JP3203297U - 釣針 - Google Patents

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芳郎 土肥
芳郎 土肥
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【解決手段】針先6、針先基部5にカエシを形成しないスレ針において、針先6と先曲げ部4bとの間の針先基部5に前記針先基部5の長手方向と直交する方向に複数の溝7、7を形成したことを特徴とする釣針。【効果】魚が針先及び針先基部を胴軸と反対方向に引っ張る力を作用させた場合、針先及び針先基部に形成された複数の溝により、針先及び針先基部の曲がりを許容し、釣針が破断することを防止し、釣損じを防止する。【選択図】図1

Description

本考案は、主にスレ針と称して針先部に通常の「あご」または「カエシ」、「もどり(もどし)」が設けられていない釣針に関するものである。
近年、競技釣りが盛んで、いわゆるキャッチ・アンド・リリースと称して、釣魚を釣った場所に戻すような習慣が定着しつつある。このような慣習を守るためには、釣魚に傷を付けないようにしなければならない。
このような趣旨で考え出されたのがスレ針で、欧米でも早くからBARBLESS HOOKSと称され、鮭や鱒を釣るのに愛用されてきた。この針を使えば、釣魚に傷を付けることなく、リリースしてやると元気に戻っていくので、上記慣習を守るには最適な釣針であると言える。
しかしながら、このスレ針を使用した場合には、慣れない釣損じが起り得る。針先部に通常の「あご」または「カエシ」、「もどり(もどし)」が設けられていないからである。それを解消するために、本出願人は、針先部の内側であって、あごまたはもどりを設けるべき付近に、複数の溝を形成することを提案している(例えば特許文献1)。このようにすることで、釣魚に傷を付けずに、しかも、釣り損じしないという、相反する要望を満たすことができるようになった。
登録実用新案第3153993号公報
しかしながら、上記釣針において、釣針の強度に欠ける問題があった。本考案は、この欠点を解消しつつ、釣魚に傷を付けずに、しかも、釣針が破損して釣り損じしないという相反する要望を満たすことができるようにした。
上記課題を解決するため、本考案の釣針は、胴軸と、前記胴軸の下端の腰曲げ部と、腰曲げ部の前方に形成される先曲げ部とからなる湾曲部と、針先と、前記湾曲部との間に形成される針先基部と、からなり、前記針先基部の前方側面または/及び左右側面に、前記針先基部の長手方向と直交する方向に複数の溝を形成したことを特徴とする。
また、針先の前方側面または/及び左右側面に、針先基部の長手方向と直交する方向に複数の溝を形成したことが好ましい。
また、溝は、深さ方向に向かって溝幅が先細り状に形成されたことが好ましい。
また、溝は、その側方端に向かって先細り状に形成されたことが好ましい。
また、本考案の釣針は、針先、針先基部にカエシを形成しないスレ針であることが好ましい。
本考案の釣針は、魚が針先及び針先基部を胴軸方向以外の方向に引っ張る力を作用させた場合、針先基部や針先に複数の溝が形成されることにより、この針先基部の曲がりを許容し、釣針が破断することを防止し、釣損じを防止することができる。
本考案の全体を示す斜視図である。 本考案の第1実施形態を正面視から示すものであり、(a)はその全体を示す正面図、(b)は針先基部と針先のみを拡大した一部拡大正面図である。 本考案の第1実施形態を左側面視から示すものであり、(a)はその全体を示す左側面図、(b)は針先から先曲げ部までを拡大した一部拡大左側面図である。 本考案の第2実施形態を正面視から示すものであり、(a)はその全体を示す正面図、(b)は針先基部と針先のみを拡大した一部拡大正面図である。 本考案の第3実施形態を左側面視から示す針先基部と針先の身を拡大した一部拡大左側面図である。
本考案を実施するための形態について図面に沿って説明する。本考案の釣針1を正面視したときを図2(a)、(b)に、左側面視したときを図3(a)、(b)に示す。胴軸2から針先6への方向を前方とし、その反対を後方として説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る釣針1は、カエシ(もどし)がない、いわゆるスレ針である。釣針1の基本的形態は、胴軸2と、胴軸2の上端から連続するちもと部3と、胴軸2の下端から連続する湾曲部4と、湾曲部4の端部から連続する針先基部5と、針先基部5から連続する針先6とからなる。
湾曲部4は、胴軸2の下端から連続するもので、曲率半径が大きく、緩やかなアールを描いた湾曲となる腰曲げ部4aと、針先基部5の手前で曲率半径が比較的小さく、ほぼ直角状に湾曲する先曲げ部4bとからなる。この湾曲部4は、実施形態のように腰曲げ部4aと先曲げ部4bとに明確に分かれるものだけでなく、一連のアールによる湾曲である場合や、腰曲げ部4aと先曲げ部4bの曲率半径が異なるものであってもよい。
針先基部5とは、湾曲部4と針先6との間に位置する部分である。具体的にいうと、湾曲部4の針先側端部から針先が形成されるまでの部分であって、湾曲部4の先曲げ部4bによって曲げられた部分がほぼ上方へ向けて直線状となる部分をいう。針先6とは、釣針1の先端部分であって、当該部分を尖らせたものである。
第1の実施形態の釣針1は、図2(a)、(b)に示すように、この針先基部5の前方側面5aに複数の溝7、7を形成することを特徴とする。略円筒状の針先基部5のうち、胴軸2側を後方側面5bとし、内側面5bの反対側を前方側面5aとする。前方側面5aと後方側面5bとの間に、左右側面5c、5cがあり、溝7、7はこの側方面5c、5cにまで及んでいてもよい(図3(b)参照)。
溝7、7の形態は、針先基部5や胴軸2の長手方向と直交する方向に形成される。溝7、7は、図面上、5つの溝が形成されているが、3つや7つやそれ以外の数であってもよい。また、溝7、7は針先基部5のみでなく、針先6にも形成されていてもよい。
第1の実施形態の溝7、7の形態は、図2(a)、(b)に示すように、その深さ方向に向かって先細り状に形成され、具体的には略V字状に形成される。食いついた魚が逃げようとするとき、針先6及び針先基部5に矢印線X方向への力が作用する。この力に対し、このV字状に形成された複数の溝7、7により、針先6及び針先基部5に矢印線X方向へ曲がりを許容することができる。この曲がり許容により、釣針1の破断を防ぐことができる。
また、第2の実施形態の溝7、7の形態は、図4(a)、(b)に示すように、その深さ方向に向かって先細り状に形成されるものであるが、第1の実施形態と異なり、略U字状に形成される。この形態であっても、針先6及び針先基部5に矢印線X方向へ曲がりを許容することができ、破断を防ぐことができる。
図3に示すように、溝7、7の形態は、左側面視したとき、中央部分の略平坦の直線部7a、7aと、その側方端に向かって溝幅が先細り状となる曲線部7b、7bを有する。直線部7a、7aは平坦である場合や大きなアールとしている場合を含む。その両側が曲線部7b、7bを有することで、上記曲がりを許容する場合であっても、針の中央部分に力が集中し、一定の強度を保持することができる。
図5に示すように、第3の実施形態に係る釣針1は、左右側面に溝7、7を形成するものであってもよい。左右側面に溝7、7を形成する場合、左右の両側であってもよく、左右のどちらかの一方であってもよい。
針先基部5の溝7、7を形成する場合、当該部分を平坦加工したうえで、溝7、7を形成してもよい。この場合、針先基部5の溝7、7を形成する面は平坦面となる。溝7、7は、針先基部5に形成されるが、一部、針先6や先曲がり部4bの外側面に形成されていてもよい。
本実施形態の釣針1は、胴軸2の径が約0.4mm〜約1.0mmのものであって、その重さが約10mgから100mgを超えるものにも実施することができる。なお、本考案の釣針1はこれらの径、重さに限定するものではない。
溝7、7が針先基部5に形成されるものであるため、ちもと部3や針先6の先端にその他の加工をすることを妨げるものではない。図示しないが、例えば、ちもと部3の中央に縦溝を形成したり、針先6を凸状形状に形成したりしてもよい。このように本考案に係る溝7、7は、従来からある釣針加工と親和性を有する。
本考案に係る溝7、7の作用について説明する。従来の釣針は、針先や針先基部5の内側面にカエシ(もどし)が形成されていた。このカエシ(もどし)により、釣った魚が逃げ難くしていた。ところが、このカエシ(もどし)により、釣った魚の口元に刺さり、激しく損傷させるため、いわゆるキャッチ・アンド・リリースをする場合にはそぐわない。そこで、カエシ(もどし)のないスレ針が用いられているが、このスレ針はカエシ(もどし)がないため、魚が逃げやすく、針が折れることが多い。
針が折れる場合、魚が食いついた後に逃げることにより針先6や先端基部5である針先付近に外側へ引っ張る力が作用する。溝7、7を形成することにより、釣針1の針先付近に外側へ引っ張る力が作用した場合、溝7、7によりこれを吸収し得るようにしたことで、この力に対して、釣針1の破断を防止することができる。
1…釣針
2…胴軸
3…ちもと部
4…湾曲部
4a…腰曲げ部
4b…先曲げ部
5…針先基部
5a…外側面
5b…内側面
6…針先
7…溝
7a…平坦部
7b…先細り部
1…釣針
2…胴軸
3…ちもと部
4…湾曲部
4a…腰曲げ部
4b…先曲げ部
5…針先基部
5a…外側面
5b…内側面
6…針先
7…溝
7a…直線
7b…曲線

Claims (5)

  1. 胴軸と、前記胴軸の下端の腰曲げ部と、腰曲げ部の前方に形成される先曲げ部とからなる湾曲部と、針先と、前記湾曲部との間に形成される針先基部と、からなり、
    前記針先基部の前方側面または/及び左右側面に、前記針先基部の長手方向と直交する方向に複数の溝を形成したことを特徴とする釣針。
  2. 針先の前方側面または/及び左右側面に、針先基部の長手方向と直交する方向に複数の溝を形成したことを特徴とする請求項1に記載の釣針。
  3. 溝は、深さ方向に向かって溝幅が先細り状に形成されたことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の釣針。
  4. 溝は、その側方端に向かって先細り状に形成されたことを特徴とする請求項1、2または3のいずれか1項に記載の釣針。
  5. 針先、針先基部にカエシを形成しないスレ針であることを特徴とする請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の釣針。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108967375A (zh) * 2017-10-01 2018-12-11 童文芳 多角形鱼钩
JP2021108602A (ja) * 2020-01-14 2021-08-02 有限会社アートフィッシング 釣り針

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