JP2016005412A - バーニアモータ - Google Patents

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拓也 倉澤
Takuya Kurasawa
拓也 倉澤
功 松田
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功 松田
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Abstract

【課題】ロータに設置した磁石からの磁束を有効に利用することを可能としたバーニアモータを提供する。
【解決手段】複数のロータコア11及び磁石12が周方向に交互に配されてなるロータ10と、ロータ10の外周側、内周側に設けられた外周側、内周側のステータ20,30とを備え、磁石12はロータの周方向に磁化されて隣り合う磁石12の磁化の向きが逆であり、外周側のステータ20及び内周側のステータ30は、ロータ10に対向する面に周方向に等間隔に形成された複数のスロット21b及び31bと、スロット21b及び31bに収められた巻線22及び32とを有し、スロット21b,31bの数が同一で、スロット21b,31bの周期をaとしたときスロット21bとスロット31bとが相対的に周方向の位置が周期aの半分(a/2)ずれるように外側のステータ20に対して内側のステータ30を配置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、低速大トルクを得ることが可能なバーニアモータに関する。
図6に従来のバーニアモータの構造を示す。図6に示すように、従来のバーニアモータにおいて、ステータ200には、ステータコア201のロータ100との対向面にZ1個のティース(歯部)201aが形成され、隣接するティース201a間のスロット(溝)201bに極対数pの巻線202が納められている。また、ロータ100には、ロータコア101のステータ200との対向面に、周方向に交互にN極とS極の磁極が形成されるように磁石102が設置され、極対数Z2の磁極が形成された構造となっている。なお、スロット201bの数Z1、極対数Z2および極対数pの間には、下式(1)または(2)の関係がある。
Z2=Z1+p ・・・(1)
Z2=Z1−p ・・・(2)
このような従来のバーニアモータでは、ロータ100の極数が多くなることにより、ロータ100の極間での磁束の漏れが増え、磁石102の磁束が有効に使われないという問題があった。そして、下記非特許文献1に記載されているように、その磁石102の磁束の利用率の低さがバーニアモータの力率の低下を招き、トルクの増大を妨げていた。
これに対し、下記特許文献1には、磁石の磁束を有効に利用するための方法が提案されている。すなわち、磁極がティースに対向したときとスロットに対向したときの発生磁束の差を大きくすることにより、磁石に起因するコイル鎖交磁束数を増大させることができるとしており、その方法として二つの構造が提案されている。
一つ目は、スロットの側面に導体を配置する構造である。このような構造とすることにより、スロットに対向する磁極の磁束が側面の導体を貫いたときに、導体に渦電流が生じ、反発磁界が発生して磁束の通過を妨げることが可能となる。このことにより、スロットに対向する磁極が発する磁束を減少させ、ティースに対向する磁極が発する磁束のより多くが巻線と鎖交するようになるというものである。
二つ目は、スロット内に磁気短絡具を設置する構造である。磁気短絡具を設置することにより、スロットに対向する磁極の磁束は当該磁気短絡具を通るようになり、ティースに対向する磁極が発する磁束のより多くが巻線と鎖交するようになるというものである。
特開2004−56975号公報
鳥羽、渡部、小金井、大沢著「5kW級低速大トルク表面磁石バーニアモータの特性評価」、T. IEE Japan、2002年、vol. 122-D、No. 2、pp. 162〜168
しかしながら、上述した特許文献1に記載の構造は、二つとも、スロットに対向する磁極から発生する磁束が鉄心に到達するのを抑制するための構造であり、磁極から発生する磁束を有効に利用することができていない。
このようなことから本発明は、ロータに設置した磁石からの磁束を有効に利用することを可能としたバーニアモータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明に係るバーニアモータは、複数のロータコア及び磁石が周方向に交互に配されて円環状に形成されたロータと、前記ロータの外周側にエアギャップを介して設けられた第一のステータと、前記ロータの内周側にエアギャップを介して設けられた第二のステータとを備え、前記磁石は、ロータの周方向に磁化されて隣り合う磁石の磁化の向きが逆であり、前記第一のステータは、前記ロータに対向する面に周方向に等間隔に形成された複数の第一スロットと、前記第一スロットに収められた巻線とを有し、前記第二のステータは、前記ロータに対向する面に周方向に等間隔に形成された複数の第二スロットと、前記第二スロットに収められた巻線とを有し、前記第一スロットの数と前記第二スロットの数とが同一であり、前記スロットの周期をaとしたとき、前記第一スロットの周方向の位置と前記第二スロットの周方向の位置とが相対的に前記スロットの周期aの半分(a/2)ずれるように前記第一のステータに対して前記第二のステータを配置したことを特徴とする。
本発明に係るバーニアモータによれば、ロータの磁石による磁束を有効に利用して磁石に起因する巻線の鎖交磁束数を増やすことができ、力率の改善及びトルクの増加が可能となる。
本発明の一実施例に係るバーニアモータを示す構造図である。 図1の要部拡大図である。 図2のIII−III断面図である。 ステータのティースへの磁束の流れを示す説明図である。 本発明の一実施例に係るバーニアモータと従来のバーニアモータとのトルク解析結果を示すグラフである。 従来のバーニアモータの一例を示す構造図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るバーニアモータについて詳細に説明する。
図1ないし図5を用いて本発明に係るバーニアモータの一実施例について説明する。
図1に示すように、本実施例に係るバーニアモータは、ロータ10と、ロータ10の外周側にエアギャップを介して設けられた第一のステータ(以下、外周側のステータという)20と、ロータ10の内周側にエアギャップを介して設けられた第二のステータ(以下、内周側のステータという)30とを備えている。すなわち、本実施例においてバーニアモータは、ロータ10の外周側と内周側の両側にステータ20,30を設置したダブルステータ型となっている。
ロータ10は、周方向に等間隔に配設された多数のロータコア11と、隣接するロータコア11間に固定された多数の永久磁石12とから構成されている。すなわち、本実施例においては、永久磁石12による磁束を増やすために、ロータコア11と永久磁石12とが周方向に交互に配置されて円環状のロータ10を形成している。そして図2に示すように、永久磁石12は周方向に磁化され、隣り合う永久磁石12の磁化の向きが逆となるように、換言すると、周方向に向かい合う面の磁極が同じ磁性となるように配置されている。
外周側のステータ20は、ロータ10側の対向面に周方向に等間隔に形成されたZ1個のティース(歯部)21aを有するステータコア21と、隣接するティース21a間の溝であるスロット(第一スロット)21bに収められた極対数pの巻線22とから構成されている。
また、内周側のステータ30は、ロータ10側の対向面に周方向に等間隔に形成されたZ1個のティース(歯部)31aを有するステータコア31と、隣接するティース31a間の溝であるスロット(第二スロット)31bに収められた極対数pの巻線32とから構成されている。すなわち、内周側のステータ30のティース31a、スロット(第二スロット)31b及び巻線32は外周側のステータ20のティース21a、スロット(第一スロット)21b及び巻線22と同一の周期aで配置されている。
さらに、本実施例において内周側のステータ30は、そのティース31a及びスロット31bの周方向の位置が外周側のステータ20のティース21a及びスロット21bの周方向の位置に対して前記周期aの半分(a/2)だけずれるように配設されている。これにより、内周側のステータ30のティース31aは、ロータ10を挟んでそれぞれ外側のステータ20のスロット21bに対向し、内周側のステータ30のスロット31bは、ロータ10を挟んでそれぞれ外周側のステータ20のティース21aに対向した状態となっている。
ここで、図3に示すように、ロータコア11はシャフト1に固定された端板2にボルト3を用いて固定する等、外周側のステータ20および内周側のステータ30との間にエアギャップを有するように固定するものとする。また、外周側のステータ20および内周側のステータ30は、軸受4を介して回転自在にシャフト1を支持するフレーム5に固定される。
以下に、図4及び図5を用いて本実施例に係るバーニアモータによる作用効果を説明する。
まず、図6に一例を示した従来のバーニアモータでは、ステータ200のティース201aに対向する磁極からの磁束がスロット201bに対向する隣の磁極へ漏れてしまうことにより、巻線202の鎖交磁束数が小さくなっていた。
これに対し、本実施例に係るバーニアモータでは、ロータ10の外周側と内周側にそれぞれステータ20,30を設置し、外周側のステータ20のティース21a及びスロット21bの周方向の位置を内周側のステータ30のティース31a及びスロット31bの周方向の位置に対して前記周期aの半分(a/2)だけずらす構造とした。
このような構造としたことにより、図4(a)に示すようにロータコア11が外周側のステータ20のスロット21bに対向する位置にきたとき、ロータ10の磁極は、内周側のステータ30のティース31aと対向することになり、磁束は磁気抵抗の小さい内周側のステータ30のティース31aを通る。
また、図4(b)に示すようにロータ10が図4(a)に示した位置から前記周期aの半分(a/2)だけ回転してロータコア11が内周側のステータ30のスロット31bに対向する位置にきたとき、ロータ10の磁極は、外周側のステータ20のティース21aと対向することになり、磁束は磁気抵抗の小さい外周側のステータ20のティース21aを通る。
その結果、永久磁石12から発生する磁束が有効に利用され、巻線22,32の鎖交磁束数が大きくなり、バーニアモータの力率の改善、トルクの増大が可能となる。
ここで、本実施例に係るバーニアモータのトルクと従来の表面磁石形バーニアモータとを磁界解析によって求めた結果を図5に示す。図5において実線で示す値が本実施例に係るバーニアモータのトルク、破線で示す値が従来の表面磁石形バーニアモータのトルクである。図5に示すように、本実施例に係るバーニアモータは、従来のバーニアモータに比べて3.2倍程度のトルクを得られており、本実施例のように二つのステータ20,30を用いる構造とすることにより、永久磁石12から発せられた磁束を有効に利用することが可能となっていることが分かる。
以上に説明したように、本実施例に係るバーニアモータによれば、ロータ10の永久磁石12による磁束を有効に利用して永久磁石12に起因する巻線22,32の鎖交磁束数を増やすことができ、力率の改善及びトルクの増加が可能となる。
本発明は、低速大トルクを得ることが可能なバーニアモータに適用して好適なものである。
1 シャフト
2 端板
3 ボルト
4 軸受
5 フレーム
10 ロータ
11 ロータコア
12 磁石
20,30 ステータ
21,31 ステータコア
21a,31a ティース
21b,31b スロット
22,32 巻線

Claims (1)

  1. 複数のロータコア及び磁石が周方向に交互に配されて円環状に形成されたロータと、
    前記ロータの外周側にエアギャップを介して設けられた第一のステータと、
    前記ロータの内周側にエアギャップを介して設けられた第二のステータと
    を備え、
    前記磁石は、ロータの周方向に磁化されて隣り合う磁石の磁化の向きが逆であり、
    前記第一のステータは、前記ロータに対向する面に周方向に等間隔に形成された複数の第一スロットと、前記第一スロットに収められた巻線とを有し、
    前記第二のステータは、前記ロータに対向する面に周方向に等間隔に形成された複数の第二スロットと、前記第二スロットに収められた巻線とを有し、
    前記第一スロットの数と前記第二スロットの数とが同一であり、
    前記スロットの周期をaとしたとき、前記第一スロットの周方向の位置と前記第二スロットの周方向の位置とが相対的に前記スロットの周期aの半分(a/2)ずれるように前記第一のステータに対して前記第二のステータを配置した
    ことを特徴とするバーニアモータ。
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