JP2012064387A - 有機エレクトロルミネッセンス表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光効率がより高く、製造歩留まりの高い有機エレクトロルミネッセンス表示装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、有機エレクトロルミネッセンス表示装置は、下部電極と、前記下部電極の上に設けられた発光層を含む有機層と、前記有機層の上に設けられた上部電極と、前記下部電極に隣接し、前記下部電極の表面を被覆しない絶縁層と、を備える。有機エレクトロルミネッセンス表示装置の前記絶縁層の表面は、前記下部電極の表面と略面一であり、前記絶縁層は、前記上部電極に接触している。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、有機エレクトロルミネッセンス表示装置およびその製造方法に関する。
ディスプレイに用いられるアクティブマトリクス型の有機エレクトロルミネッセンス表示装置(以下、有機EL表示装置)においては、一般的に、ディスプレイの画素ごとに下部電極が設けられ、それぞれの下部電極の上に共通電極である上部電極が設けらている。さらに、下部電極と上部電極とのあいだには、発光層を含む有機層が設けられている。有機層は、高精細かつ大型基板において加工精度のよいレーザ熱転写法(Laser Induced Thermal Imaging,LITI)で形成するのが有利である。また、下部電極のエッジ部においては、上部電極との電気的ショートを回避するため、画素分離隔壁が被覆される。
画素分離隔壁と下部電極との重なりは、下部電極と有機層とが接触する面積を減少させ、発光効率を減少させる要因になる。また、画素分離隔壁部の高さは、下部電極上面から1〜2マイクロメートル(μm)程度である、画素分離隔壁部が凹凸形状をなし、レーザ熱転写法による有機層の転写に弊害をもたらす可能性がある。
特開2007−280963号公報
本発明の実施形態は、発光効率がより高く、製造歩留まりの高い有機エレクトロルミネッセンス表示装置およびその製造方法を提供する。
実施形態の有機エレクトロルミネッセンス表示装置は、下部電極と、前記下部電極の上に設けられた発光層を含む有機層と、前記有機層の上に設けられた上部電極と、前記下部電極に隣接し、前記下部電極の表面を被覆しない絶縁層と、を備える。実施形態の有機エレクトロルミネッセンス表示装置の前記絶縁層の表面は、前記下部電極の表面と略面一であり、前記絶縁層は、前記上部電極に接触している。
また、実施形態の有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法は、下地の上に選択的に設けられた下部電極に隣接し、前記下部電極の表面を被覆せず、表面が前記下部電極の表面と略面一になる絶縁層を形成する工程と、前記下部電極の上に発光層を含む有機層を形成する工程と、前記有機層および前記絶縁層の上に上部電極を形成する工程と、を備える。
第1の実施の形態に係る有機EL表示装置の要部断面模式図である。 第1の実施の形態に係る有機EL表示装置の要部平面模式図である。 図1の符号90で示された部分の拡大図である。 第1の実施の形態に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。 第1の実施の形態に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。 第1の実施の形態に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。 第1の実施の形態に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。 比較例に係る有機EL表示装置の要部断面模式図である。 比較例に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。 第1の実施の形態の変形例に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。 段差が生じる要因を模式的に説明する図である。 第2の実施の形態に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。 第3の実施の形態に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る有機EL表示装置の要部断面模式図である。
図2は、第1の実施の形態に係る有機EL表示装置の要部平面模式図である。
図1には、図2のX−Y断面が示されている。図2には、図1のA−B切断面を上からながめた状態が示されている。
図1および図2を用いて、有機EL表示装置1の概要を説明する。
第1の実施の形態に係る有機EL表示装置1は、例えば、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイに用いられる。有機EL表示装置1は、赤色を発光する画素1R、緑色を発光する画素1G、および青色を発光する画素1Bを有する。画素1R、画素1G、および画素1Bは、有機EL表示装置1の単色光を発するサブピクセルである。
有機EL表示装置1の各サブピクセルにおいては、基板(ガラス基板)10の上に駆動用の薄膜トランジスタ20が設けられている。薄膜トランジスタ20は、ソース領域21と、ドレイン領域22、チャネル領域23と、ゲート絶縁膜24を介してチャネル領域23に対向するゲート電極25と、を有する。ソース領域21、ドレイン領域22、およびチャネル領域23は、同じ半導体膜20f内に形成されている。
半導体膜20fおよびゲート絶縁膜24の上には、半導体膜20fおよびゲート絶縁膜24を覆うように、第1層間絶縁膜30が設けられている。ソース領域21には、第1層間絶縁膜30を貫通するソースコンタクト26が接続している。ソースコンタクト26には、ソース電極27が接続している。ドレイン領域22には、第1層間絶縁膜30を貫通するドレインコンタクト28が接続している。ドレインコンタクト28には、ドレイン電極29が接続している。
ソース電極27、ドレイン電極29、および第1層間絶縁膜30の上には、ソース電極27、ドレイン電極29、および第1層間絶縁膜30を覆うように、第2層間絶縁膜31が設けられている。第2層間絶縁膜31の表面は平坦化されている。
また、有機EL表示装置1においては、第2層間絶縁膜31の上に、下部電極40が選択的に設けられている。下部電極40は、第2層間絶縁膜31内を貫通するコンタクト41を介して、ドレイン電極29に接続されている。下部電極40とドレイン電極29とが電気的に接続されることによって、薄膜トランジスタ20と下部電極40とが電気的に接続する。
隣接する下部電極40のあいだの第2層間絶縁膜31の上には、絶縁層である隔壁(画素分離隔壁)42が設けられている。下部電極40の側面と、隔壁42の側面とは接触している。下部電極40の上面と、隔壁42の上面とは面一になっている。下部電極40の上には、有機積層膜50が選択的に設けられている。有機積層膜50は、発光層を含む有機層である。有機積層膜50は、下部電極40の上のほか、隔壁42の上にまで延在している。
隔壁42および有機積層膜50の上には、共通電極(上部電極)60が設けられている。有機積層膜50が隔壁42の上にまで延在することにより、共通電極60と、下部電極40とは短絡(電気的ショート)せず、共通電極60と、下部電極40との絶縁が確保されている。共通電極60の上側には、保護膜を形成してもよい。
図3は、図1の符号90で示された部分の拡大図である。
図3(a)に示すように、下部電極40の上に有機積層膜(発光層を含む有機層)50が設けられ、有機積層膜50の上に共通電極(上部電極)60が設けられている。絶縁層である隔壁42は、下部電極40に隣接し、下部電極40の表面を被覆していない。隔壁42は、共通電極60に接触している。
下部電極40の上面と、隔壁42の上面とは、段差がなく面一である。基板10の表面からの隔壁42の上面の高さと、基板10の表面からの下部電極40の上面の高さとは同じである。また、下部電極40のエッジ部(外周の上面)は、隔壁42の一部によって被覆されていない。すなわち、下部電極40の上に隔壁42の一部が重なっていない。
下部電極40の上には、有機積層膜50が設けられている。有機積層膜50は、下部電極40の上のほか、隔壁42の上にまで延在している。
また、図3(b)は、有機積層膜50付近をさらに拡大した図である。
有機積層膜50は、下部電極40から共通電極60に向かって、正孔輸送層50h/発光層50el/電子輸送層50eの順で積層された積層構造を有する。
ゲート電極25が閾値電圧以上になると、薄膜トランジスタ20がオン状態になる。ドレイン電極29に電気的に接続された下部電極40は陽極であり、共通電極60は陰極である。そして、正孔輸送層50hから注入された正孔と、電子輸送層50eから注入された電子とが発光層50el内で再結合して、発光層50elは、赤色、緑色、青色のいずれかの光を発光する。例えば、図1に示す画素1Rの発光層50elは赤色を発光し、画素1Gの発光層50elは緑色を発光し、画素1Bの発光層50elは青色を発光する。
基板10の材質は、例えば、透過性のガラス、透過性の樹脂板、透過性の樹脂製フィルム等である。発光した光を有機EL表示装置1の上側のみから取り出す場合は、基板10の材質は、アルミナ等のセラミックスでもよい。
半導体膜20fの主成分は、例えば、ケイ素(Si)である。
ゲート絶縁膜24の材質は、例えば、酸化ケイ素(SiO)である。
ゲート電極25の材質は、例えば、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)等である。
ソースコンタクト26、ドレインコンタクト28、ソース電極27、ドレイン電極29、およびコンタクト41の材質は、例えば、タングステン(W)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、モリブデン(Mo)、ポリシリコン等である。
第1層間絶縁膜30および第2層間絶縁膜31の材質は、例えば、酸化ケイ素(SiO)である。
隔壁42の材質は、感光性ポリマ材料である。例えば、隔壁42の材質は、感光性のアクリル系樹脂である。
下部電極40の材質は、例えば、透明電極材である。例えば、下部電極40の材質として、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化錫(SnO)、アルミニウム含有酸化亜鉛(ZnO:Al)等が挙げられる。発光した光を有機EL表示装置1の上側のみから取り出す場合は、下部電極40の材質を透明導電材であるインジウム酸化膜(ITO)とし、下部電極40の下側に発光層50elから放出された光を上側に反射する不透明な金属板(反射板)を配置してもよい。
共通電極60の材質は、透明電極材である。例えば、共通電極60の材質として、インジウム錫酸化物(ITO)、極薄のマグネシウム銀合金(MgAg)、極薄のマグネシウムインジウム合金(MgIn)、極薄のアルミニウム(Al)等が挙げられる。
次に、第1の実施の形態に係る有機EL表示装置1の製造方法について説明する。以下の説明では、図1に例示された有機EL表示装置1の第2層間絶縁膜31の上側に設けられる各部材の製造過程について詳細に説明する。
図4〜図7は、第1の実施の形態に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。
まず、図4(a)に示すように、第2層間絶縁膜31の上に平面状の下部電極膜40fを、例えば、スパッタリング法により形成する。さらに、下部電極膜40fの上に犠牲層43fを、例えば、スパッタリング法により形成する。犠牲層43fを設けることによって、後述するプラズマ処理によって下部電極膜40fの表面が損傷を受け難くなる。
下部電極膜40fの材質としては、例えば、インジウム錫酸化物(ITO)を選択する。犠牲層43の材質は、例えば、酸化ケイ素(SiO)である。
この段階以降の説明では、第2層間絶縁膜31から上側の図を用いて製造過程を説明する。
次に、図4(b)に示すように、犠牲層43fの上に選択的にレジスト層44を形成する。
続いて、レジスト層44をマスクとして、フッ化水素酸溶液によって、犠牲層43fをエッチングする。さらに、塩酸溶液、硝酸溶液等によって下部電極膜40fをエッチングする。この状態を、図4(c)に示す。
図4(c)に示すように、第2層間絶縁膜31の上に下部電極40、犠牲層43が選択的に形成される。レジスト層44は、この後、除去される。
次に、図5(a)に示すように、下部電極40および犠牲層43を覆うように、隔壁層42fを第2層間絶縁膜31、下部電極40、および犠牲層43の上に形成する。隔壁層42fは、塗布法(例えば、スピンコート法)により形成される。スピンコート後、隔壁層42fを焼成し硬化させる。この段階では、下部電極40の厚みよりも厚い隔壁層42fが第2層間絶縁膜31の上に形成される。
次に、図5(b)に示すように、隔壁層42fの表面を酸素プラズマでドライエッチングする。酸素プラズマには、プラズマの均一化、エッチングレートの調整等を目的に、アルゴン(Ar)、窒素(N)等の不活性ガスを添加してもよく、あるいは、フッ化炭素(CF)等などのハロゲンを含むガスを添加してもよい。
これにより、隔壁層42fの表面がエッチバックされる。その結果、隔壁層42fの厚みが減少する。隔壁層42fの表面を酸素プラズマでドライエッチングする際には、プラズマ中の活性酸素ラジカル、イオンが隔壁層42fの主成分である炭素を酸化し、COxとして揮発させることで隔壁層42fのエッチングが進行する。
次に、図5(c)に示すように、隔壁42が犠牲層43と同じ高さまでエッチングが進行したら、ドライエッチングを終了させる。ドライエッチングを終了させるタイミングは、終点検出法に依る。例えば、プラズマの発光スペクトルでCOxに由来する発光波長(例えば、451nm線)の強度変化をモニタすることで、隔壁42が犠牲層43と同じ高さまでエッチングされたことを検出する。隔壁42が犠牲層43と同じ高さまでドライエッチングが進行すると、ドライエッチングによって除去されるアクリル樹脂の量が減る。これにより、プラズマ中のCOxに由来する波長の発光強度は減少する。この減少するタイミングによって、隔壁42が犠牲層43と同じ高さまでエッチングされた否かを判断する。
次に、図6(a)に示すように、隔壁42を犠牲層43の膜厚分をさらにエッチングし、隔壁42の厚みと下部電極40の厚みとを同じにする。
次に、図6(b)に示すように、犠牲層43を希フッ化水素溶液によって選択的に除去する。これにより、下部電極40の上面と、隔壁42の上面とが面一になる。犠牲層43を選択的に除去する方法としては、ドライエッチングに依ってもよい。
続いて、レーザ熱転写(Laser Induced Thermal Imaging,LITI)によって下部電極40の上に有機積層膜50を選択的に転写する方法について説明する。
まず、図7(a)に示すように、有機積層膜50/光熱変換膜51/ベース膜52を含む、フィルム状のドナーフィルム55を下部電極40の表面および隔壁42の表面に貼り付ける。
この際、隔壁42の上面と下部電極40の上面とは面一なので、隔壁42と下部電極40との境界45と、ドナーフィルム55とのあいだに隙間は生じ難くなる。すなわち、ドナーフィルム55は、隔壁42の上面および下部電極40の上面に隙間なく密着する。
続いて、下部電極40の上側のドナーフィルム55にレーザ光70を照射する。ドナーフィルム55にレーザ光70を照射する範囲は、下部電極40の上面よりも若干大きい領域71である。
レーザ光70の照射によってベース膜52を通過した光は、光熱変換膜51によって熱に変換される。これにより、ドナーフィルム55の熱膨張が生じ、有機積層膜50が光熱変換膜51から剥がれ、下部電極40の上面に有機積層膜50が転写される。この状態を、図7(b)に示す。
図7(b)に示すように、有機積層膜50が下部電極40の上のほか、隔壁42の上にまで形成されている。レーザ転写法によって、下部電極40の上面に有機積層膜50が転写されたことにより、図3(b)に例示したように、下部電極40および隔壁42の一部の上に、正孔輸送層50h/発光層50el/電子輸送層50eの順で積層された積層構造体が形成される。この後、図1に示すように、共通電極60を有機積層膜50および隔壁42の上に形成する。このような製造過程によって、図1に示す有機EL表示装置1が形成される。有機積層膜50については、レーザ熱転写のほか、真空蒸着によって形成してもよい。
このように、有機EL表示装置1を製造する工程においては、下地(例えば、第2層間絶縁膜31)の上に選択的に設けられた下部電極40に隣接し、下部電極40表面を被覆せず、その表面が下部電極40の表面と略面一になる隔壁42を形成する。次に、下部電極40の上に発光層を含む有機層(有機積層膜50)を形成する。有機積層膜50および隔壁42の上に上部電極である共通電極60を形成する。
次に、比較例に係る有機EL表示装置100について説明する。
図8は、比較例に係る有機EL表示装置の要部断面模式図である。
比較例に係る有機EL表示装置100は、第2層間絶縁膜31の上に、下部電極40が選択的に設けられている。下部電極40は、第2層間絶縁膜31内を貫通するコンタクト41を介して、ドレイン電極29に接続されている。
隣接する下部電極40のあいだの第2層間絶縁膜31の上には、隔壁420が設けられている。隔壁420の厚みは、第1の実施の形態に係る有機EL表示装置1の隔壁42の厚みよりも厚い。下部電極40のエッジ部(外周の上面)は、隔壁420の一部によって被覆されている。すなわち、下部電極40の上に隔壁420の一部が重なっている。隔壁420の上面は、下部電極40の上面よりも上側に位置している。
下部電極40の上には、有機積層膜500が設けられている。有機積層膜500は、有機積層膜50と同じく、正孔輸送層50h/発光層50el/電子輸送層50eの順で積層された積層構造を有する。有機積層膜500は、下部電極40の上のほか、隔壁420の側壁420wにまで延在している。
隔壁420および有機積層膜500の上には、共通電極600が設けられている。共通電極600は、画素1R、画素1G、および画素1Bのそれぞれの領域に連続して配置されている。
有機EL表示装置100においては、下部電極40のエッジ部と、共通電極600との短絡を防止するために、下部電極40のエッジ部を被覆する隔壁420が設けられている。
また、隔壁420には、光を取り出すための開口部80が形成されている。この開口部80は、通常、フォトリソグラフィによって形成される。
有機積層膜500および共通電極600を下部電極40のみに接触させるためには、開口部80を形成する際にアライメント余裕(露光裕度)が必要になる。これにより、一般的には、下部電極40のエッジから数μm程度内域にまで隔壁420が重なってしまう。例えば、図中には、隔壁420が下部電極40のエッジから下部電極40の内域にまで重なる長さとして、「d」が表示されている。「d」は、例えば、5μm〜10μmである。
これにより、下部電極40が隔壁420から表出する領域は、上記の長さ「d」分狭くなる。その結果、有機EL表示装置100においては、画素の発光領域が減少する。特に、モバイル用の高精細ディスプレイに有機EL表示装置100を用いると、発光領域の著しい減少を招く。この理由は、高精細化に伴って下部電極40の面積が縮小するのに対し、アライメント余裕分(長さd)の一定幅の確保が必然になるからである。
また、隔壁420の厚さは、通常1μm〜2μm程度である。下部電極40の厚さは、数100nmオーダーであるため、下部電極40の上面を「凹」とし、隔壁420の上面を「凸」とする凹凸が第2層間絶縁膜31の上に形成される。
このような形態では、レーザ熱転写を施す際に弊害が生じる。
例えば、図9は、比較例に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。
比較例では、レーザ熱転写の際に、ドナーフィルム55の下地の凹凸によって、ドナーフィルム55と下地の密着不良部85が生じる場合がある。また、下地が凹凸になると、ドナーフィルム55と下地との密着度が下地表面の凹部分86と、凸部分87とによって異なり、凹部分86と凸部分87における伝熱性が変わる場合がある。その結果、有機積層膜500の転写不良が生じたり、有機積層膜500と下地とのあいだに気泡が生成したりする。
このように、比較例では、転写精度が劣化し、有機積層膜500を高精細にパターンニングすることが困難になる可能がある。
これに対し、第1の実施の形態に係る有機EL表示装置1の製造過程では、隔壁42の膜厚と下部電極40の膜厚とが略同じであり、隔壁42が下部電極40のエッジ部に重なっていない。従って、上記の長さ「d」はゼロになり、有機EL表示装置1においては、画素の発光領域の損失が最小になる。その結果、有機EL表示装置1の輝度は、比較例に比べて増加する。
有機EL表示装置1の輝度が増加すると、有機EL表示装置1に投入する電力は有機EL表示装置100に投入する電力に比べ小さくて済む。従って、有機EL表示装置に投入するパワーに対する発光強度の割合(発光強度/投入パワー)を「発光効率」と定義すると、有機EL表示装置1の発光効率は、有機EL表示装置100の発光効率よりも高くなる。このため、有機EL表示装置1の有機積層膜50の負荷は低減し、有機EL表示装置1の寿命は、有機EL表示装置100の寿命に比べ長くなる。
また、ドナーフィルム55の下地は平坦になり、比較例でみられた密着不良部85は発生し難い。すなわち、隔壁42の上面と下部電極40の上面とが面一なので、ドナーフィルム55の下地と、ドナーフィルム55とのあいだに隙間は生じ難くなる。これにより、ドナーフィルム55は、隔壁42の上面および下部電極40の上面に隙間なく密着する。その結果、レーザ熱転写不良は起き難くなり、比較例に比べ、有機積層膜50の転写精度が向上する。
また、隔壁42の上面と下部電極40の上面とが面一なので、真空蒸着で有機積層膜50を成膜する場合でも、有機積層膜50が隔壁42と下部電極40との境界45において蒸着膜の膜が切断したり、剥離したりする現象が起き難くなる。
以上の説明では、下部電極40の上面と、隔壁42の上面とは、段差がなく面一である形態を説明した。本実施の形態では、隔壁42の上面が下部電極40の上面よりも若干、上側に位置している形態も含む。
図10は、第1の実施の形態の変形例に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。
有機EL表示装置2においては、第2層間絶縁膜31の表面からの隔壁42の上面の高さが第2層間絶縁膜31の表面からの下部電極40の上面の高さよりも若干高くなっている。下部電極40のエッジ部(外周の上面)は、隔壁42の一部によって被覆されていない。すなわち、下部電極40の上に隔壁42の一部が重なっていない。
隔壁42の上面と下部電極40の上面との段差αは、例えば、50nm以下である。
下部電極40の上には、有機積層膜50が設けられている。有機積層膜50は、下部電極40の上のほか、隔壁42の上にまで延在している。
段差αは、例えば、製造過程中の下部電極40、隔壁42の厚みのばらつきで生じる。
図11は、段差が生じる要因を模式的に説明する図である。
例えば、下部電極40の膜厚の目標値(狙い値)を150nmとし、スパッタリング法で形成する下部電極40の膜厚のばらつきが±15nm(目標値の±10%)である場合、図11(a)に示すように、下部電極40の最小膜厚は、図11(a)の左側に示す135nmとなり、下部電極40の最大膜厚は、図11(a)の右側に示す165nmになる。
このような状態で、膜厚が例えば20nmの犠牲層43を下部電極40の上に形成すると、図11(b)のようになる。ここで、犠牲層43については、膜厚が数10ナノメートルと極薄なので、犠牲層43自体の膜厚ばらつきはないと仮定する。
続いて、下部電極40上に隔壁層42fを形成する。下部電極40上に形成する隔壁層42fの膜厚の目標値を1000nmとする。スピンコート法で形成する隔壁層42fの膜厚のばらつきは、±10nm(目標値の±1%)であるとする。
図11(c)の左側には、膜厚1010nmの隔壁層42fが犠牲層43を介して膜厚135nmの下部電極40の上に形成された状態が示されている。図11(c)の右側には、膜厚990nmの隔壁層42fが犠牲層43を介して膜厚165nmの下部電極40の上に形成された状態が示されている。
続いて、図11(d)に示すように、隔壁層42fにエッチバック処理を施す。
隔壁42の上面と、下部電極40の上面との面を揃えるために、例えば、図11(d)の右側では、犠牲層43の厚みと、下部電極40の厚みが同じになるまで隔壁層42fをエッチングする。この際、隔壁層42fがエッチングされる膜厚の減少量は、1010nmである。
図11(d)の左側では、同じ減少量分の膜厚がエッチングされるため、隔壁42の上面と、下部電極40の上面とが面一になる。これは、図11(c)の左側では、膜厚1010nmの隔壁層42fが犠牲層43を介して膜厚135nmの下部電極40の上に形成されたためである。
この後、図11(e)に示すように、犠牲層43を除去する。図11(e)の右側では、犠牲層43の上面と、下部電極40の上面とが面一になった状態が示されている。すなわち、図11(e)の右側は、図4〜図7を例示して説明した同じ製造過程である。しかし、図11(e)の左側では、犠牲層43が除去されたため、犠牲層43の上面と、下部電極40の上面とに段差αが生じる。段差αは、犠牲層43の厚み(20nm)に相当する。
なお、膜厚が例えば50nmの犠牲層43を下部電極40の上に形成した場合は、段差αは、50nmになる。このような理由によって、段差αが生じる。本実施の形態は、有機EL表示装置2のような実施形態も含む。
なお、隔壁42の上面が下部電極40の上面よりも下側に位置すると、下部電極40の上面の角が隔壁42から表出する。このため、下部電極40のエッジに電界が集中し、下部電極40のエッジにおいて、下部電極40と共通電極60とのあいだに電流リークが発生する可能性がある。従って、隔壁42の上面と、下部電極40の上面とは、面一であるか、隔壁42の上面が下部電極40の上面よりも段差α分、上側に位置していることが望ましい。
(第2の実施の形態)
図12は、第2の実施の形態に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。
まず、上述した図4〜図5(a)に示す製造工程を経た後、下部電極40の上方の隔壁層42fを開口する。この状態を、図12(a)に示す。
図12(a)に示すように、隔壁層42fには、画素のパターンのピッチに合わせた開口42hが形成されている。開口42hは、フォトマスク(図示しない)を用いて、露光、現像により形成される。
次に、図12(b)に示すように、隔壁層42fを酸素プラズマでドライエッチングする。酸素プラズマには、プラズマの均一化、エッチングレートの調整等を目的に、アルゴン(Ar)、窒素(N)等の不活性ガスを添加してもよく、あるいは、フッ化炭素(CF)等などのハロゲンを含むガスを添加してもよい。
これにより、隔壁層42fの表面がエッチバックされる。隔壁層42fの表面を酸素プラズマでドライエッチングする際には、プラズマ中の活性酸素ラジカル、イオンが隔壁層42fの主成分である炭素を酸化し、COxとして揮発させることで隔壁層42fのエッチングが選択的に進行する。その結果、隔壁層42fの厚みが減少する。
一方、下部電極40の主成分は、例えば、ITOである。ITOを構成する元素(インジウム(In)、錫(Sn)、酸素(O))は、いずれも活性酸素ラジカル、イオンではほとんどエッチングされない。このため、露出している犠牲膜43は、エッチングされずに隔壁層42fのみが選択的にエッチングされる。
次に、図12(c)に示すように、隔壁42が犠牲層43と同じ高さまでエッチングが進行したら、ドライエッチングを終了させる。ドライエッチングを終了させるタイミングは、終点検出法に依る。例えば、プラズマの発光スペクトルでCOxに由来する発光波長(例えば、451nm線)の強度変化をモニタすることで、隔壁42が犠牲層43と同じ高さまでエッチングされたことを検出する。
隔壁42が犠牲層43と同じ高さまでドライエッチングが進行すると、ドライエッチングによって除去されるアクリル樹脂の量が減る。これにより、プラズマ中のCOxに由来する波長の発光強度は減少する。この減少するタイミングによって、隔壁42が犠牲層43と同じ高さまでエッチングされた否かを判断する。
この後、上述した図6および図7を用いて説明した製造工程を経て、有機EL表示装置1を形成する。
第2の実施の形態では、隔壁層42fに開口42hを設け、予め下部電極40を露出させた後に、隔壁層42fを選択的にエッチングする。これにより、隔壁42によって被覆されない下部電極40が確実に形成される。
OLEDディスプレイが形成されるメートルオーダーの大型基板面内で、均一なエッチングを行うことは一般的には難しいと考えられる。しかし、プラズマ条件によるプラズマ密度、活性種濃度の均一化をはじめ、隔壁42として用いるアクリル樹脂ポリマのパターンの配置を適正化すること、およびエッチング終点検出を行うことで、大型基板面内の均一なエッチングが可能となる。また、隔壁層42fを除去する方法として、CMP(Chemical Mechanical Polishing)を併用することも有効である。
(第3の実施の形態)
図13は、第3の実施の形態に係る有機EL表示装置の製造過程を説明する要部断面模式図である。
まず、図13(a)に示すように、第2層間絶縁膜31の上に、スピンコート法によって隔壁層42fを形成する。
次に、図13(b)に示すように、隔壁層42fに、画素のパターンのピッチに合わせた開口42hを形成する。開口42hは、フォトマスク(図示しない)を用いて、露光、現像により形成される。
次に、図13(c)に示すように、下部電極膜40の材料であるITO層40iをスピンコートなどの塗布プロセスで形成する。
例えば、隔壁42から表出された第2層間絶縁膜31の上ではITO層40iを厚く、隔壁層42の上ではITO層40iを薄く形成する。本実施の形態では、ITO層40iを湿式で開口42に埋め込むので、開口42h内におけるITO層40iの回り込みが向上する。
次に、図13(d)に示すように、ITO層40iをウェットエッチングまたはドライエッチングにより、その表面を除去する。隔壁42が露出した時点でエッチングを終了させると、隔壁42の上面と下部電極膜40の上面とが面一になり、下部電極膜40が隔壁42によって被覆されない構造が得られる。この後、上述した図6および図7を用いて説明した製造工程を経て、有機EL表示装置1を形成する。
ITO層40iのウェットエッチングでは、例えば、塩酸(HCl)と硝酸(HNO)の混合水溶液を用いる。これにより、隔壁42をエッチングすることなくITO層40iのみを選択的にエッチングすることが可能である。また、ドライエッチングでは、ヨウ化水素(HI)、塩酸(HCl)、塩素(Cl)などのガスを用いたプラズマでITO層40iのみを選択的にエッチングすることが可能である。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて複合させることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、100 有機EL表示装置(有機エレクトロルミネッセンス装置)
1B、1G、1R 画素
10 基板
20 薄膜トランジスタ
20f 半導体膜
21 ソース領域
22 ドレイン領域
23 チャネル領域
24 ゲート絶縁膜
25 ゲート電極
26 ソースコンタクト
27 ソース電極
28 ドレインコンタクト
29 ドレイン電極
30 第1層間絶縁膜
31 第2層間絶縁膜
40 下部電極
40i ITO層
40f 下部電極膜
41 コンタクト
42、420 隔壁(画素分離隔壁)
42f 隔壁層
42h 開口
43、43f 犠牲層
44 レジスト層
45 境界
50、500 有機積層膜
50e 電子輸送層
50el 発光層
50h 正孔輸送層
51 光熱変換膜
52 ベース膜
55 ドナーフィルム
60、600 共通電極(上部電極)
70 レーザ光
71 範囲
80 開口部
90 符号
420w 側壁
α 段差

Claims (5)

  1. 下部電極と、
    前記下部電極の上に設けられた発光層を含む有機層と、
    前記有機層の上に設けられた上部電極と、
    前記下部電極に隣接し、前記下部電極の表面を被覆しない絶縁層と、
    を備え、
    前記絶縁層の表面は、前記下部電極の表面と略面一であり、
    前記絶縁層は、前記上部電極に接触していることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
  2. 前記絶縁層の表面は前記下部電極の表面と面一であり、または、前記絶縁層の表面と前記下部電極の表面とに50nm以下の段差が設けられていることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
  3. 前記有機層は、前記絶縁層の上にまで延在していることを特徴とする請求項1または2に記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
  4. 下地の上に選択的に設けられた下部電極に隣接し、前記下部電極の表面を被覆せず、表面が前記下部電極の表面と略面一になる絶縁層を形成する工程と、
    前記下部電極の上に発光層を含む有機層を形成する工程と、
    前記有機層および前記絶縁層の上に上部電極を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。
  5. 前記有機層をレーザ熱転写法で形成することを特徴とする請求項4記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。
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