JP2014040179A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カウンタステアの際に運転者に与える違和感を緩和することのできる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】この電動パワーステアリング装置は、操舵機構にアシストトルクを付与するモータの駆動をアシスト指令値Tasに基づき制御するモータ制御装置を備える。モータ制御装置は操舵トルクTh及び車速Vから第1アシスト成分Ta1を演算する。また操舵トルクTh及び第1アシスト成分Ta1から転舵角指令値θp*を演算し、これに転舵角θpを一致させるフィードバック制御により第2アシスト成分Ta2を演算する。モータ制御装置は第1アシスト成分Ta1に第2アシスト成分Ta2を加算してアシスト指令値Tasを演算する。このモータ制御装置は、車両状態検出部46により車両の横滑りを検出したときにアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を小さくするロードインフォメーション補償部45を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、運転者のステアリング操作を補助する電動パワーステアリング装置に関する。
車両の操舵機構にモータの動力を付与することにより運転者のステアリング操作を補助する電動パワーステアリング装置が知られている。従来、この種の電動パワーステアリング装置としては特許文献1に記載の装置がある。
特許文献1の電動パワーステアリング装置は、操舵角に基づき目標操舵トルクを定める第1の規範モデル、及び操舵トルクに基づき操舵系の目標舵角(目標転舵角)を定める第2の規範モデルを備えている。これら両規範モデル(理想モデル)に基づいてモータの駆動が制御される。すなわち、目標操舵トルクに実操舵トルクを追従させるべくトルクフィードバック制御を実行して得られる第1アシスト成分によって、操舵トルクを常に最適な値にすることができる。また目標転舵角に実転舵角を追従させる転舵角フィードバック制御を実行して得られる第2アシスト成分によって、転舵輪からの逆入力振動を打ち消すこともできる。
特許第4453012号公報
ところで、例えば低μ路を走行している車両が旋回中に横滑りしたような場合、オーバステア状態が発生する。この場合、運転者はステアリングホイールを車両の旋回方向と逆方向に操作し、転舵輪を車両の旋回方向と逆方向に転舵させることが車両を安定させるために有効である。この操作は一般にカウンタステアと呼ばれる。
一方、特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置では、運転者がカウンタステアを行ったとき、転舵輪の転舵角が目標転舵角から離間するように変化すれば、転舵角を目標転舵角に戻そうとするアシストトルクが操舵機構に作用する。すなわちカウンタステアの方向と逆方向のアシストトルクが操舵機構に作用する。このため運転者がカウンタステアの際に感じる手応えが大きくなり、運転者に違和感を与えるおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カウンタステアの際に転舵角フィードバック制御により運転者に与える違和感を緩和することのできる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置は、モータから車両の操舵機構にアシストトルクを付与するアシスト機構と、前記モータの駆動をアシスト指令値に基づき制御する制御部と、前記車両の横滑りを検出する車両状態検出部と、を備え、前記制御部は、前記操舵機構に伝達される操舵トルクに基づいて第1アシスト成分を演算する第1アシスト成分演算部と、転舵輪の転舵角の目標値となる転舵角指令値を前記操舵トルクに基づき演算する転舵角指令値演算部と、前記転舵輪の転舵角を前記転舵角指令値に一致させる転舵角フィードバック制御の実行により第2アシスト成分を演算する第2アシスト成分演算部と、前記第1アシスト成分に前記第2アシスト成分を加算した値を基礎として前記アシスト指令値を演算するアシスト指令値演算部と、前記車両状態検出部により前記車両の横滑りを検出したとき、前記車両の横滑りを検出していないときに比べて前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分の絶対値を小さくする調整部と、を有することを要旨とする。
同構成によれば、車両が横滑りしたとき、アシスト指令値に含まれる第2アシスト成分の絶対値が小さくなるため、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクも小さくなる。これにより運転者がカウンタステアを行った際に操舵機構においてカウンタステアと逆方向に作用するトルクが小さくなるため、運転者がカウンタステアの際に感じる違和感を緩和することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、前記調整部は、前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分の絶対値を小さくする際に、その値を漸減することを要旨とする。
同構成によれば、車両が横滑りしたとき、アシスト指令値に含まれる第2アシスト成分の絶対値が漸減するため、アシストトルクの急変を抑制することができる。これにより操舵感が急変しなくなるため、運転者に違和感を与えない。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、前記制御部は、前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分の絶対値を車両状態に応じて小さくする補償部を有し、前記補償部が前記調整部として機能することを要旨とする。
アシスト指令値に第2アシスト成分が含まれると転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクが操舵機構に付与されるため、転舵輪からの逆入力を的確に抑制することができる。しかし転舵輪からの逆入力には路面状態やグリップ力等、走行中の車両に関する多くの情報(以下、「ロードインフォメーション」という。)が含まれており、その全てを打ち消してしまうと運転者は路面状態に対応する操舵感(手応え感)を得ることができないため、操舵感の悪化を招くおそれがある。この問題に対しては、アシスト指令値に含まれる第2アシスト成分の絶対値を小さくする調整度合いを車両状態に応じて可変設定する補償部を設けることが有効である。これによりアシスト指令値に含まれる第2アシスト成分の大きさが車両の走行状態に応じて調整され、転舵輪からの逆入力を必要な分だけ打ち消し、残りをロードインフォメーションとして運転者に伝達することができる。よって運転者は路面状態に応じた操舵感を得ることができる。そして、こうした補償部が設けられている場合、上記構成のように補償部を調整部として機能させることが好ましい。これにより、それぞれを個別に設けた場合に比べて重複する演算処理をなくすことができるため、演算負担を軽減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、前記制御部は、前記操舵トルク及び前記第1アシスト成分を加算して駆動トルクを演算し、前記転舵角指令値演算部は、前記駆動トルクに対する前記転舵角の理想モデルに基づいて前記転舵角指令値を演算し、前記調整部は、前記理想モデルを変更することにより、前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分の絶対値を小さくすることを要旨とする。
転舵角指令値の設定方法としては、操舵トルクから理想モデルを用いて理想的な転舵角指令値を求めることが有効である。これにより理想モデルを調整すれば、操舵トルクに対する転舵輪の転舵動作を任意に変更することができるため、所望の操舵感を実現することが可能となる。そしてこのように理想モデルを利用して転舵角指令値を設定する電動パワーステアリング装置では、上記構成のように、車両の横滑りを検出したときに理想モデルを変更すれば、転舵角指令値が変化するため、転舵角指令値に応じて定まる第2アシスト成分も変化する。よって理想モデルを適宜変更することにより、アシスト指令値に含まれる第2アシスト成分を容易に調整することができる。
本発明の電動パワーステアリング装置によれば、カウンタステアの際に運転者に与える違和感を緩和することができる。
本発明の電動パワーステアリング装置の一実施形態についてその構成を模式的に示すブロック図。 実施形態の電動パワーステアリング装置についてそのモータ制御装置の構成を示すブロック図。 実施形態の電動パワーステアリング装置についてそのモータ制御装置の構成を示す制御ブロック図。 操舵トルク、車速、及び第1アシスト成分の関係を示すグラフ。 実施形態の電動パワーステアリング装置についてその転舵角指令値演算部の構成を示す制御ブロック図。 実施形態の電動パワーステアリング装置についてそのロードインフォメーション補償部の構成を示す制御ブロック図。 実施形態の電動パワーステアリング装置についてロードインフォメーション切り替え部によるロードインフォメーションゲインの補正態様の一例を示すタイムチャート。
以下、本発明の電動パワーステアリング装置を具体化した一実施形態について図1〜図7を参照して説明する。
図1に示すように、この電動パワーステアリング装置は、運転者のステアリングホイール10の操作に基づき転舵輪15を転舵させる操舵機構1、及び運転者のステアリング操作を補助するアシスト機構2を備えている。
操舵機構1は、ステアリングホイール10と一体となって回転するステアリングシャフト11を備えている。ステアリングシャフト11は、ステアリングホイール10の中心に連結されたコラムシャフト11a、コラムシャフト11aの下端部に連結されたインターミディエイトシャフト11b、及びインターミディエイトシャフト11bの下端部に連結されたピニオンシャフト11cからなる。ピニオンシャフト11cの下端部にはラックアンドピニオン機構12を介してラックシャフト13が連結されている。これにより運転者のステアリング操作に伴いステアリングシャフト11が回転すると、その回転運動がラックアンドピニオン機構12を介してラックシャフト13の軸方向の往復直線運動に変換される。このラックシャフト13の往復直線運動がその両端に連結されたタイロッド14を介して転舵輪15に伝達されることにより転舵輪15の転舵角θpが変化し、車両の進行方向が変更される。
アシスト機構2は、コラムシャフト11aにアシストトルクを付与するモータ20を備えている。モータ20は三相交流モータからなる。このモータ20の回転がギア機構21を介してコラムシャフト11aに伝達されることによりステアリングシャフト11にモータトルクが付与され、ステアリング操作が補助される。
また、この電動パワーステアリング装置には、ステアリングホイール10の操作量や車両の状態量を検出する各種センサが設けられている。例えばコラムシャフト11aには、運転者のステアリング操作に際してステアリングシャフト11に付与されるトルク(操舵トルク)Thを検出するトルクセンサ4が設けられている。車両には、その走行速度Vを検出する車速センサ5、及び車体の旋回方向の回転角の変化速度であるヨーレートYRを検出するヨーレートセンサ6が設けられている。モータ20には、その回転角θmを検出する回転角センサ7が設けられている。これらのセンサの出力はモータ制御装置(制御部)3に取り込まれている。モータ制御装置3は各センサの出力に基づいてモータ20の駆動を制御する。
図2に示すように、モータ制御装置3は、車載バッテリ等の電源(電源電圧「+Vcc」)から供給される直流電流を三相(U相、V相、W相)の交流電流に変換するインバータ回路30、及びインバータ回路30をPWM(パルス幅変調)駆動するマイコン31を備えている。
インバータ回路30はマイコン31からのPWM駆動信号に基づいて、電源から供給される直流電流を三相交流電流に変換する。この三相交流電流は給電線WLを介してモータ20に供給される。
給電線WLには、同給電線WLを流れる各相電流値Iを検出する電流センサ32が設けられている。電流センサ32の出力はマイコン31に取り込まれている。
マイコン31にはトルクセンサ4、車速センサ5、ヨーレートセンサ6、及び回転角センサ7のそれぞれの出力も取り込まれている。マイコン31は、各センサにより検出される操舵トルクTh、車速V、ヨーレートYR、モータ回転角θm、及び各相電流値Iに基づいてPWM駆動信号を生成する。そしてマイコン31は、このPWM駆動信号をインバータ回路30に出力することでインバータ回路30をPWM駆動し、モータ20の駆動を制御する。
次に、図3の制御ブロックを参照してマイコン31によるモータ20の駆動制御について詳述する。
図3に示すようにマイコン31は、操舵トルクTh、車速V、モータ回転角θm、及びヨーレートYRに基づいてアシスト指令値Tasを演算するアシスト指令値演算部40を備えている。
アシスト指令値演算部40は、アシスト指令値Tasの基礎成分である第1アシスト成分Ta1を演算する基本アシスト成分演算部(第1アシスト成分演算部)41を備えている。基本アシスト成分演算部41は、例えば図4に示すように操舵トルクThの絶対値が大きくなるほど、また車速Vが遅くなるほど第1アシスト成分Ta1の絶対値をより大きな値に設定する。基本アシスト成分演算部41は、図4に示すようなマップを用いて車速V及び操舵トルクThから第1アシスト成分Ta1を演算する。
図3に示すように、アシスト指令値演算部40は、基本アシスト成分演算部41で演算された第1アシスト成分Ta1の値に対して補正値Trを減算する補正を行い、補正後の第1アシスト成分Ta1’を転舵角指令値演算部42に入力する。
転舵角指令値演算部42には、補正後の第1アシスト成分Ta1’の他、操舵トルクThの情報も取り込まれている。転舵角指令値演算部42は補正後の第1アシスト成分Ta1’と操舵トルクThとを加算して駆動トルクTdを求め、求めた駆動トルクTdから理想モデルに基づいて転舵角指令値θp*を演算する。転舵角指令値θp*は転舵角θpの目標値である。本実施形態の理想モデルは以下のように設定されている。
理想モデルは、ステアリングシャフト11やモータ20等、電動パワーステアリング装置を構成する各要素の特性に依存するEPS側理想モデルと、電動パワーステアリング装置が搭載される車両側の特性に依存する車両側理想モデルとに分けられる。EPS側理想モデルは、転舵角θpの1階時間微分値θp´に比例する粘性項、及び転舵角θpの2階時間微分値θp´´に比例する慣性項により構成可能である。粘性項は、操舵機構1とその周囲を覆うハウジング等との間に作用する摩擦等により決定される。慣性項は、運転者のステアリング操作の際に操舵機構1に発生する慣性運動により決定される。一方、車両側理想モデルは、転舵角θpに比例するばね項により構成可能である。ばね項は、車両のサスペンションやホールアライメントの仕様、転舵輪15のグリップ力等により決定される。そこで本実施形態では、駆動トルクTdを、これらばね項、粘性項、及び慣性項の総和としてモデル化している。すなわち、ばね項の比例定数であるばね係数をK、粘性項の比例定数である粘性係数をC、及び慣性項の比例定数である慣性モーメントをJとすると、駆動トルクTdは以下の式(1)でモデル化されている。
Td=K×θp+C×θp´+J×θp´´・・・(1)
転舵角指令値演算部42は、この式(1)を利用して駆動トルクTdから転舵角指令値θp*を演算する。詳しくは図5に示すように転舵角指令値演算部42は、まず、補正後の第1アシスト成分Ta1’と操舵トルクThとを加算して駆動トルクTdを算出する。そして、この駆動トルクTdからばね項「K×θp*」及び粘性項「C×θp*´」を減算することにより慣性項「J×θp*´´」を算出する。そして、この慣性項「J×θp*´´」を慣性モーメントJで除算することにより2階時間微分値θp´´を算出し、この2階時間微分値θp´´を積分して1階時間微分値θp´を算出する。また1階時間微分値θp´を更に積分することにより転舵角指令値θp*を算出する。そして図3に示すように転舵角指令値演算部42は、演算した転舵角指令値θp*を転舵角フィードバック制御部43に出力する。
一方、図1に示すようにモータ20はギア機構21を介してコラムシャフト11aに連結されているため、モータ回転角θmとステアリングシャフト11の回転角との間には相関関係がある。そのためモータ回転角θmと転舵輪15の転舵角θpとの間にも相関関係がある。図3に示すようにアシスト指令値演算部40は、こうした相関関係を利用してモータ回転角θmから転舵輪15の転舵角θpを演算する転舵角演算部44を備えている。転舵角演算部44は、演算した転舵角θpを転舵角フィードバック制御部43に出力する。
転舵角フィードバック制御部43は、転舵角θpを転舵角指令値θp*に一致させるべく、それらの偏差に基づくフィードバック制御を行い、第2アシスト成分Ta2を生成する。このように本実施形態では転舵角フィードバック制御部43が第2アシスト成分演算部となっている。
アシスト指令値演算部40は、補正後の第1アシスト成分Ta1’と第2アシスト成分Ta2とを加算することでアシスト指令値Tasを算出し、このアシスト指令値Tasを電流指令値演算部50に出力する。
電流指令値演算部50はアシスト指令値Tasに基づいてd/q座標系におけるq軸上の電流指令値Iq*を演算し、この電流指令値Iq*をPWM駆動信号生成部60に出力する。なお本実施形態においてd軸上の電流指令値Id*は「0」とされており、電流指令値演算部50は、この電流指令値Id*もPWM駆動信号生成部60に出力する。
PWM駆動信号生成部60には電流指令値演算部50からの電流指令値Id*,Iq*の他、各相電流値I及びモータ回転角θmの情報も取り込まれている。PWM駆動信号生成部60はモータ回転角θmを用いて各相電流値Iをd/q座標系のd軸電流値及びq軸電流値に変換する。そしてd軸電流値が電流指令値Id*となり、q軸電流値が電流指令値Iq*となるようにそれらの偏差に基づくフィードバック制御を行い、PWM駆動信号を生成する。これにより上記インバータ回路30がPWM駆動し、モータ20からアシストトルクがステアリングシャフト11に付与される。
このような構成によれば、転舵角フィードバック制御により生成される第2アシスト成分Ta2がアシスト指令値Tasに含まれるため、転舵輪15の転舵角θpが転舵角指令値θp*に追従するように制御される。この転舵角フィードバック制御により転舵輪15の転舵角θpが転舵角指令値θp*に維持されるため、外乱に起因する操舵機構1の振動を的確に抑制することができる。また図5に示した転舵角指令値演算部42におけるばね係数K、粘性係数C、及び慣性モーメントJのそれぞれの値を適宜調整することにより、搭載車両の実際の特性によらず、任意の特性を制御により形成することができる。すなわち所望の操舵感を実現することができる。
上記のように転舵角フィードバック制御を行った場合、転舵輪15からの逆入力を効果的に打ち消すことができる。しかし運転者は、操舵機構1を介してステアリングホイール10に伝達される逆入力から路面状態や転舵輪15のグリップ力等、走行中の車両に関する多くのロードインフォメーションを取得する。このため転舵輪15からの逆入力を全て打ち消してしまうと、運転者はロードインフォメーションをステアリングホイール10から得ることができず、操舵感の悪化を招くおそれがある。また直進制動時に生ずる逆入力振動は車速Vとともに増大するため、車両が高速で走行している場合には車両走行の安定性を確保するために逆入力振動を抑制することが望ましい。そこで本実施形態では、車両が低速走行している際に、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を小さくするようにしている。
また転舵角フィードバック制御を実行すると、車両の横滑りに際して運転者がカウンタステアを行った際に、カウンタステアの方向と逆方向のトルクが操舵機構1に作用する可能性がある。これが運転者の違和感となる。そこで本実施形態では、車両の横滑りを検出した際にも、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値小さくするようにしている。
なお本実施形態では図3に示すように第1アシスト成分Ta1から補正値Trを減算することにより、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2を実質的に調整する。以下、補正値Trの演算方法について詳述する。
図3に示すように、アシスト指令値演算部40は、車両の横滑りを検出する車両状態検出部46、及び補正値Trを演算するロードインフォメーション補償部45を備えている。
車両状態検出部46には車速V、ヨーレートYR、及び転舵角演算部44で演算される転舵角θpの情報が取り込まれている。車両状態検出部46は転舵角θp及び車速Vに基づいて車体の推定ヨーレートYReを演算する。そして車両状態検出部46は推定ヨーレートYReと実際のヨーレートYRとの偏差が第1の閾値以上である場合、あるいは第2の閾値以下である場合、車両が横滑りしたと判定する。車両状態検出部46は、車両が横滑りしていると判定した場合、その旨をロードインフォメーション補償部45に通知する。
ロードインフォメーション補償部45には第2アシスト成分Ta2の値及び車速Vが取り込まれている。図6に示すようにロードインフォメーション補償部45はゲイン演算部45aとゲイン切替部45bとを備えている。ゲイン演算部45aは車速Vに基づいてゲインKrを演算する。ゲイン演算部45aは、図中に示すように、車速Vが「0≦V<V1」の範囲である低速走行時には、ゲインKrを「1」に設定する。また車速Vが「V1≦V<V2」の範囲である中速走行時には、車速Vが速くなるほどゲインKrを「1」から「0」の範囲でリニアに減少させる。さらに車速Vが「V2≦V」の範囲である高速走行時には、ゲインKrを「0」に設定する。ゲイン演算部45aは、演算したゲインKrをゲイン切替部45bに出力する。
ゲイン切替部45bは車両状態検出部46からの横滑り検出通知に基づきゲインKrを補正し、補正後のゲインKr’を出力する。詳しくは、ゲイン切替部45bは、図7に示すように時刻t1で車両状態検出部46から横滑り検出通知があると、その値が「1」になるまでゲインKrを漸増させ、ゲインKrが「1」になると(時刻t2)、その値を維持する。なお、横滑り検出通知があった時点でゲインKrの値が「1」である場合には、ゲインKrの値をそのまま維持する。またゲイン切替部45bは車両状態検出部46から横滑り検出通知が無い場合には、ゲインKrの値を補正後のゲインKr’としてそのまま出力する。
そしてロードインフォメーション補償部45は、ゲイン切替部45bで演算された補正後のゲインKr’を第2アシスト成分Ta2に乗算することで補正値Trを演算する。
次に本実施形態の作用について説明する。
車両が横滑りしていない場合、ゲイン切替部45bはゲインKrの補正を行わない。このため図6に示すように、補正前のゲインKrと補正後のゲインKr’との間には、「Kr=Kr’」なる関係が成立する。この場合、補正後の第1アシスト成分Ta1’及びアシスト指令値Tasは車速Vに応じて以下の(b1)〜(b3)に示すように算出される。
(b1)車速Vが「0≦V<V1」を満たす低速走行時。この場合、補正後のゲインKr’が「1」に設定されるため、補正値Trは第2アシスト成分Ta2と同一の値となる。このため補正後の第1アシスト成分Ta1’は「Ta1−Ta2」となる。よってアシスト指令値Tasは「Ta1」となる。
(b2)車速Vが「V1≦V<V2」を満たす中速走行時。この場合、補正後のゲインKr’が「1≧K>0」の範囲で変化するため、補正値Trは「Ta2≧Tr>0」の範囲で変化する。このため補正後の第1アシスト成分Ta1’は「Ta1−Kr・Ta2」となる。よってアシスト指令値Tasは「Ta1+(1−Kr)Ta2」となる。
(b3)車速Vが「V2≦V」を満たす高速走行時。この場合、補正後のゲインKr’が「0」に設定されるため、補正値Trは「0」となる。このため補正後の第1アシスト成分Ta1’は「Ta1」となる。よってアシスト指令値Tasは「Ta1+Ta2」となる。
このように本実施形態のロードインフォメーション補償部45は、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を車速Vに応じて小さくする補償部となっている。
このような構成によれば、低速走行時には、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が完全に除去されるため、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクがステアリングシャフト11に作用しなくなる。よって転舵輪15からの逆入力が打ち消されることなく運転者に伝達されるため、運転者はロードインフォメーションを取得することができる。一方、車速Vが速くなるほど、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が大きくなり、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクがステアリングシャフト11に作用するようになる。特に車速Vが速度V2以上となる高速走行時には、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクによって転舵輪15からの逆入力を打ち消すことができる。これにより高速走行時における車両走行の安定性を的確に確保することができる。
一方、車両が横滑りした場合、図6に示すように補正後のゲインKr’が「1」に設定されるため、上記(b1)の場合と同様にアシスト指令値Tasは「Ta1」となる。すなわち転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクがステアリングシャフト11に作用しなくなる。これにより転舵輪15の転舵角θpを転舵角指令値θp*とするようなアシストトルクが操舵機構1に作用しなくなる。よって車両の横滑りに際して運転者がカウンタステアを行った際に、操舵機構1においてカウンタステアと逆方向に作用するアシストトルクが無くなるため、運転者の違和感を払拭することができる。
また本実施形態のゲイン切替部45bは、車両が横滑りした際、補正後のゲインKr’を「1」まで漸増させる。これによりアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が漸減するため、アシストトルクの急変を抑制することができる。その結果、操舵感の急変を抑制することができるため、運転者の違和感を緩和することができる。
以上説明したように、本実施形態の電動パワーステアリング装置によれば以下の効果が得られる。
(1)アシスト指令値演算部40には、車両の横滑りを検出する車両状態検出部46を設けた。そして車両状態検出部46により車両の横滑りを検出したとき、車両の横滑りを検出していないときに比べてアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を小さくすることとした。これにより、車両の横滑りに際して運転者がカウンタステアを行ったときに、運転者に与える違和感を緩和することができる。
(2)アシスト指令値演算部40では、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を小さくする際に、その値を漸減することとした。これによりアシスト指令値Tasの急変を抑制することができるため、操舵感の急変を抑制することができる。よって運転者に違和感を与えない。
(3)アシスト指令値演算部40では、ロードインフォメーション補償部45を、車両の横滑りを検出した際にアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を小さくする調整部として機能させることとした。これにより、それぞれを個別に設けた場合に比べて重複する演算処理をなくすことができるため、演算負担を軽減することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では車速Vに応じてゲインKrを変更したが、制動時には、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が小さくなりすぎないようにゲインKrを「1」に近づけることが望ましい。制動時には、ノイズとして認識され易い比較的周波数の高い振動が発生するが、上記のように転舵角フィードバック制御の実行による振動抑制作用を有効に機能させることにより、ノイズとなる逆入力振動を効果的に抑制できる。またゲインKrを「1」にしなければ、運転者はロードインフォメーションを得ることも可能である。
・上記実施形態では、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の調整をロードインフォメーション補償部45を利用して行った。これに代えて、例えば転舵角指令値演算部42の理想モデルを変更することで、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の調整を行ってもよい。詳しくは、車両状態検出部46からの横滑り検出通知を転舵角指令値演算部42に取り込む。そして転舵角指令値演算部42では車両状態検出部46から横滑り検出通知があった場合、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が小さくなるように各係数K,C,Jの値を変更する。なお運転者がカウンタステアを行った際に操舵機構1においてカウンタステアと逆方向に作用するアシストトルクは主に、第2アシスト成分Ta2に含まれるばね項「K×θp」に起因するものである。よって転舵角指令値演算部42では、車両状態検出部46から横滑り検出通知があったとき、ばね係数Kを小さくすれば運転者の違和感をより効果的に緩和することができる。
・上記実施形態では、車両の横滑りの検出時に補正後のゲインKr’の値を「1」に設定したが、これに代えて、補正後のゲインKr’の値を「1」よりも小さい値に設定してもよい。換言すれば、車両の横滑りが検出されたとき、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2を完全に除去するといった方法に代えて、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を小さくするといった方法を採用してもよい。このような構成であっても車両の横滑り検出時に、カウンタステア時に作用する転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクは小さくなるため、運転者の違和感を緩和することが可能である。さらに転舵輪15からの逆入力振動が完全には打ち消されないので、運転者はロードインフォメーションを得ることも可能である。
・上記実施形態では、車両の横滑りの検出時に補正後のゲインKr’の値を「1」まで漸増させたが、これに代えて、車両の横滑りの検出時に補正後のゲインKr’の値を「1」に設定してもよい。換言すれば、車両の横滑りの検出時に、第2アシスト成分Ta2が即時無効となるようにアシスト指令値Tasを調整してもよい。
・上記実施形態では、本発明を、ロードインフォメーション補償部45が設けられた電動パワーステアリング装置に適用したが、ロードインフォメーション補償部45が設けられていない電動パワーステアリング装置にも適用可能である。この場合、車両の横滑りの検出時に、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を小さくする補償部を別途設ければよい。
・上記実施形態では、転舵角指令値演算部42で用いられる理想モデルとして図5に例示したモデルを用いたが、同理想モデルは適宜変更可能である。例えば操舵トルクThのみに基づいて転舵角指令値θp*を設定する理想モデルなどを用いてもよい。
・転舵角指令値演算部42は、理想モデルを用いて転舵角指令値θp*を演算するものに限らない。例えば基本アシスト成分演算部41のように、マップ演算により転舵角指令値θp*を演算するものであってもよい。
・上記実施形態では、転舵輪15の転舵角θpを検出する検出部として回転角センサ7及び転舵角演算部44を用いたが、本発明はこのような構成に限定されない。例えばステアリングシャフト11の回転角を検出するセンサや、転舵輪15の転舵角θpを直接検出するセンサ等を用いてもよい。
・転舵角フィードバック制御は、例えばインターミディエイトシャフト11bの回転角やピニオンシャフト11cの回転角など、転舵角θpに換算可能な適宜の回転軸の回転角を利用して行ってもよい。
・基本アシスト成分演算部41では、操舵トルクTh及び車速Vに基づいて第1アシスト成分Ta1を設定したが、例えば操舵トルクThのみに基づいて第1アシスト成分Ta1を設定してもよい。また操舵トルクThに対する第1アシスト成分Ta1の変化勾配(アシスト勾配)に基づいてトルクセンサ4の検出操舵トルクThの位相を変化させる、いわゆる位相補償制御を実行してもよい。さらに第1アシスト成分Ta1の微分値が大きいほど第1アシスト成分Ta1を大きくする、いわゆるトルク微分制御を実行してもよい。
・上記実施形態では、車体のヨーレートYRとその推定値YReとに基づいて車両の横滑りを検出したが、車両の横滑りの検出方法はこれに限られない。例えば車両の横滑りを検出したときにこれを抑制するように車両のスタビリティコントロールを実行するVSC装置が車両に搭載されている場合には、VSC装置からの通知に基づいて車両の横滑りを検出してもよい。
・上記実施形態では、本発明を、コラムシャフト11aにアシストトルクを付与する電動パワーステアリング装置に適用した。これに変えて、例えばピニオンシャフト11cにアシストトルクを付与する電動パワーステアリング装置や、ラックシャフト13にアシストトルクを付与する電動パワーステアリング装置に本発明を適用してもよい。
Ta1…第1アシスト成分、Ta2…第2アシスト成分、Tas…アシスト指令値、Th…操舵トルク、Td…駆動トルク、θp…転舵角、θp*…転舵角指令値、1…操舵機構、2…アシスト機構、3…モータ制御装置(制御部)、15…転舵輪、20…モータ、40…アシスト指令値演算部、41…基本アシスト成分演算部(第1アシスト成分演算部)、42…転舵角指令値演算部、43…転舵角フィードバック制御部(第2アシスト成分演算部)、45…ロードインフォメーション補償部、46…車両状態検出部。

Claims (4)

  1. モータから車両の操舵機構にアシストトルクを付与するアシスト機構と、
    前記モータの駆動をアシスト指令値に基づき制御する制御部と、
    前記車両の横滑りを検出する車両状態検出部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記操舵機構に伝達される操舵トルクに基づいて第1アシスト成分を演算する第1アシスト成分演算部と、
    転舵輪の転舵角の目標値となる転舵角指令値を前記操舵トルクに基づき演算する転舵角指令値演算部と、
    前記転舵輪の転舵角を前記転舵角指令値に一致させる転舵角フィードバック制御の実行により第2アシスト成分を演算する第2アシスト成分演算部と、
    前記第1アシスト成分に前記第2アシスト成分を加算した値を基礎として前記アシスト指令値を演算するアシスト指令値演算部と、
    前記車両状態検出部により前記車両の横滑りを検出したとき、前記車両の横滑りを検出していないときに比べて前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分の絶対値を小さくする調整部と、を有する
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記調整部は、前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分の絶対値を小さくする際に、その値を漸減する
    請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記制御部は、
    前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分の絶対値を車両状態に応じて小さくする補償部を有し、
    前記補償部が前記調整部として機能する
    請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記制御部は、前記操舵トルク及び前記第1アシスト成分を加算して駆動トルクを演算し、
    前記転舵角指令値演算部は、前記駆動トルクに対する前記転舵角の理想モデルに基づいて前記転舵角指令値を演算し、
    前記調整部は、前記理想モデルを変更することにより、前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分の絶対値を小さくする
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置。
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