JP2014042401A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】永久磁石の体積の減少を抑制すると共に複数の永久磁石を電流経路とする渦電流の発生を抑制する。
【解決手段】隣接する二つの永久磁石片32のうちの一方は凸形状の曲面である凸形状面32aを有し、他方は凸形状面32aに対向し凸形状面32aより曲率が大きな凹形状の曲面である凹形状面32bを有するよう形成し、永久磁石片32は、一方の永久磁石の凸形状面32aの端部32cと他方の永久磁石の凹形状面32bの端部32dとが接するよう積層されているから、永久磁石片32の体積の減少を抑制すると共に複数の永久磁石片32を電流経路とする渦電流の発生を抑制することができる。
【選択図】図3
【解決手段】隣接する二つの永久磁石片32のうちの一方は凸形状の曲面である凸形状面32aを有し、他方は凸形状面32aに対向し凸形状面32aより曲率が大きな凹形状の曲面である凹形状面32bを有するよう形成し、永久磁石片32は、一方の永久磁石の凸形状面32aの端部32cと他方の永久磁石の凹形状面32bの端部32dとが接するよう積層されているから、永久磁石片32の体積の減少を抑制すると共に複数の永久磁石片32を電流経路とする渦電流の発生を抑制することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、回転電機に関し、詳しくは、ロータコアの軸方向に形成された収容孔に複数の永久磁石が積層されてなるロータを備える回転電機に関する。
従来、この種の回転電機としては、ロータコアの収容孔に複数の永久磁石が積層されて埋め込まれているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この回転電機では、各永久磁石の端部の断面形状を略台形とし、積層したときにある磁石の下面の端部とその磁石と隣り合う磁石の上面の端部との間に間隙部を形成することにより、この間隙部により端部に形成される渦電流の電流経路を分断して、各磁石間の渦電流に対する電気抵抗を高くしている。こうした構成により、複数の永久磁石の全体を電流経路とする渦電流の発生を抑制している。
上述の回転電機では、各永久磁石の下面は端部を除く中心部で隣り合う永久磁石の上面と接しているため、接している部分で複数の永久磁石を電流経路とする渦電流が発生してしまう。また、永久磁石の端部の断面形状を略台形としたから、断面形状が矩形形状である場合と比較すると体積が減少するが、こうした永久磁石の体積の減少は回転電機の性能の低下を招いてしまう。
本発明の回転電機は、永久磁石の体積の減少を抑制すると共に複数の永久磁石を電流経路とする渦電流の発生を抑制することを主目的とする。
本発明の回転電機は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の回転電機は、
ロータコアの軸方向に形成された収容孔に複数の永久磁石が積層されてなるロータを備える回転電機であって、
隣接する二つの永久磁石のうちの一方の永久磁石は凸形状の曲面である凸形状面を有し、他方の永久磁石は該凸形状面に対向し該凸形状面より曲率が大きな凹形状の曲面である凹形状面を有し、
前記一方の永久磁石の凸形状面と前記他方の永久磁石の凹形状面とが対向すると共に前記一方の永久磁石の凸形状面の端部と他方の永久磁石の凹形状面の端部とが接するよう積層されてなる、
ことを要旨とする。
ロータコアの軸方向に形成された収容孔に複数の永久磁石が積層されてなるロータを備える回転電機であって、
隣接する二つの永久磁石のうちの一方の永久磁石は凸形状の曲面である凸形状面を有し、他方の永久磁石は該凸形状面に対向し該凸形状面より曲率が大きな凹形状の曲面である凹形状面を有し、
前記一方の永久磁石の凸形状面と前記他方の永久磁石の凹形状面とが対向すると共に前記一方の永久磁石の凸形状面の端部と他方の永久磁石の凹形状面の端部とが接するよう積層されてなる、
ことを要旨とする。
この本発明の回転電機では、一方の磁石の凸形状面の端部と他方の永久磁石の凹形状面の端部とが接するよう積層されているから、永久磁石間の渦電流に対する電気抵抗の低下を抑制して、複数の永久磁石を電流経路とする渦電流の発生を抑制することができる。また、他方の永久磁石は凸形状面に対向し凸形状面より曲率が大きな凹形状の曲面である凹形状面を有するよう形成されているから、永久磁石の体積の減少を抑制することができる。これにより、永久磁石の体積の減少を抑制すると共に複数の永久磁石を電流経路とする渦電流の発生を抑制することができる。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての回転電機10の構成の概略を示す構成図である。回転電機10は、図示するように、永久磁石同期電動機(PMモータ)として構成され、三相コイルが巻回されたステータ12と、回転軸としてのロータシャフト14に固定されたロータ20とを備える。
図2は、ロータ20を図1のA方向から眺めたときの外観の概略を示す外観図である。ロータ20は、図示するように、鉄などの磁性体材料からなり所定の厚み(例えば、0.3mmや0.5mm,1.0mmなど)の環状の電磁鋼板であるコアプレートが複数積層されてなるロータコア24と、ロータコア24を軸方向に貫通するよう形成された複数の収容孔26(実施例では16個)のそれぞれに収納された複数の永久磁石30(実施例では16個)と、から構成されている。
図3は、永久磁石30の構成の概略を示す構成図である。永久磁石30は、図示するように、ロータコア24の軸方向に積層された複数の永久磁石片32から構成されている。隣接する二つの永久磁石片32のうちの一方は凸形状の曲面である凸形状面32aを有し、他方は凸形状面32aに対向し凸形状面32aより曲率が大きな(例えば、凸形状面32aの曲率の1.5倍など)凹形状の曲面である凹形状面32bを有するよう形成されている。永久磁石片32は、一方の永久磁石の凸形状面32aの端部32cと他方の永久磁石の凹形状面32bの端部32dとが接するよう積層されている。隣り合う二つの永久磁石片32は、端部32c、32dが接するよう積層されているから、永久磁石片32の間の渦電流に対する電気抵抗の低下を抑制し、永久磁石30全体を電流経路とする渦電流の発生を抑制することができる。また、永久磁石片32の凹形状面32bは、凸形状面32aより大きな曲率となるよう形成されているから、永久磁石片32の体積の減少を抑制することができる。これにより、永久磁石片32の体積の減少を抑制すると共に複数の永久磁石片32を電流経路とする渦電流の発生を抑制することができる。さらに、一方の永久磁石の凸形状面32aの端部32cと他方の永久磁石の凹形状面32bの端部32dとが接するよう積層されているから、収容孔26に永久磁石片32を積層する際の永久磁石片32のずれを抑制することができる。
以上説明した実施例の回転電機10では、隣接する二つの永久磁石片32のうちの一方は凸形状面32aを有し、他方は凸形状面32aに対向し凸形状面32aより曲率が大きな凹形状面32bを有するよう形成し、永久磁石片32は、一方の永久磁石の凸形状面32aの端部32cと他方の永久磁石の凹形状面32bの端部32dとが接するよう積層されているから、永久磁石片32の体積の減少を抑制すると共に複数の永久磁石片32を電流経路とする渦電流の発生を抑制することができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、ロータコア24が「ロータコア」に相当し、永久磁石片32が「永久磁石」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、回転電機の製造産業などに利用可能である。
10 回転電機、12 ステータ、14 ロータシャフト、20 ロータ、24 ロータコア、26 収容孔、30 永久磁石、32 永久磁石片、32a 凸形状面、32b 凹形状面、32c,32d 端部。
Claims (1)
- ロータコアの軸方向に形成された収容孔に複数の永久磁石が積層されてなるロータを備える回転電機であって、
隣接する二つの永久磁石のうちの一方の永久磁石は凸形状の曲面である凸形状面を有し、他方の永久磁石は該凸形状面に対向し該凸形状面より曲率が大きな凹形状の曲面である凹形状面を有し、
前記一方の永久磁石の凸形状面と前記他方の永久磁石の凹形状面とが対向すると共に前記一方の永久磁石の凸形状面の端部と他方の永久磁石の凹形状面の端部とが接するよう積層されてなる、
回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012183544A JP2014042401A (ja) | 2012-08-22 | 2012-08-22 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012183544A JP2014042401A (ja) | 2012-08-22 | 2012-08-22 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014042401A true JP2014042401A (ja) | 2014-03-06 |
Family
ID=50394201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012183544A Pending JP2014042401A (ja) | 2012-08-22 | 2012-08-22 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014042401A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019022324A (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-07 | 本田技研工業株式会社 | ロータ、および回転電機 |
-
2012
- 2012-08-22 JP JP2012183544A patent/JP2014042401A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019022324A (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-07 | 本田技研工業株式会社 | ロータ、および回転電機 |
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