JP2014041234A - アクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置、ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

アクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置、ヘッドマウントディスプレイ Download PDF

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Abstract

【課題】揺動効率の高いアクチュエーターを提供する。
【解決手段】可動部と、前記可動部の周囲に配置された可動枠と、前記可動枠の周囲に配置された可動枠支持部と、前記可動部と前記可動枠とを接続するとともに、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、前記可動枠と前記可動枠支持部とを接続するとともに、前記可動枠を前記第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、前記可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、平面視において、前記可動枠を挟み、かつ、前記第1軸及び前記第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、平面視において、前記コイルの前記環状内に位置するコア材と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置及びヘッドマウントディスプレイに関する。
従来、可動子と、別の可動子である可動枠と、支持体と、可動枠上に配置されたコイルと、磁場発生手段としての一対の永久磁石を備えた光偏向器が知られている。このような光偏向器では、例えば、可動子が、第1のトーションバーを介して第1の回転軸の周りに揺動可能に可動枠に支持され、可動枠が、第2のトーションバーを介して第2の回転軸の周りに揺動可能に支持体に支持されている。そして、コイルに流れる電流と永久磁石の磁界との相互作用によって、可動子が第1の回転軸を中心に揺動し、可動枠が第2の回転軸を中心に揺動するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−210947号公報
しかしながら、上記の光偏向器では、可動枠上のコイルを横切るように永久磁石の磁界が形成される一方で、コイルを横切らない磁界も発生する。このような磁界は、コイルに流れる電流との相互作用に寄与無効な磁界となるため、可動子及び可動枠の揺動効率が低下する、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるアクチュエーターは、可動部と、前記可動部を支持する周囲に配置された可動枠と、前記可動枠を支持する可動枠支持部と、前記可動部と前記可動枠とを接続するとともに、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、前記可動枠と前記可動枠支持部とを接続するとともに、前記可動枠を前記第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、前記可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、前記第1軸および前記第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、前記可動枠を挟み、かつ、前記第1軸及び前記第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、前記平面視において、前記コイルの前記環状内に位置するコア材と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、一対の永久磁石間に発生する磁界は、環状のコイルの内側に位置するコア材によって、コア材側に引き寄せられる。例えば、通常、可動枠の外側に形成される磁界も、コア材によってコイルを横切ることになる。これにより、可動枠に形成されたコイルを横切る磁界が増加されるので、永久磁石により発生する磁界の利用効率が高まる。これにより、コイルへの投入電力に対する可動部及び可動枠の揺動(駆動)効率を向上させることができる。
[適用例2]上記適用例にかかるアクチュエーターの前記可動部は、前記第1軸部が接続された基部と、支柱を有する反射部と、を含み、前記基部の第1面に前記反射部の前記支柱が固着され、前記基部の前記第1面の反対側となる第2面に前記コア材が位置することを特徴とする。
この構成によれば、基部と反射部とが別体なので、反射部の大きさを維持させた状態で基部側全体の構造をより小型化させることができる。すなわち、反射部の大きさは基部側等の寸法の影響を受けることがない。また、反射部は支柱を有しているため、反射部が揺動した際、可動枠や可動枠支持部との接触を防止し、揺動運動を円滑に行うことができる。さらに、基部の第2面にコア材が設けられるため、コア材の設置が容易となるとともに、構造を簡略化させることできる。これにより、アクチュエーターの中央部に向けて磁界を容易に集中させることができる。
[適用例3]上記適用例にかかるアクチュエーターの前記可動部は、前記第1軸部が接続された基部と、反射部と、を含み、前記基部の第1面に前記コア材が位置し、前記コア材の前記基部と反対側に前記反射部が位置することを特徴とする。
この構成によれば、基部と反射部とが別体なので、反射部の大きさを維持させた状態で基部側全体の構造をより小型化させることができる。すなわち、反射部の大きさは基部側等の寸法の影響を受けることがない。また、基部と反射部との間にコア材が配置され、これにより、基部と反射部とが離間した構造となる。すなわち、コア材が、磁界を集中させるとともに、支柱(スペーサー)としても機能する。従って、反射部が揺動した際、可動枠や可動枠支持部との接触を防止し、揺動運動を円滑に行うことができる。
[適用例4]上記適用例にかかるアクチュエーターでは、前記平面視において、前記反射部が前記可動枠を覆って形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、例えば、外部から反射部に向けて光を照射した際、基部、可動枠やコイル等に光が到達することがない。従って、基部、可動枠やコイル等に反射する迷光の発生を防止することができる。
[適用例5]本適用例にかかる光スキャナーは、光を反射する反射部を含む可動部と、前記可動部を支持する可動枠と、前記可動枠を支持する可動枠支持部と、前記可動部と前記可動枠とを接続するとともに、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、前記可動枠と前記可動枠支持部とを接続するとともに、前記可動枠を前記第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、前記可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、前記第1軸および前記第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、前記可動枠支持部を挟み、かつ、前記第1軸及び前記第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、前記平面視において、前記コイルの前記環状内に位置するコア材と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、コイルへの投入電力に対して効率よく反射部が揺動(駆動)する光スキャナーを提供することができる。
[適用例6]本適用例にかかる画像表示装置は、光を反射する反射部を含む可動部と、前記可動部の周囲に配置された可動枠と、前記可動枠の周囲に配置された可動枠支持部と、前記可動部と前記可動枠とを接続するとともに、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する前記第1軸部と、前記可動枠と前記可動枠支持部とを接続するとともに、前記可動枠を第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、前記可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、前記第1軸および前記第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、前記可動枠を挟み、かつ、前記第1軸及び前記第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、前記平面視において、前記コイルの前記環状内に位置するコア材と、を備えた光スキャナーと、前記光スキャナーに対して光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、コイルへの投入電力に対して効率よく反射部が揺動(駆動)する光スキャナーが搭載された画像表示装置を提供することができる。
[適用例7]本適用例にかかるヘッドマウントディスプレイは、光を反射する反射部を含む可動部と、前記可動部の周囲に配置された可動枠と、前記可動枠の周囲に配置された可動枠支持部と、前記可動部と前記可動枠とを接続するとともに、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、前記可動枠と前記可動枠支持部とを接続するとともに、前記可動枠を前記第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、前記可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、前記第1軸および前記第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、前記可動枠支持部を挟み、かつ、前記第1軸及び前記第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、前記平面視において、前記コイルの前記環状内に位置するコア材と、を備えた光スキャナーと、前記光スキャナーに対して光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、コイルへの投入電力に対して効率よく反射部が揺動(駆動)する光スキャナーが搭載れたヘッドマウントディスプレイ(HMD)を提供することができる。
第1実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す平面図。 第1実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す断面図。 電圧印加部の構成を示すブロック図。 発生電圧の一例を示す説明図。 光スキャナーの動作を説明する模式図。 画像表示装置の構成を示す概略図。 携帯用画像表示装置の構成を示す概略図。 ヘッドアップディスプレイ(HUD)の構成を示す概略図。 ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の構成を示す概略図。 第2実施形態にかかるアクチュエーターの構成を示す断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
[第1実施形態]
まず、本実施形態にかかるアクチュエーターの構成について説明する。本実施形態にかかるアクチュエーターは、可動部と、可動部を支持する可動枠と、可動枠を支持する可動枠支持部と、可動部と可動枠とを接続するとともに、可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、可動枠と可動枠支持部とを接続するとともに、可動枠を第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、第1軸および第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、可動枠を挟み、かつ、第1軸及び第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、平面視において、環状に設けられたコイルの環状内に位置するコア材を備えたものである。以下、具体的に説明する。なお、本実施形態では、アクチュエーターとしての光スキャナーを例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す平面図であり、図2は、本実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す断面図である。なお、図1は、反射部113を透視した平面図であり、図2は、図1におけるA−A断面図である。
図1及び図2に示すように、光スキャナー1は、反射部113を含む可動部10と、可動部10を支持する可動枠13と、可動枠13を支持する可動枠支持部15と、可動部10と可動枠13とを接続するとともに、可動部10を第1軸(本実施形態ではY軸)周りに揺動可能に支持する一対の第1軸部12a,12bと、可動枠13と可動枠支持部15とを接続するとともに、可動枠13を第1軸に交差する第2軸(本実施形態ではX軸)周りに揺動可能に支持する2対の第2軸部14a,14b,14c,14dと、可動枠13の外形に沿って環状に設けられたコイル31と、第1軸および第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、可動枠13を挟み、かつ、第1軸及び第2軸に対して傾斜する方向に配置された一対の永久磁石21a,21bと、平面視において、環状に設けられたコイル31の内側に配置されたコア材30を備えている。さらに、コイル31に対して所定の電圧を印加させる電圧印加部を備えている。
可動部10は、第1軸部12a,12bが接続された基部111と、支柱112を有する反射部113とを含み、基部111の第1面111aに反射部113の支柱112が固着されている。固着方法としては、例えば、各種接着剤、ろう材等の接合材を用いて固着させることができる。このように、基部111と反射部113とが別部材として構成されている。また、反射部113の表面には光を反射させる反射面114が形成されている。本実施形態における反射部113は、平面視にて、円形を成している。なお、ここで言う平面視とは、後述のSOI基板などによって形成されている板状の可動枠支持部15を、その板厚方向から見ることを指し、以下同様の意味で用いている。さらに、この平面視を言い換えると、第1軸および第2軸を含む平面の法線方向から見ることを指す。そして、反射部113の全面に反射面114が形成されている。なお、反射部113の形状は、円形に限定されず、例えば、楕円形、四角形等の多角形であってもよい。そして、基部111の第1面111aの反対側の第2面111bにコア材30が設けられている。第2面111bとコア材30は、例えば、接着剤、ろう材等の接合材によって固着されている。コア材30は、例えば、鉄やケイ素鋼、鉄とニッケルの合金等の軟磁性体である。可動部10の基部111は、第1軸部12a,12bを介して可動枠13に支持されている。
図1に示すように、平面視において、反射部113が可動枠13を覆うように形成されている。すなわち、平面視において、基部111、第1軸部12a,12b、可動枠13、コイル31及び第2軸部14a,14b,14c,14dが反射部113の内側に配置されている。そのため、第1軸部12aと第1軸部12bとの間の距離を短くしつつ、反射部113の面積を大きくすることができる。また、第1軸部12aと第1軸部12bとの間の距離を短くすることができることから、可動枠13の小型化を図ることができる。さらに、可動枠13の小型化を図ることができることから、第2軸部14a、14bと第2軸部14c、14dとの間の距離を短くすることができる。これにより、反射部113の面積を大きく維持しつつも、光スキャナー1の全体構造を小型化させることが可能となる。また、不要な光が基部111、第1軸部12a,12b、可動枠13、コイル31及び第2軸部14a,14b,14c,14dで反射して迷光となるのを防止することができる。また、永久磁石21a、21b間の距離を小さくすることができるため、コイル31を横切る磁界を大きくすることができる。
また、反射部113は支柱112を有するため、反射面114が形成された板部113aが第1軸部12a,12bに対して厚さ方向に離間する構成となる。すなわち、板部113aが第1軸部12a、12bの側面に直接接続されないので、反射部113の揺動(回動)時に、第1軸部12a、12bの捩れ変形による応力が反射部113に及ぶのを防止または抑制することができ、その結果、反射部113(板部113a)の撓みを低減させることができる。
可動枠13は、枠状を成し、可動部10の基部111の周囲を囲むように設けられている。換言すれば、可動部10の基部111は、枠状の可動枠13の内側に設けられている。また、可動枠支持部15は、枠状を成し、可動枠13の周囲を囲むように設けられている。換言すれば、可動枠13は、可動枠支持部15の内側に設けられている。可動枠13は、第2軸部14a、14b、14c、14dを介して可動枠支持部15に支持されている。可動枠支持部15の表面には、反射防止処理が施されているのが好ましい。これにより、可動枠支持部15に照射された不要光が迷光となるのを防止することができる。かかる反射防止処理としては、特に限定されないが、例えば、反射防止膜(誘電体多層膜)の形成、粗面化処理、黒色処理等が挙げられる。なお、可動枠支持部15の他に可動枠13の表面にも反射防止処理を施してもよい。
また、可動枠13は、Y軸に沿った方向における長さがX軸に沿った方向の長さよりも長くなっている。すなわち、Y軸に沿った方向における可動枠13の長さをaとし、X軸に沿った方向における可動枠13の長さをbとしたとき、a>bなる関係を満たす。これにより、第1軸部12a,12bに必要な長さを確保しつつ、X軸に沿った方向における光スキャナー1の長さを抑えることができる。
また、可動枠13は、平面視において、可動部10の基部111及び第1軸部12a,12bからなる構造体の外形に沿った形状を成している。なお、可動枠13の形状は、枠状であれば、特に限定されない。このような構成において、可動部10、第1軸部12a,12bで構成された振動系の振動、すなわち、可動部10のY軸周りの揺動を許容しつつ、可動枠13の小型化を図ることができる。
可動枠13上にはコイル31が形成されている。コイル31は、可動枠13の外形状に倣って環状に巻かれて形成されている。コイル31の材料としては。導電性を有するものであればよく、例えば、銅やアルミニウム等の金属が好適である。そして、コイル31の一端は、可動枠支持部15に設けられた第1端子32aに電気的に接続されている。また、コイル31の他端は、可動枠支持部15に設けられた第2端子32bに電気的に接続されている。そして、第1端子32a及び第2端子32bは、後述する電圧印加部に電気的に接続されている。
第1軸部12a,12bおよび第2軸部14a,14b,14c,14dは、それぞれ、弾性変形可能である。そして、第1軸部12a,12bは、可動部10をY軸周りに回動(揺動)可能とするように、可動部10と可動枠13とを連結している。また、第2軸部14a,14b,14c,14dは、可動枠13をY軸に直交するX軸周りに回動(揺動)可能とするように、可動枠13と可動枠支持部15とを連結している。
第1軸部12a,12bは、可動部10の基部111を介して互いに対向するように配置されている。また、第1軸部12a,12bは、それぞれ、Y軸に沿った方向に延在する長手形状を成す。そして、第1軸部12a,12bは、それぞれ、一端部が基部111に接続され、他端部が可動枠13に接続されている。また、第1軸部12a,12bは、それぞれ、中心軸とY軸とが一致するように配置されている。このように構成された第1軸部12a,12bは、それぞれ、可動部10のY軸周りの揺動に伴ってねじれ変形する。
第2軸部14a,14b及び第2軸部14c,14dは、可動枠13を介して互いに対向するように配置されている。また、第2軸部14a,14b,14c,14dは、それぞれ、X軸に沿った方向に延在する長手形状をなす。そして、第2軸部14a,14b,14c,14dは、それぞれ、一端部が可動枠13に接続され、他端部が可動枠支持部15に接続されている。また、第2軸部14a,14bは、X軸を介して互いに対向するように配置され、同様に、第2軸部14c,14dは、X軸を介して互いに対向するように配置されている。このように構成された第2軸部14a,14b,14c,14dは、可動枠13のX軸周りの揺動に伴って、第2軸部14a,14b全体及び第2軸部14c,14d全体がそれぞれねじれ変形する。このように、可動部10をY軸周りに揺動可能とするとともに、可動枠13をX軸周りに揺動可能とすることにより、可動部10を互いに直交するX軸およびY軸の2軸周りに揺動(回動)させることができる。
なお、第1軸部12a,12b及び第2軸部14a,14b,14c,14dの形態は上記の形態に限定されない。例えば、途中の少なくとも1箇所に屈曲または湾曲した、ミアンダー形状を有していてもよい。また、第1軸部12a,12bや第2軸部14a,14b,14c,14dの軸の本数に関しても単数であってもよいし、複数であってもよい。
前述した基部111、第1軸部12a,12b、可動枠13、第2軸部14a,14b,14c,14d及び可動枠支持部15は、一体的に形成されている。本実施形態では、基部111、第1軸部12a,12b、可動枠13、第2軸部14a,14b,14c,14d及び可動枠支持部15は、第1のSi層(デバイス層)と、SiO2層(ボックス層)と、第2のSi層(ハンドル層)とがこの順に積層したSOI基板をエッチングすることにより形成されている。SOI基板は、エッチングにより微細な加工が可能であるため、SOI基板を用いて基部111、第1軸部12a,12b、可動枠13、第2軸部14a,14b,14c,14dおよび可動枠支持部15を形成することにより、これらの寸法精度を優れたものとすることができ、また、光スキャナー1の小型化を図ることができる。また、支柱112を含む反射部113も、SOI基板をエッチングすることにより形成されている。このようにすれば、簡単かつ高精度に反射部113を形成することができる。なお、上記の形成方法は、一例であり、これに限定されるものではない。
一対の永久磁石21a,21bは、第1軸及び第2軸に対して角度を成して磁界が生じるように配置される。具体的には、図1に示すように、一対の永久磁石21a,21bは、平面視において、可動枠13を挟むように、すなわち、形成されたコイル31を挟むように第1軸部12a,12b及び第2軸部14a,14b,14c,14dに対して傾斜する方向に配置されている。また、一対の永久磁石21a,21bは、平面視において、第1軸および第2軸に対して傾斜した軸上に配置されている、と言い換えることもできる。本実施形態の場合では、一対の永久磁石21a,21bが、X軸及びY軸に対して傾斜して配置されている。なお、本実施形態では、一対の永久磁石21a,21bが、可動枠支持部15の一対の対角を挟むように配置されている。
永久磁石21a、21bは、それぞれ、可動枠支持部15の中心部に対する方向に対して一方側がN極に、他方側がS極に磁化され、さらに、一対の永久磁石21a,21bにおいて、それぞれ異なる磁極同士が対向するように配置されている。本実施形態では、一方の永久磁石21aのN極と他方の永久磁石21bのS極とが対向するように配置されている。なお、上記の永久磁石の配置は一例であり、一対の各永久磁石が、複数の永久磁石を組み合わせた構成になっていてもよい。
配置された永久磁石21a、21bのX軸(またはY軸)に対する傾斜角度は、30〜60度であることが好ましく、40〜50度であることがより好ましく、ほぼ45度であることがさらに好ましい。このように永久磁石21a,21bを配置することにより可動部10及び可動枠13を円滑に揺動(回動)させることができる。
上記の永久磁石21a、21bとしては、例えば、ネオジム磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、アルニコ磁石、ボンド磁石等を好適に用いることができる。
次に、電圧印加部の構成について説明する。図3は、電圧印加部の構成を示すブロック図であり、図4は、発生電圧の一例を示す説明図である。
図3に示すように、電圧印加部4は、可動部10をY軸周りに揺動させるための第1電圧V1を発生させる第1電圧発生部41と、可動部10をX軸周りに揺動させるための第2電圧V2を発生させる第2電圧発生部42と、第1電圧V1と第2電圧V2とを重畳する電圧重畳部43とを備えている。電圧印加部4の第1電圧発生部41及び第2電圧発生部42はそれぞれ制御部7に接続されている。また、電圧印加部4は、コイル31の第1端子32a及び第2端子32bに電気的に接続されており、電圧重畳部43で重畳した電圧をコイル31に印加するように構成されている。
第1電圧発生部41は、図4(a)に示すように、周期T1で周期的に変化する第1電圧V1(水平走査用電圧)を発生させるものである。すなわち、第1電圧発生部41は、第1周波数(1/T1)の第1電圧V1を発生させるものである。第1電圧V1は、正弦波のような波形をなしている。そのため、光スキャナー1は効果的に光を主走査することができる。なお、第1電圧V1の波形は、これに限定されない。
また、第1周波数(1/T1)は、水平走査に適した周波数であれば、特に限定されないが、10〜40kHzであるのが好ましい。本実施形態では、第1周波数は、可動部10、第1軸部12a、12bで構成される第1の振動系(ねじり振動系)のねじり共振周波数(f1)と等しくなるように設定されている。つまり、第1の振動系は、そのねじり共振周波数f1が水平走査に適した周波数になるように設計(製造)されている。これにより、可動部10のY軸周りの回動角を大きくすることができる。
一方、第2電圧発生部42は、図4(b)に示すように、周期T1と異なる周期T2で周期的に変化する第2電圧V2(垂直走査用電圧)を発生させるものである。すなわち、第2電圧発生部42は、第2周波数(1/T2)の第2電圧V2を発生させるものである。第2電圧V2は、鋸波のような波形をなしている。そのため、光スキャナー1は効果的に光を垂直走査(副走査)することができる。なお、第2電圧V2の波形は、これに限定されない。
第2周波数(1/T2)は、第1周波数(1/T1)と異なり、かつ、垂直走査に適した周波数であれば、特に限定されないが、30〜120Hzであるのが好ましい。さらには、60Hz程度が好適である。このように、第2電圧V2の周波数を60Hz程度とし、前述したように第1電圧V1の周波数を10〜40kHzとすることで、ディスプレイでの描画に適した周波数で、可動部10を互いに直交する2軸(X軸およびY軸)のそれぞれの軸周りに回動させることができる。ただし、可動部10をX軸およびY軸のそれぞれの軸周りに回動させることができれば、第1電圧V1の周波数と第2電圧V2の周波数との組み合わせは、特に限定されない。
本実施形態では、第2電圧V2の周波数は、可動部10、第1軸部12a、12b、可動枠13、第2軸部14a,14b,14c,14dで構成された第2の振動系(ねじり振動系)のねじり共振周波数(共振周波数)と異なる周波数となるように調整されている。このような第2電圧V2の周波数(第2周波数)は、第1電圧V1の周波数(第1周波数)よりも小さいことが好ましい。すなわち、周期T2は、周期T1よりも長いことが好ましい。これにより、より確実かつより円滑に、可動部10をY軸周りに第1周波数で回動させつつ、X軸周りに第2周波数で回動させることができる。
また、第1の振動系のねじり共振周波数をf1[Hz]とし、第2の振動系のねじり共振周波数をf2[Hz]としたとき、f1とf2とが、f2<f1の関係を満たすことが好ましく、f1≧10f2の関係を満たすことがより好ましい。これにより、より円滑に、可動部10を、Y軸周りに第1電圧V1の周波数で回動させつつ、X軸周りに第2電圧V2の周波数で回動させることができる。
このような第1電圧発生部41および第2電圧発生部42は、それぞれに接続された制御部7からの信号に基づき駆動される。そして、第1電圧発生部41及び第2電圧発生部42は、電圧重畳部43に接続されている。電圧重畳部43は、コイル31に電圧を印加するための加算器43aを備えている。加算器43aは、第1電圧発生部41から第1電圧V1を受けるとともに、第2電圧発生部42から第2電圧V2を受け、これらの電圧を重畳しコイル31に印加する。
次に、光スキャナー1の動作について説明する。図5は、光スキャナーの動作を説明する模式図である。なお、本実施形態では、前述したように、第1電圧V1の周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数と等しく設定されており、第2電圧V2の周波数は、第2の振動系のねじり共振周波数と異なる値に、かつ、第1電圧V1の周波数よりも小さくなるように設定されている(例えば、第1電圧V1の周波数が15kHz、第2電圧V2の周波数が60Hzに設定されている)。
まず、例えば、図4(a)に示すような第1電圧V1と、図4(b)に示すような第2電圧V2とを電圧重畳部43にて重畳し、重畳した電圧をコイル31に印加する。そして、第1電圧V1の印加によってコイル31に電流が流れる。その結果、コイル31に流れる電流と一対の永久磁石21a,21b間における磁界との相互作用によって生じるローレンツ力により、第1軸部12a,12bが捩れ変形され、可動部10がY軸(第1軸)を中心軸として揺動する。また、第1電圧V1の周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数と等しい。そのため、第1電圧V1によって、効率的に、可動部10をY軸周りに回動させることができる。すなわち、前述した可動枠13のY軸周りのねじり振動成分を有する振動が小さくても、その振動に伴う可動部10のY軸周りの回動角を大きくすることができる。
また、第2電圧V2の印加によってコイル31に電流が流れる。その結果、コイル31に流れる電流と一対の永久磁石21a,21b間における磁界との相互作用によって生じるローレンツ力により、第2軸部14a,14bおよび第2軸部14c,14dがそれぞれ捩れ変形され、可動枠13が可動部10とともにX軸(第2軸)を中心軸として揺動する。また、第2電圧V2の周波数は、第1電圧V1の周波数に比べて極めて低く設定されている。また、第2の振動系のねじり共振周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数よりも低く設計されている。そのため、可動部10が第2電圧V2の周波数でY軸周りに回動してしまうことを防止することができる。
ここで、永久磁石21aで発生した磁界は、可動枠13を横切って永久磁石21bに向かう。すなわち、コイル31を横切るように一対の永久磁石21a,21b間に磁界が発生する。また一方では、永久磁石21aで発生した磁界が、可動枠13を横切らず、可動枠13の外側を経由して永久磁石21bに向かう場合もあり得る。この場合、可動枠13の外側を経由する磁界(無効磁界)はコイル31に流れる電流との相互作用に寄与しないため、可動部10等の揺動効率の低下の原因の一つとなる。
そこで、本実施形態では、基部111の第2面111bにコア材30が配置されている。すなわち、光スキャナー1の中心部にコア材30が配置されている。従って、図5に示すように、永久磁石21aで発生した磁界Mが、コア材30に向かいながら永久磁石21bに進行するため、磁界Mを光スキャナー1の中央部に集中させることができる。これにより、無効磁界の発生が低減され、コイル31に流れる電流と磁界Mとの相互作用効率を高めることができる。
ここで、コイル31上を横切る磁界Mについてさらに詳細に説明する。まず、本実施形態において、可動枠13上に環状に形成されたコイル31は、X軸方向に形成されたコイル31aとY軸方向に形成されたコイル31bとで概略形成されている。そして、永久磁石21aで発生した磁界Mが、コア材30によって、平面視において可動枠13の中央部に引き寄せられつつ、永久磁石21bに進行する。この際、図5に示すように、例えば、磁界Mの一部がX軸方向に形成されたコイル31aに対して垂直に近い角度で横切る。これにより、コイル31aに対応する磁界Mの有効成分が大きくなる。従って、コイル31に流れる電流と磁界Mとの相互作用により、X軸周りの揺動効率を高めることができる。また、Y軸方向に形成されたコイル31bに対しても同様に磁界Mの一部が垂直に近い角度で横切る。これにより、コイル31bに対応する磁界Mの有効成分が大きくなる。従って、コイル31に流れる電流と磁界Mとの相互作用により、Y軸周りの揺動効率を高めることができる。
次に、画像表示装置の構成について説明する。画像表示装置は、光を反射する反射部を含む可動部と、可動部の周囲に配置された可動枠と、可動枠の周囲に配置された可動枠支持部と、可動部と可動枠とを接続するとともに、可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、可動枠と可動枠支持部とを接続するとともに、可動枠を第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、第1軸および第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、可動枠支持部を挟み、かつ、第1軸及び第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、平面視において、環状に設けられたコイルの内側に位置するコア材と、を備えた光スキャナーと、光スキャナーに対して光を照射する照射部を備えたものである。図6は、画像表示装置の構成を示す概略図である。以下、具体的に説明する。なお、本実施形態では、前述した光スキャナー1を用いた場合について説明する。
図6に示すように、画像表示装置9は、光スキャナー1と、光スキャナー1に対して光を照射する照射部91等を備えている。本実施形態の照射部91は、赤色光を照射する赤色光源911と、青色光を照射する青色光源912と、緑色光を照射する緑色光源913とを備えている。さらに、赤色光源911、青色光源912及び緑色光源913のそれぞれに対応してダイクロイックミラー92A,92B,92Cが配置されている。
各ダイクロイックミラー92A,92B,92Cは、赤色光源911、青色光源912、緑色光源913のそれぞれから照射された光を合成する光学素子である。このような画像表示装置9は、図示しないホストコンピューターからの画像情報に基づいて、照射部91(赤色光源911、青色光源912、緑色光源913)から照出された光をダイクロイックミラー92A、92B、92Cでそれぞれ合成し、この合成された光が光スキャナー1に照射される。そして、光スキャナー1が2次元走査され、スクリーンS上でカラー画像を形成するように構成されている。
2次元走査の際、光スキャナー1の可動部10のY軸周りの回動により反射部113で反射した光がスクリーンSの横方向に走査(主走査)される。一方、光スキャナー1の可動部10のX軸周りの回動により反射部113で反射した光がスクリーンSの縦方向に走査(副走査)される。なお、本実施形態では、ダイクロイックミラー92A、92B、92Cで合成された光を光スキャナー1によって2次元的に走査した後、その光を固定ミラー93で反射させてからスクリーンSに画像を形成するように構成されているが、固定ミラー93を省略し、光スキャナー1によって2次元的に走査された光を直接スクリーンSに照射する構成であってもよい。
上記の画像表示装置9は、例えば、携帯用画像表示装置として適用することができる。図7は、携帯用画像表示装置の構成を示す概略図である。携帯用画像表示装置100は、手で把持することができる寸法で形成されたケーシング110と、ケーシング110内に内蔵された画像表示装置9とを有している。この携帯用画像表示装置100により、例えば、スクリーンや、デスク上等の所定の面に、所定の画像を表示することができる。また、携帯用画像表示装置100は、所定の情報を表示するディスプレイ120と、キーパット130と、オーディオポート140と、コントロールボタン150と、カードスロット160と、AVポート170とを有している。なお、携帯用画像表示装置100は、通話機能、GSP受信機能等の他の機能を備えていてもよい。
次に、ヘッドアップディスプレイ(HUD)の構成について説明する。ヘッドアップディスプレイ(HUD)は、光を反射する反射部を含む可動部と、可動部を支持する可動枠と、可動枠を支持する可動枠支持部と、可動部と可動枠とを接続するとともに、可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、可動枠と可動枠支持部とを接続するとともに、可動枠を第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、第1軸および第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、可動枠支持部を挟み、かつ、第1軸及び第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、平面視において、環状に設けられたコイルの内側に位置するコア材と、を備えた光スキャナーと、光スキャナーに対して光を照射する照射部を備えたものである。
図8は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)の構成を示す概略図である。図8に示すように、ヘッドアップディスプレイ(HUD)210は、上述の光スキャナー1を備えた画像表示装置9を搭載している。そして、ヘッドアップディスプレイシステム200では、画像表示装置9が、例えば、自動車のダッシュボードに、ヘッドアップディスプレイ210を構成するよう搭載されている。このヘッドアップディスプレイ210により、フロントガラス220に、例えば、目的地までの案内表示等の所定の画像を表示することができる。なお、ヘッドアップディスプレイシステム200は、自動車に限らず、例えば、航空機、船舶等にも適用することができる。
次に、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の構成について説明する。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)は、光を反射する反射部を含む可動部と、可動部を支持する可動枠と、可動枠を支持する可動枠支持部と、可動部と可動枠とを接続するとともに、可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、可動枠と可動枠支持部とを接続するとともに、可動枠を第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、第1軸および第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、可動枠支持部を挟み、かつ、第1軸及び第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、平面視において、環状に設けられたコイルの内側に位置するコア材と、を備えた光スキャナーと、光スキャナーに対して光を照射する照射部を備えたものである。
図9は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の構成を示す概略図である。図9に示すように、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)300は、上述の光スキャナー1を備えた画像表示装置9を搭載している。ヘッドマウントディスプレイ300は、眼鏡310を備え、眼鏡310に画像表示装置9が配置されている。そして、画像表示装置9により、眼鏡310の本来レンズである部位に設けられた表示部320に、一方の目で視認される所定の画像を表示する。
表示部320は、透明であってもよく、また、不透明であってもよい。表示部320が透明な場合は、現実世界からの情報に画像表示装置9からの情報を重ねて使用することができる。なお、ヘッドマウントディスプレイ300に、2つ画像表示装置9を設け、両方の目で視認される画像を、2つの表示部に表示するようにしてもよい。
以上、アクチュエーターとしての光スキャナーおよび画像表示装置等の形態について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができ、また、他の任意の構成を付加することもできる。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
以上、上記第1実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
一対の永久磁石21a,21b間に発生する磁界は、環状に形成されたコイル31の内側に配置されたコア材30によって、コア材30側に引き寄せられる。これにより、例えば、可動枠13の外側を経由していた磁界も、コア材30によって引き寄せられ、可動枠13を横切ることになる。これにより、可動枠13に形成されたコイル31を横切る磁界が増加されるので、永久磁石21a,21bにより発生する磁界の利用効率が高まる。従って、可動部10及び可動枠13の揺動(駆動)効率を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、アクチュエーターとしての光スキャナーを例に挙げて説明する。図10は、本実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す断面図である。なお、第1実施形態と同様の部材等については同じ符号を付している。
図10に示すように、光スキャナー1aは、反射部113を含む可動部10と、可動部10を支持する可動枠13と、可動枠13を支持する可動枠支持部15と、可動部10と可動枠13とを接続するとともに、可動部10を第1軸(本実施形態ではY軸)周りに揺動可能に支持する一対の第1軸部12a,12b(図1参照)と、可動枠13と可動枠支持部15とを接続するとともに、可動枠13を第1軸に交差する第2軸(本実施形態ではX軸)周りに揺動可能に支持する2対の第2軸部14a,14b,14c,14d(図1参照)と、可動枠13の外形に沿って環状に設けられたコイル31と、第1軸および第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、可動枠13を挟み、かつ、第1軸及び第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石21a,21bと、平面視において、環状に設けられたコイル31の内側に位置するコア材30を備えている。さらに、コイル31に対して所定の電圧を印加させる電圧印加部を備えている。
そして、本実施形態の可動部10は、第1軸部12a,12bが接続された基部111と、反射部113と、を含み、基部111の第1面111aにコア材30が配置され、コア材30上(コア材30の基部111と反対側)に反射部113が設置されている。すなわち、本実施形態では、コア材30が基部111と反射部113とを接続する支柱の機能を有し、基部111と反射部113の板部113aとが離間した構成を有している。なお、第1面111aとコア材30との接着、コア材30と反射部113との接着には、例えば、接着剤、ろう材等の接合材を用いることができる。
なお、他の構成や部材及び材料等については、第1実施形態の構成等と同様なので説明を省略する。また、電圧印加部の構成や光スキャナー1aの動作についても第1実施形態と同様なので説明を省略する。さらに、本実施形態における光スキャナー1aを備えた画像表示装置やヘッドアップディスプレイ(HUD)やヘッドマウントディスプレイ(HMD)の構成についても第1実施形態の構成と同様なので説明を省略する。
以上、上記第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
基部111と反射部113との間にコア材30が配置され、基部111と反射部113とが離間した構造となる。すなわち、コア材30が、一対の永久磁石21a,21b間における磁界を光スキャナー1aの中央部に集中させ、可動部10及び可動枠13の揺動(駆動)効率を高めるとともに、支柱(スペーサー)としての機能を備え、反射部113が揺動した際、他の部材との接触を防止し、揺動運動を円滑に行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記第1及び第2実施形態では、基部111の第1面111aまたは第2面111bのいずれかの面にコア材30を設置したが、これに限定されない。例えば、基部111の第1面111a及び第2面111bの両面にコア材30設置してもよい。このようにすれば、さらに効率よく一対の永久磁石21a,21b間に発生する磁界を可動枠13の中央部方向に集中させることができる。
(変形例2)上記第1及び第2実施形態では、平面視にて反射部113が第1軸部12a,12bの全体、可動枠13の全体及び第2軸部14a,14b,14c,14dの全体を覆う場合を例に説明したが、これに限定されない。例えば、平面視にて反射部113が第1軸部12a,12bの少なくとも一部(可動部10の基部111側の端部)が覆われていればよい。このようにしても、光スキャナー1,1aの小型化、反射部113の大面積化、反射部113の動撓みの防止、第1軸部12a,12bの基部111側の端部による迷光の防止等の効果を奏することができる。
(変形例3)上記第1及び第2実施形態では、アクチュエーターとしての光スキャナー1,1aについて説明したが、これに限定されない。例えば、アクチュエーターとして、光スイッチ、光アッテネーター等の他の光学デバイスにも適用することができる。また、光スキャナー1,1aを搭載した画像表示装置9、ヘッドアップディスプレイ210やヘッドマウントディスプレイ300について説明したが、これに限定されない。例えば、他に、レーダー装置、光測定器や各種エリアセンサー等に適用することができる。
1,1a…アクチュエーターとしての光スキャナー、4…電圧印加部、7…制御部、9…画像表示装置、10…可動部、12a,12b…第1軸部、13…可動枠、14a,14b,14c,14d…第2軸部、15…可動枠支持部、21a,21b…永久磁石、30…コア材、31…コイル、91…照射部、100…携帯用画像表示装置、111…基部、111a…第1面、111b…第2面、112…支柱、113…反射部、113a…板部、114…反射面、210…ヘッドアップディスプレイ(HUD)、300…ヘッドマウントディスプレイ(HMD)。

Claims (7)

  1. 可動部と、
    前記可動部を支持する可動枠と、
    前記可動枠を支持する可動枠支持部と、
    前記可動部と前記可動枠とを接続するとともに、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、
    前記可動枠と前記可動枠支持部とを接続するとともに、前記可動枠を前記第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、
    前記可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、
    前記第1軸および前記第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、前記可動枠を挟み、かつ、前記第1軸及び前記第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、
    前記平面視において、前記コイルの前記環状内に位置するコア材と、を備えたことを特徴とするアクチュエーター。
  2. 請求項1に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記可動部は、
    前記第1軸部が接続された基部と、
    支柱を有する反射部と、を含み、
    前記基部の第1面に前記反射部の前記支柱が固着され、
    前記基部の前記第1面の反対側となる第2面に前記コア材が位置することを特徴とするアクチュエーター。
  3. 請求項1に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記可動部は、
    前記第1軸部が接続された基部と、
    反射部と、を含み、
    前記基部の第1面に前記コア材が位置し、
    前記コア材の前記基部と反対側に前記反射部が位置することを特徴とするアクチュエーター。
  4. 請求項2または請求項3に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記平面視において、前記反射部が前記可動枠を覆って形成されたことを特徴とするアクチュエーター。
  5. 光を反射する反射部を含む可動部と、
    前記可動部を支持する可動枠と、
    前記可動枠を支持する可動枠支持部と、
    前記可動部と前記可動枠とを接続するとともに、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、
    前記可動枠と前記可動枠支持部とを接続するとともに、前記可動枠を前記第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、
    前記可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、
    前記第1軸および前記第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、前記可動枠支持部を挟み、かつ、前記第1軸及び前記第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、
    前記平面視において、前記コイルの前記環状内に位置するコア材と、を備えたことを特徴とする光スキャナー。
  6. 光を反射する反射部を含む可動部と、
    前記可動部を支持する可動枠と、
    前記可動枠を支持する可動枠支持部と、
    前記可動部と前記可動枠とを接続するとともに、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、
    前記可動枠と前記可動枠支持部とを接続するとともに、前記可動枠を前記第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、
    前記可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、
    前記第1軸および前記第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、前記可動枠支持部を挟み、かつ、前記第1軸及び前記第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、
    前記平面視において、前記コイルの前記環状内に位置するコア材と、を備えた光スキャナーと、
    前記光スキャナーに対して光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  7. 光を反射する反射部を含む可動部と、
    前記可動部を支持する可動枠と、
    前記可動枠を支持する可動枠支持部と、
    前記可動部と前記可動枠とを接続するとともに、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、
    前記可動枠と前記可動枠支持部とを接続するとともに、前記可動枠を前記第1軸に交差する第2軸周りに揺動可能に支持する第2軸部と、
    前記可動枠の外形に沿って環状に設けられたコイルと、
    前記第1軸および前記第2軸を含む平面の法線方向からの平面視において、前記可動枠支持部を挟み、かつ、前記第1軸及び前記第2軸に対して傾斜する方向に位置する一対の永久磁石と、
    前記平面視において、前記コイルの前記環状内に位置するコア材と、を備えた光スキャナーと、
    前記光スキャナーに対して光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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