JP2014039494A - 釣竿 - Google Patents

釣竿 Download PDF

Info

Publication number
JP2014039494A
JP2014039494A JP2012183294A JP2012183294A JP2014039494A JP 2014039494 A JP2014039494 A JP 2014039494A JP 2012183294 A JP2012183294 A JP 2012183294A JP 2012183294 A JP2012183294 A JP 2012183294A JP 2014039494 A JP2014039494 A JP 2014039494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fishing line
guide
fishing
fishing rod
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012183294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5984292B2 (ja
Inventor
Masahiko Matsumoto
聖比古 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP2012183294A priority Critical patent/JP5984292B2/ja
Publication of JP2014039494A publication Critical patent/JP2014039494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5984292B2 publication Critical patent/JP5984292B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fishing Rods (AREA)

Abstract

【課題】魚の通常の引きに対しては竿の柔軟性でそれを吸収緩和しつつ、途中で魚が急な突っ込みを見せた時や想定外の大物が掛かったような場合でもそれに十分に対応することができる釣竿を提供する。
【解決手段】ラインテンションが掛かって釣竿が曲がった状態において釣竿の曲がり具合が相対的に小さいときには釣り糸1を案内せず、釣竿の曲がり具合が相対的に大きくなると釣り糸1を案内する大曲がり用の釣り糸ガイドGBを備えている。常時案内用の釣り糸ガイドGAと大曲がり用の釣り糸ガイドGBとが交互に配置された区間Sを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、釣り糸を案内する釣り糸ガイドが装着された釣竿に関する。
釣り糸を案内する釣り糸ガイドが竿本体の外側に装着された、いわゆる外ガイド方式の釣竿は例えば磯竿等において多様され、対象魚が小さい場合に対応した比較的柔らかい調子のものから、大物用の硬いものまで多くの種類が存在している。釣り人はターゲットとなる魚種やサイズ、釣り場の状況等に応じて、更には自身の好みも加味した上で、今回の釣行に適した竿を選択する。
竿の調子が柔らかいと、魚とのやりとりを楽しむことができ、針掛かりした魚がばれにくくなる反面、魚に主導権を握られやすくなるので、想定以上の大物が掛かった場合や、魚が手前で急に下に突っ込んだ場合等においては、その魚の動きを止めることが難しくなり、取り込みが難しい。逆に、竿の調子が硬いと、ロッドパワーで魚を楽に浮き上がらせて引き寄せて来ることができる反面、針掛かりは若干悪くなり、魚もばれやすくなり、また魚とのやりとりを楽しむという要素も低下する。
特開2009−273443号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、魚の通常の引きに対しては竿の柔軟性でそれを吸収緩和しつつ、途中で魚が急な突っ込みを見せた時や想定外の大物が掛かったような場合でもそれに十分に対応することができる釣竿を提供することを課題とする。
外ガイド方式の釣竿においては、釣り糸ガイドの配置やサイズ等の仕様であるガイドセッティングが重要となる。同じ調子の竿本体(ブランク)であっても、装着する釣り糸ガイドの個数が少ない場合には、相対的に柔らかい調子となって竿の張った感じや腰は弱くなる。逆に、釣り糸ガイドの個数が多い場合には、相対的に硬い調子となって竿の張った感じや腰は強くなる。本発明者はこの点に着目して検討を重ねた結果、従来にはない斬新なガイドセッティングに関する本発明を完成させたものである。
即ち、本発明に係る釣竿は、釣り糸を案内するための釣り糸ガイドが竿本体の外側に設けられた釣竿において、ラインテンションが掛かって釣竿が曲がった状態において釣竿の曲がり具合が相対的に小さいときには釣り糸を案内せず、釣竿の曲がり具合が相対的に大きくなると釣り糸を案内する大曲がり用の釣り糸ガイドを備えていることを特徴とする。尚、ラインテンションが掛かって釣竿が曲がった状態において釣り糸を案内するとは、単に釣り糸ガイドに釣り糸が接触している状態ではなく、ラインテンションが釣り糸ガイドに作用している状態を意味する。
該構成の釣竿にあっては、釣竿の曲がり具合が相対的に大きくなったときに初めて釣り糸を実質上案内する大曲がり用の釣り糸ガイドを備えているので、例えば、魚が掛かってもそれほど引きが強くない場合には大曲がり用の釣り糸ガイドは釣り糸を実質上案内しない。従って、その状態では相対的に柔らかい調子となって魚の針外れを防止できる。また、想定外の大物が掛かったような場合や魚が急な突っ込みを見せたような場合において釣竿が大きく曲がると、大曲がり用の釣り糸ガイドが釣り糸を実質上案内するので、釣竿の腰が強くなり、大物の引きや急な突っ込みにも十分に対応することができる。
特に、ラインテンションが掛かって釣竿が曲がった状態において釣り糸を常時案内する隣り合った二つの常時案内用の釣り糸ガイドの間に、前記大曲がり用の釣り糸ガイドが配置されていることが好ましい。大曲がり用の釣り糸ガイドの配置態様は種々あるが、大曲がり用の釣り糸ガイドが連続して配置されると、常時案内用の釣り糸ガイドの間隔が長くなり、釣竿の曲がり具合が相対的に小さいときにおいて調子が柔らかくなり過ぎる。従って、隣り合う二つの常時案内用の釣り糸ガイドの間に大曲がり用の釣り糸ガイドを配置することにより、常時案内用の釣り糸ガイドの間隔が大きくなり過ぎずに適度な調子に設定することができる。
更に、釣り糸を案内するリング部の内周面の全周のうち竿本体の表面から最も遠いガイドポイントを最遠ガイドポイントとしたとき、釣竿が曲がっていないフリー状態において、隣り合う二つの常時案内用の釣り糸ガイドの最遠ガイドポイント同士を結んだ直線に対して、該二つの常時案内用の釣り糸ガイドの間に位置する前記大曲がり用の釣り糸ガイドの最遠ガイドポイントが外側に位置していることが好ましい。このように常時案内用の釣り糸ガイドの最遠ガイドポイント同士を結んだ直線に対して、大曲がり用の釣り糸ガイドの最遠ガイドポイントが外側に位置していることで、釣竿の曲がり具合が相対的に大きくなったときに初めて釣り糸を案内する大曲がり用の釣り糸ガイドを容易に構成できる。
その場合、大曲がり用の釣り糸ガイドのリング部をその両側に位置する常時案内用の釣り糸ガイドのリング部に比して大きくすることによって、簡単な構成で、常時案内用の釣り糸ガイドの最遠ガイドポイント同士を結んだ直線に対して、大曲がり用の釣り糸ガイドの最遠ガイドポイントを外側に位置させることができる。
同様に、大曲がり用の釣り糸ガイドの脚部をその両側に位置する常時案内用の釣り糸ガイドの脚部に比して長くすることによって、簡単な構成で、常時案内用の釣り糸ガイドの最遠ガイドポイント同士を結んだ直線に対して、大曲がり用の釣り糸ガイドの最遠ガイドポイントを外側に位置させることができる。
また、常時案内用の釣り糸ガイドと大曲がり用の釣り糸ガイドとが交互に配置された区間を有していることが好ましい。常時案内用の釣り糸ガイドと大曲がり用の釣り糸ガイドとを交互に配置することで、常時案内用の釣り糸ガイド同士の間隔が広がり過ぎることがなく、また、一つ置きに配置された大曲がり用の釣り糸ガイドによって急な突っ込み等に対して余裕を持って対応することができる。
また、ラインテンションが掛かって釣竿が曲がった状態において最も大きく曲がる区間に大曲がり用の釣り糸ガイドが配置されていることが好ましく、急な突っ込み等に対して大曲がり用の釣り糸ガイドがラインテンションを竿本体に確実に伝達する。
以上のように、本発明に係る釣竿にあっては、釣竿の曲がり具合が相対的に大きくなったときに初めて釣り糸を実質上案内する大曲がり用の釣り糸ガイドを備えているので、魚の通常の引きに対しては竿本体の柔軟性でそれを吸収緩和でき、また、魚が急な突っ込みを見せた時や想定外の大物が掛かったような場合でも、大曲がり用の釣り糸ガイドが釣り糸の案内に加わってラインテンションを竿本体に伝達することで十分に対応することができる。
本発明の一実施形態における釣竿の釣り糸ガイドの構成を説明するための図であって、(a)は正面図、(b)は断面図。 同実施形態における釣竿のガイドセッティングを示す要部正面図。 図2のP部を拡大した、一部破断線を含む要部正面図。 同実施形態における釣竿が曲がった状態を示す模式図であって、(a)は曲がり具合が相対的に小さい場合を示し、(b)は曲がり具合が相対的に大きい場合を示している。 本発明の他の実施形態における釣竿の要部を示す図2に対応した要部正面図。
以下、本発明の一実施形態に係る釣竿について図1乃至図4を参酌しつつ説明する。図1には本実施形態の釣竿に装着されている釣り糸ガイドGが示されている。該釣り糸ガイドGは、全体として三つの部分を有している。即ち、釣り糸ガイドGは、釣り糸1を案内するためのリング部10と、釣り糸ガイドGを竿本体2に取り付けるための取付部11と、リング部10を支持すべくリング部10と取付部11とを連結する脚部12とを有している。リング部10には釣り糸1が挿通する糸挿通孔が形成されている。本実施形態においてリング部10は竿本体2の軸線方向に対して略直角に起立しており、従って、その糸挿通孔の軸線は竿本体2の軸線方向と略平行である。取付部11は、本実施形態では竿本体2の外周面に対して竿本体2の軸線方向にスライド移動可能である。詳細には、取付部11は、竿本体2が挿通する竿挿通孔13を有する筒状に形成されており、竿本体2の外周面が竿元側に向けて所定のテーパ形状で拡径していくことから、竿元側にスライドさせることで竿本体2の所定箇所に自動的に停止してそれ以上竿元側には移動できなくなる。尚、スライド移動可能な釣り糸ガイドGを最本体2の所定箇所に停止させる構成は種々存在し、何れの構成であってもよい。脚部12はリング部10を支持すると共にそれ自体の竿本体2に対する起立角度によってリング部10の竿本体2に対する傾きが決まり、また、リング部10の竿本体2からの離間距離も決まる。
より具体的には、本実施形態の釣り糸ガイドGは、フレーム20と筒体21とガイドリング22とを備えている。フレーム20は、例えばステンレスやチタン等の金属製からなり、板状に形成されていて、筒体21を保持する部分である基部30と、ガイドリング22を保持する部分であるリング保持部31と、基部30とリング保持部31との間に位置する脚部12とから構成されている。基部30には貫通孔が形成され、該貫通孔に筒体21が挿入され固定されている。リング保持部31にも貫通孔が形成されていて該貫通孔にガイドリング22が挿入固定されている。筒体21は例えば合成樹脂からなり、竿本体2が挿通する竿挿通孔13を有している。また、ガイドリング22は例えばセラミック等の耐摩耗性に優れた硬質材料からなる円形であって、釣り糸1が挿通する糸挿通孔を有しており、その内周面で釣り糸1を案内する。ガイドリング22の内周面のうち竿本体2の外周面から最も遠いガイドポイントを最遠ガイドポイント32と称することにするが、竿本体2の外周面から最遠ガイドポイント32までの距離を図1(b)に符号Hで示している。該竿本体2の外周面から最遠ガイドポイント32までの距離Hは、主として、ガイドリング22の大きさ即ち口径や、脚部12の長さによって変化する。かかるフレーム20のリング保持部31とガイドリング22からリング部10が構成され、フレーム20の基部30と筒体21とから取付部11が構成される。
図2に一例として振り出し式の磯竿の穂先側所定領域を示している。該釣竿は、常時案内用の釣り糸ガイドGAの他に大曲がり用の釣り糸ガイドGBを備えている。常時案内用の釣り糸ガイドGAは、ラインテンションが掛かって釣竿が曲がった状態において常に釣り糸1を案内するものであって、従って、釣竿の曲がり具合が相対的に小さいときにも釣り糸1を案内し、釣竿の曲がり具合が相対的に大きいときにも同様に釣り糸1を案内する。この常時案内用の釣り糸ガイドGAは、従来と同様のガイドセッティングにおける釣り糸ガイドである。一方、大曲がり用の釣り糸ガイドGBは、ラインテンションが掛かって釣竿が曲がった状態において釣竿の曲がり具合が相対的に小さいときには釣り糸1を案内しないものの、そこから更に釣竿が曲がってその曲がり具合が相対的に大きくなると釣り糸1を案内するものである。
図2には、トップガイドとも称される一番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA1から八番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA8までを図示しているが、これら一番目から八番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA1,GA2,・・・,GA8の配置やサイズ等の仕様が一般的な磯竿におけるガイドセッティングである。この釣竿において最も大きく曲がる区間Sに大曲がり用の釣り糸ガイドGBが配置されている。このラインテンションが掛かったときに最も大きく曲がる区間Sは、竿本体2の調子によってその位置が変わり、先調子であれば穂先側に位置し、胴調子であれば竿元側に位置する。この区間Sにおいては常時案内用の釣り糸ガイドGAと大曲がり用の釣り糸ガイドGBとが交互に配置されている。即ち、五番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA5と六番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA6との間に一番目の大曲がり用の釣り糸ガイドGB1が配置され、六番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA6と七番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA7との間に二番目の大曲がり用の釣り糸ガイドGB2が配置され、七番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA7と八番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA8との間に三番目の大曲がり用の釣り糸ガイドGB3が配置されている。これら一番目から三番目の大曲がり用の釣り糸ガイドGB1,GB2,GB3は、五番目から八番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA5,GA6,GA7,GA8の配置や互いの離間距離を変更することなく、それらの間に割り込む形で配置されている。従って、この区間S(五番目から八番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA5,GA6,GA7,GA8)においては、釣り糸ガイドGが密に配置されることになり、特に、五番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA5と一番目の大曲がり用の釣り糸ガイドGB1との間のガイド間距離L1(離間距離)は、その前側のガイド間距離L2、即ち、四番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA4と五番目の常時案内用の釣り糸ガイドGA5との間のガイド間距離L2よりも短くなっていて、竿元側に向かってガイド間距離が徐々に長くなっていくという通常のガイドセッティングとは逆になっている。
大曲がり用の釣り糸ガイドGBについて更に説明する。図3に図2のP部拡大図を示しているが、大曲がり用の釣り糸ガイドGBはその両側に位置する常時案内用の釣り糸ガイドGAに比してガイドリング22の口径が大きい。常時案内用の釣り糸ガイドGAの場合には竿元側に向かって徐々にガイドリング22の口径が大きくなっていくか、あるいは、一つ前側の常時案内用の釣り糸ガイドGAにおけるガイドリング22と同じ口径のガイドリング22が使用されるが、本実施形態における大曲がり用の釣り糸ガイドGBにおいてはそのガイドリング22が、その前側の常時案内用の釣り糸ガイドGAにおけるガイドリング22よりも大きい口径のものであるのみならず、その後側の常時案内用の釣り糸ガイドGAにおけるガイドリング22よりも大きい口径のものとなっている。その結果、ラインテンションが掛からないフリー状態において、前側の常時案内用の釣り糸ガイドGAにおける最遠ガイドポイント32と、後側の常時案内用の釣り糸ガイドGAにおける最遠ガイドポイント32とを直線33で結んだときに、その直線33に対して、大曲がり用の釣り糸ガイドGBにおける最遠ガイドポイント32が外側に位置することになる。この関係は、一番目から三番目の大曲がり用の釣り糸ガイドGB,GB2,GB3の何れにも当てはまることである。
以上のような構成の釣竿において魚が針掛かりして釣り糸1にラインテンションが掛かったときの状態を図4を用いて更に詳述する。尚、図4では竿本体2をその軸線のみを一点鎖線で示している。図4(a)のように、比較的曲がり具合が小さいときにおいては、常時案内用の釣り糸ガイドGAのみが釣り糸1を案内する。釣り糸1のラインテンションは常時案内用の釣り糸ガイドGAから竿本体2へと伝達される。この状態においては大曲がり用の釣り糸ガイドGBのガイドリング22は釣り糸1を実質上案内せず、従って、その大曲がり用の釣り糸ガイドGBにはラインテンションが作用しない。
一方、魚が急な突っ込みを見せた場合や想定外の大物が掛かったような場合等において釣竿が図4(b)のように大きく曲がると、そこで初めて大曲がり用の釣り糸ガイドGBも釣り糸1を案内する。従って、大曲がり用の釣り糸ガイドGBにもラインテンションが作用し、そのラインテンションは大曲がり用の釣り糸ガイドGBからも竿本体2へと伝達される。大曲がり用の釣り糸ガイドGBが存在しない従来の釣竿の場合には図4に二点鎖線で示しているように前後二つの常時案内用の釣り糸ガイドGAのみによって釣り糸1が案内されるので、その分、竿本体2へのラインテンションの伝達が少なくなって相対的に腰が弱い状態となり、魚の急な突っ込み等に対応することが難しい。それに対して大曲がり用の釣り糸ガイドGBが釣り糸1の案内に参加すると、釣り糸1を案内する釣り糸ガイドGの個数が増加するため、ラインテンションが竿本体2に十分に伝達されることになり、魚の急な突っ込みに対しても十分なロッドパワーで対応することができる。このように大曲がり用の釣り糸ガイドGBを配置することで、魚の引きが大きくなるとそれに対応してロッドパワーが一段大きくなったような使用感が得られる。
また、前後一対の常時案内用の釣り糸ガイドGAの間に大曲がり用の釣り糸ガイドGBを配置しているので、常時案内用の釣り糸ガイドGA同士の間隔が大きくなり過ぎず、通常の引きに対しては適度に腰がある調子に設定できる。特に、大曲がり用の釣り糸ガイドGBを配置することによって釣り糸ガイドGを密にしてガイド間距離を短くするようにしているので、通常の引きに対して従来のガイドセッティングと同様の釣竿の腰を確保できる。
更に、ラインテンションが掛かって釣竿が曲がった状態において最も大きく曲がる区間Sに常時案内用の釣り糸ガイドGAと大曲がり用の釣り糸ガイドGBとが交互に配置されているので、通常の引きに対する釣竿の腰を維持しつつも急な突っ込みや大物の引きに対しても十分にロッドパワーを発揮してそれに対応することができる。
また、大曲がり用の釣り糸ガイドGBのガイドリング22として、その前後の常時案内用の釣り糸ガイドGAに比して大口径のものを採用しているので、複雑な構成を採用しなくても、釣竿の曲がり具合が大きくなったときに初めて釣り糸1を案内することができる。しかも、大曲がり用の釣り糸ガイドGBにおけるガイドリング22の口径を大きくすることで、キャスト時のライン抵抗が過度に増加することもない。
尚、ガイドリング22の口径を大きくすること以外の構成を採用してもよい。例えば、図5のように大曲がり用の釣り糸ガイドGBのガイドリング22については前後の常時案内用の釣り糸ガイドGAのそれと同様の口径とする一方で、大曲がり用の釣り糸ガイドGBの脚部12については前後の常時案内用の釣り糸ガイドGAのそれよりも長くすることができる。このように大曲がり用の釣り糸ガイドGBの脚部12を相対的に長くすることによっても、前後の常時案内用の釣り糸ガイドGAの最遠ガイドポイント32同士を結んだ直線33に対して、大曲がり用の釣り糸ガイドGBの最遠ガイドポイント32を外側に位置させることができる。また、大曲がり用の釣り糸ガイドGBの脚部12を相対的に長くすると共にそのガイドリング22の口径についても相対的に大きいものとしてもよい。複数の大曲がり用の釣り糸ガイドGBを設ける場合には、ガイドリング22の口径と脚部12の長さを種々組み合わせて使用してもよい。何れにしても、図1(b)に示したように、竿本体2の外周面から最遠ガイドポイント32までの距離Hをガイドリング22の口径や脚部12の長さによって設定するようにする。
また更に、上記実施形態では常時案内用の釣り糸ガイドGAの間にガイド間距離を詰めるように大曲がり用の釣り糸ガイドGBを配置したが、必ずしもそのような構成には限られず、常時案内用の釣り糸ガイドGAに代えてその位置に大曲がり用の釣り糸ガイドGBを配置するようにしてもよい。また、大曲がり用の釣り糸ガイドGBを複数備える場合において、該複数の大曲がり用の釣り糸ガイドGBが全て同じタイミングで案内し始めるものであってもよいが、釣竿の曲がり具合に応じて釣り糸1を案内する大曲がり用の釣り糸ガイドGBの個数が増加する構成とすれば、見かけ上のロッドパワーが段階的に増加する使用感が得られる。
尚、釣り糸ガイドGの構成についても種々のタイプであってよい。上述したようないわゆるスライドガイドの他、固定糸で竿本体2に巻き付けられて移動不能に固定される固定ガイドであってもよい。また、脚部12についても種々変更可能であって、左右に分かれた二本脚タイプであってもよいし、中央に一本のみ存在する一本脚タイプであってもよい。また、前後に脚部12が設けられた、いわゆるダブルフットタイプであってもよい。ガイドリング22も円形のみならず楕円形や長孔等の異形のものであってもよい。また、フレーム20とガイドリング22とが別体構成のものではなく、一つの部材として一体構成されたものであってもよく、筒体21も同様にフレーム20と一体構成としてもよい。
また更に、上記実施形態では、リング部10が竿本体2の軸線方向に対して略直角に起立して設けられていたが、この構成には限られず、リング部10が竿本体2に対して傾斜して起立していてもよい。
また、釣竿のタイプも任意であって上述したような振り出し式の他、並継ぎの釣竿であってもよいし、ワンピースロッドであってもよい。
1 釣り糸
2 竿本体
10 リング部
11 取付部
12 脚部
13 竿挿通孔
20 フレーム
21 筒体
22 ガイドリング
30 基部
31 リング保持部
32 最遠ガイドポイント
33 直線
G 釣り糸ガイド
GA 常時案内用の釣り糸ガイド
GB 大曲がり用の釣り糸ガイド
L1 ガイド間距離
L2 ガイド間距離
S 区間

Claims (7)

  1. 釣り糸を案内するための釣り糸ガイドが竿本体の外側に設けられた釣竿において、
    ラインテンションが掛かって釣竿が曲がった状態において釣竿の曲がり具合が相対的に小さいときには釣り糸を案内せず、釣竿の曲がり具合が相対的に大きくなると釣り糸を案内する大曲がり用の釣り糸ガイドを備えていることを特徴とする釣竿。
  2. ラインテンションが掛かって釣竿が曲がった状態において釣り糸を常時案内する隣り合った二つの常時案内用の釣り糸ガイドの間に、前記大曲がり用の釣り糸ガイドが配置されている請求項1記載の釣竿。
  3. 釣り糸を案内するリング部の内周面の全周のうち竿本体の表面から最も遠いガイドポイントを最遠ガイドポイントとしたとき、
    釣竿が曲がっていないフリー状態において、隣り合う二つの常時案内用の釣り糸ガイドの最遠ガイドポイント同士を結んだ直線に対して、該二つの常時案内用の釣り糸ガイドの間に位置する前記大曲がり用の釣り糸ガイドの最遠ガイドポイントが外側に位置している請求項2記載の釣竿。
  4. 大曲がり用の釣り糸ガイドはその両側に位置する常時案内用の釣り糸ガイドに比してリング部が大きい請求項3記載の釣竿。
  5. 大曲がり用の釣り糸ガイドはその両側に位置する常時案内用の釣り糸ガイドに比してリング部を支持する脚部が長い請求項3記載の釣竿。
  6. 常時案内用の釣り糸ガイドと大曲がり用の釣り糸ガイドとが交互に配置された区間を有している請求項2乃至5の何れかに記載の釣竿。
  7. ラインテンションが掛かって釣竿が曲がった状態において最も大きく曲がる区間に大曲がり用の釣り糸ガイドが配置されている請求項1乃至6の何れかに記載の釣竿。
JP2012183294A 2012-08-22 2012-08-22 釣竿 Active JP5984292B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012183294A JP5984292B2 (ja) 2012-08-22 2012-08-22 釣竿

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012183294A JP5984292B2 (ja) 2012-08-22 2012-08-22 釣竿

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014039494A true JP2014039494A (ja) 2014-03-06
JP5984292B2 JP5984292B2 (ja) 2016-09-06

Family

ID=50392354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012183294A Active JP5984292B2 (ja) 2012-08-22 2012-08-22 釣竿

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5984292B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000189008A (ja) * 1998-12-25 2000-07-11 Masafumi Maeda 釣 竿
JP2003164240A (ja) * 2001-12-03 2003-06-10 Masafumi Maeda 釣 竿
JP2003219767A (ja) * 2002-01-31 2003-08-05 Shimano Inc 釣 竿
JP2004208575A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Yukio Takamura 釣糸案内具
JP2013102732A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Teruji Akimoto 釣り竿

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000189008A (ja) * 1998-12-25 2000-07-11 Masafumi Maeda 釣 竿
JP2003164240A (ja) * 2001-12-03 2003-06-10 Masafumi Maeda 釣 竿
JP2003219767A (ja) * 2002-01-31 2003-08-05 Shimano Inc 釣 竿
JP2004208575A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Yukio Takamura 釣糸案内具
JP2013102732A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Teruji Akimoto 釣り竿

Also Published As

Publication number Publication date
JP5984292B2 (ja) 2016-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9642346B2 (en) Fishing line guide system
US9210918B2 (en) Fishing line guide
JP2014533559A5 (ja)
JP2000253778A (ja) 釣竿用ラインガイドと釣竿
JP6009401B2 (ja) 鯛ラバ仕掛け
JP5984292B2 (ja) 釣竿
JP2018143199A (ja) 釣竿及び釣竿の穂先竿体
JP2011255099A (ja) 医療用ガイドワイヤ
JP3203297U (ja) 釣針
TW201244628A (en) Fishing rod
JP3177277U (ja) 釣用の鈎針
JP3183595U (ja) 移動式ルアー
JP5199027B2 (ja) 釣竿
CN108295358B (zh) 一种可控弯导丝
JP5913716B1 (ja) 複合テンヤ
KR20200079074A (ko) 캐스팅 겸용 스파이럴 낚시대
JP4052448B2 (ja) 釣竿
JP4023595B2 (ja) 釣竿
JP3211004U (ja) イカ釣り用跳ね上げ式ヤエン
JP5921295B2 (ja) ブランク及び釣竿
CN206101369U (zh) 一种鱼竿
JP5363672B1 (ja) 釣用天秤
JP3907043B2 (ja) 釣竿
JP2004105006A (ja) 中通し竿
KR101399544B1 (ko) 화살

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5984292

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250