JP2014035947A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メスハウジング20は、メスハウジング20の右側外側面21と左側外側面23とが、ガイドアーム13とロックアーム15との間に挟まれて、左右方向へのメスハウジング20の移動が規制された状態で、オスハウジング10とメスハウジング20とが嵌合される際に、上下方向へのガイドアーム13の移動を規制してガイドアーム13の嵌合方向への移動を案内する第1のガイドレール25と、仮嵌合状態においてロックアーム15に係止されて嵌合方向へのオスハウジング10の移動を規制する仮係止突起33と、可撓性を有するランス36と、仮嵌合状態において、半挿入検知ピン12の一部を収容するフード部38と、を有している。
【選択図】図10
Description
(1) オス端子を保持するオスハウジングと、
前記オスハウジングと嵌合可能である筒状に形成され、前記オス端子と電気的に接続されるメス端子を収容して保持する端子収容室を有するメスハウジングと、
を備えるコネクタであって、
前記オスハウジングは、
前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合される方向である嵌合方向に長手方向が沿うように前記オス端子を保持する、平板状に形成された壁部と、
前記オス端子の前記メス端子との接触端側に、前記壁部から延設された半挿入検知ピンと、
前記半挿入検知ピンと同じ向きに、前記壁部から延設されたガイドアームと、
前記半挿入検知ピンと同じ向きに、前記壁部から延設された可撓性を有するロックアームと、
を有し、
前記メスハウジングは、
前記メスハウジングの第1の外側面と該第1の外側面とは反対側の第2の外側面とが、前記ガイドアームと前記ロックアームとの間に挟まれて、前記第1の外側面と前記第2の外側面とが対向する方向である左右方向への前記メスハウジングの移動が規制された状態で、前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合される際に、前記嵌合方向及び前記左右方向のそれぞれに垂直な方向である上下方向への前記ガイドアームの移動を規制して前記嵌合方向への前記ガイドアームの移動を案内する、前記第1の外側面から突設された第1のガイドレールと、
前記オスハウジングと前記メスハウジングとが中途まで嵌合した状態である仮嵌合状態において前記ロックアームに係止されて前記嵌合方向への前記オスハウジングの移動を規制する、前記第2の外側面から突設された仮係止突起と、
可撓性を有して前記メス端子を抜け止め可能に形成され、前記メス端子が前記端子収容室に半挿入された状態において、前記オスハウジングと前記メスハウジングとが完全に嵌合される場合に、前記半挿入検知ピンに当接するランスと、
前記仮嵌合状態において、前記半挿入検知ピンの少なくとも一部を収容するフード部と、
を有する、
こと。
(2)上記(1)の構成のコネクタであって、
前記仮嵌合状態においては、前記オス端子の一部が、前記フード部に収容される、
こと。
(3)上記(1)又は(2)の構成のコネクタであって、
前記メスハウジングは、前記オスハウジングと前記メスハウジングとが完全に嵌合した状態である本嵌合状態において前記ロックアームに係止されて前記嵌合方向への前記オスハウジングの移動を規制する、前記第2の外側面から突設された本係止突起を更に有し、
前記本嵌合状態においては、前記半挿入検知ピンが、前記ランスの変形を規制して前記端子収容室への前記メス端子の挿抜を規制し、
前記本係止突起は、前記メス端子を前記端子収容室に正規に挿入する際に前記メスハウジングに前記嵌合方向に作用する力が、前記オスハウジングと前記メスハウジングとを前記仮嵌合状態から前記本嵌合状態に遷移させる際に前記オスハウジングに前記嵌合方向に作用する力よりも小さくなるように傾斜した傾斜面を側面に有する、
こと。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つの構成のコネクタであって、
前記第1のガイドレールは、該第1のガイドレールから前記上下方向に延びるように延設された規制部を有し、
前記ガイドアームは、前記嵌合時において前記規制部と前記第1の外側面との間に位置する当接部を有し、
前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合した状態においては、前記当接部が前記規制部に当接することによって、前記ガイドアームの前記第1の外側面から離間する方向への移動が規制される、
こと。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか1つの構成のコネクタであって、
前記ロックアームは、前記上下方向に離間して形成される、前記壁部から前記嵌合方向に延びる複数の基部と、該基部の先端それぞれに連結され、前記仮係止突起に係止される係止面を画成する接続部と、を有する、
こと。
(6)上記(1)〜(5)のいずれか1つの構成のコネクタであって、
前記仮係止突起は、第1の仮係止突起と、該第1の仮係止突起に対して上下方向に並んで形成される第2の仮係止突起と、を有する、
こと。
(7)上記(1)〜(6)のいずれか1つの構成のコネクタであって、
前記メスハウジングは、前記上下方向への前記ロックアームの移動を規制して前記嵌合方向への前記ロックアームの移動を案内する、前記第2の外側面から突設された第2のガイドレールを更に有する、
こと。
また、このようにオスハウジングにフード部を形成しない場合には、オスハウジングの壁部から突出した半挿入検知ピンが外部に対して露出しているため、例えば搬送時に当該半挿入検知ピンが他の部品等に接触して破損してしまう可能性がある。これに対して、上記(1)の構成のコネクタでは、仮嵌合状態においては、半挿入検知ピンの少なくとも一部がメスハウジングのフード部に収容されることにより、半挿入検知ピンがメスハウジングにより保護される。このため、オスハウジングとメスハウジングとを仮嵌合状態として運搬することにより、半挿入検知ピンが破損することを防止できる。
上記(2)の構成のコネクタでは、仮嵌合状態においては、オスハウジングの壁部から突出しているために破損し易いオス端子についても、半挿入検知ピンと同様に、メスハウジングにより保護される。このため、オスハウジングとメスハウジングとを仮嵌合状態として運搬することにより、オス端子が破損することを防止できる。
上記(3)の構成のコネクタでは、メス端子を端子収容室に正規に挿入する際にメスハウジングに作用する力が、オスハウジングとメスハウジングとを仮嵌合状態から本嵌合状態に遷移させる際にオスハウジングに作用する力よりも小さいため、仮嵌合状態においてメス端子を正規に挿入する場合に、両ハウジングが本嵌合状態となってしまうことを防止できる。このため、メス端子の挿入作業中に、両ハウジングが本嵌合状態となってしまい、端子収容室へのメス端子の挿抜が規制されることが防止される。
上記(4)の構成のコネクタでは、メスハウジングの第1の外側面から離間する方向へのガイドアームの移動が規制されているため、例えばオスハウジングに左右方向への外力が作用して、ロックアームが左右方向に撓み変形し、ガイドアームを含むオスハウジングがメスハウジングに対して左右方向に移動しようとた場合に、当該移動が規制される。これにより、左右方向への外力に起因するガタつきが抑制される。
また、上記(4)のコネクタでは、第1のガイドレールから上下方向に延びるように延設された規制部が、嵌合状態においてガイドアームの当接部に当接することにより、ガイドアームのメスハウジングの第1の外側面から離間する方向への移動が規制されている。このため、第1のガイドレールの左右方向の幅を増加させることなく、当該規制が実現される。
上記(5)の構成のコネクタでは、嵌合状態においては、複数の基部と該基部を連結する接続部とに囲まれるように、仮係止突起が係止面に係止される。このため、ロックアームを仮係止突起に対してより確実に係止させることができる。
上記(6)の構成のコネクタでは、仮係止突起が、第1の仮係止突起と該第1の仮係止突起に対して上下方向に並んで形成される第2の仮係止突起とを有しているため、第1の仮係止突起と第2の仮係止突起との間には、上下方向において間隙が形成されている。これにより、当該間隙が形成されていない場合と比較して、本係止状態に移行するためにロックアームが仮係止突起を乗り越える際に、ロックアームと仮係止突起との間に生じる摩擦力が低減される。このため、コネクタを仮係止状態にするために必要な力を小さくできる。
上記(7)の構成のコネクタでは、第2のガイドレールによってロックアームの上下方向への移動が規制されるため、メスハウジングの上下方向への移動が更に規制され、上下方向への外力に起因するガタつきが抑制される。
コネクタ1では、メスハウジング20は、右側外側面21と左側外側面23とがオスハウジング10のガイドアーム13とロックアーム15との間に挟まれて左右方向への移動が規制され、第1のガイドレール25がガイドアーム13を案内することにより上下方向への移動が規制された状態で、嵌合方向に案内されてオスハウジング10に相対的に接近し、係止突起29がロックアーム15に係止されることにより嵌合方向への移動が規制される。これにより、角筒状に形成されたメスハウジング20と平板状の壁部11を有するオスハウジング10とが上下左右方向への移動が規制された状態で嵌合方向へ移動して接近し、互いに固定されて嵌合される。したがって、従来のコネクタのように、オスハウジング10に、嵌合時においてメスハウジング20の外側面の更に外側に配置されるフード部を形成する必要がない。
この結果、本実施形態に係るコネクタ1によれば、小型化が可能なコネクタを提供できる。
この結果、本実施形態に係るコネクタ1によれば、小型化を実現しつつ、オスハウジング10から突出した半挿入検知ピン12の破損を防止可能なコネクタを提供できる。
これにより、仮嵌合状態においては、オスハウジング10の壁部11から突出しているために破損し易いジョイント端子40の接触部41についても、半挿入検知ピン12と同様に、メスハウジング20により保護されている。このため、オスハウジング10とメスハウジング20とを仮嵌合状態として運搬することにより、接触部41が破損することを防止できる。
これにより、仮嵌合状態においてメス端子45を端子収容室35に正規に挿入する場合に、オスハウジング10とメスハウジング20とが本嵌合状態となってしまうことを防止できる。このため、メス端子45の挿入作業中に、両ハウジングが本嵌合状態となってしまい、端子収容室35へのメス端子45の挿抜が規制されてしまうことが防止される。
これにより、ガイドアーム13のメスハウジング20の右側外側面21から離間する方向への移動が規制されているため、例えばオスハウジング10に左右方向への外力が作用して、ロックアーム15が左右方向に撓み変形し、ガイドアーム13を含むオスハウジング10がメスハウジング20に対して左右方向に移動しようとた場合に、当該移動が規制される。これにより、左右方向への外力に起因するガタつきが抑制される。
また、第1のガイドレール25から上下方向に延びるように延設された規制部26が、嵌合状態においてガイドアーム13の当接部14に当接することにより、ガイドアーム13のメスハウジング20の右側外側面21から離間する方向への移動が規制されている。この規制部26は、第1のガイドレール25から上下方向に延びるように延設されているため、第1のガイドレール25の厚みを増加させることがない。このため、第1のガイドレール25(メスハウジング20)の左右方向の幅を増加させることなく、ガイドアーム13の移動の規制が実現される。
これにより、嵌合状態においては、複数の基部15a,15aと接続部15bとに囲まれるように係止突起29が係止面17に係止される。このため、ロックアーム15を係止突起29に、より確実に係止させることができる。
これにより、仮係止突起33が、第1の仮係止突起33aと第2の仮係止突起33bとを有しているため、第1の仮係止突起33aと第2の仮係止突起33bとの間には、上下方向において間隙が形成されている。これにより、当該間隙が形成されていない場合と比較して、本係止状態に移行するためにロックアーム15が仮係止突起33を乗り越える際に、ロックアーム15と仮係止突起33との間に生じる摩擦力が低減される。このため、コネクタを仮係止状態にするために必要な力を小さくできる。
これにより、第2のガイドレール27によってロックアーム15の上下方向への移動が規制されるため、メスハウジング20の上下方向への移動が更に規制され、上下方向への外力に起因するガタつきが抑制される。
10 オスハウジング
11 壁部
11a 装着部
12 半挿入検知ピン
13 ガイドアーム
13a 基部
13b 接続部
14 当接部
15 ロックアーム
15a 基部
15b 接続部
17 係止面
20 メスハウジング
21 右側外側面(第1の外側面)
23 左側外側面(第2の外側面)
25 第1のガイドレール
26 規制部
27 第2のガイドレール
29 係止突起
31 本係止突起
32 傾斜面
33 仮係止突起
33a 第1の仮係止突起
33b 第2の仮係止突起
35 端子収容室
36 ランス
37 撓み空間
38 フード部
40 ジョイント端子
41 接触部
43 連結部
45 メス端子
47 接触バネ片
50 パッキン
Claims (7)
- オス端子を保持するオスハウジングと、
前記オスハウジングと嵌合可能である筒状に形成され、前記オス端子と電気的に接続されるメス端子を収容して保持する端子収容室を有するメスハウジングと、
を備えるコネクタであって、
前記オスハウジングは、
前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合される方向である嵌合方向に長手方向が沿うように前記オス端子を保持する、平板状に形成された壁部と、
前記オス端子の前記メス端子との接触端側に、前記壁部から延設された半挿入検知ピンと、
前記半挿入検知ピンと同じ向きに、前記壁部から延設されたガイドアームと、
前記半挿入検知ピンと同じ向きに、前記壁部から延設された可撓性を有するロックアームと、
を有し、
前記メスハウジングは、
前記メスハウジングの第1の外側面と該第1の外側面とは反対側の第2の外側面とが、前記ガイドアームと前記ロックアームとの間に挟まれて、前記第1の外側面と前記第2の外側面とが対向する方向である左右方向への前記メスハウジングの移動が規制された状態で、前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合される際に、前記嵌合方向及び前記左右方向のそれぞれに垂直な方向である上下方向への前記ガイドアームの移動を規制して前記嵌合方向への前記ガイドアームの移動を案内する、前記第1の外側面から突設された第1のガイドレールと、
前記オスハウジングと前記メスハウジングとが中途まで嵌合した状態である仮嵌合状態において前記ロックアームに係止されて前記嵌合方向への前記オスハウジングの移動を規制する、前記第2の外側面から突設された仮係止突起と、
可撓性を有して前記メス端子を抜け止め可能に形成され、前記メス端子が前記端子収容室に半挿入された状態において、前記オスハウジングと前記メスハウジングとが完全に嵌合される場合に、前記半挿入検知ピンに当接するランスと、
前記仮嵌合状態において、前記半挿入検知ピンの少なくとも一部を収容するフード部と、
を有する、
ことを特徴とするコネクタ。 - 前記仮嵌合状態においては、前記オス端子の一部が、前記フード部に収容される、
ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。 - 前記メスハウジングは、前記オスハウジングと前記メスハウジングとが完全に嵌合した状態である本嵌合状態において前記ロックアームに係止されて前記嵌合方向への前記オスハウジングの移動を規制する、前記第2の外側面から突設された本係止突起を更に有し、
前記本嵌合状態においては、前記半挿入検知ピンが、前記ランスの変形を規制して前記端子収容室への前記メス端子の挿抜を規制し、
前記本係止突起は、前記メス端子を前記端子収容室に正規に挿入する際に前記メスハウジングに前記嵌合方向に作用する力が、前記オスハウジングと前記メスハウジングとを前記仮嵌合状態から前記本嵌合状態に遷移させる際に前記オスハウジングに前記嵌合方向に作用する力よりも小さくなるように傾斜した傾斜面を側面に有する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。 - 前記第1のガイドレールは、該第1のガイドレールから前記上下方向に延びるように延設された規制部を有し、
前記ガイドアームは、前記嵌合時において前記規制部と前記第1の外側面との間に位置する当接部を有し、
前記オスハウジングと前記メスハウジングとが嵌合した状態においては、前記当接部が前記規制部に当接することによって、前記ガイドアームの前記第1の外側面から離間する方向への移動が規制される、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。 - 前記ロックアームは、前記上下方向に離間して形成される、前記壁部から前記嵌合方向に延びる複数の基部と、該基部の先端それぞれに連結され、前記仮係止突起に係止される係止面を画成する接続部と、を有する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。 - 前記仮係止突起は、第1の仮係止突起と、該第1の仮係止突起に対して上下方向に並んで形成される第2の仮係止突起と、を有する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ。 - 前記メスハウジングは、前記上下方向への前記ロックアームの移動を規制して前記嵌合方向への前記ロックアームの移動を案内する、前記第2の外側面から突設された第2のガイドレールを更に有する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のコネクタ。
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