JP2014035244A - 微量水分発生装置及び微量水分発生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水分濃度調整範囲が広く、短時間で水分濃度を変化させるのが容易で、長期にわたる連続的な加湿が容易な微量水分発生装置及び微量水分発生方法を提供する。
【解決手段】流入管21から加湿対象ガスを流入させ、流出管22から加湿対象ガスを流出させると、加湿対象ガス流通管3の内周面32を加湿対象ガスが流通する際に、加湿対象ガス流通管3の外周面31から内周面32に水分子が透過して浸透する。その結果、加湿対象ガスに水分子が供給されて、加湿対象ガスが加湿される。加湿対象ガスが加湿対象ガス流通管3の内周面32と接触する面積の大小によって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体などの微細構造製造装置や材料評価における雰囲気調整装置に使用される微量水分発生装置及び微量水分発生方法、並びに、微量水分計や低湿度用湿度計を校正するための微量水分発生装置及び微量水分発生方法に関する。
半導体デバイスや二次電池など、製造過程で高純度ガスを必要とする製造分野では、材料ガスや雰囲気ガス中に残留する水分が製品の性能と歩留まりに大きな影響を与える。そのため、ガス中の微量水分または低濃度水分の計測が重要な課題となっており、さまざまな種類の微量水分計や低湿度用湿度計が使われている。
これらの微量水分計や低湿度用湿度計等の計測器の校正及び性能評価は、一定濃度の水分を含むガスや時間的に水分濃度が変化するガスを計測器に導入し、計測器の指示を読み取ることで行われる。したがって、これらの計測器の校正及び性能評価を行うには、ガス中の水分濃度を任意の値に変えることのできる微量水分発生装置(加湿装置)が必要となる。また、カーボンナノチューブ合成におけるスーパーグロース法(非特許文献1参照)のように、製造過程で微量の水分を添加することによって生産効率が著しく改善されるプロセスがあるが、ここでも微量水分発生装置が必要となる。
従来から使われている微量水分発生方法の一つに霜点発生法がある(非特許文献2参照)。この方法は低温の氷が張られた壁を持つ管路にガスを導入し、氷からわずかに蒸発する水蒸気をガスに添加することで加湿する方法である。氷からの蒸発量は氷の温度が高いと多く、氷の温度が低いと少なくなるので、氷の温度を変えることで水分濃度(加湿量)を調節することができる。
他の微量水分発生方法として、拡散管法(特許文献1、非特許文献2参照)とパーミエーションチューブ法(PT法)がある(非特許文献2参照)。拡散管法はステンレス等の材質の水溜めと細い管(拡散管)から成る拡散セルと呼ばれる容器の中に水を入れ、これを乾燥ガスが流れる発生槽内に置き、拡散現象により拡散管を通って外部へ移動する水を発生槽内でガスに添加する方法である。PT法はパーミエーションチューブと呼ばれる合成樹脂のチューブでできた容器内に水を入れ、これを乾燥ガスが流れる発生槽の中に置き、樹脂膜を透過し外部へ移動する水を、発生槽内でガスに添加する方法である。水分濃度(加湿量)は、拡散管法の場合は、発生槽内の温度と圧力、拡散管の長さと内径を変えることで調節できる。PT法の場合は、発生槽内温度、膜厚、膜の面積を変えることで調節できる。
霜点発生法で水分濃度がモル分率1ppm以下の領域の加湿を行うには、氷の温度を−75℃以下に下げる必要があり、そのための冷凍機が必要になる。また、ガスの導入によって氷が溶けないようガスの温度も予め氷の温度と同程度に下げておく必要があり、そのための熱交換機が必要になるなど、装置が複雑で大型なものとなり、したがって価格も高額となる。さらに、温度変更後にはある程度の安定化の時間が必要となるため、加湿量を短時間のうちに変化させるのが難しい。また、加湿によって氷の量が減少するが、これを補充するには、一度装置を常温に戻してから、管路に水を導入し、その後冷却し氷を作る作業が必要となる。したがって、氷の消費量の多い高濃度領域で実験を行う場合は、度々実験を中断しなければならず、長期に渡る連続的な加湿が困難である。
一方、拡散管法とPT法は、比較的小型・単純・安価な加湿法だが、一つの拡散セルまたはパーミエーションチューブでカバーできる水分濃度調整範囲が狭く、加湿の上限も通常数十ppmに制限される。また、霜点発生法同様、温度・圧力を変化させた後にある程度の安定化の時間が必要となるため、短時間に水分濃度を変化させるのが容易ではない。また、容器へ水を注ぎ足す際には、その都度一時実験を中断して容器を発生槽から取り出す必要があるため、霜点発生法同様、長期に渡る連続的な加湿が困難である。
特開2011−43435号公報
SCIENCE、306、1362、「Water-Assisted Highly Efficient Synthesis of Impurity-Free Single-Walled Carbon Nanotubes」Kenji Hata、Don N. Futaba、Kohei Mizuno、Tatsunori Namai、Motoo Yumura、Sumio Iijima 産総研計量標準報告 Vol.8、No.3、「ガス中微量水分の計測と標準に関する調査研究」、天野みなみ
本発明の目的は、水分濃度調整範囲が広く、短時間で水分濃度を変化させるのが容易で、長期にわたる連続的な加湿が容易な微量水分発生装置及び微量水分発生方法を提供することにある。また、本発明の目的は、比較的小型で構造が単純であるため安価な微量水分発生装置及び微量水分発生方法を提供することにある。さらに、本発明の目的は、混入することが望ましくないガスが加湿対象ガスに混入することを防止することが容易な微量水分発生装置及び微量水分発生方法を提供することにある。
前記課題は以下の手段によって解決される。
すなわち、本発明1の微量水分発生装置は、水分子を透過可能な材質で形成され、その軸方向の一端から他端に向かって内周面に加湿対象ガスを流通可能な中空筒状の加湿対象ガス流通管と、前記加湿対象ガス流通管を収納し、加湿対象ガス流通管の外周面を水で満たす水格納容器とを備えたことを特徴とする。
本発明2の微量水分発生装置は、本発明1において、前記加湿対象ガス流通管の材質、加湿対象ガス流通管の肉厚、及び、加湿対象ガス流通管の内周面の断面形状のうちの少なくとも一つを変化させることによって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御することを特徴とする。
本発明3の微量水分発生装置は、本発明1において、前記加湿対象ガスが前記加湿対象ガス流通管の内周面と接触する面積を変化させることによって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御することを特徴とする。
本発明4の微量水分発生装置は、本発明3において、前記加湿対象ガス流通管の内周面に挿入され、加湿対象ガス流通管に対する軸方向位置を調整して、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御する加湿対象ガス採取管を備えたことを特徴とする。
本発明5の微量水分発生装置は、本発明3において、前記加湿対象ガス流通管の軸方向の位置が異なる複数の位置に各々連通し、水分濃度が段階的に異なる加湿対象ガスを採取する複数の加湿対象ガス採取管を備えたことを特徴とする。
本発明6の微量水分発生装置は、本発明1から本発明5までのいずれかにおいて、前記加湿対象ガス流通管の内周面を流通する加湿対象ガスの流量を変化させることによって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御することを特徴とする。
本発明7の微量水分発生装置は、本発明1から本発明6までのいずれかにおいて、前記水格納容器には、水格納容器に水を追加充填する水充填管を備えたことを特徴とする。
本発明8の微量水分発生装置は、本発明1から本発明6までのいずれかにおいて、前記水格納容器には、水格納容器の水に前記加湿対象ガスまたは前記加湿対象ガスに混入が許容されるガスを供給してバブリングするバブリングガス供給管を備えたことを特徴とする。
本発明9の微量水分発生装置は、本発明1から本発明6までのいずれかにおいて、前記加湿対象ガス流通管の材質が樹脂であることを特徴とする。
本発明10の微量水分発生方法は、水分子を透過可能な材質で形成され、その内周面に加湿対象ガスを流通可能な中空筒状の加湿対象ガス流通管と、前記加湿対象ガス流通管を収納し、加湿対象ガス流通管の外周面を水で満たす水格納容器とを備え、前記加湿対象ガス流通管の軸方向の一端から加湿対象ガスを流入させて、所定の水分濃度の加湿対象ガスを他端から流出させることを特徴とする。
本発明11の微量水分発生方法は、本発明10において、前記加湿対象ガス流通管の材質、加湿対象ガス流通管の肉厚、及び、加湿対象ガス流通管の内周面の断面形状のうちの少なくとも一つを変化させることによって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御することを特徴とする。
本発明12の微量水分発生方法は、本発明10において、前記加湿対象ガスが前記加湿対象ガス流通管の内周面と接触する面積を変化させることによって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御することを特徴とする。
本発明の微量水分発生装置は、水分子を透過可能な材質で形成され、その軸方向の一端から他端に向かって内周面に加湿対象ガスを流通可能な中空筒状の加湿対象ガス流通管と、加湿対象ガス流通管を収納し、加湿対象ガス流通管の外周面を水で満たす水格納容器とを備えている。本発明微量水分発生装置は、加湿対象ガス流通管の材質、加湿対象ガス流通管の肉厚、加湿対象ガス流通管の内周面の断面形状、加湿対象ガスが加湿対象ガス流通管の内周面と接触する面積、及び、加湿対象ガス流通管の内周面を流通する加湿対象ガスの流量のうちの少なくとも一つを変化させることによって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御することができる。従って、水分濃度調整範囲が広く、短時間で水分濃度を変化させるのが容易となる。また、比較的小型で構造が単純であるため安価となる。
また、本発明の微量水分発生装置の水格納容器は、水格納容器に水を追加充填する水充填管を備えているため、長期にわたる連続的な加湿が容易となる。さらに、本発明の微量水分発生装置の水格納容器は、水格納容器の水に加湿対象ガスまたは加湿対象ガスに混入が許容されるガスを供給してバブリングするバブリングガス供給管を備えているため、混入することが望ましくないガスが加湿対象ガスに混入することを防止することが容易となる。
本発明の第1の実施の形態の微量水分発生装置を示す断面図である。 図1の微量水分発生装置の加湿対象ガス流通管の軸方向の長さを変化させた場合の水分濃度の変化を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態の微量水分発生装置を示す断面図である。 図3の微量水分発生装置で、バブリングをしない場合に加湿対象ガスに混入する酸素濃度の変化を示すグラフである。 図3の微量水分発生装置で、バブリングをした場合に加湿対象ガスに混入する酸素濃度の変化を示すグラフである。 図3の微量水分発生装置で、加湿対象ガス採取管の軸方向位置を調整して、加湿対象ガスの水分濃度を5,000ppbから1,000ppbに変化させた場合の水分濃度の変化を示すグラフである。 図3の微量水分発生装置で、加湿対象ガス採取管の軸方向位置を調整して、加湿対象ガスの水分濃度を60ppbから3ppbに変化させた場合の水分濃度の変化を示すグラフである。 図3の微量水分発生装置で、加湿対象ガス採取管の軸方向位置を調整して、加湿対象ガスの水分濃度を1,550ppbから800ppbに変化させた後、さらに1,250ppbに変化させた場合の水分濃度の変化を示すグラフである。 図3の微量水分発生装置で、加湿対象ガス流通管の内周面を流通する加湿対象ガスの流量を変化させた場合の水分濃度の変化を示すグラフである。 本発明の第3の実施の形態の微量水分発生装置を示す断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の微量水分発生装置を示す断面図である。図1に示すように、内部空間が水で満たされた水格納容器1には、中空円筒状の流入管21と流出管22が水平に差し込まれており、この流入管21と流出管22の外周面に、中空円筒状の加湿対象ガス流通管3の内周面32の左右両端が外嵌されて固定されている。流入管21と流出管22は、水分子を透過・吸収・吸着しにくい材質で形成されている。また、加湿対象ガス流通管3は、水分子を透過可能な材質で形成されている。加湿対象ガス流通管3の材質としては、水分子を透過可能な樹脂が好ましく、本発明の第1の実施の形態では、加湿対象ガス流通管3の材質はウレタンである。また、水格納容器1には、水格納容器1に水を追加充填する水充填管4が差し込まれている。
従って、流入管21から加湿対象ガスを流入させ、流出管22から加湿対象ガスを流出させると、加湿対象ガス流通管3の内周面32を加湿対象ガスが流通する際に、加湿対象ガス流通管3の外周面31から内周面32に水分子が透過して浸透する。その結果、加湿対象ガスに水分子が供給されて、加湿対象ガスが加湿される。加湿対象ガスが加湿対象ガス流通管3の内周面32と接触する面積の大小によって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御することができる。本発明の第1の実施の形態では、水充填管4から水格納容器1に水を追加充填することによって、長期にわたる連続的な加湿が容易となる。また、本発明の第1の実施の形態では、冷凍機や熱交換機が不要であるため、装置が比較的小型で構造が単純であるため安価になる。
本発明の第1の実施の形態では、加湿対象ガス流通管3は中空円筒状であるが、水分濃度を大きくするには、加湿対象ガス流通管3を中空扁平状にすればよい。すなわち、中空扁平状にすれば、加湿対象ガスの体積に対して加湿に寄与する流路の面積を増やすことができるため、水分濃度を大きくすることができる。
また、加湿対象ガス流通管3の肉厚が、水分子の浸透時間に影響するので、水分濃度を小さくする場合には加湿対象ガス流通管3の肉厚を厚くし、水分濃度を大きくする場合には加湿対象ガス流通管3の肉厚を薄くすればよい。また、本発明の第1の実施の形態では、加湿対象ガス流通管3は直線状であるが、水分濃度を大きくするには、加湿対象ガス流通管3を水格納容器1内で螺旋状に配置したり、蛇行状に配置したりして、加湿対象ガスが加湿対象ガス流通管3の内周面32と接触する面積を大きくするのが好ましく、装置全体を小型に形成することができる。
さらに、加湿対象ガス流通管3の材質を、加湿対象ガス流通管3の軸方向に変化させたり、加湿対象ガス流通管3の内周面の断面形状を加湿対象ガス流通管3の軸方向に変化させたりすることによって、所望の水分濃度を得ることが可能となる。また、加湿対象ガス流通管3の肉厚を加湿対象ガス流通管3の軸方向に変化させることによって、所望の水分濃度を得ることが可能となる。
図2は、図1の微量水分発生装置の加湿対象ガス流通管3の軸方向の長さを変化させた場合の水分濃度の変化を示すグラフである。すなわち、図2は、加湿対象ガス流通管3の材質がウレタン、加湿対象ガス流通管3の内径寸法が4mm、加湿対象ガス流通管3の肉厚が1mmの場合を示すグラフである。加湿対象ガス流通管3の軸方向の長さを50mm、100mm、260mmと3段階に変化させることによって、流出管22から流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御している。水分濃度は加湿対象ガス流通管3の軸方向の長さが長くなるにつれて(図2に示すように比例ではない。加湿対象ガス流通管3の軸方向の長さが長くなるほど傾きは小さくなる。)大きくなるが、加湿対象ガス流通管3の肉厚、材質、内周面の断面形状を加湿対象ガス流通管3の軸方向に変化させることによって、軸方向の長さと水分濃度の関係を調整することが可能となる。
〔微量水分発生装置の第2の実施の形態〕
図3は、本発明の第2の実施の形態の微量水分発生装置を示す断面図である。第2の実施の形態の微量水分発生装置は、加湿対象ガスの水分濃度を制御する加湿対象ガス採取管と、加湿対象ガスに混入することが望ましくないガスが混入することを防止するバブリングガス供給管とを備えた微量水分発生装置の例である。
図3に示すように、第2の実施の形態では第1の実施の形態と同様に、内部空間に水が充填された水格納容器1には、中空円筒状の流入管21と流出管22が垂直に差し込まれている。さらに、この流入管21と流出管22の外周面に、中空円筒状の加湿対象ガス流通管3の内周面32の両端が外嵌されて固定されている。流入管21は水格納容器1の底面に差し込まれ、流出管22は水格納容器1の上面に差し込まれている。流入管21と流出管22は、水分子を透過・吸収・吸着しにくい材質で形成されている。また、加湿対象ガス流通管3は、水分子を透過可能な材質で形成されている。また、水格納容器1の上面には、水格納容器1に水を追加充填する水充填管4が差し込まれている。
水格納容器1の側面の下端には、バブリングガス供給管5が差し込まれている。バブリングガス供給管5には、加湿対象ガスまたは加湿対象ガスに混入が許容されるガスを供給して、水をバブリングし、混入することが望ましくないガスが加湿対象ガスに混入することを防止している。水格納容器1の側面の上端には、オーバーフローしたバブリングガスを排出するバブリングガス排出管6が差し込まれている。水格納容器1の水面はバブリングガス排出管6よりも下方に有るが、水格納容器1の内部空間の水は、加湿対象ガス流通管3の外周面31を完全に覆っている。
流出管22の軸心には、加湿対象ガス採取管7が流出管22に対する軸方向位置を調整可能にねじ込まれ、流出管22に対する加湿対象ガス採取管7の軸方向位置を調整した後、ナット71で流出管22に固定されている。加湿対象ガス採取管7は、流出管22よりも小径で中空円筒状に形成され、加湿対象ガス採取管7の下端が流出管22の下端よりも下方に延びて、加湿対象ガス流通管3の内周面32に挿入されている。
流出管22に対する加湿対象ガス採取管7の軸方向位置を調整し、流入管21の上端と加湿対象ガス採取管7の下端との間の距離Lを調整して、加湿対象ガス採取管7の上端から流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御する。すなわち、流入管21から加湿対象ガスを流入させ、加湿対象ガス採取管7の下端開口を経由して、加湿対象ガス採取管7の上端開口から加湿対象ガスを流出させると、距離Lの大小によって、加湿対象ガスが加湿対象ガス流通管3の内周面32と接触する面積が変化する。従って、加湿対象ガス採取管7の上端開口から流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御することができる。距離Lを大きくすると、水分濃度が大きくなり、距離Lを小さくすると、水分濃度が小さくなる。
流出管22の側面の上端には、オーバーフローした加湿対象ガスを排出する加湿対象ガス排出管8が差し込まれている。すなわち、加湿対象ガス採取管7の下端開口から排出されずに加湿対象ガス流通管3の内周面32の上端まで流れた加湿対象ガスは、加湿対象ガス排出管8を経由して外部に排出される。その結果、加湿対象ガス流通管3の内周面32の水分濃度を安定した値に維持することが可能となる。またL部より上(加湿対象ガス採取管7の下端より上)の加湿対象ガス流通管3の壁面内水分濃度勾配が安定するため、水分濃度を変化させるために距離Lの長さを変化させた場合でも、短時間で水分濃度が安定する効果がある。
本発明の第2の実施の形態では、バブリングガス供給管5から、加湿対象ガスまたは加湿対象ガスに混入が許容されるガスを供給して、水をバブリングし、混入することが望ましくないガスが加湿対象ガスに混入することを防止している。また、本発明の第2の実施の形態では第1の実施の形態と同様に、水充填管4から水格納容器1に水を追加充填することによって、長期にわたる連続的な加湿が容易となる。
本発明の第2の実施の形態では、加湿対象ガス流通管3の下端近傍の肉厚を厚くし、加湿対象ガス流通管3の上方に向かって加湿対象ガス流通管3の肉厚を徐々に薄く形成すれば、水分濃度調整範囲を広くすることができるとともに、水分濃度が小さい場合の水分濃度調整精度を向上させることが可能となる。また、加湿対象ガス流通管3の下端近傍の材質を水分子透過量の少ない材質とし、加湿対象ガス流通管3の上方に向かって徐々に水分子透過量の大きい材質にすれば、水分濃度調整範囲を広くすることができるとともに、水分濃度が小さい場合の水分濃度調整精度を向上させることが可能となる。
さらに、加湿対象ガス流通管3の内周面の断面形状を加湿対象ガス流通管3の軸方向に変化させ、加湿対象ガス流通管3の下端から上方に向かって徐々に、加湿対象ガスが加湿対象ガス流通管3の内周面32と接触する面積を大きくすることもできる。このようにすれば、水分濃度調整範囲を広くすることができるとともに、水分濃度が小さい場合の水分濃度調整精度を向上させることが可能となる。
図4は図3の微量水分発生装置で、バブリングをしない場合に加湿対象ガスに混入する酸素濃度の変化を示すグラフである。図4に示すように、加湿対象ガスがアルゴンの場合も窒素の場合も、水分濃度の増加に比例して、加湿対象ガスに混入する酸素濃度が増加している。この原因は、加湿のための水に溶存している酸素が、加湿対象ガス流通管3の外周面31から内周面32に水分子とともに透過して浸透し、加湿対象ガスに混入したためである。
図5は図3の微量水分発生装置で、バブリングガス供給管5から、加湿対象ガスまたは加湿対象ガスに混入が許容されるガスを供給して、水をバブリングした場合に加湿対象ガスに混入する酸素濃度の変化を示すグラフである。図5に示すように、加湿対象ガスが水素の場合、アルゴンの場合、窒素の場合に、水分濃度を広い範囲に渡って変化させても、加湿対象ガスに混入する酸素濃度を5ppb未満と、通常無視できるレベルまで低減することが可能となる。
図6は図3の微量水分発生装置で、加湿対象ガス採取管7の軸方向位置を調整して、加湿対象ガスである窒素中の水分濃度を5,000ppbから1,000ppbに変化させた場合の水分濃度の変化を示すグラフである。図6に示すように、水分濃度を5,000ppbから1,000ppbに変化させた場合でも、15時間程度で安定した水分濃度を得ることが可能となる。
図7は図3の微量水分発生装置で、加湿対象ガス採取管7の軸方向位置を調整して、加湿対象ガスであるアルゴン中の水分濃度を60ppbから3ppbに変化させた場合の水分濃度の変化を示すグラフである。図7に示すように、水分濃度を60ppbから3ppbに変化させた場合でも、2.5時間程度で安定した水分濃度を得ることが可能となる。
図8は図3の微量水分発生装置で、加湿対象ガス採取管7の軸方向位置を調整して、加湿対象ガスである窒素中の水分濃度を1,550ppbから800ppbに変化させた後、さらに1,250ppbに変化させた場合の水分濃度の変化を示すグラフである。このように、比較的近い値の水分濃度の間で変化させた場合は、数分以内で安定した水分濃度を得ることが可能となる。
図9は図3の微量水分発生装置で、加湿対象ガス流通管3の内周面32を流通する加湿対象ガスの流量を変化させた場合の水分濃度の変化を示すグラフである。加湿対象ガスがアルゴンの場合も窒素の場合も、加湿対象ガスの流量に反比例して水分濃度を変化させることが可能となる。
〔微量水分発生装置の第3の実施の形態〕
図10は本発明の第3の実施の形態の微量水分発生装置を示す断面図である。第3の実施の形態の微量水分発生装置は、加湿対象ガス流通管3の軸方向の位置が異なる複数の位置に、加湿対象ガスを採取する複数の加湿対象ガス採取管を備えた微量水分発生装置の例である。
図10に示すように、第3の実施の形態では第2の実施の形態と同様に、内部空間に水が充填された水格納容器1には、中空円筒状の流入管21と流出管22が垂直に差し込まれている。さらに、この流入管21と流出管22の外周面に、中空円筒状の加湿対象ガス流通管3の内周面32が外嵌されて固定されている。流入管21は水格納容器1の底面に差し込まれ、流出管22は水格納容器1の上面に差し込まれている。流入管21と流出管22は、水分子を透過・吸収・吸着しにくい材質で形成されている。また、加湿対象ガス流通管3は、水分子を透過可能な材質で形成されている。また、水格納容器1の上面には、水格納容器1に水を追加充填する水充填管4が差し込まれている。
水格納容器1の側面の下端には、バブリングガス供給管5が差し込まれている。バブリングガス供給管5には、加湿対象ガスまたは加湿対象ガスに混入が許容されるガスを供給して、水をバブリングし、混入することが望ましくないガスが加湿対象ガスに混入することを防止している。水格納容器1の側面の上端には、オーバーフローしたバブリングガスを排出するバブリングガス排出管6が差し込まれている。水格納容器1の水面はバブリングガス排出管6よりも下方に有るが、水格納容器1の内部空間の水は、加湿対象ガス流通管3の外周面31を完全に覆っている。
加湿対象ガス流通管3には、加湿対象ガス流通管3の軸方向の位置が異なる2箇所に、加湿対象ガスを採取する2個の加湿対象ガス採取管72、73が固定されている。加湿対象ガス採取管72、73は、加湿対象ガス流通管3よりも小径(必ずしも小径でなくても良い。たとえばT字継手でもよい。)で中空円筒状に形成され、加湿対象ガス採取管72、73の先端開口が、加湿対象ガス流通管3の内周面32に連通している。
流入管21から加湿対象ガスを流入させ、加湿対象ガス採取管72、73及び流出管22のうちのいずれか一つから加湿対象ガスを流出させて、所定の水分濃度の加湿対象ガスを得る。加湿対象ガス採取管72、73、流出管22の順に、加湿対象ガスが加湿対象ガス流通管3の内周面32と接触する面積が大きくなる。従って、流出する加湿対象ガスの水分濃度が、加湿対象ガス採取管72、73、流出管22の順に大きくなり、流出する加湿対象ガスの水分濃度を3段階に制御することができる。従って、第3の実施の形態の微量水分発生装置は、必要な水分濃度が複数種類に限定されている場合に適している。
本発明の第3の実施の形態では、バブリングガス供給管5から、加湿対象ガスまたは加湿対象ガスに混入が許容されるガスを供給して、水をバブリングし、混入することが望ましくないガスが加湿対象ガスに混入することを防止している。また、本発明の第3の実施の形態では第1の実施の形態と同様に、水充填管4から水格納容器1に水を追加充填することによって、長期にわたる連続的な加湿が容易となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されることはない。本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。例えば、第3の実施の形態では、加湿対象ガス採取管は2個取り付けられているが、2個に限定されるものではなく、複数有ればよい。
1…水格納容器
21…流入管
22…流出管
3…加湿対象ガス流通管
31…外周面
32…内周面
4…水充填管
5…バブリングガス供給管
6…バブリングガス排出管
7…加湿対象ガス採取管
71…ナット
72…加湿対象ガス採取管
73…加湿対象ガス採取管
8…加湿対象ガス排出管

Claims (12)

  1. 水分子を透過可能な材質で形成され、その軸方向の一端から他端に向かって内周面に加湿対象ガスを流通可能な中空筒状の加湿対象ガス流通管と、
    前記加湿対象ガス流通管を収納し、加湿対象ガス流通管の外周面を水で満たす水格納容器とを備えた
    ことを特徴とする微量水分発生装置。
  2. 請求項1に記載の微量水分発生装置において、
    前記加湿対象ガス流通管の材質、加湿対象ガス流通管の肉厚、及び、加湿対象ガス流通管の内周面の断面形状のうちの少なくとも一つを変化させることによって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御する
    ことを特徴とする微量水分発生装置。
  3. 請求項1に記載の微量水分発生装置において、
    前記加湿対象ガスが前記加湿対象ガス流通管の内周面と接触する面積を変化させることによって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御する
    ことを特徴とする微量水分発生装置。
  4. 請求項3に記載の微量水分発生装置において、
    前記加湿対象ガス流通管の内周面に挿入され、加湿対象ガス流通管に対する軸方向位置を調整して、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御する加湿対象ガス採取管を備えた
    ことを特徴とする微量水分発生装置。
  5. 請求項3に記載の微量水分発生装置において、
    前記加湿対象ガス流通管の軸方向の位置が異なる複数の位置に各々連通し、水分濃度が段階的に異なる加湿対象ガスを採取する複数の加湿対象ガス採取管を備えた
    ことを特徴とする微量水分発生装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の微量水分発生装置において、
    前記加湿対象ガス流通管の内周面を流通する加湿対象ガスの流量を変化させることによって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御する
    ことを特徴とする微量水分発生装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の微量水分発生装置において、
    前記水格納容器には、水格納容器に水を追加充填する水充填管を備えた
    ことを特徴とする微量水分発生装置。
  8. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の微量水分発生装置において、
    前記水格納容器には、水格納容器の水に前記加湿対象ガスまたは前記加湿対象ガスに混入が許容されるガスを供給してバブリングするバブリングガス供給管を備えた
    ことを特徴とする微量水分発生装置。
  9. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の微量水分発生装置において、
    前記加湿対象ガス流通管の材質が樹脂である
    ことを特徴とする微量水分発生装置。
  10. 水分子を透過可能な材質で形成され、その内周面に加湿対象ガスを流通可能な中空筒状の加湿対象ガス流通管と、
    前記加湿対象ガス流通管を収納し、加湿対象ガス流通管の外周面を水で満たす水格納容器とを備え、
    前記加湿対象ガス流通管の軸方向の一端から加湿対象ガスを流入させて、所定の水分濃度の加湿対象ガスを他端から流出させる
    ことを特徴とする微量水分発生方法。
  11. 請求項10に記載の微量水分発生方法において、
    前記加湿対象ガス流通管の材質、加湿対象ガス流通管の肉厚、及び、加湿対象ガス流通管の内周面の断面形状のうちの少なくとも一つを変化させることによって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御する
    ことを特徴とする微量水分発生方法。
  12. 請求項10に記載の微量水分発生方法において、
    前記加湿対象ガスが前記加湿対象ガス流通管の内周面と接触する面積を変化させることによって、流出する加湿対象ガスの水分濃度を制御する
    ことを特徴とする微量水分発生方法。
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