JP2014045072A - 光電変換装置の製造方法 - Google Patents

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健志 鈴木
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Abstract

【課題】 光電変換装置の光電変換効率を高める。
【解決手段】 半導体層3の製造方法は、I−III−VI族化合物を含む第1の導電型の第
1の半導体層3を用意する工程と、第1の半導体層3の主面に酸化物層3aを形成する工程と、II−B族元素をスパッタリング法によって酸化物層3aを介して第1の半導体層3に注入する工程と、酸化物層3aを除去した後、第1の半導体層3の主面に第1の導電型とは異なる第2の導電型の第2の半導体層4を形成する工程とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、I−III−VI族化合物を含む光電変換装置の製造方法に関する。
太陽光発電等に使用される光電変換装置として、CISやCIGS等のカルコパイライト系のI−III−VI族化合物によって半導体層が形成されたものがある。
このような光電変換装置の光電変換効率を高めるために、特許文献1では、I−III−VI族化合物を含む半導体層の表面にZnやCd等のII−B族元素をドープして半導体層の
表面をn型化することにより、半導体層内にpn接合を形成している。半導体層へのII−B族元素のドープ方法としては、II−B族元素を含む化合物をガス化し、このガスによりII−B族元素を半導体層中に熱拡散させる方法が用いられている。
特開2008−235794号公報
しかしながら上記のようにII−B族元素を半導体層の表面に熱拡散させた場合、II−B族元素は主に半導体層の結晶粒界に沿って拡散し、結晶粒内には拡散しにくい。そのため、半導体層内で良好なpn接合を形成できず、光電変換効率のさらなる向上は困難である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、光電変換装置の光電変換効率を高めることを目的とする。
本発明の一実施形態に係る光電変換装置の製造方法は、I−III−VI族化合物を含む第
1の導電型の第1の半導体層を用意する工程と、該第1の半導体層の主面に酸化物層を形成する工程と、II−B族元素をスパッタリング法によって前記酸化物層を介して前記第1の半導体層に注入する工程と、前記酸化物層を除去した後、前記第1の半導体層の前記主面に前記第1の導電型とは異なる第2の導電型の第2の半導体層を形成する工程とを具備する。
本発明によれば、光電変換装置の光電変換効率を高めることができる。
光電変換装置の実施の形態の一例を示す斜視図である。 図1の光電変換装置の断面図である。 光電変換装置の製造途中の様子を模式的に示す断面図である。 光電変換装置の製造途中の様子を模式的に示す断面図である。 光電変換装置の製造途中の様子を模式的に示す断面図である。 光電変換装置の製造途中の様子を模式的に示す断面図である。 光電変換装置の製造途中の様子を模式的に示す断面図である。 光電変換装置の製造途中の様子を模式的に示す断面図である。 光電変換装置の製造途中の様子を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る光電変換装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。なお、図面においては同様な構成および機能を有する部分については同一符号が付されており、下記説明では重複説明が省略される。また、図面は模式的に示されたものであり、各図における各種構造のサイズおよび位置関係等は正確に図示されたものではない。
<(1)光電変換装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る光電変換装置の製造方法を用いて作製した光電変換装置11の一例を示す斜視図である。図2は、図1の光電変換装置11のXZ断面図である。なお、図1から図9には、光電変換セル10の配列方向(図1の図面視左右方向)をX軸方向とする右手系のXYZ座標系が付されている。
光電変換装置11は、基板1の上に複数の光電変換セル10が並設された構成を有している。図1では、図示の都合上、2つの光電変換セル10のみが示されているが、実際の光電変換装置11には、図面のX軸方向、或いは更に図面のY軸方向に、多数の光電変換セル10が平面的に(二次元的に)配列されている。
各光電変換セル10は、下部電極層2、第1の半導体層3、第2の半導体層4、上部電極層5、および集電電極7を主に備えている。光電変換装置11では、上部電極層5および集電電極7が設けられた側の主面が受光面となっている。また、光電変換装置11には、第1〜3溝部P1,P2,P3といった3種類の溝部が設けられている。
基板1は、複数の光電変換セル10を支持するものであり、例えば、ガラス、セラミックス、樹脂、または金属等の材料で構成されている。例えば、基板1として、1〜3mm程度の厚さを有する青板ガラス(ソーダライムガラス)が用いられてもよい。
下部電極層2は、基板1の一主面の上に設けられた導電層であり、例えば、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、または金(Au)等の金属、あるいはこれらの金属の積層構造体からなる。また、下部電極層2は、0.2〜1μm程度の厚さを有し、例えば、スパッタリング法または蒸着法等の公知の薄膜形成方法によって形成される。
第1の半導体層3は、下部電極層2の+Z側の主面(一主面ともいう)の上に設けられた、第1の導電型(ここではp型の導電型)を有する半導体層であり、1〜3μm程度の厚さを有している。第1の半導体層3はI−III−VI族化合物を含む半導体層である。I
−III−VI族化合物とは、I−B族元素(11族元素ともいう)と、III−B族元素(13族元素ともいう)と、VI−B族元素(16族元素ともいう)とを含んだ化合物である。I−III−VI族化合物としては、例えば、Cu(In,Ga)Se(CIGSともいう)
、Cu(In,Ga)(Se,S)(CIGSSともいう)、およびCuInSe(CISともいう)等が挙げられる。なお、Cu(In,Ga)Seは、I−B族元素としてCuを含み、III−B族元素としてInおよびGaを含み、VI−B族元素としてSeを含んでいる。また、Cu(In,Ga)(Se,S)は、I−B族元素としてCuを含み、III−B族元素としてInおよびGaを含み、VI−B族元素としてSeおよびSを含んでいる。
また、第1の半導体層3は、下部電極層2とは反対側(第2の半導体層4側)の表面部(以下、第1の半導体層3の下部電極層2とは反対側の表面部のことを単に第1の半導体
層3の表面部ともいう)にII−B族元素(12族元素ともいう)がドープされている。これにより、第1の半導体層3の表面部においてキャリアの分離が良好に行なわれ、光電変換効率が高くなる。II−B族元素としては、ZnやCd等が用いられ、環境負荷を低減するという観点からZnが用いられてもよい。
第1の半導体層3の表面部におけるII−B族元素の濃度は、例えば、0.01〜1原子%であってもよい。また、表面部3aの厚みは、例えば、第1の半導体層3の厚みの0.01〜0.3倍であってもよい。
第2の半導体層4は、第1の半導体層3の一主面の上に設けられた半導体層である。この第2の半導体層4は、第1の半導体層3の導電型とは異なる導電型(ここではn型の導電型)を有している。第1の半導体層3と第2の半導体層4との接合によって、第1の半導体層3で光電変換されて生じた正負キャリアが良好に電荷分離される。なお、導電型が異なる半導体とは、伝導担体(キャリア)が異なる半導体のことである。また、上記のように第1の半導体層3の導電型がp型である場合、第2の半導体層4の導電型は、n型でなく、i型であっても良い。
第2の半導体層4は、例えば、硫化カドミウム(CdS)、硫化インジウム(In)、硫化亜鉛(ZnS)、酸化亜鉛(ZnO)、セレン化インジウム(InSe)、In(OH,S)、(Zn,In)(Se,OH)、および(Zn,Mg)O等の化合物半導体によって構成されている。そして、電流の損失が低減される観点から言えば、第2の半導体層4は、1Ω・cm以上の抵抗率を有するものとすることができる。なお、第2の半導体層4は、例えば溶液成長法(CBD法ともいう)等で形成される。
また、第2の半導体層4は、第1の半導体層3の一主面の法線方向に厚さを有する。この厚さは、例えば10〜200nmに設定される。
上部電極層5は、第2の半導体層4の上に設けられた透明導電膜であり、第1の半導体層3において生じた電荷を取り出す電極である。上部電極層5は、第2の半導体層4よりも低い抵抗率を有する物質によって構成されている。上部電極層5には、いわゆる窓層と呼ばれるものも含まれ、この窓層に加えて更に透明導電膜が設けられる場合には、これらが一体の上部電極層5とみなされても良い。
上部電極層5は、禁制帯幅が広く且つ透明で低抵抗の材料を主に含んでいる。このような材料としては、例えば、ZnO、InおよびSnO等の金属酸化物半導体等が採用され得る。これらの金属酸化物半導体には、Al、B、Ga、InおよびF等のうちの何れかの元素が含まれても良い。このような元素が含まれた金属酸化物半導体の具体例としては、例えば、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、
IZO(Indium Zinc Oxide)、ITO(Indium Tin Oxide)、FTO(Fluorine tin Oxide)等がある。
上部電極層5は、スパッタリング法、蒸着法、または化学的気相成長(CVD)法等によって、0.05〜3.0μmの厚さを有するように形成される。ここで、第1の半導体層3から電荷が良好に取り出される観点から言えば、上部電極層5は、1Ω・cm未満の抵抗率と、50Ω/□以下のシート抵抗とを有するものとすることができる。
第2の半導体層4および上部電極層5は、第1の半導体層3が吸収する光の波長領域に対して光を透過させ易い性質(光透過性ともいう)を有する素材によって構成され得る。これにより、第2の半導体層4と上部電極層5とが設けられることで生じる、第1の半導体層3における光の吸収効率の低下が低減される。
また、光透過性が高められると同時に、光反射のロスが防止される効果と光散乱効果とが高められ、更に光電変換によって生じた電流が良好に伝送される観点から言えば、上部電極層5は、0.05〜0.5μmの厚さとなるようにすることができる。更に、上部電極層5と第2の半導体層4との界面で光反射のロスが低減される観点から言えば、上部電極層5と第2の半導体層4との間で絶対屈折率が略同一となるようにすることができる。
集電電極7は、Y軸方向に離間して設けられ、それぞれがX軸方向に延在している。集電電極7は、導電性を有する電極であり、例えば、銀(Ag)等の金属からなる。
集電電極7は、第1の半導体層3において発生して上部電極層5において取り出された電荷を集電する役割を担う。集電電極7が設けられれば、上部電極層5の薄層化が可能となる。
集電電極7および上部電極層5によって集電された電荷は、第2溝部P2に設けられた接続導体6を通じて、隣の光電変換セル10に伝達される。接続導体6は、例えば、図2に示されるように集電電極7のY軸方向への延在部分によって構成されている。これにより、光電変換装置11においては、隣り合う光電変換セル10の一方の下部電極層2と、他方の集電電極7とが、第2溝部P2に設けられた接続導体6を介して電気的に直列に接続されている。なお、接続導体6は、これに限定されず、上部電極層5の延在部分によって構成されていてもよい。
集電電極5は、良好な導電性が確保されつつ、第1の半導体層3への光の入射量を左右する受光面積の低下が最小限にとどめられるように、50〜400μmの幅を有するものとすることができる。
<(2)光電変換装置の製造方法>
図3から図9は、光電変換装置11の製造途中の様子をそれぞれ模式的に示す断面図である。なお、図3から図9で示される各断面図は、図2で示された断面に対応する部分の製造途中の様子を示す。
まず、図3で示されるように、洗浄された基板1の略全面に、スパッタリング法等を用いて、Mo等からなる下部電極層2を成膜する。そして、下部電極層2の上面のうちのY方向に沿った直線状の形成対象位置からその直下の基板1の上面にかけて、第1溝部P1を形成する。第1溝部P1は、例えば、YAGレーザー等によるレーザー光を走査しつつ形成対象位置に照射することで溝加工を行なう、レーザースクライブ加工によって形成することができる。図4は、第1溝部P1を形成した後の状態を示す図である。
第1溝部P1を形成した後、下部電極層2の上に、第1の半導体層3を形成する。第1の半導体層3は、スパッタリング法、蒸着法などのいわゆる真空プロセスによって形成可能であるほか、いわゆる塗布法あるいは印刷法と称されるプロセスによって形成することもできる。塗布法あるいは印刷法と称されるプロセスは、第1の半導体層3の構成元素の錯体溶液を下部電極層2の上に塗布し、その後、乾燥・熱処理を行うプロセスである。図5は、第1の半導体層3を形成した後の状態を示す図である。
第1の半導体層3を形成した後、第1の半導体層3の主面に酸化物層3aを形成する。図6は、酸化物層3aを形成した後の状態を示す図である。そして、この酸化物層を介して、ZnやCd等のII−B族元素をスパッタリング法によって第1の半導体層3に注入する。これにより、第1の半導体層3の下部電極層2とは反対側の表面部において結晶粒界だけでなく結晶粒内へもII−B族元素を、第1の半導体層3の表面の損傷を抑制しながら
良好に注入することができる。つまり、スパッタリング法を用いることによって、II−B族元素を結晶粒内へも良好に注入することが可能となり、第1の半導体層3の表面部に良好なpn接合を形成できる。しかし、直接第1の半導体層3の主面に対してスパッタリングを行なうと、スパッタリングの衝撃によって第1の半導体層3の主面が損傷する。このように主面が損傷すると、その主面に第2の半導体層4を良好に成膜することが困難になる。これに対し、上記実施形態のように、酸化物層3aを介してII−B族元素をスパッタリング法で注入すれば、第1の半導体層3の表面を保護しながら、良好にII−B族元素の注入を行なうことが可能となる。その結果、第2の半導体層4を良好に成膜でき、光電変換装置11の光電変換効率を高めることができる。
酸化物層3aは、第1の半導体層3の主面を良好に保護できるとともにII−B族元素の第1の半導体層3への注入を良好に行なうことができる厚みであればよく、例えば、10〜500nm程度とすることができる。
酸化物層3aは、第1の半導体層3を酸素や水蒸気等の酸化性ガスを含む雰囲気で加熱することによって、第1の半導体層3の表面部を酸化することによって形成できる。このような方法であれば、酸化物層3aを容易に作製でき、製造工程を簡略化できる。酸化物層3aを第1の半導体層3の表面部を酸化することによって形成する方法の具体例としては、例えば、水蒸気を分圧比で100〜1000ppmv含む窒素ガス雰囲気下で、第1の半導体層3を、100〜300℃で5〜120分程度加熱する方法が挙げられる。
あるいは、酸化物層3aゾルゲル法や蒸着法等によって、別途、金属酸化物等の皮膜を形成したものであってもよい。
次に、この酸化物層3aを酸性溶液やアルカリ性溶液で溶解するなどの方法で除去した後、この第1の半導体層3の上に、第2の半導体層4および上部電極層5を順に形成する。
第2の半導体層4は、溶液成長法(CBD法ともいう)によって形成することができる。例えば、酢酸カドミウムとチオ尿素とをアンモニア水に溶解して成膜液を形成し、この成膜液に第1の半導体層3の形成まで行なった基板1を浸漬することで、第1の半導体層3の上にCdSを含む第2の半導体層4を形成することができる。
第2の半導体層4をCBD法で形成する場合、このCBD法に用いる成膜液で上記酸化物層3aを溶解できる場合は、酸化物層3aの除去と第2の半導体層4とを同じ成膜液を用いて、同時に行なってもよい。その場合、製造工程を簡略化できる。
また、上部電極層5は、例えば、Snが含まれた酸化インジウム(ITO)等を主成分とする透明導電膜であり、スパッタリング法、蒸着法、またはCVD法等で形成することができる。図7は、第2の半導体層4および上部電極層5を形成した後の状態を示す図である。
上部電極層5を形成した後、上部電極層5の上面のうちのY方向に沿った直線状の形成対象位置からその直下の下部電極層2の上面にかけて、第2溝部P2を形成する。第2溝部P2は、例えば、スクライブ針を用いたメカニカルスクライビング加工によって形成することができる。図8は、第2溝部P2を形成した後の状態を示す図である。第2溝部P2は、第1溝部P1よりも若干X方向(図中では+X方向)にずれた位置に形成する。
第2溝部P2を形成した後、集電電極7および接続導体6を形成する。集電電極7および接続導体6については、例えば、Ag等の金属粉を樹脂バインダー等に分散した導電性
を有するペースト(導電ペーストともいう)を、所望のパターンを描くように印刷し、これを加熱することで形成できる。図9は、集電電極7および接続導体6を形成した後の状態を示す図である。
集電電極7および接続導体6を形成した後、上部電極層5の上面のうちの直線状の形成対象位置からその直下の下部電極層2の上面にかけて、第3溝部P3を形成する。第3溝部P3の幅は、例えば、40〜1000μm程度とすることができる。また、第3溝部P3は、第2溝部P2と同様に、メカニカルスクライビング加工によって形成することができる。このようにして、第3溝部P3の形成によって、図1および図2で示された光電変換装置11を製作したことになる。
1:基板
2:第1の電極層
3:第1の半導体層
3a:酸化物層
4:第2の半導体層
5:第2の電極層
10:光電変換セル
11:光電変換装置

Claims (4)

  1. I−III−VI族化合物を含む第1の導電型の第1の半導体層を用意する工程と、
    該第1の半導体層の主面に酸化物層を形成する工程と、
    II−B族元素をスパッタリング法によって前記酸化物層を介して前記第1の半導体層に注入する工程と、
    前記酸化物層を除去した後、前記第1の半導体層の前記主面に前記第1の導電型とは異なる第2の導電型の第2の半導体層を形成する工程と
    を具備することを特徴とする光電変換装置の製造方法。
  2. 前記酸化物層を前記第1の半導体層の表面部を酸化することによって形成する、請求項1に記載の光電変換装置の製造方法。
  3. 前記酸化物層をアルカリ金属元素を含む溶液によって除去する、請求項1または2に記載の光電変換装置の製造方法。
  4. 前記第2の半導体層としてIII−VI族化合物を用いる、請求項1乃至3のいずれかに記
    載の光電変換装置の製造方法。
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