JP2014032090A - 記録材検知装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録材の表面状態の判別精度の向上を図ることができる記録材検知装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】導光手段67L、67Rにより、第1の光源61Lが発する第1の光、第2の光源61Rが発する第2の光を記録材表面の法線方向で見た時に平行でない2方向からそれぞれ記録材の表面に入射させ、記録材表面の第1の光の照射領域及び第2の光の照射領域を撮像した撮像手段63の出力に基づいて記録材の表面状態に関する情報を出力する記録材検知装置60において、第2の光源61Rは第1の光源61Lと同型の光源であり、第1の光源61L、第2の光源61Rの中心光軸に沿う方向から見た時、第1の光源61L、第2の光源61Rは、各々の中心光軸周りの回転位相の基準線が、第1の光源61Lと第2の光源61Rとの配列方向に直交する直線に対し、反対方向に略同じ角度回転させた関係で配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録材検知装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式によって現像剤像を転写・定着させて記録材(記録紙)に画像を形成する複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置では、画像形成のための種々の条件を記録材のサイズや種類(紙種ともいう)に応じて設定するのが好ましい。例えば、ユーザが制御パネル等から設定した記録材のサイズや種類に応じて、転写条件(例えば転写バイアスや転写時の記録材の搬送速度)や定着条件(例えば、定着温度や定着時の記録材の搬送速度)が設定される構成は従来から知られている。
近年では、画像形成装置内部に記録材を検知するセンサを用いて記録材のサイズや種類を判別し、判別結果に応じて転写条件あるいは定着条件等が設定されるよう制御する手法が提案されている。特許文献1には記録材の表面をCMOSセンサによって撮像することで表面平滑性を判別することが記載されている。
記録材の表面をCMOSセンサのようなイメージセンサによって撮像する手法は、表面の凹凸に起因して生じる陰影を直接的に撮影している。しかし、例えば一般オフィス用紙を判別する場合などにおいて、表面の凹凸に起因して生じる陰影の様子は用紙製造時の繊維配向方向(漉き目)によって異なることが多い。つまり、用紙の繊維配向方向と直交する方向から光を照射すると表面の凹凸の様子が強調されたコントラストの高い撮影像が得られる。一方、繊維配向方向と同一方向から光を照射した場合には凹凸に起因した陰影が出難くコントラストの低い撮影像となる。このため、同一の用紙であっても縦通紙した場合と横通紙した場合では異なる判別結果になってしまう場合があった。
これに対し、特許文献1では光の照射方向を用紙の搬送方向に対して斜めにすることで判別精度の向上を図っている。しかし、用紙の繊維方向は必ずしも搬送方向と一致もしくは直交しているとは限らず、搬送方向に対して斜め方向に繊維配向した用紙の表面性を用紙自体の表面特性として判別してしまう課題があった。
そこで、特許文献2では独立した2つの光源を用いて、記録材表面の法線方向で見て平行でない異なる2方向から記録材に光を照射し、それぞれの方向で光を照射された記録材表面の陰影を撮像し、得られた2種の画像を用いることで、記録材の搬送方向に対する繊維配向方向の違いの影響を低減し、判別精度の向上を図っている。
特開2004−38879号公報 特開2010−266432号公報
特許文献2の技術では、記録材表面の法線方向で見て平行でない異なる2方向から記録材に光を照射する為に2つの光源を用いている。しかし、2つの光源を用いる場合、各光源の照度分布の指向特性が非対称である場合がある。この場合、記録材表面の異なる2方向で光を照射され、撮像される2つの領域における光量分布が、対称でないものとなってしまい画像判別処理時に誤差が生じることが懸念される。
本発明の目的は、記録材の表面状態の判別精度の向上を図ることができる記録材検知装置及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の記録材検知装置は、
第1の光を発する第1の光源と、
第2の光を発する第2の光源と、
前記第1の光、前記第2の光を、記録材表面の法線方向で見た時に平行でない2方向からそれぞれ記録材の表面に入射させる導光手段と、
記録材の表面の前記第1の光が照射された領域、及び、前記第2の光が照射された領域を撮像する撮像手段と、
を備え、前記撮像手段の出力に基づいて記録材の表面状態に関する情報を出力する記録材検知装置において、
前記第2の光源は前記第1の光源と同型の光源であり、前記第1の光源及び前記第2の光源の中心光軸に沿う方向から見た時、前記第1の光源と前記第2の光源は、各々の前記中心光軸周りの回転位相の基準線が、前記第1の光源と前記第2の光源との配列方向に直交する直線に対し、反対方向に略同じ角度回転させた関係で配置されていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の記録材検知装置は、
第1の光を発する第1の光源と、
第2の光を発する第2の光源と、
前記第1の光、前記第2の光を、記録材表面の法線方向で見た時に平行でない2方向からそれぞれ記録材の表面に入射させる導光手段と、
記録材の表面の前記第1の光が照射された領域及び前記第2の光が照射された領域を含む長尺状の撮像領域を撮像する撮像手段と、
を備え、前記撮像手段の出力に基づいて記録材の表面状態に関する情報を出力する記録材検知装置において、
記録材表面上の所定の光量以上の前記第1の光で照射される領域、及び、所定の光量以上の前記第2の光で照射される領域は、それぞれ略楕円形であり、該楕円形の長軸が前記撮像領域の長手方向と一致するように、前記第1の光源及び前記第2の光源が配置されていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
上記記録材検知装置と、
記録材に画像を形成する画像形成部と、
を備え、
前記記録材検知装置の出力に応じて、前記画像形成部による画像形成条件を設定することを特徴とする。
本発明によれば、記録材の表面状態の判別精度の向上を図ることができる。
本発明の実施例に係る画像形成装置の説明図 本発明の実施例1に係る記録材検知装置の構成図 本発明の実施例1に係る記録材検知装置の構成図 記録材表面性状を取得する方法の説明図 片側LEDの光量の強度分布を説明する図 他側LEDの光量の強度分布を説明する図 両側LEDの光量の強度分布を説明する図 撮像素子出力の説明図 表面性データの説明図 LEDの構成を示す図 LEDの概略構成を示す図 LED光照射分布を示すベクトル線図 対称性LEDを並置配置したときの光照射分布の説明図 対称性LEDを回転配置したときの光照射分布の説明図 非対称性LEDを並置配置したときの光照射分布の説明図 非対称性LEDを回転配置したときの光照射分布の説明図 LED電源ラインの構成図 本発明の実施例2に係る記録材検知装置の構成図 ライトガイドの構成図 本発明の実施例2に係る記録材検知装置の構成図 本発明の実施例3に係る記録材検知装置の構成図 本発明の実施例3に係る記録材検知装置の構成図 本発明の実施例3に係る記録材検知装置の構成図 従来例に係る記録材検知装置の構成図 本発明の実施例4に係る記録材検知装置の構成図 異方性を有する市販LEDの構成を示す図 従来構成における光照射分布を説明する図 本発明の実施例1における光照射分布を説明する図 光軸全体モデル図 光軸モデル式(発光面)の説明図 光軸モデル式(反射面)の説明図 光軸モデル式(紙面)の説明図 捩れ角度の比較表 捩れ角度グラフ 本発明の実施例4の評価結果を示す図 本発明の実施例5に係る記録材検知装置の構成図 本発明の実施例5におけるLEDとライトガイドの位置関係を示す図 本発明の実施例5における光照射分布を説明する図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
<画像形成装置の全体構成>
図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置の構成を示す模式的断面図である。本発明の実施例に係る記録材検知装置は、例えば電子写真方式のカラー画像形成装置で用いられることが可能であり、図1はその一例である中間転写ベルトを採用したタンデム方式のカラー画像形成装置を示す構成図である。なお、本発明を適用できる画像形成装置の構成はこれに限定されるものではない。
本実施例に係る画像形成装置の画像形成部は、概略、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色にそれぞれ対応した4つの画像形成ステーションを備える。なお、図では、画像形成装置の各構成がY、M、C、Bkのどの色に対応するのかを示すために、それぞれの符号において数字の後にY、M、C、Bkのいずれかを添えて示している。以下の説明では、区別して説明する必要がない限り、Y、M、C、Bkを省略する。
各画像形成ステーションは、感光体(感光ドラム)1、帯電ローラ(一次帯電手段)2、露光光スキャナ部11、現像器(現像手段)8、一次転写ローラ4を備える。また、画像形成装置は、給紙カセット(給紙部)15、中間転写ベルト24、中間転写ベルト24を駆動する駆動ローラ23、張架ローラ13、二次転写対向ローラ26、二次転写ローラ25、定着部21、各構成を動作制御する制御部10を備える。感光ドラム1は、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転する。駆動モータは感光ドラム1を画像形成動作に応じて図中時計周り方向に回転させる。
制御部10が画像信号を受け取ると、記録材Pは、給紙カセット15等から給紙ローラ17、18によって画像形成装置内に送り出される。そして、記録材Pは、後述の画像形成動作と記録材Pの搬送との同期をとるためのローラ状同期回転体、即ち、搬送(レジスト)ローラ19a、及び搬送(レジスト)対向ローラ19bに一旦挟持され、停止して待機する。
一方、制御部10は、受け取った画像信号に応じて、各ステーションにおいて、露光光スキャナ部11によって帯電ローラ2の作用により一定電位に帯電した感光ドラム1の表面に静電潜像を形成する。現像器8は静電潜像を可視化する手段であり、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の現像を行う。各現像器8には、スリーブ5が設けられており、静電潜像を可視化するための現像バイアスが印加されている。このように、各感光ドラム1の表面に形成された静電潜像は、各現像器8の作用により単色トナー像(単色の現像剤像)として現像される。各ステーションにおいて、感光体1・帯電ローラ2・現像器8は一体構成となっており、画像形成装置本体から脱着可能なトナーカートリッジ31の形態で取り付けられている。
中間転写ベルト24は、各感光ドラム1に接触しており、カラー画像形成時に反時計周り方向に感光ドラム1の回転と同期して回転する。現像された単色トナー像は一次転写ローラ4に印加された一次転写バイアスの作用により順次転写され、中間転写ベルト24上で多色トナー像となる。その後、中間転写ベルト24上に形成された多色トナー像は二次転写ローラ25とで形成される二次転写ニップ部に搬送される。これと同時に、搬送ローラ対19a、19bに挟持された状態で待機していた記録材Pが、搬送ローラ対19a、19bの作用により中間転写ベルト上の多色トナー像と同期を取りながら二次転写ニップ部に搬送される。そして、二次転写ニップ部において、記録材Pに中間転写ベルト24上の多色トナー像が二次転写ローラ25に印加された二次転写バイアスの作用により一括転写される。
定着部21は、記録材Pを搬送させながら、転写された多色トナー像を溶融定着させるものであり、図1に示すように記録材Pを加熱する定着ローラ21aと記録材Pを定着ローラ21aに圧接させるための加圧ローラ21bを備えている。定着ローラ21aと加圧ローラ21bは中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ21ah、21bhが内蔵されている。多色トナー像を保持した記録材Pは定着ローラ21aと加圧ローラ21bにより搬送されるとともに、熱および圧力を加えられ、トナーが記録材表面上に定着される。トナー像定着後の記録材Pは、排出ローラ20によって排紙トレイ16に排出され画像形成動作を終了する。クリーニング手段28は、中間転写ベルト24上に転写残として残ったトナーをクリーニングするものであり、ここで回収された転写残トナーは廃トナーとしてクリーナ容器29に蓄えられる。
このような一連の画像形成動作は画像形成装置内に設けられた制御部10によって制御動作される。
図1の画像形成装置において、本実施例に係る記録材検知装置50は搬送ローラ対19a、19b手前の記録材検知部に設置されており、給紙カセット15等から搬送された記録材Pの表面平滑性(表面状態)を反映した情報を検出することが可能である。本実施例において、記録材検知装置50による判別は、記録材Pが給紙カセット15等から画像形成装置内に送り出され、搬送(レジスト)ローラ対19a、19bに挟持されて停止している間に行われる。制御部10は、記録材検知装置50から送られてくる記録材の表面性状に基づく検知情報(判別結果)をもとに、画像形成条件、例えば、最適な転写バイアス・定着温度などの転写条件・定着条件を設定して画像形成装置を制御動作させる。
図2は、本発明の実施例1に係る記録材検知装置の構成を示す模式図であり、(a)は(b)のC−C断面、(b)は記録材検知装置60の上視図(記録材P表面の法線方向から見た図)であり光源等の配置を分かり易くする為に上部カバーの一部を透視図としている。なお、対称に配置されている同様な部品は符号に添え字R、Lを付加して図示する。
記録材検知装置60は、検知装置本体64内の基板65上に設置されたチップ実装型LED61を光源(第1の光源、第2の光源)として、光路66を介して記録材Pに向けて光(第1の光、第2の光)が照射される。なお、光路66L、RはLED61L、Rから出射され、記録材Pの表面に照射される光の中心光線に相当するものを示している。このとき、LED61から出射された光は、反射部(導光手段)67によって装置内で光路を偏向され、光透過可能なカバー部材(カバーガラス)68を透過して記録材Pへと誘導される。そして記録材P表面が光照射されることにより、記録材Pの表面性状が観察可能となる。そして基板65に設置された複数の光電変換素子が一方向に配列されたCMOS撮像素子(ラインセンサ)63にて集光素子(ロッドレンズ)62を介して記録材Pの表面性状が撮像され、その後表面性状観察画像から光学的な特徴量となる明度相当値等を抽出計算して、記録材Pの表面性を判断することができる。
図2(b)に示すように、記録材表面性状が記録材繊維配向方向に拠らず判別できるように光源61R、61Lから出射された光は、光路66R、66Lのように、記録材P表面の法線方向から見た時に平行でない(法線方向に平行でない)2方向から記録材Pに入射する。ここで、反射部67はいわゆるガラスやアクリルのような板材表面に反射膜等を形成したものでも良いし、反射率が高いシート材、例えば東レ社のPET基材にアルミ蒸着を施したメタルミー(商標)等を両面テープ等を用いて接着することでも構わない。また、ハウジングの一部に凸部を形成し反射面を蒸着等で形成する方法で反射部を形成して構わない。
図3を参照して、さらに詳細に記録材検知装置の構成を説明する。図3は、記録材検知装置の構成を示す模式図であり、(a)はハウジング部を除いたLED光源61、反射部67等各部品の立体的な配置構成を示す図、(b)は光路等を含めた状態を3面図で示す図である。なお、対称に配置されている同様な部品は符号に添え字R、Lを付加して図示する。
図3(b)において、太い2点鎖線で示した66−1は、光源61から出射して反射部67に入射する光の光路の仮想中心線(光源61が出射する光束の光軸)を示している。同じく、太い2点鎖線で示した66−2は、反射部67で反射(図中裏面)し、カバー部材68を透過して記録材P上に一致するターゲットTまでの進む光の光路の仮想中心線を示している。図3(b)において、破線で示した楕円Aは、上記光路を進んだ光がターゲットTを光学的な中心として記録材(=カバー部材)周囲エリアに照射される際の照射範囲を示している。このとき、それぞれの光軸は、照射面に垂直な方向に投影したときに、光源61L、61Rを結ぶ仮想線分の中点を通って記録材搬送方向に延びる軸線に対して
θの傾きを有している。さらに、66−3は、撮像素子63が集光素子62を介してターゲットTを含む記録材表面部Aをライン状に参照する際において、ターゲットTを通って撮像素子63に入射する光の仮想光路を示している。ここで、図3(b)において、各部品の配置基準座標をX、Y、Z軸で示す。Y軸は、光学的な対称軸を示すとともに、記録材搬送方向を示し、撮像素子63上にあるX軸が記録材搬送方向直交方向を示す。Z軸が記録材厚さ方向を示す。
図4は、上記構成において記録材表面性状を取得する方法を説明する図である。図4(1)にあるように、まずLED61を発光させない(OFF状態)でカバー部材(カバーガラス)68上に遮光板をおき、外光が入射しない状態で撮像素子出力を取得する。このときの撮像素子出力値を“暗レベル”とする。このときに得られる画像を同図中下方に示す。次に、図4(2)にあるように、基準となる反射光量を規定する為に白基準板を用意し、遮光板を置くのと同様にカバー部材68上に白基準板を置く。その状態でLED61を発光(ON状態)させ、そのときの撮像素子出力を取得する。ここで得られた出力値、つまりは一様な反射特性を持つ白基準板によって反射される、撮像素子上が捉える発光する左右のLED61の光強度分布を示す。このとき得られる取得画像を合わせて下部に示す。
ここで、図5〜図7を参照して、LED61による発光状態を詳細に説明する。図5〜図7は、反射光像の光量の強度分布を説明する模式図である。
<第1の反射光像の光量の強度分布>
図5(a)に示すのは右側LED1(LED61R)によってカバーガラス68上左側(図3のZ軸方向から参照して)にクロスして照明される光の強度分布例である。図中縦軸であるY座標0上をとなる撮像素子参照位置の光量値を図5(b)に示す。
<第2の反射光像の光量の強度分布>
次に、図6(a)に示すのが左側LED2(LED61L)によって照明されるカバーガラス68上右側の光の強度分布例である。図6(b)にY軸0上の撮像素子参照位置での光量値を示す。
<合成反射光像の光量の強度分布>
そして実際には両側のLEDを同時に発光させるので、カバーガラス上は図7(a)に示すような光強度分布となり、その時の撮像素子参照位置となるY=0での光強度出力値を示したのが図7(b)である(片側ずつのLED発光分布も重ねて図示している)。
このときの撮像素子における出力例を図8に拡大して示す。図8は、撮像手段が撮像した合成反射光像を電気信号に変換して出力した結果を示す図である。縦軸に撮像素子出力量を示し、横軸に撮像素子上の画素位置を示す。記録材検知装置50は、左右のLEDから出力される光量を、設定された左右の撮像素子有効画素範囲L、Rで検出処理し、ライン状の画像情報を得る。更に、記録材を搬送することにより連続した複数のライン状画像情報を繋ぎ合わせ面状の画像を得る。そして、記録材検知装置50は、左右の撮像素子出力のそれぞれにおける記録材の表面性状(繊維の凹凸)に対応するコントラスト比(撮像素子出力線上の小さなギザギザ成分のピーク値)を求める。次に、左右の撮像素子出力のコントラスト比の平均値に基づいた記録材表面性に関する値を出力する。制御部10は、記録材検知装置50からの出力をもとに、検出されたコントラスト比の平均値が大きい程、表面性状が粗い記録材に対応する画像形成条件(例えば、最適な転写バイアス・定着温度などの転写条件・定着条件)を設定して画像形成装置を制御動作させる。このように2方向から光を照射することによって得られた左右の撮像素子出力のコントラスト比の平均値に基づいて出力を行うことにより、記録材の繊維配向方向の影響を低減した、記録材の表面性状に関する出力を行うことができる。
なお、有効画素範囲L、Rで大きく見ると、撮像素子出力は中央が高く左右に減少する傾向を示している。このように左右の有効画素範囲L、Rで左右それぞれ左下、右下がり
の出力になっているのは、光源から撮像素子参照部までの距離が遠くなる為、記録材表面に照射される光の強度(照度)が低下し暗くなっているからである。記録材の表面性状が同じであっても、照射される光の強度が異なると、記録材の表面性状(繊維の凹凸)に対応するコントラスト比は光の強度が異なる。このため、上述した出力を大きく見た時の傾き量は、次に述べる方法で補正することは可能であるが、記録材の表面性状に対応するコントラスト比となる光量変動値を補正することは難しい。従って、左右の有効画素範囲内での大きく見た場合の光量出力傾き量が同程度であれば、左右の有効画素範囲内でほぼ同条件で検知されたコントラスト比を得ることができ、記録材表面性をより正確に判断することができる。
ここで図4での記録材表面性状入手方法の説明に戻る。図4(3)で記録材たる紙をカバーガラス68上に置きLED61を発光させて撮像素子出力を取得する。これによりLED61の発光分布と記録材表面性状を合わせた撮像素子出力を得ることができる。このとき得られる記録材画像を合わせて下部に示す。
更に、図4(1)〜(3)で得られた出力データを用いて以下の演算を実施する。図4(1)暗レベル基準値で各データを正規化した後、図4(3)で得られたデータから図4(2)で得られた白基準データを差し引き、LEDの光量傾き量と光量ムラを補正し、LEDの発光分布特性に影響されない記録紙表面性状データを得る。このとき得られた結果を図9に示す。この記録材表面性状を反映する撮像素子出力値の明度情報から、記録材の表面性状を推定することが可能となる。
ここで、図10に、表面実装タイプのLEDとして、日亜化学工業 白色チップタイプLED NS2W150の仕様書から抜粋した外形図を参考にして、光源の具体的な構成の一例を示す。図10は、外形形状の4面図と共に各部寸法を記している。
このチップタイプLEDの外形図を単純な形状に書き換えたものを図11に示す。一般的にチップタイプLEDは図11に示すようにセラミックスで構成されたパッケージ材CPに覆われ、蛍光体によって発光する発光面EXPを表面に有し、表面片側隅部には電極カソード部を示すカソードマークCが形成されている。電力被供給部は、電極カソード部の反対側に設けられている。発光面EXPの中心が発光中心Oである。
ここで、チップタイプLEDの指向特性について説明する。LEDの指向特性を、発光面EXPの法線方向の中心光軸における照度を基準とした所定の放射角度における相対照度の分布をLEDの発光中心Oからのベクトル線図として示したものが図12(a)、(b)である。なお、図12(a)、(b)は、図11のY方向からLEDを見た時の相対照度を示すものである。また、LEDの発光中心Oからの発光面EXPの法線方向の光軸を中心光軸とする。図中発光点(矢印の始点)からの代表的な強度ベクトル(大きさ、方向)をP0、P1等の符号で示している。発光面EXPの法線方向(放射角度が0度)の照度ベクトルをP0とする。α°、β°は、発光面EXPの法線方向を基準とした放射角度の絶対値であり、P1、P−1、P2、P−2は、放射角度がα°、β°における、P0を基準とした相対照度を示す。
図12(a)は指向特性のベクトル分布が正円に近い理想的な状態を示し、0°のP0に対して、α°の角度で対称位置にあるP1およびP−1はそれぞれ大きさ(長さ)が同一であり、方向(角度)はP0に対して線対称な関係になっている。また、それより外側の角度β°でのP2、P−2もそれぞれ大きさ(長さ)が同一である。ここで、このような発光面EXPの法線(中心光軸)を中心として線対称の照度分布状態を示すものを、発光特性が“対称性を有する”と表現する。
一方で、図12(b)に示す指向性の分布特性は、照射光の分布が0°軸方向に対し角
度α°のP1’に対応するP−1’の大きさ(長さ)が異なり、また0°軸方向に対し角度β°のP2’に対応するP−2’も大きさが異なっている。すなわち、発光面EXPの法線方向を中心として見た際に、ベクトル矢印の終点が非対称の位置になっている。この様に、発光面EXPの法線方向に直交するいずれかの方向(中心光軸に直交するいずれかの方向)で見た時の照度分布の指向特性が、発光面EXPの法線(中心光軸)を中心として線対称となる(絶対値が同じの放射角度の照度が異なる)指向特性を持つLEDの発光特性を“非対称性を有する”として表現する。
これらLEDの発光特性の対称、非対称性は一つ一つのLEDの特性として決められるものではなく、LEDを生産する生産設備等の中で特有の分布形状が形成されると考えると理解し易い。発光特性は理想的には正円状態で製造できれば対称性が完全に保証されるのであるが、発光特性が正円に近いが、若干歪んだ分布のものが実際に生産されることが多いのが実状である。つまり、工業的に大量に生産されるチップLEDは微小ながらも非対称な光学特性を有するのが一般的である。また、これらの特性は一つ一つのLEDの個々の製造バラツキというよりも製造装置等により特徴付けられるものである。このため同型のLEDチップであれば、その光学特性の非対称性も同様の分布を有するのが一般的である。
ここで光量分布に理想的な対称性を有する同型の表面実装型のLEDを2つ用いた場合のライン状撮像素子がとらえた出力分布を図13に示す。図中チップ型LEDを基板上に配置している様子と(LEDパッケージの長辺、短辺の関係とカソードマークの配置)、そのときそのLEDが有する発光特性のベクトル線図P、Qを同時に示している。また、図中中央の一点鎖線は先に示した図3(b)内のY軸に相当する。このような理想的な対称性を有する発光特性を有するLEDを併置して用いた場合、撮像素子で捉えられる光量出力を縦軸にとり、横軸に各ベクトルに対応する撮像素子上の画素位置を示すと、中央のY軸に対してハの字型の対称な出力が得られる。
これを踏まえ、図中右側のLEDの位置をそのままでLED単体を180°回転移動させたものが図14である(カソードマークの位置が左右逆転している、またベクトルQの各添え字位置が逆転している)。撮像素子で捉えられた出力は、中央Y軸に対してハの字型で対称であり、図13と同様である。
次に光出力特性が非対称性を有する同型の表面実装型のLED2つを同じ向きに並置した場合の光量分布を図15に示す。左右のLED光の出力の分布はベクトル線図としてP’、Q’として左右同様な非対称性を有した分布で示されている。このとき、撮像素子の出力はY軸に対して非対称形状になっていることがわかる。ここで、先ほどと同様に、右側のLEDを、配置位置はそのままで、LEDそのものの向きを180°又は略180°回転した状態(左のLEDに対し点対称の向きとする)として発光させた場合(カソードマークの位置に注意)の撮像素子出力を示したものが図16である。Y軸に対して撮像素子出力はハの字型の線対称形となっている。
このように、同型の2つの光源を線対称に並置して2方向から照射を行う場合は、2つの光源の向きを点対称とすることで、光量分布に非対称性を有するLEDを好適に用いることができる。すなわち、それぞれのLEDパッケージの位置を記録材検知装置60の光学的な対称軸(図3(b)のY軸)を中心に線対称である構成の場合、各LEDの向きを発光中心Oを中心として互いに180°回転した関係(点対称の関係)に配置する(2つのLEDの発光中心Oを中心とする回転位相を180°ずらす)。これにより、撮像素子上では対称な出力特性を得ることができる。つまり、被照射対象を光学的に対称に照射することが可能となり、記録材の表面性状をより正確にとらえることが可能となり、結果として記録材判別精度が向上することとなる。
また、LEDを線対称に配置し、それぞれを回転した関係に配置すると、LEDを駆動する電源ラインのパターンを共通化でき、パターン面積を削減することができる。これを図17(a)、(b)を用いて説明する。図17(a)は、LEDを単に並列に配置(向きを同じ方向に配置)した場合の構成を示している。図17(b)は、とパッケージの位置は並置されているが、カソード位置が対称になるように回転配置(逆向きに配置)した場合を示している。
図17(a)に示すように、LEDを向きを同じに並置した場合は、L1、L2で示すように、LED61L、61Rに対して電源ラインが個別に配線され、実装面積がそれぞれに必要となる。一方、図17(b)に示すように、パッケージは同様な位置に配置し、カソードマークCが対称位置となるように逆向き配置にすると、電極カソード部の反対側に設けられている電極アノード部(電力被供給部)が互いに対向する位置関係となる。このように、それぞれの電極アノード部が互いに近い位置関係となることにより、L3で示すように、接続される電源ラインの一部を共通化して配線を効率的なものとすることが可能になり、パターン面積の無駄を低減することができる。
また、LEDのパッケージ中心位置とLEDの発光点中心とは正確には一致していない為、パッケージの形状で実装位置決めをすると、LEDの発光分布が左右に偏奇した状態となる恐れがある。この為、2個のLEDを用いて線対称な位置に配置しただけでは、発光分布が対称とはならないのみならず、発光ピーク位置が左右で異なる状態になる為、適当量の光学調整が必要となる。このようにLEDのパッケージ中心位置とLEDの発光点中心とが正確には一致していない場合であっても、本実施例によれば、従来のような光学調整を不要とすることができる。すなわち、2つのLEDを線対称に配置し、かつLED相互は180°回転した位置関係におくことで、同様な発光点位置ズレを持つものであればLEDのチップ発光点の左右の位置ズレのばらつきの影響を低減でき、光学調整をすることが不要となる。このような光学的な調整工程を省略することができれば、製造コストを低減することが可能となる。
以上のように、本実施例では、同型の2つの光源を、記録材検知装置の光学的な対称軸を中心に線対称な位置に配置し、2つの光源の向きを点対称(2つの光源の発光中心を中心とする回転位相を180°ずらす)とした。この構成により各光源によって撮像手段の撮像領域に結像される各反射光像は、それぞれの中心を結ぶ仮想線分の中点で直交する軸線に対して、略線対称な光量の強度分布を有する。各光源は、撮像手段の撮像領域における反射光像の光量の強度分布がそれぞれ上記軸線に対して非線対称な分布となる、略同一の発光特性をそれぞれ有している。その発光特性は、光源の設置の向きに依存して強度分布が変化する。本実施例によれば、コンパクトな装置として2つの方向から記録材に同様な光量分布の光を照射することが可能となり、高精度に記録材表面性状に関する情報を出力することが可能となる。さらに、光源への電源ラインを共通化することが可能となり電気部品実装パターン面積を削減することができるので、小型で安価、高精度な記録材判別精度を有する装置を実現することができる。
(実施例2)
図18〜図20を参照して、本発明の実施例2に係る記録材検知装置について説明する。なお、ここで説明しない事項については、上記実施例と同様であり説明を省略する。本実施例に係る記録材検知装置は、実施例1の反射部の機能を有すると同時に、光を集光する機能を有する、いわゆるライトガイド(導光手段)を用い、表面実装した2つのLEDの配置を線対称でかつ180°回転配置したものである。図18は、本実施例に係る記録材検知装置の構成を説明するための模式的斜視図である。図中のライトガイド部材70以外は実施例1と同様構成であるので各部の名称説明は省略する。図19にライトガイド各
面の機能を示し、更に図20に各部品の配置関係を示す。ライトガイド70は全体をアクリル等の樹脂で成形したものである。
ライトガイド(導光手段)70は、まず、2つの同型のLED61から照射される光を、LED61に対向するライトガイド下面入射部71で受光し、ライトガイド部材内に集光透過させる。そして、反射部であるライトガイド反射面72で光線を反射させ、ライトガイド出射部73を介して光線を出射し、カバー部材68を透過してターゲット部Tを光学中心としてその周囲Aを照射する。その他記号は図3と同様である。
このようにライトガイドを用いた場合においても、それぞれの光源に非対称性を有するLEDを線対称に配置し、かつ相互のLEDを180°回転配置した状態で設置することは、有効である。つまり、本実施例では第1実施例と同様の効果が得られる。また、ライトガイドを用いているので光源からの集光能力が高まることから、より記録材参照面に対して照射光量を増加させることができ、記録材表面に光を照射した際に表面性状に依る表面参照画像のコントラスト比が高まる。それぞれのLEDから照射される2カ所の記録材表面は同様な光量分布状態で高光量に照射することができるので、照射され得られる記録材表面性状画像は高コントラストでありつつも同様な画像を得ることができる。その結果、記録材検知精度が向上することになる。
(実施例3)
図21〜図23を参照して、本発明の実施例3に係る記録材検知装置について説明する。なお、ここで説明しない事項については、上記実施例と同様であり説明を省略する。本実施例は、実施例2で示した集光能力を高めることによる判別精度の向上を更に改善したものである。図21は、本実施例に係る記録材検知装置の構成を説明するための模式的斜視図である。合わせて理解し易いようにLEDのパッケージ配置状態を図22(斜視図)、図23(上視図)に単純に示した。なお、図23は2つのLED61´L、Rの中心光軸に沿う方向から見た図である。
図21に示すように、それぞれのライトガイド70の入射面をなす長方形形状と2つの同型のLEDのパッケージ61’の長方形形状のそれぞれが平行な状態(それぞれの長方形の長手方向なども互いに平行)にあり、かつ左右配置位置が線対称である。さらに、2つの左右のLEDは、カソードマークの位置の位置も線対称となるように、互いに設置の向きが異なる(90°又は略90°回転させた)ように配置されている。
ここで、LEDを配置する向きについて一般化して説明する。本実施例では、図23に示すように2つの同型のLED61´L、Rの中心光軸に沿う方向から見て、中心光軸周りのLED61´L、Rの回転位相の基準線Lx、Rxが、記録材検知装置の光学的な対称軸Y(LED61´L、Rの配列方向に直交する方向の軸(直線))に対して紙面上時計回りを正として実質的に+γ°と−γ°となるような回転位相でLED61´L、Rを配置した。これにより、実施例1、2のように2つのLEDの一方を他方に対し180°回転して回転位相差が180°となるように配置しなくても、実施例1,2と同様にLED61´L、Rが照射する光の光量分布を記録材検知装置の光学的な対称軸Yに対して線対称とすることができる。なお、実施例1、2の構成は、回転位相の基準線を対称軸Yに対して+90°と−90°に設定したものに相当すると言える。
図23においては、LED61´L、Rの回転位相の基準線Lx、Rxを発光面又はパッケージの長手方向に平行な線と定義したが、これに限られない。つまり、回転位相の基準線は、2つのLEDの回転位相差を数値化する為の仮想的な線であるので、LEDの発光面に平行でLEDの発光中心O(中心光軸の位置)を通る線であり、2つのLEDで同様に定義されるものであれば、どのように定義しても構わない。このように回転位相の基
準線を定義し、且つ、上述したように2つの光源(LED)は、対称軸Yに対し、各々の回転位相の基準線が反対方向に実質的に同じ角度回転させた関係となる配置とすることで、2つの光源が照射する光の光量分布を対称軸Yに対して線対称とすることができる。
これにより、実施例1、2と同様に光学的に対称性が高い2方向からの照明系を実現することができる。その結果、記録材表面性状を判別する為の2方向からの画像が同様の光分布状態であり、高いコントラスト比で得られるので、画像判別精度が高まることから記録材判別精度の向上ができる。また、実施例2と同様に、LEDからの発光光量をライトガイド面内に効率的に取り込むことが可能となり、より多くの光量を対象面に照射することが可能になり、高いコントラスト比の記録材表面画像を得ることができる。
(実施例4)
本発明の実施例4に係る記録材検知装置について説明する。なお、ここで説明しない事項については、上記実施例と同様であり説明を省略する。説明を分かり易くするために前述の特許文献2に則した記録材検知装置40と比較して説明する。
図24は、従来の記録材検知装置40の構成を示す模式図であり、(a)は(b)のA−A断面、(b)は、装置上視図を示す(光源等の位置を分かり易くするために上部のフタ部を一部透視図として示す)。記録材検知装置40は、装置本体44内の基板45に設置され高さh40とした砲弾型LED41を光源とする。該光源から光路46を介して図中矢印方向に移動する記録材Pに向けてカバー部材Cを透過させながら10°〜15°程度の浅い角度(図24(a)において記録材Pの搬送方向となす角度)で光を照明する。その反射光が集光素子(ロッドレンズ)42で集光され基板45に設置された複数の光電変換素子が一方向に配列された撮像素子(CMOSラインセンサ)43にて記録材Pの表面性状が撮像される。このとき、図24(b)に示すように、光源41R、41Lから光路46R、46Lに示されるように2方向から記録紙Pに向けて光が照射されることにより記録紙Pの繊維配向方向に影響されずに記録紙Pの表面性状を検知、判別できる。装置本体の幅はL40で示される。
図25は、本実施例に係る記録材検知装置60の構成を示す模式的斜視図であり、ハウジング部を除いた各部品の立体的な配置構成を示している。なお、基本的な構成は上記実施例1で説明した図2の構成と同様であるため、共通する構成については説明を省略する。図25では、Y軸方向に平行でターゲットtを通る線分をYtとして示す。光路66−2は、照射面をZ軸方向に見て、線分Ytと角度βなす線分Lθに沿って延びており、反射部67で反射した光は、斜め方向にターゲット位置周辺を照射される。また、光路66−2は、線分Lθを含み照射面に直交する仮想面において線分Lθと角度θをなし、カバー部材68に対して図中カバー部材68の下側から光が入射するように延びている。光源となるLED61は、設置面上においてLθと平行な線分Lyに直交する線分Lxに対してαの傾き角度を持つ線分Lxαの延びる方向と、LEDの長方形パッケージの長手方向とを一致させて設置される。更に図中では省略しているが、もう一つの光源、反射部がY軸とZ軸によって形成されるY−Z平面に対して面対象(鏡像位置)に配置されている。
ここで、図26に、表面実装タイプのLEDとして、東芝LEDランプT□F1052(T20)シリーズ(商標)の特性をカタログから抜粋した外形図、指向特性図を参考にして、異方性を有する光源の具体的な構成の一例を示す。図26(a)は、外形形状の4面図と共に各部寸法を記している。図26(b)は、LEDの指向特性を示しており、発光点を基準として相対照度の値を放射角度ごとに示している。この指向特性図に示されるように、照射光の分布が見る方向で異なっている。大きな円が、LEDの短手方向で見た時(横軸をLEDの長手方向とした時)の指向特性、小さな円が、LEDの長手方向で見た時(横軸をLEDの短手方向の指向特性とした時)の指向特性である。この様な指向特
性を持つLEDを“異方性を有する”として定義する。また、この直交する指向特性はLEDのパッケージ形状の長方形の長辺と短辺と同様の方向性にて示され、短辺側の照射範囲が狭量となっている。
図27に、このような異方性を有する表面実装型のLEDを用いた場合の所定の光量(照度)以上の光で照射される照射範囲を概念的に示す。図に示すように、該LEDによる照射光の照射範囲はおおよそ楕円形(略楕円形)となる。つまり、異方性を有する表面実装型のLEDから出射された光束を光軸方向から見ると、その光量分布は所定光量以上となる部分が、おおよそLEDのパッケージの長手方向が長軸と一致する楕円形となる。状況が判別し易いように、指向性の狭い領域のみを利用して説明を続ける。反射部で反射された照射光の光軸を照射面に投影した照射光軸Lθとする。線分Lyは、照射光軸Lθと、LED設置面において平行な線分である。線分Lxは、ED設置面において、線分Lyと直交する(照射光軸Lθと平行)線分である。LEDは、LEDの有する異方性基準軸を線分Lxに一致させて、すなわち、LEDのパッケージの長手方向を線分Lx方向に一致させて設置されている。このとき、図中の反射部裏側を反射した後、透明なカバー部材上に照射される光の照射範囲を楕円で示す。この照射楕円光の長軸方向を線分Lγとすると、線分Ytとなす角度γを有することとなる。
図28に、異方性を有するLEDのパッケージを照射光の照射光軸Lθと平行な線分Lyに直交する線分Lxに対してαだけ傾けて設置した場合の照射範囲を示す。所定の捩れ角度αを与えて光路を設定することにより、照射範囲を示す楕円の長軸Lγを撮像素子観察軸と同軸上にあるX軸(撮像素子による長尺状の撮像領域の長手方向に平行な撮像素子内の光電変換素子の配列方向に平行)に一致させる(γ=0°)ことができる。
ここで、発光源から反射面を通して照射対象となる記録材面までの各光路間の関係を更に詳述する。捩れ角度(LEDの光軸傾き角)αと紙面への入射角θから紙面上の光束傾き角γを求める為に、捩れ角度(異方性基準軸傾き)αを有した発光面(x−y平面)からの光束(I)、反射面を介してy−z平面上での光束(II)、入射角θを持って紙面に照射されたときのx−y平面上の捩れ角度γの状態を図29にモデル図として示す。
まず発光面からの光束(I)のモデル式を図30を用いると以下の式で表される。
Figure 2014032090
次に反射後の光束(II)のモデル式を図31を用いて示す。
ここで、反射面の法線ベクトルaを示すと
Figure 2014032090
反射面における鏡映変換行列を用いてyz平面上での式を示す。
Figure 2014032090
ここで
Figure 2014032090
である。
式(1)を式(3)を用いて鏡映変換することにより反射後の光束(II)のモデル式が求まる。
Figure 2014032090
x成分なしでのモデル式
Figure 2014032090

x成分追加した場合のモデル式
Figure 2014032090
次に紙面上の光束(III)のモデル式を図32を用いて求める。
Z=0平面でのモデル式を求めればよいから式(6)において
Figure 2014032090
式(7)からh=−Lsinαcosθ/sinθを代入してhを消去すれば紙面上の光束(III)は以下で示される。
Figure 2014032090
以上から紙面上の捩れ角度γを求める式は以下となる。
Figure 2014032090
これらの数値計算結果を図33及び図34に示す。捩れ角γは、45°となる状態が望ましいが、製造上のバラツキ等も考慮すると45°±5°程度が適当な値といえる。そし
て、照明時のコントラストを十分得る為に、入射角(侵入角度)θは10〜15°程度が適当である。このとき、捩れ角度(LED光軸の捩れ角度)αは初期設定角度から9〜15°程度が適当な値であるといえる。その範囲を図34中に破線の□で示す。
指向特性に異方性を有するLEDを用いて、その照射範囲を表す楕円の長軸又は短軸(異方性基準軸)に所定の傾きを与えて設置することにより、撮像素子に対する照射光の分布の方向性を制御することができる。これは、撮像素子による記録材表面撮像時に不要な方向から入射するノイズ光成分を制御できることを示す。
この効果を次のように確認した。記録材を表面が粗いラフ紙、通常のオフィスで多用される普通紙、表面が平滑で光沢のあるグロス紙、透明な樹脂シート材いわゆるOHTの4種類に分類し各種記録材を選定し、表面性の差異を観察した。その結果を図35に示す。横軸は各種記録材が有する表面性の粗さ量を示し、縦軸には表面性の粗さ量に対応する測定された明度相当値を示す。明度相当の出力値の大きさを比較することで表面性を分別することができる。このとき、LEDの異方性基準軸を撮像素子分布軸方向に一致させないものを図中(−▲−)、異方性分布軸を一致させたものを図中(−●−)で示す。
図中右下側に示されるように、平滑性が高い紙では光軸を一致させた場合と一致しない場合とであまり差異がない。しかし、図中左上側に示される表面性が粗いラフ紙、普通紙では光軸異方性を一致させていないものより、光軸異方性を一致させた場合の出力が図中上向き矢印で示しているように上昇しいている。これは記録材の表面性が比較的粗い場合、記録材の種別に応じて明度出力相当値がより大きくなる、即ち、記録紙の種別を判別するS/N比が向上している(信号Sが大)こととなる。その結果、明度出力値を記録材の表面性状別に分類した場合、領域別に判別し易くなることから、記録紙の判別精度を向上させることができるといえる。
ここで、表面性が比較的平滑なグロス紙等は明度出力相当値が普通紙と比較して十分低い値として検知されているので、それぞれの記録材種として判別可能であり、問題ないといえる。
以上のように、本実施例によれば、異方性を有する光源を所定の捩れ角度を与えて入射させ、かつ照射光を反射部を用い入射させることにより、コンパクトな装置として2つの方向から記録紙に光を直接照射することができる。これにより、記録紙繊維配向方向に影響をうけずに記録紙に対して浅い角度で直接照射し、高コントラストな記録紙表面性状画像を撮像可能とすることができる。さらに、記録紙表面照射光量が十分確保され、かつ、光学的なノイズ成分が少ないことから、高精度な記録紙判別精度を有する装置を実現することができる。
(実施例5)
本発明の実施例5に係る記録材検知装置について説明する。なお、ここで説明しない事項については、上記実施例と同様であり説明を省略する。本実施例は実施例4で示した詳細の構成における反射部の部分を有すると同時に、光を集光する機能を有するいわゆるライトガイドを一体化したしたものを用い、表面実装LEDの光軸に所定の角度付与した構成となっている。
図36は、本実施例に係る記録材検知装置の構成を示す模式的斜視図であり、ハウジング部を除いた各部品の立体的な配置構成を示している。図中のライトガイド部材70、以外は上記実施例と同様構成であるので各部の名称説明は省略する。ライトガイド70は全体をアクリル等の樹脂で成形したものであり、LED61からの照射される光を、LEDに対抗する下面入射部71で受光する。そして、ライトガイド部材内に集光透過させた後
、光偏向部となる反射面72に光線を反射させて、出射部73を介して光線を出射し、カバー部材68を透過してターゲット部tを光学中心としてその周囲を照射する。また、図では省略しているが、Y軸に対して線対称にLED61とライトガイド70をもう一つ配置することにより、記録材に対して二方向からの照射を実現している。
図37は、LED61とライドガイド70との位置関係を示す模式図である。図37に示すように、ライトガイド70の下部入射面71の長辺方向を線分Lxと平行とし、短辺方向を線分Lyと同様の方向性を与えている。光路中心軸線分Lθに平行な線分Lyとそれに直交する線分Lxとライトガイド70の下部入射面71の縦横方向が一致している。これに対し、異方性をパッケージ方向に有するLED61のパッケージ外形は線分Lxに対して角度αだけ捩れた位置Lxαに配置させている。このとき、カバー部材上に照射される光の照射範囲を図38に楕円で示す。
このように所望の捩れ角度αを与えることにより、ラインセンサの参照軸方向に一致した照射光の分布が得られる。すなわち、本実施例によれば、実施例4と比較してライトガイドを用いた分、その集光作用により、照射光量が十分えられると同時に光学的なノイズ成分の低い光照射を実現することができる。したがって、記録材表面性状を比較観察する際に測定する明度相当値がさらに良好なS/N比として得られる。その結果、記録材判別精度が向上する効果がある。
(実施例6)
本発明の実施例6に係る記録材検知装置について説明する。なお、ここで説明しない事項については、上記実施例と同様であり説明を省略する。
実施例4、5においては、記録材に対して二つの斜め方向から反射部を用いて照射方向を設定し、その反射部の照射方向を搬送方向Y−Z平面に対して面対称に配置して入射させている。しかし、反射部を二つの照射方向の交点を通るZ軸に平行な線分に対して軸対象に配置しても良い。実施例4のように部材の内壁面等にいわゆる樹脂成型した反射面の土台を形成し、反射物を貼付するような場合は、光学系の反射方向に対しての設計任意性が比較的自由に許容される。しかしながら、実施例5のような場合、反射面を有するライトガイド部材を複数個使用する場合であっても、同一形状であることが工業的に望ましい。それに対し、光学的な見地に立てば入射方向に対してそれぞれ光学的に個別に適した配置を維持した方が、より効率的な光学特性を実現できるともいえる。言い換えれば、左右のライトガイドそれぞれに特定の反射偏向角度を与え、反射角度をそれぞれに適したものとすれば光学的に、より効率的な光量を記録材表面に照射することが可能となる。更に、この場合においても照射源となるLEDの発光光量分布の異方性軸特性を適当に設定し、撮像素子の参照軸に一致させることにより、光量を更に効率的に対象面に照射するとともに光学的にノイズの低い照明系を実現することができる。結果、記録材判別精度の向上ができる。
上記各実施例は、可能な限り互いに組み合わせた構成を採用することができる。
60…記録材検知装置、61R、61L…LED、62…結像レンズアレイ、63…CMOS撮像素子、67…反射部、68…カバー部材、P…記録材

Claims (10)

  1. 第1の光を発する第1の光源と、
    第2の光を発する第2の光源と、
    前記第1の光、前記第2の光を、記録材表面の法線方向で見た時に平行でない2方向からそれぞれ記録材の表面に入射させる導光手段と、
    記録材の表面の前記第1の光が照射された領域、及び、前記第2の光が照射された領域を撮像する撮像手段と、
    を備え、前記撮像手段の出力に基づいて記録材の表面状態に関する情報を出力する記録材検知装置において、
    前記第2の光源は前記第1の光源と同型の光源であり、前記第1の光源及び前記第2の光源の中心光軸に沿う方向から見た時、前記第1の光源と前記第2の光源は、各々の前記中心光軸周りの回転位相の基準線が、前記第1の光源と前記第2の光源との配列方向に直交する直線に対し、反対方向に略同じ角度回転させた関係で配置されていることを特徴とする記録材検知装置。
  2. 前記第1の光源及び前記第2の光源は、前記中心光軸に直交する方向で見た時、照度分布が前記中心光軸に対して非線対称な分布となる発光特性をそれぞれ有することを特徴とする請求項1に記載の記録材検知装置。
  3. 前記第1の光源及び前記第2の光源の中心光軸に沿う方向から見た時、前記第1の光源と前記第2の光源は、各々の前記中心光軸周りの回転位相の基準線が、前記第1の光源と前記第2の光源との配列方向に直交する直線に対し、反対方向に略90°回転させた関係で配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録材検知装置。
  4. 前記異なる向きの配置は、前記第1の光源及び前記第2の光源におけるそれぞれの電力被供給部の位置が互いに近くなる配置であり、
    前記第1の光源及び前記第2の光源は、それぞれの前記電力被供給部が共通の電源ラインにそれぞれ接続されることを特徴とする請求項3に記載の記録材検知装置。
  5. 前記導光手段は、
    前記第1の光及び前記第2の光を集光するガイド部と、
    記録材に対する入射角が所定の角度になるように、集光した光を反射する反射部と、
    を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録材検知装置。
  6. 第1の光を発する第1の光源と、
    第2の光を発する第2の光源と、
    前記第1の光、前記第2の光を、記録材表面の法線方向で見た時に平行でない2方向からそれぞれ記録材の表面に入射させる導光手段と、
    記録材の表面の前記第1の光が照射された領域及び前記第2の光が照射された領域を含む長尺状の撮像領域を撮像する撮像手段と、
    を備え、前記撮像手段の出力に基づいて記録材の表面状態に関する情報を出力する記録材検知装置において、
    記録材の表面上の所定の光量以上の前記第1の光で照射される領域、及び、所定の光量以上の前記第2の光で照射される領域は、それぞれ略楕円形であり、該楕円形の長軸が前記撮像領域の長手方向と一致するように、前記第1の光源及び前記第2の光源が配置されていることを特徴とする記録材検知装置。
  7. 前記撮像手段は複数の光電変換素子が一方向に配列されたラインセンサであり、前記撮像領域の長手方向は前記複数の光電変換素子の配列方向と平行であることを特徴とする請
    求項6に記載の記録材検知装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の記録材検知装置と、
    記録材に画像を形成する画像形成部と、
    を備え、
    前記記録材検知装置の出力に応じて、前記画像形成部による画像形成条件を設定することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記画像形成部は、現像剤像を記録材に転写する転写手段を有し、
    前記記録材検知装置の出力に応じて、前記転写手段による転写条件を設定することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成部は、記録材に形成された現像剤像を記録材に定着させる定着手段を有し、
    前記記録材検知装置の出力に応じて、前記定着手段による定着条件を設定することを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
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