JP2014030775A - 電子機器用の通気性防水膜及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】、防水性に加えて、高い通気性を有する電子機器用の通気防水膜を提供する。
【解決手段】電子機器の筐体において防水性と通気性とを要する通気部に取り付け可能な電子機器用の通気防水膜10Aであって、通気防止膜10Aは、撥水性ナノ繊維からなるナノ繊維層11を有する。通気防水膜10Aは、撥水性ナノ繊維層11のみからなるものであってもよく、また、撥水性ナノ繊維層11に補強材層を積層した構造を有するものであってもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器用の通気防水膜及び当該通気防水膜を用いた電子機器に関する。
携帯電話機、固定電話機、コードレス電話機、録音再生機器、デジタルカメラ、電動シェーバー、電動歯ブラシなどの種々の電子機器においては、これら電子機器の筐体において防水性と通気性とを要する通気部が存在する。
これらの通気部のうち、防水性と通気性とを要する通気部も多く存在する。特に、屋外においても使用される頻度が高い電子機器や、屋外でなくても水分の多い場所で使用される可能性の高い電子機器においては、防水性と通気性の両方を兼ね備えることが重要となる。また、この種の電子機器において、電子機器の筐体内の温度が上昇して筐体の内圧が上昇することを抑制して、筐体の内圧を適切な内圧に保持する機能(内圧調整機能)をも有している。
このため、この種の電子機器の通気部には、通気防水膜が取り付けられている。なお、本明細書において、通気防水膜というのは、防水性と通気性とを有するものである。また、「防水」とは、本明細書においては、水の通過を防止するだけではなく水以外の液体の通過を防止することを意味しているものとする。このような通気防水膜は従来から知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図9は、特許文献1に開示されている通気防水膜900を説明するために示す図である。特許文献1に開示されている通気防水膜(従来の通気防水膜という。)900は、円形状の空間部910aを有するキャリアテープ910に剥離可能に貼着されており、必要に応じて通気防水膜をキャリアテープから剥離させて、電子機器などの通気部に取り付けるものである。
従来の通気防水膜900は、樹脂多孔質膜からなるものであり、当該通気防水膜900は、厚みが、1μm〜5μmであり、通気度はガーレー形法において0.1〜500sec/100cmであり、また、耐水圧は1.0KPa以上であるということが特許文献1に記載されている。
このような通気防水膜900は、種々の電子機器に使用可能である。例えば、通気防水膜900を、携帯電話機に使用する場合には、当該通気防水膜900を携帯電話機の音声入力用の通気部と音声出力用の通気部とにそれぞれ取り付けることによって、防水性及び通気性の両方を確保することができるとしている。
特開平2011−36797号公報
この種の通気防水膜を上記したように携帯電話機などに取り付ける場合には、通気防水膜が防水性に加えて、音声の入出力を適切に行うことができるようにするために、高い通気性を有することが重要である。
しかしながら、従来の通気防水膜は、樹脂多孔質膜からなるものであることから、防水性及び通気性という点で課題が残る。このような課題は、従来の通気防水膜を携帯電話機に用いた場合に限らず、従来の通気防水膜を、携帯電話機以外の他の電子機器(筐体において防水性と通気性とを要する通気部が存在する電子機器)に用いた場合にも共通する課題である。
そこで、本発明は、上記した課題を解決するためになされたもので、防水性に加えて、高い通気性を有する電子機器用の通気防水膜を提供することを目的とするとともに、本発明の通気防水膜が取り付けられていることにより、防水性に加えて高い通気性を有する電子機器を提供することを目的とする。
[1]本発明の電子機器用の通気防水膜は、電子機器の筐体において防水性と通気性とを要する通気部に取り付け可能な電子機器用の通気防水膜であって、前記通気防止膜は、撥水性ナノ繊維からなるナノ繊維層を有することを特徴とする。
本発明の電子機器用の通気防水膜によれば、通気防水膜として撥水性ナノ繊維層を有することにより、防水性に加えて、高い通気性を有する通気防水膜とすることができる。
[2]本発明の電子機器用の通気防水膜においては、前記通気防水膜は、撥水性ナノ繊維からなる撥水性ナノ繊維層のみにより構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、通気防水膜を単純な構成とすることができ、通気防水膜の製造を容易なものとすることができる。それによって、通気防水膜のコストを低く抑えることができる。
[3]本発明の電子機器用の通気防水膜においては、前記通気防水膜は、前記撥水性ナノ繊維層は、厚みが5μm〜50μmの範囲内にあることが好ましい。
撥水性ナノ繊維層の厚みをこのような範囲にすることにより、通気防水膜の強度と通気性とを適切に確保することができ、かつ、通気防水膜の取り扱い(ハンドリング)を容易なものとすることができる。
[4]本発明の電子機器用の通気防水膜においては、前記通気防水膜は、撥水性ナノ繊維からなる撥水性ナノ繊維層と、前記ナノ繊維層に積層された補強材層とを有することが好ましい。
このように、通気防水膜を撥水性ナノ繊維層に補強材層を積層した構造とすることにより、当該通気防水膜の強度を大きくすることができ、通気防水膜の耐久性を向上させることができるとともに、通気防水膜の取り扱いを、より容易なものとすることができる。
[5]本発明の電子機器用の通気防水膜においては、前記撥水性ナノ繊維からなる撥水性ナノ繊維層と前記補強材層との合計の厚みが50μm〜150μmの範囲内にあり、前記合計の厚みのうち、前記撥水性ナノ繊維層は、厚みが1μm〜30μmの範囲内にあることが好ましい。
通気防水膜をこのような厚みとすることにより、通気防水膜の強度と通気性とを適切に確保することができ、かつ、通気防水膜の耐久性を向上させることができるとともに、通気防水膜の取り扱いを、より容易なものとすることができる。
[6]本発明の電子機器用の通気防水膜においては、前記撥水性ナノ繊維は、平均径が50nm〜500nmの範囲内にあることが好ましい。
このような繊維径を有する撥水性ナノ繊維によって撥水性ナノ繊維層を形成することにより、耐水性及び通気性に優れた通気防水膜とすることができる。
[7]本発明の電子機器用の通気防水膜においては、前記撥水性ナノ繊維層の空孔率は、65%〜85%であり、空孔サイズの平均値が0.1μm〜3μmであり、通気度がフラジール形法において0.2cm〜1.0cm/cm/secであることが好ましい。
撥水性ナノ繊維層がこのような空孔率、空孔サイズの平均値、通気度を有することにより、高い耐水性を有するとともに、高い通気性を有する通気防水膜となる。
[8]本発明の電子機器用の通気防水膜においては、前記撥水性ナノ繊維は、撥水性ポリウレタン(PU)又は撥水性ポリフッ化ビニリデン(PVDF)からなることが好ましい。
撥水性ナノ繊維が撥水性ポリウレタン(PU)又は撥水性ポリフッ化ビニリデン(PVDF)からなることにより、耐水性及び通気性に優れた通気防水膜とすることができる。
[9]本発明の電子機器用の通気防水膜においては、前記通気部は、スピーカーからの音を出力するための音出力用の通気部又はマイクロホンに音を入力するための音入力用の通気部の少なくとも一方であることが好ましい。
このように、スピーカーからの音を出力するための音出力用の通気部又はマイクロホンに音を入力するための音入力用の通気部の少なくとも一方に本発明の電子機器用の通気防水膜を使用することにより、防水性を確保した上で、音の入出力を適切に行うことができる。
[10]本発明の電子機器は、防水性と通気性とを要する通気部が筐体に設けられている電子機器であって、前記通気部には、通気防水膜が取り付けられており、前記通気防水膜は、[1]〜[9]のいずれかに記載の電子機器用の通気防水膜であることを特徴とする。
本発明の電子機器によれば、防水性と通気性とを要する通気部に[1]〜[9]のいずれかの電子機器通気防水膜を使用することによって、当該通気部は、防水性に加えて、高い通気性を有する電子機器となり、電子機器としての性能を向上させることができる。
[11]本発明の電子機器においては、前記電子機器は、携帯電話機であることが好ましい。
このように、携帯電話機において防水性と通気性とを要する通気部(例えば、音声出力用の通気部又は音声入力用の通気部)に[1]〜[9]のいずれかの電子機器通気防水膜を使用することによって、当該通気部においては、防水性に加えて、高い通気性を有することとなり、携帯電話機としての性能を向上させることができる。
実施形態1に係る通気防水膜10Aを説明するために示す図である。 実施形態1に係る通気防水膜10Aを製造するための工程の一例を説明するフローチャートである。 実施形態1に係る電子機器100を説明するために示す外観斜視図である。 図3に示す電子機器100における音声出力用の通気部120を含む所定範囲(破線枠A1で囲まれる範囲)を拡大して示す図である。 図3に示す電子機器100における音声入力用の通気部130を含む所定範囲(破線枠A1で囲まれる範囲)破線枠A2で囲まれる部分を拡大して示す図である。 携帯電話機の変形例を説明するために示す図である。 実施形態2に係る通気防水膜10Bを説明するために示す図である。 実施形態2に係る通気防水膜10Bを製造するための工程の一例を説明するフローチャートである。 特許文献1に開示されている通気防水膜900を説明するために示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る通気防水膜10Aを説明するために示す図である。なお、図1(a)は通気防水膜10Aの平面図であり、図1(b)は、図1(a)におけるx−x線矢視断面図である。
実施形態1に係る通気防水膜10Aは、図1に示すように、撥水性ナノ繊維からなる撥水性ナノ繊維層11のみからなっている。なお、通気防水膜10Aの形状及びサイズは、当該通気防水膜を使用する箇所に応じて種々の形状とすることが可能であるが、ここでは、円盤状であるとし、その直径は10mm程度であるとして説明する。
通気防水膜10Aは、厚み(撥水性ナノ繊維層11の厚み)t1が、強度と通気性を考慮すると、5μm〜50μmの範囲内にあることが好ましい。なお、図1においては、通気防水膜10Aの厚みt1が当該通気防水膜10Aの直径の大きさに対して誇張して描かれている。
通気防水膜10Aの厚みt1をこのような範囲とすることにより、通気防水膜10Aの強度と通気性とを適切に確保することができ、かつ、通気防水膜10Aの取り扱いを容易なものとすることができる。なお、「通気防水膜10Aの取り扱いを容易なものとする」ということの具体例としては、大量に製造された通気防水膜10Aの管理が容易となるということ、当該通気防水膜10Aを電子機器の筐体に取り付ける(接着する)際の作業性が向上することなどが挙げられる。
撥水性ナノ繊維層11を構成する撥水性ナノ繊維の原料となるポリマーとしては、撥水性ポリウレタン(PU)又は撥水性ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を好ましく用いることができる。また、撥水性ナノ繊維層11における撥水性ナノ繊維の平均径は、50nm〜500nmの範囲内にある。また、撥水性ナノ繊維層11の空孔率は、65%〜85%の範囲内にあり、空孔サイズの平均値は、0.1μm〜3.0μmの範囲内にある。
なお、空孔サイズの平均値を求める際の空孔サイズは、例えば、各空孔の面積と同等の面積を有する円を仮定して、各円の直径の平均値を平均空孔サイズとして求めることができる。
このような構造の通気防水膜10Aは、通気度がフラジール形法において0.2cm〜1.0cm/cm/secの範囲内にあり、また、当該通気防水膜10Aの耐水圧が、少なくとも、約10000mmHOであることが実験により確かめられた。
このように、実施形態1に係る通気防水膜10Aは、撥水性ナノ繊維からなる撥水性ナノ繊維層(図2参照。)を有した構造となっているため、防水性に加えて、より高い通気性を得ることができる。
すなわち、通気防水膜10Aは、上記したように、通気度がフラジール形法において0.2cm〜1.0cm/cm/secの範囲内にある。また、通気防水膜10Aの耐水圧は、少なくとも、約10000mmHOである。ちなみに、特許文献1に開示されている従来の通気防水膜900は、前述したように、通気度はガーレー形法において0.1〜500sec/100cmの範囲であり、また、耐水圧は1.0KPa以上であるとしている。
実施形態1に係る通気防水膜10Aの通気度と、従来の通気防水膜900の通気度とは、測定法が異なるが、両者を比較すると、実施形態1に係る通気防水膜10Aの通気度は、従来の通気防水膜900の通気度に比べて、より優れていることは明らかである。
また、耐水圧についても、実施形態1に係る通気防水膜10Aの耐水圧と、従来の通気防水膜900の耐水圧とは、単位が異なるが、両者を比較すると、実施形態1に係る通気防水膜10Aの耐水圧は、従来の通気防水膜900の耐水圧に比べて、より優れていることは明らかである。
これらの結果から、実施形態1に係る通気防水膜10Aは、従来の通気防水膜900に比べて、通気性だけでなく、耐水性においても優れた通気防水膜であることがわかる。
次に、実施形態1に係る通気防水膜10Aを製造するための工程について説明する。
図2は、実施形態1に係る通気防水膜10Aを製造するための工程の一例を説明するフローチャートである。まず、長尺シート状の紙などの基材(図示せず。)を搬送機構(図示せず。)の繰り出しローラーにセットし、当該基材を所定の搬送速度で搬送させる(基材搬送工程S1)。そして、繰り出しローラーから繰り出されて搬送されて行く基材の表面に撥水性ポリマーを電界紡糸することによって撥水性ナノ繊維からなる撥水性ナノ繊維層を形成する(撥水性ナノ繊維層形成工程S2)。
撥水性ナノ繊維層形成工程S2は、具体的には、まず、撥水性ナノ繊維を構成するポリマー溶液を、電界紡糸装置(図示せず。)におけるポリマー溶液供給部を通じてノズルユニットへ供給し、当該ノズルユニットの各ノズルからポリマー溶液を吐出させて、基材の表面(一方面)に撥水性ナノ繊維層を形成する。ここで、撥水性ナノ繊維の原料となるポリマーとしては、この場合、撥水性ポリウレタン(PU)又は撥水性ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を用いる。
これによって、基材に撥水性ナノ繊維層11が積層された長尺シート状の積層体が製造される。このようにして製造された長尺シート状の積層体を所定の径を有する円盤状に打ち抜き加工する(打ち抜き工程S3)。
このような工程を順次行うことにより、図1に示すような通気防水膜10Aを大量に製造することができる。なお、この段階では、撥水性ナノ繊維層11に紙などの基材が貼付された状態であるため、当該通気防水膜10Aを電子機器の通気部に取りける際は、基材を剥がした状態とする。なお、基材の通気度が撥水性ナノ繊維層11の通気度よりも大きく、かつ、基材の厚みと撥水性ナノ繊維層11の厚みとを合計した厚みが、あまり厚くなければ(例えば、150μm以下)であれば、基材が貼付された状態のものを通気防水膜10Aとして使用することも可能である。
図3は、実施形態1に係る電子機器100を説明するために示す外観斜視図である。なお、ここでは、電子機器100としては、携帯電話機を例示する。
電子機器としての携帯電話機(以下、携帯電話機100Aという。)は、図3に示すように、携帯電話機100Aの筐体110には、音声出力用の通気部120と、音声入力用の通気部130と、情報の表示が可能な液晶画面140と、各種の設定を行う設定部150とが設けられている。
図3に示す携帯電話機100Aにおいては、筐体110は折り畳み式となっており、折り畳みを解除した状態において表側となる表面側筐体111と裏側となる裏面側筐体112とからなる。なお、表面側筐体111と裏面側筐体112とは、密閉状態で接合されているものとする。
図4は、図3に示す電子機器100Aにおける音声出力用の通気部120を含む所定範囲(破線枠A1で囲まれる範囲)を拡大して示す図である。なお、図4(a)は破線枠A1で囲まれる部分におけるa−a線矢視断面図であり、図4(b)は破線枠A1で囲まれる部分における表面側筐体111の内壁を平面視した図である。
音声出力用の通気部120は、図4に示すように、中心部に通気孔121を有する円板状の台座部122(第1台座部122という。)が表面側筐体111の内壁部に当該表面側筐体111と一体形成されている。そして、第1台座部122には、通気防水膜10Aが通気部120(具体的には通気孔121)を閉じるように取り付けられている。なお、通気防水膜10Aは第1台座部122に接着材などよりに密着状態で接着されている。
これにより、筐体110の外部空間の空気と筐体110の内部空間の空気は、矢印Rで示すように、通気防水膜10Aを介して相互に流通が可能となるとともに、通気防水膜10Aの存在により、筐体110の内部に水などの液体が侵入することを防止することができる。また、塵埃などが筐体110内に侵入することも防止できる。
一方、裏面側筐体112における所定位置(通気孔121に対向する位置)には、スピーカー160が設けられている。このため、スピーカー160が発する音は、通気防水膜10Aを通過して、筐体110の外部に適切な音量で出力することができる。
図5は、図3に示す電子機器100における音声入力用の通気部130を含む所定範囲(破線枠A2で囲まれる範囲)を拡大して示す図である。なお、図5(a)は破線枠A2で囲まれる部分におけるb−b線矢視断面図であり、図5(b)は破線枠A2で囲まれる部分における表面側筐体111の内壁を平面視した図である。
音声入力用の通気部130は、図5に示すように、中心部に通気孔131を有する円板状の台座部132(第2台座部132という。)が表面筐体111の内壁部に当該表面側筐体111と一体形成されている。そして、第2台座部132には、通気防水膜10Aが通気部130(具体的には通気孔131)を閉じるように取り付けられている。なお、通気防水膜10Aは第2台座部132に接着材などよりに密着状態で接着されている。
これにより、筐体110の外部空間の空気と筐体110の内部空間の空気は、矢印Rで示すように、通気防水膜10Aを介して相互に流通が可能となるとともに、通気防水膜10Aの存在により、筐体110の内部に水などの液体が侵入することを防止することができる。また、塵埃などが筐体110内に侵入することも防止できる。
一方、表面側筐体112における所定位置(通気孔131に対向する位置)には、マイクロホン170が設けられている。このため、通話する際の音声は、通気防水膜10Aを通過してマイクロホン170に適切な音量で到達することができる。
図6は、携帯電話機の変形例を説明するために示す図である。図6に示す携帯電話機(携帯電話機100Bという。)は、いわゆる「スマートフォン」と呼ばれる携帯電話機である。携帯電話機100Bは、外観的には、図3に示した携帯電話機100Aのように折り畳み式ではないが、図3に示した携帯電話機100Aと同様に、筐体110は、表面側筐体111と下側筐体112とからなる。また、携帯電話機100Bは、携帯電話機100Aと同様に、筐体110には、音声出用の通気部120と、音声入力用の通気部130と、液晶画面140とが設けられている。なお、携帯電話機100Bにおいては、液晶画面140は、情報の表示だけではなく情報の入力や各種の設定も可能となっている。
このような携帯電話機100Bにおいても、音声出力用の通気部120(具体的には通気孔121)及び音声入力用の通気部130(具体的には通気孔131)をそれぞれ閉じるように通気防水膜10Aを取り付けることができる。なお、音声出力用の通気部120及び音声入力用の通気部130に通気防水膜10Aを取り付けた場合の構造は、図4及び図5と同様とすることができるので、図示は省略する。
以上説明したように、実施形態1に係る通気防水膜10Aは、撥水性ナノ繊維層を有した構造となっているため、防水性に加えて高い通気性を有している。このため、このような通気防水膜10Aを、例えば、携帯電話機100A,100Bにおける音声出力用の通気部120及び音声入力用の通気部130に使用することにより、防水性に加えて高い通気性を得ることができる。それによって、適切な音量で通話を行うことができるとともに、携帯電話機100A,100Bにおける筐体110の内圧を適切な内圧に保持することができる。
[実施形態2]
実施形態2に係る通気防水膜10Bについて説明する。なお、実施形態2に係る通気防水膜10Bが実施形態1に係る通気防水膜10Aと異なるのは、通気防水膜の構造だけであるので、ここでは、実施形態2に係る通気防水膜10Bのみについて説明し、実施形態2に係る電子機器の構成は図示及び説明を省略する。
図7は、実施形態2に係る通気防水膜10Bを説明するために示す図である。図7(a)は実施形態2に係る通気防水膜10Bの平面図であり、図7(b)は実施形態2に係る通気防水膜10Bの断面図である。なお、図6においても図2と同様に、通気防水膜10Bの厚み(この場合、厚みt4とする。)が当該通気防水膜10Bの直径の大きさに対して誇張して描かれている。
実施形態2に係る通気防水膜10Bは、図7に示すように、撥水性ナノ繊維層11に補強材層12が接合材層13を介して積層された構造となっている。撥水性ナノ繊維層11は、実施形態1に係る通気防水膜10Aにおいて説明したように、撥水性ナノ繊維の原料となるポリマーとして、撥水性ポリウレタン(PU)又は撥水性ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を好ましく用いることができる。
また、通気防水膜10Bにおける撥水性ナノ繊維層11は、当該撥水性ナノ繊維層11を構成するナノ繊維の平均径、撥水性ナノ繊維層11の空孔率、空孔サイズの平均値は、実施形態1に係る通気防水膜10Aにおける撥水性ナノ繊維層11と同様である。また、実施形態2に係る通気防水膜10Bの通気度及び耐水圧も実施形態1に係る通気防水膜10Aにおける通気度及び耐水圧と同様とすることができる。
なお、補強材層12は、通気防水膜10Bとしての強度を得るためのものであるため、撥水性ナノ繊維層11の通気性に影響を与えなければ、補強材層12を形成するための材質は特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンテフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)などのポリマーからなるナノ繊維を例示することができる。
また、接合材層13は、撥水性ナノ繊維層11と補強材層12とを接合するためのものであるため、撥水性ナノ繊維層11の通気性に影響を与えなければ、接合材層13形成するための材質は特に限定されるものではなく、例えば、撥水性ナノ繊維層11を構成する撥水性ナノ繊維及び補強材層12を構成する部材よりも低温で溶融可能な熱可塑性ポリマーなどを用いることができる。
実施形態2に係る通気防水膜10Bにおいては、撥水性ナノ繊維層11、補強材層12及び接合材層13の合計の厚みt4が50μm〜150μmの範囲内となるように、撥水性ナノ繊維層11の厚み(t1’とする。)、補強材層12の厚みt2及び接合材層13の厚みt3を設定することが好ましい。なお、実施形態2に係る通気防水膜10Bは、補強材層12を有した構造であるため、通気防水膜10Bとしての強度は高いものとなる。このため、撥水性ナノ繊維層11の厚みt1’は、撥水性ナノ繊維層11のみからなる通気防水膜(実施形態1に係る通気防水膜10A)の厚みt1に比べて、より薄くすることも可能である。具体的には、撥水性ナノ繊維層の厚みt1’は、1μm〜30μmの範囲内とすることも可能である。
このように、実施形態2に係る通気防水膜10Bは、撥水性ナノ繊維層11に補強材層12を積層した構造となっているため、通気防水膜10Bの強度と通気性とを適切に確保することができ、かつ、通気防水膜10Bの耐久性を向上させることができるとともに、通気防水膜10Bの取り扱いを、より容易なものとすることができる。
次に、実施形態2に係る通気防水膜10Bを製造するための工程について説明する。
図8は、実施形態2に係る通気防水膜10Bを製造するための工程の一例を説明するフローチャートである。まず、長尺シート状の補強材を搬送機構(図示せず。)における補強材繰り出しローラー(図示せず。)にセットするとともに、長尺シート状の熱可塑性の接合材を当該搬送機構における接合材繰り出しローラー(図示せず。)にセットし、これら補強材及び接合材を所定の搬送速度で搬送させる(補強材及び接合材搬送工程S11)。
そして、補強材繰り出しローラーから繰り出されて搬送されて行く補強材と接合材繰り出しローラーから繰り出されて搬送されて行く接合材とが積層されることにより、補強材による補強材層12と、接合材による接合材層13との積層体(第1積層体という。)が形成される。続いて、この第1積層体における接合材層13側に撥水性ポリマーを電界紡糸することによって撥水性ナノ繊維からなる撥水性ナノ繊維層11を形成する(撥水性ナノ繊維層形成工程S12)。
撥水性ナノ繊維層形成工程S12は、具体的には、まず、撥水性ナノ繊維を構成するポリマー溶液を、撥水性ナノ繊維層形成用の電界紡糸装置(図示せず。)におけるポリマー溶液供給部を通じてノズルユニットへ供給し、当該ノズルユニットの各ノズルからポリマー溶液を吐出させて、第1積層体における接合材層13の表面に撥水性ナノ繊維層11を形成する。これによって、補強材層12と接合材層13と撥水性ナノ繊維層11とが積層された長尺シート状の積層体(第2積層体という。)が形成される。なお、撥水性ナノ繊維の原料となるポリマーとしては、実施形態1に係る通気防水膜10Aの場合と同様に、撥水性ポリウレタン(PU)又は撥水性ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を好ましく用いることができる。
続いて、当該第2積層体を接合装置(図示せず。)により熱を加えて状態で加圧することによって、補強材層12と撥水性ナノ繊維層11とを接合材層13とによって接合させる(接合工程S13)。
これによって、補強材層12と撥水性ナノ繊維層11とが接合材層13によって接合された長尺シートの積層体(第3積層体という。)が形成され、このようにして製造された第3積層体を所定の径を有する円盤状に打ち抜き加工する(打ち抜き工程S14)を行う。
このような工程を順次行うことにより、図7に示すような通気防水膜10Bを大量に製造することができる。このようにして製造された通気防水膜10Bは、撥水性ナノ繊維層11に補強材層12を積層した構造(図7参照。)となっているため、通気防水膜10Bは強度の高い通気防水膜となる。
このような構造の通気防水膜10Bを、電子機器として例えば携帯電話機100A(図3参照。)及び携帯電話機100B(図6参照。)における音声出力用の通気部120及び音声入力用の通気部130に取り付けることにより、実施形態1の場合と同様の効果を得ることができる。また、実施形態2に係る通気防水膜10Bは、撥水性ナノ繊維層11に補強材層12を積層した構造となっているため、通気防水膜10Bそのものの強度を高くすることができ、それによって、当該通気防水膜10Bの耐久性をより優れたものとすることができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、下記に示すような変形実施も可能である。
(1)上記各実施形態においては、携帯電話機における筐体の通気部として、音声出力用の通気部及び音声入力用の通気部を例示したが、これに限られるものではなく、携帯電話機の筐体において、防水性と通気性とを要する通気部に広く適用することができる。また、上記実施形態においては、音声出力用の通気部及び音声入力用の通気部の両方に、本発明の通気防水膜を取り付けるようにしたが、音声出力用の通気部及び音声入力用の通気部のいずれか一方としてもよい。
(2)上記各実施形態においては、通気防水膜の形状は円盤状としたが、円盤状に限られるものではなく、本発明の通気防水膜を使用する電子機器の種類や当該通気防水膜を取り付ける場所などに応じて種々の形状とすることができる。例えば、四角形、三角形、楕円形などの種々の形状の通気防水膜を使用することができる。また、通気防水膜の寸法も本発明の通気防水膜を使用する電子機器の種類や当該通気防水膜の取り付け箇所などに応じて種々の寸法のものを用いることができる。
(3)上記各実施形態においては、通気防水膜を電子機器(上記各実施形態においては携帯電話機)に取り付ける際、通気防水膜を電子機器の筐体に直接、接着するようにした場合を例示したが、これに限られるものではない。例えば、高い通気性を有する薄板状のシートに通気防水膜を貼り付けたものを、電子機器の筐体に取り付けるようにしてもよい。
また、通気防水膜を電子機器の筐体に取り付ける際の取り付け方法は、接着剤による接着に限られるものではなく、溶着法など種々の方法を採用することができる。
(4)上記各実施形態においては、電子機器として、携帯電話機を例示したが、携帯電話機に限られるものではなく、防水性と通気性とを要する通気部を有する電子機器に広く適用することができる。防水性と通気性とを要する開口部を有する電子機器としては、例えば、固定電話機、コードレス電話機、録音再生機器、デジタルカメラ、情報端末機、マイクロホン、オーディオ機器、電動シェーバー、電動歯ブラシ、二次電池など種々の電子機器を例示することができる。
10A,10B・・・通気防水膜、11・・・撥水性ナノ繊維層、12・・・補強材層、100A,100B・・・電子機器(携帯電話機)、110・・・筐体、111・・・表面側筐体、112・・・裏面側筐体、120・・・音声出力用の通気部、130・・・音声入力用の通気部、121,131・・・通気孔、160・・・スピーカー、170・・・マイクロホン、R・・・通気経路

Claims (11)

  1. 電子機器の筐体において防水性と通気性とを要する通気部に取り付け可能な電子機器用の通気防水膜であって、
    前記通気防止膜は、撥水性ナノ繊維からなるナノ繊維層を有することを特徴とする電子機器用の通気防水膜。
  2. 請求項1に記載の電子機器用の通気防水膜において、
    前記通気防水膜は、撥水性ナノ繊維からなる撥水性ナノ繊維層のみにより構成されていることを特徴とする電子機器用の通気防水膜。
  3. 請求項2に記載の電子機器用の通気防水膜において、
    前記通気防水膜は、前記撥水性ナノ繊維層は、厚みが5μm〜50μmの範囲内にあることを特徴とする電子機器用の通気防水膜。
  4. 請求項1に記載の電子機器用の通気防水膜において、
    前記通気防水膜は、撥水性ナノ繊維からなる撥水性ナノ繊維層と、前記ナノ繊維層に積層された補強材層とを有することを特徴とする電子機器用の通気防水膜。
  5. 請求項4に記載の電子機器用の通気防水膜において、
    前記撥水性ナノ繊維からなる撥水性ナノ繊維層と前記補強材層との合計の厚みが50μm〜150μmの範囲内にあり、前記合計の厚みのうち、前記撥水性ナノ繊維層は、厚みが1μm〜30μmの範囲内にあることを特徴とする電子機器用の通気防水膜。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の電子機器用の通気防水膜において、
    前記撥水性ナノ繊維は、平均径が50nm〜500nmの範囲内にあることを特徴とする電子機器用の通気防水膜。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の電子機器用の通気防水膜において、
    前記撥水性ナノ繊維層の空孔率は、65%〜85%であり、空孔サイズの平均値が0.1μm〜3μmであり、通気度がフラジール形法において0.2cm〜1.0cm/cm/secであることを特徴とする電子機器用の通気防水膜。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の電子機器用の通気防水膜において、
    前記撥水性ナノ繊維は、撥水性ポリウレタン(PU)又は撥水性ポリフッ化ビニリデン(PVDF)からなることを特徴とする電子機器用の通気防水膜。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の電子機器用の通気防水膜において、
    前記通気部は、スピーカーからの音を出力するための音出力用の通気部又はマイクロホンに音を入力するための音入力用の通気部の少なくとも一方であることを特徴とする電子機器用の通気防水膜。
  10. 防水性と通気性とを要する通気部が筐体に設けられている電子機器であって、
    前記通気部には、通気防水膜が取り付けられており、
    前記通気防水膜は、請求項1〜9のいずれかに記載の通気防水膜であることを特徴とする電子機器。
  11. 請求項10に記載の電子機器において、
    前記電子機器は、携帯電話機であることを特徴とする電子機器用の通気防水膜。
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