JP2014043178A - オートワイパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】雨滴以外の要因によるウインドウガラスの払拭動作を抑えて適切な払拭動作を実現するオートワイパ装置を提供する。
【解決手段】車両100の現在位置情報をもとに車両100の現在位置に応じた天気予報情報を取得し、前記天気予報が予想している天候が“雨”であるか、あるいは“雨”以外の天候であるか判定する。そして、雨滴検知センサ3により検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を、前記天気予報により予想される天候が“雨”であるか、あるいは“雨”以外の天候であるかに応じて自動調整し、前記天気予報情報により雨天が予報されているとき前記降雨状態を判定するときの感度を高め、雨天以外の天候が予報されているとき前記降雨状態を判定するときの感度を下げるように構成する。そして、この自動調整された感度により降雨状態を判定し、フロントワイパを作動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、雨滴に感応してワイパによるウインドウガラスの払拭動作を行うオートワイパ装置に関する。
近年、雨滴に感応してワイパによりウインドウガラスの払拭を自動的に行う雨滴感応式オートワイパが自動車に搭載されるようになってきている。この雨滴感応式オートワイパは、車室内側からウインドウガラスの雨滴検知面へ向けて発光素子により光を照射し、反射してきた反射光を、同様に車室内側の受光素子により受光し、このときの受光量の変化から雨滴検知面の表面に付着した雨滴を検出する。このようなワイパによる払拭動作について雨滴以外の要因による不要な払拭動作を抑制するようにしたオートワイパ制御装置が提案されている。
このオートワイパ制御装置は、外気温度T1が20℃未満か、ウインドウガラス外表面温度T2が25℃未満かを判定し、これら判定結果に基づいてウインドウガラスに曇りが発生する条件にあるかを判定する。
そして、ウインドウガラス外表面に曇りが発生する条件にあるときには、雨滴検知面に付着した雨滴の検出出力から低感度で降雨状態を判定し、その判定結果をもとにワイパを駆動制御する。また、ウインドウガラス外表面に曇りが発生する条件にないときには、雨滴検知面に付着した雨滴の検出出力から高感度で降雨状態を判定し、その判定結果をもとにワイパを駆動制御する。そして、ウインドウガラス外表面の曇りを要因とする不要な払拭動作を抑制し適切な払拭動作を実現する(特許文献1参照)。
特開2010−269674号公報
したがって、従来のオートワイパ装置では、高感度で降雨状態を判定するときには、トンネル内走行へ移行時の照度変化あるいは電波などの雨滴の付着以外の外的な要因の影響を敏感に受け易くなり、降雨状態ではない状況下でワイパが作動することがある。また、低感度で降雨状態を判定するときには、高感度で降雨状態を判定するときと比べて長い時間間隔で、雨滴検知面に付着した雨滴の検出出力から判定を行うため、降雨状態になってウインドウガラスへの雨滴の付着が顕著になった状況でもワイパが作動しないなどの課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、雨滴以外の要因によるウインドウガラスの払拭動作を抑えて適切な払拭動作を実現するオートワイパ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、車両に搭載され、雨滴に感応してワイパによるウインドウガラスの払拭動作を行うオートワイパ装置であって、前記ウインドウガラスに付着した雨滴を検知する雨滴検知センサと、前記車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、前記現在位置情報取得手段により取得した現在位置情報をもとに前記車両の現在位置の天気予報情報を取得する天気予報情報取得手段と、前記雨滴検知センサにより検知された雨滴をもとに降雨状態を判定し、前記ワイパを制御する制御手段と、前記制御手段が前記雨滴検知センサにより検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を前記天気予報情報取得手段により取得した前記天気予報情報をもとに自動調整する感度調整手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、車両の現在位置の天気予報情報を取得し、雨滴検知センサにより検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を取得した天気予報情報をもとに自動調整するように構成した。
したがって、天気予報情報をもとに車両の現在位置について予想される天候に応じて、降雨状態を判定するときの感度を前もって変更できるため、天気予報が雨天を予想していない状況では降雨状態を判定するときの感度を下げることが可能になり、雨滴以外の要因によるウインドウガラスの払拭動作を抑え適切な払拭動作を実現できる。
請求項2記載の発明によれば、天気予報情報により雨天が予報されているとき降雨状態を判定するときの感度を高め、天気予報情報により雨天以外の天候が予報されているとき降雨状態を判定するときの感度を下げるように構成した。
したがって、車両の現在位置について予想される天気予報が雨天を予想している状況では降雨状態を判定するときの感度を降雨状態になる前に高め、天気予報が雨天を予想していない状況では降雨状態を判定するときの感度を下げることが可能になり、天気予報が雨天を予想している状況では降雨状態になると高い応答性で反応し雨滴を検出し払拭動作を開始し、また天気予報が雨天を予想していない状況では雨滴以外の要因によるウインドウガラスの払拭動作を抑えることが可能になり、適切な払拭動作を実現できる。
請求項3記載の発明によれば、天気予報の対象となる時刻、予報される天候である予報天気および降水確率を含む天気予報詳細情報により雨天が予報されているとき降雨状態を判定するときの感度を高め、雨天以外の天候が予報されているとき感度を下げるように構成した。
したがって、天気予報報詳細情報の時刻、天気、降水確率により車両の現在位置について予想される天気予報が雨天を予想している状況では降雨状態を判定するときの感度を降雨状態になる前に高め、天気予報が雨天を予想していない状況では感度を下げることが可能になる。従って、天気予報が雨天を予想している状況では降雨状態になると高い応答性で反応し雨滴を検出し払拭動作を開始し、また天気予報が雨天を予想していない状況では雨滴以外の要因によるウインドウガラスの払拭動作を抑えることが可能になり、適切な払拭動作を実現できる。
請求項4記載の発明によれば、車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段をさらに備え、現在位置情報取得手段により取得した現在位置情報をもとに車両の現在位置の天気予報情報を取得するように構成した。
したがって、車両が走行中であって車両の現在位置が移動しても、移動した車両の現在位置に応じて取得される天気予報情報をもとに、移動する車両の現在位置について予想される天候から降雨状態を判定するときの感度を前もって変更できるため、移動する車両の現在位置について天気予報が雨天を予想していない状況では降雨状態を判定するときの感度を下げることが可能になり、車両が走行中であってその現在位置が刻々変化する状況下でも雨滴以外の要因によるウインドウガラスの払拭動作を抑え適切な払拭動作を実現できる。
請求項5記載の発明によれば、天気予報情報取得手段が、天気予報情報提供サイトから提供され携帯端末へダウンロードされた車両の現在位置の天気予報情報を取得するように構成した。
したがって、携帯端末へダウンロードされた天気予報情報をもとに車両の現在位置について予想される天候に応じて、降雨状態を判定するときの感度を前もって変更でき、天気予報が雨天を予想していない状況では降雨状態を判定するときの感度を下げることが可能になり、雨滴以外の要因によるウインドウガラスの払拭動作を抑え適切な払拭動作を実現できる。
請求項6記載の発明によれば、天気予報情報取得手段が、路車間通信により提供される車両の現在位置の天気予報情報を取得するように構成した。
したがって、路車間通信により提供された天気予報情報をもとに車両の現在位置について予想される天候に応じて、降雨状態を判定するときの感度を前もって変更でき、天気予報が雨天を予想していない状況では降雨状態を判定するときの感度を下げることが可能になり、雨滴以外の要因によるウインドウガラスの払拭動作を抑え適切な払拭動作を実現できる。
本発明の実施の形態であるオートワイパ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であるオートワイパ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であるオートワイパ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であるオートワイパ装置における天気予報詳細情報の一例を示す説明図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について説明する。
このオートワイパ装置は、雨滴検知センサにより雨滴を検知し降雨状態を判定するときの感度を雨天または雨天予報の天気予報情報をもとに自動調整する。そして、この感度で雨滴検知センサにより雨滴を検知し降雨状態を検出し、自動車のウインドウガラス表面を払拭するフロントワイパを作動させる。なお、ウインドウガラスは、フロントガラス、ウインドシールドガラスということもある。
図1は、この実施の形態であるオートワイパ装置の構成を示すブロック図である。このオートワイパ装置は、車両100に搭載されており、ワイパスイッチ1、携帯端末2、雨滴検知センサ3およびコントロールユニット5を備えている。
ワイパスイッチ1は、車両100のウインドウガラスの表面を払拭するフロントワイパの動作形態を選択するスイッチである。
このワイパスイッチ1によるフロントワイパの動作形態の選択は、エンジンスイッチがオンあるいはACC(アクセサリポジション)の場合に可能となる。すなわち、ワイパスイッチ1は、フロントワイパが機能しないオフ状態を決めるオフ状態位置を含む5段階に切り替えられるようになっている。
最上位の位置がワイパミスト機能であり、1回動作を行う単作動モードが選択される位置である。最上位の位置から下方へ向かって1段下げた次の位置がフロントワイパの機能しないオフ状態位置である。
さらにその1段下の位置は、車速、天気予報情報、雨滴検知センサ3から出力された雨滴情報を含む各種パラメータをもとにワイパ装置を雨滴に感応させて自動的に動作させ、動作パターンや繰り返し周期が自動的に制御される雨滴感応モードを選択する位置である。
さらにその1段下の位置は、ワイパ装置を低速作動させる低速作動モードを選択する位置である。そして、最下段がワイパ装置を高速作動させる高速作動モードを選択する位置である。
携帯端末2は、通信ネットワーク201を経由して天気予報情報提供サイト203のサーバ204から基地局202を経由して提供される天気予報情報をダウンロードするスマートフォン、携帯電話である。
この携帯端末2には天気予報情報提供サイト203へ接続して天気予報情報をダウンロードするためのアプリケーションソフトウェアが備えられている。
このとき取得する天気予報情報は、車両100に備えられているナビゲーション装置7の現在位置検出手段71が備えているGPS受信機84により明らかになる現在位置について天気予報情報提供サイト203において予報されている“雨天”または“雨天”以外の“晴天”を予報する予報情報である。なお、携帯端末2がGPS機能を備えている場合には、このGPS機能を利用し現在位置情報を取得することも可能である。
ナビゲーション装置7は現在位置検出手段71および操作部72を有しており、現在位置検出手段71は地磁気センサ81、ジャイロスコープ82、距離センサ83およびGPS受信機84などを備えている。
雨滴検知センサ3は、発光素子からウインドウガラスの雨滴検出面へ赤外線を照射し、このときの雨滴検出面からの反射光を受光素子により受光し、雨滴検出面へ雨滴が付着したときの反射率の変化から雨滴を検知する。
車速センサ4は、車両100の車速情報を出力する。
ワイパーモータ6はワイパーを駆動するモータである。
カレンダタイマ8は、年、月、日についての情報および時刻情報を出力する。
コントロールユニット9はマイクロコンピュータにより構成されており、ワイパスイッチ1の位置に応じて選択された前記単作動モード、フロントワイパが機能しないオフ状態、雨滴感応モード、低速作動モードあるいは高速作動モードによりワイパモータ6を制御する。
ワイパスイッチ1が雨滴感応モードの選択される位置に切り替えられると、コントロールユニット9は天気予報情報2、雨滴検知センサ3から出力された雨滴情報、さらに車速情報を取り込み、雨滴検知センサ3により検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を自動調整し、前記雨滴情報、車速情報に応じてワイパモータ6を制御する。
この雨滴感応モードでは、雨滴に感応してワイパ装置を作動させ、雨滴検知センサ3から出力された雨滴情報、車速情報4を含む各種パラメータをもとに、ワイパ装置の作動パターン、繰り返し周期を自動的に制御する。
コントロールユニット9は、感度調整手段91、天気予報情報取得手段92を備えている。
感度調整手段91は、雨滴検知センサ3により検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を、天気予報情報に応じて自動調整する。
この感度調整手段91は、車両100の現在位置の天気予報が“雨天”を予報しているとき、雨滴検知センサ3により検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を高める。この降雨状態を判定するときの感度を高めるには、例えばワイパ装置の作動開始閾値を下げ、あるいは雨滴検出センサ3の受光素子の出力を増幅する増幅器のゲインを上げ雨滴検出センサ3の雨滴検出感度を上げるなどの手段により可能となる。
また、天気予報情報が“雨天”を予想しておらず“晴天”を予報しているときには、前記降雨状態を判定するときの感度を低く設定する。この降雨状態を判定するときの感度を下げるには、例えばワイパ装置の作動開始閾値を上げ、あるいは雨滴検出センサ3の受光素子の出力を増幅する増幅器のゲインを下げることで雨滴検出センサ3の雨滴検出感度を下げる手段などにより可能となる。
天気予報情報取得手段92は、携帯端末2により天気予報情報提供サイト203よりダウンロードした天気予報情報から、現在位置検出手段71のGPS受信機84あるいは携帯端末2が備えているGPS機能により明らかになる現在位置についての天気予報情報、前記現在位置を含む予報エリアの天気予報情報を取得する。
次に動作について説明する。
図2は、この実施の形態のオートワイパ装置の動作を示すフローチャートであり、以下このフローチャートに従って動作を説明する。
自動車のエンジンスイッチはオン状態になっている。また、このとき雨滴検知センサ3から出力された雨滴情報に応じて降雨状態を判定するときの感度はデフォルト値として所定の感度(雨滴検出感度)に設定されている。
コントロールユニット5はワイパスイッチ1の切替位置に応じたワイパスイッチ情報を読み込み(ステップS1)、読み込んだワイパスイッチ情報から雨滴感応モードが選択されているか否かを判定する(ステップS2)。
ワイパスイッチ1が雨滴感応モードに切り替えられていると、コントロールユニット5は、現在位置検出手段71のGPS受信機84あるいは携帯端末2が備えているGPS機能により現在位置情報を取得し(ステップS3)、携帯端末2から通信ネットワーク201を経由して天気予報情報提供サイト203へ前記取得した現在位置の天気予報情報、前記現在位置を含むエリアについての天気予報情報を送信要求する(ステップS4)。そして、携帯端末2において前記天気予報情報を受信したか否かを判定し(ステップS5)、受信していなければステップS3からステップS5までの処理を、前記現在位置についての天気予報情報を受信するまで繰り返す。
ステップS5において前記現在位置についての天気予報情報を受信したと判定すると、続いて携帯端末2から前記現在位置についての天気予報情報を読み込み(ステップS6)、読み込んだ天気予報情報から、予報されている天候が“雨”であるか、あるいは“雨”以外の天候であるかについて判定する(ステップS3)。
この結果、予報されている天候が“雨”でなければ、雨滴検知センサ3により検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を低下させる処理、例えばワイパの作動開始閾値を上げるように感度の自動調整を行う(ステップS8)。
この結果、トンネル内走行へ移行したときの照度変化、あるいは電波ノイズなどの雨滴の付着以外の外的な要因の影響を受け難くして、これら外的な要因の影響によるワイパの払拭動作を抑えることが可能となる。
続いて、前記感度が自動調整された雨滴検知センサ3より検出され出力された雨滴情報を読み込み(ステップS10)、雨滴検知センサ3により検出した雨滴量が前記ワイパの作動開始閾値を超えているか否かを判定し(ステップS11)、前記作動開始閾値を超えていればワイパを作動させる(ステップS13)。またステップS11において前記作動開始閾値を超えていなければ、作動しているワイパを停止させるか、あるいはワイパは作動させない(ステップS12)。
一方、ステップS7において前記予報されている天候が“雨”であると、雨滴検知センサ3により検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を上げる処理、例えばワイパの作動開始閾値を下げる感度の自動調整を行う(ステップS9)。
続いて、前記降雨状態を判定するときの感度を上げる処理が行われた雨滴検知センサ3から出力される雨滴情報を読み込み(ステップS10)、雨滴検知センサ3により検出された雨滴量が前記ワイパの作動開始閾値を超えているか否かを判定し(ステップS11)、前記作動開始閾値を超えていればワイパを作動させる(ステップS13)。
またステップS11において前記作動開始閾値を超えていなければ、作動しているワイパを停止させるか、あるいはワイパは作動させない(ステップS12)。
この結果、天気予報が的中し、天候が変化して雨が降り始めた状況になれば応答性よくワイパによる雨滴の払拭動作が開始されることになる。
以上説明したように、この実施の形態によれば、車両100の現在位置情報をもとに車両100の現在位置に応じた天気予報情報を取得し、車両100の現在位置の天気予報が予想している天候が“雨”であるか、あるいは“雨”以外の天候であるか判定し、雨滴検知センサ3により検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を、前記天気予報により予想される天候が“雨”であるか、あるいは“雨”以外の天候であるかに応じて自動調整し、前記天気予報情報により雨天が予報されているとき前記感度を高め、前記天気予報情報により雨天以外の天候が予報されているとき前記感度を下げるように構成した。そして、この自動調整された感度により雨滴を検知し降雨状態を判定し、自動車のウインドウガラス表面を払拭するフロントワイパを作動させる。
従って、“雨”以外の天候が予想されているときには前記感度は低く設定されているため、雨滴の付着以外のトンネル内走行へ移行したときの照度変化、あるいは電波ノイズなどの外的な影響を受け難くなり、これら外的な影響によるワイパの払拭動作が抑えられ、適切な払拭動作を実現するオートワイパ装置を提供できる効果がある。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
この実施の形態でも、所定の天気予報情報提供サイトから提供されている天気予報情報をネットを経由してスマートフォン、携帯電話などの携帯端末によりダウンロードして取得する。このとき取得する天気予報情報は、スマートフォン、携帯電話が備えているGPS機能により明らかになる現在位置あるいは現在位置を含むエリアについて予想される天候、予想時刻、降水確率である。
提供される天気予報情報には、エリアだけでなく、1時間ごとの天気予報、あるいは3時間ごとの天気予報など、短い時間スパンで天候、予想時刻、降水確率などを予想する天気予報情報が提供されるようになっていきている。この実施の形態では、このような天気予報情報を利用して、現在位置が刻々と変化する走行中であっても状況の変化に応じてより木目細かに、降雨状態を判定するときの感度(雨滴検出感度)を自動調整する。
この実施の形態のオートワイパ装置の構成は前記第1の実施の形態で用いた図1に示すブロック図を引用する。
図3は、この実施の形態のオートワイパ装置の動作を示すフローチャートである。
図3のフローチャートにおいて図2のフローチャートと同一または相当のステップについては同一の符号を付し説明を省略する。
この実施の形態では、コントロールユニット5は、読み込んだ天気予報情報について現在時刻から1時間以内で降水確率が50パーセント以上、天候が“雨天”である感度変更条件を満足する天気予報か判定を行う(ステップS21)。
図4は、スマートフォン、携帯電話などの携帯端末によりダウンロードして取得した天気予報詳細情報の一例を示す説明図である。この天気予報詳細情報300は、スマートフォン、携帯電話が備えているGPS機能により明らかになる現在位置、あるいは前記現在位置を含むエリアである例えば神奈川県相模原市について予報される天候と、その予想時刻と、降水確率を示している。現在時刻については、スマートフォン、携帯電話などの携帯端末が有しているカレンダ機能あるいはカレンダータイマ8から取得可能である。
一例として車両100が走行中であって、走行中の現在位置が神奈川県相模原市内である状況で、現在時刻が午後13時とすると、このときスマートフォン、携帯電話などの携帯端末2によりダウンロードして取得した天気予報情報は図4に示される。
コントロールユニット5は、現在時刻から1時間以内の予報時刻と、降水確率と、予想される天候について、読み込んだ天気予報情報について予報時刻が現在時刻から1時間以内の範囲内であり、降水確率が50パーセント以上、予想される天候が“雨天”である感度変更条件を満足する天気予報であるか判定を行う。
図4に示す例では、読み込んだ天気予報情報が、時刻12〜15時の間で、予報される天候が“曇り時々雨”、降水確率50パーセント、予想される天候が“曇時々雨”である天気予報となっているため、前記感度変更条件を満足することになってステップS21からステップS9へ進み、降雨状態を判定するときの感度(雨滴検知センサ3の雨滴検出感度)を上げ、ワイパの作動開始閾値を下げるように制御する。
この結果、天気予報が的中し、天候が変化して雨が降り始めた状況になれば応答性よくワイパの払拭動作が開始されることになる。
一方、ステップS21において、取得した天気予報情報が、現在時刻から1時間以内の予報時刻であって降水確率が50パーセント以上、予想される天候“雨天”の感度変更条件を満足していない場合には、前記降雨状態を判定するときの感度(雨滴検知センサ3の雨滴検出感度)を低下させ、ワイパの作動開始閾値を上げるように制御する(ステップS8)。
この結果、現在位置について取得した天気予報により“雨天”が予報されていない場合には、雨滴検知センサ3により検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を下げ、トンネル内走行へ移行したときの照度変化、あるいは電波ノイズなどの雨滴の付着以外の外的な影響を受け難くして、これら外的な影響によるワイパの払拭動作を抑えることが可能となる。
以上説明したように、この実施の形態によれば、車両100の現在位置について取得した天気予報が現在時刻から1時間以内に降水確率50パーセント以上、予想される天候“雨天”である感度変更条件を満足していない場合、雨滴検知センサ3により検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を低下させるように構成した。
従って、車両100の現在位置について提供される直近の天気予報により“雨天”が予報されていない状況では、雨滴検知センサ3により検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度が下がるため、トンネル内走行へ移行したときの照度変化、あるいは電波ノイズなどの雨滴の付着以外の外的な影響を受け難くなり、これら外的な影響によるワイパの払拭動作を抑え、適切な払拭動作を実現するオートワイパ装置を提供できる効果がある。
(第3の実施の形態)
この実施の形態では、路車間通信により道路側に設置された通信機器と車両との間で通信を行い、前記通信機器から車輛の現在位置に応じた天気予報情報を自動的に受信する。そして、前記車両において雨滴検知センサにより検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を、前記天気予報情報をもとに“雨天”が予報されているか、“雨天”以外の天候が予報されているかに応じて自動調整する。
この実施の形態においても前記実施の形態と同様な効果が得られる。
1……ワイパスイッチ、2……携帯端末、3……雨滴検知センサ、6……ワイパモータ、9……コントロールユニット、71……現在位置検出手段、84……GPS受信機、91……感度調整手段、92……天気予報情報取得手段。

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、雨滴に感応してワイパによるウインドウガラスの払拭動作を行うオートワイパ装置であって、
    前記ウインドウガラスに付着した雨滴を検知する雨滴検知センサと、
    前記車両の現在位置の天気予報情報を取得する天気予報情報取得手段と、
    前記雨滴検知センサにより検知された雨滴をもとに降雨状態を判定し、前記ワイパを制御する制御手段と、
    前記制御手段が前記雨滴検知センサにより検知された雨滴をもとに降雨状態を判定するときの感度を前記天気予報情報取得手段により取得した前記天気予報情報をもとに自動調整する感度調整手段と、
    を備えたことを特徴とするオートワイパ装置。
  2. 前記感度調整手段は、前記天気予報情報により雨天が予報されていると前記降雨状態を判定するときの感度を高め、前記天気予報情報により雨天以外の天候が予報されていると前記降雨状態を判定するときの感度を下げることを特徴とする請求項1記載のオートワイパ装置。
  3. 前記天気予報情報は、天気予報の対象となる時刻、予報される天候である予報天気および降水確率を含む天気予報詳細情報であり、
    前記感度調整手段は、前記天気予報詳細情報から雨天が予報されていると前記降雨状態を判定するときの感度を高め、前記天気予報詳細情報により雨天以外の天候が予報されていると前記降雨状態を判定するときの感度を下げることを特徴とする請求項1記載のオートワイパ装置。
  4. 前記車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段をさらに備え、
    前記天気予報情報取得手段は、前記現在位置情報取得手段により取得した現在位置情報をもとに前記車両の現在位置の天気予報情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜3に何れか1項記載のオートワイパ装置。
  5. 前記天気予報情報取得手段は、天気予報情報提供サイトから提供され携帯端末へダウンロードされた前記車両の現在位置の天気予報情報を取得することを特徴とする請求項1〜3に何れか1項記載のオートワイパ装置。
  6. 前記天気予報情報取得手段は、路車間通信により提供される前記車両の現在位置の天気予報情報を取得することを特徴とする請求項1〜3に何れか1項記載のオートワイパ装置。
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