JP2014032856A - 防水コネクタ及び該防水コネクタに用いる空栓 - Google Patents

防水コネクタ及び該防水コネクタに用いる空栓 Download PDF

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Abstract

【課題】組み付け方向を考えることなく空栓を簡単かつ確実に組み付けでき、誤って違う位置に組み付けした場合でも再利用して確実に防水性を確保することができる安価な防水コネクタを提供する。
【解決手段】コネクタハウジング11と、マットシール20と、コネクタハウジング11との間でマットシール20を保持するようにコネクタハウジング11に装着されるマットシールホルダ30と、マットシールホルダ30の電線挿通孔31からマットシール20の電線挿通孔21に挿入自在にされ、コネクタハウジング11の使用しない空の端子収容室12と対応するマットシール20の電線挿通孔21を軸部41で閉塞する空栓40とを備えた防水コネクタ10において、空栓40の軸部41に、先端にマットシールホルダ30の係止部32aに係止されるロック部43を有した少なくとも一対の弾性係止アーム42,42を前後逆向きにしてそれぞれ片持ち支持させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、防水コネクタ及び該防水コネクタに用いる空栓に関する。
いわゆる多極セパレート防水型のコネクタ(以下、単に防水コネクタという)は、コネクタハウジングに複数の端子収容室を有するが、オプション回路の改廃等により未使用の端子収容室が生じるため、空栓(ダミー防水栓)でその未使用箇所の防水性を確保している。
そして、端子に接続の電線が挿通される複数の電線挿通孔を設けたマットシールを有する防水コネクタでは、図11及び図12に示すように、マットシール3を保持するマットシールホルダ4と空栓5を一体化させた仕様のものと、図13及び図14に示すように、使用する端子収容室に対応する部分a〜cの空栓7をマットシールホルダ6から取り除くようにした仕様のものがある(この空栓をマットシールホルダから取り除く仕様に類似した構造のものとして、例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、図11(a),(b)に示す防水コネクタ1では、図11(b),(c)に示すように、コネクタハウジング2の使用しない空の端子収容室2aと対応するマットシール3の電線挿通孔3aを、マットシールホルダ4に一体突出形成した空栓5で塞ぐようになっている。
また、図13及び図14に示すマットシールホルダ6では、取付孔6aに4本の支持部8を介して空栓7を一体形成してあり、この各支持部8を剪断機等でカットすることで、マットシールホルダ6から空栓7を取り除くことができるようになっている。
特開2006−324161号公報(図2) 特開2010−238503号公報(図9)
しかしながら、前記従来のマットシール3を保持するマットシールホルダ4と空栓5を一体化させた仕様の防水コネクタ1では、防水栓としての空栓5の使用位置がオプション回路毎に異なって固定されていないため、図12(a)〜(c)に示すように、使用しない空の端子収容室を予め塞いだ専用のマットシールホルダ4,4A,ABを個別に成形して管理する必要があり、その分、金型種類が増加してコスト高になった。
また、前記従来の使用する端子収容室に対応する部分a〜cの空栓7をマットシールホルダ6から取り除くようにした仕様のものでは、図15に示すように、誤って必要な空栓7の支持部8を剪断機等でカットしてしまうと、カットした空栓7をマットシールホルダ6に組み付けて再利用することができないため、マットシールホルダ6を廃棄処分しなければならず、その分、コスト高になった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、組み付け方向を考えることなく空栓を簡単かつ確実に組み付けることができると共に、誤って違う位置に組み付けした場合でも再利用して確実に防水性を確保することができる安価な防水コネクタ及び該防水コネクタに用いる空栓を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、複数の端子収容室を有するコネクタハウジングと、このコネクタハウジングに装着されると共に、前記複数の端子収容室と対応して複数の電線挿通孔を有するマットシールと、前記コネクタハウジングとの間で前記マットシールを保持するように該コネクタハウジングに装着され、前記マットシールの複数の電線挿通孔と対応して複数の電線挿通孔を有するマットシールホルダと、このマットシールホルダの電線挿通孔から前記マットシールの電線挿通孔に挿入自在にされ、使用しない空の前記端子収容室と対応する該マットシールの電線挿通孔を軸部で閉塞する空栓と、を備えた防水コネクタにおいて、前記空栓の軸部に、先端に前記マットシールホルダの係止部に係止されるロック部を有した少なくとも一対の弾性係止アームを逆向きにしてそれぞれ片持ち支持させたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の防水コネクタであって、前記一対の弾性係止アームを、所定の間隔で且つ前記ロック部が互い違いに位置するように前記軸部の周面に複数組突設したことを特徴とする。
請求項3の発明は、複数の端子収容室を有するコネクタハウジングと、このコネクタハウジングに装着されると共に、前記複数の端子収容室と対応して複数の電線挿通孔を有するマットシールと、前記コネクタハウジングとの間で前記マットシールを保持するように該コネクタハウジングに装着され、前記マットシールの複数の電線挿通孔と対応して複数の電線挿通孔を有するマットシールホルダと、を備えた防水コネクタに用いられ、軸部を前記マットシールホルダの電線挿通孔から前記マットシールの電線挿通孔に挿入して、使用しない空の前記端子収容室と対応する該マットシールの電線挿通孔を該軸部で閉塞する空栓において、前記軸部に、先端に前記マットシールホルダの係止部に係止されるロック部を有した少なくとも一対の弾性係止アームを逆向きにしてそれぞれ片持ち支持させたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の空栓であって、前記一対の弾性係止アームを、所定の間隔で且つ前記ロック部が互い違いに位置するように前記軸部の周面に複数組突設したことを特徴とする。
以上説明したように、請求項1及び請求項3の発明によれば、空栓の軸部に、先端にマットシールホルダの係止部に係止されるロック部を有した少なくとも一対の弾性係止アームを逆向きにしてそれぞれ片持ち支持させたことにより、マットシールホルダの電線挿通孔からマットシールの電線挿通孔に、組み付け方向を考えることなく空栓を簡単かつ確実に組み付けることができる。また、誤って違う位置に組み付けした場合でも空栓を取り外して再利用することができて、確実に防水性を確保することができる。これにより、従来のように、廃棄処分する必要がなくなり、その分低コスト化を図ることができる。
請求項2及び請求項4の発明によれば、一対の弾性係止アームを、所定の間隔で且つロック部が互い違いに位置するように空栓の軸部の周面に複数組突設したことにより、複数組の各ロック部の係止部分がマットシールホルダの係止部と係止する支持構造となり、空栓の軸部がマットシールホルダの電線挿通孔内でガタ付くことを防止することができ、マットシールの電線挿通孔を確実に塞いで防水することができる。
(a)は本発明の一実施形態の防水コネクタを示す断面図、(b)は同防水コネクタの側面図、(c)は同防水コネクタの要部の拡大断面図である。 (a)は上記防水コネクタに用いる空栓の斜視図、(b)は同空栓を起立させた状態の側面図である。 (a)は上記空栓の正面図、(b)は同空栓の側面図である。 (a)は上記防水コネクタに空栓を組み付ける前の側面図、(b)は同空栓を組み付ける途中の側面図である。 (a)は上記空栓を組み付ける前の防水コネクタの断面図、(b)は同空栓を組み付けた状態の防水コネクタの断面図である。 (a)は上記空栓を正規の位置に組み付けた防水コネクタの断面図、(b)は同防水コネクタの背面図である。 (a),(b)は間違えた位置に組み付けた空栓を引き抜く状態を順を追って示す防水コネクタの断面図である。 (a),(b)は弾性係止アームが折れた空栓を組み付ける状態を順を追って示す防水コネクタの断面図である。 上記弾性係止アームが折れた空栓を組み付けた状態を示す要部の拡大断面図である。 上記弾性係止アームが折れた空栓を示す側面図である。 (a)は従来例の防水コネクタの背面図、(b)は同(a)中X−X線に沿う断面図、(c)は同要部の拡大断面図である。 (a)は上記従来の防水コネクタに用いられるマットシールホルダの正面図、(b)は他のタイプのマットシールホルダの正面図、(b)は別のタイプのマットシールホルダの正面図である。 (a)は他の従来例の防水コネクタに用いられるマットシールホルダの正面図、(b)は同(a)中X−X線に沿う断面図、(c)は要部の拡大平面図である。 (a)は上記他の従来例の空栓を取り除いたマットシールホルダの正面図、(b)は同(a)中X−X線に沿う断面図、(c)は同要部の拡大平面図である。 上記他の従来例のマットシールホルダから取り除いた空栓の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1(a)は本発明の一実施形態の防水コネクタを示す断面図、図1(b)は防水コネクタの側面図、図1(c)は防水コネクタの要部の拡大断面図、図2(a)は防水コネクタに用いる空栓の斜視図、図2(b)は空栓を起立させた状態の側面図、図3(a)は空栓の正面図、図3(b)は空栓の側面図、図4(a)は防水コネクタに空栓を組み付ける前の側面図、図4(b)は空栓を組み付ける途中の側面図、図5(a)は空栓を組み付ける前の防水コネクタの断面図、図5(b)は空栓を組み付けた状態の防水コネクタの断面図、図6(a)は空栓を正規の位置に組み付けた防水コネクタの断面図、図6(b)は同防水コネクタの背面図、図7(a),(b)は間違えた位置に組み付けた空栓を引き抜く状態を順を追って示す防水コネクタの断面図、図8(a),(b)は弾性係止アームが折れた空栓を組み付ける状態を順を追って示す防水コネクタの断面図、図9は弾性係止アームが折れた空栓を組み付けた状態を示す要部の拡大断面図、図10は弾性係止アームが折れた空栓を示す側面図である。
図1(a),(b)に示すように、防水コネクタ10は、レバー17の回転操作により相手側コネクタ60と嵌合して電気的に接続するものであり、電線51を接続した端子50を収容する複数の端子収容室12を形成したコネクタハウジング11と、このコネクタハウジング11の後端外周から後方へ一体突出する四角筒部13内に装着されると共に、複数の端子収容室12と対応して複数の電線挿通孔21を形成したマットシール20と、コネクタハウジング11の四角筒部13との間でマットシール20を保持するようにコネクタハウジング11の後端の四角筒部13に嵌着され、マットシール20の複数の電線挿通孔21と対応して複数の電線挿通孔31を形成したマットシールホルダ30と、このマットシールホルダ30の電線挿通孔31からマットシール20の電線挿通孔21に挿入自在にされ、使用しない空の端子収容室12と対応するマットシール20の電線挿通孔21を軸部41で閉塞するダミー防水栓としての空栓40と、を備えている。
コネクタハウジング11には、前後に貫通する複数の端子収容室12が上下2段それぞれ形成してある。各端子収容室12には収容された端子50を抜け止めする可撓性係止腕としてのランス14を一体形成してある。また、端子収容室12の外側にはスペーサ15を介してリング状でゴム製のパッキン16を嵌着してある。さらに、コネクタハウジング11の両側面には、コ字形のレバー17を回転自在に支持する支軸18,18を突設してある。そして、レバー17の両側片部にそれぞれ形成された各カム溝17aに相手側コネクタ60の両側面に突設した各カムピン61が係合することにより、低操作力で相手側コネクタ60と嵌合できるようになっている。尚、コネクタハウジング11とスペーサ15及びレバー17は合成樹脂製である。
マットシール20は、ゴム或いは弾力性を有する樹脂等の弾性材料からなり、厚肉の平板状に形成されている。そして、マットシール20のコネクタハウジング11の各端子収容室12に対応する位置に、端子50に接続された電線51が挿通する電線挿通孔21を形成してある。
マットシールホルダ30は、図1(a)に示すように、マットシール20に形成された各電線挿通孔21及びコネクタハウジング11に形成された各端子収容室12に対応する位置に、電線挿通孔31を形成してある。また、マットシールホルダ30は、コネクタハウジング11の後端の四角筒部13内に嵌着される厚肉部32と、コネクタハウジング11の後端の四角筒部13の外側に嵌合される四角筒部33と、を備えている。そして、マットシールホルダ30の厚肉部32に複数の電線挿通孔31を形成してあり、また、厚肉部32の内面32aが後述する空栓40の弾性係止アーム42のロック部43が係止する係止部となっている。
図2及び図3に示すように、空栓40は、円柱状の軸部41を有しており、この円柱状の軸部41の両端には、円錐面状のテーパ面41bをそれぞれ形成してある。また、軸部41の周面41aには、先端にマットシールホルダ30の厚肉部32の内面(係止部)32aに係止されるロック部43を有した一対の弾性係止アーム42,42を前後逆向きにしてそれぞれ片持ち支持させてある。この一対の弾性係止アーム42,42を、等間隔で且つロック部43が互い違いに位置するように軸部41の周面41aに3組一体突出形成してある。
詳述すると、図2(a),(b)及び図3(a),(b)に示すように、空栓40の各一対の弾性係止アーム42,42は、軸部41の周面41aの略中央に位置しており、該軸部41の周面41aに一体突出形成された基部42aと該基部42aから一体に延びる腕部42cとで略L字形にそれぞれ形成されている。各基部42aの背面側は傾斜面42bになっており、空栓40の軸部41をマットシールホルダ30の電線挿通孔31に挿入し易くなっている。このマットシールホルダ30の電線挿通孔31の孔径は、空栓40の各一対の弾性係止アーム42,42が軸部41の周面41a側に弾性変形して縮径した場合に、この弾性変形して縮径した各一対の弾性係止アーム42,42がマットシールホルダ30の電線挿通孔31を挿通できる大きさに形成してある。
また、図3(b)に符号Aで示すように、各一対の弾性係止アーム42,42の各ロック部43の形状は対角線上で対の形状になっており、前後反転して使用されても係止機能を持つようになっている。即ち、空栓40の軸部41の両端のテーパ面41b,41bも含めて各一対の弾性係止アーム42,42は前後同じ形状であり、マットシールホルダ30の電線挿通孔31への挿入方向及び各ロック部43の係止方向に方向性が出ない形状になっている。さらに、各ロック部43は三角形状の鉤形になっており、その先端43aから後側に傾斜面43bを形成してある。このロック部43の傾斜面43bにより、ロック部43側からも空栓40の軸部41をマットシールホルダ30の電線挿通孔31に挿入し易くなっている。
さらに、空栓40の軸部41の周面41aに、等間隔で且つロック部43が互い違いに位置するように3組の各一対の弾性係止アーム42,42がそれぞれ一体突出形成してあるので、この3組の各ロック部43の係止部分としての先端43aがマットシールホルダ30の係止部としての内面32aと接して係止する3点支持構造となり、空栓40の軸部41がマットシールホルダ30の電線挿通孔31内でガタ付くことを防止することができるようになっている。尚、マットシールホルダ30及び空栓40は合成樹脂製である。
以上実施形態の防水コネクタ10によれば、図4(a),(b)と図5(a),(b)に示すように、コネクタハウジング11の使用しない空の端子収容室12と対応するマットシール20の電線挿通孔21を空栓40の軸部41で閉塞する場合、該軸部41の周面41aに、先端にマットシールホルダ30の係止部としての内面32aに係止されるロック部43を有した3組の各一対の弾性係止アーム42,42を前後逆向きにしてそれぞれ片持ち支持させた空栓40を用いることにより、使用しない空の端子収容室12と対応するマットシールホルダ30の電線挿通孔31からマットシール20の電線挿通孔21に、組み付け方向を考えることなく空栓40を簡単かつ確実に挿入して組み付けることができる。
この空栓40の軸部41で使用しない空の端子収容室12と対応するマットシール20の電線挿通孔21を塞いで防水した状態を、図1(c)及び図5(b)に示す。すなわち、弾性変形により縮径していた空栓40の3組うちの各一方の弾性係止アーム42がマットシールホルダ30の電線挿通孔31を抜けると、各一方の弾性係止アーム42がもとの状態に戻ることにより、そのロック部43の先端43aがマットシールホルダ30の内面32aに引っ掛かり係止される。この空栓40には挿入方向に方向性がないため、反対方向で空栓40がマットシールホルダ30の電線挿通孔31に挿入されても上記係止の状態は保証される。さらに、空栓40の各一対の弾性係止アーム42,42を、等間隔で且つ各ロック部43が互い違いに位置するように軸部41の周面41aに3組一体突出形成したことにより、3組の各一対の弾性係止アーム42,42の3つのロック部43の先端43aがマットシールホルダ30の内面32aと接して係止する3点支持構造であるため、空栓40の軸部41がマットシールホルダ30の電線挿通孔31内でガタ付くことを確実に防止することができ、マットシール20の電線挿通孔21を確実に塞いで防水性を高めることができる。
また、図6(a),(b)は、他の正規の箇所のコネクタハウジング11の使用しない空の端子収容室12と対応するマットシール20の電線挿通孔21を空栓40の軸部41で閉塞する場合を示すが、図7(a)に示すように、誤って違う位置のコネクタハウジング11の使用する端子収容室12と対応するマットシール20の電線挿通孔21を空栓40の軸部41で閉塞した場合には、図7(b)に示すように、誤って組み付けた空栓40を引き抜いて取り外す。この空栓40を引き抜いている途中で、図10に示すように、マットシールホルダ30の内面32aにロック部43の先端43aで係止されていた側の弾性係止アーム42の腕部42cが折れて破損(この破損部分を図中符号Bで示す)して、その基部42aだけが残っても、図8(a),(b)及び図9に示すように、折れていない方の弾性係止アーム42のロック部43の先端43aをマットシールホルダ30の内面32aに係止させるように、引き抜いた空栓40の向きを変えて、正規の位置のコネクタハウジング11の使用しない空の端子収容室12と対応するマットシール20の電線挿通孔21に組み付けることにより、引き抜いて取り外した空栓40を再利用することができる。これにより、一方の弾性係止アーム42の腕部42cが折れて破損しても、折れていない反対側の弾性係止アーム42で空栓40をマットシールホルダ30に確実に係止することができるため、マットシール20の電線挿通孔21の防水性を確実に確保することができる。これにより、従来のように、廃棄処分する必要がなくなり、その分、低コスト化を図ることができる。
尚、前記実施形態によれば、レバー嵌合式の防水コネクタについて説明したが、レバー嵌合式以外の防水コネクタに前記実施形態を適用できることは勿論である。また、空栓の軸部に突設される各一対の弾性係止アームは3組に限られるものではない。
10 防水コネクタ
11 コネクタハウジング
12 端子収容室
20 マットシール
21 電線挿通孔
30 マットシールホルダ
31 電線挿通孔
32a 内面(係止部)
40 空栓
41 軸部
41a 周面
42,42 一対の弾性係止アーム
43 ロック部

Claims (4)

  1. 複数の端子収容室を有するコネクタハウジングと、このコネクタハウジングに装着されると共に、前記複数の端子収容室と対応して複数の電線挿通孔を有するマットシールと、前記コネクタハウジングとの間で前記マットシールを保持するように該コネクタハウジングに装着され、前記マットシールの複数の電線挿通孔と対応して複数の電線挿通孔を有するマットシールホルダと、このマットシールホルダの電線挿通孔から前記マットシールの電線挿通孔に挿入自在にされ、使用しない空の前記端子収容室と対応する該マットシールの電線挿通孔を軸部で閉塞する空栓と、を備えた防水コネクタにおいて、
    前記空栓の軸部に、先端に前記マットシールホルダの係止部に係止されるロック部を有した少なくとも一対の弾性係止アームを逆向きにしてそれぞれ片持ち支持させたことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 請求項1記載の防水コネクタであって、
    前記一対の弾性係止アームを、所定の間隔で且つ前記ロック部が互い違いに位置するように前記軸部の周面に複数組突設したことを特徴とする防水コネクタ。
  3. 複数の端子収容室を有するコネクタハウジングと、このコネクタハウジングに装着されると共に、前記複数の端子収容室と対応して複数の電線挿通孔を有するマットシールと、前記コネクタハウジングとの間で前記マットシールを保持するように該コネクタハウジングに装着され、前記マットシールの複数の電線挿通孔と対応して複数の電線挿通孔を有するマットシールホルダと、を備えた防水コネクタに用いられ、軸部を前記マットシールホルダの電線挿通孔から前記マットシールの電線挿通孔に挿入して、使用しない空の前記端子収容室と対応する該マットシールの電線挿通孔を該軸部で閉塞する空栓において、
    前記軸部に、先端に前記マットシールホルダの係止部に係止されるロック部を有した少なくとも一対の弾性係止アームを逆向きにしてそれぞれ片持ち支持させたことを特徴とする空栓。
  4. 請求項3記載の空栓であって、
    前記一対の弾性係止アームを、所定の間隔で且つ前記ロック部が互い違いに位置するように前記軸部の周面に複数組突設したことを特徴とする空栓。
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