JP2014035608A - イベント検出支援システム及びその方法 - Google Patents

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新吾 渡辺
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Abstract

【課題】任意のプロセス運転監視画面にて各種イベントに対応するメッセージを追加・変更・削除でき、プラント運転の効率向上が図れるイベント検出支援システムを提供する。
【解決手段】少なくとも1台の運転監視操作卓100と、少なくとも1台のプロセス監視制御装置110と、各機器を接続する通信回線102とを備え、前記運転監視操作卓は、該運転監視操作卓の画面上に表示された少なくとも1個のプロセスデータを任意に選択することを支援する機構と、選択した複数のプロセスデータ間で演算式を構築することを支援する機構と、演算式に応じて任意のメッセージを付加することを支援する機構とを備え、プロセス監視制御装置から一定周期又は可変周期でプロセスデータを取り込み、演算式を実行して条件が成立する場合に、メッセージを、発生タイミング情報を含めて運転監視操作卓の画面上に割り込み表示するか或いはプリンタに印字する。
【選択図】図2

Description

本発明はイベント検出支援システム及びその方法に係り、特に、プロセス状態監視やフィードバック制御並びにシーケンス制御等を行うプロセス監視制御機器と運転監視操作卓よりなるプロセス監視制御システムに好適なイベント検出支援システム及びその方法に関する。
近年、例えば、特許文献1に示すように、プロセス産業の分野では、プロセス制御手順や運転監視の画面表示仕様、報告書印字の仕様などのプロセス監視制御システムにおける各種装置の構成内容を構築し、変更する仕掛けが広く運用されている。
これらの仕掛けは、設備を設計するエンジニアが、どこかのストレージに格納されている各種装置の構成内容を画面に呼び出し、種々の手法で目的とする構成内容を探し当て、変更する作業を支援する方式である。即ち、プロセス内の装置の構成を示すプロセス構成図画面データをストレージに格納し、そのデータを表示させ、そして、表示されたプロセス装置構成図を画面上で編集できるようにすると共に、編集されたプロセス構成図画面データをストレージに格納させ、更に、プロセス構成図の情報を装置に伝送する手段を設ける。このような仕掛けが広く運用されている。
上記従来技術は、プロセス設備の設計を行うエンジニアにとってはシステム構築作業を行うという目的に沿った、満足の行く仕掛けである。
特開2004−334360号公報
ところで、日々の操業の局面で色々と改善したい場面に遭遇するプロセス運転員にとっては、プロセス制御に影響のある変更とまでは行かずとも、プロセス設計者が思いつかなかった各種イベントに対応するメッセージを追加したいことがある。
しかしながら、上記従来技術では、システムを改良したくとも運転員では簡単には手が届かず、逐一、エンジニアに改善を依頼するが、プラント停止時等まで待つことを余儀なくされ、運転員は日常的に不便な状況に置かれるという問題があった。
また、プロセス運転監視画面によっては、運転員が各種イベントに対応するメッセージを、追加・変更・削除することを支援する機能を備えているものもあるが、扱えるデータやイベントの指定法に制限があり、全てのプロセス運転監視画面にて、制限なく各種イベントに対応するメッセージを追加することを支援するまでには至っていないという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、プロセス監視制御システムの分野において、日常的に運転員でも容易に、任意のプロセス運転監視画面にて各種イベントに対応するメッセージを追加・変更・削除でき、プラント運転の効率向上が図れるイベント検出支援システム及びその方法を提供することにある。
本発明のイベント検出支援システムは、上記目的を達成するために、処理装置と表示装置及びキー入力装置よりなる少なくとも1台の運転監視操作卓と、前記処理装置とプロセス入出力インタフェ−スよりなる少なくとも1台のプロセス監視制御装置と、前記各機器を接続する通信回線とを備え、前記運転監視操作卓は、該運転監視操作卓の画面上に表示された少なくとも1個のプロセスデータを任意に選択することを支援する第1の支援機構と、選択した複数のプロセスデータ間で、演算式を構築することを支援する第2の支援機構と、前記演算式に応じて任意のメッセージを付加することを支援する第3の支援機構とから成り、前記プロセス監視制御装置から一定周期又は可変周期で前記第1の支援機構で選択された前記プロセスデータを取り込み、前記第2の支援機構での演算式を実行して条件が成立する場合に、前記第3の支援機構でのメッセージを、発生タイミング情報を含めて前記運転監視操作卓の画面上に割り込み表示するか、或いはプリンタに印字することを特徴とする。
また、本発明のイベント検出支援方法は、上記目的を達成するために、処理装置と表示装置及びキー入力装置よりなる少なくとも1台の運転監視操作卓の画面上に表示された少なくとも1個のプロセスデータを任意に選択し、該選択した複数のプロセスデータ間で、演算式を構築すると共に、前記演算式に応じて任意のメッセージを付加することを支援し、かつ、前記処理装置とプロセス入出力インタフェ−スよりなる少なくとも1台のプロセス監視制御装置から一定周期又は可変周期でプロセスデータを取り込み、前記演算式を実行して条件が成立する場合に、前記メッセージを、発生タイミング情報を含めて前記運転監視操作卓の画面上に割り込み表示するか、或いはプリンタに印字することを特徴とする。
本発明によれば、プロセス監視制御システムの分野において、日常的に運転員でも容易に、任意のプロセス運転監視画面にて各種イベントに対応するメッセージを追加・変更・削除でき、プラント運転の効率向上が図れる効果がある。
本発明のイベント検出支援システム及びその方法が適用されるプロセス監視制御システムの構成例を示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1の構成を示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1における画面/キー入出力処理部の処理フローを示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1におけるイベント処理登録部の処理フローを示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1における制御・監視仕様登録部の処理フローを示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1におけるイベント処理登録、運用処理部の処理フローを示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1におけるイベント運用処理部の処理フローを示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1におけるプロセスデータ名称を用い、イベント処理の規定情報、演算式等入力・編集・削除部の処理フローを示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1における表示/印字管理部の処理フローを示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1における通常表示オブジェクト生成部の処理フローを示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1におけるマッピング情報生成部の処理フローを示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1における通常表示オブジェクト更新部の処理フローを示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1における割込表示/印字オブジェクト生成部の処理フローを示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1におけるデータ収集部の処理フローを示す図である。 本発明のイベント検出支援システムの実施例1におけるイベント判定部の処理フローを示す図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明のイベント検出支援システム及びその方法を説明する。なお、各図において、同一構成部品には同符号を使用する。
図1に、プロセス監視制御システムの構成例を、図2に、イベント検出支援システムの構成を、そして図3乃至図15に、図2のイベント検出支援システムの主要部分の処理フローを示す。
まず、図1において、110及び112はプロセス監視制御装置であり、このプロセス監視制御装置110及び112は、反応缶120に原料を仕込む配管132及びジャケット122に温水/冷水を供給する配管116に設置された流量検出端126及び114と、反応缶120及びジャケット122に設置された温度検出端124及び130からの信号をモニタリングし、調節弁128、118をコントロールして反応缶120における化学反応の進行を司り、生成物を得るプロセス制御を行うものである。
プロセス監視制御装置110、112は、通信回線102を介して、運転監視操作卓100に接続されている。従って、流量検出端126、114によって検出された反応缶120に流れ込む原料の流量やジャケット122に流れ込む温水/冷水の流量は、プロセス監視制御装置112、110を介して運転監視操作卓100に取り込まれ、そのディスプレイ上にそれらの流量値が表示される。また、プロセス監視制御装置110、112による調節弁118、128の開度具合も通信回線102を介して運転監視操作卓100のディスプレイ上に表示される。
故に、オペレータは、運転監視操作卓100のディスプレイ画面をモニターすることにより、反応缶120及びジャケット122への原料等の流入状況を把握することができる。また、マニュアルで調節弁118、128の開度制御をしようとする場合には、この運転監視操作卓100からその制御を行える。
近年、プロセス産業のトータル維持コスト削減の要求が日増しに強まり、プラント運転員の人数削減及び1人当たりの業務範囲拡大の傾向にある。このような傾向の中で、プラント運転員は日常のプラント操業の業務に従事するが、プラント設計者の意図とは異なるプラント挙動等に遭遇することが多々あり、設計者に改造を要求することになる。
プロセス制御に絡む改造は、操業中に手軽に実施するわけには行かないが、万一、不具合を生じてもプラントに及ぼす危害度の低い、プラントで発生するイベントに対応するメッセージ程度ならば、逐一、プラント設計者を呼び出して指示するのでなく、プラント運転員自身で追加・変更・削除したいという要望が生じるのも必定のことである。
図1の例では、ジャケット122に流入・流出する温水/冷水の流量(=ジャケット流量)がある条件下で規定値をオーバーすることがあるとして、その警報メッセージを、運転員自身の改造作業によって出現させることができれば好都合である。
図2は、運転監視操作卓100内の、イベント検出支援システムの構成を示すものである。
該図に示す本実施例のイベント検出支援システムは、処理装置とプロセス運転画面201、割込み画面202、プロセストレンド画面204等の表示装置及びキーボード部214よりなる運転監視操作卓100と、処理装置及びプロセス入出力インタフェ−スよりなるプロセス監視制御装置110と、これら各機器を接続する通信回線102とを備え、そして、運転監視操作卓100は、この運転監視操作卓100の画面上に表示されたプロセスデータを任意に選択することを支援するモニタ部212、画面/キー入出力処理部220、登録、運用管理部222、イベント処理登録部226等から成る第1の支援機構と、選択した複数のプロセスデータ間で、演算式を構築することを支援する制御・監視仕様登録部224、制御・監視仕様DB240等から成る第2の支援機構と、上述の演算式に応じて任意のメッセージを付加することを支援する表示/印字管理部228、通常表示オブジェクト更新部233、割込表示/印字オブジェクト生成部234等から成る第3の支援機構とから形成されている。
以下、その詳細について説明する。
図2に示すように、運転操作卓100及びプロセス監視制御装置110が、通信回線102により接続され、運転監視操作卓100は、モニタ部212及びキーボード部214を備え、更に、運転監視操作卓100内のイベント検出支援に関する内部機構を、符号210で示している。
また、運転監視操作卓100のモニタ上に表示される画面の例として、プロセス運転画面201とプロセストレンド画面204を掲げてあり、また、イベント検出支援時の画面例として、割込み画面202が記載されている。これは、イベント登録画面例206に基づく割込み表示例である。
先ず、プロセスイベントの登録、運用に先立って、計装システムの設計を行うエンジニアが、プロセス制御手順の登録を行う。即ち、運転監視操作卓100のキーボード部214及びモニタ部212を通じて、画面/キー入出力処理部220を経由し、制御監視仕様、登録、運用管理部222の管轄の元、制御・監視仕様登録部224にてプロセス制御手順の登録を行い、その内容を制御・監視仕様DB240に格納する。
次に、プロセスイベントを登録する場合、同様に運転監視操作卓100のキーボード部214及びモニタ部212を通じて、画面/キー入出力処理部220を経由し、制御監視仕様、登録、運用管理部222の管轄の元、イベント処理登録部226にてイベント処理の登録を行い、その内容をイベント処理DB244に格納する。
一方、画面にプラント運転上の情報を通常表示したり、割込み表示或いはメッセージ印字したりする場合、表示/印字管理部228を通じて画面/キー入出力処理部220を経由し、運転監視操作卓100のキーボード部214からの指示に応じ、モニタ部212に情報表示を行うか或いはメッセージ印字部227を介してプリンタ101にメッセージ印字を行なう。
ここで、割込み画面202の“ジャケット流量オーバー…”のような、イベントに対応して表示/印字される情報を登録するには、通常表示の画面であるプロセス運転画面201やプロセストレンド画面204上に存在するプロセスデータの所在位置を操作者に知らせ、適切に演算式を構築して登録することを支援する必要がある。プロセスデータとしては、明白な数値で表示されるもののみならず、バーグラフや円グラフ、シンボル記号の大小関係にまで反映されるものなどがある。
これらの所在位置を知らしめるために、通常表示に際して、まず、通常表示するオブジェクトを、通常表示オブジェクト生成部230にて生成して通常表示オブジェクトDB252に格納し、続いてマッピング情報生成部232にてプロセスデータの所在位置を囲む矩形の座標情報を、マッピング情報としてマッピング情報DB248に格納する。
これは、イベント処理登録時に、運転監視操作卓100のモニタ部212にて、通常画面上にプロセスデータの所在位置を示す矩形を全点表示し、キーボード部214におけるマウス等のポインティング操作により操作者にプロセスデータを選択させるためのものである。その後、通常表示オブジェクト更新部233にて、可変データを収集データDB260より入手し、通常表示オブジェクトDB252上の可変データを更新する。
また、割込み表示がある場合、割込表示/印字オブジェクト生成部234にて割込み表示するオブジェクトを生成し、割込表示/印字オブジェクトDB256に格納する。表示/印字管理部228では、通常表示オブジェクトDB252と割込表示/印字オブジェクトDB256の2者の情報を合成して、画面/キー入出力処理部220を経由し、運転監視操作卓100のモニタ部212に情報表示を行う。また、画面切替わり後の一定周期での画面データの更新時或いは新たなイベント出現時は、通常表示オブジェクト更新部233の起動と割込表示/印字オブジェクト生成部234の起動により画面表示を行う。
また、プロセスデータの収集は、周期起動部290がタクトを振り、データ収集部292にてプロセス監視制御装置110よりプロセスデータを収集し、収集データDB260に格納した後、通常表示更新要求部294にて最新の収集データを画面に反映するよう要求し、引き続いてイベント判定部296にてイベント処理DBの登録情報に基づきイベント発生/消滅の判定を行い、新たなイベント発生/消滅があれば、割込表示/印字要求部298を起動して割込表示/印字の要求を行う。
次に、画面/キー入出力処理部220の処理フローを示したものが、図3である。図3に示す処理フローで、処理ステップ300にて、通常は処理要求を待ち受け、要求が来たら処理ステップ304でキー入力か画面表示かを判定し、キー入力なら処理ステップ308に分岐し、画面表示なら処理ステップ320に分岐する。処理ステップ308では、一連キーの送り先の判定を行い、登録管理部であれば処理ステップ312に分岐し、表示/印字管理部228であれば処理ステップ316に分岐する。一連キーの送り先とは、操作者がキー入力操作を開始するとき、登録、又は画面表示のいずれを選択するかで決まり、引き続く一連のキー操作を同じ送り先に結びつけるために保持される情報である。
処理ステップ312では、入力キー内容をイベント処理登録部222に送り、また、処理ステップ316では、入力キー内容を表示/印字管理部228に送る。また、処理ステップ320では、表示要求内容を画面に出力する。
続いて、登録、運用管理部222の処理フローを示したものが、図4である。図4に示す処理フローで、処理ステップ330にて、通常は処理要求を待ち受けし、要求が来たら処理ステップ334でキー入力か画面表示かを判定し、キー入力なら、処理ステップ338に分岐し、画面表示なら処理ステップ350に分岐する。処理ステップ338では、要求処理の判定を行い、イベント処理登録であれば処理ステップ346に分岐し、制御・監視仕様登録であれば、処理ステップ342に分岐する。処理ステップ346では、キー入力内容をイベント処理登録部226に送信し、処理ステップ342では、キー入力内容を制御・監視仕様登録部224に送信する。
また、処理ステップ350では、表示の要求範囲を判定し、全体表示の要求であれば処理ステップ362に、イベント処理表示の要求であれば処理ステップ358に、そして、制御・監視仕様表示の要求であれば処理ステップ354にそれぞれ分岐する。処理ステップ362では、制御・監視仕様とイベント処理の組合せの画面出力要求を行い、処理ステップ358では、イベント処理の画面出力要求を行い、そして、処理ステップ354では、制御・監視仕様の画面出力要求を行う。
次に、制御・監視仕様登録部224の処理フローを示したものが、図5である。図5に示す処理フローで、まず、処理ステップ370で、通常はキー入力を待ち受けし、入力が来たら処理ステップ374にて制御・監視仕様及び画面の初期表示情報を編集し、処理ステップ378で画面出力を要求し、処理ステップ382で一連の編集が終了したかを判定し、未終了なら処理ステップ370に戻り、終了なら処理ステップ386で制御・監視仕様DB240の仕様レコード242を更新する。
続いて、イベント処理登録部226の処理フローを示したものが、図6である。図6に示す処理フローで、まず、処理ステップ400で、通常はキー入力を待ち受けし、入力が来たら処理ステップ402にて、イベント処理登録かイベント運用かを判定し、イベント処理登録なら処理ステップ404に分岐し、イベント運用なら処理ステップ440に分岐する。処理ステップ404では、マッピング情報DB248のマッピング情報レコード250を調べて指定エリアの座標と合うマッピング情報があるかどうかの判定を行い、ありならば処理ステップ408に分岐し、なしならば処理ステップ410に分岐する。
処理ステップ408では、マッピング情報よりプロセスデータの名称を取り出し、プロセスデータ抽出作業域243へ格納する。続いて処理ステップ410で、他画面も含めて、当該イベント処理に必要なプロセスデータを全件抽出したかの判定を行ない、未完なら処理ステップ404に戻り、完了なら処理ステップ412にて、それらの名称を用いてメッセージ等のイベント処理の規定情報(メッセージ出力を登録するための所定の情報)やプロセスデータ間の演算式の入力、編集及び削除を支援する。
続いて、処理ステップ416で画面出力要求を行い、処理ステップ420でイベント処理DB244のイベント処理レコード246を更新する。
次に、イベント運用処理部440の処理フローを示したものが、図7である。図7に示す処理フローで、まず、処理ステップ442で処理要求の判定を行い、イベント指定ゾーン処理なら処理ステップ444に分岐し、イベントメッセージ来歴処理なら処理ステップ460に分岐する。処理ステップ444では、イベント指定ゾーン処理の消去か表示かを判定し、消去なら処理ステップ456に分岐し、表示なら処理ステップ448に分岐する。
処理ステップ456では、画面上のゾーン枠とプロセスデータ名称の重ね合せ表示を消去する画面情報を作成し、処理ステップ424にて画面出力要求を行なう。また、処理ステップ448では、マッピング情報DB248のマッピング情報レコード250を検索し、当該画面のプロセスデータ名称と座標を取出し、続いて処理ステップ452で、画面上の各座標にゾーン枠とプロセスデータ名称を重ね合せ表示する画面情報を作成し、処理ステップ424に移行する。
また、処理ステップ460では、イベントメッセージ来歴の表示か消去かを判定し、表示ならば処理ステップ462に、消去ならば処理ステップ468に分岐する。処理ステップ462では、割込表示/印字オブジェクトDB256より、割込表示/印字オブジェクトレコードを検索して過去の一連のイベントメッセージを取出し、続いて処理ステップ464でイベントメッセージ来歴を割込表示する画面情報を作成し、処理ステップ424に移行する。
なお、処理ステップ468では、イベントメッセージ来歴の表示を消去する画面情報を作成し、処理ステップ424に移行する。
続いて、処理ステップ412の詳細を示したものが、図8である。図8に示す処理フローで、まず、処理ステップ470でイベントの名称を取込み、続いて処理ステップ474でイベントのアイコンを取込み、更に、処理ステップ478でイベント処理の個々の規定情報の入力取込みと、プロセスデータ抽出作業域243から読み込んだプロセスデータ名称を用いた演算式の入力取込みを行なう。そして、処理ステップ482で、一連の情報の取込みが終了したかどうかの判定を行い、未終了なら処理ステップ478に戻り、終了なら本処理を終える。
次に、表示/印字管理部228の詳細を示したものが、図9である。図9に示す処理フローで、まず、処理ステップ500で処理要求を待ち、要求を受信したら処理ステップ504で処理要求の判定を行ない、通常表示開始要求なら処理ステップ508に、通常表示更新要求なら処理ステップ512に、そして、割込表示/印字要求なら処理ステップ516に分岐する。処理ステップ508では、通常表示オブジェクト生成部230を起動し、処理ステップ524に移行して画面出力要求を行なう。
また、処理ステップ512では、通常表示オブジェクト更新部233を起動し、処理ステップ524に移行する。更に、処理ステップ516では、割込表示/印字オブジェクト生成部234を起動し、続いて処理ステップ520でメッセージ印字部227を起動し、処理ステップ524に移行する。
次に、通常表示オブジェクト生成部230の詳細を示したものが、図10である。図10に示す処理フローで、まず、処理ステップ560で、制御・監視仕様DB240の仕様レコード242を検索して要求画面の初期表示情報を取出し、続いて処理ステップ564で、その初期表示情報を通常表示オブジェクトDB252のオブジェクトレコード254に反映し、処理ステップ568に移行してマッピング情報生成部232を起動する。
次に、マッピング情報生成部232の詳細を示したものが、図11である。図11に示す処理フローで、まず、処理ステップ580で、制御・監視仕様DB240の仕様レコード242を検索して、要求画面におけるプロセスデータの名称と画面上で配置される位置の座標を取得し、続いて処理ステップ584で、そのプロセスデータの名称と表示座標をマッピング情報DB248のオブジェクトレコード254に反映し、処理ステップ586に移行して画面出力要求を行なう。
次に、通常表示オブジェクト更新部233の詳細を示したものが、図12である。図12に示す処理フローで、まず、処理ステップ600で、収集データDB260のデータレコード262を検索して要求画面のプロセスからの収集データを取出し、続いて処理ステップ604で、その収集データを通常表示オブジェクトDB252のオブジェクトレコード254に反映し、処理ステップ608に移行して画面出力要求を行なう。
次に、割込表示/印字オブジェクト生成部234の詳細を示したものが、図13である。図13に示す処理フローで、まず、処理ステップ620で、イベント処理DB244のイベント処理レコード246を検索して当該イベント対応の処理仕様を取り出し、その仕様に基づいて処理ステップ624で収集データDB260のデータレコード262を検索して当該イベント対応の収集データを取り出し、続いて処理ステップ628で、当該収集データをイベント対応の処理仕様に従い演算等の編集をし、割込表示/印字オブジェクトDB256のオブジェクトレコード254に反映し、処理ステップ632に移行して画面出力要求を行なう。
続いて、データ収集部292の詳細を示したものが、図14である。図14に示す処理フローで、まず、処理ステップ800で、プロセス監視制御装置110と通信してプロセスデータを収集し、次に、処理ステップ808で収集したプロセスデータを、収集データDB260のデータレコード262に格納し、処理ステップ812で全プロセスデータの収集が完了したかを判定し、未完なら処理ステップ800へ移行し、完了なら終了する。
最後に、イベント判定部296の詳細を示したものが、図15である。図15に示す処理フローで、まず、処理ステップ840で、イベント処理DB244のイベント処理レコード246を検索して、個々のイベント処理仕様を取り出し、続いて処理ステップ844で、収集データDB260のデータレコード262に格納されている最新データと個々のイベント処理仕様を突合せて、処理ステップ848で最新データがイベント処理仕様と合致するかを判定し、合致するなら処理ステップ852へ移行し、合致しないなら処理ステップ856に移行してイベント処理レコード246の全件をチェック完了したかの判定を行い、未完なら処理ステップ840に移行し、完了なら終了する。処理ステップ852では、イベント名称とデータを添付して割込表示/印字要求部298を起動する。
なお、制御・監視仕様DB240の内容が変更され、プロセスデータ名称が変わったり、プロセスデータが削除されたりして、イベント処理DB244の内容とアンマッチが生じることがあるが、その場合は、処理ステップ848で“満足せず”に分岐する。また、イベント処理仕様を定義した後に、画面の内容が変更されることもあるが、上記のような変更がない限り、本実施例では、画面内容の変更や消去に影響を受けない。
このような本実施例とすることにより、プロセス監視制御システムの分野において、日常的に運転員でも容易に、任意のプロセス運転監視画面にて各種イベントに対応するメッセージを追加・変更・削除でき、プラント運転の効率向上が図れる効果がある。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成を置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100…運転監視操作卓、101…プリンタ、102…通信回線、110、112…プロセス監視制御装置、114、126…流量検出端、116、132…配管、118、128…調節弁、120…反応缶、122…ジャケット、124、130…温度検出端、201…プロセス運転画面、202…割込み画面、204…プロセストレンド画面、206…イベント登録画面例、210…内部機構、212…モニタ部、214…キーボード部、220…画面/キー入出力処理部、222…登録、運用管理部、224…制御・監視仕様登録部、226…イベント処理登録部、227…メッセージ印字部、228…表示/印字管理部、230…通常表示オブジェクト生成部、232…マッピング情報生成部、233…通常表示オブジェクト更新部、234…割込表示/印字オブジェクト生成部、240…制御・監視仕様DB、242…仕様レコード、243…プロセスデータ抽出作業域、244…イベント処理DB、246…イベント処理レコード、248…マッピング情報DB、250…マッピング情報レコード、252…通常表示オブジェクトDB、254…オブジェクトレコード、256…割込表示/印字オブジェクトDB、260…収集データDB、262…データレコード、290…周期起動部、292…データ収集部、294…通常表示更新要求部、296…イベント判定部、298…割込表示/印字要求部、440…イベント運用処理部。

Claims (10)

  1. 処理装置と表示装置及びキー入力装置よりなる少なくとも1台の運転監視操作卓と、前記処理装置とプロセス入出力インタフェ−スよりなる少なくとも1台のプロセス監視制御装置と、前記各機器を接続する通信回線とを備え、
    前記運転監視操作卓は、該運転監視操作卓の画面上に表示された少なくとも1個のプロセスデータを任意に選択することを支援する第1の支援機構と、選択した複数のプロセスデータ間で、演算式を構築することを支援する第2の支援機構と、前記演算式に応じて任意のメッセージを付加することを支援する第3の支援機構とから成り、
    前記プロセス監視制御装置から一定周期又は可変周期で前記第1の支援機構で選択された前記プロセスデータを取り込み、前記第2の支援機構での演算式を実行して条件が成立する場合に、前記第3の支援機構でのメッセージを、発生タイミング情報を含めて前記運転監視操作卓の画面上に割り込み表示するか、或いはプリンタに印字することを特徴とするイベント検出支援システム。
  2. 請求項1に記載のイベント検出支援システムにおいて、
    前記第1の支援機構は、前記運転監視操作卓を含む複数画面に跨って画面上に表示された少なくとも1個の前記プロセスデータを任意に選択することを支援し、前記第2の支援機構は、選択した複数のプロセスデータ間で、演算式を構築・編集・削除することを支援し、前記前記第3の支援機構は、前記演算式に応じて任意のメッセージを付加・編集・削除することを支援するものであることを特徴とするイベント検出支援システム。
  3. 請求項1又は2に記載のイベント検出支援システムにおいて、
    前記第1の支援機構でのプロセスデータの任意選択が可能な領域を、操作員の指示に応じて画面上に表示する表示機構、或いは消去する消去機構を備えていることを特徴とするイベント検出支援システム。
  4. 請求項3に記載のイベント検出支援システムにおいて、
    前記割り込み表示したメッセージを順次蓄積し、前記操作員の指示に応じて画面上に再表示する再表示機構を備えていることを特徴とするイベント検出支援システム。
  5. 請求項4に記載のイベント検出支援システムにおいて、
    前記割り込み表示したメッセージの蓄積内容を、前記操作員の指示に応じて個別または一括でリセットするリセット機構を備えていることを特徴とするイベント検出支援システム。
  6. 処理装置と表示装置及びキー入力装置よりなる少なくとも1台の運転監視操作卓の画面上に表示された少なくとも1個のプロセスデータを任意に選択し、該選択した複数のプロセスデータ間で、演算式を構築すると共に、前記演算式に応じて任意のメッセージを付加することを支援し、かつ、前記処理装置とプロセス入出力インタフェ−スよりなる少なくとも1台のプロセス監視制御装置から一定周期又は可変周期でプロセスデータを取り込み、前記演算式を実行して条件が成立する場合に、前記メッセージを、発生タイミング情報を含めて前記運転監視操作卓の画面上に割り込み表示するか、或いはプリンタに印字することを特徴とするイベント検出支援方法。
  7. 請求項6に記載のイベント検出支援方法において、
    前記運転監視操作卓を含む複数画面に跨って画面上に表示された少なくとも1個の前記プロセスデータを任意に選択し、該選択した複数の前記プロセスデータ間で、演算式を構築・編集・削除すると共に、前記演算式に応じて任意のメッセージを付加・編集・削除することを支援することを特徴とするイベント検出支援方法。
  8. 請求項6又は7に記載のイベント検出支援方法において、
    前記プロセスデータの任意選択が可能な領域を、操作員の指示に応じて画面上に表示するか、或いは消去することを特徴とするイベント検出支援方法。
  9. 請求項8に記載のイベント検出支援方法において、
    前記割り込み表示したメッセージを順次蓄積し、前記操作員の指示に応じて画面上に再表示することを特徴とするイベント検出支援方法。
  10. 請求項9に記載のイベント検出支援方法において、
    前記割り込み表示したメッセージの蓄積内容を、前記操作員の指示に応じて個別または一括でリセットすることを特徴とするイベント検出支援方法。
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