JP2004043356A - ウエーブ・カール用パーマ液 - Google Patents

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Abstract

【課題】人体に無害で、自然環境を損なわず、カールした毛先の先端を整えて長持ちさせるようにしたウエーブ・カール用パーマ液を提供するものである。
【解決手段】最初にイオン交換樹脂に通過させ、その後トルマリンとアルミニウム,ステンレス及び銀のうちの少なくとも1つから成る金属とを混在させたものと、黒曜石,真珠岩及び松脂岩のうちの少なくとも1つから成る岩石とのどちらか一方を先に他方を後に通過させた水(創生水)を煮沸してpHを8.5≦pH≦10.0にしたものの重量比25%〜50%と、1リットルの水に対し炭酸水素ナトリウムを10g〜200g入れたものの重量比25%〜50%と、L−システインの重量比5%〜25%とを混合してパーマ液の第一液とする。このパーマ第一液は、毛髪のS−S結合を切断して毛髪にカールをかけ易くする。前記創生水の重量比15%〜35%と、クエン酸または梅酢の重量比15%〜35%と、炭酸水素ナトリウム30%〜70%とを混合したものをパーマ第二液とする。このパーマ第二液は毛髪のカール状態を長時間保持することができる。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体に害を与えることがない安全なウエーブ・カール用パーマ液に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
美容院等において使用されているパーマ液は、毛髪のS−S結合を切って毛髪をカールし易くする第一液と、カールした状態の毛髪を一定期間その形を保持する第二液との2種類の液体がある。第一液と第二液とにおいて、一方はアルカリ性であり、他方は酸性であり、第一液の後に第二液をかけることによって毛髪は中和される。これらの第一液と第二液は、従来から化学品を原料として化学会社で製造されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
パーマをかけた後のパーマ液(第一液と第二液)を水で洗い流した排水を調査したところ、1リットル当たり5ピコグラムのダイオキシンが検出された。人間が口に入れても人体に影響のないダイオキシンの量は1リットル当たり1ピコグラムであり、通常の生活において安全とみなされる排出基準は1リットル当たり10ピコグラムである。しかし、毛髪に付けられるパーマ液(第一液と第二液)には、排出基準(1リットル当たり10ピコグラム)を大幅に上回るダイオキシンが含まれていると考えられる。第一液も第二液も10分単位の長さで頭にかけられている。このため、パーマ液に含まれる高濃度のダイオキシンが毛髪を傷めたり、皮膚から体内に入って人体に悪影響を及ぼしたりする不具合があった。
更に、従来のパーマ液では、第一液を使用してカールした毛先がバラバラになるという不具合があった。
【0004】
本発明は上記不具合を解消するもので、人体に無害で、自然環境を損なわず、カールした毛先の先端を整えて長持ちさせるようにしたウエーブ・カール用パーマ液を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るウエーブ・カール用パーマ液の第一液は、最初にイオン交換樹脂に通過させ、その後トルマリンとアルミニウム,ステンレス及び銀のうちの少なくとも1つから成る金属とを混在させたものと、黒曜石,真珠岩及び松脂岩のうちの少なくとも1つから成る岩石とのどちらか一方を先に他方を後に通過させた水(特殊水)を煮沸してpHを8.5≦pH≦10.0にしたものと、前記特殊水に炭酸水素ナトリウムを入れて煮沸したものと、L−システインとを混合したものである。更に、前記特殊水を煮沸してpHを8.5≦pH≦10.0にしたものの重量比を25%〜50%と、前記特殊水1リットルに対し前記炭酸水素ナトリウムを10g〜200g入れて煮沸したものの重量比を25%〜50%と、L−システインの重量比を5%〜25%としたものである。
【0006】
本発明に係るウエーブ・カール用パーマ液の他の第一液は、最初にイオン交換樹脂に通過させ、その後トルマリンとアルミニウム,ステンレス及び銀のうちの少なくとも1つから成る金属とを混在させたものと、黒曜石,真珠岩及び松脂岩のうちの少なくとも1つから成る岩石とのどちらか一方を先に他方を後に通過させた水(特殊水)にトルマリンとアルミニウムとを入れて煮沸してpHを8.5≦pH≦10.0にしたものと、前記特殊水に炭酸水素ナトリウムを入れて沸騰させたものと、L−システインとを混合したものである。更に、前記特殊水にトルマリンとアルミニウムとを入れて沸騰してpHを8.5≦pH≦10.0にしたものの重量比を25%〜50%とし、前記特殊水に炭酸水素ナトリウムを溶かして沸騰させたものの重量比を25%〜50%とし、前記L−システインの重量比を5%〜25%としたものである。
【0007】
本発明に係るウエーブ・カール用パーマ液のその他の第一液は、最初にイオン交換樹脂に通過させ、その後トルマリンとアルミニウム,ステンレス及び銀のうちの少なくとも1つから成る金属とを混在させたものと、黒曜石,真珠岩及び松脂岩のうちの少なくとも1つから成る岩石とのどちらか一方を先に他方を後に通過させた水(特殊水)にトルマリンとアルミニウムとを入れて煮沸してpHを8.5≦pH≦10.0にしたものと、L−システインとを混合したものである。更に、前記特殊水にトルマリンとアルミニウムとを入れて沸騰したものの重量100に対し、前記L−システインの重量を20以上としたものである。
【0008】
本発明に係るウエーブ・カール用パーマ液の第二液は、最初にイオン交換樹脂に通過させ、その後トルマリンとアルミニウム,ステンレス及び銀のうちの少なくとも1つから成る金属とを混在させたものと、黒曜石,真珠岩及び松脂岩のうちの少なくとも1つから成る岩石とのどちらか一方を先に他方を後に通過させた水(特殊水)と、クエン酸または梅酢と、炭酸水素ナトリウムとを混合したものである。更に、前記特殊水の重量比を15%〜35%とし、前記クエン酸または梅酢の重量比を15%〜35%とし、前記炭酸水素ナトリウムの重量比を30%〜70%としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について説明する。
本発明におけるカールし易くするためのパーマ液の第一液は、特殊な水(この特殊水を、以下「創生水」とする)を使用する。創生水の製造方法については、特許第2889903号に示されている。創生水の製造方法は、水を最初にイオン交換樹脂に通過させ、その後、トルマリンと金属とを混在させたものと、マイナス電子を有する岩石とのどちらか一方を先に他方を後に水を通過させるようにしたものである。
【0010】
イオン交換樹脂に水を通すことによって、水に含まれるCa2+やMg2+やFe2+等の金属イオンを除去して水を軟水にすると共に、水にヒドロニウムイオン(H)を発生させる。このヒドロニウムイオン(H)によって、水は界面活性作用を有する。また、強酸性カチオン交換樹脂(RzSONa)を用いることによって、水にナトリウムイオン(Na)を発生させる。
【0011】
次に、トルマリンと金属とを混合させたものの中に前記軟水を通す。これによって、ヒドロニウムイオン(H)を大量に発生させると共に、それより洗浄力があるヒドロキシルイオン(H )も発生させる。トルマリンは微弱エネルギ(4〜14ミクロンの波長の電磁波)を放出するので、この微弱エネルギによって、有毒ガスや重金属類は水の内部から除去され、飲料用に適した水になる。また、金属は殺菌や抗菌や防腐や漂白作用を生じる。
トルマリンは、プラスの電極とマイナスの電極とを有するもので、このプラスの電極とマイナスの電極によって、水に4〜14ミクロンの波長の電磁波を持たせ、かつ水のクラスターを切断してヒドロニウムイオン(H)を発生させる。トルマリンに代えて、トルマリンとセラミックと酸化アルミニウム(銀を含むものもある)との重量比を約10:80:10とする市販のトルマリンペレットと呼ばれるトルマリン混合体を用いても良い。このトルマリンペレットに含まれるセラミックは、プラスの電極とマイナスの電極を分離しておく作用をする。
【0012】
金属としては、アルミニウム、ステンレス、銀の少なくとも1種類の金属を用いる。この金属のうち、アルミニウムは殺菌作用や抗菌作用と共に漂白作用を有しており、ステンレスは殺菌作用や抗菌作用と共に洗浄向上作用を有しており、銀は殺菌作用や抗菌作用を有している。前記トルマリンと金属との重量比は、10:1〜1:10程度が望ましい。この範囲を越えると、それぞれの素材の働きが無くなる。
【0013】
トルマリンと金属とを混合させたものの中を通過した水を、次に、マイナス電子を帯びている岩石の内部を通過させる。マイナス電子を帯びている岩石としては、現在知られているものとして黒曜石や真珠岩や松脂岩がある。黒曜石や真珠岩や松脂岩以外でも、マイナス電子を帯びている岩石であれば採用することができる。マイナス電子を有する岩石を通すことによって、ヒドロニウムイオン(H)とヒドロキシルイオン(H )とを更に発生させる。また、マイナス電子によって水にマイナス電圧が生じ、水の冷却効果と水の蒸発を遅らせる効果がある。
【0014】
これら黒曜石や真珠岩や松脂岩は、原石の状態で−20〜−240mmvの酸化還元電位を有する。これらの黒曜石や真珠岩や松脂岩等を加工してパーライト(黒曜石等を砕いて800°C以上に熱したもの)にした時、−100〜−300mmvに酸化還元電位が上昇することが分かった。従って、マイナス電子を帯びている岩石としては、黒曜石や真珠岩や松脂岩の原石でもよいが、それらのパーライトの方が望ましい。但し、岩石は水に溶けたり、飲料水等として害になるものを除く。
【0015】
以上のように、水を先ずイオン交換樹脂に通過させ、次にトルマリンと金属とに通過させ、最後にマイナス電子を帯びている岩石を通過させた水(創生水)には、Naと、Clと、Hと、OHと、ヒドロニウムイオン(H)と、ヒドロキシルイオン(H )とが存在する。この創生水は、界面活性作用と、微弱エネルギ(育成光線)作用と、抗菌作用並びに殺菌作用と、防腐作用と、漂白作用と、水の蒸発を遅くする作用と、冷却作用と、浮遊物除去作用とを有するものである。この創生水は、そのエネルギは0.004watt/cmである4〜14ミクロンの波長の電磁波を有し、−20〜−240mmvの酸化還元電位を有する。この創生水は、水を先ずイオン交換樹脂に通過させ、次にマイナス電子を帯びている岩石を通過させ、最後にトルマリンと金属とに通過させることによっても作ることができる。
【0016】
パーマ液の第一液(第一例)は、主な原料として創生水を用いる。創生水は煮沸することによって短時間でpHの数値が大きくなり、アルカリ性になる。創生水を例えば沸騰した後、5〜10分間煮沸することによって、創生水のpHは約9.2になる。パーマ液の第一液(第一例)に用いる創生水のpHの範囲としては、8.5≦pH≦10であれば良く、好適な範囲は8.9≦pH≦9.5であり、最適値はpH=9.2である。創生水を曝気するとpHが8.5以上になるが、好適な範囲になるまでに時間がかかる。また、水道水を曝気させると、曝気時間をどれだけ長くしても最大でpH8.3程度である。創生水を煮沸させることで、短時間で、pHが9.2の水を作ることができる。また、創生水はそれ自体がH(活性水素=原子状水素)を有しており、更に殺菌作用や防腐作用がある。pHが8.5≦pH≦10.0の水では、毛髪がよりカールし易く、かつ毛髪の先端がきっちり巻くことができる。好適な範囲8.9≦pH≦9.5、特にpH=9.2の水を使用すれば、毛髪の表面のキューティクルを広げる力がある。pHが8.5以下では、毛髪がカールしくい。
【0017】
創生水1リットルに対し炭酸水素ナトリウム(食用重曹)を10g〜100gを入れ、炭酸水素ナトリウムを創生水に溶かす。その後、炭酸水素ナトリウムを入れた創生水を煮沸すると共に攪拌する。煮沸は、炭酸水素ナトリウムを確実に創生水に溶かす。創生水に炭酸水素ナトリウムを溶かして煮沸したものはOHを安定させる。このように、創生水に炭酸水素ナトリウムを溶かして約10分間煮沸させた水は、pHが8.9≦pH≦9.5になる。特にpHを約9.2にするのが好ましい。
【0018】
本発明に係るパーマ液の第一液(第一例)は、創生水を煮沸して8.5≦pH≦10.0にしたものの重量比25%〜50%と、1リットルの創生水に対し炭酸水素ナトリウムを10g〜200g入れて煮沸したものの重量比25%〜50%と、L−システイン(SH酵素やチオール酵素)の重量比5%〜25%とを混合して成るものである。本発明では、重量比の範囲はその両端の数値を含むものとする。創生水を煮沸して8.5≦pH≦10.0にしたものの重量比が25%未満の場合には、相対的に炭酸が濃くなり、髪のカールのかかりが良くなり過ぎて、髪がパサつき、手触りが悪くなる。創生水を煮沸して8.5≦pH≦10.0にしたものの重量比が50%を越える場合には、相対的に炭酸が薄くなり、髪のカールの掛かりが悪くなる。創生水に炭酸水素ナトリウムを入れて煮沸したものの重量比が25%未満の場合には、相対的に炭酸が薄くなり、髪のカールの掛かりが悪くなる。創生水に炭酸水素ナトリウムを入れて煮沸したものの重量比が50%を越える場合には、相対的に炭酸が濃くなり、髪のカールのかかりが良くなり過ぎて、髪がパサつき、手触りが悪くなる。
【0019】
このパーマ液の第一液はアルカリ性であり、pHは約8.5にするのが望ましい。しかし、pHは8.0≦pH≦9.0であれば良い。本発明に係るパーマ液の第一液は、S−S結合を切って毛髪をカールし易くし、しかも毛髪の先端まできっちりカールすることができるものである。特に、L−システインの重量比を大きくすると、S−S結合を切ってカールのかかりを強くする。
【0020】
パーマ液の第一液(第一例)の構成要素としての創生水と、炭酸水素ナトリウムと、L−システインは、個別に体内に取り入れても害の無いものである。また、これらを混合したものも、体内に取り入れても害の無いものである。従って、この害の無いものから成るパーマ液の第一液を毛髪にかけても、毛髪や頭皮やその他の人体に悪影響が及ぶことは無い。また、普通の水ではなくて創生水を使用するのは、創生水はH(活性水素=原子状水素)を有しており、更に殺菌作用や防腐作用がある。しかし、普通の水(水道水)では塩素やシリカを含むため、塩素やシリカが炭酸水素ナトリウムやL−システインと反応するおそれがあるが、創生水ではそのおそれが無い。
【0021】
パーマ液の第一液を使用する場合は、先ずパーマをかける人の毛髪にロッドを巻き、その後、第一液をかける。あるいは、第一液をかけた後、毛髪にロッドを巻いても良い。その後、通常の美容院と同様に例えば約20分程度放置する。その後、ロッドを外せば、ロッドに巻かれた毛髪は毛先まで綺麗にカールされることが分る。しかし、毛髪にロッドを着けたまま、水で毛髪を洗い、第一液を洗い流す。
【0022】
なお、創生水を煮沸したものと、創生水に炭酸水素ナトリウムを混ぜて煮沸したものと、L−システインとから成るパーマ液の第一液(第一例)に、パパイヤかイチジクかパイナップルを混合してもよい。特に、パパイヤやイチジクやパイナップルは、乾燥させて粉末にしたものが好ましい。創生水に炭酸水素ナトリウムを混ぜて煮沸したものと、L−システインとから成るパーマ液の第一液の重量100に対して、重量20以上のパパイヤかイチジクかパイナップル(乾燥粉末)を混合させても良い。パパイヤやイチジクやパイナップルは、髪のS−S結合をより切断する効果がある。よって、パパイヤかイチジクかパイナップルを更に混合して成るパーマ液の第一液は、毛髪をよりカールし易くすることができる。
【0023】
次に、パーマ液の第一液(第二例)について説明する。パーマ液の第一液(第二例)も、主な原料として創生水を用いる。パーマ液の第一液(第二例)は、前記創生水にトルマリンとアルミニウムとを入れて煮沸(沸騰後約5〜10分煮沸)したものの重量比25%〜50%と、創生水1リットルに対し炭酸水素ナトリウム(重曹)を10g〜100gを溶かしたものを煮沸させたものの重量比25%〜50%と、L−システインの重量比5%〜25%とを混合して成るものである。
創生水に混合するトルマリンとアルミニウムの量は特に限定するものではない。創生水にトルマリンとアルミニウムを入れて約10分煮沸したものは、pHが8.5≦pH≦10であれば良く、好適な範囲は8.9≦pH≦9.5であり、最適値はpH=9.2である。創生水にトルマリンとアルミニウムを入れて煮沸した水は、H(活性水素=原子状水素)を有しており、更に殺菌作用や防腐作用がある。
【0024】
パーマ液の第一液(第二例)は、創生水にトルマリンとアルミニウムを入れて煮沸したものと、創生水に炭酸水素ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)を入れて煮沸したものと、L−システインとを混合したものである。このパーマ液の第一液(第二例)はアルカリ性であり、pHは約8.5にするのが望ましいが、8.0≦pH≦9.0であれば良い。このパーマ液の第一液(第二例)は、第一液(第一例)と同じ効果を有する。なお、このパーマ液の第一液(第二例)においても、その重量100に対して、重量20以上のパパイヤかイチジクかパイナップル(乾燥粉末)を混合させても良い。
【0025】
次に、パーマ液の第一液(第三例)について説明する。パーマ液の第一液(第三例)も、主な原料として創生水を用いる。パーマ液の第一液(第三例)は、前記創生水にトルマリンとアルミニウムとを入れて煮沸したものの重量100%に対し、L−システインを重量20%以上を混合して成るものである。このパーマ液の第一液はアルカリ性であり、pHは約8.5にするのが望ましいが、8.0≦pH≦9.0であれば良い。創生水に混合するトルマリンとアルミニウムの量は特に限定するものではない。創生水にトルマリンとアルミニウムを入れて煮沸した水は、pHが8.5≦pH≦10であれば良く、好適な範囲は8.9≦pH≦9.5であり、最適値はpH=9.2である。創生水にトルマリンとアルミニウムを入れて煮沸したものの重量100に対して、重量20%以上のL−システインを混合させる。このパーマ液の第一液(第三例)は、第一液(第一例)と同じ効果を有する。なお、このパーマ液の第一液(第三例)においても、その重量100に対して、重量20以上のパパイヤかイチジクかパイナップル(乾燥粉末)を混合させても良い。
【0026】
次に、パーマ液の第二液について説明する。
パーマ液の第二液も、主な原料として創生水を用いる。パーマ液の第二液(第一例)は、前記創生水の重量比15%〜35%と、クエン酸または梅酢の重量比15%〜35%と、炭酸水素ナトリウムの重量比30%〜70%とを混合したものとから成る。ここで、クエン酸のpH2はpH2≦pH≦3が望ましいが、これに限るものではない。梅酢に代えて梅肉エキスまたは梅エキスを使用しても良い(本発明では、梅酢は梅肉エキスや梅エキスを含むものとする)。梅肉エキスは梅の果肉のことを言い、梅エキスとは梅から出る果汁(梅酒も含む)のことを言う。梅酢の重量100に相当する梅肉エキスの重量は約10(5〜15)に相当する。また、梅酢の重量と梅エキスの重量はほぼ同じである。
【0027】
パーマ液の第二液は、創生水と、クエン酸または梅酢と、炭酸水素ナトリウムとを混合したものとから成るもので、pHを4.5≦pH≦6.5にするものである。4.5≦pH≦6.5のpHは、毛髪の形を安定させる等電点の範囲内である。髪は、弱アルカリ性になるとキューティクルが壊され易く、pHが4.5未満の強酸性になると、髪が縮んだり、皮膚が刺激されて皮膚に悪影響を及ぼすおそれがある。このため、第二液のpHを4.5≦pH≦6.5にして、毛髪のカール状態を安定させる。第二液に、カール状態を更に安定させるための重量比0.5%〜5%の塩(岩塩を含む)を加えても良い。
【0028】
創生水の重量比が15%未満では、酸が多くなりすぎpHが4.5より低くなるおそれがある。創生水の重量比が35%を越えると、酸が少なくなってpHが6.5より高くなるおそれがある。また、クエン酸または梅酢の重量比が15%未満では、酸が少なくなってpHが6.5より高くなるおそれがある。クエン酸または梅酢の重量比が35%を越えると、酸が多くなりすぎpHが4.5より低くなるおそれがある。炭酸水素ナトリウムの重量比が30%未満では、酸が多くなりすぎpHが4.5より低くなるおそれがある。炭酸水素ナトリウムの重量比が70%を越えると、酸が少なくなってpHが6.5より高くなるおそれがある。
【0029】
パーマ液の第二液の構成要素としての創生水もクエン酸も梅酢も炭酸水素ナトリウムも、それぞれ体内に取り入れても害の無いものである。また、これらを混合したものも、体内に取り入れても害の無いものである。更に、塩も体内に取り入れても害の無いものである。従って、この害の無いものから成るパーマ液の第二液を毛髪や頭皮にかけても、毛髪や頭皮等の人体に悪影響が及ぶことは無い。
【0030】
パーマ液の第二液を使用する前の状態は、ロッドを巻き付けた状態で第一液を洗い流した状態である。この状態で、毛髪に第二液をかけ、通常の美容院で使用する第二液とほぼ同じ時間(例えば5〜10分程度)放置する。その後、ロッドを外し、毛髪を水洗いして髪から第二液(第一例)を除去し、乾燥させる。これによって、先端に至るまで均一にきっちりカールされる。第二液によって、カール状態を長く保つことができる。
【0031】
上述の第一液も第二液も単独での使用は可能である。しかし、第一液も第二液も共に人体に害の無いものであり、それらを併用することで、人体に害の無い、自然環境を破壊しないパーマ液とすることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るウエーブ・カール用パーマ液によれば、第一液も第二液も共に、人体に害の無い素材を混合してできる人体に害の無いものである。従って、従来から美容院で使用しているダイオキシンを含むパーマ液の第一液や第二液と比べて、髪を傷めず、体に安全で、しかも地球環境を破壊しないものである。
また、本発明に係る第一液を使用すれば、従来の化学剤から成るカールに比べて毛先まで綺麗にカールすることができ、本発明に係る第二液を使用すれば、カールした状態を長く固定して保つことができる。

Claims (17)

  1. 最初にイオン交換樹脂に通過させ、その後トルマリンとアルミニウム,ステンレス及び銀のうちの少なくとも1つから成る金属とを混在させたものと、黒曜石,真珠岩及び松脂岩のうちの少なくとも1つから成る岩石とのどちらか一方を先に他方を後に通過させた水(特殊水)を煮沸してpHを8.5≦pH≦10.0にしたものと、前記特殊水に炭酸水素ナトリウムを入れて煮沸したものと、L−システインとを混合したことを特徴とするウエーブ・カール用パーマ液。
  2. 前記特殊水を煮沸してpHを8.5≦pH≦10.0にしたものの重量比を25%〜50%と、前記特殊水1リットルに対し前記炭酸水素ナトリウムを10g〜200g入れて煮沸したものの重量比を25%〜50%と、L−システインの重量比を5%〜25%とすることを特徴とする請求項1記載のウエーブ・カール用パーマ液。
  3. 前記特殊水を煮沸してpHを8.5≦pH≦10.0にしたものと前記特殊水に前記炭酸水素ナトリウムを入れた水と前記L−システインとを混合して成るものの重量100に対し、パパイヤかイチジクかパイナップルの重量20以上を混合したことを特徴とする請求項1記載のウエーブ・カール用パーマ液。
  4. 前記特殊水を煮沸したもののpHを8.9≦pH≦9.5としたことを特徴とする請求項1乃至3記載のウエーブ・カール用パーマ液。
  5. 前記トルマリンと前記金属との重量比を10:1〜1:10としたことを特徴とする請求項1記載のウエーブ・カール用パーマ液。
  6. 最初にイオン交換樹脂に通過させ、その後トルマリンとアルミニウム,ステンレス及び銀のうちの少なくとも1つから成る金属とを混在させたものと、黒曜石,真珠岩及び松脂岩のうちの少なくとも1つから成る岩石とのどちらか一方を先に他方を後に通過させた水(特殊水)にトルマリンとアルミニウムとを入れて煮沸してpHを8.5≦pH≦10.0にしたものと、前記特殊水に炭酸水素ナトリウムを入れて沸騰させたものと、L−システインとを混合したことを特徴とするウエーブ・カール用パーマ液。
  7. 前記特殊水にトルマリンとアルミニウムとを入れて沸騰してpHを8.5≦pH≦10.0にしたものの重量比を25%〜50%とし、前記特殊水に炭酸水素ナトリウムを溶かして沸騰させたものの重量比を25%〜50%とし、前記L−システインの重量比を5%〜25%としたことを特徴とする請求項6記載のウエーブ・カール用パーマ液。
  8. 前記特殊水を煮沸したもののpHを8.9≦pH≦9.5としたことを特徴とする請求項6または7記載のウエーブ・カール用パーマ液。
  9. 前記特殊水に炭酸水素ナトリウムを溶かして沸騰させたものにおいて、前記特殊水または水の重量100に対し、炭酸水素ナトリウムの重量を1乃至10とすることを特徴とする請求項6または7記載のウエーブ・カール用パーマ液。
  10. 前記トルマリンと前記金属との重量比を10:1〜1:10としたことを特徴とする請求項6記載のウエーブ・カール用パーマ液。
  11. 最初にイオン交換樹脂に通過させ、その後トルマリンとアルミニウム,ステンレス及び銀のうちの少なくとも1つから成る金属とを混在させたものと、黒曜石,真珠岩及び松脂岩のうちの少なくとも1つから成る岩石とのどちらか一方を先に他方を後に通過させた水(特殊水)にトルマリンとアルミニウムとを入れて煮沸してpHを8.5≦pH≦10.0にしたものと、L−システインとを混合したことを特徴とするウエーブ・カール用パーマ液。
  12. 前記特殊水にトルマリンとアルミニウムとを入れて沸騰したものの重量100に対し、前記L−システインの重量を20以上としたことを特徴とする請求項11記載のウエーブ・カール用パーマ液。
  13. 前記特殊水を煮沸したもののpHを8.9≦pH≦9.5としたことを特徴とする請求項11記載のウエーブ・カール用パーマ液。
  14. 前記トルマリンと前記金属との重量比を10:1〜1:10としたことを特徴とする請求項11記載のウエーブ・カール用パーマ液。
  15. 最初にイオン交換樹脂に通過させ、その後トルマリンとアルミニウム,ステンレス及び銀のうちの少なくとも1つから成る金属とを混在させたものと、黒曜石,真珠岩及び松脂岩のうちの少なくとも1つから成る岩石とのどちらか一方を先に他方を後に通過させた水(特殊水)と、クエン酸または梅酢と、炭酸水素ナトリウムとを混合したことを特徴とするウエーブ・カール用パーマ液。
  16. 前記特殊水の重量比を15%〜35%とし、前記クエン酸または梅酢の重量比を15%〜35%とし、前記炭酸水素ナトリウムの重量比を30%〜70%としたことを特徴とする請求項15記載のウエーブ・カール用パーマ液。
  17. 前記トルマリンと前記金属との重量比を10:1〜1:10としたことを特徴とする請求項15記載のウエーブ・カール用パーマ液。
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