JP2014043403A - 毛髪処理用電解水、及びこれを用いた毛髪処理方法 - Google Patents

毛髪処理用電解水、及びこれを用いた毛髪処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パーマネント処理、ヘアカラー、ヘアケア等の毛髪処理に好適な毛髪処理用電解水を提供する。
【解決手段】有隔膜電解装置を使い、塩素イオンを含まない塩を支持電解質として生成され、pHが9.0〜13.0、ORPが−850mV〜30mVである還元水及びpHが1.0〜5.0、ORPが700mV〜1450mVである酸化水からなる毛髪処理用電解水を用い、毛髪に上記還元水を作用させて、毛髪のメデュラを修復又は膨潤した後、パーマネント処理、ヘアカラー、ヘアケア等の毛髪(頭髪)処理を行い、さらに、上記酸化水を作用させてキューティクルの修復又はリフトアップ抑制することにより、毛髪に良好な影響を与える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気分解によって生成される電解水(還元水及び酸化水)に関し、毛髪のメデュラ(毛髄質)を修復し、コルテックス(毛皮質)とキューティクル(毛小皮)を整えて毛髪の形を保つと同時に、サラサラ感を出すことが可能な毛髪処理用電解水、及びこれを用いた毛髪処理方法に関する。
従来から、水に塩化ナトリウム、塩化カリウム等の支持電解質を添加し、電気分解することで得られる電解水が公知である。電極の陰極側から得られる電解水は還元水と呼ばれ、アルカリ性を示して油脂やタンパク質などの有機物を分解、洗浄することができる効果が知られている。陽極側から得られる電解水は酸化水と呼ばれ、塩素イオン等を含んで酸性を示し、その殺菌効果から、感染症対策として手や内視鏡の洗浄に利用されている。例えば、出願人は下記特許文献1において、電解効率を向上させて上述したような電解水の生成を図ることが可能な電解装置に関する発明を提案している。
最近、電解水をパーマネント処理、ヘアカラー、ヘアケア等の毛髪(頭髪)処理用途に適用した例が、下記特許文献2及び下記特許文献3等で提案され、電解水の新たな用途となる可能性が浮上している。電解水は、下記特許文献2において、還元水によって毛髪の塩結合を切断し、酸化水によって塩結合の再結合を促すことができるとされ、下記特許文献3において、還元水によって皮脂を洗浄することができ、酸化水によって肌の引き締め効果が得られるとされている。
特開2012−106151号公報 特開2010−90038号公報 特開2011−151号公報
しかし、電解水が有する程度の酸化還元力によって、上記特許文献2に記載のように、実際に毛髪の塩結合の切断、再結合が効率的になされているとは考えがたい。実際に従来の還元水と酸化水を用いて、パーマがかかるかどうかの検証を行った。一般的にパーマは以下の手順で行われる。
(1)毛髪をカットする。
(2)シャンプーをする。
(3)第1液をかけて数分待つ。
(4)第2液をかけて数分待つ。
(5)お湯でパーマ液を洗い流す。
(6)トリートメントをする。
(7)ブローをしてかわかす。
従来の電解水を使った上記検証実験では、(3)の第1液の代わりに還元水を使用し、(4)の第2液の代わりに酸化水を使用した。その結果、パーマがかかる様子は確認できなかった。また、下記特許文献3に記載された効果は従前から知られたもので、単に毛髪に適用を試みたに過ぎない程度のものである。
毛髪は、メデュラ(毛髄質)細胞、コルテックス(毛皮質)細胞及びキューティクル(毛小皮)細胞から主に構成されている。それぞれ、毛髪の中心側から外側にむけて組織化され、中心側からメデュラ領域、コルテックス領域、キューティクル領域を形成している。この毛髪に対し、例えば、塩素イオンや界面活性剤、紫外線等は、これらの細胞を変形させたり、脱落させたりする等、一般的に“傷める”と表現されるような影響を及ぼす(キューティクルのめくれ上がり、脱落などが有名であり、一般にリフトアップと称されている。)。
従来の電解水は、水に塩化ナトリウム、塩化カリウム等の支持電解質を添加し、電気分解することで得られるので、生成した酸化水に塩素イオンが含まれる。したがって、従来の電解水は毛髪を傷めるので、そのまま毛髪処理に適用することに支障があり、新たな種類の電解水を検討する必要がある。特に、電解水の毛髪に対する生理活性を理解した上で効率的に毛髪に作用させることで、電解水の効果的な利用を検討していく必要がある。
本発明は、上記実情に鑑み提案され、毛髪に効果的に作用する電解水を新規に創作し、毛髪のメデュラを修復又は膨潤し、コルテックスとキューティクルを整える等により、毛髪の形を保つと同時に、サラサラ感を出すことが可能な毛髪処理用電解水、及びこれを用いた毛髪処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る毛髪処理用電解水は、塩素イオンを含まない塩を支持電解質として生成された還元水及び酸化水を含み、前記還元水が毛髪のメデュラの修復又は膨潤に作用し、前記酸化水が毛髪のキューティクルの修復又はリフトアップ抑制に作用することを特徴とする。
特に、上記還元水は、pHが9.0〜13.0、ORPが−850mV〜30mVであり、上記酸化水は、pHが1.0〜5.0、ORPが700mV〜1450mVであることが好ましい。
また、本発明は、上記構成の毛髪処理用電解水を用い、毛髪に上記還元水を作用させて、毛髪のメデュラを修復又は膨潤した後、上記酸化水を作用させて毛髪のキューティクルの修復又はリフトアップ抑制することを特徴とする毛髪処理方法である。
本発明では、塩素イオンを含まない塩を支持電解質として生成された還元水及び酸化水を含んで構成されるため、毛髪を塩素イオンによって傷めることがない。特に、還元水は毛髪のメデュラの修復又は膨潤に作用するので、修復又は膨潤したメデュラによって、毛髪全体のボリューム感、張り、色や艶に良好な影響を与えることができる。さらに、酸化水は毛髪のキューティクルの修復又はリフトアップ抑制に作用するので、修復又はリフトアップ抑制したキューティクルによって毛髪全体の張り、色や艶に良好な影響を与えるとともに、髪にサラサラ感を与えてブラシのとおりがよくなる等の効果を得ることができる。
特に、還元水が、pHが9.0〜13.0、ORPが−850mV〜30mVであり、酸化水が、pHが1.0〜5.0、ORPが700mV〜1450mVである毛髪処理用電解水とすることにより、上述した効果を確実に得ることができる。
また、本発明では、上記構成の毛髪処理用電解水を用い、毛髪に上記還元水を作用させて、毛髪のメデュラを修復又は膨潤した後、上記酸化水を作用させてキューティクルの修復又はリフトアップ抑制することにより、パーマネント処理、ヘアカラー、ヘアケア等の毛髪(頭髪)処理用途に好適な毛髪処理方法を提供することができる。
本発明に係る毛髪処理用電解水を生成する3室型電解装置の一例を示す模式図である。 メデュラ領域への還元水の作用を示す顕微鏡画像図であって、(a)は、還元水添加前の顕微鏡画像図、(b)は、還元水添加瞬間の顕微鏡画像図、(c)は、還元水添加後の顕微鏡画像図である。 メデュラ領域への還元水の作用を示す別の顕微鏡画像図であって、(a)は、還元水添加前の顕微鏡画像図、(b)は、還元水添加後の顕微鏡画像図である。 キューティクル領域への酸化水の作用を示す顕微鏡画像図であって、(a)は、酸化水添加前の顕微鏡画像図、(b)は、酸化添加後の顕微鏡画像図である。 キューティクル領域への酸化水の作用を示す別の顕微鏡画像図である。
以下、本発明に係る毛髪処理用電解水を生成するための一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、この一実施形態は本発明の構成を具現化した例示に過ぎず、特許請求の範囲に記載した事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことができる。
一般に、電解水を生成するための電解装置は、隔膜のない1室型、1枚の隔膜で2槽に分割した2室型、及びアノード室、中間室、カソード室の3層に分割した3室型等に大まかに分類される。本発明に係る毛髪処理用電解水は、隔膜のない無隔膜電解装置以外の、隔膜を有する電解装置から生成される。
特に、本発明に係る毛髪処理用電解水は、塩化ナトリウム〔NaCl〕あるいは、塩化カリウム〔KCl〕等の塩素イオンを含まない塩を支持電解質として生成される還元水と酸化水とからなる。支持電解質として例えば、硝酸カリウム〔KNO3〕、硝酸ナトリウム〔NaNO3〕、硝酸アンモニウム〔NH4NO3〕、硝酸カルシウム〔Ca(NO32〕、硝酸〔HNO3〕、硫酸アンモニウム〔(NH42SO4〕、硫酸カリウム〔K2SO4〕、硫酸カルシウム〔CaSO4〕、硫酸ナトリウム〔K2SO4〕、硫酸マグネシウム〔MgSO4〕、硫酸〔H2SO4〕等が採用され得る。
本発明に係る毛髪処理用電解水を構成する酸化水、還元水はそれぞれ、例えば、図1に示すような3室型の電解水生成装置(以下、「本装置」という。)を利用して生成される。本装置は、純水や水道水等の種々の原料水及び、この原料水に溶け込んだ塩素イオンを含まない塩である支持電解質(本実施形態では、硝酸ナトリウム〔NaNO3〕を採用している。)が循環して流出入する中間室1と、この中間室1との間に陽イオン交換膜及び陰極が仕切りとして配設され、支持電解質のうちの陽イオン(ナトリウムイオン)が溶け込むカソード室2と、中間室1との間に陰イオン交換膜及び陽極が仕切りとして配設され、支持電解質のうちの陰イオン(硝酸イオン)が溶け込むアノード室3とから構成されている。本装置は、150W又は300Wの定電圧回路を備え、電流値の稼働可能範囲が3A〜25Aである。
本装置を用い、中間室1で支持電解質が溶け込んだ原料水を循環させ、電気分解を行うとともに、カソード室2、アノード室3に原料水をそれぞれ流し入れることにより、カソード室2から還元水を、アノード室3から酸化水を、それぞれ生成することができる。その際、下記パラメータに基づいて物性を制御して還元水及び酸化水が生成される。
すなわち、コントロールすべきパラメータとして、原料水の性質、原料水の流量(L/分)、原料水の温度(粘性)のほか、電気分解を行う電圧値、電流値、pH、ORP(酸化還元電位)等を挙げることができる。本装置を用いて電気分解を行うとき、直接コントロールできるパラメータは、原料水の性質、原料水の流量、原料水の温度、電圧値である。電流値、pH、ORPは、直接コントロールできるパラメータを決定すれば必然的に決まる。
本実施形態において、原料水としては、井戸水等のミネラルを多く含む原水を除いて、水道水、イオン交換水又は純水のいずれかを用いればよく、純水を用いた。原水の流量は、カソード室2側が0.3L/分〜5.0L/分、アノード室3側が0.5L/分〜4.5L/分である。原料水の温度(粘性)は5℃〜40℃の範囲であればよい。本装置の電圧値は7.0V〜16.0Vであり、電流値は6.0A〜13.0Aであった。なお、支持電解質溶液のpHの範囲は0〜3.0とした。なお、水道水を原水に採用したとき、原水に塩素が含まれる場合があるが、その濃度が5ppm以下であれば、毛髪への影響はほとんどないと考えられる。このため、5ppm以下の水道水であれば、本発明に係る毛髪処理用電解水を生成するための原水として利用することができる。
本装置から生成され、本発明に係る毛髪処理用電解水を構成する還元水及び酸化水のpH、ORPは、以下のとおりである。なお、採用する支持電解質の性質によって、pH、ORPのパラメータが下記の範囲で変化する。
(1)還元水:pH9.0〜13.0、ORP−850mV〜30mV
(2)酸化水:pH1.0〜5.0、ORP700mV〜1450mV
なお、本実施形態において150Wの定電圧回路を備えた本装置により電解水を生成すると、pH11.5,ORP−500mVの還元水(下記[実施例1]、[実施例3]及び[実施例4]にて使用)、又は、pH11.7,ORP−700mVの還元水(下記[実施例2]にて使用)が得られた。さらに、pH2.4,ORP1200mVの酸化水(下記[実施例3]及び[実施例4]にて使用)が得られた。
上記本装置により生成された還元水及び酸化水を用いて、毛髪に対するいくつか(実施例1〜4)の作用効果を確認する試験を行った。以下、実施例1〜実施例4の概要を説明する。
(実施例1)
実施例1は、還元水のメデュラ領域への作用効果を確認した例である。
62歳、男性の白髪を、本実施形態において得られたpH11.5,ORP−500mVの還元水に通して、位相差顕微鏡(有限会社イポナコロジー製、ビジュアル位相差顕微鏡ODEO−2001、対物レンズ40倍)により観察した。映像はIO DATA製のUSB接続ビデオキャプチャー(GV−USB2)をかいして、DELL製のコンピュータで処理し、DELL製の19インチ液晶ディスプレーに表示した。なお、ビジュアル位相差顕微鏡ODEO−2001の主な仕様は[表1]に示す。
その結果、図2(a)に示す還元水添加前画像に比べ、図2(c)に示す還元水添加後画像において、メデュラ領域の膨潤が確認される。特に、図2(b)は、メデュラ領域の膨潤そのもの(瞬間)を捕らえた画像であり、毛髪へ還元水に通された(触れた)方向に膨潤が進む様子が理解される。メデュラの膨潤は、還元水が毛髪に触れた瞬間に起こることも分かる。一方、図示を省略するが、水道水を用いて他の条件を同一とした比較実験では、メデュラ領域の膨潤が起こるまでに10分以上を要した。
なお、このような膨潤は、メデュラ領域の90%以上で起こり、コルテックス領域、キューティクル領域においてほとんど発生していない。膨潤後のメデュラ領域は、膨潤前に比べ、直径比で30%〜50%の増加がみられた。
(実施例2)
実施例2は、還元水のメデュラ領域への作用効果を確認した他の例である。
62歳、男性の白髪を、本実施形態において得られたpH11.7,ORP−700mVの還元水に通して、位相差顕微鏡(有限会社イポナコロジー製、ビジュアル位相差顕微鏡NewODEO−2003とりぷる、対物レンズ20倍)により観察した。なお、ビジュアル位相差顕微鏡NewODEO−2003とりぷるの主な仕様は[表2]に示す。)
その結果、図3(a)に示す還元水添加前画像に比べ、図3(b)に示す還元水添加後画像において、メデュラ領域におけるメデュラ細胞の修復が確認される。特に図3中「1」で示す領域の修復は、毛髪を還元水に通してから約30秒後に始まった。図3中「2」で示す領域は、毛髪を還元水に通してから約3分後に修復した。
(実施例3)
実施例3は、酸化水のキューティクル領域への作用効果を確認した例である。
62歳、男性の白髪を、本実施形態において得られたpH11.5,ORP−500mVの還元水に通して5分間放置した。続いて、本実施形態において得られたpH2.4,ORP1200mVの酸化水に通して5分間放置した。その後、この毛髪をドライヤーで乾かし、位相差顕微鏡(有限会社イポナコロジー製、ビジュアル位相差顕微鏡NewODEO−2003とりぷる、対物レンズ40倍)により観察した。なお、ビジュアル位相差顕微鏡NewODEO−2003とりぷるの主な仕様は上記[表2]に示したとおりである。
その結果、図4(a)に示す還元水及び酸化水の添加前画像に比べ、図4(b)に示す還元水及び酸化水の添加後画像において、キューティクル領域における各細胞の移動が確認される。特に、図4中「1」〜「10」で示す領域は、キューティクルの大きさ、位置、形状のすべてにおいて変化していることが理解される。
(実施例4)
実施例4は、酸化水のキューティクル領域への作用効果を確認した別の例である。
62歳、男性の白髪1本について、図5において、その下側から(その下半分を)本実施形態において得られたpH2.4,ORP1200mVの酸化水に通し、位相差顕微鏡(有限会社イポナコロジー製、ビジュアル位相差顕微鏡NewODEO−2003とりぷる、対物レンズ40倍)により観察した。なお、酸化水に通さなかった毛髪の上側(上半分)は、空気に触れるままの状態としている。また、ビジュアル位相差顕微鏡NewODEO−2003とりぷるの主な仕様は上記[表2]に示したとおりである。
その結果、図5に示すように、空気に触れたままの上半分の毛髪に比べ、酸化水を添加した下半分の毛髪において、キューティクルの境界を表す線部が見えにくくなっていることが分かる。すなわち、キューティクルが閉じ、いわゆるリフトアップが抑制されることが理解される。特に、酸化水を通した下半分の毛髪の奥部、すなわちコルテックス領域との境界付近のキューティクル領域は、酸化水が触れにくかった部分であり、この部分においてキューティクルの線部が僅かに確認される。これは、酸化水に触れた部分だけでキューティクルが閉じる作用が起きていることを示唆するものである。
ここで、実施例1〜4で得られた結果から、以下の事項を考察することができる。
メデュラ領域は、毛髪の最も内側に位置し、耐アルカリ性の柔らかいケラチンからなり、構造的に篭(かご)が幾段にも積み重なった梯子のような形状を有する。メデュラ領域は、毛根に近い部分が液体で満たされている一方、先端に近い部分が脱水し、収縮し、空洞化して空気が入り込むことが多く、光が乱反射して光沢が失われるため、毛髪のくすみの原因とされている。また、抜け毛は抜ける前の毛髪に比べ、メデュラ領域が消滅し、又は極端に減少していることが知られている。そうすると、メデュラ領域の膨潤により、この領域の細胞及び組織の機能が回復し、毛髪を本来の状態に蘇らせる効果があるものと推測される。
実施例1及び実施例2から、本発明に係る毛髪用電解水を構成する還元水は、メデュラ領域を瞬時に膨潤させた。比較例である水道水でもメデュラ領域で膨潤が起こったが、膨潤するまでに10分以上を要した。還元水は、水道水に比べ水酸化物イオンを多く含む。水酸化物イオンは組織中に速やかに入り込み、メデュラ領域の膨潤を促進する。また、通常の水分子は水素結合により、いわゆるクラスターを形成しているが、還元水では、その酸化還元電位により、この水素結合が阻害され、水分子同士が分離して細かいため、水道水に比べ組織に浸透しやすい。したがって、還元水は、脱水し、収縮し、空洞化して空気が入り込んだメデュラ領域に素早く浸透し、これを膨潤させて、毛髪全体に張りと、色や艶を蘇らせる効果があると考えられる。また、メデュラ細胞のタンパク質基質に溶け込んでいるトリコヒアリン顆粒が、メデュラ細胞の産生に寄与しているとされていることから、還元水は、メデュラ領域に素早く浸透したとき、トリコヒアリン顆粒の産生を促し、メデュラ細胞の修復にも作用している可能性が示唆される。
このほか、還元水によってメデュラ領域が瞬時に膨潤すると、コルテックス領域及びキューティクル領域に物理的な力が作用する。これにより、コルテックス領域中の間充物質が細胞内外を流出入する等、細胞間の相互作用が図られ、コルテックス領域の細胞、組織が整えられている可能性がある。なお、還元水のpHが高い程、メデュラ領域の膨潤効果が高まるものの、頭皮への影響を考慮すれば、還元水はpHを13.0以下に抑えることが好ましい。また、還元水の膨潤効果を考慮すれば、pHを9.0以上とすることが好ましい。
一方、実施例3及び実施例4から、本発明に係る毛髪用電解水を構成する酸化水は、キューティクルに作用し、キューティクル領域における各細胞の大きさ、位置、形状を変化させ、また、キューティクルを閉じて、いわゆるリフトアップが抑制されることが確認された。したがって、酸化水は、キューティクル領域の修復及びリフトアップ抑制作用を有し、修復及びリフトアップ抑制したキューティクルによって毛髪全体の張り、色や艶に良好な影響を与えることが推測された。キューティクルを閉じる作用は、ブラシのとおりがよい等の髪にサラサラ感を与える効果があることを意味する。なお、酸化水の頭皮への影響、キューティクルへの作用等を考慮すれば、酸性水はpHを1.0〜5.0とすることが好ましい。
このように、本発明を構成する還元水には、毛髪のメデュラを修復し、及び膨潤させる作用がある。酸化水には、毛髪のキューティクルを修復し、及び、リフトアップを抑制する作用がある。したがって、本発明に係る毛髪処理用電解水は、塩素イオンを含まない塩を支持電解質として生成され、pHが9.0〜13.0、ORPが−850mV〜30mVである還元水及びpHが1.0〜5.0、ORPが700mV〜1450mVである酸化水からなり、毛髪を塩素イオンによって傷めることがなく、還元水の上述した作用によって、毛髪全体のボリューム感、張り、色や艶に良好な影響を与えることができる。さらに、酸化水の上述した作用によって、毛髪全体の張り、色や艶に良好な影響を与えるとともに、ブラシのとおりがよい等の髪のサラサラ感を与えることができる。
ここで、本発明に係る毛髪処理用電解水を用いて、パーマネント処理、ヘアカラー、ヘアケア等、いくつかの毛髪処理方法(実施例5〜7)を実施し、その効果を確認したので、以下に説明する。
(実施例5)
実施例5は、一般に「毎日のお手入れ」として行われる洗髪(ヘアケア)において、本発明に係る毛髪処理用電解水を用いて毛髪処理方法を実施した例である。
まず、本発明に係る毛髪処理用電解水を構成する還元水を、乾いた毛髪の全体が濡れるようにスプレーし、マッサージを約3分間行った。続いて、お湯で還元水を洗い流し、通常のシャンプーにより洗髪した。次に、トリートメントを行わず、酸化水を毛髪全体が濡れるようにスプレーし、約3分間放置した。なお、毛髪のサラサラ感が足りないと感じる場合には、酸化水を洗い流した後、通常のトリートメントを行うことができる。また、シャンプーによる洗髪では、通常の半分のシャンプー量で十分な泡立ちが得られた。そして最後に、ブローをして毛髪を乾かし、毛髪全体の形を整えた。
その結果、パーマネント処理している毛髪の人から、「パーマが生き返る」、「ボリューム感が蘇る」、「髪の張りがでる」、「色、艶がでる」、「トリートメントを行わなくてもブラシのとおりがよい」、「パーマの持続性が長い」等の感想を得た。また、パーマネント処理していない毛髪の人から、「ボリューム感が蘇る」、「髪の張りがでる」、「色、艶がでる」、「トリートメントを行わなくてもブラシのとおりがよい」等の感想を得た。ここで「パーマが生き返る」理由として次のことが考えられる。
パーマの基本は、毛根に近い毛髪にしっかりパーマをかけることで、ふんわり感を出している。パーマがとれる理由は主に2つある。
1.毛髪は平均して、1ヵ月に約1cm伸びる。そうすると毛髪の根元にパーマがかかっていないので、毛髪は根元から寝てしまい、ふんわり感がなくなる。これを私たちはパーマがとれたように感じるのである。実際、パーマがかかっていない毛髪(根元)のコルテックス内で、シスチン結合が切れている様子は観察されない。一方、本発明のように還元水を用いることで、メデュラが還元水で満たされ、根元に張りがでるので、パーマが生き返ったように感じられるものと考えられる。
2.また、パーマはコルテックス領域のシスチン結合を組み替えることで、毛髪にウェーブを形成している。しかし、コルテックス領域が変化しても、この変化に伴ってキューティクルが曲線を描いて変化するようなことがない。キューティクルは鱗のように重なり、毛髪にウェーブを形成すると、ウェーブに沿ってカールの外側のキューティクルが浮き上がり(リフトアップし)、カールの内側のキューティクルが圧迫されて押しつぶされた状態になる。その後、毛髪が伸びるのに合わせてキューティクルもまっすぐになろうとし、パーマがとれる方向に作用する。一方で、図4に示したように、キューティクルは本発明のように還元水等をかけると移動、変形する。つまり、コルテックス領域でウェーブになっている毛髪に沿って、キューティクルが移動、変形すると推測される。これによっても、パーマが生き返ったように感じられるのである。
(実施例6)
実施例6は、パーマネント処理において、本発明に係る毛髪処理用電解水を用いて毛髪処理方法を実施した例である。
まず、乾燥した状態のカットした毛髪に対し、本発明に係る毛髪処理用電解水を構成する還元水を、毛髪全体が濡れるようにスプレーし、マッサージを約3分間行った。続いて、お湯で還元水を洗い流し、通常のシャンプーにより洗髪した。次に、チオグリコール酸を主成分とする第1液、臭素酸ナトリウムを主成分とする第2液を使うといった通常のパーマネント処理を行い、その後、第2液をお湯で洗い流し、酸化水を毛髪全体が濡れるようにスプレーし、約3分間放置した。なお、毛髪のサラサラ感が足りないと感じる場合には、酸化水を洗い流した後、通常のトリートメントを行うことができる。最後に、ブローをして毛髪を乾かし、毛髪全体の形を整えた。
その結果、パーマネント処理を施術した美容師から、「簡単で、時間を要しない」、「オーバータイムが起こりにくくパーマネント処理後の調整が不要である」、「パーマネント処理後のチリチリ感が無く自然なウェーブ形状が得られる」、「アンモニア臭が出にくい」、「通常より1カ月ほどパーマが長持ちする」等の感想を得た。ここで「オーバータイムが起こりにくい」のと、「アンモニア臭が出にくい」理由は以下のように考えられる。
チオグリコール酸を主成分とする第1液には、主に毛髪の膨潤を行うためと還元剤の還元力を高めるためのアルカリ剤と、毛髪のシスチン結合を切断するための還元剤とが含まれる。本発明では、この第1液をかける前に、還元水をスプレーして毛髪をすでに膨潤させた状態にしている。このため、第1液に含まれているアルカリ剤の主成分であるアンモニアが毛髪に浸透しにくく、ほとんど作用しないので、美容師の感想にあるように、アンモニア臭が出にくいという結果となることが考えられる。また、一般に、アルカリ剤に含まれる還元力を高める成分により、時間の経過とともにアルカリ剤が毛髪に浸透すると、膨潤作用と同時に還元効果が高まってオーバータイムが起こると考えられているが、本発明では、すでに電解還元水で膨潤している毛髪にアルカリ剤が、時間が経っても浸透しにくいので、オーバータイムが起こりにくく、安定した還元剤の効果が得られるものと考えられる。
(実施例7)
実施例7は、毛髪のカラーリング処理において、本発明に係る毛髪処理用電解水を用いて毛髪処理方法を実施した例である。
まず、本発明に係る毛髪処理用電解水を構成する還元水を、毛髪を濡らす前に、毛髪全体が濡れるようにスプレーし、マッサージを約3分間行った。続いて、通常のカラーリング処理を行った。カラー剤をお湯で洗い流すとともに、還元水を毛髪全体が濡れるようにスプレーし、頭皮等に付着したカラー剤を洗い流した。次に、通常のシャンプーにより洗髪し、酸化水を毛髪全体が濡れるようにスプレーし、約3分間放置した。なお、毛髪のサラサラ感が足りないと感じる場合には、酸化水を洗い流した後、通常のトリートメントを行うことができる。最後に、ブローをして毛髪を乾かし、毛髪全体の形を整えた。
その結果、カラーリング処理を施術した美容師から、「全体で5分の時間短縮ができた」、「臭いが出にくい」、「カラーが落ちない」等の感想を得た。
したがって、本発明に係る毛髪処理用電解水を用いて実施した毛髪処理方法では、毛髪のメデュラを修復又は膨潤した後、酸化水を作用させてキューティクルの修復又はリフトアップ抑制すること等の作用により、パーマネント処理、ヘアカラー、ヘアケア等の毛髪処理に良好な影響を与えることが分かった。しかも、通常のパーマネント処理、ヘアカラー、ヘアケア等に簡単に適用できて便宜であることも分かった。
以上、本発明の一実施形態を例示して詳述したが、上述したとおり、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載した事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことができる。すなわち、本発明に係る毛髪処理用電解水は、塩素イオンを含まない塩を支持電解質として生成された還元水及び酸化水からなり、これらの還元水及び酸化水が所定のpH、ORPを有する限り、その範囲に含まれ、所望の効果が得られるものである。
また、本発明の毛髪処理用電解水を用いた毛髪処理方法は、毛髪に還元水を作用させた後に、酸化水を作用させるという構成を具備する限り、その範囲に含まれ、メデュラの膨潤又は回復、キューティクルの修復又はリフトアップ抑制とともに、パーマネント処理、ヘアカラー、ヘアケア等の毛髪処理に良好な影響を与えることができる。
1 中間室
2 カソード室
3 アノード室

Claims (3)

  1. 塩素イオンを含まない塩を支持電解質として生成された還元水及び酸化水を含み、
    前記還元水が毛髪のメデュラの修復又は膨潤に作用し、
    前記酸化水が毛髪のキューティクルの修復又はリフトアップ抑制に作用する、
    ことを特徴とする毛髪処理用電解水。
  2. 前記還元水が、pHが9.0〜13.0、ORPが−850mV〜30mVであり、
    前記酸化水が、pHが1.0〜5.0、ORPが700mV〜1450mVである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の毛髪処理用電解水。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の毛髪処理用電解水を用い、
    毛髪に前記還元水を作用させて、前記毛髪のメデュラを修復又は膨潤した後、前記酸化水を作用させて前記毛髪のキューティクルの修復又はリフトアップ抑制する、
    ことを特徴とする毛髪処理方法。
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