JP2014030391A - 殺虫エアゾール装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】噴射機構3から噴射されたエアゾール組成物の平均粒子径は、噴射機構3の噴射口10から噴射方向に直線距離で50cm離れた箇所において20μm以上となるように設定されている。
【選択図】図1
Description
上記エアゾール組成物は、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートを主成分とする殺虫有効成分と、噴射剤とを含有しており、
上記噴射機構から噴射された上記エアゾール組成物の平均粒子径は、該噴射機構の噴射口から噴射方向に直線距離で50cm離れた箇所において15μm以上となるように設定されていることを特徴とするものである。
上記噴射機構から噴射された上記エアゾール組成物の平均粒子径は、該噴射機構の噴射口から噴射方向に直線距離で50cm離れた箇所において70μm以下となるように設定されていることを特徴とするものである。
上記噴射剤は、揮発性を有しており、
上記エアゾール容器内のエアゾール組成物中、噴射剤の含有量が80重量パーセント以上99重量パーセント以下に設定されていることを特徴とするものである。
上記噴射剤は、液化石油ガスとジメチルエーテルの少なくとも一方を含有していることを特徴とするものである。
上記噴射剤は、液化石油ガスを含有しており、
上記エアゾール組成物は、主溶剤と、上記殺虫有効成分を上記液化石油ガス及び上記主溶剤に溶解させるための補助溶剤とを含有していることを特徴とするものである。
比較例1〜3及び実施例1〜5のエアゾール組成物を、各々、殺虫エアゾール装置1の噴射機構3から水平方向に噴射し、噴射口10から噴射方向(水平方向)に直線距離で50cm離れた箇所における平均粒子径を測定した。雰囲気温度は25℃である。平均粒子径の測定装置として、粒度分布測定装置(レーザー光散乱方式、東日コンピューターアプリケーションズ株式会社製 LDSA−1400A)を用いた。平均粒子径は、上記粒度分布測定装置で測定して処理装置によって自動的に演算されて解析されたD50を意味するものである。D50とは、体積積算値が50%を占める時の粒子径のことである。尚、上記直線距離の起算点は、噴射口10の中心点である。
殺虫効力の測定にあたっては図3に示す効力測定装置を用い、直接噴射法により測定した。長さが150cm以上のガラスシリンダー100を用意し、供試虫を入れた容器101をガラスシリンダー100の内部に配置した。ガラスシリンダー100は中心線が略水平になるように配置する。容器101は、直径が9cmで長さが6cmのガラス製の筒101aの両端に内部の供試虫が逃げないようにするための網101b,101bを張ったものである。網101bは16メッシュである。この容器101は、ガラスシリンダー100の端部寄りにおいて、筒101aの中心線がガラスシリンダー100の中心線と略一致するように配置されている。容器101には、供試虫としてイエバエを8匹入れている。ガラスシリンダー100には、図3における右側から左側に向けて一定量の空気が定常流で流れている。殺虫エアゾール装置1は、ガラスシリンダー100の右端開口に配置し、容器101の右端面と噴射口10との距離が150cmとなるようにした。エアゾール組成物の1回当たりの噴射量は、殺虫有効成分が一定量(約0.03g)となるようにした。
KT50(秒)の結果を図4に示し、KT90(秒)の結果を図5に示す。図4に示すKT50(秒)の結果では、比較例1は80秒以上、比較例2は74秒以上であった。これに対し、実施例1〜7は、全て59秒以下であり、比較例1に対しては20%以上の秒数低減、比較例2に対しても20%に近い秒数低減となり、殺虫効力が比較例1、2に比べて極めて高い結果となった。これは3回繰り返しての結果であるよって、殺虫有効成分がエアゾール組成物中に略均一に存在しているといえ、高い殺虫効力が安定して得られることが分かる。特に、実施例2〜6では、全て35秒以下となり、殺虫効力がより一層高まる。よって、平均粒子径の範囲としては、15μm以上70μm以下が好ましい。
クリーン性の実験方法は次のとおりである。まず、プラスチック製の黒板と、20cm四方の白紙を用意する。黒板を水平に置き、その上に白紙を置く。そして、白紙の中央部の真上に殺虫エアゾール装置1の噴射口10が位置するように殺虫エアゾール装置1を配置する。このとき、噴射口10と白紙との鉛直方向の離間距離は30cmに設定する。殺虫エアゾール装置1の噴射時間は1秒間である。噴射終了後、5分経過後の白紙表面の状態を観察し、以下の評価基準に従ってクリーン性を評価した。実施例6〜10の白紙の写真を図6に示す。
◎ : 濡れは全く観察されなかった。
2 エアゾール容器
3 噴射機構
4 本体部
5 噴射ボタン
10 噴射口
100 ガラスシリンダー
101 容器
101a 筒
101b 網
Claims (5)
- エアゾール容器にエアゾール組成物が収容され、噴射機構によって上記エアゾール組成物を上記エアゾール容器から噴射させるように構成された殺虫エアゾール装置において、
上記エアゾール組成物は、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートを主成分とする殺虫有効成分と、噴射剤とを含有しており、
上記噴射機構から噴射された上記エアゾール組成物の平均粒子径は、該噴射機構の噴射口から噴射方向に直線距離で50cm離れた箇所において15μm以上となるように設定されていることを特徴とする殺虫エアゾール装置。 - 請求項1に記載の殺虫エアゾール装置において、
上記噴射機構から噴射された上記エアゾール組成物の平均粒子径は、該噴射機構の噴射口から噴射方向に直線距離で50cm離れた箇所において70μm以下となるように設定されていることを特徴とする殺虫エアゾール装置。 - 請求項1または2に記載の殺虫エアゾール装置において、
上記噴射剤は、揮発性を有しており、
上記エアゾール容器内のエアゾール組成物中、噴射剤の含有量が80重量パーセント以上99重量パーセント以下に設定されていることを特徴とする殺虫エアゾール装置。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載の殺虫エアゾール装置において、
上記噴射剤は、液化石油ガスとジメチルエーテルの少なくとも一方を含有していることを特徴とする殺虫エアゾール装置。 - 請求項1から4のいずれか1つに記載の殺虫エアゾール装置において、
上記噴射剤は、液化石油ガスを含有しており、
上記エアゾール組成物は、主溶剤と、上記殺虫有効成分を上記液化石油ガス及び上記主溶剤に溶解させるための補助溶剤とを含有していることを特徴とする殺虫エアゾール装置。
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2012
- 2012-08-03 JP JP2012173268A patent/JP2014030391A/ja active Pending
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