JP2014044797A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つコンパクトな構成で、外部荷重を確実に受けることができ、各デバイスの損傷を可及的に抑制することを可能にする。
【解決手段】燃料電池システム10を構成する燃料電池スタック12の一端には、第1エンドプレート24aを設け、前記第1エンドプレート24aには、ブロック部材60を介して燃料ガス系デバイス群62が配設される。空気導入用電磁弁80及び燃料ガス排出用電磁弁82の外形線は、エゼクタ70、水素ポンプ72、気液分離器74、パージ弁76及び逆止弁78の外形線よりも、積層方向外方に突出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを内部に収容する筐体とを備える燃料電池システムに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
燃料電池スタックでは、特に車載用として使用される際、燃料ガス(例えば、水素ガス)系デバイスや酸化剤ガス(例えば、空気)系デバイス等をコンパクト且つ効率的に配置することが望まれている。
例えば、特許文献1に開示されている燃料電池の車載構造では、セルの積層方向の端部がエンドプレートに支持された燃料電池スタックを、前記積層方向を車両左右方向に沿わせて車載し、前記燃料電池スタックからの酸化剤ガスのオフガスを希釈器を介して前記燃料電池スタックよりも車両前後方向後側から排気している。そして、燃料電池スタックから排出される酸化剤ガスのオフガスを案内する複数のエキゾーストマニホールドの合流部が、エンドプレートにおける車両前後方向前側に配置されている。
国際公開第2009/150923号パンフレット
しかしながら、上記の特許文献1では、希釈器が車両の外側に配置されているため、外部から荷重が付与される際に、前記希釈器に前記荷重が付与されてしまう。その際、希釈器は、通常、金属薄板製や樹脂製の部材で作成されており、外部荷重(衝撃)を良好に受けることができないおそれがある。従って、燃料ガス系デバイスや酸化剤ガス系デバイス等が損傷を受け易いという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成で、外部荷重を確実に受けることができ、各デバイスの損傷を可及的に抑制することが可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを内部に収容する筐体と、を備える燃料電池システムに関するものである。
この燃料電池システムでは、燃料電池スタックは、燃料電池の積層方向両端にエンドプレートが配設されるとともに、いずれか一方の前記エンドプレートには、複数の燃料ガス系デバイスが配設されている。
そして、燃料ガス系デバイスである電磁弁の外形線は、他の前記燃料ガス系デバイスの外形線よりも、燃料電池の積層方向外方に突出する位置に設定されている。
また、この燃料電池システムでは、電磁弁は、燃料ガス循環路に空気を導入する空気導入用電磁弁、又は前記燃料ガス循環路から燃料ガスを排出する燃料ガス排出用電磁弁の少なくとも一方であることが好ましい。
さらに、この燃料電池システムでは、空気導入用電磁弁及び燃料ガス排出用電磁弁は、エンドプレートの角部位置に対応して配置されることが好ましい。
さらにまた、この燃料電池システムでは、燃料ガス系デバイスは、ブロック部材に装着されるとともに、前記ブロック部材は、エンドプレートに固定されることが好ましい。
本発明によれば、一方のエンドプレートに配設される燃料ガス系デバイスは、比較的強度が高い電磁弁の外形線が、他の燃料ガス系デバイスの外形線よりも積層方向外方に突出している。従って、外部荷重が付与された際、この外部荷重は、電磁弁からエンドプレートに連なるロードパスに沿って伝達されるため、他の燃料ガス系デバイスに前記外部荷重がかかることがない。これにより、簡単且つコンパクトな構成で、外部荷重を確実に受けることができ、各デバイスの損傷を可及的に抑制することが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。 前記燃料電池システムを構成する燃料電池スタックの一部分解斜視図である。 前記燃料電池システムを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一方の端部側の説明図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池システム10は、例えば、燃料電池電気自動車等の燃料電池車両(図示せず)に搭載される車載用燃料電池システムを構成する。
燃料電池システム10は、燃料電池スタック12と、前記燃料電池スタック12に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置14と、前記燃料電池スタック12に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置16と、前記燃料電池システム10全体の制御を行うコントローラ17とを備える。
燃料電池スタック12は、図2に示すように、複数の燃料電池18が水平方向(矢印B方向)又は重力方向(矢印C方向)に積層されるとともに、前記燃料電池18の積層方向一端には、第1ターミナルプレート20a、第1絶縁プレート22a及び第1エンドプレート(一方のエンドプレート)24aが、外方に向かって順次配設される。燃料電池18の積層方向他端には、第2ターミナルプレート20b、第2絶縁プレート22b及び第2エンドプレート24bが、外方に向かって順次配設される。
横長形状の第1エンドプレート24aの中央部からは、第1ターミナルプレート20aに接続された第1電力出力端子26aが外方に向かって延在する。横長形状の第2エンドプレート24bの中央部からは、第2ターミナルプレート20bに接続された第2電力出力端子26bが外方に向かって延在する。
第1エンドプレート24aと第2エンドプレート24bの各辺間には、連結バー28の両端がねじ30により固定され、複数の積層された燃料電池18に積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
図3に示すように、燃料電池18は、横長の長方形状を有するとともに、電解質膜・電極構造体32が、第1セパレータ34及び第2セパレータ36に挟持される。第1セパレータ34及び第2セパレータ36は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、あるいはめっき処理鋼板等の金属セパレータやカーボンセパレータにより構成される。
燃料電池18の矢印A方向(図3中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印B方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガス(以下、空気ともいう)を供給するための酸化剤ガス入口連通孔38a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガス(以下、水素ガスともいう)を排出するための燃料ガス出口連通孔40bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
燃料電池18の矢印A方向の他端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔40a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔38bが、矢印C方向に配列して設けられる。
燃料電池18の矢印C方向の上端縁部には、冷却媒体を供給するための一対(又は1つ)の冷却媒体入口連通孔42aが設けられるとともに、前記燃料電池18の矢印C方向の下端縁部には、前記冷却媒体を排出するための一対(又は1つ)の冷却媒体出口連通孔42bが設けられる。
第1セパレータ34の電解質膜・電極構造体32に向かう面34aには、酸化剤ガス入口連通孔38aと酸化剤ガス出口連通孔38bとに連通する酸化剤ガス流路44が設けられる。
第2セパレータ36の電解質膜・電極構造体32に向かう面36aには、燃料ガス入口連通孔40aと燃料ガス出口連通孔40bとに連通する燃料ガス流路46が設けられる。
互いに隣接する燃料電池18を構成する第1セパレータ34の面34bと、第2セパレータ36の面36bとの間には、冷却媒体入口連通孔42aと冷却媒体出口連通孔42bとを連通する冷却媒体流路48が設けられる。
第1セパレータ34及び第2セパレータ36には、それぞれシール部材50、52が、一体的又は個別に設けられる。シール部材50、52は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材を使用する。
電解質膜・電極構造体32は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜54と、前記固体高分子電解質膜54を挟持するカソード電極56及びアノード電極58とを備える。
カソード電極56及びアノード電極58は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜54の両面に形成される。
図2に示すように、第1エンドプレート24aには、燃料ガス入口連通孔40a及び燃料ガス出口連通孔40bが形成される。第2エンドプレート24bには、図示しないが、酸化剤ガス入口連通孔38a、酸化剤ガス出口連通孔38b、冷却媒体入口連通孔42a及び冷却媒体出口連通孔42bが形成される。
第1エンドプレート24aの外側の面(燃料電池18の積層体側とは反対の面)には、ブロック部材60を介して燃料ガス系デバイス群(複数の燃料ガス系デバイス)62の一部が配設される。ブロック部材60に取り付けられる燃料ガス系デバイス群62は、少なくとも後述するエゼクタ70、水素ポンプ72、気液分離器(タンク)74、パージ弁76、逆止弁78、空気導入用電磁弁80及び燃料ガス排出用電磁弁82を備える。
ブロック部材60の内部には、図示しないが、所定のデバイスに燃料ガスの供給や排出を行うための流路64が形成される。ブロック部材60には、燃料ガス入口連通孔40aと燃料ガス出口連通孔40bとに連結される配管部66a、66bが一体又は別体に設けられる。ブロック部材60は、第1エンドプレート24aにねじ止め等により固定される。
図4に示すように、空気導入用電磁弁80及び燃料ガス排出用電磁弁82の外形線OL1は、他の燃料ガス系デバイス群62であるエゼクタ70、水素ポンプ72、気液分離器74、パージ弁76及び逆止弁78の外形線OL2よりも、燃料電池18の積層方向外方に距離Sだけ突出する位置に設定される。なお、外形線OL2は、各デバイスの異なる外形線の中、最も積層方向の外方に位置する外形線を表している。また、空気導入用電磁弁80の外形線OL1と燃料ガス排出用電磁弁82の外形線OL1とは、略同一位置であることが好ましい。
図2に示すように、燃料電池スタック12は、筐体84内に収容される。筐体84は、長さ方向(矢印B方向)に沿って分割面を有する複数、例えば、2つの分割部材86a、86bを有する。分割部材86a、86bは、例えば、アルミニウム製板材をプレス成形した部材、鋼板(ステンレス鋼板)をプレス成形した部材等により構成される。
分割部材86aの長さ方向に延在する端部には、それぞれ外方に突出するフランジ部88a、88aが設けられ、各フランジ部88aには、孔部90aが所定間隔ずつ離間して設けられる。分割部材86bは、分割部材86aと同様に、長さ方向に延在する各端部に、外方に突出するフランジ部88b、88bが設けられ、各フランジ部88bには、孔部90aと同軸上に配置される複数の孔部90bが形成される。孔部90a、90bには、ボルト92が一体に挿入され、前記ボルト92にナット94が螺合することにより、分割部材86a、86b同士が一体に接合される。
第1エンドプレート24a側には、図4に示すように、前記第1エンドプレート24aに取り付けられた燃料ガス系デバイス群62を覆ってカバーするカバー部材96が取り付けられる。略平坦な形状を有するカバー部材96の内面は、空気導入用電磁弁80及び燃料ガス排出用電磁弁82と僅かな隙間S1を形成する。
図1に示すように、酸化剤ガス供給装置14は、大気からの空気を圧縮して供給するエアポンプ100を備え、前記エアポンプ100が空気供給流路102に配設される。空気供給流路102には、供給ガス(供給空気)と排出ガス(排出空気)との間で水分と熱を交換する加湿器104が配設されるとともに、前記空気供給流路102は、燃料電池スタック12の酸化剤ガス入口連通孔38aに連通する。
酸化剤ガス供給装置14は、酸化剤ガス出口連通孔38bに連通する空気排出流路106を備える。空気排出流路106は、加湿器104の加湿媒体通路(図示せず)に連通する。この空気排出流路106には、エアポンプ100から空気供給流路102を通って燃料電池スタック12に供給される空気の圧力を調整するための開度調整可能な背圧制御弁108が設けられる。空気排出流路106は、希釈ボックス110に連通する。
燃料ガス供給装置16は、高圧水素を貯留する水素タンク112を備え、この水素タンク112は、水素供給流路114を介して燃料電池スタック12の燃料ガス入口連通孔40aに連通する。この水素供給流路114には、遮断弁116、エゼクタ70及びバイパス流路117の一端が設けられる。バイパス流路117の他端は、空気供給流路102の途上で且つ加湿器104の上流に接続されるとともに、前記バイパス流路117には、空気導入用電磁弁80が配設される。
エゼクタ70は、水素タンク112から供給される水素ガスを、水素供給流路114を通って燃料電池スタック12に供給するとともに、燃料電池スタック12で使用されなかった未使用の水素ガスを含む排ガスを、水素循環路118から吸引して、再度、前記燃料電池スタック12に燃料ガスとして供給する。
燃料ガス出口連通孔40bには、オフガス流路120が連通する。オフガス流路120の途上には、水素循環路118が連通するとともに、前記水素循環路118には、逆止弁78が配設される。オフガス流路120の上流側には、気液分離器74及び水素ポンプ72が配設されるとともに、前記水素循環路118の分岐部位の下流には、燃料ガス排出用電磁弁82が配設される。オフガス流路120は、空気排出流路106の途上に接続される。
気液分離器74には、パージ弁76が接続される。パージ弁76は、パージ流路122を介して希釈ボックス110に接続される。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
先ず、燃料電池システム10の運転時には、酸化剤ガス供給装置14を構成するエアポンプ100を介して、空気供給流路102に空気が送られる。この空気は、加湿器104を通って加湿された後、燃料電池スタック12の酸化剤ガス入口連通孔38aに供給される。
このため、図3に示すように、空気は、酸化剤ガス入口連通孔38aから第1セパレータ34の酸化剤ガス流路44に導入される。酸化剤ガスは、矢印A方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体32を構成するカソード電極56に供給される。
一方、図1に示すように、燃料ガス供給装置16では、遮断弁116が開放されることにより水素タンク112から導出された水素ガスは、減圧弁(図示せず)により減圧された後、水素供給流路114に供給される。この水素ガスは、水素供給流路114を通って燃料電池スタック12の燃料ガス入口連通孔40aに供給される。
図3に示すように、水素ガスは、燃料ガス入口連通孔40aから第2セパレータ36の燃料ガス流路46に導入される。この水素ガスは、矢印A方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体32を構成するアノード電極58に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体32では、カソード電極56に供給される空気と、アノード電極58に供給される水素ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
使用済みの空気は、図1に示すように、酸化剤ガス出口連通孔38bから空気排出流路106に排出される。この排出された空気は、加湿器104に送られることによって新たに供給される空気を加湿した後、背圧制御弁108を介して希釈ボックス110に導入される。
使用済みの水素ガスは、燃料ガス出口連通孔40bからオフガス流路120に排出され、気液分離器74に導入される。気液分離器74で液状水が除去された水素ガスは、水素循環路118を介してエゼクタ70に吸引され、燃料ガスとして、再度、燃料電池スタック12に供給される。
また、図3に示すように、冷却媒体供給装置(図示せず)から一対の冷却媒体入口連通孔42aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ34及び第2セパレータ36間の冷却媒体流路48に導入された後、矢印C方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体32を冷却した後、一対の冷却媒体出口連通孔42bを流通して冷却媒体循環系に排出される。
一方、燃料電池スタック12のアノード側流路を空気によりパージする際には、空気導入用電磁弁80及び燃料ガス排出用電磁弁82が開度制御される。このため、エアポンプ100を介して空気供給流路102に送られた空気は、バイパス流路117を通って水素供給流路114に供給される。この空気は、燃料電池スタック12の燃料ガス入口連通孔40aに供給され、燃料ガス流路46を通って水素ガスを排出するとともに、希釈ボックス110に導入される。
この場合、本実施形態では、図2に示すように、第1エンドプレート24aの外側の面には、ブロック部材60を介して燃料ガス系デバイス群62が配設されている。具体的には、エゼクタ70、水素ポンプ72、気液分離器74、パージ弁76、逆止弁78、空気導入用電磁弁80及び燃料ガス排出用電磁弁82が、ブロック部材60に取り付けられている。
そして、図4に示すように、空気導入用電磁弁80及び燃料ガス排出用電磁弁82の外形線OL1は、エゼクタ70、水素ポンプ72、気液分離器74、パージ弁76及び逆止弁78の外形線OL2よりも、燃料電池18の積層方向外方に距離Sだけ突出する位置に設定されている。
このように、第1エンドプレート24aには、比較的強度が高い空気導入用電磁弁80及び燃料ガス排出用電磁弁82が、燃料電池18の積層方向外方に突出して配置されている。従って、燃料電池スタック12に外部荷重が付与された際、この外部荷重は、空気導入用電磁弁80及び燃料ガス排出用電磁弁82から第1エンドプレート24aに連なる、さらに連結バー28を介して第2エンドプレート24bに連なるロードパスに沿って伝達される。
これにより、エゼクタ70、水素ポンプ72、気液分離器74、パージ弁76及び逆止弁78には、直接、外部荷重が付与されることがない。このため、簡単且つコンパクトな構成で、外部荷重を確実に受けることができ、各デバイスの損傷を可及的に抑制することが可能になるという効果が得られる。
10…燃料電池システム 12…燃料電池スタック
14…酸化剤ガス供給装置 16…燃料ガス供給装置
17…コントローラ 18…燃料電池
24a、24b…エンドプレート 32…電解質膜・電極構造体
34、36…セパレータ 38a…酸化剤ガス入口連通孔
38b…酸化剤ガス出口連通孔 40a…燃料ガス入口連通孔
40b…燃料ガス出口連通孔 42a…冷却媒体入口連通孔
42b…冷却媒体出口連通孔 44…酸化剤ガス流路
46…燃料ガス流路 48…冷却媒体流路
54…固体高分子電解質膜 56…カソード電極
58…アノード電極 60…ブロック部材
62…燃料ガス系デバイス群 70…エゼクタ
72…水素ポンプ 74…気液分離器
76…パージ弁 78…逆止弁
80…空気導入用電磁弁 82…燃料ガス排出用電磁弁
84…筐体 96…カバー部材
100…エアポンプ 104…加湿器
110…希釈ボックス 112…水素タンク

Claims (4)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックを内部に収容する筐体と、
    を備える燃料電池システムであって、
    前記燃料電池スタックは、前記燃料電池の積層方向両端にエンドプレートが配設されるとともに、
    いずれか一方の前記エンドプレートには、複数の燃料ガス系デバイスが配設され、
    前記燃料ガス系デバイスである電磁弁の外形線は、他の前記燃料ガス系デバイスの外形線よりも、前記燃料電池の積層方向外方に突出する位置に設定されることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記電磁弁は、燃料ガス循環路に空気を導入する空気導入用電磁弁、又は前記燃料ガス循環路から前記燃料ガスを排出する燃料ガス排出用電磁弁の少なくとも一方であることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、前記空気導入用電磁弁及び前記燃料ガス排出用電磁弁は、前記エンドプレートの角部位置に対応して配置されることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料ガス系デバイスは、ブロック部材に装着されるとともに、前記ブロック部材は、前記エンドプレートに固定されることを特徴とする燃料電池システム。
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