JP2014035071A - 電気機器ユニット用ヒートシンクのシール構造 - Google Patents

電気機器ユニット用ヒートシンクのシール構造 Download PDF

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昌浩 島田
Hiroshi Otsuka
浩 大塚
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Abstract

【課題】耐食性、耐熱性に優れるとともに、高いシール性を確保することができる電気機器ユニット用ヒートシンクのシール構造を提供する。
【解決手段】ヒートシンク62は、互いに接合されることで、冷却領域20と第1、第2の通電領域38、39を画成するウォータージャケット10及びベースフレーム61と、冷却領域20と第1、第2の通電領域38、39の周囲をそれぞれ独立して囲うように、ウォータージャケット10とベースフレーム61の間に配置された一体型のメタルガスケット32と、を備える。メタルガスケット32は、冷却領域20を囲う第1屈曲部33aと、第2の通電領域39を囲う第2屈曲部35aと、第1屈曲部33aの外周側の端部が屈曲されて形成された第3屈曲部33bと、第2屈曲部35aの外周側の端部が屈曲されて形成された第4屈曲部35bと、第3屈曲部33bと第4屈曲部35bを繋ぐ繋ぎ部37を有する。第2シール領域85を形成するウォータージャケット10の表面には、漏水排出用の溝83が形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、電気機器ユニット用ヒートシンクのシール構造に関する。
従来、電動車両やハイブリッド車両などの電動機を備えた車両には、複数の電気機器を収容してユニット化したパワーコントロールユニット(PCU)と称す電気機器ユニットが設けられている。パワーコントロールユニットには、電気機器を冷却するためのヒートシンクが設けられ、電気機器からの発熱をヒートシンクに移動させて放熱することが知られている。ヒートシンクは、冷却領域を形成するように、上側及び下側部材を互いに接合することによって構成される。また、ヒートシンクを構成する上側及び下側部材には、ヒートシンクの上下に配置された電気機器を接続するバスバーや端子等が配索される通電領域が画成される(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1では、このような冷却領域と通電領域をそれぞれ独立して囲い、それぞれの領域をシールする、ゴム製のOリングによって構成された一体成形のシール部材が開示されている。また、特許文献2に記載の電力変換装置では、上側及び下側部材の接合面の冷却領域の周囲にFIPGなどのシール剤が塗布され、また、冷却領域と、上側及び下側部材を連通する連通孔との間に、排出用の溝を設けることが記載されている。
特許第4365338号公報 特開2011−19339号公報
ところで、特許文献1に記載のシール部材は、Oリングでの製作が複雑となり、また、特許文献2に記載のシール剤は、メンテナンスが必要となり、管理の面において煩雑となる。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高いシール性を確保しつつ、製作性及び管理性を向上することができる電気機器ユニット用ヒートシンクのシール構造の提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、
互いに接合されることで、冷却領域(例えば、後述の実施形態における冷却領域20)及び通電領域(例えば、後述の実施形態における通電領域38、39)を画成する上側部材(例えば、後述の実施形態におけるベースフレーム61)及び下側部材(例えば、後述の実施形態におけるウォータージャケット10)と、
前記冷却領域と通電領域の周囲をそれぞれ独立して囲うように、前記下側部材と上側部材の間に配置された一体型のメタルガスケット(例えば、後述の実施形態におけるメタルガスケット32)と、
を備える電気機器ユニット用ヒートシンクのシール構造であって、
前記メタルガスケットは、前記冷却領域を囲う第1屈曲部(例えば、後述の実施形態における第1屈曲部33a)と、前記第1屈曲部と同方向に屈曲されて前記通電領域を囲う第2屈曲部(例えば、後述の実施形態における第2屈曲部35a)と、前記第1屈曲部の外周側の端部が前記第1屈曲部とは反対方向に屈曲されることによって形成された第3屈曲部(例えば、後述の実施形態における第3屈曲部33b)と、前記第2屈曲部の外周側の端部が前記第2屈曲部とは反対方向に屈曲されることによって形成された第4屈曲部(例えば、後述の実施形態における第4屈曲部35b)と、前記第3屈曲部と第4屈曲部とを繋ぐように形成された繋ぎ部(例えば、後述の実施形態における第2の繋ぎ部37)とを有し、
前記メタルガスケットは、前記第1屈曲部と第2屈曲部において前記上側部材と圧接し、前記第3屈曲部と第4屈曲部と前記第1屈曲部の内周側の端部(例えば、後述の実施形態における内周側の端部33c)と前記第2屈曲部の内周側の端部(例えば、後述の実施形態における内周側の端部53c)において前記下側部材と圧接するように前記下側部材と上側部材の間に挟持され、前記第1屈曲部と第2屈曲部と繋ぎ部と上側部材によって囲まれたシール圧の高い第1シール領域(例えば、後述の実施形態における第1シール領域84)と、前記第3屈曲部と第4屈曲部と繋ぎ部と下側部材によって囲まれたシール圧の低い第2シール領域(例えば、後述の実施形態における第2シール領域85)と、を形成し、
前記第2シール領域を形成する前記下側部材の表面には、漏水排出用の溝(例えば、後述の実施形態における第2の漏水排出用の溝83)が形成されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記漏水排出用の溝は、前記繋ぎ部の略中央部に形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2の構成に加えて、
前記繋ぎ部は、上方に湾曲または屈曲していることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、シール部材としてメタルガスケットを使用したので、製作性が良好で、また、管理性も良好となる。また、メタルガスケットは、冷却領域と通電領域の周囲をそれぞれ独立して囲う一体型であるため、部品点数が少なく、組み付け作業性も向上させることができる。さらに、複数の屈曲部を有する形状のメタルガスケットを使用しているため、下側部材と上側部材が接合されたとき、これらの部材(圧着面)に対してメタルガスケットがバネ弾性力として応力を発生させるので、よりシール性を高めることができる。また、第2シール領域の下側部材表面に漏水排出用の溝を設けたので、シール圧が比較的低い第2シール領域から通電領域への漏水を確実に防止することができる。
請求項2の発明によれば、漏水防止用の溝を繋ぎ部の略中央部に形成したことにより、メタルガスケットの位置ずれによって該溝に第3又は第4屈曲部が入り込むのを抑制することができる。
請求項3の発明によれば、繋ぎ部は、上方に湾曲または屈曲しているので、漏水の排出流路断面積を大きくすることができ排水性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るパワーコントロールユニットを含む回路図である。 パワーコントロールユニットのハードウエア構成を示す斜視図である。 パワーコントロールユニットのハードウエア構成を示す分解斜視図である。 (a)は、ウォータージャケットの平面図であり、(b)は、ベースフレームの底面図である。 (a)は、メタルガスケットから構成されたシール部材を示す図であり、(b)は、メタルガスケットがウォータージャケットとベースフレームとの間に配置された際の(a)のV−V線に沿った位置での断面図であり、(c)は、(b)のV´部拡大図である。 ウォータージャケットの凹部内に配置されたリアクトル、一次側及び二次側コンデンサを下方から見た底面図である。 ベースフレーム上に配置されたパワーモジュール、ゲートドライブ基板、電流センサを示す平面図である。 図6のVIII−VIII線に沿った断面図である。 リアクトル、一次側及び二次側コンデンサを斜め下方から見た斜視図である。 リアクトル、一次側及び二次側コンデンサを斜め上方から見た斜視図である。 パワーモジュールを模式的に示す図である。
以下、本発明に係る電気機器ユニット用ヒートシンクのシール構造を備えるパワーコントロールユニットの一実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、図中、Frは前方、Reは後方、Lは左方、Rは右方を示している。
図1は、ハイブリッド車両用のパワーコントロールユニット(PCU)1を含む回路構成を示している。このハイブリッド車両は、エンジン(図示せず)と、エンジンの機械的出力により駆動される発電機(GEN)2と、発電機2の発電出力により充電される直流電源としての高圧系のバッテリ(BAT)3と、バッテリ3の放電出力と発電機2の発電出力の少なくとも一方を用いて駆動輪(図示せず)を駆動するとしてのモータ(MOT)4を備えている。
パワーコントロールユニット1は、バッテリ3から供給される電圧を昇圧、又はバッテリ3に供給する電圧を降圧するコンバータ回路7、コンバータ回路7とモータ4との間に接続され、直流電圧を交流電圧に、或いは、交流電圧を直流電圧に変換する第1インバータ回路(Tr/MPDU)5、及びコンバータ回路7と発電機2との間に接続され、直流電圧を交流電圧に、或いは、交流電圧を直流電圧に変換する第2インバータ回路(GENPDU)6を備えている。
そして、パワーコントロールユニット1は、バッテリ3から供給された直流電圧を昇圧した後に交流電圧に変換し、この電圧をモータ4に供給してモータ4を駆動するとともに、モータ4を回生作動させた際の電圧を直流電圧に変換し、さらに降圧してバッテリ3に供給する。また、パワーコントロールユニット1は、発電機2により発生する電圧を直流電圧に変換した後に、降圧してバッテリ3に供給し、あるいは発電機2により発生する電圧でモータ4を駆動する。
コンバータ回路7、第1インバータ回路5及び第2インバータ回路6は、制御装置(ECU)8からの制御指令に基づいて、駆動回路としてのゲートドライブ基板(GDCB)9を介して駆動制御される。
第1インバータ回路5は、例えば、スイッチング素子としてのトランジスタ(例えば、IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)を複数用いブリッジ接続してなるブリッジ回路を具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータであって、この第1インバータ回路5はコンバータ回路7に接続されるとともに、モータ4のU相、V相、W相の各コイルに接続されている。
コンバータ回路7は、リアクトル41とスイッチング素子としての2つのトランジスタS1、S2(例えば、IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)からなるチョッパ回路66とを備え、第1インバータ回路5の入力側に設けた電圧変換装置であって、このチョッパ回路66の下流側に二次側平滑コンデンサ43、リアクトル41の上流側に一次側平滑コンデンサ42が各々並列接続されている。
コンバータ回路7と第1インバータ回路5との間には、第1インバータ回路5と同様の構成を備えた第2インバータ回路6が正極側端子Ptと負極側端子Ntに接続され、この第2インバータ回路6に発電機2のU相、V相、W相の各コイルが接続されている。この第2インバータ回路6は、第1インバータ回路5と同様に、スイッチング素子としてのトランジスタを複数用いブリッジ接続してなるブリッジ回路を具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータであって、この第2インバータ回路6には発電機2とコンバータ回路7が接続されている。
第1インバータ回路5、第2インバータ回路6は、各相毎に対をなすハイ側,ロー側U相トランジスタUH,UL及びハイ側,ロー側V相トランジスタVH,VL及びハイ側,ロー側W相トランジスタWH,WLをブリッジ接続してなるブリッジ回路を備えている。各トランジスタUH,VH,WHはコンバータ回路7の正極側端子Ptに接続されてハイサイドアームを構成し、各トランジスタUL,VL,WLはコンバータ回路7の負極側端子Ntに接続されローサイドアームを構成しており、相毎に対をなす各トランジスタUH,UL及びVH,VL及びWH,WLはコンバータ回路7に対して直列に接続されている。トランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLのコレクタ−エミッタ間には、エミッタからコレクタに向けて順方向となるようにして、ダイオードDUH,DUL,DVH,DVL,DWH,DWLが各々接続されている。
コンバータ回路7のリアクトル41は、一端がバッテリ3に接続されてバッテリ電圧が印加されるものであり、チョッパ回路66はこのリアクトル41の他端に接続される第1及び第2のトランジスタS1,S2から構成されている。トランジスタS1,S2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタからコレクタに向けて順方向となるようにして、各々ダイオードDS1,DS2が接続されている。
そして、リアクトル41の一端はバッテリ3の正極側端子に接続され、リアクトル41の他端は第1トランジスタS1のコレクタ及び第2トランジスタS2のエミッタに接続されている。第1トランジスタS1のエミッタはバッテリ3の負極側端子及びコンバータ回路7の負極側端子Ntに接続されている。また、第2トランジスタS2のコレクタはコンバータ回路7の正極側端子Ptに接続されている。
さらに、第1インバータ回路5、第2インバータ回路6、コンバータ回路7に配置された各トランジスタS1,S2,UH,UL,VH,VL,WH,WLのゲートには、ゲートドライブ基板9からの信号線が接続されている。
図2から図11は、パワーコントロールユニット1のハードウエア構成を示している。パワーコントロールユニット1は、例えばハイブリッド車両のエンジンルームに搭載されるものであり、ウォータージャケット(下側部材)10と、ウォータージャケット10の下部にボルト締結されるロアケース11と、ウォータージャケット10の上部にボルト締結されるアッパケース12と、アッパケース12の上部にボルト締結されるアッパカバー13を備える。
図3に示すように、ウォータージャケット10は、下向き凹状の略矩形形状を有している。ウォータージャケット10の重力方向下方で、ウォータージャケット10とロアケース11とで区画された第1空間14内には、リアクトル41と、一次側及び二次側コンデンサ42,43と、バッテリ3に接続される接続コネクタ44と、バッテリ3から供給された電流の検出信号を制御装置8に送る電流センサ45が収容されている。
また、ウォータージャケット10の重力方向上方で、ウォータージャケット10とアッパケース12とアッパカバー13とで区画された第2空間15内には、インバータ回路5,6及びコンバータ回路7のそれぞれの一部を構成する複数のトランジスタ(スイッチング素子)S1,S2,UH,UL,VH,VL,WH,WLを内蔵したパワーモジュール60と、パワーモジュール60のトランジスタS1,S2,UH,UL,VH,VL,WH,WLを駆動するゲートドライブ基板9と、ゲートドライブ基板9に制御指令を送る制御装置8と、モータ4に接続される接続コネクタ71と、発電機2に接続される接続コネクタ72と、パワーモジュール60と各接続コネクタ71,72との間を配索する各バスプレートコンポーネント73,74における電流の検出信号を制御装置8に送る電流センサ75,76が収容されている。
ウォータージャケット10の上面には、シール部材としてのメタルガスケット32を介して、アルミダイキャスト製のベースフレーム(上側部材)61がボルト締結などによって接合される。図4(a)に示すように、ウォータージャケット10は、例えばアルミニウム製の部材で構成されている。ウォータージャケット10の短辺側の側面(前面)には、流入口21と流出口22が設けられている。これらの先端は図示しない冷却装置のポンプ等の機器類に接続されている。
ウォータージャケット10の上面には、流入口21からウォータージャケット10の長手方向に延びる幅狭の流路23と、長手方向に延びるガイドリブ24を介して幅狭の流路23と反対側に形成され、流出口22に接続される幅広の流路25と、流入口21及び流出口22と長手方向反対側で、幅狭の流路23と幅広の流路25とを繋ぐ連結流路26とが形成されている。従って、ウォータージャケット10とベースフレーム61とを接合することで、これら幅狭の流路23と幅広の流路25と連結流路26によって、冷却水が流れる冷却領域20を構成している。
なお、本実施形態では、ウォータージャケット10にこれらの流路23,25,26を形成することで、ウォータージャケット10とベースフレーム61との間に冷却領域20を形成しているが、ウォータージャケット10とベースフレーム61の両側に流路を形成することで、冷却領域20を構成してもよい。また、冷却領域20内の流路の構成は、これに限定されず、任意に設計される。
また、幅狭の流路23の流入口21と反対側の端部には、図示しないタンクが取り付けられるエア抜き用パイプ27が接続されている。
ベースフレーム61の下面には、複数のフィン63が取り付けられており、複数のフィン63は、ウォータージャケット10の幅広の流路25内に収容される。従って、メタルガスケット32を介してウォータージャケット10とベースフレーム61とを接合することで、ヒートシンク62が構成される。
また、ウォータージャケット10の長手方向において冷却領域20に隣接する、長手方向両端部には、リアクトル41に接続されたバスバー67と、二次側コンデンサ43の二次側コンデンサ正極端子50a,60b及び二次側コンデンサ負極端子51a,51bが引き出される、第1の窓部28と第2の窓部29が形成されている。また、ベースフレーム61にも、ウォータージャケット10の第1及び第2の窓部28、29と対応する位置に、第1及び第2の窓孔64、65が形成されている。従って、ウォータージャケット10の第1及び第2の窓部28、29、及びベースフレーム61の第1及び第2の窓孔64,65が配置されている領域によって、高電圧回路が配索される第1の通電領域38と第2の通電領域39とが構成される。
また、ウォータージャケット10の上面には、冷却領域20と第1の通電領域38との間を通過し、ウォータージャケット10の短辺側の前面まで延びる第1の漏水排出用の溝82と、冷却領域20と第2の通電領域39との間を通過し、ウォータージャケット10の短辺側の後面まで延びる第2の漏水排出用の溝83がそれぞれ形成されている。
図5(a)に示すように、メタルガスケット32は、冷却領域20を囲うように配置された環状の冷却領域用ガスケット部33と、第1の通電領域38を囲うように配置された環状の第1の通電領域用ガスケット部34と、第2の通電領域39を囲うように配置された環状の第2の通電領域用ガスケット部35と、冷却領域用ガスケット部33と第1の通電領域用ガスケット部34間を繋ぐ第1の繋ぎ部36と、冷却領域用ガスケット部33と第2の通電領域用ガスケット部35間を繋ぐ第2の繋ぎ部37と、を有して一体に成形されている。冷却領域用ガスケット部33は、冷却領域20を密封して冷却水の漏れを防止し、第1、第2の通電領域用ガスケット部34、35は、第1、第2の通電領域38、39への冷却水の浸入を防止する。
なお、メタルガスケット32には、周縁部に周方向に間隔をあけて複数のノックピン用穴(図示せず)が形成されており、これらの穴に対応してウォータージャケット10に形成された穴にピンが挿通されることによってメタルガスケット32の位置決めが行われる。
メタルガスケット32は、軟鋼やステンレス鋼などの薄い金属板を所望の断面形状にプレス加工することで形成される。即ち、メタルガスケット32は、ウォータージャケット10上にベースフレーム61が締結されたとき、これらの圧着面に対しバネ弾性力として応力を発生させるように、屈曲して形成される。
具体的に、図5(b)に示すように、冷却領域用ガスケット部33及び第2の通電領域用ガスケット部35は、上に凸となるように屈曲形成された第1屈曲部33a及び第2屈曲部35aをそれぞれ有して、断面逆V字状に形成される。冷却領域用ガスケット部33及び第2の通電領域用ガスケット部35は、これら第1屈曲部33a及び第2屈曲部35aにおいて、それぞれベースフレーム61と圧接する。
また、冷却領域用ガスケット部33における第1屈曲部33aの外周側の端部のうち、第2の通電領域用ガスケット部35が配置されている側には、第1屈曲部33aとは反対方向に屈曲、即ち、下に凸となるように屈曲された第3屈曲部33bが形成されている。また、第2の通電領域用ガスケット部35における第2屈曲部35aの外周側の端部のうち、冷却領域用ガスケット部33が配置されている側には、第2屈曲部35aとは反対方向に屈曲、即ち、下に凸となるように屈曲された第4屈曲部35bが形成されている。
つまり、第3屈曲部33bは、冷却領域用ガスケット部33と第2の繋ぎ部37との間に、また、第4屈曲部35bは、第2の通電領域用ガスケット部35と第2の繋ぎ部37との間に、それぞれ形成される。
したがって、冷却領域用ガスケット部33は、第3屈曲部33bを含む、第1屈曲部33aよりも外周側の端部、及び第1屈曲部33aよりも内周側の端部33cにおいて、ウォータージャケット10と圧接される。また、第2の通電領域用ガスケット部35は、第4屈曲部35bを含む、第2屈曲部35aよりも外周側の端部、及び第2屈曲部35aよりも内周側の端部35cにおいて、ウォータージャケット10と圧接される。
また、冷却領域用ガスケット部33と第2の通電領域用ガスケット部35とを繋ぐ第2の繋ぎ部37は、第3屈曲部33bと第4屈曲部35bとを繋いで、上方に湾曲、即ち、ウォータージャケット10の面から離れる方向に湾曲形成されている。なお、第2の繋ぎ部37は、第3屈曲部33bと第4屈曲部35bとの間で屈曲して形成されてもよい。
また、第2の繋ぎ部37は、第3屈曲部33bと第4屈曲部35bとの間を緩やかに上方に湾曲するので、第3屈曲部33bと第4屈曲部35bの角度θ、θは、第1屈曲部33a及び第2屈曲部35aの角度θ、θよりも大きく設定される。従って、メタルガスケット32がウォータージャケット10とベースフレーム61によって挟持された際、第1及び第2屈曲部33a,35aでのシール圧(接触圧)が第3及び第4屈曲部33b,35bでのシール圧よりも高くなる。これにより、第1屈曲部33aと第2屈曲部35aと第2の繋ぎ部37とベースフレーム61によって囲まれる第1シール領域84では、密封性が高くなり、第2の通電領域用ガスケット部35を越えて第2の通電領域39側へ冷却水が流れ込むのを抑制することができる。
また、第3屈曲部33bと第4屈曲部35bと第2の繋ぎ部37とウォータージャケット10によって囲まれる第2シール領域85では、第3及び第4屈曲部33b、35bでのシール圧が第1及び第2屈曲部33a,35aでのシール圧に比べて低い。しかしながら、ウォータージャケット10の上面で、且つ、第2シール領域85に臨む位置に、第2の漏水排出用の溝83が設けられるので、第2シール領域85内に漏れ出した冷却水を第2の漏水排出用の溝83から排出し、第2の通電領域用ガスケット部35を越えて第2の通電領域39側へ冷却水が流れ込むのを抑制することができる。
なお、第2の漏水排出用の溝83は、第2シール領域85のウォータージャケット10の表面において、第2の繋ぎ部37の略中央部に対向する位置に形成されている。
なお、図5(b)を参照して、冷却領域用ガスケット部33、第2の通電領域用ガスケット部35、第2の繋ぎ部37について説明したが、冷却領域用ガスケット部33の反対側に配置されている第1の通電領域用ガスケット部34、第1の繋ぎ部36も同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。
図6に示すように、第1空間14に配置される、リアクトル41、一次側及び二次側コンデンサ42,43、接続コネクタ44、及び電流センサ45は、いずれもウォータージャケット10の裏側に形成される凹部30にボルト締結されている。
リアクトル41と一次側平滑コンデンサ42は、凹部30の左寄り部分で、ウォータージャケット10の長手方向(左側面)に並んで配置されている。リアクトル41は、冷却領域20の流入口21近傍で、ウォータージャケット10の下面に固定されている。ウォータージャケット10には、長辺側左側面を左方に突出することで形成されるコネクタ取付部31が形成されており、このコネクタ取付部31に接続コネクタ44が取り付けられている。一方、二次側平滑コンデンサ43は、長辺側右側面の内面に沿って、凹部30の右寄り部分に取り付けられている。
図9に示すように、一次側コンデンサ42は、例えば、複数のコンデンサセル42aによって構成され、各コンデンサセル42aの正極側が正極導体板46に接続され、負極側が負極導体板47に接続され、ポッティング樹脂48によりコンデンサケース49内に収容されている。正極導体板46には、一次側コンデンサ正極端子46aが設けられており、負極導体板47には、2つの一次側コンデンサ負極端子47a,47bが設けられている。
図9及び図10に示すように、二次側コンデンサ43は、直線状に並べられた複数のコンデンサセル43aによって構成され、各コンデンサセル43aの正極側が正極導体板50を介して接続され、負極側が負極導体板51を介して接続され、ポッティング樹脂52によってコンデンサケース53内に収容されている。これにより、二次側コンデンサ43の各コンデンサセル43aは電気的に並列接続される。負極導体板51には、長手方向両端部に、二次側コンデンサ負極端子51aと他の二次側コンデンサ負極端子51bが設けられるとともに、中間部に二次側コンデンサ中間部負極端子51cが設けられる。また、正極導体板50には、長手方向両端部に、二次側コンデンサ正極端子50a及び他の二次側コンデンサ正極端子50bが設けられる。
図6に示すように、接続コネクタ44の正極端子44aに接続された正極バスバー56は、一次側コンデンサ42の一次側コンデンサ正極端子46aとともにリアクトル41の一方の端子41aに接続されている。また、接続コネクタ44の負極端子44bに接続された負極バスバー57は、一次側コンデンサ42の一次側コンデンサ負極端子47aに接続されている。また、正極バスバー56または負極バスバー57のいずれか一方には、電流センサ45が接続されている。
図8に示すように、二次側コンデンサ43のコンデンサケース53には、二次側コンデンサ中間部負極端子51cと一端部が接触するケース貫通端子54が収容されており、ケース貫通端子54の他端部が一次側コンデンサ負極端子47bに接触した状態で、ボルト90にて締結される。これにより、一次側コンデンサ42の一次側コンデンサ負極端子47bは、二次側コンデンサ43の二次側コンデンサ中間部負極端子51cと接続される。
さらに、ウォータージャケット10の凹部30内には、図9に示すように、二次側コンデンサ43の二次側コンデンサ正極側端子50cと一次側コンデンサ42の一次側コンデンサ負極端子47bの間を接続するノイズ吸収用コンデンサ(Yコンデンサ)58が他のケース貫通端子59を介してボルト締結されている。
そして、図6に示すように、リアクトル41の他方の端子41bには、バスバー67の一端部67aが接続される。バスバー67の他端部67bは、図3及び図7に示すように、屈曲してウォータージャケット10の第2の窓部29及びベースフレーム61の第2の窓孔65を貫通し、パワーモジュール60の一端側に接続されるように第2空間15に延出している。
また、図7及び図10に示すように、二次側コンデンサ43の二次側コンデンサ正極端子50aと二次側コンデンサ負極端子51aは、パワーモジュール60の一端側に接続されるように、第2の窓部29及びベースフレーム61の第2の窓孔65を貫通し第2空間15に延出している。
さらに、図3、図7、及び図10に示すように、二次側コンデンサ43の他の二次側コンデンサ正極端子50bと他の二次側コンデンサ負極端子51bは、パワーモジュール60の他端側に接続されるように、第1の窓部28及びベースフレーム61の第1の窓孔64を貫通し第2空間15に延出する。
図11で模式的に示すように、コンバータ回路7のトランジスタS1,S2、第1インバータ回路5のトランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WL、第2インバータ回路6のトランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLを有するパワーモジュール60は、これらの周囲に設けられた樹脂部55がベースフレーム61に締結されることによって、ウォータージャケット10の上面に固定される。パワーモジュール60は、ヒートシンク62が取り付けられている部分と対応して、ベースフレーム61の上面に右方に寄せて配置されており、幅広の流路25の上方に位置する。コンバータ回路7のトランジスタS1,S2、第1インバータ回路5のトランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WL、第2インバータ回路6のトランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLは、ウォータージャケット10内の幅広の流路25の上流側から下流側に向かって、この順に配置されている。
また、これらトランジスタS1,S2,UH,UL,VH,VL,WH,WLを接続するパワーモジュール60の複数の導体板(図示せず)には、リアクトル41から延びるバスバー67の他端部67b、二次側コンデンサ43の二次側コンデンサ正極端子50aと二次側コンデンサ負極端子51a、及び他の二次側コンデンサ正極端子50bと他の二次側コンデンサ負極端子51bが接続されている。したがって、前述のように、バスバー67の他端部67b、二次側コンデンサ正極端子50a、50b、及び二次側コンデンサ負極端子51a、51bは、メタルガスケット32によって囲まれる第1、第2の通電領域38、39、即ち、ウォータージャケット10の窓部28、29、及びベースフレーム61の窓孔64、65内に配置されることになる。
具体的には、バスバー67の他端部67bが、コンバータ回路7を構成する一方のトランジスタS1のコレクタ及び他方のトランジスタS2のエミッタに導通された導体板のバス端子60aに接続される。また、長手方向両側に位置する二次側コンデンサ43の二次側コンデンサ正極端子50aと他の二次側コンデンサ正極端子50bとが正極導体板のバス端子60b,60cにそれぞれ接続される。また、長手方向両側に位置する二次側コンデンサ43の二次側コンデンサ負極端子51aと他の二次側コンデンサ負極端子51bが、負極導体板のバス端子60d,60eに接続される。
また、パワーモジュール60の上方には、ゲートドライブ基板9が樹脂部55にボルト締結されている。さらに、ベースフレーム61を介してウォータージャケット10の上部にアッパケース12をボルト締結することで、アッパケース12上の制御装置8が、絶縁シート(図示せず)を介して、ゲートドライブ基板9の上方に配置される。
図3に示すように、アッパケース12の側方及び前方に延出する各凹部12a,12b内には、モータ4に接続される接続コネクタ71及び発電機2に接続される接続コネクタ72がそれぞれ固定されている。また、第2空間15内で、パワーモジュール60の長手方向側方の樹脂部55上には、モータ4用の3本のバス端子78と発電機2用の3本のバス端子79が配置されており、モータ4用の3本のバス端子78と接続コネクタ71の各端子が3本のバスバーを樹脂モールドで一体化したバスプレートコンポーネント73によって接続されている。また、発電機2用の3本のバス端子79と接続コネクタ72の各端子が、他の3本のバスバーを樹脂モールドで一体化した他のバスプレートコンポーネント74によって接続されている。
さらに、ベースフレーム61上で、パワーモジュール60の側方、具体的に、パワーモジュール60の長手側側面とアッパケース12の内側面との間には、モータ4用の電流センサ75と発電機2用の電流センサ76とが、モータ4用のバスプレートコンポーネント73と発電機2用のバスプレートコンポーネント74とにそれぞれ接続されている。
なお、制御装置8から延びる高圧ハーネス80は、二次側コンデンサ43の二次側コンデンサ正極端子50aや正極バスバー56に接続されている。また、制御装置8から延びるサブハーネス81は、各電流センサ45,75,76に接続されている。
以上説明したように、本実施形態に係る電気機器ユニット用ウォータージャケットのシール構造によれば、互いに接合されることで、冷却領域20と第1、第2の通電領域38、39を画成するウォータージャケット10及びベースフレーム61と、冷却領域20と第1、第2の通電領域38、39の周囲をそれぞれ独立して囲うように、ウォータージャケット10とベースフレーム61の間に配置された一体型のメタルガスケット32とを備える。そして、メタルガスケット32は、冷却領域20を囲う第1屈曲部33aと、第1屈曲部33aと同方向に屈曲されて第2の通電領域39を囲う第2屈曲部35aと、第1屈曲部33aの外周側の端部が第1屈曲部33aとは反対方向に屈曲されることによって形成された第3屈曲部33bと、第2屈曲部35aの外周側の端部が第2屈曲部35aとは反対方向に屈曲されることによって形成された第4屈曲部35bと、第3屈曲部33bと第4屈曲部35bとを繋ぐように形成された第2の繋ぎ部37とを有している。これにより、シール部材としてメタルガスケット32を使用したので、製作性が良好で、また、管理性も良好となる。また、メタルガスケット32は、冷却領域20と通電領域38,39の周囲をそれぞれ独立して囲う一体型であるため、部品点数が少なく、組み付け作業性も向上させることができる。さらに、複数の屈曲部33a,33b,35a,35bを有する形状のメタルガスケット32を使用しているため、ウォータージャケット10とベースフレーム61が接合されたとき、これらの部材(圧着面)に対してメタルガスケット32がバネ弾性力として応力を発生させるので、よりシール性を高めることができる。
また、メタルガスケット32は、第1屈曲部33aと第2屈曲部35aにおいてベースフレーム61と圧接し、第3屈曲部33bと第4屈曲部35bと第1屈曲部33aの内周側の端部33cと第2屈曲部35aの内周側の端部35cにおいてウォータージャケット10と圧接するようにウォータージャケット10とベースフレーム61の間に挟持され、第1屈曲部33aと第2屈曲部35aと第2の繋ぎ部37とベースフレーム61によって囲まれたシール圧の高い第1シール領域84と、第3屈曲部33bと第4屈曲部35bと第2の繋ぎ部37とウォータージャケット10によって囲まれたシール圧の低い第2シール領域85と、を形成している。また、第2シール領域85を形成するウォータージャケット10の表面には、第2の漏水排出用の溝83が形成されている。したがって、漏水排出用の溝83によって、シール圧が比較的低い第2シール領域85から通電領域38,39への漏水を確実に防止することができる。
また、第2の漏水排出用の溝83は、第2の繋ぎ部37の略中央部に形成されている。したがって、メタルガスケット32の位置がずれて第3又は第4屈曲部33b、35bが第2の漏水排出用の溝83に入り込むのを抑制することができる。
さらに、第2の繋ぎ部37は、上方に湾曲しているので、漏水の排出流路断面積を大きくすることができ排水性を向上させることができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
1 パワーコントロールユニット(電気機器ユニット)
10 ウォータージャケット
20 冷却領域
32 メタルガスケット
33 冷却領域用ガスケット部
33a 第1屈曲部
33b 第3屈曲部
33c、35c 端部
34 第1の通電領域用ガスケット部
35 第2の通電領域用ガスケット部
35a 第2屈曲部
35b 第4屈曲部
36 第1の繋ぎ部
37 第2の繋ぎ部
38 第1の通電領域
39 第2の通電領域
61 ベースフレーム(上側部材)
62 ヒートシンク
63 フィン
82 第1の漏水排出用の溝
83 第2の漏水排出用の溝
84 第1シール領域
85 第2シール領域

Claims (3)

  1. 互いに接合されることで、冷却領域及び通電領域を画成する上側部材及び下側部材と、
    前記冷却領域と通電領域の周囲をそれぞれ独立して囲うように、前記下側部材と上側部材の間に配置された一体型のメタルガスケットと、
    を備える電気機器ユニット用ヒートシンクのシール構造であって、
    前記メタルガスケットは、前記冷却領域を囲う第1屈曲部と、前記第1屈曲部と同方向に屈曲されて前記通電領域を囲う第2屈曲部と、前記第1屈曲部の外周側の端部が前記第1屈曲部とは反対方向に屈曲されることによって形成された第3屈曲部と、前記第2屈曲部の外周側の端部が前記第2屈曲部とは反対方向に屈曲されることによって形成された第4屈曲部と、前記第3屈曲部と第4屈曲部とを繋ぐように形成された繋ぎ部とを有し、
    前記メタルガスケットは、前記第1屈曲部と第2屈曲部において前記上側部材と圧接し、前記第3屈曲部と第4屈曲部と前記第1屈曲部の内周側の端部と前記第2屈曲部の内周側の端部において前記下側部材と圧接するように、前記下側部材と上側部材の間に挟持され、前記第1屈曲部と第2屈曲部と繋ぎ部と上側部材によって囲まれたシール圧の高い第1シール領域と、前記第3屈曲部と第4屈曲部と繋ぎ部と下側部材によって囲まれたシール圧の低い第2シール領域と、を形成し、
    前記第2シール領域を形成する前記下側部材の表面には、漏水排出用の溝が形成されていることを特徴とする電気機器ユニット用ヒートシンクのシール構造。
  2. 前記漏水排出用の溝は、前記繋ぎ部の略中央部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気機器ユニット用ヒートシンクのシール構造。
  3. 前記繋ぎ部は、上方に湾曲または屈曲していることを特徴とする請求項1または2に記載の電気機器ユニット用ヒートシンクのシール構造。
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