JP2014029439A - 現像剤収容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送部材の総負荷を低減しつつ搬送部材の搬送力を向上させた現像剤収容器を提供することを目的とする。
【解決手段】開口部12Aを有し、トナーを収容するように構成されるトナー収容部12と、トナー収容部12内に回転可能に設けられ、トナーを開口部12Aからトナー収容部12の外側へ搬送するように構成されるアジテータ14と、アジテータ14に回転を伝達可能に連結し、外部から駆動力が伝達される伝達ギヤ22に噛合可能なギヤ部31Aと、伝達ギヤ22に噛合不能な欠歯部31Bとを外周に有する欠歯ギヤ31と、欠歯ギヤ31と係合し、欠歯部31Bが伝達ギヤ22に対向するときに欠歯ギヤ31を回転方向に付勢して加速するコイルバネ32とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、現像剤を収容し、外部に搬送する現像剤収容器に関する。
従来、画像形成装置における現像剤収容器は、現像剤を収容する容器本体内に回転可能に設けられた搬送部材により容器本体の外側へ現像剤を搬送している。このような搬送部材は、特許文献1に示すように、搬送部材に連結されたギヤに外部からの駆動力が伝達されることにより回転駆動している。
特開2009−3374号公報
ところで、画像形成装置の高速化を図り搬送部材の搬送力を向上させるためには、搬送部材の回転速度を上げる必要がある。しかしながら、常時搬送部材の回転速度を上げると、搬送部材の回転トルクや回転に伴う摩擦熱が増大し、搬送部材に全体として大きな負荷がかかるという問題が生じる。
そこで、本発明は、搬送部材の総負荷を低減しつつ搬送部材の搬送力を向上させた現像剤収容器を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の現像剤収容器は、開口部を有し、現像剤を収容するように構成される容器本体と、容器本体内に回転可能に設けられ、現像剤を開口部から容器本体の外側へ搬送するように構成される搬送部材と、搬送部材に回転を伝達可能に連結し、外部から駆動力が伝達される伝達ギヤに噛合可能なギヤ部と、伝達ギヤに噛合不能な欠歯部とを外周に有する欠歯ギヤと、欠歯ギヤと係合し、欠歯部が伝達ギヤに対向するときに欠歯ギヤを回転方向に付勢して加速する付勢部材とを備える。
このような構成によれば、搬送部材に連結された欠歯ギヤの欠歯部が伝達ギヤと対向するときに、付勢部材の付勢力により搬送部材を加速して回転させることができるので、伝達ギヤの回転速度を上げることなく、搬送部材の搬送力の向上が実現でき、現像剤収容器の総負荷を低減することができる。
前記した現像剤収容器において、搬送部材は、欠歯部が伝達ギヤと対向している間に、現像剤を開口部から容器本体の外側へ搬送するような構成とすることができる。
このような構成によれば、付勢部材の付勢力によりトナーを容器本体の外側に供給することができるので、搬送部材が開口部から容器本体外側へ現像剤を搬送する能力を向上させることができる。
本発明によれば、搬送部材に連結された欠歯ギヤの欠歯部が伝達ギヤと対向するときに、付勢部材の付勢力により搬送部材を加速して回転させることができるので、搬送部材の総負荷を上げることなく搬送部材の搬送力を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタの断面図である。 実施形態に係る現像カートリッジの、欠歯ギヤのギヤ部と伝達ギヤが噛み合っているときの(a)ギヤの状態を示す図と、(b)筐体内を示す図である。 実施形態に係る現像カートリッジの、欠歯ギヤの欠歯部と伝達ギヤが対向する直前の(a)ギヤの状態を示す図と、(b)筐体内を示す図である。 実施形態に係る現像カートリッジの、欠歯ギヤのギヤ部と伝達ギヤが再度噛み合うときの(a)ギヤの状態を示す図と、(b)筐体内を示す図である。 第1変形例に係る現像カートリッジのギヤの状態を示す図である。 第2変形例に係る現像カートリッジのギヤの状態を示す図である。 第3変形例に係る現像カートリッジの、欠歯ギヤのギヤ部と伝達ギヤが噛み合っているときの(a)ギヤの状態を示す図と、(b)筐体内を示す図である。 第3変形例に係る現像カートリッジの、欠歯ギヤの欠歯部と伝達ギヤが対向する直前の(a)ギヤの状態を示す図と、(b)筐体内を示す図である。 第3変形例に係る現像カートリッジの、欠歯ギヤのギヤ部と伝達ギヤが再度噛み合うときの(a)ギヤの状態を示す図と、(b)筐体内を示す図である。 第4変形例に係る現像カートリッジの、(a)欠歯ギヤのカムがねじりコイルバネを押圧する状態を示す図と、(b)ねじりコイルバネの付勢力により欠歯ギヤが回転する状態を示す図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、レーザプリンタ1の構成を簡単に説明した後、現像剤収容器の一例としての現像カートリッジ10の詳細な構成について説明する。
また、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「手前」、左側を「奥」とし、紙面手前側を「左」、紙面奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙Sを給紙するための給紙部3や、用紙Sに画像を形成するための画像形成部4などを備えている。
給紙部3は、給紙トレイ3Aと、用紙押圧板3Bと、給紙機構3Cとを主に備えている。給紙トレイ3Aに収容された用紙Sは、用紙押圧板3Bによって上方に寄せられ、給紙機構3Cによって画像形成部4に供給される。
画像形成部4は、露光ユニット5と、プロセスカートリッジ6と、定着ユニット7とを主に備えている。
露光ユニット5は、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。この露光ユニット5は、レーザ発光部から出射されたレーザ光を感光ドラム8Aの表面上で高速走査させることで、感光ドラム8Aの表面を露光する。
プロセスカートリッジ6は、本体ケーシング2の手前に設けられたフロントカバー2Aを開放することで本体ケーシング2に対して着脱可能に構成されており、ドラムユニット8と、現像カートリッジ10とを主に備えている。
ドラムユニット8は、感光ドラム8Aと、帯電器8Bと、転写ローラ8Cとを主に備えており、現像カートリッジ10の奥側に配置されている。
そして、このドラムユニット8内において、感光ドラム8Aの表面が、帯電器8Bにより一様に帯電された後、露光ユニット5からのレーザ光によって露光されることで、感光ドラム8Aの表面に静電潜像が形成される。
現像カートリッジ10は、ドラムユニット8に対して着脱自在となっている。現像カートリッジ10の詳細構成については後述することとする。
そして、この静電潜像に現像カートリッジ10から現像剤の一例としてのトナーが供給されることで、感光ドラム8Aの表面にトナー像が形成される。その後、感光ドラム8Aと転写ローラ8Cの間を用紙Sが搬送されることで、感光ドラム8Aの表面に形成されたトナー像が用紙S上に転写される。
定着ユニット7は、加熱ローラ7Aと、加熱ローラ7Aと対向配置されて加熱ローラ7Aを押圧する加圧ローラ7Bとを主に備えている。この定着ユニット7では、用紙S上に転写されたトナー像を、用紙Sが加熱ローラ7Aと加圧ローラ7Bとの間を通過する間に熱定着させている。トナー像が熱定着された用紙Sは、排紙ローラ7Cによって排紙トレイ2B上に排紙される。
<現像カートリッジの詳細構造>
次に、現像カートリッジ10の詳細な構造について説明する。
現像カートリッジ10は、図2(a)、(b)に示すように、筐体11を備え、容器本体の一例であるトナー収容部12と、トナー収容部12の奥側に配設された現像室13Zを構成する現像室構成部13とから構成されている。
トナー収容部12は、奥側に開口部12Aを有し、トナーを収容するトナー収容室12Zを構成している。トナー収容部12内には、搬送部材の一例としてのアジテータ14が回転可能に設けられている。
現像室構成部13は、供給ローラ13Aと、現像ローラ13Bと、層厚規制ブレード13Cとが配置されている。
現像室13Zは、その手前側でトナー収容部12の開口部12Aと連通している。
アジテータ14は、左右の側壁に回転可能に支持された回転部材14Aと、回転部材14Aに固定された弾性変形可能な撹拌翼14Bとから構成されており、回転することによりトナー収容部12内に収容された図示しないトナーを撹拌して開口部12Aからトナー収容部12の外側へ搬送するように構成される部品である。
この現像カートリッジ10では、トナー収容部12内に収容されているトナーが、アジテータ14の撹拌翼14Bにより開口部12Aから現像室13Zに搬送され、供給ローラ13Aにより現像ローラ13Bに供給される。このとき、供給ローラ13Aと現像ローラ13Bとの間で正に摩擦帯電される。現像ローラ13B上に供給されたトナーは、現像ローラ13Bの回転に伴って、層厚規制ブレード13Cと現像ローラ13Bとの間に進入し、さらに摩擦帯電されつつ、一定厚さの薄層として現像ローラ13B上に担持される。
また、筐体11の左側面には、ギヤ機構20と、欠歯ギヤ31と、付勢部材の一例としてのコイルバネ32とが備えられている。
ギヤ機構20は、外部から入力される駆動力を供給ローラ13Aおよび現像ローラ13Bに伝達するための機構である。このギヤ機構20は、外部からの駆動力が入力される入力ギヤ21と、伝達ギヤ22と、入力ギヤ21と噛み合う供給ローラギヤ23および現像ローラギヤ24とから構成され、各ギヤが筐体11に対して回転可能に設けられている。
伝達ギヤ22は、二点鎖線で示す大径部22Aと、小径部22Bとが一体に構成されたギヤである。
大径部22Aは、入力ギヤ21と噛み合い、外部から駆動力が伝達される部分である。
小径部22Bは、欠歯ギヤ31に外部からの駆動力を伝達する部分である。
供給ローラギヤ23および現像ローラギヤ24は、それぞれ供給ローラ13Aおよび現像ローラ13Bを回転駆動させるギヤであり、供給ローラ13Aおよび現像ローラ13Bに回転を伝達可能に連結されている。
欠歯ギヤ31は、小径部22Bと噛合可能なギヤ部31Aと、小径部22Bと噛合不能な欠歯部31Bとを外周に有している。この欠歯ギヤ31は、回転部材14Aと同軸に連結されており、アジテータ14に回転を伝達可能に構成されたギヤである。また、欠歯ギヤ31は、コイルバネ32の端部32Aを係合する係合部33を有している。
コイルバネ32は、端部32Aと逆側の他端部32Bが筐体11に固定され、欠歯ギヤ31の係合部33を手前側に付勢している。
[トナー搬送動作]
ここで、図2から図4を参照しつつ、トナー搬送動作について詳細に説明する。
まず、図2(a)に示すように、小径部22Bと欠歯ギヤ31のギヤ部31Aが噛み合っているときは、欠歯ギヤ31は、小径部22Bの回転が伝達される。それに伴って、アジテータ14は、図2(b)に示すように、欠歯ギヤ31から伝達される回転力により回転する。そして、コイルバネ32は、徐々に引き伸ばされてエネルギーを蓄積していく。
欠歯ギヤ31が回転していくと、小径部22Bと対向する位置がギヤ部31Aから欠歯部31Bに切り替わる部分に達する(図3(a)参照)。そうすると、欠歯ギヤ31の欠歯部31Bが小径部22Bに対向するので、欠歯ギヤ31には小径部22Bの回転が伝達されなくなる。このとき、コイルバネ32は、欠歯ギヤ31の回転中心軸よりも上に位置するので、欠歯ギヤ31を図の時計回り方向、すなわち回転方向に付勢する。そのため、欠歯ギヤ31は、コイルバネ32の付勢力により、加速されて回転を続ける。このとき、アジテータ14の撹拌翼14Bは、弾性変形しながら、トナー収容室12Zの下壁に沿って回転摺動することでトナーを現像室13Zに向けて搬送する(図3(b)参照)。
そして、コイルバネ32の付勢力により、欠歯ギヤ31は急激に加速して回転し、小径部22Bと対向する位置が欠歯部31Bからギヤ部31Aに切り替わる部分に達する(図4(a)参照)。このコイルバネ32の付勢力により、欠歯ギヤ31が高速で回転する間、アジテータ14の撹拌翼14B上のトナーは、コイルバネ32の付勢力および撹拌翼14Bの弾性復元力により加速されて現像室13Z内に放出される(図4(b)参照)。そして、再びギヤ部31Aが小径部22Bに噛み合うので、欠歯ギヤ31は、ギヤ部31Aを介して小径部22Bの回転が伝達される。このようにして、図2から図4の動作が繰り返し行われる。
このように欠歯部31Bが小径部22Bに対向している間に、アジテータ14は、コイルバネ32の付勢力により、加速した状態でトナーを開口部12Aから現像室13Z(トナー収容部12の外側)へ搬送する(図3(b)、図4(b)参照)。これにより、もっとも負荷のかかるトナーをトナー収容部12外へ搬送する間に、アジテータ14の回転力を加速させることができる。そのため、アジテータ14の総負荷を上げることなくアジテータ14の搬送力を向上させることができる。
また、欠歯ギヤ31の欠歯部31Bが小径部22Bと対向している間に、トナーを開口部12Aから現像室13Z(トナー収容部12の外側)へ搬送するように構成されているので、コイルバネ32の付勢力によりトナーを現像室13Z(トナー収容部12の外側)に供給することができる。そのため、アジテータ14が開口部12Aからトナー収容部12外側へトナーを搬送する能力を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
<第1変形例>
前記実施形態では、欠歯ギヤ31がアジテータ14に同軸で連結されていたが、本発明はこれに限定されず、図5に示す現像カートリッジ110のように、欠歯ギヤ131が中間ギヤ133を介してアジテータ14と連結されたアジテータギヤ134に回転を伝達するような構成であってもよい。
この構成における欠歯ギヤ131は、伝達ギヤの一例としての入力ギヤ121と噛合可能なギヤ部131Aと、入力ギヤ121と噛合不能な欠歯部131Bとを外周に有するとともに、これらと同軸にあり中間ギヤ133に噛み合う小径部131Cとが一体に構成されている。
中間ギヤ133は、小径部131Cおよびアジテータギヤ134と噛み合うように構成されたギヤであり、欠歯ギヤ131の回転をアジテータギヤ134に伝達する。
また、その他の構成は前記実施形態と同様の構成となっている。
これによれば、欠歯ギヤ131のギヤ部131Aが入力ギヤ121と噛み合っているときは、アジテータギヤ134は、欠歯ギヤ131を介して入力ギヤ121の回転が伝達される。また、欠歯ギヤ131の欠歯部131Bが入力ギヤ121と対向するときは、前記実施形態と同様にコイルバネ32の付勢力により欠歯ギヤ131が回転するので、この回転が中間ギヤ133を介してアジテータギヤ134に伝達される。このような構成であっても、前記実施形態と同様にアジテータ14の総負荷を上げることなくアジテータ14の搬送力を向上させることができる。
<第2変形例>
前記実施形態では、伝達ギヤ22は、現像カートリッジ10の筐体11に設けられていたが、本発明はこれに限定されず、図6の二点鎖線で示す伝達ギヤ233のように、現像カートリッジ210の外に設けられていてもよい。
この構成における欠歯ギヤ231は、伝達ギヤ233と噛合可能なギヤ部231Aと、伝達ギヤ233と噛合不能な欠歯部231Bとを外周に有している。
伝達ギヤ233は、現像カートリッジ210の外部、例えば、本体ケーシング2に設けられており、外部からの駆動力を欠歯ギヤ231に伝達するギヤである。
その他の構成は前記実施形態と同様である。
これによれば、欠歯ギヤ231のギヤ部231Aが伝達ギヤ233と噛み合っているときは、欠歯ギヤ231は、伝達ギヤ233の回転が伝達される。また、欠歯ギヤ231の欠歯部231Bが伝達ギヤ233と対向するときは、前記実施形態と同様にコイルバネ32の付勢力により欠歯ギヤ231が回転する。このような構成であっても、前記実施形態と同様にアジテータ14の総負荷を上げることなくアジテータ14の搬送力を向上させることができる。
<第3変形例>
前記実施形態では、トナー収容部12の奥側に配設された現像室構成部13にトナーを搬送する構成であったが、本発明はこれに限定されず、図7(a)、(b)に示すように、トナーを上向きに搬送する現像カートリッジ310のような構成であってもよい。
現像カートリッジ310は、筐体311を備え、容器本体の一例であるトナー収容部312と、トナー収容部312の上側に配設された現像室313Zを構成する現像室構成部313とから構成されている。
トナー収容部312は、上側に開口部312Aを有し、トナーを収容するトナー収容室312Zを構成している。トナー収容部312内には、搬送部材の一例としてのアジテータ314が回転可能に設けられている。
現像室構成部313は、供給ローラ313Aと、現像ローラ313Bと、層厚規制ブレード313Cとが配置されている。
現像室313Zは、その奥側でトナー収容部312の開口部312Aと連通している。
アジテータ314は、左右の側壁に回転可能に支持された回転部材314Aと、回転部材314Aに固定された弾性変形可能な撹拌翼314Bとから構成されている。
また、筐体311の左側面には、ギヤ機構320と、欠歯ギヤ331と、付勢部材の一例としてのコイルバネ332とが備えられている。
ギヤ機構320は、外部から入力される駆動力を供給ローラ313Aおよび現像ローラ313Bに伝達するための機構である。このギヤ機構320は、外部からの駆動力が入力される入力ギヤ321と、伝達ギヤ322と、入力ギヤ321と噛み合う供給ローラギヤ323および現像ローラギヤ324とから構成され、各ギヤが筐体311に対して回転可能に設けられている。
伝達ギヤ322は、入力ギヤ321と噛み合う大径部322Aと、欠歯ギヤ331に外部からの駆動力を伝達する小径部322Bとが一体に構成されたギヤである。
供給ローラギヤ323および現像ローラギヤ324は、それぞれ供給ローラ313Aおよび現像ローラ313Bを回転駆動させるギヤであり、供給ローラ313Aおよび現像ローラ313Bに回転を伝達可能に連結されている。
欠歯ギヤ331は、小径部322Bと噛合可能なギヤ部331Aと、小径部322Bと噛合不能な欠歯部331Bとを外周に有している。この欠歯ギヤ331は、回転部材314Aと同軸に連結されており、アジテータ314に回転を伝達可能に構成されたギヤである。また、欠歯ギヤ331は、コイルバネ332の端部332Aを係合する係合部333を有している。
コイルバネ332は、端部332Aと逆側の他端部332Bが筐体311に固定され、欠歯ギヤ331を上斜め手前側に付勢している。
[トナー搬送動作]
ここで、図7から図9を参照しつつ、トナー搬送動作について詳細に説明する。
まず、図7(a)に示すように、小径部322Bと欠歯ギヤ331のギヤ部331Aが噛み合っているときは、欠歯ギヤ331は、小径部322Bの回転が伝達される。それに伴って、アジテータ314の撹拌翼314Bは、図7(b)に示すように、弾性変形しながら、欠歯ギヤ331から伝達される回転力によりトナー収容室312Zの内壁に沿って回転摺動する。そして、コイルバネ332は、徐々に引き伸ばされてエネルギーを蓄積していく。
欠歯ギヤ331が回転していくと、小径部322Bと対向する位置が、ギヤ部331Aから欠歯部331Bに切り替わる部分に達する(図8(a)参照)。そうすると、欠歯ギヤ331の欠歯部331Bが小径部322Bに対向するので、欠歯ギヤ331には小径部322Bの回転が伝達されなくなる。このとき、コイルバネ332は、欠歯ギヤ331の回転中心軸よりも上に位置するので、欠歯ギヤ331を図の時計回り方向、すなわち回転方向に付勢する。そのため、欠歯ギヤ331は、コイルバネ332の付勢力により、加速されて回転を続ける。このとき、アジテータ314の撹拌翼314Bは、引き続き弾性変形しながら、トナーを上方向に向けて持ち上げつつ、トナー収容室312Zの内壁に沿って回転摺動している(図8(b)参照)。
そして、コイルバネ332の付勢力により、欠歯ギヤ331は急激に加速して回転し、小径部322Bと対向する位置が、欠歯部331Bからギヤ部331Aに切り替わる部分に達する(図9(a)参照)。このコイルバネ332の付勢力により欠歯ギヤ331が高速で回転する間、アジテータ314の撹拌翼314B上のトナーは、コイルバネ332の付勢力および撹拌翼314Bの弾性復元力により加速されて現像室313Z内に放出される(図9(b)参照)。そして、再びギヤ部331Aが小径部322Bに噛み合うので、欠歯ギヤ331は、ギヤ部331Aを介して小径部322Bの回転が伝達される。このようにして、図7から図9の動作が繰り返し行われる。
これにより、トナーを上向きに搬送する現像カートリッジ310のようにトナー搬送時における負荷の大きい構成であっても、トナー収容部312外へトナーを搬送するときに、アジテータ314の回転力を加速させることができる。
<第4変形例>
前記実施形態では、コイルバネ32は、現像カートリッジ10に備えられていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図10に示すように、付勢部材の一例としてねじりコイルバネ432を現像カートリッジ410の外に設けた構成であってもよい。
この構成における欠歯ギヤ431は、伝達ギヤ22の小径部22Bと噛合可能なギヤ部431Aと、小径部22Bと噛合不能な欠歯部431Bとを外周に有するとともに、左側に向かって突出するカム433を有している。
ねじりコイルバネ432は、現像カートリッジ410の外側の固定した部位に係合した第1アーム432Aと、第1アーム432Aと逆側の第2アーム432Bとを有している。
第2アーム432Bは、カム433と接触可能な位置にあり、カム433を上方向に付勢している。
その他の構成は前記実施形態と同様である。
これによれば、欠歯ギヤ431は、ギヤ部431Aが、小径部22Bと噛み合うときは、小径部22Bの回転により回転する。このとき、第2アーム432Bは、欠歯ギヤ431の回転に伴い、カム433と接触する。欠歯ギヤ431が回転を続けていくと、第2アーム432Bは、カム433により下方向に押圧される。
図10(a)に示すように、欠歯ギヤ431の小径部22Bと対向する位置が、ギヤ部431Aから欠歯部431Bに切り替わる部分に達するときには、第2アーム432Bは、図示二点鎖線位置から図示実線位置に移動した状態となる。
そして、欠歯部431Bが、小径部22Bと対向すると、欠歯ギヤ431には、小径部22Bの回転が伝達されなくなる。このとき、第2アーム432Bがカム433を上方向、すなわち欠歯ギヤ431の回転方向に付勢する。これにより、図10(b)に示すように、ねじりコイルバネ432は、図示二点鎖線位置から図示実線位置に移動した状態となり、欠歯ギヤ431は、ねじりコイルバネ432の付勢力により回転することになる。このような構成であっても、前記実施形態と同様にアジテータ14の総負荷を上げることなくアジテータ14の搬送力を向上させることができる。
<その他の変形例>
前記実施形態では、モノクロ画像を形成するレーザプリンタ1を例示したが、これに限定されず、カラー画像を形成する画像形成装置であってもよい。
前記実施形態の現像剤収容器は、現像室および容器本体が一体となった筐体として構成されていたが、本発明はこれに限定されず、容器本体を含む部分が現像器とは別体のトナーカートリッジとして構成されていてもよい。
前記実施形態では、本発明の現像剤収容器として現像カートリッジを例示したが、本発明はこれに限定されず、感光ドラム及び現像ローラを備えた、いわゆるプロセスカートリッジを現像剤収容器としてもよい。
10 現像カートリッジ
12 トナー収容部
12A 開口部
14 アジテータ
22 伝達ギヤ
22B 小径部
31 欠歯ギヤ
31A ギヤ部
31B 欠歯部
32 コイルバネ
310 現像カートリッジ
312 トナー収容部
312A 開口部
314 アジテータ
322 伝達ギヤ
322B 小径部
331 欠歯ギヤ
331A ギヤ部
331B 欠歯部
332 コイルバネ

Claims (2)

  1. 開口部を有し、現像剤を収容するように構成される容器本体と、
    前記容器本体内に回転可能に設けられ、現像剤を前記開口部から前記容器本体の外側へ搬送するように構成される搬送部材と、
    前記搬送部材に回転を伝達可能に連結し、外部から駆動力が伝達される伝達ギヤに噛合可能なギヤ部と、前記伝達ギヤに噛合不能な欠歯部とを外周に有する欠歯ギヤと、
    前記欠歯ギヤと係合し、前記欠歯部が前記伝達ギヤに対向するときに前記欠歯ギヤを回転方向に付勢して加速する付勢部材とを備えることを特徴とする現像剤収容器。
  2. 前記搬送部材は、前記欠歯部が前記伝達ギヤと対向している間に、現像剤を前記開口部から前記容器本体の外側へ搬送するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容器。
JP2012170496A 2012-07-31 2012-07-31 現像剤収容器 Pending JP2014029439A (ja)

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