JP2014037134A - 連続式シール機及びその材料給送テーブル - Google Patents

Abstract

【課題】連続式シール機及びその材料給送テーブルを提供することを課題とする。
【解決手段】連続式シール機であって、第１の熱溶着区間と第１の非熱溶着区間とを含む第１円周を備えた第１のローラと、第１の熱溶着区間に位置し、第１のローラの回転時に複数のフィルムを熱溶着方法により接着して第１の接着セクションを形成する第１の加熱部材と、第２の熱溶着区間と第２の非熱溶着区間とを含む第２円周を備え、第２円周と第１円周の長さが等しく、第１の熱溶着区間と第２の熱溶着区間の長さが第１円周より大きいか等しい第２のローラと、第２の熱溶着区間に位置し、第２のローラの回転時に複数のフィルムを熱溶着方法により接着して第２の接着セクションを形成し、第１の接着セクションと第２の接着セクションを接合することで複数のフィルムに中断することのない熱溶着線が形成される第２の加熱部材と、を含む。
【選択図】図２Ｂ

Description

本発明は、シール機に関し、特に、中断することのない熱溶着線を形成する連続式シール機及びその材料給送テーブルに関する。

物品の運送過程において、相互の衝突或いは圧縮で生じる損傷を避けるため、粒状の気泡を有する緩衝空気袋で物品を包んでいる。緩衝空気袋は複数のフィルムをシール前に空気を注入してから熱溶着することで、円柱状気室を形成し、緩衝空気袋を箱体と物品の間に詰めて空間と気体の圧力を介して物品の衝突する力を軽減させ、ぶつかり傷或いは損傷の程度を最小限にまで抑える。

図１に示すように、従来の緩衝空気袋Ａ１は、一般的に両ビニールフィルムＡ１０をローラＡ２上の電熱線Ａ２１で加熱すると共に熱溶着してなるものを採用している。加熱ローラＡ２は、周縁を囲う電熱線Ａ２１を用いてビニールフィルムＡ１０に不連続接合（つまり間欠式）の熱溶着線Ａ３を形成するが、各熱溶着線Ａ３の間にオープンな空隙Ｂができて、各熱溶着線Ａ３の間を繋ぐことができないため、空気注入後の円柱状気室に空気漏れの問題が生じる。

そこで、本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑みて、連続式シール機を提供することを目的とする。

本発明に係る連続式シール機は、第１の熱溶着区間と第１の非熱溶着区間とを含む第１円周を備えた第１のローラと、第１の熱溶着区間に位置し、第１のローラの回転時に複数のフィルムを熱溶着方法により接着して第１の接着セクションを形成する第１の加熱部材と、第２の熱溶着区間と第２の非熱溶着区間とを含む第２円周を備え、第２円周と第１円周の長さが等しく、第１の熱溶着区間と第２の熱溶着区間の長さが第１円周より大きいか等しい第２のローラと、第２の熱溶着区間に位置し、第２のローラの回転時に複数のフィルムを熱溶着方法により接着して第２の接着セクションを形成し、第１の接着セクションと第２の接着セクションを接合することで複数のフィルムに中断することのない熱溶着線が形成される第２の加熱部材と、を含む。

本発明ではまた前記連続式シール機と空気を複数のフィルムに注入して円柱状気室を形成すると共に空気室に向かって空気を吹き出すための空気注入モジュールとを含む材料給送テーブルを提供する。

本発明は、第１のローラと第２のローラの回転で複数のフィルムを熱溶着し、第１のローラの第１の加熱部材が熱溶着方法によりこれらフィルムを接着して第１の接着セクションを形成させ、及び第２のローラの第２の加熱部材が熱溶着方法によりこれらフィルムを接着して第２の接着セクションを形成し、第１の接着セクションと第２の接着セクションを接合することで複数のフィルムに中断することのない熱溶着線を形成させることで、複数のフィルム上の複数熱溶着線で繋ぐことができずに中断してしまい、円柱状気室内に注入された空気が外部に漏れる従来の問題を効果的に解決できる。

以下、実施例において本発明の特徴及び長所を詳細に記述する。その内容は当業者に本発明の技術内容を理解してもらうと共にこれに基づいて実施させることができ、且つ本明細書に開示されている内容、特許請求の範囲及び図面に基づき、当業者は容易に本発明の関連の目的及び長所を理解できる。

従来の技術の上面図である。 本発明に係る第１の実施例の立体外観図（一）である。 本発明に係る第１の実施例の立体外観図（二）である。 本発明に係る第１の実施例の上面図である。 本発明に係る第１の実施例の熱溶着する前の前面図（一）である。 本発明に係る第１の実施例の熱溶着した後の前面図（一）である。 本発明に係る第１の実施例の接着セクションの前面図である。 本発明に係る第１の実施例の熱溶着する前の前面図（二）である。 本発明に係る第１の実施例の熱溶着した後の前面図（二）である。 本発明に係る第１の実施例の複数の加熱部材の前面図（一）である。 本発明に係る第１の実施例の複数の加熱部材の前面図（二）である。 本発明に係る第１の実施例の円周の長さが等しくない前面図（一）である。 本発明に係る第１の実施例の円周の長さが等しくない前面図（二）である。 本発明に係る第１の実施例の円周の長さが等しくない前面図（三）である。 本発明に係る第２の実施例の上面図（一）である。 本発明に係る第２の実施例の上面図（二）である。 本発明に係る第３の実施例の外観図（一）である。 本発明に係る第３の実施例の外観図（二）である。 本発明に係る第３の実施例の外観図（三）である。

（第１の実施例）
図２Ａ、図２Ｂ、図２Ｃを参照しながら説明する。図２Ａ、図２Ｂ、図２Ｃに示すのは本発明に係る第１の実施例において開示される連続式シール機１である。

本発明の連続式シール機１は、第１のローラ１１と少なくとも１個の第１の加熱部材１７と第２のローラ２１と少なくとも１個の第２の加熱部材２７とを含む。

図３Ａを参照しながら説明する。第１のローラ１１の外環には、第１の熱溶着区間１３と第１の非熱溶着区間１５とを含む第１円周１１１を備える。この実施例において、第１円周１１１に１つの第１の熱溶着区間１３と１つの第１の非熱溶着区間１５が設けられる。第１の熱溶着区間１３の断面は半円弧状となり、第１円周１１１の半分に位置する。第１の非熱溶着区間１５の断面は半円弧状となり、第１円周１１１の別の半分に位置し、且つ第１の熱溶着区間１３と第１の非熱溶着区間１５が交互に配置される（つまり第１の熱溶着区間１３が第１の非熱溶着区間１５に続いて交互に配列する）。

前述した第１の熱溶着区間１３と第１の非熱溶着区間１５の長さと数量は、例として挙げただけであって、本発明はこれに限るものではない。若干の実施例において、第１の熱溶着区間１３と第１の非熱溶着区間１５の長さは同じ距離（図３Ａ）とすることができる。また、若干の実施例において、第１の熱溶着区間１３と第１の非熱溶着区間１５の数量は第１のローラ１１上（図５）に各々２つ設けることができる。２つの第１の熱溶着区間１３と２つの第１の非熱溶着区間１５は第１のローラ１１に交互に位置し、下記の長所を有する。
つまり（１）複数のフィルム９ａ、９ｂを熱溶着する時、第１のローラ１１のシールがなく且つ第２のローラ２１のシール前の隙間を減らす。（２）複数のフィルム９ａ、９ｂが上下にずれた時に、熱溶着線９２にずれた断線（例えば熱溶着線９２の先端・末尾が繋がっていない）が起きる。
その他に、若干の実施例において、第１の熱溶着区間１３と第１の非熱溶着区間１５の数量は、第１のローラ１１上（図６）に各々３つ設けることができる。３つの第１の熱溶着区間１３と３つの第１の非熱溶着区間１５が第１のローラ１１に交互に配列され、六分の一ずつ外周に各々位置する。

図３Ａを参照しながら説明する。第１の加熱部材１７は、ここでは電熱線とし、一種の溶接技術のパッケージ方法である。しかし、若干の実施例においてパッケージ方式は例えば、硬化剤を添加した接着剤等の接着接合技術を使用でき、且つ、第１の加熱部材１７を第１の熱溶着区間１３に付着させ、第１のローラ１１の回転時、第１の加熱部材１７が熱溶着方法により複数のフィルム９ａ、９ｂを接着して第１の接着セクション１９（図３Ｂ、図３Ｃ）を形成する。つまり第１の加熱部材１７の長さが第１の接着セクション１９の長さに等しい。

図３Ａを参照しながら説明する。第２のローラ２１の外環は、第２円周２１１を備える。この実施例において第２円周２１１と第１円周１１１の長さが等しくなる。第２円周２１１は第２の熱溶着区間２３と第２の非熱溶着区間２５とを含み、そこに第２円周２１１に１つの第２の熱溶着区間２３と１つの第２の非熱溶着区間２５が設けられる。第１の熱溶着区間１３と第２の熱溶着区間２３の長さは第１円周１１１より大きいか等しく、複数のフィルム９ａ、９ｂが第１のローラ１１を経由して第２のローラ２１に到達した時、複数のフィルム９ａ、９ｂ上の第１の接着セクション１９と第２の接着セクション２９の接合（図３Ｂ、図３Ｃ）を提供する。
図３Ｃに示すように、第１のローラ１１で形成した第１の接着セクション１９両端が第２のローラ２１で形成した２つの第２の接着セクション２９にそれぞれ対応する。そこで第２の熱溶着区間２３の断面が半円弧状となり、第２円周２１１の半分に位置し、第２の非熱溶着区間２５の断面が半円弧状となり、第２円周２１１の別の半分に位置し、第２の熱溶着区間２３と第２の非熱溶着区間２５が交互に配置される（つまり第２の熱溶着区間２３が第２の非熱溶着区間２５に続いて交互に配列する）。

前述した第２の熱溶着区間２３と第２の非熱溶着区間２５の長さと数量は、例として挙げただけであって、本発明はこれに限定されないものとする。若干の実施例において第２の熱溶着区間２３と第２の非熱溶着区間２５の長さが同じ距離（図３Ａ）となる。
若干の実施例において第２の熱溶着区間２３と第２の非熱溶着区間２５の数量は第２のローラ２１上（図５）に各々２つ設けることができ、２つの第２の熱溶着区間２３と２つの第２の非熱溶着区間２５が第２のローラ２１に交互に配列される。
また、若干の実施例において第２の熱溶着区間２３と第２の非熱溶着区間２５の数量が第２のローラ２１（図６）に各々３つ設けることができ、３つの第２の熱溶着区間２３と３つの第２の非熱溶着区間２５が第２のローラ２１に交互に配列され、六分の一ずつ外周に各々位置する。

若干の実施例において第１のローラ１１の第１の熱溶着区間１３は、１つとすることができ、また１つの第１の加熱部材１７を対応して設けて第２のローラ２１の複数の第２の熱溶着区間２３に合わせると共に複数の第２の加熱部材２７に対応するように設けて使用できる。
或いは第１のローラ１１の第１の熱溶着区間１３を複数とすることができ、また複数の第１の加熱部材１７に対応するように設けて、第２のローラ２１の１つの第２の熱溶着区間２３（図示略）に合わせると共に１つの第２の加熱部材２７に対応するように設けて使用できる。

前述した第１のローラ１１の第１円周１１１と第２のローラ２１の第２円周２１１の長さが等しいことは、例として挙げただけであって、本発明はこれに限定されないものとする。若干の実施例において第２円周２１１の長さは第１円周１１１の長さ（図７）より小さくできる、或いは第２円周２１１の長さが第１円周１１１の長さ（図８）より大きくできる。

図３Ａを参照しながら説明する。第２の加熱部材２７は、ここでは電熱線とし、一種の溶接技術のパッケージ方法である。しかし、若干の実施例においてパッケージ方式は例えば、硬化剤を添加した接着剤等の接着接合技術を使用でき、且つ、第２の加熱部材２７を第１の熱溶着区間２３に付着させる。
この実施例において第１のローラ１１に設けられる第１の加熱部材１７と第２のローラ２１に設けられる第２の加熱部材２７が対向する半円弧状様態を形成し、第２のローラ１１の回転時、第１の加熱部材１７が熱溶着方法により複数のフィルム９ａ、９ｂを接着して第２の接着セクション２９を形成し、つまり第２の加熱部材２７の長さが第２の接着セクション２９の長さに等しい。
そこで、第１の接着セクション１９と第２の接着セクション２９が接合して複数のフィルム９ａ、９ｂに中断することなく且つ連続の熱溶着線９２（つまり第１の接着セクション１９の両端が、２つの第２の接着セクション２９に接合する）を形成する。若干の実施例において第１の接着セクション１９と第２の接着セクション２９の接合部を重ねることができる。

前述した第１のローラ１１上の第１の加熱部材１７と第２のローラ２１上の第２の加熱部材２７の設置様態は例として挙げただけであって、若干の実施例において第１のローラ１１上の第１の加熱部材１７と第２のローラ２１上の第２の加熱部材２７を逆方向の半円弧状様態（図４Ａ、４Ｂ）に形成させる。

図３Ａを参照しながら説明する。本発明の第１のローラ１１と第２のローラ１の間には間隔Ｌを有する。そこで第１の熱溶着区間１３と第２の熱溶着区間２３の長さが等しいという条件において、間隔Ｌは第１の熱溶着区間１３の長さより小さいか等しく、若しくは間隔Ｌが第２の熱溶着区間２３の長さより小さいか等しく、且つこの実施例において間隔Ｌは２／１第１のローラ１１又は第２のローラ２１の円周率（π）×直径（Ｄ）である。
この他に、若干の実施例において第１円周１１１の長さと第２円周２１１の長さが等しい（つまり直径Ｄが同じ）という状況において、第１の熱溶着区間１３と第２の熱溶着区間２３の長さが異なるよう設計（図９）でき、また第１のローラ１と第２のローラ２１の間隔Ｌを、第１の熱溶着区間１３と第２の熱溶着区間２３の長さより小さいか等しくする。
また若干の実施例において第１円周１１１の長さと第２円周２１１の長さが異なるよう設計（つまり直径Ｄが異なる）でき、且つ、第１のローラ１と第２のローラ２１の間隔Ｌを第１の熱溶着区間１３と第２の熱溶着区間２３の長さより小さいか等しくする（図７、８）。

図３Ａを参照しながら説明する。本発明の連続式シール機１は、第１のローラ１１と第２のローラ２１の間に位置するチャックローラ５を更に含む。複数のフィルム９ａ、９ｂを熱溶着する時、複数のフィルム９ａ、９ｂの一端をチャックローラ５と第１のローラ１１の間に搬送して、第１のローラ１１上の第１の加熱部材１７の回転により複数のフィルム９ａ、９ｂを熱溶着し、その後複数のフィルム９ａ、９ｂの一端をチャックローラ５と第２のローラ２１の間に搬送して、第２のローラ２１上の第２の加熱部材２７の回転により複数のフィルム９ａ、９ｂを熱溶着する。若干の実施例においてチャックローラ５はゴム或いはプラスチック又はその他硬質の材質からなり、またチャックローラ５の断面は円形体とする。

前述したチャックローラ５を円形体とするのは、例として挙げただけであって、若干の実施例においてチャックローラ５断面を歯車型又は半円形と半分歯車型とすることもできる。また、歯車型チャックローラ５は複数のフィルム９ａ、９ｂを搬送する時、複数のフィルム９ａ、９ｂを交差保持できるため、複数のフィルム９ａ、９ｂを短く移動する最中、空気閉止を提供し、また複数のフィルム９ａ、９ｂが入り込んで熱溶着方法による接着の手順を行う前、複数のフィルム９ａ、９ｂのシール箇所に空気が注入されない状態を形成するため、熱溶着方法による接着のシール効果が向上する。

図２Ｃを参照しながら説明する。本発明の連続式シール機１は、空気注入モジュール７を更に含む。そこで空気注入モジュール７が第１のローラ１１の前方に位置し、複数のフィルム９ａ、９ｂが第１のローラ１１まで搬送される前、空気注入モジュール７を通過し、空気注入モジュール７が複数のフィルム９ａ、９ｂの間の空気注入口に空気を吹き出し、空気を複数のフィルム９ａ、９ｂの間に入れる。
そこで空気が円柱状気室９１の空気室９１ａに注入された複数のフィルム９ａ、９ｂを両外側へ膨張させ、空気室９１ａがホッパー状の漸縮効果を挙げて空気の外部漏れを避け、複数のフィルム９ａ、９ｂが引き続き移動すると共に第１のローラ１１及び第２のローラ２１により熱溶着されて円柱状気室９１を形成する。

（第２の実施例）
図１０Ａ、図１０Ｂを参照しながら説明する。図１０Ａ、図１０Ｂは本発明の第２の実施例である。第２の実施例と第１の実施例の最大の相違点は、本実施例の第１の熱溶着区間１３が第１のローラ１１の外環で傾斜直線様態（図１０Ａ）となり、且つ第２の熱溶着区間２３が第２のローラ２１の外環で傾斜直線様態となり、複数のフィルム９ａ、９ｂが熱溶着された後、複数のフィルム９ａ、９ｂ上の熱溶着線９２が高低交互に繋がる様態が形成されることである。
この他に、若干の実施例において第１の熱溶着区間１３が第１のローラ１１の外環で波の円弧状様態（図１０Ｂ）となり、且つ第２の熱溶着区間２３が第２のローラ２１の外環で波の円弧状様態となり、複数のフィルム９ａ、９ｂが熱溶着された後、複数のフィルム９ａ、９ｂ上の熱溶着線９２が高低交互に繋がる様態が形成される。

（第３の実施例）
図１１、図１２、図１３を参照しながら説明する。図１１、図１２、図１３は本発明の第３の実施例である。第３の実施例では材料給送テーブル１００を開示するもので、複数のフィルム９ａ、９ｂの搬送に用いられる。
材料給送テーブル１００に第１の実施例或いは第２の実施例ような連続式シール機１が設けられる。そこで材料給送テーブル１００は、空気を複数のフィルム９ａ、９ｂに充填すると共に円柱状気室９１を形成することに用いられる空気注入モジュール３を含む。
空気注入後の円柱状気室９１は排出方向Ｆに向かって前進（図１１）し、且つ、空気注入モジュール３は空気注入管３１を含み、空気注入管３１の断面が円筒形で、空気を複数のフィルム９ａ、９ｂの間に注入することに用いられる。この実施例において空気注入管３１が複数のフィルム９ａ、９ｂの上端に設置すると共に円柱状気室９１の空気室９１ａに向かって空気を吹き出す。

図１２を参照しながら説明する。若干の実施例において材料給送テーブル１００は搬送用リール６を含み、材料巻取ドラム９０（つまり複数のフィルム９ａ、９ｂの巻きからなる）を設ける。搬送用リール６が回転盤６１とピン６２とを含む。
そこで回転盤６１が材料巻取ドラム９０を回転すると共に複数のフィルム９ａ、９ｂを連続式シール機１及び空気注入モジュール３に搬入する。ピン６２が回転盤６１に位置し、材料巻取ドラム９０の中に貫設するために用いられる。本実施例において、材料給送テーブル１００は縦型巻取機１０１（つまり材料巻取ドラム９０は立てタイプとなる）として運用させることができる。

前述した材料給送テーブル１００が縦型巻取機１０１に運用されるのは、例として挙げただけである。若干の実施例において材料給送テーブル１００は、図１２に示すような横型巻取機１０２（つまり材料巻取ドラム９０が横置きタイプとなる）として運用することができる。

図１２を参照しながら説明する。若干の実施例において材料給送テーブル１００は複数のクランプローラ７、ギア式クランプローラ８を更に含み、複数のフィルム９ａ、９ｂが複数のクランプローラ７の間に位置する。そこでクランプローラ７は凹状リング７１（図１３）を含み、空気注入管３１の先端３１１が凹状リング７１に位置し、且つ空気注入管３１がクランプローラ７内に設置され、空気注入管３１に空気注入した後、複数のフィルム９ａ、９ｂが連続式シール機１に到達してシールする前に起きる空気の外部漏れ状況を防止するため、クランプローラ７内で空気注入管３１の先端３１１の位置を制御して、クランプローラ７で空気注入管３１を覆わせる。
そこで材料給送テーブル１００が複数のギア式クランプローラ８（図１２）を更に含み、複数のフィルム９ａ、９ｂが複数のギア式クランプローラ８の間に位置し、これにより複数のギア式クランプローラ８を介して交差上下回転の方式を形成でき、下垂式で複数のフィルム９ａ、９ｂを連続式シール機１に引き込んで熱溶着方法による接着のシール工程を行うことができる。

本発明は、第１のローラと第２のローラの回転で複数のフィルムを熱溶着し、第１のローラの第１の加熱部材が熱溶着方法により複数のフィルムを接着して第１の接着セクションを形成させ、及び第２のローラの第２の加熱部材が熱溶着方法により複数のフィルムを接着して第２の接着セクションを形成し、第１の接着セクションと第２の接着セクションを接合することで複数のフィルムに中断することのない熱溶着線を形成させることで、複数のフィルム上の複数熱溶着線で繋ぐことができずに中断してしまい、円柱状気室内に注入された空気が外部に漏れる従来の問題を効果的に解決できる。

１ 連続式シール機
１１ 第１のローラ
１１１ 第１円周
１３ 第１の熱溶着区間
１５ 第１の非熱溶着区間
１７ 第１の加熱部材
１９ 第１の接着セクション
２１ 第２のローラ
２１１ 第２円周
２３ 第２の熱溶着区間
２５ 第２の非熱溶着区間
２７ 第２の加熱部材
２９ 第２の接着セクション
３ 空気注入モジュール
３１ 空気注入管
３１１ 先端
５ チャックローラ
６ 搬送用リール
６１ 回転盤
６２ ピン
７ クランプローラ
７１ 凹状リング
８ ギア式クランプローラ
９０ 材料巻取ドラム
９ａ／９ｂ フィルム
９１ 円柱状気室
９１ａ 空気室
９２ 熱溶着線
１００ 材料給送テーブル
１０１ 縦型巻取機
１０２ 横型巻取機
Ｌ 間隔
Ｆ 排出方向
Ａ１ 緩衝空気袋
Ａ１０ ビニールフィルム
Ａ２ 加熱ローラ
Ａ２１ 電熱線
Ａ３ 熱溶着線
Ｂ 隙間

Claims (12)

1. 複数のフィルムを熱溶着するために用いられ、
   少なくとも１つの第１の熱溶着区間と少なくとも１つの第１の非熱溶着区間とを含む第１円周を備えた第１のローラと、
   前記少なくとも１つの第１の熱溶着区間に位置し、前記第１のローラの回転時に前記フィルムを熱溶着方法により接着して第１の接着セクションを形成する少なくとも１個の第１の加熱部材と、
   少なくとも１つの第２の熱溶着区間と少なくとも１つの第２の非熱溶着区間とを含む第２円周を備え、前記第２円周と前記第１円周の長さが等しく、前記少なくとも１つの第１の熱溶着区間と前記少なくとも１つの第２の熱溶着区間の長さが前記第１円周より大きいか等しい第２のローラと、
   前記少なくとも１つの第２の熱溶着区間に位置し、前記第２のローラの回転時に前記フィルムを熱溶着方法により接着して第２の接着セクションを形成し、前記第１の接着セクションと前記第２の接着セクションを接合することで前記フィルムに中断することのない熱溶着線が形成される少なくとも１個の第２の加熱部材と、を含むことを特徴とする、
   連続式シール機。
2. 前記少なくとも１つの第１の熱溶着区間と前記少なくとも１つの第１の非熱溶着区間が交互に配置され、前記少なくとも１つの第２の熱溶着区間と前記少なくとも１つの第２の非熱溶着区間が交互に配置されることを特徴とする請求項１に記載の連続式シール機。
3. 前記第１のローラと前記第２のローラの間には間隔を有し、前記間隔は前記少なくとも１つの第１の熱溶着区間と前記少なくとも１つの第２の熱溶着区間の長さより小さいか等しいことを特徴とする請求項１に記載の連続式シール機。
4. 複数のフィルムを熱溶着するために用いられ、
   少なくとも１つの第１の熱溶着区間と少なくとも１つの第１の非熱溶着区間とを含む第１円周を備えた第１のローラと、
   前記少なくとも１つの第１の熱溶着区間に位置し、前記第１のローラの回転時に前記フィルムを熱溶着方法により接着して第１の接着セクションを形成する少なくとも１個の第１の加熱部材と、
   少なくとも１つの第２の熱溶着区間と少なくとも１つの第２の非熱溶着区間とを含む第２円周を備え、前記第２円周の長さが前記第１円周の長さより小さく、前記少なくとも１つの第１の熱溶着区間と前記少なくとも１つの第２の熱溶着区間の長さが前記第１円周より大きいか等しい第２のローラと、
   前記少なくとも１つの第２の熱溶着区間に位置し、前記第２のローラの回転時に前記フィルムを熱溶着方法により接着して第２の接着セクションを形成し、前記第１の接着セクションと前記第２の接着セクションを接合することで前記フィルムに中断することのない熱溶着線が形成される少なくとも１個の第２の加熱部材と、を含むことを特徴とする、
   連続式シール機。
5. 前記少なくとも１つの第１の熱溶着区間と前記少なくとも１つの第１の非熱溶着区間が交互に配置され、前記少なくとも１つの第２の熱溶着区間と前記少なくとも１つの第２の非熱溶着区間が交互に配置されることを特徴とする請求項４に記載の連続式シール機。
6. 前記第１のローラと前記第２のローラの間には間隔を有し、前記間隔は前記少なくとも１つの第１の熱溶着区間の長さより小さいか等しく、若しくは、前記間隔が前記少なくとも１つの第２の熱溶着区間の長さより小さいか等しいことを特徴とする請求項４に記載の連続式シール機。
7. 複数のフィルムの搬送に用いられ、
   請求項１乃至請求項６のいずれか一項に記載の連続式シール機と、
   空気を前記フィルムに注入して円柱状気室を形成すると共に前記円柱状気室の空気室に空気を吹き出すための空気注入モジュールと、を含むことを特徴とする、
   材料給送テーブル。
8. 搬送用リールを更に含み、前記フィルムの材料巻取ドラムが設けられ、前記搬送用リールは、前記材料巻取ドラムを回転すると共に前記フィルムを前記連続式シール機、及び、前記空気注入モジュールに搬入する回転盤と、前記回転盤に位置するピンと、を含むことを特徴とする請求項７に記載の材料給送テーブル。
9. 複数のクランプローラを更に含み、前記フィルムが前記クランプローラの間に位置することを特徴とする請求項７に記載の材料給送テーブル。
10. 前記クランプローラは、複数の凹状リングを含み、前記空気注入モジュールが前記凹状リングに位置する空気注入管を含むことを特徴とする請求項９に記載の材料給送テーブル。
11. 複数のギア式クランプローラを更に含み、前記フィルムが前記ギア式クランプローラの間に位置することを特徴とする請求項７に記載の材料給送テーブル。
12. 前記第１のローラと前記第２のローラの間に位置するチャックローラを更に含むことを特徴とする請求項７に記載の材料給送テーブル。

Images