JP2014043702A - コンクリート打設用桟橋 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバートコンクリートの品質低下を抑制する。
【解決手段】桟橋10の桟橋本体20上に並列配置された一対の車両走行用床板30は、相互間に所定距離Lの間隙31を有する。コンクリートホッパー40は、その上部に、間隙31に臨むように開口するコンクリート投入口41を有する。桟橋10は、コンクリートホッパー40をトンネル軸方向に移動させるホッパー移動装置50を備える。コンクリートホッパー40に取り付けられたケーシング43の下部には、スクリューコンベア移動装置80が設けられている。この移動装置は、コンクリートホッパー40の下方に位置するスクリューコンベア70をその延在方向に移動させる。スクリューコンベア70のコンクリート投入口71は、スクリューコンベア70の可動範囲内で、コンクリートホッパー40のコンクリート排出口42から排出されるコンクリートを常に受入れ可能である。
【選択図】図3

Description

本発明は、トンネル底部へのコンクリートの打設に用いられる桟橋に関する。
トンネル工事では、例えば、トンネルの底部にコンクリートを打設して養生硬化させることにより、トンネルの底部にインバートを構築する。このインバートの構築に用いられるコンクリートは、一般に、インバートコンクリートと称される。
特許文献1は、インバートの構築に用いられる桟橋を開示している。この桟橋は、運搬車両等を通行させる車両通行部を備えており、この車両通行部の下方には、インバートコンクリート打設用の作業スペースが確保されている。また、桟橋の両側部には、その長さ方向に移動自在なコンクリートホッパー(ホッパーシュート)が設けられている。特許文献1では、桟橋の車両通行部上に停車しているコンクリートミキサー車からのコンクリートを、桟橋側部に位置するコンクリートホッパーを介して、トンネルの底部に打設することで、インバートの構築を行っている。インバートコンクリート打設作業に伴いコンクリートミキサー車が停車しているとき以外は、桟橋上の車両の往来を可能として、トンネル工事作業の効率化を図っている。
特開2004−137835号公報
しかしながら、例えば円形断面のシールドトンネルの施工時に、上述のような桟橋をトンネル幅方向の中央部に配置し、桟橋の下方にコンクリートを打設してインバートを構築する場合には、桟橋上のコンクリートミキサー車からのコンクリートを、桟橋側部のコンクリートホッパーを介して、桟橋下のトンネル底部に打設する。この場合には、桟橋下に打設されるコンクリート量が比較的多いので、コンクリートホッパーから桟橋下のコンクリート打設位置へコンクリートを導くための可撓管やそれを支持する支持アーム等を設ける必要がある。この可撓管については、その内部を流れるコンクリートの流動性が低いと(スランプが小さいと)、閉塞を起こす可能性がある。この閉塞を回避すべく、コンクリートの流動性を向上させるために(スランプを大きくするために)、コンクリート中の水を増加させると、コンクリートの品質が低下する虞があった。
本発明は、このような実状に鑑み、インバート構築用のコンクリートの品質低下を抑制しつつ、コンクリートを桟橋下に安定的に供給することを目的とする。
そのため本発明に係るコンクリート打設用桟橋は、トンネル軸方向に延在して平面視で矩形状をなす上部フレーム、及び、この上部フレームをトンネル底面上に支持する脚部、により構成される桟橋本体と、この桟橋本体上に並列配置され、相互間に間隙を有してトンネル軸方向に延在する一対の車両走行用床板と、上部フレームの下方に配置され、上記間隙に臨むように開口するコンクリート投入口を上部に有して、下部にコンクリート排出口を有するコンクリートホッパーと、上部フレームの下部に設けられて、コンクリートホッパーを支持しつつ、コンクリートホッパーをトンネル軸方向に移動させる移動手段と、を備える。
本発明によれば、コンクリートホッパーは、その上部に、車両走行用床板間の間隙に臨むように開口するコンクリート投入口を有し、下部に、コンクリート排出口を有する。これにより、桟橋上のコンクリートミキサー車からのコンクリートを、車両走行用床板間の間隙を通過させて、コンクリートホッパーに送ることができるので、上述のようにコンクリートの水分量を増加させて流動性を向上させることなく(すなわち、コンクリートの品質を低下させることなく)、コンクリートを桟橋の下方に簡易かつ安定的に供給することができる。
また本発明によれば、移動手段は、コンクリートホッパーを支持しつつ、コンクリートホッパーをトンネル軸方向に移動させる。これにより、インバート施工時に、桟橋上のコンクリートミキサー車の停車位置や、コンクリートの打設位置等に応じて、コンクリートホッパーをトンネル軸方向に適宜移動させることができる。
本発明の一実施形態におけるコンクリート打設用桟橋の概略側面図 図1の部分Aの拡大平面図 図2のB−B断面図 図3のC−C断面図 ホッパー回転装置の変形例を示す図 トンネル中央底部へのコンクリート打設を示す図 トンネル左側底部へのコンクリート打設を示す図 トンネル左端底部へのコンクリート打設を示す図
図1は、本発明の一実施形態におけるコンクリート打設用桟橋の概略構成を示す。図2は、図1の部分Aの拡大平面図である。図3は、図2のB−B断面を示す。図4は、図3のC−C断面を示す。
尚、本実施形態では、シールド工法によって形成されるシールドトンネルを例にとってコンクリート打設用桟橋の説明を行うが、この桟橋が用いられるトンネルはこれに限らず、例えば、山岳トンネルであり得る。
また、本実施形態では、便宜上、トンネル掘進方向を前進方向として前後左右を規定している。
トンネル1は、シールド工法によって形成されるシールドトンネルである。
本実施形態におけるシールド工法では、シールド掘進機(図示せず)の掘進に伴って、円弧状のセグメント(図示せず)をトンネル周方向及びトンネル軸方向に相互に連結することにより、円筒状の覆工体2が構築される。
この覆工体2の底部には、インバート3が構築される。
インバート3は、その下部を構成する第1インバート部4と、上部を構成する第2インバート部5と、からなる2層構造を有している。
第1インバート部4は、覆工体2の中央底部にコンクリートを打設して構築される。ここで、第1インバート部4については、その上面が略平面になっており、それゆえ、その上面上を運搬車両等が走行できる。尚、運搬車両については、切羽からのズリの搬出や、資材の運搬等の多くの用途がある。
既設の第1インバート部4上には、コンクリート打設用桟橋である桟橋10を用いて、第2インバート部5が構築される。ここで、第2インバート部5についても、第1インバート部4と同様に、その上面が略平面になっており、それゆえ、その上面上を運搬車両等が走行できる。
桟橋10は、桟橋本体20と、左右一対の車両走行用床板30と、コンクリートホッパー40と、コンクリートホッパー40をトンネル軸方向に移動させるホッパー移動装置50と、コンクリートホッパー40をその中心軸まわりに回転させるホッパー回転装置60と、スクリューコンベア70と、を含んで構成され、スクリューコンベア70は、コンクリートホッパー40に対してスクリューコンベア70をその延在方向に移動させるスクリューコンベア移動装置80を有する。
桟橋本体20は、トンネル軸方向に延在して平面視で矩形状をなす上部フレーム21と、上部フレーム21の四隅に設けられて上部フレーム21をトンネル底面上に支持する脚部22と、を含んで構成される。
上部フレーム21は、左右一対の縦桁23と、複数の横桁24と、左右一対の欄干25と、を含んで構成される。
縦桁23は、トンネル軸方向に延在して所定長さを有する。また、縦桁23同士は、トンネル幅方向に互いに離間している。縦桁23は、その断面形状が、長辺である上底と、短辺である下底と、からなる直角台形状である。
横桁24は、トンネル幅方向に延在して所定長さを有する。また、横桁24同士は、トンネル軸方向に互いに離間している。
横桁24は、上フランジと下フランジとウェブとからなるH形鋼で構成されている。
横桁24の下フランジの両端部が、それぞれ、左側の縦桁23の上端部と、右側の縦桁23の上端部とに固定されている。
欄干25は、トンネル軸方向に延在して所定長さを有する。欄干25は、横桁24よりトンネル幅方向外方の縦桁23の上端部に固定されている。
上部フレーム21の四隅に設けられた脚部22のうち、上部フレーム21の前側に設けられた左右一対の脚部22は、各々が、既設の第1インバート部4上を転動する車輪を備える走行装置26と、油圧ジャッキ27と、を含んで構成される。
上部フレーム21の四隅に設けられた脚部22のうち、上部フレーム21の後側に設けられた左右一対の脚部22は、各々が、既設の第2インバート部5上を転動する車輪を備える走行装置28と、油圧ジャッキ29と、を含んで構成される。
走行装置26、28は、それぞれ、図示しない電動モータを備えており、この電動モータを駆動源として、車輪を駆動させることにより、桟橋10を自走させることができる。
桟橋10の走行時には、油圧ジャッキ27、29を短縮させて、油圧ジャッキ27、29の下端を、それぞれ、第1及び第2インバート部4、5の上面より離間させる。一方、桟橋10の停止時(特に、インバート施工時)には、油圧ジャッキ27、29を伸長させて、油圧ジャッキ27、29の下端を、それぞれ、第1及び第2インバート部4、5の上面に接触させると共に、走行装置26、28の車輪を、それぞれ、第1及び第2インバート部4、5の上面より若干浮上させる。この結果、油圧ジャッキ27、29によって、上部フレーム21が、トンネル底面上(施工途中のインバート3上)に支持される。
左右一対の車両走行用床板30は、各々が、平面視で矩形状をなし、トンネル軸方向に延在して所定長さを有する。
これら車両走行用床板30は、相互間に所定距離Lの間隙31を有して、上部フレーム21上(詳しくは横桁24の上フランジ上)に並列配置されている。ここで所定距離Lとは、コンクリートホッパー40のコンクリート投入口41の内径より大きな距離であり、予め設定されている。また、所定距離Lについては、桟橋10の車両走行用床板30上を走行可能な車両(例えば、後述するコンクリートミキサー車90)の左右車輪間の距離よりも小さくなるように、予め設定され得る。
桟橋本体20の前端には、既設の第1インバート部4と車両走行用床板30の前端とを接続する車両案内台33が昇降自在に設けられている。
桟橋本体20の後端には、既設の第2インバート部5と車両走行用床板30の後端とを接続する車両案内台34が昇降自在に設けられている。
桟橋本体20を以上のように構成することにより、桟橋本体20の上部フレーム21の下方に、インバートコンクリート打設用の作業スペースを確保することができる。
上部フレーム21の幅方向中央部の下方には、コンクリートホッパー40が配置されている。
コンクリートホッパー40は、その下側から上側に向かうほど拡径する漏斗形状をなし、その上部に、間隙31に臨むように開口するコンクリート投入口41を有して、下部にコンクリート排出口42を有する。
また、コンクリートホッパー40には、その側面を覆うように、円筒状のケーシング43が取り付けられている。ここで、コンクリートホッパー40の鉛直方向に延びる中心軸と、ケーシング43の鉛直方向に延びる中心軸とは一致している。
ホッパー移動装置50は、ホッパー回転装置60を介して、ケーシング43及びコンクリートホッパー40を支持しつつ、ケーシング43及びコンクリートホッパー40をトンネル軸方向に移動させる。
ホッパー移動装置50は、相互間にコンクリートホッパー40が位置するように上部フレーム21の下面に取り付けられた左右一対のレール51と、これらレール51を走行する左右二対の走行装置52と、これら走行装置52が上面の四隅に取り付けられる矩形板状の移動装置本体53と、を含んで構成される。
レール51は、上フランジと下フランジとウェブとからなるI形鋼で構成されている。
走行装置52は、レール51の下フランジ上を転動する車輪を備える。
従って、桟橋本体20は、左右一対のレール51及び左右二対の走行装置52を介して、移動装置本体53を支持している。
移動装置本体53の中央部には、ケーシング43の外径より大きな孔径の貫通孔54が予め貫通形成されており、この貫通孔54に、ケーシング43の鉛直方向中央部が挿通されている。
ホッパー回転装置60は、その外殻をなす円筒状のケーシング61を備える。
ケーシング61内には、ケーシング43の上部が収容されている。
ここで、ケーシング61の鉛直方向に延びる中心軸は、上述のコンクリートホッパー40及びケーシング43の中心軸に一致している。
ケーシング61は、その上端にて内方に突出した上側円環鍔部62と、下端にて外方に張り出した下側円環鍔部63とを有する。
上側円環鍔部62は平面視で円環状をなし、その内径がケーシング43の外径よりも若干大きく形成されている。
下側円環鍔部63は平面視で円環状をなし、その下面が移動装置本体53の上面に面接触して、移動装置本体53に固定されている。
ホッパー回転装置60は、ケーシング43の外周面に設けられる3種類の車輪ユニット(第1〜第3車輪ユニット)64、65、66を含んで構成される。
第1車輪ユニット64は、ケーシング61内の移動装置本体53の上面上を転動する車輪を備える。
第2車輪ユニット65は、上側円環鍔部62の下面に接触しつつ転動する車輪を備える。
第3車輪ユニット66は、ケーシング61の内面に接触しつつ転動する車輪を備える。
図4に示すように、第3車輪ユニット66は、ケーシング43の外周面に、その中心軸まわりに90°間隔で計4個、設けられている。
第1車輪ユニット64と第2車輪ユニット65とは一体化されており、この一体化されたユニットは、第3車輪ユニット66間のケーシング43の外周面に、その中心軸まわりに90°間隔で計4個、設けられている。
尚、本実施形態では、ホッパー回転装置60が、第1〜第3車輪ユニット64〜66を各4個ずつ備えているが、第1〜第3車輪ユニット64〜66の個数はこれに限らない。
図5は、ホッパー回転装置60の変形例を示す。
図4に示したホッパー回転装置60と異なる点について説明する。
図5に示すように、この変形例では、第3車輪ユニット66が、ケーシング43の外周面に、その中心軸まわりに120°間隔で計3個、設けられている。
第1車輪ユニット64と第2車輪ユニット65とは一体化されており、この一体化されたユニットは、第3車輪ユニット66に干渉しないように、ケーシング43の外周面に、その中心軸まわりに60°間隔で計6個、設けられている。
図1〜図4に戻って、移動装置本体53の貫通孔54を通って移動装置本体53の下面より下方に突出しているケーシング43の下部には、スクリューコンベア移動装置80を構成する一対のレール81が取り付けられている。
レール81は、上フランジと下フランジとウェブとからなる所定長さのI形鋼で構成されている。
レール81間にはケーシング43の下部が位置しており、各レール81の延在方向中央部に、ケーシング43の下部が取り付けられている。
レール81間には、レール間隔保持用の複数のビーム82が取り付けられている。尚、ビーム82は、スクリューコンベア移動装置80を構成するものである。
一対のレール81には、その下フランジ上を転動可能な複数の車輪83を介して、スクリューコンベア70が懸垂されており、これにより、スクリューコンベア70は、レール81に沿って移動可能である。尚、複数の車輪82は、スクリューコンベア移動装置80を構成するものである。
スクリューコンベア70は、レール81に沿って延在しており、基端部〜中央部の上部にコンクリート投入口71を有して、先端部の下部にコンクリート排出口72を有する。
スクリューコンベア70は、その基端から先端に向かうほど低位になるように傾斜している。
スクリューコンベア70は、その内部にオーガ73が組み込まれており、このオーガ73は、スクリューコンベア70の基端部に設けられた電動モータ74を回転駆動源として、回転する。
スクリューコンベア70は、後述する図7に示す最退入位置と、図8に示す最突出位置との間で、レール81に沿って移動可能である。
スクリューコンベア70のコンクリート投入口71は、スクリューコンベア70の可動範囲内(すなわち、最退入位置と最突出位置との間)にてコンクリートホッパー40のコンクリート排出口42から排出されるコンクリートを常に受け入れ可能なように、長穴状に開口している。尚、図3では、スクリューコンベア70のコンクリート投入口71の先端側端部75と基端側端部76とを図示している。
スクリューコンベア70のコンクリート排出口72には、シュート77が、スクリューコンベア70の延在方向に沿って突出・退入自在に設けられている。換言すれば、スクリューコンベア70は、そのコンクリート排出口72にシュート77を有する。尚、後述する図7は、シュート77の退入状態を示し、図8は、シュート77の突出状態を示す。
シュート77は上面開口のコ字状断面を有しており、スクリューコンベア70の延在方向に沿って延在して所定長さを有する。
次に、桟橋10を用いるコンクリートの打設方法について、上述の図1〜図4に加えて、図6〜図8を用いて説明する。
図6はトンネル中央底部へのコンクリート打設を示す。図7はトンネル左側底部へのコンクリート打設を示す。図8はトンネル左端底部へのコンクリート打設を示す。
尚、図6〜図8は、それぞれ、図1のD−D断面に対応している。また、図6〜図8に示す太い破線は、コンクリートミキサー車90からのコンクリートがコンクリート打設位置に到達するまでにたどる経路を示す。
図6に示すように、トンネル中央底部にコンクリートを打設するときには、まず、ホッパー回転装置60を用いて、コンクリートホッパー40、ケーシング43、スクリューコンベア移動装置80及びスクリューコンベア70を、コンクリートホッパー40の中心軸回りに一体的に回転させて、スクリューコンベア70の延在方向をトンネル軸方向に一致させる。また、トンネル中央底部のコンクリート打設位置の直上に、スクリューコンベア70のコンクリート排出口72が位置するように、ホッパー移動装置50及びスクリューコンベア移動装置80を用いて、スクリューコンベア70の位置調整を行う。
次に、桟橋10の車両走行用床板30上に停車しているコンクリートミキサー車90から排出されるコンクリートを、図示しないシュートを用いて間隙31を通過させて、コンクリートホッパー40のコンクリート投入口41に導く。
コンクリート投入口41に導かれたコンクリートは、コンクリートホッパー40内を通過してコンクリート排出口42から排出される。
コンクリート排出口42から排出されたコンクリートは、直下のスクリューコンベア70のコンクリート投入口71を通って、スクリューコンベア70によりトンネル軸方向に搬送される。
スクリューコンベア70によりトンネル軸方向に搬送されたコンクリートは、コンクリート排出口72より排出されて、トンネル中央底部のコンクリート打設位置に打設される。
図7に示すように、トンネル左側底部にコンクリートを打設するときには、まず、ホッパー回転装置60を用いて、コンクリートホッパー40、ケーシング43、スクリューコンベア移動装置80及びスクリューコンベア70を、コンクリートホッパー40の中心軸回りに一体的に回転させて、スクリューコンベア70の延在方向を、トンネル軸方向に対して交差させる(例えば、図7に示すように、トンネル幅方向に一致させる)。また、トンネル左側底部のコンクリート打設位置の直上に、スクリューコンベア70のコンクリート排出口72が位置するように、ホッパー移動装置50及びスクリューコンベア移動装置80を用いて、スクリューコンベア70の位置調整を行う。
尚、図7に示す施工状態では、スクリューコンベア70が、最退入位置に位置している。この最退入位置では、スクリューコンベア70のコンクリート投入口71の先端側端部75の近傍に、コンクリートホッパー40のコンクリート排出口42が位置している。
従って、コンクリートホッパー40のコンクリート排出口42からコンクリート打設位置までの距離P1が、後述の図8に示す距離P2に比べて短くなっている。
次に、桟橋10の車両走行用床板30上に停車しているコンクリートミキサー車90から排出されるコンクリートを、図示しないシュートを用いて間隙31を通過させて、コンクリートホッパー40のコンクリート投入口41に導く。
コンクリート投入口41に導かれたコンクリートは、コンクリートホッパー40内を通過してコンクリート排出口42から排出される。
コンクリート排出口42から排出されたコンクリートは、直下のスクリューコンベア70のコンクリート投入口71を通って、スクリューコンベア70により搬送される。
スクリューコンベア70により搬送されたコンクリートは、コンクリート排出口72より排出されて、トンネル左側底部のコンクリート打設位置に打設される。
尚、トンネル右側底部にコンクリートを打設するときには、上述の図7の左右を入れ替えた状態でコンクリートを打設すればよい。
図8に示すように、トンネル左端底部にコンクリートを打設するときには、まず、ホッパー回転装置60を用いて、コンクリートホッパー40、ケーシング43、スクリューコンベア移動装置80及びスクリューコンベア70を、コンクリートホッパー40の中心軸回りに一体的に回転させて、スクリューコンベア70の延在方向をトンネル幅方向に一致させる。また、シュート77を突出状態にする。これにより、スクリューコンベア70のコンクリート排出口72より排出されるコンクリートを、シュート77の基端部から先端部まで誘導することができる。そして、トンネル左端底部のコンクリート打設位置の直上に、シュート77の先端部が位置するように、ホッパー移動装置50及びスクリューコンベア移動装置80を用いて、スクリューコンベア70の位置調整を行う。
尚、図8に示す施工状態では、スクリューコンベア70が、最突出位置に位置している。この最突出位置では、スクリューコンベア70のコンクリート投入口71の基端側端部76の近傍に、コンクリートホッパー40のコンクリート排出口42が位置している。
従って、コンクリートホッパー40のコンクリート排出口42からコンクリート打設位置までの距離P2が、上述の距離P1に比べて長くなっている。
すなわち、スクリューコンベア70を移動させるスクリューコンベア移動装置80とシュート77とによって、コンクリートホッパー40のコンクリート排出口42からコンクリート打設位置までの距離Pが変更される。
次に、桟橋10の車両走行用床板30上に停車しているコンクリートミキサー車90から排出されるコンクリートを、図示しないシュートを用いて間隙31を通過させて、コンクリートホッパー40のコンクリート投入口41に導く。
コンクリート投入口41に導かれたコンクリートは、コンクリートホッパー40内を通過してコンクリート排出口42から排出される。
コンクリート排出口42から排出されたコンクリートは、直下のスクリューコンベア70のコンクリート投入口71を通って、スクリューコンベア70により搬送される。
スクリューコンベア70により搬送されたコンクリートは、コンクリート排出口72より排出されて、更にシュート77を通って、シュート77の先端部よりトンネル左端底部のコンクリート打設位置に打設される。
尚、トンネル右端底部にコンクリートを打設するときには、上述の図8の左右を入れ替えた状態でコンクリートを打設すればよい。
以上のように構成される桟橋10については、ホッパー移動装置50、ホッパー回転装置60及びケーシング43が、本発明の「移動手段」として機能して、コンクリートホッパー40を支持しつつ、コンクリートホッパー40をトンネル軸方向に移動させる。
また、スクリューコンベア70が、本発明の「コンクリート案内手段」として機能して、コンクリートホッパー40のコンクリート排出口42より排出されるコンクリートを、コンクリート排出口42からトンネル幅方向に離れたコンクリート打設位置に導く。
また、スクリューコンベア移動装置80及びシュート77が、本発明の「打設位置変更手段」として機能して、コンクリートホッパー40のコンクリート排出口42からコンクリート打設位置までの間の距離Pを変更する。
尚、ホッパー移動装置50によるコンクリートホッパー40のトンネル軸方向の移動は、電動モータ等の動力を用いて行ってもよく、また、人力によって行ってもよい。
また、ホッパー回転装置60によるコンクリートホッパー40の回転は、電動モータ等の動力を用いて行ってもよく、また、人力によって行ってもよい。
また、スクリューコンベア移動装置80によるスクリューコンベア70の移動は、電動モータ等の動力を用いて行ってもよく、また、人力によって行ってもよい。
本実施形態によれば、桟橋10は、トンネル軸方向に延在して平面視で矩形状をなす上部フレーム21、及び、この上部フレーム21をトンネル底面上に支持する脚部22、により構成される桟橋本体20と、この桟橋本体20上に並列配置され、相互間に所定距離Lの間隙31を有してトンネル軸方向に延在する一対の車両走行用床板30と、上部フレーム21の下方に配置され、間隙31に臨むように開口するコンクリート投入口41を上部に有して、下部にコンクリート排出口42を有するコンクリートホッパー40と、を備える。これにより、桟橋10上のコンクリートミキサー車90からのコンクリートを、車両走行用床板30間の間隙31を通過させて、コンクリートホッパー40に送ることができるので、コンクリートの水分量を増加させて流動性を向上させることなく(すなわち、コンクリートの品質を低下させることなく)、コンクリートを桟橋10の下方に簡易かつ安定的に供給することができる。
また本実施形態によれば、桟橋10は、上部フレーム21の下部に設けられて、コンクリートホッパー40を支持しつつ、コンクリートホッパー40をトンネル軸方向に移動させる移動手段(ホッパー移動装置50、ホッパー回転装置60及びケーシング43)を備える。これにより、インバート3の施工時に、桟橋10上のコンクリートミキサー車90の停車位置や、コンクリートの打設位置等に応じて、コンクリートホッパー40をトンネル軸方向に適宜移動させることができる。
また本実施形態によれば、桟橋10は、コンクリートホッパー40の下部に設けられて、コンクリート排出口42より排出されるコンクリートを、コンクリート排出口42からトンネル幅方向に離れたコンクリート打設位置に導くコンクリート案内手段(スクリューコンベア70)を備えるので、コンクリートホッパー40に供給されたコンクリートを、コンクリートホッパー40からトンネル幅方向に離れたコンクリート打設位置に打設することができる。
また本発明によれば、コンクリート案内手段(スクリューコンベア70)は、コンクリートホッパー40のコンクリート排出口42からコンクリート打設位置までの間の距離Pを変更する打設位置変更手段(スクリューコンベア移動装置80及びシュート77)を有する。これにより、トンネル幅方向で任意の位置にコンクリートを打設することができるので、インバート施工を効率よく行うことができる。
また本実施形態によれば、コンクリート案内手段はスクリューコンベア70である。これにより、流動性が比較的低い(スランプが比較的小さい)コンクリートであっても、当該コンクリートをコンクリートホッパー40のコンクリート排出口42からコンクリート打設位置まで安定的に搬送することができる。
尚、本実施形態では、コンクリートホッパー40のコンクリート排出口42より排出されるコンクリートを、コンクリート排出口42からトンネル幅方向に離れたコンクリート打設位置に導く「コンクリート案内手段」として、スクリューコンベア70を用いて説明したが、「コンクリート案内手段」の構成はこれに限らず、例えば、インバート施工時に高い流動性(大きなスランプ)を有するコンクリートを用いる場合には、コンクリートホッパー40の下部にシュートを設けて、コンクリートホッパー40のコンクリート排出口42より排出されるコンクリートを、このシュートを用いて、コンクリート排出口42からトンネル幅方向に離れたコンクリート打設位置に導くようにしてもよい。
また本実施形態では、インバート3が第1インバート部4及び第2インバート部5からなる2層構造を有し、桟橋10を用いて第2インバート部5を構築する場合について説明したが、桟橋10により構築されるインバートの構造は2層構造に限らず、単層構造であってもよく、また、3層以上の構造であってもよい。
また本実施形態では、シールドトンネルであるトンネル1を例にとって桟橋10の説明を行ったが、桟橋10が用いられるトンネルはこれに限らず、例えば、山岳トンネルであり得る。
1 トンネル
2 覆工体
3 インバート
4 第1インバート部
5 第2インバート部
10 桟橋
20 桟橋本体
21 上部フレーム
22 脚部
23 縦桁
24 横桁
25 欄干
26 走行装置
27 油圧ジャッキ
28 走行装置
29 油圧ジャッキ
30 車両走行用床板
31 間隙
33、34 車両案内台
40 コンクリートホッパー
41 コンクリート投入口
42 コンクリート排出口
43 ケーシング
50 ホッパー移動装置
51 レール
52 走行装置
53 移動装置本体
54 貫通孔
60 ホッパー回転装置
61 ケーシング
62 上側円環鍔部
63 下側円環鍔部
64 第1車輪ユニット
65 第2車輪ユニット
66 第3車輪ユニット
70 スクリューコンベア
71 コンクリート投入口
72 コンクリート排出口
73 オーガ
74 電動モータ
75 先端側端部
76 基端側端部
77 シュート
80 スクリューコンベア移動装置
81 レール
82 ビーム
83 車輪
90 コンクリートミキサー車

Claims (4)

  1. トンネル底部へのコンクリートの打設に用いられる桟橋であって、
    トンネル軸方向に延在して平面視で矩形状をなす上部フレーム、及び、この上部フレームをトンネル底面上に支持する脚部、により構成される桟橋本体と、
    この桟橋本体上に並列配置され、相互間に間隙を有してトンネル軸方向に延在する一対の車両走行用床板と、
    前記上部フレームの下方に配置され、前記間隙に臨むように開口するコンクリート投入口を上部に有して、下部にコンクリート排出口を有するコンクリートホッパーと、
    前記上部フレームの下部に設けられて、前記コンクリートホッパーを支持しつつ、前記コンクリートホッパーをトンネル軸方向に移動させる移動手段と、
    を備えることを特徴とするコンクリート打設用桟橋。
  2. 前記コンクリートホッパーの下部に設けられて、前記コンクリート排出口より排出されるコンクリートを、前記コンクリート排出口からトンネル幅方向に離れたコンクリート打設位置に導くコンクリート案内手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート打設用桟橋。
  3. 前記コンクリート案内手段は、前記コンクリート排出口から前記コンクリート打設位置までの間の距離を変更する打設位置変更手段を有することを特徴とする請求項2に記載のコンクリート打設用桟橋。
  4. 前記コンクリート案内手段はスクリューコンベアであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のコンクリート打設用桟橋。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109139050A (zh) * 2018-09-24 2019-01-04 重庆工商职业学院 自行一体式隧道仰拱装置
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JP7154452B1 (ja) * 2022-08-22 2022-10-17 大栄工機株式会社 インバート桟橋

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