JP2014038307A - 光偏向フィルム - Google Patents

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林暉雄
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廖▲故▼宏
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Abstract

【課題】窓に用いた場合、日光の一部を誘導して、周囲の輝度を高め、照明機器の使用量を低減し、グレア(眩輝)を回避することができる光偏向フィルムを提供すること。
【解決手段】複数の第1のプリズム構造を含む入射面と、複数の第2のプリズム構造を含む出射面とを備える光偏向フィルムを提供する。第1のプリズム構造は、第1の面と第2の面とを備え、第1の面とX軸とのなす第1の角度が0〜20°であり、第2の面とY軸とのなす第2の角度が5〜60°である。第2のプリズム構造は、第3の面と第4の面とを備え、第3の面とX軸とのなす第3の角度が0〜20°であり、第4の面とY軸とのなす第4の角度が5〜60°である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学フィルム、より具体的には、光を偏向するための光学フィルムに関する。
技術および経済の発展にともなって、人々の生活の質に対する要求が高まり、これにより原油が入手し難くなってきている。この数年の間に、より高い環境保全の観点から、様々なグリーンエネルギー技術が開発され、照明の技術分野における省エネルギー化は、重要な対象の1つとなっている。夜間、照明装置により光を提供することは必要なので、昼間における省エネルギー化が重要となる。したがって、省エネルギー化への要求に対応すべく、間接照明光として屋外の日光を誘導する間接照明の技術が開発されている。
かかる技術分野において、例えば、反射フィルム、プリズム構造素子のような、いくつかの技術が、上記の間接照明の目的を達成するために開発されている。具体的には、反射フィルムが、屋内の空間に対して間接照明を供給するように、屋外の日光を屋内の天井に反射するために使用される。しかしながら、かかる反射フィルムは、屋外の風景を遮断するおそれがある。プリズム構造素子は、屋外の日光を屋内の天井に誘導するために使用され、屋外の風景を遮断しない平坦な領域を有する。しかしながら、プリズム構造素子によって誘導された一部の日光は、グレア(眩暈)を引き起こす。
したがって、屋外の空間から日光を屋内の空間に誘導し、グレアを引き起こさない光学フィルムが開発される。
本発明は、受光するようになっており、入射面と出射面とを有する光偏向フィルムに関する1つの実施形態を提供する。入射面は、複数の第1のプリズム構造を含み、第1のプリズム構造は、第1の面と第2の面とを備え、第1の面とX軸とのなす第1の角度が0〜20°であり、第2の面とY軸とのなす第2の角度が5〜60°である。出射面は、複数の第2のプリズム構造を含み、第2のプリズム構造は、第3の面と第4の面とを備え、第3の面とX軸とのなす第3の角度が0〜20°であり、第4の面とY軸とのなす第4の角度が5〜60°である。光は、入射面から光偏向フィルムに入射した後、出射面から出射される。
本発明は、受光するようになっており、第1の導光板と、第2の導光板と、空気層とを有する光偏向フィルムに関する1つの実施形態を提供する。第1の導光板は、入射面と、複数の第1のプリズム構造を含む第1の構造面とを備える。第1のプリズム構造は、第1の面と第2の面とを備え、第1の面とX軸とのなす第1の角度が0〜15°であり、第2の面とY軸とのなす第2の角度が5〜45°である。第2の導光板は、出射面と、複数の第2のプリズム構造を含む第2の構造面とを備える。第2のプリズム構造は、第3の面と第4の面とを備え、第3の面とX軸とのなす第3の角度が0〜15°であり、第4の面とY軸とのなす第4の角度が5〜45°である。空気層は、第1の構造面と第2の構造面との間に設けられている。光は、入射面から光偏向フィルムに入射し、出射面から出射する。
したがって、入射面および出射面を設計することにより、光偏向フィルムは、光または偏向光を選択的に上方に向かって反射することができる。また、屋内の空間に誘導された日光は間接照明になるが、人の目にとってグレアとならず、光偏向フィルムは、照明の省エネルギー化の目的を達成することができる。
要約のために、本発明のいくつかの実施形態の側面、利点および特徴を、この課題を解決するための手段において記載する。これらの要約された側面、利点または特徴の全て(あるいは、いずれか)は、必ずしも本発明の特定の実施形態において具体化されない。これらの要約された側面、利点および特徴、および他の側面、利点および特徴のいくつかは、以下の詳細な説明および添付された特許請求の範囲からより完全に明らかとなる。
本発明は、例示のためだけに、本明細書中に記載された詳細な説明から十分に理解されるが、詳細な説明の記載に制限されるものではない。
本発明の第1実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図である。 光が5°の仰角で入射した図1に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が15°の仰角で入射した図1に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が25°の仰角で入射した図1に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が35°の仰角で入射した図1に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が45°の仰角で入射した図1に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が55°の仰角で入射した図1に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が65°の仰角で入射した図1に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が75°の仰角で入射した図1に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が80°の仰角で入射した図1に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が85°の仰角で入射した図1に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が5〜85°の仰角でそれぞれ図1に示す光偏向フィルムに入射する際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率(power percentage)曲線の概略図である。 本発明の第2実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図である。 光が5〜85°の仰角でそれぞれ図4Aに示す光偏向フィルムに入射する際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率曲線の概略図である。 光が5〜85°の仰角でそれぞれ図4Aに示す光偏向フィルムに入射する際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率曲線の概略図である。 本発明の第3実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図である。 光が10°の仰角で入射した図5に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が20°の仰角で入射した図5に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が30°の仰角で入射した図5に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が40°の仰角で入射した図5に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が50°の仰角で入射した図5に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が60°の仰角で入射した図5に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が70°の仰角で入射した図5に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が80°の仰角で入射した図5に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が5〜85°の仰角でそれぞれ図5に示す光偏向フィルムに入射する際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率曲線の概略図である。 天井方向における偏向光のシミュレーション出力比率曲線および実測出力比率曲線の概略図である。 本発明の第4実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図である。 光が5〜85°の仰角でそれぞれ図7Aに示す光偏向フィルムに入射する際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率曲線の概略図である。 光が5〜85°の仰角でそれぞれ図7Aに示す光偏向フィルムに入射する際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率曲線の概略図である。 本発明の第5実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図である。 本発明の第6実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図である。 光が10°の仰角で入射した図9に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が20°の仰角で入射した図9に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が30°の仰角で入射した図9に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が40°の仰角で入射した図9に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が50°の仰角で入射した図9に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が60°の仰角で入射した図9に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が70°の仰角で入射した図9に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が80°の仰角で入射した図9に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が異なる仰角でそれぞれ図9に示す光偏向フィルムに入射する際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率曲線の概略図である。 本発明の第7実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図である。 光が10°の仰角で入射した図11に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が20°の仰角で入射した図11に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が30°の仰角で入射した図11に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が40°の仰角で入射した図11に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が50°の仰角で入射した図11に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が60°の仰角で入射した図11に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が70°の仰角で入射した図11に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が80°の仰角で入射した図11に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が異なる仰角でそれぞれ図11に示す光偏向フィルムに入射する際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率曲線の概略図である。 本発明の第8実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図である。 光が10°の仰角で入射した図13に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が20°の仰角で入射した図13に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が30°の仰角で入射した図13に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が40°の仰角で入射した図13に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が50°の仰角で入射した図13に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が60°の仰角で入射した図13に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が70°の仰角で入射した図13に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が80°の仰角で入射した図13に示す光偏向フィルムの光分布曲線の概略図である。 光が異なる仰角でそれぞれ図13に示す光偏向フィルムに入射する際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率曲線の概略図である。 本発明の第9実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図である。
以下、本発明の詳細な特徴および利点を、以下の実施形態に基づいて極めて詳細に説明する。その内容は、当業者が本発明の技術的な内容を理解し、それに応じて本発明を実施するのに十分である。明細書、特許請求の範囲および図面の内容に基づいて、当業者であれば、本発明に関連のある目的および利点を理解することができる。
本発明の説明のために、窓に用いた光偏向フィルムの1つの実施形態について、以下に例示する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図を示す。光偏向フィルム10は、入射面11と出射面12とを備える。光1は、仰角αで入射面11から光偏向フィルム10に入射する。
入射面11は、Y軸に沿って入射面11に配置された複数の第1のプリズム構造13を含む。出射面12は、Y軸に沿って出射面12に配置された複数の第2のプリズム構造14を含む。本実施形態では、3つの第1のプリズム構造13および3つの第2のプリズム構造14のみが、図1に例示されている。
各第1のプリズム構造13は、第1の面131と第2の面135とを備える。第1の面131と第2の面135とが交わって、第1の交点133が形成されている。2つの隣接する第1の交点133同士の間の距離Dは1μm〜20mmである。第1の面131とX軸とが交わって、第1の角度θ1が形成されている。第2の面135とY軸とが交わって、第2の角度θ2が形成されている。第1の角度θ1は、特に限定されないが、0〜20°とすることができる。1つの実施形態では、第1の角度θ1は0〜15°である。他の実施形態では、第1の角度θ1は0〜10°である。第2の角度θ2は、特に限定されないが、5〜35°とすることができる。1つの実施形態では、第2の角度θ2は15〜30°である。
各第2のプリズム構造14は、第3の面141と第4の面145とを備える。第3の面141と第4の面145とが交わって、第2の交点143が形成されている。2つの隣接する第2の交点143同士の間の距離Dは1μm〜20mmである。第3の面141とX軸とが交わって、第3の角度θ3が形成されている。第4の面145とY軸とが交わって、第4の角度θ4が形成されている。第3の角度θ3は、特に限定されないが、0〜20°とすることができる。1つの実施形態では、第3の角度θ3は0〜15°である。他の実施形態では、第3の角度θ3は0〜10°である。第4の角度θ4は、特に限定されないが、20〜60°とすることができる。1つの実施形態では、第4の角度θ4は25〜45°である。
さらに、第2の角度θ2の範囲と第4の角度θ4の範囲とを組み合わせてもよい。すなわち、第2の角度θ2と第4の角度θ4との双方を、用途の求めに応じて5〜60°としてもよい。
光偏向フィルム10の1つの実施形態を、図2A〜図2Jおよび図3に示す。図2A〜図2Jは、光が5°、15°、25°、35°、45°、55°、65°、75°、80°および85°の仰角でそれぞれ図1に示す光偏向フィルムに入射する際の光分布曲線の概略図である。図3は、光が5〜85°の仰角でそれぞれ図1に示す光偏向フィルムに入射する際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率(power percentage)曲線を示す概略図である。
本実施形態では、距離DおよびDは50μmである。第1の角度θ1は3°である。第2の角度θ2は27°である。第3の角度θ3は3°である。第4の角度θ4は28°である。
中心Pは、光1が光偏向フィルム10に入射する位置を示す。各同心円状の円弧は、光1が屋外の空間WOから屋内の空間WIに、光偏向フィルム10を透過する光度を示す。各放射状の線は、光1が光偏向フィルム10を透過する際の光と法線(0°の線)とのなす角を示し、2つの隣接する放射状の線同士の一定の間隔は10°である。+90°から0°を通って−90°の範囲は、屋内の空間WIを示す。+90°から±180°を通って−90°の範囲は、屋外の空間WOを示す。0°から+90°の範囲は、光1が光偏向フィルム10を透過した後、天井方向Hに向かって偏向(上方偏向)されたことを示す。−90°から0°の範囲は、光1が光偏向フィルム10を透過した後、床方向Gに向かって偏向(下方偏向)されたことを示す。
図3において、四角形を伴う実線曲線は、光偏向フィルム10を透過する光1のうち天井方向Hにおける光の出力比率を示し、三角形を伴う実線曲線は、光偏向フィルム10を透過する光1のうち床方向Gにおける光の出力比率を示し、菱形を伴う点線曲線は、光偏向フィルム10を透過する光1の透過率を示す。天井方向Hおよび床方向Gにおける光の出力比率の合計が、光偏向フィルム10を透過する光1の出力比率である。
55°を上回る仰角αはほぼ正午に生じ、この場合、屋内の空間WIにおいては、いかなる照明機器をも使用する必要がない。さらに、仰角αが55°を上回る場合、光偏向フィルム10を透過する光の出力比率は、それほど大きくない。これにより、屋内の空間WIの温度が上昇するのを回避することができる。さらに、仰角αが80°の場合、光偏向フィルム10を透過する光の出力比率は約80%であり、そして、図2Iに示すように、屋内の空間WIに差し込む光の位置を、より光偏向フィルム10に近接させることができる。よって、グレアを回避することができる。
図4Aに示すように、第1実施形態と第2実施形態との違いは、第1のプリズム構造13の第1の交点133の位置と第2のプリズム構造14の第2の交点143の位置とが、第2実施形態において、Y軸の異なるレベルにあるという点である。より具体的には、Y軸において、各第1のプリズム構造13の位置に比べて、各第2のプリズム構造14の位置が、Y軸に沿って出射面12において距離Dだけシフトしている。距離Dは、第1の交点133と第2の交点143との間の最小高差である。第2実施形態の他の条件は、第1実施形態と同一である。図4Aの光偏向フィルム10の2つの実施形態を図4Bおよび図4Cに示す。
1つの実施形態では、第1の角度θ1は3°であり、第2の角度θ2は27°であり、第3の角度θ3は3°であり、第4の角度θ4は28°であり、距離Dは17μmである。光1が5〜85°の仰角でそれぞれ、かかる図4Aに示す光偏向フィルム10に入射した際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率曲線を図4Bに示す。
他の実施形態では、第1の角度θ1は3°であり、第2の角度θ2は27°であり、第3の角度θ3は3°であり、第4の角度θ4は28°であり、距離Dは34μmである。光1が5〜85°の仰角でそれぞれ、かかる図4Aに示す光偏向フィルム10に入射した際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率曲線を図4Cに示す。
図3、図4Bおよび図4Cによれば、図1における各第1のプリズム構造13および各第2のプリズム構造14の形状および角が図4Aと同一であれば、出射面12を入射面11に比べて種々の距離Dだけシフトさせても、光偏向フィルム10の光1を屋内の空間WIの天井に誘導する効率に影響しないようである。
図5に示すように、第3実施形態の光偏向フィルム20は、第1の導光板1Dと、第2の導光板2Dと、透明板STとを有する。第1の導光板1Dは、入射面21と第1の平坦面25とを備える。入射面21は第1の平坦面25と対向している。第2の導光板2Dは、出射面22と第2の平坦面26とを備える。透明板STは、第1の平坦面25と第2の平坦面26との間に設けられている。光1は仰角αで入射面21から光偏向フィルム20に入射する。
入射面21は、Y軸に沿って入射面21に配置された、複数の第1のプリズム構造23を含む。出射面22は、Y軸に沿って出射面22に配置された、複数の第2のプリズム構造24を含む。
各第1のプリズム構造23は、第1の面231と第2の面235とを備える。第1の面231と第2の面235とが交わって、第1の交点233が形成されている。2つの隣接する第1の交点233同士の間の距離Sは、1μm〜20mmである。第1の面231とX軸とが交わって、第1の角度θ1が形成されている。第2の面235とY軸とが交わって、第2の角度θ2が形成されている。第1の角度θ1は、特に限定されないが、0〜20°とすることができる。1つの実施形態では、第1の角度θ1は0〜15°である。他の実施形態では、第1の角度θ1は0〜10°である。第2の角度θ2は、特に限定されないが、5〜35°である。1つの実施形態では、第2の角度θ2は15〜30°である。
各第2のプリズム構造24は、第3の面241と第4の面245とを備える。第3の面241と第4の面245とが交わって、第2の交点243が形成されている。2つの隣接する第2の交点243の同士の間の距離Sは、1μm〜20mmである。第3の面241とX軸とが交わって、第3の角度θ3が形成されている。第4の面245とY軸とが交わって、第4の角度θ4が形成されている。第3の角度θ3は、特に限定されないが、0〜20°とすることができる。1つの実施形態では、第3の角度θ3は0〜15°である。他の実施形態では、第3の角度θ3は0〜10°である。第4の角度θ4は、特に限定されないが、20〜60°である。1つの実施形態では、第4の角度θ4は25〜45°である。
さらに、第2の角度θ2の範囲と第4の角度θ4の範囲とを組み合わせてもよい。すなわち、第2の角度θ2と第4の角度θ4との双方を、用途の求めに応じて5〜60°としてもよい。
さらに、図5において、第1のプリズム構造23の数および第2のプリズム構造24の数が例示されているが、本発明の範囲を制限すべきものではない。第1の導光板1Dおよび第2の導光板2Dは、UV接着剤で形成することができる。透明板STは、ポリエチレンテレフタレート(PET)で形成することができる。第1の導光板1D、第2の導光板2Dおよび透明板STの材料は、用途の求めに応じて設計することができ、本発明の範囲を制限すべきものではない。
1つの実施形態では、UV硬化を行うために、金型(図示せず)およびロール形成技術が使用される。金型上の第1のプリズム構造23および第2のプリズム構造24は、透明板STに転写される。
図5の光偏向フィルム20に基づく1つの実施形態を図6A〜図6Jに示す。距離SおよびSは50μmである。第1の角度θ1は2°である。第2の角度θ2は24°である。第3の角度θ3は2°である。第4の角度θ4は36°である。第1の導光板1Dおよび第2の導光板2Dは、UV接着剤で形成されている。透明板STは、PETで形成されている。
光1が異なる仰角αで光偏向フィルム20に入射した際の、偏向光の出力比率、透過光の出力比率、天井方向Hにおける光の出力比率(上方偏向率)および床方向Gにおける光の出力比率(下方偏向率)を表1に示す。
Figure 2014038307
本実施形態では、10°、20°、30°、40°、50°、60°、70°および80°の仰角に基づく光分布曲線の概略図をそれぞれ図6A〜図6Hに示し、天井方向Hおよび床方向Gにおける光の出力比率を図6Iに示す。仰角αが50°である場合、屋内の空間WIに入る光は、水平に第2の導光板2Dから殆ど出射される。仰角αが85°である場合、屋内の空間WIにおける光は、窓近傍の床に向かって殆ど偏向される。天井方向Hにおける光の出力比率の実測およびシミュレーションの結果を図6Jに示す。
図7Aに示すように、第3実施形態と第4実施形態との違いは、第1のプリズム構造の第1の交点233の位置と第2のプリズム構造の第2の交点243の位置とが、第4実施形態において、Y軸の異なるレベルにあるという点である。より具体的には、Y軸において、各第1のプリズム構造の位置に比べて、各第2のプリズム構造の位置が、Y軸に沿って出射面22において距離Sだけシフトしている。距離Sは、第1の交点233と第2の交点243との間の最小高差である。第4実施形態の他の条件は、第3実施形態と同一である。第1の導光板1Dおよび第2の導光板2Dは、UV接着剤で形成されている。透明板STは、PETで形成されている。図7Aの光偏向フィルム20の2つの実施形態を図7Bおよび図7Cに示す。
1つの実施形態では、第1の角度θ1は2°であり、第2の角度θ2は24°であり、第3の角度θ3は2°であり、第4の角度θ4は36°であり、距離Sは17μmである。光1が5〜85°の仰角でそれぞれ、かかる図7Aに示す光偏向フィルム20に入射した際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率曲線を図7Bに示す。
他の実施形態では、第1の角度θ1は2°であり、第2の角度θ2は24°であり、第3の角度θ3は2°であり、第4の角度θ4は36°であり、距離Sは34μmである。光1が5〜85°の仰角でそれぞれ、かかる図7Aに示す光偏向フィルム20に入射した際の、全出射光、天井方向における偏向光および床方向における偏向光の出力比率曲線を図7Cに示す。
図6I、図7Bおよび図7Cによれば、図5における各第1のプリズム構造23および各第2のプリズム構造24の形状および角が図7Aと同一であれば、出射面22を入射面21に比べて種々の距離Sだけシフトさせても、光偏向フィルム20の光1を屋内の空間WIの天井に誘導する効率に影響しない。
図8は、本発明の第5実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図を示す。本実施形態では、光偏向フィルム30は、さらに、光偏向フィルム10の近傍に、第1の保護層31と第2の保護層32とを有する。入射面11は、出射面12と第1の保護層31との間に設けられ、出射面12は、入射面11と第2の保護層32との間に設けられている。したがって、第1のプリズム構造および第2のプリズム構造との間での摩擦を回避することができ、光偏向フィルム30に堆積する埃をより容易に洗浄することができる。第1の保護層31および第2の保護層32は、ガラスまたは高い耐摩耗性を有する他の透明材料で形成することができる。
図9は、本発明の第6実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図を示す。第1実施形態と第6実施形態との違いは、第1の円弧状角Rが各第1の交点433に形成され、第2の円弧状角Rが各第2の交点443に形成されているという点である。距離Dは、2つの隣接する第1の交点433同士の間に形成されている。距離Dは、2つの隣接する第1の交点443同士の間に形成されている。第1の円弧状角Rの曲率半径および第2の円弧状角Rの曲率半径は、0μmを上回り、15mm以下である。光1は、入射面41から光偏向フィルム40に入射し、出射面42から出射される。各プリズム構造の角度の規定は、第1実施形態の光偏向フィルム10と同一である。
図9に基づく1つの実施形態では、距離DおよびDは50μmであり、第1の角度θ1は0°であり、第2の角度θ2は25°であり、第3の角度θ3は0°であり、第4の角度θ4は40°であり、第1の円弧状角Rの曲率半径は11μmであり、第2の円弧状角Rの曲率半径は15mmである。
光1が異なる仰角αで光偏向フィルム40に入射した際の、偏向光の出力比率、透過光の出力比率、天井方向Hにおける光の出力比率(上方偏向率)および床方向Gにおける光の出力比率(下方偏向率)を表2に示す。
Figure 2014038307
本実施形態では、10°、20°、30°、40°、50°、60°、70°および80°の仰角に基づく光分布曲線の概略図をそれぞれ図10A〜図10Hに示し、天井方向Hおよび床方向Gにおける光の出力比率を図10Iに示す。仰角αが80°である場合、屋内の空間WIにおける光は、窓近傍の床に向かって殆ど偏向される。
図9に基づく他の実施形態では、各第1のプリズム構造43および各第2のプリズム構造44の少なくとも一方の表面が、多項式曲線または非球面曲線の条件を満足していてもよい。
図11は、本発明の第7実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図を示す。第1実施形態と第7実施形態との違いは、第3の円弧状角Rが、2つの隣接する第1のプリズム構造が交わることにより形成された第1の接合点437に形成され、第4の円弧状角Rが、2つの隣接する第2のプリズム構造が交わることにより形成された第2の接合点447に形成されているという点である。第3の円弧状角Rの曲率半径および第4の円弧状角Rの曲率半径は、0μm以上、15mm以下である。距離D1は、2つの隣接する第1の交点533同士の間に形成されている。距離Dは、2つの隣接する第1の交点543同士の間に形成されている。各プリズム構造の角度は、第1の実施形態の光偏向フィルム10と同一である。
図11の光偏向フィルム50に基づく1つの実施形態を図12A〜図12Iに示す。距離DおよびDは50μmである。第1の角度θ1は0°である。第2の角度θ2は25°である。第3の角度θ3は0°である。第4の角度θ4は40°である。第3の円弧状角Rの曲率半径は0μmである。第4の円弧状角Rの曲率半径は15mmである。
光1が異なる仰角αで光偏向フィルム50に入射した際の、偏向光の出力比率、透過光の出力比率、天井方向Hにおける光の出力比率(上方偏向率)および床方向Gにおける光の出力比率(下方偏向率)を表3に示す。
Figure 2014038307
本実施形態では、10°、20°、30°、40°、50°、60°、70°および80°の仰角に基づく光分布曲線の概略図をそれぞれ図12A〜図12Hに示し、天井方向Hおよび床方向Gにおける光の出力比率を図12Iに示す。仰角αが80°である場合、屋内の空間WIにおける光は、窓近傍の床に向かって殆ど偏向される。
図13は、本発明の第8実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図を示す。入射面61は、Y軸に沿って入射面61に配置された、複数の第1のプリズム構造63を含む。出射面62は、Y軸に沿って出射面62に配置された、複数の第2のプリズム構造64を含む。以下では、3つの第1のプリズム構造63および3つの第2のプリズム構造64が、図13に例示されている。
各第1のプリズム構造63は、第1の面631と第2の面635とを備える。第1の面631と第2の面635とが交わって、第1の交点633が形成されている。2つの隣接する第1の交点633同士の間の距離Wは、1μm〜20mmである。各第2のプリズム構造64は、第3の面641と第4の面645とを備える。第3の面641と第4の面645とが交わって、第2の交点643が形成されている。2つの隣接する第2の交点643同士の間の距離Wは、1μm〜20mmである。各プリズム構造の角度は、第1実施形態の光偏向フィルム10と同一である。
入射面61は、さらに第5の面632を備え、出射面62は、さらに第6の面642を備える。第5の面632は、2つの隣接する第1のプリズム構造63同士の間に設けられている。各第5の面632は、2つの隣接する第1のプリズム構造63の一方の第1の面631と、2つの隣接する第1のプリズム構造63の他方の第2の面635とを連結している。第5の面632の長さQは、距離Wの半分以下である。第6の面642は、2つの隣接する第2のプリズム構造64同士の間に設けられている。各第6の面642は、2つの隣接する第2のプリズム構造64の一方の第3の面641と、2つの隣接する第2のプリズム構造64の他方の第4の面645とを連結している。第6の面642の長さQは、距離Wの半分以下である。距離Wにおける長さQの比率および距離Wにおける長さQの比率が大きくなるほど、光偏向フィルム60の透過性は増大する。
図13の光偏向フィルム60に基づく1つの実施形態を図14A〜図14Iに示す。距離WおよびWは70μmである。長さQおよびQは25μmである。第1の角度θ1は0°である。第2の角度θ2は25°である。第3の角度θ3は0°である。第4の角度θ4は40°である。
光1が異なる仰角αで光偏向フィルム60に入射した際の、偏向光の出力比率、透過光の出力比率、天井方向Hにおける光の出力比率(上方偏向率)および床方向Gにおける光の出力比率(下方偏向率)を表4に示す。
Figure 2014038307
本実施形態では、10°、20°、30°、40°、50°、60°、70°および80°の仰角に基づく光分布曲線の概略図をそれぞれ図14A〜図14Hに示し、天井方向Hおよび床方向Gにおける光の出力比率を図14Iに示す。仰角αが80°である場合、屋内の空間WIにおける光は、窓近傍の床に向かって殆ど偏向される。
図15は、本発明の第9実施形態に係る光偏向フィルムの外形構造の断面概略図を示す。光偏向フィルム70は、第1の導光板3Dと第2の導光板4Dとを有する。プリズム構造を覆う塵が誘導効率に影響を与えるのを回避するために、空気層ARが第1の導光板3Dと第2の導光板4Dとの間の空間を満たしている。
第1の導光板3Dは、入射面71と第1の構造面75とを備える。第1の導光板3Dは、複数の第1のプリズム構造を含む。第2の導光板4Dは、第2の構造面76と出射面72とを備える。第2の構造面76は、複数の第2のプリズム構造を含む。第1の構造面75と第2の構造面76とは対向している。光1は、順に、入射面71から第1の導光板3Dに入射し、第1の構造面75から出射され、空気層ARを透過し、第2の構造面76から第2の導光板4Dに入射し、出射面72から出射される。
プリズム構造の角度の規定は、第1実施形態の光偏向フィルム10と同一である。第1の角度θ5〜第4の角度θ8の範囲は、第1実施形態の光偏向フィルム10の第1の角度θ1〜第4の角度θ4の範囲と異なっていてもよい。第1の角度θ5は、特に限定されないが、0〜15°とすることができる。1つの実施形態では、第1の角度θ5は0〜10°である。第2の角度θ6は、特に限定されないが、15〜45°とすることができる。1つの実施形態では、第2の角度θ6は25〜35°である。第3の角度θ7は、特に限定されないが、0〜15°とすることができる。1つの実施形態では、第3の角度θ7は0〜10°である。第4の角度θ8は、特に限定されないが、5〜30°とすることができる。1つの実施形態では、第4の角度θ8は15〜25°である。
さらに、第2の角度θ6の範囲と第4の角度θ8の範囲とを組み合わせてもよい。すなわち、第2の角度θ6と第4の角度θ8との双方が、5〜45°である。
2つの隣接する第1の交点同士の間の距離、2つの隣接する第2の交点同士の間の距離、第1の角度、第2の角度、第3の角度および第4の角度を設定することにより、55°を上回る仰角の入射光は、本発明の光偏向フィルムによってほとんど反射され、0〜45°の仰角の入射光は、本発明の光偏向フィルムによってほとんど上方に偏向される。第1の保護層および第2の保護層を追加することにより、第1のプリズム構造および第2のプリズム構造は摩擦されず、光偏向フィルム上の塵は、容易に除去することができる。第5の面および第6の面を介して、屋外の風景がより明確に観察可能となる。第1の円弧状角および第2の円弧状角を形成したり、あるいは、第3の円弧状角および第4の円弧状角を形成することにより、光が天井方向に向かって上方により均一に偏向される。
したがって、入射面および出射面を設計することにより、光偏向フィルムは、選択的に光を反射するか、あるいは光を上方に偏向させ、屋内の空間に誘導された日光は間接照明になり、人の目にとってグレアにならないようにすることができ、光偏向フィルムは、照明の省エネルギー化の目的を達成することができる。
本発明は、その精神または本質的な特徴からかけ離れることなく、他の具体的な形態において実施することができる。開示された実施形態は、単なる例示であり非制限的なものとして、すべての点において考慮されるであろう。したがって、本発明の範囲は、前述した説明よりも、むしろ添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲と同等の意味および程度におけるすべての変更は、特許請求の範囲内に包含される。

Claims (15)

  1. 光を受けるようになっている光偏向フィルムであって、
    複数の第1のプリズム構造を含む、光を受けるための入射面と、
    複数の第2のプリズム構造を含む、出射面とを有し、
    前記第1のプリズム構造は、第1の面と第2の面とを備え、前記第1の面とX軸とのなす第1の角度が0〜20°であり、前記第2の面とY軸とのなす第2の角度が5〜60°であり、
    前記第2のプリズム構造は、第3の面と第4の面とを備え、前記第3の面と前記X軸とのなす第3の角度が0〜20°であり、前記第4の面と前記Y軸とのなす第4の角度が5〜60°であり、
    前記光は、前記光偏向フィルムを透過した後、前記出射面から出射されることを特徴とする光偏向フィルム。
  2. 前記第1のプリズム構造の前記第1の面と前記第2の面とが交わって、第1の交点が形成され、2つの隣接する前記第1の交点同士の間の距離が1μm〜20mmである請求項1に記載の光偏向フィルム。
  3. 前記第2のプリズム構造の前記第3の面と前記第4の面とが交わって、第2の交点が形成され、2つの隣接する前記第2の交点同士の間の距離が1μm〜20mmである請求項1または2に記載の光偏向フィルム。
  4. 第5の面が2つの隣接する前記第1のプリズム構造同士の間に形成され、各前記第5の面が、2つの隣接する前記第1のプリズム構造の一方の前記第1の面と、2つの隣接する前記第1のプリズム構造の他方の前記第2の面とを連結し、前記第5の面の長さが、2つの隣接する前記第1のプリズム構造同士の間の距離の半分以下である請求項1ないし3のいずれかに記載の光偏向フィルム。
  5. 第6の面が2つの隣接する前記第2のプリズム構造同士の間に形成され、各前記第6の面が、2つの隣接する前記第2のプリズム構造の一方の前記第3の面と、2つの隣接する前記第2のプリズム構造の他方の前記第4の面とを連結し、前記第6の面の長さが、2つの隣接する前記第2のプリズム構造同士の間の距離の半分以下である請求項1ないし4のいずれかに記載の光偏向フィルム。
  6. 前記第1のプリズム構造の前記第1の面と前記第2の面とが交わって、第1の交点が形成され、第1の円弧状角が前記第1の交点に形成され、前記第2のプリズム構造の前記第3の面と前記第4の面とが交わって、第2の交点が形成され、第2の円弧状角が前記第2の交点に形成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の光偏向フィルム。
  7. 前記第1の円弧状角の曲率半径は、0μmを上回り、15mm以下であり、前記第2の円弧状角の曲率半径は、0μmを上回り、15mm以下である請求項6に記載の光偏向フィルム。
  8. さらに、第1の導光板と、第2の導光板と透明板とを有し、前記第1の導光板は、前記入射面と、前記入射面と対向する第1の平坦面とを備え、前記第2の導光板は、前記出射面と、前記出射面と対向する第2の平坦面とを備え、前記透明板は、前記第1の導光板と前記第2の導光板と間に設けられている請求項1ないし7のいずれかに記載の光偏向フィルム。
  9. さらに、第1の保護層と第2の保護層とを有し、前記入射面は、前記出射面と前記第1の保護層との間に設けられ、前記出射面は、前記入射面と前記第2の保護層との間に設けられている請求項1ないし8のいずれかに記載の光偏向フィルム。
  10. 前記出射面における前記第2のプリズム構造の位置は、前記入射面における前記第1のプリズム構造の位置に比べてシフトしている請求項1ないし9のいずれかに記載の光偏向フィルム。
  11. 第3の円弧状角は、2つの隣接する前記第1のプリズム構造が交わって形成された第1の連結点に形成され、前記第3の円弧状角の曲率半径は、0μm以上、15mm以下である請求項1ないし10のいずれかに記載の光偏向フィルム。
  12. 第4の円弧状角は、2つの隣接する前記第2のプリズム構造が交わって形成された第2の連結点に形成され、前記第4の円弧状角の曲率半径は、0μm以上、15mm以下である請求項1ないし11のいずれかに記載の光偏向フィルム。
  13. 光を受けるようになっている光偏向フィルムであって、
    入射面と、複数の第1のプリズム構造を含む第1の構造面とを備える第1の導光板と、
    出射面と、複数の第2のプリズム構造を含む第2の構造面とを備える第2の導光板と、
    前記第1の導光板と前記第2の導光板との間に設けられた空気層とを有し、
    前記第1のプリズム構造は、第1の面と第2の面とを備え、前記第1の面とX軸とのなす第1の角度が0〜15°であり、前記第2の面とY軸とのなす第2の角度が5〜45°であり、
    前記第2のプリズム構造は、第3の面と第4の面とを備え、前記第3の面と前記X軸とのなす第3の角度が0〜15°であり、前記第4の面と前記Y軸とのなす第4の角度が5〜45°であり、
    前記光は、前記入射面から前記光偏向フィルムに入射し、前記出射面から出射されることを特徴とする光偏向フィルム。
  14. 前記第1のプリズム構造の前記第1の面と前記第2の面とが交わって、第1の交点が形成され、2つの隣接する前記第1の交点同士の間の距離が1μm〜20mmである請求項13に記載の光偏向フィルム。
  15. 前記第2のプリズム構造の前記第3の面と前記第4の面とが交わって、第2の交点が形成され、2つの隣接する前記第2の交点同士の間の距離が1μm〜20mmである請求項13または14に記載の光偏向フィルム。
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