JP2014038754A - 有機発光素子及び有機発光素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機発光素子が備える有機層の電解集中による劣化を抑制する
【解決手段】有機発光素子は、第1電極4と、第2電極7と、第1電極と第2電極との間に設けられた有機層6と、第1電極と有機層との間に設けられ、第1電極の外周領域の内側に位置する内側領域を覆う保護層5と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機発光素子及び有機発光素子の製造方法に関する。
有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode)等の有機発光素子は、一対の電極及び一対の電極によって挟まれた有機層を備える。有機発光素子は、一対の電極間に電流が流れることにより、有機層で電子と正孔とが結合し、光が発生する素子である。
特開2005−317932号公報 特開2011−71481号公報
図22は、有機発光素子51の一例を示す図である。図22に示す有機発光素子51は、基板52上に下層電極53が形成され、下層電極53を覆うように有機層54が形成され、有機層54上に上層電極55が形成されている。下層電極53の周囲には絶縁層56が形成されている。有機層54は、正孔輸送層57、発光層58及び電子輸送層59を有する。下層電極53と上層電極55との間に電流が流れることにより、下層電極53の上面(上層電極55との対向面)の縁辺部分(下層電極53の上面と側面とが接する部分)に電界が集中する。絶縁層56は、下層電極53の上面よりも窪んでいるため、下層電極53の上面の縁辺部分の近傍に形成されている正孔輸送層57は薄くなる。下層電極53の上面の縁辺部分に電界が集中することにより、正孔輸送層57の薄い部分の経時劣化が促進される。本件は、有機発光素子が備える有機層の電解集中による劣化を抑制することを目的とする。
本件の一観点による有機発光素子は、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた有機層と、前記第1電極と前記有機層との間に設けられ、前記第1電極の外周領域の内側に位置する内側領域を覆う保護層と、を備える。
本件の他の観点による有機発光素子の製造方法は、基板上方に第1電極を形成する工程と、前記第1電極の外周領域の内側に位置する内側領域を覆うように保護層を形成する工程と、前記保護層を覆うように有機層を形成する工程と、前記有機層上に第2電極を形成する工程と、を備える。
本開示によれば、有機発光素子が有する有機層の電解集中による劣化を抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る有機発光素子の一例を示す断面図である。 図2Aは、下層電極及び保護層の平面図である。 図2Bは、下層電極及び保護層の断面図である。 図3は、比較例に係る有機発光素子の断面図である。 図4は、第1の製造方法において、トランジスタを基板に形成する工程図である。 図5は、第1の製造方法において、基板上に絶縁層を形成し、絶縁層内にビアを形成する工程図である。 図6は、第1の製造方法において、絶縁層上に下層電極を形成し、下層電極上に保護層を形成する工程図である。 図7は、第1の製造方法において、保護層上にレジストマスクを形成する工程図である。 図8は、第1の製造方法において、保護層をパターニングする工程図である。 図9は、第1の製造方法において、下層電極上にレジストマスクを形成する工程図である。 図10は、第1の製造方法において、下層電極をパターニングする工程図である。 図11は、第1の製造方法において、下層電極の一方面の外周領域及び下層電極の側面に絶縁膜を形成する工程図である。 図12は、第1の製造方法において、下層電極及び保護層を覆うように絶縁層を形成する工程図である。 図13は、第1の製造方法において、下層電極及び保護層上の絶縁層を除去し、下層電極の周囲に絶縁層を残存させる工程図である。 図14は、第1の製造方法において、保護層を覆うように有機層を形成する工程図である。 図15は、第1の製造方法において、有機層上に上層電極を形成する工程図である。 図16は、第2の製造方法において、下層電極及び保護層を覆うように絶縁層を形成する工程図である。 図17は、第2の製造方法において、下層電極及び保護層上の絶縁層を除去し、下層電極の周囲に絶縁層を残存させる工程図である。 図18は、第2の製造方法において、下層電極の一方面の外周領域に絶縁膜を形成する工程図である。 図19は、第3の製造方法において、保護層上にレジストマスクを形成する工程図である。 図20は、第3の製造方法において、下層電極及び保護層をパターニングする工程図である。 図21は、第3の製造方法において、保護層5を選択的にエッチングする工程図である。 図22は有機発光素子の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本実施形態に係る有機発光素子及び有機発光素子の製造方法について説明する。以下に示す有機発光素子の構成は例示であり、本実施形態に係る有機発光素子の構成は、以下に示す有機発光素子の構成に限定されない。
図1は、本実施形態に係る有機発光素子1の一例を示す断面図である。図1に示すように、有機発光素子1は、基板2、絶縁層3、下層電極4、保護層5、有機層6、上層電極7及び絶縁層8を備えている。
基板2は、例えば、Si(シリコン)等の半導体基板、ガラス、石英等の絶縁基板、樹脂基板等を用いてもよい。基板2には、有機発光素子1のオンオフを制御するトランジスタ9が形成されていてもよい。トランジスタ9は、ビア10を介して、下層電極4と電気的に接続されている。絶縁層3は、例えば、SiO2膜(シリコン酸化膜)である。
下層電極4は、陽極の機能を有する。下層電極4は、光を反射可能であり、発光層12で発光した光は下層電極4によって反射される。下層電極4は、例えば、Al(アルミニウム)、AlとSiとの合金、AlとCu(銅)との合金及びAlとTi(チタン)との合金等が挙げられる。下層電極4の厚さは、例えば、0.2μm以上1.0μm以下程度である。下層電極4の幅は、例えば、3μm以上20μm以下程度である。下層電極4は、第1電極の一例である。
保護層5は、下層電極4と有機層6との間に設けられている。保護層5は、例えば、TiN(窒化チタン)、TaN(窒化タンタル)及びWN(窒化タングステン)等が挙げられる。保護層5の厚さは、例えば、0.1μm以上0.5μm以下程度である。保護層5は、下層電極4の酸化を抑止する酸化抑止層の機能を有する。
有機層6は、下層電極4と上層電極7との間に設けられている。有機層6は、正孔輸送層11、発光層12及び電子輸送層13を有している。また、有機層6は、正孔輸送層11、発光層12及び電子輸送層13を有するとともに、正孔注入層、電子注入層及び中間層等を有していてもよい。下層電極4及び上層電極7に電圧を印可することにより、正孔輸送層11から輸送された正孔と、電子輸送層13から輸送された電子とが発光層12で結合し、発光層12で発光する。
正孔輸送層11は、例えば、1,1−ビス[4−[N,N−ジ(p−トリル)アミノ]フェニル]シクロヘキサン(略称:TAPC)を用いてもよい。正孔輸送層11の厚さは、例えば、25nm以上75nm以下程度である。発光層12は、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq)を用いてもよい。発光層12の厚さは、例えば、5nm以上25nm以下程度である。電子輸送層13は、2,5−ジ(1−ナフチル)−1,3,4−オキサジアゾール(略称:BND)を用いてもよい。電子輸送層13は、例えば、25nm以上75nm以下程度である。
上層電極7は、陰極の機能を有する。上層電極7は、スパッタリング法により、例えば、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化インジウム及び酸化インジウムスズ(ITO)等の導電性金属酸化物を光透過性のガラス基板に成膜することにより作成される。上層電極7は、光を透過可能であり、発光層12で発光した光及び下層電極4によって反射された光は上層電極7を透過する。
図2Aは、下層電極4及び保護層5の平面図である。図2Bは、下層電極4及び保護層5の断面図である。下層電極4の一方面の外周領域14の内側に位置する内側領域15を覆うように保護層5が形成されている。したがって、保護層5の一方面の外形サイズは、下層電極4の一方面の外形サイズよりも小さい。下層電極4の一方面は、上層電極7と対向する面であり、保護層5と接触する面である。下層電極4の一方面は、下層電極4の上面であってもよい。保護層5の一方面は、有機層6と接触する面であり、下層電極4と接触する面の反対面である。保護層5の一方面は、保護層5の上面であってもよい。
下層電極4の一方面の外周領域14を覆うように絶縁膜16が形成されている。絶縁膜16は、例えば、SiO2膜である。また、絶縁膜16は、下層電極4の一方面と接する
側面を覆っている。下層電極4の一方面の外周領域14の幅は、例えば、0.2μm以上1.0μm以下程度である。絶縁膜16の厚さは、例えば、1nm以上10nm以下程度である。
図1に示すように、下層電極4の周囲には絶縁層8が形成されている。絶縁層8は、例えば、SiO2膜である。絶縁層8は、下層電極4の一方面よりも窪んでいる。すなわち
、絶縁層8の高さは、下層電極4の高さよりも低い。そのため、下層電極4の一方面全体を覆うように保護層5が形成されている場合、図3に示すように、保護層5の一方面の縁辺部分近傍の正孔輸送層11の厚みが薄くなる。保護層5の一方面の縁辺部分は、保護層5の一方面と側面とが接する部分である。図3は、比較例に係る有機発光素子1Aの断面図である。
比較例に係る有機発光素子1Aにおいて、下層電極4及び上層電極7に電圧を印可することにより、下層電極4と上層電極7との間に電流が流れ、保護層5の一方面の縁辺部分に電界が集中する。比較例に係る有機発光素子1Aでは、保護層5の一方面の縁辺部分に電界が集中することにより、正孔輸送層11の厚みが薄い部分の経時劣化が促進する。
本実施形態に係る有機発光素子1において、保護層5は、下層電極4の一方面の内側領域15を覆うように形成され、下層電極4の一方面の外周領域14には形成されていない。保護層5が、下層電極4の一方面の外周領域14に形成されていない場合、下層電極4の一方面の外周領域14と保護層5の一方面との間に段差が生じる。下層電極4の一方面の外周領域14と保護層5の一方面との間に段差がある場合、下層電極4の一方面の外周領域14と保護層5の一方面との間に段差がない場合と比較して、保護層5の一方面の縁辺部分近傍の正孔輸送層11の厚みが厚くなる。
本実施形態に係る有機発光素子1において、下層電極4及び上層電極7に電圧を印可することにより、下層電極4と上層電極7との間に電流が流れ、保護層5の一方面の縁辺部分に電界が集中する。保護層5の一方面の縁辺部分近傍の正孔輸送層11の厚みが厚くなっているため、保護層5の一方面の縁辺部分に電界が集中する際の正孔輸送層11の経時劣化が抑制される。
絶縁膜16には電流が流れないため、下層電極4の一方面の縁辺部分には電界が集中しない。下層電極4の一方面の外周領域14及び下層電極4の側面に絶縁膜16を形成することにより、下層電極4の一方面の縁辺部分に電界が集中することを抑止することができる。
図4から図15を参照して、本実施形態に係る有機発光素子1の製造方法の第1の例(以下、第1の製造方法と表記する。)について説明する。
まず、図4に示すように、基板2内にソース及びドレインを形成し、基板2上にゲード絶縁膜及びゲード電極を設けることにより、有機発光素子1のオンオフを制御するトランジスタ9を、基板2に形成する。
次に、図5に示すように、基板2上に絶縁層3を形成し、絶縁層3内にビア10を形成する。絶縁層3は、例えば、SiO2膜である。絶縁層3は、例えば、化学気相成長(Chemical Vapor Deposition、CVD)法を用いて形成してもよい。ビア10は、例えば、Cuである。例えば、異方性エッチングにより絶縁層3にビアホールを形成し、ビアホールにCu等を充填することにより絶縁層3内にビア10を形成してもよい。
次いで、図6に示すように、スパッタリングにより絶縁層3上にAl、AlとSiとの合金、AlとCuとの合金及びAlとTiとの合金等の金属膜を形成することにより、絶縁層3上に下層電極4を形成する。すなわち、基板2上方に下層電極4を形成する。次に、図6に示すように、スパッタリングにより下層電極4上にTiN、TaN及びWN等の金属膜を形成することにより、下層電極4上に保護層5を形成する。
次いで、図7に示すように、保護層5上にレジスト液を塗布し、フォトリソグラフィに
より保護層5上にレジストマスク(レジストパターン)21を形成する。次に、図8に示すように、例えば、CF4ガス及びO2ガスを用いた異方性エッチングにより保護層5をパターニングする。次いで、図8に示すように、レジストマスク21をアッシング(灰化)処理により除去する。
次に、図9に示すように、下層電極4上にレジスト液を塗布し、フォトリソグラフィにより下層電極4上にレジストマスク(レジストパターン)31を形成する。次に、図10に示すように、BCl3ガスを用いた異方性エッチングにより下層電極4をパターニング
する。下層電極4をパターニングすることにより、下層電極4の一方面の外周領域14の内側の内側領域15を覆うように保護層5が形成される。次いで、図10に示すように、レジストマスク31をアッシング(灰化)処理により除去する。
次に、図11に示すように、100℃以上300℃以下の温度にて熱処理を行い、下層電極4の一方面の外周領域14及び下層電極4の側面を酸化することにより、下層電極4の一方面の外周領域14及び下層電極4の側面に絶縁膜16を形成する。下層電極4の一方面の外周領域14及び下層電極4の側面が自然酸化膜によって充分に覆われている場合、自然酸化膜を絶縁膜16として用いることにより、下層電極4の一方面の外周領域14及び下層電極4の側面に対する酸化処理工程を省略してもよい。
次いで、図12に示すように、下層電極4及び保護層5を覆うように絶縁層8を形成する。絶縁層8は、例えば、SiO2膜である。絶縁層8は、例えば、CVD法を用いて形
成してもよい。
次に、図13に示すように、CF4ガス及びC26ガス等のフッ素系ガスを用いてエッ
チバックを行うことにより、下層電極4及び保護層5上の絶縁層8を除去し、下層電極4の周囲に絶縁層8を残存させる。
次いで、図14に示すように、保護層5を覆うように有機層6を形成する。正孔輸送層11、発光層12及び電子輸送層13を積層して形成することにより、有機層6が形成される。正孔輸送層11、発光層12及び電子輸送層13は、例えば、真空蒸着法を用いて形成してもよい。次に、図15に示すように、有機層6上に上層電極7を形成する。例えば、有機層6に上層電極7を貼付することにより有機層6上に上層電極7を形成してもよい。
図16から図18を参照して、本実施形態に係る有機発光素子1の製造方法の第2の例(以下、第2の製造方法と表記する。)について説明する。第1の製造方法では、下層電極4の下層電極4の一方面の外周領域14及び下層電極4の側面に絶縁膜16を形成する。第2の製造方法では、下層電極4の下層電極4の一方面の外周領域14に絶縁膜16を形成し、下層電極4の側面に対する絶縁膜16の形成を省略する。第2の製造方法において、下層電極4をパターニングする工程までは、第1の製造方法における工程(図4から図10に示す工程)と同様であるので、その説明を省略する。
第2の製造方法では、下層電極4をパターニングした後、図16に示すように、下層電極4及び保護層5を覆うように絶縁層8を形成する。絶縁層8は、例えば、SiO2膜で
ある。絶縁層8は、例えば、CVD法を用いて形成してもよい。
次に、図17に示すように、CF4ガス及びC26ガス等のフッ素系ガスを用いてエッ
チバックを行うことにより、下層電極4及び保護層5上の絶縁層8を除去し、下層電極4の周囲に絶縁層8を残存させる。すなわち、下層電極4の側面に絶縁層8を形成する。
次いで、図18に示すように、100℃以上300℃以下の温度にて熱処理を行い、下層電極4の一方面の外周領域14を酸化することにより、下層電極4の一方面の外周領域14に絶縁膜16を形成する。下層電極4の一方面の外周領域14が自然酸化膜によって覆われている場合、自然酸化膜を絶縁膜16として用いることにより、下層電極4の一方面の外周領域14に対する酸化処理工程を省略してもよい。
絶縁層8及び絶縁膜16には電流が流れないため、下層電極4の一方面の縁辺部分には電界が集中しない。下層電極4の一方面の外周領域14に絶縁膜16を形成し、下層電極4の側面に絶縁層8を形成することにより、下層電極4の一方面の縁辺部分に電界が集中することを抑止することができる。
下層電極4の一方面の外周領域14に絶縁膜16を形成した後の工程は、第1の製造方法における工程(図14から図15に示す工程)と同様であるので、その説明を省略する。
図19から図21を参照して、本実施形態に係る有機発光素子1の製造方法の第3の例(以下、第3の製造方法と表記する。)について説明する。第3の製造方法において、下層電極4上に保護層5を形成する工程までは、第1の製造方法における工程(図4から図6に示す工程)と同様であるので、その説明を省略する。第3の製造方法では、下層電極4上に保護層5を形成した後、図19に示すように、保護層5上にレジスト液を塗布し、フォトリソグラフィにより保護層5上にレジストマスク(レジストパターン)41を形成する。
次に、図20に示すように、例えば、CCl4ガスを用いた異方性エッチングにより下
層電極4及び保護層5をパターニングする。下層電極4及び保護層5をパターニングすることにより、下層電極4の一方面全体に保護層5が形成される。
次いで、図21に示すように、例えば、SF6ガスを用いた等方性エッチングにより保
護層5を選択的にエッチングする。保護層5が選択的にエッチングされることにより、下層電極4の一方面の外周領域14の内側の内側領域15を覆うように保護層5が形成される。保護層5の外周部分が削られることにより、保護層5の一方面の外形サイズが下層電極4の一方面の外形サイズよりも小さくなる。次いで、レジストマスク41をアッシング(灰化)処理により除去する。レジストマスク41を除去した後の工程は、第1の製造方法における工程(図11から図15に示す工程)と同様であるので、その説明を省略する。
第1の製造方法では、レジストマスク21を用いて保護層5をパターニングし、レジストマスク31を用いて下層電極4をパターニングしている。すなわち、第1の製造方法では、マスク形成工程を2回行うことにより、保護層5の一方面の外形サイズを下層電極4の一方面の外形サイズよりも小さくする。第3の製造方法によれば、レジストマスク41を用いて下層電極4及び保護層5をパターニングし、レジストマスク41を用いて保護層5を選択的にエッチングしている。すなわち、第3の製造方法では、マスク形成工程を1回行うことにより、保護層5の一方面の外形サイズを下層電極4の一方面の外形サイズよりも小さくすることができる。
1、51 有機発光素子
2、52 基板
3、8、56 絶縁層
4、53 下層電極
5 保護層
6、54 有機層
7、55 上層電極
9 トランジスタ
10 ビア
11、57 正孔輸送層
12、58 発光層
13、59 電子輸送層
14 外周領域
15 内側領域
16 絶縁膜
21 レジストマスク
31 レジストマスク
41 レジストマスク

Claims (7)

  1. 第1電極と、
    第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた有機層と、
    前記第1電極と前記有機層との間に設けられ、前記第1電極の外周領域の内側に位置する内側領域を覆う保護層と、
    を備えることを特徴とする有機発光素子。
  2. 前記第1電極の外周領域を覆うように形成された絶縁膜を備えることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  3. 前記第1電極の外周領域及び前記第1電極の側面を覆うように形成された絶縁膜を備えることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  4. 基板上方に第1電極を形成する工程と、
    前記第1電極の外周領域の内側に位置する内側領域を覆うように保護層を形成する工程と、
    前記保護層を覆うように有機層を形成する工程と、
    前記有機層上に第2電極を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする有機発光素子の製造方法。
  5. 前記第1電極の外周領域に絶縁膜を形成する工程を備えることを特徴とする請求項4に記載の有機発光素子の製造方法。
  6. 前記第1電極の外周領域及び前記第1電極の側面に絶縁膜を形成する工程を備えることを特徴とする請求項4に記載の有機発光素子の製造方法。
  7. 前記保護層を形成する工程は、前記第1電極の全体を覆うように前記保護層を形成し、前記保護層を選択的にエッチングすることにより、前記第1電極の内側領域を覆うように前記保護層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項4から6の何れか一項に記載の有機発光素子の製造方法。
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