JP2014037067A - 上製本の製本方法、及び上製本の下固め丸身出し装置 - Google Patents

上製本の製本方法、及び上製本の下固め丸身出し装置 Download PDF

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健一 宮崎
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Abstract

【課題】簡易に生産能力の向上を図れる上製本の製本方法等を提供する。
【解決手段】上製本1の製本方法は、丁合された複数の用紙2の背を丸みをつけて固定する下固め丸身出し工程と、積層体3の背側に耳を形成する耳出し工程と、当該積層体3の背を固める背固め工程と、当該積層体3をカバー紙4でくるむくるみ工程と、を具備し、前記下固め丸身出し工程は、複数の用紙2の背に熱によって溶融する糊10を塗布した後、この糊10が乾燥する前に湾曲状に形成された凹部51に当該積層体3の背側を接触させて背を丸めることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は上製本を製本する製本方法等に関する。
背が丸みをおびた丸背上製本は、複数の枚用紙からなる用紙束が下固め工程、丸身出し工程、耳出し工程、背固め工程、表紙くるみ工程の順に処理され製本されることが知られている(特許文献1参照)。
この種の上製本の製本過程において、例えば、下固め工程においてホットメルト接着剤が用いられて用紙束が無線綴じされるが、丸身出しを行う際には、このホットメルト接着剤が加熱されて処理される。
特開2003−19879号公報
この種の従来の製本方法では、下固め工程と丸身出し工程とを別工程とするため、下固め工程において、用紙束がホットメルト接着剤により無線綴じされた後、丸身出し工程において、当該ホットメルト接着剤が溶融されて丸身出しが行われるため、下固め工程におけるホットメルト接着剤の固化待ち時間及び丸身出し工程におけるホットメルト接着剤の溶融待ち時間を要し、生産能力の低下の要因となっている。
本発明は、このような問題の解消を一つの課題とし、その目的の一例は、簡易に生産能力の向上を図れる上製本の製本方法等を提供するものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の上製本の製本方法は、複数の用紙(2)からなる積層体(3)と、この積層体の両側及び背を覆うカバー紙(4)と、を備える上製本(1)を製本する上製本の製本方法において、丁合された複数の用紙の背に丸みをつけて固定する下固め丸身出し工程と、前記積層体の背側に耳を形成する耳出し工程と、当該積層体の背を固める背固め工程と、当該積層体をカバー紙でくるむくるみ工程と、を具備し、前記下固め丸身出し工程は、複数の用紙の背に熱によって溶融する糊(10)を塗布した後、当該糊が乾燥する前に湾曲状に形成された凹部(51)に当該積層体の背側を接触させて背を丸めることを特徴とする。
また、請求項2に記載の上製本の製本方法は、請求項1に記載の上製本の製本方法において、前記積層体の背を前記凹部に接触させる際に、当該凹部を冷却して前記糊を固化して積層体の背を固めることを特徴とする。
また、請求項3に記載の上製本の製本方法は、請求項1、又は2に記載の上製本の製本方法において、前記積層体の背側を前記凹部に接触させる際に、前記積層体の背側が前記凹部に押圧されることを特徴とする。
また、請求項4に記載の上製本の下固め丸身出し装置は、複数の用紙からなる積層体と、この積層体の両側及び背を覆うカバー紙と、を備える上製本を製本する際に前記積層体の背を丸みをつけて固定する上製本の下固め丸身出し装置において、背側に熱によって溶融する糊が塗布された前記積層体の背側を背紙を介して接触させるために湾曲状に形成された凹部(51)を有する基台(52)と、前記積層体の背部の両側から押圧する押圧体(56)と、前記基台を冷却する冷却装置と、を備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載の上製本の下固め丸身出し装置は、請求項4に記載の上製本の下固め丸身出し装置において、前記積層体の小口側から押圧し、前記積層体の背側を前記凹部に接触させる押圧体(60)を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、上製本を効率良く生産することができる。
本実施形態の冊子の一例を示す外観斜視図である。 上製本の製本過程を示す工程図である。 上製本の製本過程を示す模式図を示し、図3(a)は下固め工程の模式図、図3(b)は丸身出し工程の模式図、図3(c)は耳出し工程の模式図、図3(d)は背固め工程の模式図、図3(e)はくるみ工程の模式図である。 下固め丸身出し工程の処理工程を示し、図4(a)はミーリングされた積層体の模式図、図4(b)は背部に糊が塗布された積層体の模式図、図4(c)は基台上に背紙及び積層体を配置する前の状態を示す模式図、図4(d)は基台上に背紙及び積層体を配置した状態を示す模式図、図4(e)は積層体に対して丸身出しを行う状態を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(上製本の構成等)
まず、製本される上製本(以下、「冊子1」と称する。)について図1を用いて説明する。なお、図1において、便宜上、冊子1の上下方向を天地方向とし、正面側を小口側、奥行側を背側として説明する。
本実施形態の冊子1は、図1に示すように、本紙となる複数の枚葉紙2(本願の用紙)を重ね合わせて構成される積層体3と、この積層体3の最表面側と最裏面側と背側を覆う(くるむ)カバー紙4と、を備えている。
ここで積層体3は、丁合された複数の枚葉紙2の背側にホットメルト等の熱によって溶融する糊が塗布されて各枚葉紙2が互いに接着され、この背に背紙を貼着して下固めされるとともに、小口側を開き易くするためにその背が丸身出しされ、次に本紙が落ちない程度の強度を保つために積層体の背側が耳出しされ、次に補強用に当該背に花きれ付きのシワ紙13が取り付けられて背固めされる。
そして、冊子1は、この積層体3をカバー紙4でくるむ際に、カバー紙4と、このカバー紙4と隣接する積層体の一側面及び他面と、が例えば液状糊によって貼り付けられて製本される。
(上製本の製造方法等)
次に、本実施形態の上製本の製本方法について図2乃至図4を用いて説明する。
本実施形態の上製本の製本方法は、クランパ70によって丁合された複数の枚葉紙2からなる積層体3の両側が挟持されて把持されつつ、図2に示すように、下固め丸身出し工程、耳出し工程、背固め工程、くるみ工程の順に搬送されて所定の処理が行われ、冊子1が製本される。このように本実施形態の上製本の製本方法では、下固め処理と丸身出し工程とを同時に行うことで生産能力の向上を図る。
下固め丸身出し工程では、図3(a)及び図3(b)に示すように、複数の枚葉紙2からなる積層体3の背部が無線綴じにより下固めされるとともに、当該背部が湾曲状に形成されて丸身出しされる。具体的には、図4に示すように、積層体3の背がミーリングされて積層体3の背及び背側の両側に熱によって溶融する性質を有するホットメルト系の糊10が塗布されるとともに、糊10の塗布面に背紙11(しわ紙や和紙)を配置して、糊10が固化する前に、基台52に形成された湾曲形状の凹部51に当該背紙11を介して積層体3の背を接触させて自重によりこの背が所定の曲率Rで丸身出しされる。
なお、この背紙11によって基台52に糊10が付かずに、糊10が溶融した状態で積層体3の丸身出しを行える。
耳出し工程では、図3(c)に示すように、当該背を断面視において略イチョウ型となるように本紙の背の形を整える。具体的には本紙を積層体3の背側の両側から押圧し、背側からローラ等で圧力を掛ける。これにより、本紙が小口側から飛び出しにくくなるとともに、冊子1の開きが良くなる。
背固め工程では、図3(d)に示すように、積層体3の背に花きれ付きのシワ紙(クラフト紙等)13が取り付けられて補強される。
くるみ工程では、図3(e)に示すように、背固めされた当該積層体3をカバー紙4でくるむ。この時、例えば、カバー紙4は、このカバー紙4と隣接する積層体3の一側面及び他面にエマルジョン系の糊が用いられて貼り付けられる。なお、当該糊は、枚葉紙の種類によって一般的に公知な糊が適宜用いられる。
ここで、特に本願発明の特徴部分である下固め丸身出し工程における積層体の処理方法について説明する。
従来、この種の製本処理における下固め丸身出し工程は、別工程で行われ、下固め工程においてホットメルト系の糊10によって積層体3の背部を仮固定した後、丸身出し工程において当該糊10を溶融して、積層体3の背部の丸身出しを行っていた。
この処理では、糊10の固化・溶融に時間を要し、生産能力の低下を招くため、本実施形態では、積層体3に糊10を塗布した後、当該糊10が固化する前に、当該積層体3の丸身出しを行いつつ、糊10を冷却することにより、効率化を図るようにしている。
具体的に、下固め丸身出し工程では、まず、図4(a)に示すように、積層体3の背が図示しないフライス等の回転工具によりミーリングされ、図4(b)に示すように、そのミーリングされた積層体3に対して、図示しない糊塗布機等を用いて、丁合された積層体3の背側に糊10が塗布されて仮固めされ、その後、丸身出し装置50により丸身出しが行われる。
図4(c)〜図4(e)は丸身出し工程を示す図であり、図4(c)〜図4(e)に示すように、丸身出し装置50は、湾曲状に形成された凹部51を上部に有する基台52を備え、図4(d)に示すように、この凹部51には背紙11を介して積層体3の背側を接触させる。また、丸身出し装置50は、この基台52の上面両側に対向して配置される一対の押圧体56、56と、この両方の押圧体56、56を互いに近づく又は離れる方向に水平移動する図示しない移動機構部と、を備えている。
そして、図4(c)に示すように、凹部51上に背紙11を配置した上で、この背紙11上に積層体3を移動させ、図4(d)に示すように、この両方の押圧体56、56を近づく方向に移動させて、図4(e)に示すように、押圧対56を積層体3の背側の両側を挟持するように押し当て積層体3を支持しつつ、クランパ70に設けられた図示しない移動機構によって積層体3を下方へと押圧することによって、又はクランパ70による挟持力を弱めて枚葉紙2が有する自重によって背の丸身出しが行われるとともに、背紙11が積層体3の両側に貼着される。
なお、押圧体56、56を断面視略円形状に形成し、モータ等の駆動部に回転可能に取り付け、例えば、半回転させて背の両側面が外側(見返し側)へと曲げることで耳出しを行うこともできる。
また、基台52は、熱伝導性を有しており、この基台52には、冷却装置58が設けられており、図示しない制御部によって当該基台52を冷却可能になっている。そして、例えば、背紙11を介して積層体3が基台52に接触する際に基台52を冷却することによって、糊10が徐々に固化され、丸身出しされた背が固められた積層体3が完成する。
また、丸身出し装置50の基台52は着脱可能に設けられている。この基台52は、凹部51の曲率Rが異なる複数の種類を有し、積層体3の厚みに応じて適宜適切な種類の基台52が選択されて取り付けられる。
このように構成された丸身出し装置50によって、糊10が塗布された積層体3が、当該糊10が乾燥する前に、図4(c)に示すように、基台52の凹部51に背紙11が配置された上で、その上方からクランパ70によって背側を下にして両側から挟持された積層体3が下方へと移動され、図4(d)に示すように、基台52の凹部51との間で背紙11を挟むようにして当該積層体3が載置され、基台52が冷却装置58によって冷却され、図4(e)に示すように、押圧体56により積層体3が両側から挟持されつつ、さらに、積層体3を構成する中央部の枚葉紙2が下方へと移動されて凹部51に接触し、積層体3の背が糊10の冷却によって固定されつつ、当該背の丸身出しが行われる。
なお、図4(e)の破線に示すように、下端面が所定の曲率で湾曲状に形成され、積層体3を上方から押圧するための押圧体60を用意し、当該押圧体60を積層体3の小口側から押し当てて、半ば強制的に丸身出しを行うようにしても構わない。
このように、本実施形態の冊子1は、積層体3の背を固化する工程と背を丸める工程とをほぼ同時に行うことにより、短時間で丸身出しが行われ背側が糊10によって固定された積層体3を製造できるため、簡易に生産能力の向上を図ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々変更可能である。
1 冊子
2 枚葉紙
3 積層体
4 カバー紙
10 糊
51 凹部
52 基台
56、60 押圧体

Claims (5)

  1. 複数の用紙からなる積層体と、この積層体の両側及び背を覆うカバー紙と、を備える上製本を製本する上製本の製本方法において、
    丁合された複数の用紙の背に丸みをつけて固定する下固め丸身出し工程と、
    前記積層体の背側に耳を形成する耳出し工程と、
    当該積層体の背を固める背固め工程と、
    当該積層体をカバー紙でくるむくるみ工程と、を具備し、
    前記下固め丸身出し工程は、
    複数の用紙の背に熱によって溶融する糊を塗布した後、当該糊が乾燥する前に湾曲状に形成された凹部に当該積層体の背側を接触させて背を丸めることを特徴とする上製本の製本方法。
  2. 前記積層体の背を前記凹部に接触させる際に、当該凹部を冷却して前記糊を固化して積層体の背を固めることを特徴とする請求項1に記載の上製本の製本方法。
  3. 前記積層体の背側を前記凹部に接触させる際に、前記積層体の背側が前記凹部に押圧されることを特徴とする請求項1、又は2に記載の上製本の製本方法。
  4. 複数の用紙からなる積層体と、この積層体の両側及び背を覆うカバー紙と、を備える上製本を製本する際に前記積層体の背を丸みをつけて固定する上製本の下固め丸身出し装置において、
    背側に熱によって溶融する糊が塗布された前記積層体の背側を背紙を介して接触させるために湾曲状に形成された凹部を有する基台と、
    前記積層体の背部の両側から押圧する押圧体と、
    前記基台を冷却する冷却装置と、
    を備えることを特徴とする上製本の下固め丸身出し装置。
  5. 前記積層体の小口側から押圧し、前記積層体の背側を前記凹部に接触させる押圧体を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の上製本の下固め丸身出し装置。
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