1が下降され、図5(B)、(C)を順次経由して、図5(D)にてリフタ1が最下位(下死点という)の状態となる。その後、リフタ1は上昇され、図5(E)、(F)を順次経由して、図5(G)にてリフタ1が再び最上位(上死点という)にある状態に達する。この一連の動作により、ダイス51(52)上で母材から切り離されたワークW0を排出することを実現している。
リフタ1の下降は、順送プレス加工装置の上型と同期して上下動する可動パンチ53によってリフタ1の突出部13が押圧されることによって行われ、リフタ1の上昇は、リフタ収納ケース21内のばね24の付勢力によって行われる。
図5(A)では、順送プレス加工装置でプレス加工されたワークW0がリフタ1の上方に移送されている。図5(B)では、可動パンチ53によってリフタ1が押圧され、リフタ1が下降し始める。このとき、摺動軸37の端部が回転駒31に干渉するが、回転駒31は回転軸32によって回転し、摺動軸37を摺動孔23に沿って真直ぐ下降させる。図5(C)では、可動パンチ53の押圧によるリフタ1の下降が継続する。図5(D)では、更にリフタ1の下降が継続し、このタイミングでワークW0はダイス51の上に載せられ、その後、図示しないがカッタによりダイス51(52)上でワークW0が母材から切離される。このとき、回転駒31は摺動軸37との干渉から解放され、ばね35の付勢力により回転され初期位置に戻される。
図5(E)では、リフタ1の上昇過程で摺動軸37の端部が回転駒31と干渉する。このとき、回転駒31は摺動軸37によって反時計方向に回転されようとするが、回転駒31はガイド体30のガイド溝33の壁面によって回転を阻止されるため、摺動軸37は回転駒31の形状に沿って横方向に移動しながら上昇を継続する。その結果、摺動軸37はリフタ収納ケース21をピン38を中心として回動させ、リフタ1は上昇しながらリフタ収納ケース21と共に傾斜することになる。このとき、ワークW0は再び上昇して来たリフタ1の上面部11に載せられる。
図5(F)では、リフタ1の更なる上昇動作に伴ってリフタ1の傾斜量も大きくなる。このようにリフタ1が上昇しながら傾斜動作されることにより、リフタ1の上面部11に載せられたワークW0は排出方向に向けて投げ出されることになる。その際、リフタ1の突出部13はワークW0が慣性力によりリフタ1の傾斜方向とは反対方向に移動しようとするのを阻止して、ワークW0をリフタ1の傾斜方向、即ちワークW0の排出方向へ排出する。即ち、ワークW0は排出される際に突出部13に係合されて、リフタ1が傾斜動作される際の力を効率良く受けることができる。このとき、可動パンチ53の横には次に排出されることになるワークW1が送られて来ている。
図5(G)では、更にリフタ1が上昇し、この状態では、図5(A)の状態と同様に摺動軸37がガイド溝33の最上部に位置して、リフタ収納ケース21は直立状態に戻り、リフタ1も傾斜状態から直立状態に戻される。この状態は、図5(A)の状態と同じであり、次のワークW1を排出するための体勢が整えられる。
以上のように第1実施形態によれば、図5(D)の状態から図5(F)の状態へ変化することにより、ワーク支持体であるリフタ1の上面部11を、下方から上方へ移動しながらワークW0の排出方向へ傾斜するように動作させ、その後、図5(G)の状態から図5(D)の状態へ変化することにより、リフタ1の上面部11をワークW0の排出方向の動作範囲内で初期位置へ戻す。そのため、リフタ1の上面部11のワーク排出方向における動作範囲は、ワーク排出時と初期位置への復帰時とで重複しており、ワーク排出のためのスペースを大きくしないでワークの排出を速やかに行うことができる。従って、プレス加工装置を大型化しないで、ワークW0を速やかに排出して、順送プレス加工装置における加工速度を速めることができる。つまり、SPMを高めることができる。
また、移動機構2がワーク支持体1のワークW0との当接面であるリフタ1の上面部11を排出方向へ傾斜するように動作させるとき、ワークW0は慣性力により反排出方向へ移動しようとするが、突出部13がその移動を阻止し、より速くワークW0を排出することができる。
更に、上下動機構4によりリフタ1の上面部11を上下動させ、リフタ1の上面部11が上方へ移動している途中で、移動方向変更機構3により上面部11の移動方向をワーク排出方向へ変更させる。そのため、リフタ1の上面部11を上下動させるのみで、上面部11を排出方向へ傾斜するように動作させてワークW0を排出することができる。従って、移動機構2の構成を簡略化して、小型化することができる。
<第2実施形態>
図6、7は本発明の第2実施形態を示し、第2実施形態が第1実施形態に比べて特徴とする点は、リフタ1の上下動を行う上下動機構4をシリンダ25によって構成した点と、リフタ1を傾斜させるための移動方向変更機構3の構成が簡素化されている点である。第2実施形態において、上記特徴部分以外の構成については第1実施形態と同一であるため、図6、7では同一部分については同一符号を付して説明を省略すると共に、図示を省略している。
図6から明らかなように、リフタ1は第1実施形態におけるものと同様であるが、この場合は、摺動部12の両側部にピン15、16が突設されている。また、リフタ1の摺動部12の下端にはシリンダ25が結合されている。
シリンダ25及びリフタ1を挟むように移動方向変更機構3を成す対を成すガイド体40が配置され、各ガイド体40のリフタ1への対向面には、ガイド溝41が互いに線対称となるようにそれぞれ形成されている。ガイド溝41はピン15、16を受け入れる幅を有し、リフタ1がシリンダ25により上下動されたとき、リフタ1を傾斜動作させるように、部分的に湾曲して形成されている。
図7は、ワーク排出装置の第2実施形態の動作状態を示している。図7(A)はリフタ1が最下位(下死点という)にある状態を示し、その状態からリフタ1は上昇され、図7(B)、(C)を順次経由して、図7(D)にてリフタ1が最上位(上死点という)の状態に達する。図示を省略したが、リフタ1は上死点にある図7(D)の状態から下降して図7(C)、(B)の状態を経由して図7(A)の状態に戻る。この一連の動作により、ダイス51(52)上で母材から切り離されたワークW0を排出することを実現している。
図7(A)では、順送プレス加工装置でプレス加工されたワークW0がダイス51(52)の上に載せられ、図示しないカッタによりワークW0が母材から切り離される。図7(B)では、リフタ1の上昇過程でリフタ1の上面部11にワークW0を載せる。図7(C)では、上側のピン15がガイド溝41の湾曲部に案内されて横方向に移動される。このとき、下側のピン16はガイド溝41の湾曲部より下方に位置するため、リフタ1はピン15、16の横方向の違いにより傾斜されることになる。その結果、リフタ1は上昇しながら傾斜することになる。このとき、リフタ1が上昇しながら傾斜動作されることにより、リフタ1の上面部11に載せられたワークW0は排出方向に向けて投げ出されることになる。その際、第1実施形態の場合と同様に、ワークW0は排出される際に突出部13に係合されて、リフタ1が傾斜動作される際の力を効率良く受けることができる。
このとき、リフタ1の上方横には次に排出されることになるワークW1が送られて来ている。
図7(D)では、更にリフタ1が上昇し、この状態では、上側のピン15もガイド溝41の湾曲部を抜けて下側のピン16と上下方向に並んだ状態となり、リフタ1も傾斜状態から直立状態に戻される。
この後、リフタ1は下降され、図7(D)の状態から図7(A)の状態へ戻される。この間、上側のピン15は再びガイド溝41の湾曲部を通過するため、リフタ1は図7(C)のように傾斜されながら下降されることになる。このときリフタ1の上面部11にはワークW0が載せられていないため、ワークW0には何の影響も与えない。
以上のようにリフタ1が動作されることにより、第2実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果を達成することができる。
<第3実施形態>
図8、9は本発明の第3実施形態を示し、第3実施形態が第2実施形態に比べて特徴とする点は、リフタ1を傾斜させるための構成として、第1実施形態と第2実施形態とを組合わせたものとした点である。第3実施形態において、上記特徴部分以外の構成については第2実施形態と同一であるため、図8、9では同一部分については同一符号を付して説明を省略している。
図8から明らかなように、リフタ1は基本的に第2実施形態におけるものと同様であるが、リフタ1の摺動部12の側部にシリンダ25が結合されている点で僅かに相違する。
リフタ1を挟むように移動方向変更機構3を成す一対のガイド体30aが配置され、ガイド体30aのリフタ1への対向面には第1実施形態におけるガイド溝33と略同形状のガイド溝33aが形成されている。ガイド溝33aが第1実施形態におけるガイド溝33と相違する点は、ガイド溝33aが第1実施形態におけるガイド溝33に比べて下方へ長く伸ばされている点である。これは第1実施形態におけるガイド溝33には摺動軸37のみが係合されるのに対し、ガイド溝33aには互いに上下に離間したピン15とピン16とが係合されるためである。
ガイド体30aにおける回転駒31、ばね35などに関しては第1実施形態のガイド体30と同一である。
図9は、ワーク排出装置の第3実施形態の動作状態を示している。
図9(A)はリフタ1が最上位(上死点という)にある状態を示し、その状態からリフタ1が下降され、図9(B)、(C)を順次経由して、図9(D)にてリフタ1が最下位(下死点という)の状態となる。その後、リフタ1は上昇され、図9(E)、(F)を順次経由して、図9(G)にてリフタ1が最上位(上死点という)にある状態に達する。この一連の動作により、ダイス51(52)上で母材から切り離されたワークW0を排出することを実現している。
リフタ1の下降は、順送プレス装置の上型と同期して上下動する可動パンチ53によってリフタ1の突出部13が押圧されることによって行われ、リフタ1の上昇は、シリンダ25の作動によって行われる。第2実施形態の場合と同様に、この第3実施形態でもリフタ1の下降をシリンダ25によって行うようにしても良い。そのようにした場合は可動パンチ53を省略することができる。
図9(A)では、順送プレス装置でプレス加工されたワークW0がリフタ1の上に移送されている。このとき、ピン15はガイド溝33aの最上部に位置してリフタ1の位置を決定し、ピン16はガイド溝33aの屈曲部の下部に位置している。図9(B)では、可動パンチ53によってリフタ1が押圧され、リフタ1が下降し始める。このとき、ピン15が回転駒31に干渉するが、回転駒31は回転軸32によって回転し、ピン15は可動パンチ53の押圧方向に沿って真直ぐ下降される。図9(C)では、可動パンチ53の押圧によるリフタ1の下降が継続される。図9(D)では、更にリフタ1の下降が継続し、ダイス51(52)の上に載せられたワークW0は、図示しないカッタによりダイス51(52)上で母材から切離される。このとき、回転駒31はピン15との干渉から解放され、ばね35の付勢力により回転され初期位置に戻される。
図9(E)では、リフタ1の上昇過程でピン15が回転駒31と干渉する。このとき、回転駒31はピン15によって反時計方向に回転されようとするが、回転駒31はガイド体30aのガイド溝33aの壁面によって回転を阻止されるため、ピン15は回転駒31の形状に沿って横方向に移動しながら上昇を継続する。その結果、ピン15はリフタ1をピン16を中心として回動させ、リフタ1は上昇しながら傾斜することになる。このとき、ワークW0は再び上昇して来たリフタ1の上面部11に載せられる。
図9(F)では、リフタ1の更なる上昇動作に伴ってリフタ1の傾斜量も大きくなる。このようにリフタ1が上昇しながら傾斜動作されることにより、リフタ1の上面部11に載せられたワークW0は排出方向に向けて投げ出されることになる。その際、リフタ1の突出部13はワークW0が慣性力によりリフタ1の傾斜方向とは反対方向に移動しようとするのを阻止して、ワークW0をリフタ1の傾斜方向、即ちワークW0の排出方向へ排出する。即ち、ワークW0は排出される際に突出部13に係合されて、リフタ1が傾斜動作される際の力を効率良く受けることができる。
このとき、可動パンチ53の横には次に排出されることになるワークW1が送られて来ている。
図9(G)では、更にリフタ1が上昇し、この状態では、図9(A)の状態と同様にピン15がガイド溝30aの最上部に位置して、リフタ1は直立状態に戻り、リフタ1も傾斜状態から直立状態に戻される。この状態は、図9(A)の状態と同じであり、次のワークW1を排出するための体勢が整えられる。
以上のようにリフタ1が動作されることにより、第3実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果を達成することができる。
<第4実施形態>
図10は本発明の第4実施形態を示し、第4実施形態が第1実施形態に比べて特徴とする点は、第1実施形態の回転駒31は初期状態の維持のためにばね35を設けていたのに対し、第4実施形態では回転駒42に錘42aを一体に設けている点である。第4実施形態において、上記特徴部分以外の構成については第1実施形態と同一であるため、図10では同一部分については同一符号を付して説明を省略すると共に、図示を省略している。
図10(A)のように、回転駒42は錘42aの重力により初期状態にあり、第1実施形態における摺動軸37の上昇軌跡に対し干渉する位置となる。そのため、上述のように摺動軸37がガイド溝33内を上昇してくると矢印で示すように摺動軸37を横方向へ移動させることになる。
図10(B)は、摺動軸37がガイド溝33内の最上部に位置する状態から下降してくるときの回転駒42の動きを示しており、摺動軸37が矢印で示すように下降してくると、回転駒42は錘42aを矢印で示すように持ち上げて回転し、摺動軸37を真直ぐ下方へ移動させる。従って、このような回転駒42の動きが可能なように錘42aの重量が調整される。
第4実施形態によれば、回転駒42に錘42aを一体化することで、第1実施形態におけるばね35、ポスト36を省略することができるので、構成を簡略化することができる。
<第5実施形態>
図11は本発明の第5実施形態を示し、第5実施形態が第2実施形態に比べて特徴とする点は、第2実施形態においてリフタ1の摺動部12の両側にそれぞれ設けられていたピン15、16を、片側に一つづつとなるように分けて設けた点と、第2実施形態では一対のガイド体40に線対象となるように形成されていたガイド溝41を、互いに異なる形状のガイド溝43、44とした点である。ガイド溝43、44は、リフタ1を挟んで対向配置された状態で、各ガイド溝43、44の湾曲方向が互いに反対方向となり、且つ各ガイド溝43、44の上端部の位置が各ピン15、16の高さの違いに合せて異ならされている。第5実施形態において、上記特徴部分以外の構成については第2実施形態と同一であるため、図11では同一部分については同一符号を付して説明を省略すると共に、図示を省略している。
図11は、第5実施形態の動作状態を示しており、リフタ1が下死点にある状態では、ピン15もピン16も共にガイド溝43、44の下方の直線部に位置している。一方、リフタ1が上死点にある状態では、ピン15は一方側に湾曲されたガイド溝43の上端部に位置し、ピン16は他方側に小さく湾曲されたガイド溝44の上端部に位置する。そのため、第5実施形態のリフタ1は第2実施形態のリフタ1に比べて上下動の範囲は同じでもリフタ1の傾斜角度を大きくすることができる。従って、ワークW0を排出する際のリフタ1の傾斜動作を大きくしたい場合には第5実施形態は有効である。
本発明は、上記実施形態で説明した外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、
1.ワーク支持体のワークとの当接面に設けられた突出部は、上記実施形態のように当接面であるリフタ1の上面部11から鋭角に突出するものに限らず、なだらかな山脈状に突出するものでも良い。また、上面部11上に部分的な窪みを形成することにより、窪みに隣接して形成される突出部でも良い。更に、突出部はなくても良い。
1 リフタ(ワーク支持体)
2 移動機構
3 移動方向変更機構
4 上下動機構
11 上面部(当接面)
12 摺動部
13 突出部
14 貫通孔
15、16 ピン
21 リフタ収納ケース
22 軸孔
23 摺動孔
24 ばね
25 シリンダ
26 連結板
30 ガイド体
30a ガイド体
31 回転駒
32 回転軸
33 ガイド溝
33a ガイド溝
34 貫通孔
35 ばね
36 ポスト
37 摺動軸
38 ピン
39 軸孔
40 ガイド体
41 ガイド溝
42 回転駒
42a 錘
43 ガイド溝
44 ガイド溝
45 カバー体
46 ベース板
51、52 ダイス
53 可動パンチ
54 下型
55 基盤
W0、W1 ワーク

Claims (3)

  1. 所定の加工が行われたワークを装置外へ排出する加工装置におけるワーク排出装置であって、
    所定の加工が行われた前記ワークを支持するワーク支持体と、
    前記ワーク支持体の前記ワークとの当接面を、下方から上方へ移動しながらワークの排出方向へ傾斜するように動作させ、その後、前記排出方向の動作範囲内で初期位置へ戻す移動機構と、
    を備えることを特徴とする加工装置におけるワーク排出装置。
  2. 請求項1において、
    前記ワーク支持体の前記ワークとの当接面における前記ワークの排出方向とは反対側に前記当接面から突出して突出部が設けられていることを特徴とする加工装置におけるワーク排出装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記移動機構は、前記ワーク支持体のワークとの当接面を上下動させる上下動機構と、該上下動機構により前記当接面が上方へ移動している途中で、前記当接面の移動方向をワーク排出方向へ変更させる移動方向変更機構とを備えることを特徴とする加工装置におけるワーク排出装置。
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