JP3907043B2 - 釣竿 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、振出形式で連結される複数の竿体を有する釣竿に関する。詳しくは、特定の竿体同士を収納状態及び延伸状態の何れにおいても相互に連結固定可能とし、竿全体の長さを変化させて釣りを行えるように工夫した釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の振出形式の釣竿は、複数の筒状の竿体が穂先側の竿体から順次竿元側の竿体内に挿入可能になっている。釣りを行う際には各竿体を順次穂先側に引き出して嵌合固定して一本の竿体として用いる。一方、収納時には穂先側の竿体を順次竿元側の竿体内に収納してコンパクトな状態とする。
【0003】
また、従来の振出形式の釣竿には竿全体の長さを変化させて釣りを行えるように工夫したものがある。このように工夫された釣竿は、例えば、穂先側端部内周面に嵌合雌部を有する元竿と、竿元側端部外周面に第1嵌合雄部を有しつつ長手方向中央付近の外周面に第2嵌合雄部を有する元上竿とを備える。
そして、この種の釣竿では、元竿の穂先側に連結される元上竿が穂先側に引き出された状態(以下「延伸状態」という)では、嵌合雌部を第1嵌合雄部と嵌着させ、元上竿が元竿内に挿入された状態(以下「収納状態」という)では、嵌合雌部を第2嵌合雄部と嵌着させることが可能となっている。
【0004】
こうして、元竿と元上竿とは「延伸状態」,「収納状態」のいずれの状態においても互いに嵌合固定可能であり、状況に応じて竿全体の長さを変化させて釣りを行える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、釣竿の外周面にはリールからの釣糸を案内するための釣糸ガイドが軸方向に間隔を隔てて設けられている。このような釣糸ガイドを適度な軸方向間隔で配置することで、釣糸を円滑に案内しているのである。
しかし、従来の竿全体の長さを変化させて釣りを行えるように工夫した釣竿では、延伸状態と収納状態とに於いて竿体の軸方向長さに変化が生じる為に、釣糸ガイド間の軸方向間隔にも変化が生じる。このような軸方向間隔の変化は、リールからの釣糸の導出若しくは導入をアンバランスなものとして円滑な釣り操作を損なう恐れがある。
【0006】
本発明の課題は、釣竿全体の長さを調整しつつ、円滑な釣り操作を可能とする釣竿を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明1の釣竿は、振出形式で複数の竿体を連結してなる釣竿であって、大径竿体と、大径竿体の穂先側に振出形式で連結され大径竿体内部に収納された収納状態及び大径竿体の穂先側に引き出された延伸状態の2つの状態でそれぞれ大径竿体の穂先側に連結して固定可能な小径竿体と、大径竿体の穂先側端部の周面に配置された第1釣糸ガイドと、小径竿体の周面に配置された第2釣糸ガイドとを備えている。
【0008】
この釣竿では、小径竿体を大径竿体の穂先側に引き出した延伸状態においては、通常の振出形式の釣竿のように、例えば、小径竿体の竿元側外周面を大径竿体の穂先側内周面に嵌合させて固定する。そして、小径竿体を大径竿体内に挿入した収納状態においては、例えば、小径竿体の所定位置の周面を大径竿体内の穂先側内周面に嵌合させて固定する。このように延伸状態と収納状態との何れにおいても相互に竿体同士を固定可能であり、何れの状態においても釣りを行うことができるようになっている。
【0009】
この大径竿体と小径竿体との周面にはそれぞれ第1釣糸ガイドと第2釣糸ガイドが所定の間隔を隔てて配置されており、延伸状態においては、この第1釣糸ガイドと第2釣糸ガイドがそれぞれ釣糸を円滑に案内している。
【0010】
さらに、この釣竿の第1釣糸ガイド及び第2釣糸ガイドは、それぞれ大径竿体及び小径竿体の周面に固定される固定部分と固定部分から起立する本体部と本体部に装着されたガイドリングとを有している。そして、第2釣糸ガイドのガイドリングは、第1釣糸ガイドのガイドリングより小径のリングであり、収納状態において第1釣糸ガイドのガイドリング内に合致するものである。
【0011】
この釣竿では、収納状態において第2釣糸ガイドのガイドリングが第1釣糸ガイドのガイドリング内に合致し、第1釣糸ガイドと第2釣糸ガイドとが恰も1つの釣糸ガイドのようになる。そして、他の釣糸ガイドとの間で不当に釣糸ガイド同士の軸方向間隔を変化させること無く、釣糸を円滑に案内する。
ここで、第2釣糸ガイドのガイドリングはそのガイドリング自体の外径が第1釣糸ガイドのガイドリングの内径に一致して第1釣糸ガイドのガイドリングに填るようにしても良いが、第2釣糸ガイドのガイドリングを支える本体部の一部と共に第1釣糸ガイドのガイドリングに填るようにしてもよい。
【0012】
発明2の釣竿は、基本的構成は前記発明1の釣竿と同じであって、第1釣糸ガイド及び第2釣糸ガイドは、それぞれ大径竿体及び小径竿体の周面に固定される固定部分と固定部分から起立する本体部と本体部に装着されたガイドリングとを有している。そして、第1釣糸ガイドのガイドリングと第2釣糸ガイドのガイドリングとは、収納状態において相互に隣接して当接する。
【0013】
この釣竿では、収納状態において第2釣糸ガイドのガイドリングが第1釣糸ガイドのガイドリングに隣接して当接し、軸方向に連続して恰も1つの釣糸ガイドのようになる。
ここで、第1釣糸ガイドのガイドリングと第2釣糸ガイドのガイドリングとはそれぞれ径を一致させた同じリングとしてもよく、相互に径を変化させて何れか一方のガイドリングのみに釣糸が当たるように工夫してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1実施形態を採用した釣竿は、図1に示すように、元竿1と、元竿1の穂先側に順次振出形式で連結される、元上竿2,第1中竿3,第2中竿4及び穂先竿5とを有している。これら元竿1〜穂先竿5は炭素繊維またはガラス繊維等に合成樹脂を含浸させたプリプレグから形成される先細り筒状部材であって、第1中竿2〜穂先竿5は穂先側から順次竿元側の竿体の内部に挿入され出し入れ自在である。なお、竿体の数は任意に設定するものであり、5本に限定されるものではない。
【0015】
元竿1は、外周面に形成されリール(図示せず)を脱着自在に装着可能なリールシート6を有し、竿元側端部には尻栓7が脱着自在に装着されている。また、穂先側端部の外周面には第1釣糸ガイド10が装着されている。このリールシート6は別途合成樹脂等で形成されたパイプ状の部材を所定の位置に配置して固定して形成されている。また、元竿1の竿元側端部内周面には雌ねじ部材が配置され、ここに尻栓7が脱着自在に螺合している。さらに、元竿1の穂先側端部内周面は他の部分に比べてやや小径に設定されて嵌合雌部となっている。
【0016】
図2及び図3に示すように、第1釣糸ガイド10は、元竿1の穂先側端部外周面にはめ込まれた金属製の保護リング8の竿元側に隣接して元竿1の外周面に固定されている。この第1釣糸ガイド10は、元竿1が貫通した状態で元竿1の外周面に固定される固定部11と、固定部11から起立する本体部12と、本体部12の頭端部に竿体の軸方向に向かって開口するようにはめ込まれたセラミックス等の硬質部材からなるガイドリング13とを有している。
【0017】
元上竿2は、元竿1の穂先側に連結された竿体であり、軸方向中央付近よりやや穂先側に位置する外周面に第2ガイドリング20を有している。また、この第2ガイドリング20の竿元側には金属製の保護リング9が固定されている。この元上竿2は竿元側端部外周面に第1嵌合雄部を、第2ガイドリング20の竿元側の外周面に第2嵌合雄部を有し、それぞれの嵌合雄部を元竿1の嵌合雌部と嵌着させて、収納状態と延伸状態とに於いて相互に固定可能となっている。なお、特に図示しないが、元竿1の尻栓7に隣接する元竿1の内部にストッパーリングを配置し、収納状態においてはこのストッパーリングで元上竿2の竿元側端部を固定するようにしてもよい。
【0018】
図2及び図3に示すように、第2釣糸ガイド20は、元上竿2が貫通した状態で元上竿2の外周面に固定される固定部21と、固定部21から起立しつつ竿元側に湾曲している本体部22と、本体部22の頭端部に竿体の軸方向に向かって開口するようにはめ込まれたセラミックス等の硬質部材からなるガイドリング23とを有している。
【0019】
図4に示すように、この本体部22は固定部21より起立しつつ左右方向に二股に分かれており、竿元側に湾曲しつつその頭端で再び一体化してリング状となっている。そして、このリング状の頭端部分にガイドリング23がはめ込まれて固定されている。このガイドリング23がはめ込まれた本体部22の頭端側のリング状の部分の外径は、上述の第1釣糸リング10のガイドリング13の内径に一致するように設定され、且つ、その釣竿における軸方向位置も収納状態において、相互に一致するように配置されている(図2及び図5参照)。
【0020】
第1中竿3〜穂先竿5はそれぞれ順次元上竿2の穂先側に連結される。各竿体の竿元側端部や穂先側端部外周面は相互に嵌合固定可能な嵌合部分として加工されている。また、各竿体の周面には、それぞれの竿体の穂先側端部外周面に固定ガイドが装着されると共に複数のスライドガイドが配置されている。このスライドガイドは周知のものであり、各竿体周面を軸方向に滑動自在に配置され、所定の軸方向位置において竿体の外径と合致して固定可能となっている。
【0021】
このような構成の釣竿では、釣りを終えた際には、スライドガイドを穂先側にスライド移動させた上で、各竿体を順次竿元側の竿体の内部に振出形式で収納してコンパクトな状態になる。一方、釣りを行う際には、順次穂先側の竿体を引き出して相互に竿体を連結し、スライドガイドもスライド移動させて固定し、一本の釣竿をして用いることになる。特に、元竿1と元上竿2とにおいては、元上竿2を元竿1の穂先側に引き出した延伸状態と、元上竿2を元竿1内に挿入した収納状態との双方の状態において相互に竿体を固定可能である。そして、釣竿全体の長さを調整しつつ、釣り状況に応じて釣りを行うことが可能となる。
【0022】
この元竿1と元上竿2との関係において、延伸状態においては、元竿1の第1釣糸ガイド10と元上竿2の第2釣糸ガイド20がそれぞれ所定の軸方向間隔をもって配置されることで、リールからの釣糸が円滑に穂先側の釣糸ガイドに案内される(図3参照)。
一方、収納状態においては、第2釣糸ガイド20の本体部22の一部がガイドリング23と共に第1釣糸ガイド10のガイドリング13に填り、恰も1つの釣糸ガイドのように位置して作用する。そして、他の釣糸ガイドとの間で不当に釣糸ガイド同士の軸方向間隔を変化させること無く、リールからの釣糸を円滑に穂先側へと案内する(図2参照)。
【0023】
[第2実施形態]
以下、上述の第1実施形態の変形例について図面を参照しつつ説明する。
この実施形態における釣竿も、第1実施形態と同様の元竿1と元上竿2とを有している。そして、図6及び図7に示すように、元竿1の穂先側端部には第1釣糸ガイド30が、元上竿2の軸方向中央付近の所定位置の周面には第2釣糸ガイド40がそれぞれ固定されている。
【0024】
第1釣糸ガイド30は、元竿1が貫通した状態で元竿1の外周面に固定される固定部31と、固定部31から起立しつつ穂先側にやや湾曲している本体部32と、本体部32の頭端部に竿体の軸方向にはめ込まれたセラミックス等の硬質部材からなるガイドリング33とを有している。本体部32には固定部31より起立しつつ左右方向に二股に分かれており、竿元側に湾曲しつつその頭端で再び一体化している。そして、この頭端部分は頭端側が半分欠けた半円型である。そして、この半円型の頭端部分に同様に半円型のガイドリング33がはめ込まれて固定されている。
【0025】
第2釣糸ガイド40は、元上竿2が貫通した状態で元上竿2の外周面に固定される固定部41と、固定部41から起立しつつ竿元側に湾曲している本体部42と、本体部42の頭端部に竿体の軸方向に向かって開口するようにはめ込まれたセラミックス等の硬質部材からなるガイドリング43とを有している。
このガイドリング43がはめ込まれた本体部42の頭端側のリング状の部分の外径は、上述の第1釣糸ガイド30の半円型のガイドリング33の内径に一致するように設定され、且つ、その釣竿における軸方向位置も収納状態において、相互に一致するように配置されている。そして、ちょうど、半円のガイドリング33上にガイドリング43等が載るような形になる。
【0026】
なお、その他の竿体等については上記第1実施形態と同様である。
このような構造の釣竿においても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することになる。即ち、元上竿2と元竿1との関係において、延伸状態においては、第1釣糸ガイド30と第2釣糸ガイド40とが所定の軸方向間隔を隔てて位置して、リールからの釣糸を円滑に穂先側に案内している。もっとも、リールに近い位置に位置することになる第1釣糸ガイド30に関しては、釣糸が竿体に接触しないように支える程度でも足り得るので、半円型のガイドリング33でも用い得る。
【0027】
また、収納状態においては、第2釣糸ガイド40が第1釣糸ガイド30と重なって恰も1つの釣糸ガイドのように作用し、他の釣糸ガイドとの間で不当に釣糸ガイド同士の軸方向間隔を変化させること無く、リールからの釣糸を円滑に穂先側へと案内する。
【0028】
[第3実施形態]
以下、さらに別の変形例について図面を参照しつつ説明する。
この実施形態における釣竿も、第1実施形態と同様の元竿1と元上竿2とを有している。そして、図8に示すように、元竿1の穂先側端部には第1釣糸ガイド50が、元上竿2の軸方向中央付近の所定位置の周面には第2釣糸ガイド60がそれぞれ固定されている。
第1釣糸ガイド50は、元竿1が貫通した状態で元竿1の外周面に固定される固定部51と、固定部51から起立する本体部52と、本体部52の頭端部に竿体の軸方向にはめ込まれたセラミックス等の硬質部材からなるガイドリング53とを有している。
【0029】
第2釣糸ガイド60は、元上竿2が貫通した状態で元上竿2の外周面に固定される固定部61と、固定部61から起立しつつ竿元側に湾曲している本体部62と、本体部62の頭端部に竿体の軸方向に向かって開口するようにはめ込まれたセラミックス等の硬質部材からなるガイドリング63とを有している。この本体部62は竿元側に湾曲して第1釣糸ガイド50に沿うように配置される。即ち、収納状態において、ガイドリング63は第1釣糸ガイド50のガイドリング53の穂先側に隣接して当接する。
【0030】
なお、その他の竿体等については上記第1実施形態と同様である。
このような構造の釣竿においても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することになる。即ち、元上竿2と元竿1との関係において、延伸状態においては、第1釣糸ガイド50と第2釣糸ガイド60とが所定の軸方向間隔を隔てて位置して、リールからの釣糸を円滑に穂先側に案内している。また、収納状態においては、第2釣糸ガイド60が第1釣糸ガイド50と隣接して恰も1つの釣糸ガイドのように作用し、他の釣糸ガイドとの間で不当に釣糸ガイド同士の軸方向間隔を変化させること無く、リールからの釣糸を円滑に穂先側へと案内する。
【0031】
この実施形態においては、ガイドリング53とガイドリング63との径が異なり、ガイドリング63がより小径に設定されており、収納状態における両リングを挿通する釣糸は専らガイドリング63に於いて支持されるようになっている。もっとも、両者の径が一致するように設定してもよい。
【0032】
[第4実施形態]
以下、さらに別の第4実施形態について図面を参照しつつ説明する。
この実施形態における釣竿も、第1実施形態と同様の元竿1と元上竿2とを有している。そして、図9に示すように、元竿1の穂先側端部には第1釣糸ガイド70が、元上竿2の軸方向中央付近の所定位置の周面には第2釣糸ガイド80がそれぞれ固定されている。
第1釣糸ガイド70は、元竿1が貫通した状態で元竿1の外周面に固定される固定部71と、固定部71から起立する本体部72とを有する。この本体部72の頭端は、側面方向からみて竿元側に突出するように「く」の字型に屈曲しつつ、正面方向から見て略楕円型に形成されている(図10参照)。必要に応じて、この頭端にはその形状にあわせて加工したガイドリングをはめ込んでもよい。
【0033】
第2釣糸ガイド80は、元上竿2が貫通した状態で元上竿2の外周面に固定される固定部81と、固定部81から起立しつつ竿元側に湾曲している本体部82と、本体部82の頭端部に竿体の軸方向に向かって開口するようにはめ込まれたセラミックス等の硬質部材からなるガイドリング83とを有している。この本体部82の頭端側は竿元側に湾曲して、ガイドリング83と共に第1釣糸ガイド70の本体部72の湾曲した部分に合致するように配置される(図9参照)。
【0034】
なお、その他の竿体等については上記第1実施形態と同様である。
このような構造の釣竿においても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することになる。即ち、元上竿2と元竿1との関係において、延伸状態においては、第1釣糸ガイド70と第2釣糸ガイド80とが所定の軸方向間隔を隔てて位置して、リールからの釣糸を円滑に穂先側に案内している。また、収納状態においては、第2釣糸ガイド80が第1釣糸ガイド70と隣接して恰も1つの釣糸ガイドのように作用し、他の釣糸ガイドとの間で不当に釣糸ガイド同士の軸方向間隔を変化させること無く、リールからの釣糸を円滑に穂先側へと案内する。
【0035】
さらに、このような第1釣糸ガイド70と第2釣糸ガイド80とにあっては、元竿1と元上竿2との収納状態における嵌着を解除するために竿体同士を周方向にねじる作業も容易である。即ち、収納状態において元竿1と元上竿2とを相互に周方向にねじると、合致している第2釣糸ガイド80のガイドリング83付近は第1釣糸ガイド70の本体部の湾曲した部分から周方向に逃げ得ることになり(図10参照)、竿体相互の周方向の動きが阻害されない。
【0036】
【発明の効果】
本発明の釣竿では、釣竿全体の長さを調整しつつ釣糸を円滑に案内可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を採用した釣竿の全体図。
【図2】図1の元竿1と元上竿2との収納状態における状態を示した図。
【図3】図1の元竿1と元上竿2との延伸状態における状態を示した図。
【図4】図2の第1釣糸ガイド10と第2釣糸ガイド20との位置関係を示した正面図。
【図5】図4の参考図。
【図6】本発明の第2実施形態を採用した釣竿の第1釣糸ガイド10と第2釣糸ガイド20との位置関係を示した正面図。
【図7】本発明の第2実施形態を採用した釣竿の第1釣糸ガイド10と第2釣糸ガイド20との位置関係を示した側面図。
【図8】本発明の第3実施形態を採用した釣竿の元竿1と元上竿2との収納状態における状態を示した図。
【図9】本発明の第4実施形態を採用した釣竿の元竿1と元上竿2との収納状態における状態を示した図。
【図10】図9の参考図。
【符号の説明】
1 元竿
2 元上竿
10,30,50,70 第1ガイドリング
20,40,60,80 第2ガイドリング
Claims (2)
- 振出形式で複数の竿体を連結してなる釣竿であって、
大径竿体と、
前記大径竿体の穂先側に振出形式で連結され、前記大径竿体内部に収納された収納状態及び前記大径竿体の穂先側に引き出された延伸状態の2つの状態でそれぞれ前記大径竿体の穂先側に連結して固定可能な小径竿体と、
前記大径竿体の穂先側端部の周面に配置された第1釣糸ガイドと、
前記小径竿体の周面に配置された第2釣糸ガイドとを備え、
前記第1釣糸ガイド及び第2釣糸ガイドは、それぞれ前記大径竿体及び前記小径竿体の周面に固定される固定部分と前記固定部分から起立する本体部と前記本体部に装着されたガイドリングとを有しており、前記第2釣糸ガイドのガイドリングは、前記第1釣糸ガイドのガイドリングより小径のリングで、前記小径竿体の収納状態において前記第1釣糸ガイドのガイドリング内に合致する、
ように構成された釣竿。 - 振出形式で複数の竿体を連結してなる釣竿であって、
大径竿体と、
前記大径竿体の穂先側に振出形式で連結され、前記大径竿体内部に収納された収納状態及び前記大径竿体の穂先側に引き出された延伸状態の2つの状態でそれぞれ前記大径竿体の穂先側に連結して固定可能な小径竿体と、
前記大径竿体の穂先側端部の周面に配置された第1釣糸ガイドと、
前記小径竿体の周面に配置された第2釣糸ガイドとを備え、
前記第1釣糸ガイド及び第2釣糸ガイドは、それぞれ前記大径竿体及び前記小径竿体の周面に固定される固定部分と前記固定部分から起立する本体部と前記本体部に装着されたガイドリングとを有しており、前記第1釣糸ガイドのガイドリングと前記第2釣糸ガイドのガイドリングとは、前記小径竿体の収納状態において相互に隣接して当接する、
ように構成された釣竿。
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