JP2014033535A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な演算処理を要せず、コスト高を招かず、制御応答性を犠牲にせずに負荷の振動を抑制することができるモータ制御装置を提供することである。
【解決手段】上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、モータMへ与える制御指令を生成して当該モータMを制御するモータ制御装置1において、上記制御指令から上記モータMで駆動する負荷の固有周波数成分を除去して当該制御指令を補正する補正手段2を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ制御装置に関する。
一般に、図2に示すように、モータMに減速機Gを介して負荷を取り付けて、負荷を回転させる場合、減速機Gのシャフト4が完全な剛体ではなく捩じり方向にばねとして振る舞うため、負荷3が回転方向に振動する現象が見られる。
このような負荷の振動を制御によって抑制したい場合、モータ制御装置に負荷3の回転速度を推定するオブザーバを設け、このオブザーバで推定した回転速度とモータの回転速度との偏差を求め、この偏差を利用してモータ制御装置内で生成する制御指令を補正することができる(たとえば、特許文献1参照)。また、実際に負荷3の回転速度を検出するエンコーダ等を設けて、負荷3に振動があらわれると制御ゲインを小さくして負荷の振動を抑制することも考えられる。
特開平11−31015号公報
しかしながら、負荷3の回転速度を推定するモータ制御装置にあっては、オブザーバを用いる必要があって、演算が複雑となり演算処理負荷が高くなる。また、負荷3の回転速度を実際に検出する場合は、エンコーダ等のセンサが必要となってモータ制御装置のコストが高くなるとともに、制御ゲインを小さくするために、制御上の応答性が犠牲になってしまう。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、複雑な演算処理を要せず、コスト高を招かず、制御応答性を犠牲にせずに負荷の振動を抑制することができるモータ制御装置を提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、モータへ与える制御指令を生成して当該モータを制御するモータ制御装置において、上記制御指令から上記モータで駆動する負荷の固有周波数成分を除去して当該制御指令を補正する補正手段を備えたことを特徴とする。
本発明では、補正手段で制御指令から負荷の固有周波数の周波数成分を取り除くため、制御指令から負荷の振動を励起する周波数成分を除去することができ、負荷の振動を抑制することができる。
また、モータ制御装置にあっては、負荷の回転速度を推定するオブザーバを用いることも無く、負荷の回転速度を直接検出するセンサを設ける必要もなく、さらには、制御ゲインを低下して振動を抑制する必要もない。
よって、本発明のモータ制御装置によれば、複雑な演算処理を要せず、コスト高を招かず、制御応答性を犠牲にせずに負荷の振動を抑制することができる。
本発明の一実施の形態におけるモータ制御装置の制御ブロック図である。 負荷が減速機を介して連結されたモータの側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。一実施の形態におけるにモータ制御装置1は、図1に示すように、モータMへ与える制御指令を生成する制御部Cと、制御指令を補正する補正手段としての補正部2とを備えて構成されている。
モータMは、図2に示すように、減速機Gを介して負荷3に連結されており、モータMを駆動すると、負荷3を回転させることができるようになっており、減速機Gのシャフト4が捩じりばねを構成し、負荷3とシャフト4とで一次のばねマス系を形成している。減速機Gは、モータMによって回転駆動させられる歯車20と、この歯車20に噛み合う従動歯車21と、この従動歯車21の回転運動を負荷3へ伝達するシャフト4とを備えて構成されている。
以下、モータ制御装置1の各部について説明する。制御部Cは、たとえば、図1に示した制御ブロック図のように、モータMの電気角を検出する電気角センサ5と、モータMの図示しない巻線に流れる電流iを検出する電流センサ6と、上位の制御装置から入力される位置指令xと電気角センサ5で検出した電気角θとから速度指令vを演算する位置制御部7と、速度指令vと電気角θを微分する微分部8から出力される電気角速度vとの偏差である速度偏差εvを求める演算部9と、上記速度偏差εvからトルク指令iを求める速度制御部10と、補正部2によって補正されたトルク指令i**と電流センサ6で検知した電流iとの偏差である電流偏差εiを求める演算部12と、最終的な電流指令Iを求め、上記電流指令Iに従ってモータMの巻線へ電流を供給する電流制御部13と、電流指令Iに従ってモータMの巻線へ電流を供給するドライバ13とを備えて構成されている。
位置制御部7は、図示しない上位の制御装置から入力される位置指令xと電気角センサ5で検出した電気角θとの偏差を演算し、当該偏差を比例積分補償或いは比例微分積分補償を行って速度指令vを演算する。
速度制御部10は、たとえば、速度偏差εvを比例積分補償してトルク指令iを求めてもよいし、比例微分積分補償を行ってもよい。また、電流制御部13にあっても、たとえば、電流偏差を比例積分補償して電流指令Iを求めてもよいし、比例微分積分補償を行ってもよい。
他方、補正部2は、上記したトルク指令iを濾波するフィルタ14と、トルク指令iからフィルタ処理したトルク指令を差し引きしてトルク指令i**を補正する演算部11とを備えており、補正処理後のトルク指令i**を演算部12に出力するようになっている。
フィルタ14は、減速機Gに連結された負荷3の固有周波数帯の周波数成分を抽出することができるようになっており、その伝達関数は、減速機Gに連結された負荷3の固有周波数をωとし、減速機Gのシャフト4の捩じり剛性をKとし、ラプラス演算子をsとし、上記ばねマス系における減衰係数をζとすると、以下の式(1)のように設定される。
Figure 2014033535
負荷3の固有周波数ωは、負荷3の慣性モーメントJとし、減速機Gのシャフト4の捩じり剛性をKとすると、以下の式(2)のように表わされる。
Figure 2014033535
なお、上記した制御部Cおよび補正部2における各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよいが、電気角センサ5および電流センサ6を除き、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置がソフトウェアプログラムを実行することで実現されるようにしてもよい。
上記モータMで減速機Gを介して負荷3を回転駆動すると、負荷3が回転方向に固有周波数ωで振動して、負荷3側の振動成分がモータMの回転速度に重畳される。そのため、電気角センサ6で検出する電気角θや電気角θを微分して得られる電気角速度vにも上記振動に起因する固有周波数ωの周波数成分が重畳し、制御指令である電流指令Iを得る過程において、速度偏差εvにも上記周波数成分が重畳されるためトルク指令iにも周波数が負荷3の固有周波数ωである振動成分が含まれる。
この周波数成分を含んだまま電流制御部13で電流指令Iを求める場合、電流指令Iに固有周波数ωの周波数成分が重畳されたまま、モータMに電流が供給されるため、負荷3の振動を励起してしまうことになる。そこで、本発明では、補正部2でトルク指令iから上記固有周波数ωの周波数成分を抽出し、この抽出した当該周波数成分を上記トルク指令iから取り除くため、電流指令Iから負荷3の振動を励起する周波数成分を除去することができ、負荷3の振動を抑制することができる。
つまり、このモータ制御装置1にあっては、負荷3の振動を抑制することができるのであり、また、負荷3の回転速度を推定するオブザーバを用いることも無く、負荷3の回転速度を直接検出するセンサを設ける必要もなく、さらには、制御ゲインを低下して振動を抑制する必要もない。
よって、本発明のモータ制御装置1によれば、オブザーバが不要なので複雑な演算処理を要せず、負荷3の回転速度を検出するセンサが不要なのでコスト高を招かず、制御ゲインを低下させる必要が無いので制御応答性を犠牲にせず、負荷3の振動を抑制することができる。
なお、補正部2は、上記したところでは、トルク指令iから電流指令Iを得る過程において、トルク指令iを補正するようにしているが、電流偏差εiを補正してもよいし、電流偏差εiを求める演算部12から電流制御部13までの間で補正を行ってもよく、また、電流制御部13において求める電流指令Iを補正してもよいし、位置制御部7から速度制御部10までの間において速度指令を補正してもよいし、速度偏差εvを補正してもよいし、また、位置制御部7における演算過程において負荷3の固有周波数ωの周波数成分を除去するようにしてもよい。
また、上記したところでは、フィルタ14で一端トルク指令iに含まれる固有周波数ωの周波数成分を抽出して、トルク指令iから当該周波数成分を除去するようにしているが、固有周波数帯の周波数成分のみを除去する帯域除去フィルタで制御指令を濾波することでこれを補正部2としてもよい。
さらに、上記したモータ制御装置1では、位置指令xから速度指令vを求め、速度指令vからトルク指令iを求め、トルク指令iから電流指令Iを求めるようになっているが、位置指令xから速度指令vを経ることなくトルク指令iを求めるようにしてもよいし、位置指令xの入力なしに速度指令vから電流指令Iを求めるようにしてもよい。
なお、この実施の形態の場合、モータMと負荷3との間に減速機Gを設けているが、負荷3とモータMとの間を捩じりバネとして機能する軸を介して連結するような場合にあっても、軸と負荷3とが一次のばねマス系を構成するので、このような負荷3の駆動に際しても、本発明を適用することによって、負荷3の回転方向の振動を抑制することが可能である。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明は、モータの制御装置に利用可能である。
1 モータ制御装置
2 補正手段としての補正部
14 フィルタ
M モータ

Claims (3)

  1. モータへ与える制御指令を生成して当該モータを制御するモータ制御装置において、上記制御指令から上記モータで駆動する負荷の固有周波数成分を除去して当該制御指令を補正する補正手段を備えたことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 上記補正手段は、上記制御指令を濾波して当該制御指令に含まれる上記負荷の固有周波数成分を抽出するフィルタを備え、当該フィルタで処理した結果を上記制御指令から減算して、上記制御指令を補正することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 上記制御指令がトルク指令であって上記補正手段は、当該トルク指令を補正することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ制御装置。
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