JP2015189579A - 画像形成装置 - Google Patents

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響子 筒井
Kyoko Tsutsui
響子 筒井
井上 雅文
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雅文 井上
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Abstract

【課題】駆動源を逆転させずに簡易な構成で本体部の排出トレイへの記録シートの排出と排出ユニットへの記録シートの排出とを切り替える。【解決手段】画像形成装置は、記録シートを第1搬送経路に案内する第1位置と、第2搬送経路に案内する第2位置とに切替可能に構成されたフラッパ110と、フラッパ110を第1位置に付勢する引張バネ118と、第2搬送経路に設けられる搬送ローラ63と、排出ユニットに設けられ搬送ローラ63を駆動するモータユニット120と、モータユニット120の駆動力をフラッパ110に伝達する伝達機構TMとを備える。伝達機構TMは、フラッパ110を第1位置から第2位置へ移動させるモータユニット120からの駆動力はフラッパ110側へ伝達するが、フラッパ110が第2位置から第1位置へ移動するときの引張バネ118からの駆動力はモータユニット120側へ伝達しない逆入力遮断クラッチ165を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、本体部の排出トレイへの排出と排出ユニットへの排出とを切り替えるフラッパの駆動機構に関する。
画像形成装置においては、文書を複数部数印刷する場合に、部ごとに仕分けるための増設の排出ユニットが取り付けられるものがある。このような画像形成装置は、排出ユニットを使用する場合と使用しない場合とで搬送経路を切り替えるために、搬送経路の分岐部にフラッパが設けられている。このフラッパは、排出ユニットを使用しない場合は、本体部の排出トレイに記録シートを案内する位置とされ、排出ユニットを使用する場合には、排出ユニットへの搬送経路に記録シートを案内する位置とされる。
また、排出ユニットを使用する場合には、排出ユニット内の搬送ローラを駆動する必要がある。この搬送ローラを駆動するときには、上述のフラッパを排出ユニットへの排出のための位置にする必要があるので、搬送ローラとフラッパの駆動源は共通化することができる。このため、例えば、排出ユニットを使用するときには搬送ローラを駆動するモータを正転させるとともにフラッパを一方側へ揺動させ、排出ユニットの使用を終えるときには当該モータを逆転させてフラッパを他方側へ揺動させる構成が知られている(特許文献1)。
特開平8−119514号公報
しかしながら、上述の構成では、フラッパを他方側へ揺動させるためにモータを逆転させる必要があり、モータのコストが高くなり、また、モータの制御も複雑になるという問題がある。
そこで、本発明は、駆動源を逆転させなくても、簡易な構成で本体部の排出トレイへの排出と排出ユニットへの排出とを切り替えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した課題を解決する本発明は、画像形成部および第1排出トレイを有する本体部と、本体部に取り付け可能であり、第2排出トレイを有する排出ユニットと、画像形成部から出た記録シートを第1排出トレイへ案内する第1搬送経路と、画像形成部から出た記録シートを第2排出トレイへ案内する第2搬送経路と、記録シートを第1搬送経路に案内する第1位置と、記録シートを第2搬送経路に案内する第2位置とに切替可能に構成されたフラッパと、フラッパを第1位置に向けて付勢する付勢部材と、第2搬送経路に設けられる搬送ローラと、排出ユニットに設けられ搬送ローラを駆動する駆動源と、駆動源の駆動力をフラッパに伝達する伝達機構とを備える。
そして、伝達機構は、フラッパを第1位置から第2位置へ移動させる駆動源からの駆動力はフラッパ側へ伝達するが、フラッパが第2位置から第1位置へ移動するときの付勢部材からの駆動力は駆動源側へ伝達しない逆入力遮断クラッチを有する。
このような構成によると、伝達機構が逆入力遮断クラッチを有するので、駆動源を作動させたときには、フラッパを第1位置から第2位置へ移動させることができる。そして、駆動源を停止させれば、付勢部材の付勢力がフラッパを第2位置から第1位置へ向けて付勢し、このとき、逆入力遮断クラッチは、駆動源側へ付勢力を伝達しないので、付勢部材の付勢力は逆入力遮断クラッチから抵抗を受けず、フラッパは第2位置から第1位置へ移動することができる。このようにして、本発明によれば、排出ユニットに設けた駆動源を逆転させなくても、フラッパを第1位置と第2位置の間で可逆的に移動させることができる。
前記した装置において、伝達機構は、所定値以下のトルクのみを伝達するトルクリミッタを有することが望ましい。
このような構成によれば、駆動源を駆動し続けても、トルクリミッタによって、フラッパが動きすぎるのを簡単に防止することができる。
前記した装置において、伝達機構は、駆動源側から入力される回転の速度を減速して出力する遊星歯車機構を有することができる。
遊星歯車機構を用いれば、大きな直径の歯車を用いなくても、大きく減速することができるので、装置を小型化することができ、また、フラッパの動きをゆっくりにしてフラッパの位置を切り替えるときの騒音を抑制することができる。
前記した装置において、逆入力遮断クラッチは本体部に設けられ、遊星歯車機構およびトルクリミッタは排出ユニットに設けられ、排出ユニットを本体部に取り付けることにより駆動源の駆動力がフラッパへ伝達される構成とすることができる。
前記した装置においては、搬送ローラと一体に回転可能に設けられた搬送ローラギヤを備えることができる。この場合、トルクリミッタは、搬送ローラギヤに設けられ、遊星歯車機構は、搬送ローラギヤに噛み合っており、搬送ローラギヤを中心に揺動可能に設けられた構成とすることができる。
このような構成によれば、トルクリミッタを有する搬送ローラギヤと遊星歯車機構が直接噛み合うことで、伝達機構を小型化することができ、また、遊星歯車機構が搬送ローラギヤを中心に揺動することで、遊星歯車機構の出力ギヤと、この出力ギヤと噛み合うギヤとの軸間距離を詰めてギヤ歯の遊びをなくすことができる。
前記した装置においては、遊星歯車機構は、サンギヤ、キャリアおよびインターナルギヤを含み、駆動源からの駆動力はサンギヤまたはインターナルギヤに入力される構成とすることができる。この場合、サンギヤ、キャリアおよびインターナルギヤのうち、駆動力が入力されている要素以外の1つの要素の回転を規制する規制部材を備えることができる。
この規制部材を備える装置においては、遊星歯車機構を揺動可能に支持するホルダを備えることができる。この場合、ホルダに規制部材が設けられていることが望ましい。ホルダに規制部材が設けられていることで、規制部材と規制される要素との位置関係を正確にすることができる。
規制部材を備える装置においては、規制部材は、キャリアの回転を規制している構成とすることができる。
前記した装置において、遊星歯車機構は、フラッパと同軸に回転する回転部材と噛み合い可能に構成されていることが望ましい。
このように構成することで、伝達機構を小型化することができる。
前記した装置において、逆入力遮断クラッチは、駆動源からの駆動力が入力される入力部と、当該入力部からの駆動力が伝達して出力される出力部とを有することができる。この場合、フラッパは、出力部と同軸で一体回転可能に接続されていることが望ましい。
このように構成することで、伝達機構を小型化することができる。
本発明の画像形成装置によれば、駆動源を逆転させなくても、簡易な構成で本体部の排出トレイへの排出と排出ユニットへの排出とを切り替えることができる。
一実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 伝達機構の斜視図である。 フラッパ、回転部材および遊星歯車機構を前側から見た図である。 遊星歯車機構の分解斜視図である。 排紙ユニットを本体部に装着する前の状態の拡大断面図(a)と、排紙ユニットを本体部に装着した後の状態の拡大断面図(b)である。 伝達機構の動作を説明する図であり、フラッパが第1位置にある状態(a)と、フラッパが第2位置にある状態(b)である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1は、記録シートの一例として用紙Sに画像を形成する本体部2と、本体部2の上に取り付け可能であり、本体部2から搬送された用紙Sを部ごとに仕分けて排出する排出ユニット3とを備えて構成されている。なお、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「後」、左側を「前」とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
本体部2は、筐体5内に用紙Sを供給するための供給部6と、画像形成部7と、排出部8とを備えている。画像形成部7は、露光装置20と、用紙S上にトナー像を転写するプロセスカートリッジ30と、用紙S上に転写されたトナー像を熱定着する定着装置40とを主に備えている。
供給部6は、筐体5内の下部に設けられ、給紙トレイ11と、用紙押圧板12と、給紙機構13とを主に備えている。用紙押圧板12は、給紙トレイ11の底面上に配置され、その下に配置された押上部材12Aにより押し上げられることで、後端部を中心に前端部が上下に回動可能に構成されている。
給紙機構13は、ピックアップローラ13Aなどを有し、給紙トレイ11上に載置された用紙Sを1枚ずつプロセスカートリッジ30に供給するように構成されている。
露光装置20は、筐体5内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。露光装置20は、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光を、感光ドラム31の表面で走査させて感光ドラム31の表面を露光する。
プロセスカートリッジ30は、露光装置20の下方に配置され、筐体5に設けられたフロントカバー15を開いたときにできる開口から筐体5に対して着脱可能に装着される構成となっている。プロセスカートリッジ30は、ドラムカートリッジ30Aと、現像カートリッジ30Bとから構成されている。
ドラムカートリッジ30Aは、感光ドラム31と、帯電器32と、転写ローラ33とを主に備えている。また、現像カートリッジ30Bは、ドラムカートリッジ30Aに対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ34と、供給ローラ35と、層厚規制ブレード36と、トナーを収容するトナー収容部37と、トナー収容部37内のトナーを撹拌するためのアジテータ38とを主に備えている。
プロセスカートリッジ30は、感光ドラム31の表面を帯電器32により一様に帯電し、露光装置20がレーザ光によって感光ドラム31を露光することで感光ドラム31の表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、供給ローラ35は、トナー収容部37内のトナーを現像ローラ34に供給し、現像ローラ34に層厚規制ブレード36が摺接することで、現像ローラ34に一定厚さのトナーが担持される。現像ローラ34は、この担持したトナーを感光ドラム31上の静電潜像に供給し、感光ドラム31上にトナー像が形成される。そして、感光ドラム31と転写ローラ33の間に用紙Sを搬送しながら感光ドラム31と転写ローラ33の間に転写バイアスをかけることで感光ドラム31上のトナー像を用紙S上に転写する。
定着装置40は、プロセスカートリッジ30の後方に配置され、発熱体を有する加熱ユニット41と、加熱ユニット41との間で用紙Sを挟持しながら搬送する加圧ローラ42とを主に備えている。この定着装置40は、用紙S上に転写されたトナー像を、用紙Sが加熱ユニット41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させる。
排出部8は、定着装置40から排出された用紙Sを筐体5の上面に形成された第1排出トレイの一例としての本体排紙トレイ16または排出ユニット3に排出する部分である。排出部8は、定着装置40から排出された用紙Sを上方に案内する主排出経路50と、主排出経路50から前方に分岐して、定着装置40から排出された用紙Sを本体排紙トレイ16に案内する第1搬送経路51と、主排出経路50から上方へ分岐して排出ユニット3へ用紙Sを案内する第2搬送経路52と、用紙Sを本体排紙トレイ16に搬送する複数の排紙ローラ53を備えてなる。筐体5は、その上面のうち、第2搬送経路52に対応する位置に、用紙Sを排出ユニット3に送るための開口52Aを有している。
排出ユニット3は、第2排出トレイの一例としての複数のオプショントレイ61と、画像形成部7から出た用紙Sを各オプショントレイ61に案内する第2搬送経路68と、第2搬送経路68に設けられた搬送ローラ63と、第2搬送経路68に搬入された用紙Sを一のオプショントレイ61に選択的に案内するための複数のフラッパ62と、本体排紙トレイ16への用紙Sの排紙と各オプショントレイ61への排紙とを切り替える切替機構100とを備えてなる。切替機構100は、用紙Sを第1搬送経路51に案内する第1位置(2点鎖線)と、用紙Sを第2搬送経路68に案内する第2位置(実線)とに切替可能に構成されたフラッパ110を有している。なお、フラッパ110は、第1位置と第2位置において、図示しないストッパにより過回転が防止されている。
より具体的に、切替機構100は、図2に示すように、フラッパ110に加え、搬送ローラ63を駆動するための駆動源の一例であるモータユニット120と、モータユニット120の駆動力をフラッパ110に伝達する伝達機構TMとを備えてなる。
モータユニット120は、駆動力を発生するモータ本体121と、モータ本体121から駆動力を取り出す出力軸121Aと、出力軸121Aに取り付けられた出力ギヤ122を備えてなる。モータユニット120は、図示しない制御装置によって駆動が制御され、排出ユニット3を使用するときには出力軸121Aが図2の反時計回り方向に回転され、使用しないときには停止されるようになっている。
伝達機構TMは、搬送ローラ軸131と、搬送ローラ駆動ギヤ132と、搬送ローラギヤ140と、遊星歯車機構150と、回転部材160とを備えてなる。これらの部材のうち、搬送ローラ軸131、搬送ローラ駆動ギヤ132、搬送ローラギヤ140および遊星歯車機構150は、排出ユニット3に設けられ、回転部材160は、本体部2に設けられている。
搬送ローラ軸131は、複数の搬送ローラ63が取り付けられたシャフトである。なお、各搬送ローラ63には、それぞれピンチローラ64が回転可能な状態で押し付けられている。
搬送ローラ駆動ギヤ132は、搬送ローラ軸131の左端に設けられた歯車であり、モータユニット120の出力ギヤ122と噛み合っている。
搬送ローラギヤ140は、搬送ローラ軸131の右端に設けられ、搬送ローラ63と一体に回転可能となっている。図3に示すように、搬送ローラギヤ140は、出力ギヤ141と、トルクリミッタ142とを一体に備えている。トルクリミッタ142は、公知の構成を有し、搬送ローラ軸131からの入力トルクのうち所定値以下のトルクのみを出力ギヤ141に伝達するようになっている。トルクリミッタ142の伝達トルクは、後述する引張バネ118の付勢力に抗してフラッパ110を移動させるのに十分な大きさとされている。
遊星歯車機構150は、モータユニット120側から入力される回転の速度を減速して出力する機構であり、回転入力部材151と、キャリア152と、インターナルギヤ153とを備えてなる。そして、回転入力部材151と、キャリア152と、インターナルギヤ153が共通の回転軸心C1を中心に回転可能なように組み合わされている。
より具体的に、回転入力部材151は、図4に示すように、シャフト151Cと、シャフト151Cと一体に回転可能な入力ギヤ151Aおよびサンギヤ151Bを備えている。入力ギヤ151Aは、搬送ローラギヤ140の出力ギヤ141と噛み合っており、出力ギヤ141から回転駆動力を受けるようになっている。サンギヤ151Bは、入力ギヤ151Aよりも小さいギヤである。
キャリア152は、複数、ここでは一例として2つの遊星ギヤ152Aを回転可能に支持する部材である。キャリア152の外周には、出力ギヤ152Bが形成されている。また、キャリア152には、中心に軸受部152Cが形成されており、軸受部152Cに、回転入力部材151のシャフト151Cが挿通されることで、回転入力部材151とキャリア152が同軸で相互に回転可能となっているとともに、2つの遊星ギヤ152Aがサンギヤ151Bに噛み合わされている。
インターナルギヤ153は、回転入力部材151の入力ギヤ151Aとキャリア152によって左右方向で挟まれるように配置され、図示省略したリング状の内歯を有する歯車である。また、インターナルギヤ153は、外周に突起部153Aを有し、中心にシャフト151Cおよびサンギヤ151Bを受け入れる貫通孔153Cを有している。
このような遊星歯車機構150は、図2に示すように、組み立てられた状態でホルダ170によって回転可能に支持されている。ホルダ170は、U字断面の部材であり、搬送ローラ軸131に揺動可能に支持されている。ホルダ170により、搬送ローラギヤ140と遊星歯車機構150の軸間が規定されており、出力ギヤ141と入力ギヤ151Aの噛み合いが維持されるとともに、遊星歯車機構150が搬送ローラギヤ140を中心に揺動することが可能となっている。すなわち、遊星歯車機構150は、ホルダ170によって揺動可能に支持されている。
ホルダ170は、左壁171および右壁172を有しており、遊星歯車機構150は、シャフト151Cの両端部が左壁171と右壁172に回転可能に支持されている。また、左壁171からは、右側および後側に向けて規制部材の一例としてのフック175が延出しており、このフック175の先端がインターナルギヤ153の突起部153Aと係合している。具体的には、フック175は、インターナルギヤ153が図4における時計回り方向に回転するのを規制している。
図2に戻り、ホルダ170の右壁172の後端部には、バネ掛け部173が形成され、バネ掛け部173に引張バネ178の下端が係合されている。引張バネ178は、その上端が排出ユニット3の筐体3Aのバネ掛け部179(図5(a)参照)に掛止されており、ホルダ170の後端部を常時上に引っ張り上げている。
フラッパ110は、複数のガイド板111と、複数のガイド板111を繋ぐ連結部材112と、左右両端のガイド板111からそれぞれ左右方向に延出したシャフト113と、右端のガイド板111から右側に延出したバネ掛け部114とを備えてなる。
シャフト113は、本体部2の筐体5に回動可能に支持され(図示省略)、これにより、フラッパ110が筐体5に対して揺動可能となっている。バネ掛け部114には、付勢部材の一例としての引張バネ118の下端が係合されている。引張バネ118は、上端が本体部2の筐体5のバネ掛け部115に掛止されており(図5(a)参照)、常時フラッパ110を後方へ、すなわち、用紙Sを本体排紙トレイ16に案内する第1位置へ向けて付勢している。
回転部材160は、フラッパ110の右側のシャフト113と同軸に接続されており、フラッパ110と同軸で一体回転可能となっている。図3に示すように、回転部材160は、内部に逆入力遮断クラッチ165を有している。すなわち、逆入力遮断クラッチ165は、本体部2に設けられている。
逆入力遮断クラッチ165は、モータユニット120からの駆動力が入力される入力部の一例としての入力ギヤ161と、入力ギヤ161からの駆動力が伝達して出力される出力部162を有している。逆入力遮断クラッチ165は、公知の逆入力遮断クラッチの構成を有し、フラッパ110を第1位置から第2位置へ移動させるモータユニット120からの駆動力はフラッパ110側へ伝達するが、フラッパ110が第2位置から第1位置へ移動するときの引張バネ118からの駆動力はモータユニット120側へ伝達しないようになっている。回転部材160の入力ギヤ161は、遊星歯車機構150の出力ギヤ152Bと噛み合い可能に配置され、排出ユニット3を本体部2に取り付けたときには、出力ギヤ152Bと常時噛み合っている。
以上のように構成されたレーザプリンタ1の排出ユニット3に関する動作について説明する。
図5(a)に示すように、排出ユニット3を本体部2に取り付ける前において、ホルダ170は、後端部が上方に引っ張り上げられていることによって、搬送ローラギヤ140を中心に下方へ揺動した位置にあり、これによりホルダ170の前端部に支持された遊星歯車機構150は、排出ユニット3の筐体3Aから大きく下に突出している。
この状態から排出ユニット3を降ろして本体部2に取り付けると、図5(b)に示すように、遊星歯車機構150が回転部材160の入力ギヤ161に噛み合い、回転部材160によって遊星歯車機構150が相対的に上に押し上げられる。このとき、引張バネ178が引き伸ばされながらホルダ170が上に揺動する。これにより、排出ユニット3を本体部2に取り付けた状態において、遊星歯車機構150は、回転部材160に付勢され、遊星歯車機構150の出力ギヤ152Bと入力ギヤ161の噛み合いが確保され、これらのギヤ間の歯の遊びも抑制される。このようにして、排出ユニット3を本体部2に取り付けることにより、モータユニット120の駆動力がフラッパ110へ伝達されるようになる。
排出ユニット3を使用していないとき、フラッパ110は、図6(a)に示した第1位置にあり、定着装置40から排出された用紙Sを、第1搬送経路51へ案内することが可能となっている。なお、第1位置において図示しないストッパによりフラッパ110が上方へ揺動するのが規制されている。
排出ユニット3を使用するとき、図示しない制御装置によりモータユニット120が駆動され、図2に示すように、出力ギヤ122が反時計回りに回転する。これにより、出力ギヤ122と噛み合った搬送ローラ駆動ギヤ132が時計回りに回転し、搬送ローラ63が駆動される。また、搬送ローラ軸131を介して搬送ローラギヤ140が時計回りに回転し、遊星歯車機構150の入力ギヤ151A(サンギヤ151B)が反時計回りに回転する。そして、インターナルギヤ153の時計回り方向の回転はフック175により規制されているので、サンギヤ151Bの回転は、減速されて出力ギヤ152Bの反時計回りの回転として伝達される。さらに、出力ギヤ152Bが反時計回りに回転すると、回転部材160の入力ギヤ161が時計回りに回転する。ここで、入力ギヤ161を回転させると、逆入力遮断クラッチ165を介して出力部162に駆動力が伝わって出力部162が回転するのでフラッパ110が時計回りに揺動する。すなわち、図6(b)に示すように、フラッパ110が第1位置から第2位置へ移動する。
フラッパ110が第2位置へ移動すると、図示しないストッパにより、フラッパ110がそれ以上回らなくなる。このとき、モータユニット120は回転を続けて、搬送ローラ63を回転させるが、フラッパ110の動きがストッパにより規制されるとともに、搬送ローラギヤ140にトルクリミッタ142が付いていることで、搬送ローラギヤ140の出力ギヤ141は回転しない。すなわち、機構の連結系列における搬送ローラ63とフラッパ110の間にトルクリミッタ142が設けられていることで、モータユニット120の動作を続けたときに、搬送ローラ63の動作は維持できるとともに、フラッパ110の動きを停止させることができる。
排出ユニット3の使用を止めるとき、制御装置は、モータユニット120の駆動を停止する。すると、図6(b)の状態において引き伸ばされていた引張バネ118がフラッパ110を後方へ引っ張り、第2位置から図6(a)の第1位置に移動させる。このとき、出力部162は反時計回りに回転するが、回転部材160に逆入力遮断クラッチ165が設けられていることで、出力部162に入力された回転力は入力ギヤ161には伝わらず、入力ギヤ161は停止したままとなる。すなわち、逆入力遮断クラッチ165において出力部162と入力ギヤ161が互いにすべることで、単にモータユニット120を停止させることで引張バネ118の付勢力によりフラッパ110を第1位置に戻すことができる。
以上のように、本実施形態のレーザプリンタ1によれば、伝達機構TMが逆入力遮断クラッチ165を有するので、モータユニット120を作動させたときには、フラッパ110を第1位置から第2位置へ移動させることができる。そして、モータユニット120を停止させれば、引張バネ118の付勢力がフラッパ110を第2位置から第1位置へ向けて付勢し、このとき、逆入力遮断クラッチ165はモータユニット120側へ付勢力を伝達しないので、引張バネ118の付勢力は逆入力遮断クラッチ165から抵抗を受けない。このため、フラッパ110は第2位置から第1位置へ移動することができる。このようにして、排出ユニット3に設けたモータユニット120を逆転させなくても、フラッパ110を第1位置と第2位置の間で可逆的に移動させることができる。
そして、伝達機構TMは、トルクリミッタ142を有するので、モータユニット120を駆動し続けても、トルクリミッタ142によって、フラッパ110が動きすぎるのを簡単に防止することができる。
そして、伝達機構TMは遊星歯車機構150を有するので、大きな直径の歯車を用いなくても、大きく減速することができ、装置を小型化することができる。また、遊星歯車機構150が入力された回転を減速して出力することでフラッパ110の動きをゆっくりにしてフラッパ110の位置を切り替えるときの騒音を抑制することができる。
また、レーザプリンタ1は、トルクリミッタ142を有する搬送ローラギヤ140と遊星歯車機構150が直接噛み合うことで、伝達機構TMを小型化することができ、さらに、遊星歯車機構150が搬送ローラギヤ140を中心に揺動することで、遊星歯車機構150の出力ギヤ152Bと、この出力ギヤ152Bと噛み合う入力ギヤ161との軸間距離を詰めてギヤ歯の遊びをなくすことができる。
そして、ホルダ170にインターナルギヤ153の回転を規制するフック175が設けられているので、フック175と突起部153Aとの位置関係が正確となり、これらが外れるのを抑制することができる。
また、遊星歯車機構150は、フラッパ110と同軸に回転する回転部材160と噛み合い可能に構成されているので、伝達機構TMを小型化することができる。さらに、フラッパ110が、逆入力遮断クラッチ165の出力部162と同軸で一体回転可能に接続されていることによっても、伝達機構TMを小型化することができる。
以上に本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、適宜、変形して実施することができる。
例えば、前記実施形態において遊星歯車機構のサンギヤに駆動力が入力され、インターナルギヤの回転が規制部材により規制されてキャリアから駆動力が出力されていたが、遊星歯車機構の使用方法はこれに限られない。駆動源からの駆動力はサンギヤまたはインターナルギヤに入力されていればよく、規制部材は、サンギヤ、キャリアおよびインターナルギヤのうち、駆動力が入力されている要素以外の1つの要素の回転を規制していればよい。
前記実施形態においては、画像形成装置の一例としてモノクロのレーザプリンタを示したが、画像形成装置は、カラーのプリンタであってもよいし、画像形成の方式も電子写真方式に限らず、インクジェット式や感熱式であってもよい。また、画像形成装置は、コピー機や、複合機であっても構わない。
前記実施形態においては、遊星歯車機構を減速ギヤとして用いていたが、他の減速機を用いることもできる。
前記実施形態においては、記録シートの一例として用紙を例示したが、プラスチックシートや布などであってもよい。
1 レーザプリンタ
2 本体部
3 排出ユニット
3A 筐体
5 筐体
7 画像形成部
16 本体排紙トレイ
30 プロセスカートリッジ
40 定着装置
51 第1搬送経路
52,68 第2搬送経路
61 オプショントレイ
63 搬送ローラ
100 切替機構
110 フラッパ
118 引張バネ
120 モータユニット
140 搬送ローラギヤ
141 出力ギヤ
142 トルクリミッタ
150 遊星歯車機構
151 回転入力部材
151A 入力ギヤ
151B サンギヤ
151C シャフト
152 キャリア
152A 遊星ギヤ
152B 出力ギヤ
153 インターナルギヤ
153A 突起部
160 回転部材
161 入力ギヤ
162 出力部
165 逆入力遮断クラッチ
170 ホルダ
175 フック
S 用紙
TM 伝達機構

Claims (10)

  1. 画像形成部および第1排出トレイを有する本体部と、
    前記本体部に取り付け可能であり、第2排出トレイを有する排出ユニットと、
    前記画像形成部から出た記録シートを前記第1排出トレイへ案内する第1搬送経路と、
    前記画像形成部から出た記録シートを前記第2排出トレイへ案内する第2搬送経路と、
    記録シートを前記第1搬送経路に案内する第1位置と、記録シートを前記第2搬送経路に案内する第2位置とに切替可能に構成されたフラッパと、
    前記フラッパを前記第1位置に向けて付勢する付勢部材と、
    前記第2搬送経路に設けられる搬送ローラと、
    前記排出ユニットに設けられ前記搬送ローラを駆動する駆動源と、
    前記駆動源の駆動力を前記フラッパに伝達する伝達機構とを備え、
    前記伝達機構は、前記フラッパを前記第1位置から前記第2位置へ移動させる前記駆動源からの駆動力は前記フラッパ側へ伝達するが、前記フラッパが前記第2位置から前記第1位置へ移動するときの前記付勢部材からの駆動力は前記駆動源側へ伝達しない逆入力遮断クラッチを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記伝達機構は、所定値以下のトルクのみを伝達するトルクリミッタを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記伝達機構は、前記駆動源側から入力される回転の速度を減速して出力する遊星歯車機構を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記逆入力遮断クラッチは前記本体部に設けられ、前記遊星歯車機構および前記トルクリミッタは前記排出ユニットに設けられ、
    前記排出ユニットを前記本体部に取り付けることにより前記駆動源の駆動力が前記フラッパへ伝達されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送ローラと一体に回転可能に設けられた搬送ローラギヤを備え、
    前記トルクリミッタは、前記搬送ローラギヤに設けられ、
    前記遊星歯車機構は、前記搬送ローラギヤに噛み合っており、前記搬送ローラギヤを中心に揺動可能に設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記遊星歯車機構は、サンギヤ、キャリアおよびインターナルギヤを含み、前記駆動源からの駆動力は前記サンギヤまたは前記インターナルギヤに入力され、
    前記サンギヤ、前記キャリアおよび前記インターナルギヤのうち、前記駆動力が入力されている要素以外の1つの要素の回転を規制する規制部材を備えることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記遊星歯車機構を揺動可能に支持するホルダを備え、
    前記ホルダに前記規制部材が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記規制部材は、前記キャリアの回転を規制していることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記遊星歯車機構は、前記フラッパと同軸に回転する回転部材と噛み合い可能に構成されていることを特徴とする請求項3から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記逆入力遮断クラッチは、前記駆動源からの駆動力が入力される入力部と、当該入力部からの駆動力が伝達して出力される出力部とを有し、
    前記フラッパは、前記出力部と同軸で一体回転可能に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017052655A (ja) * 2013-10-18 2017-03-16 キヤノン株式会社 シート搬送装置及び画像形成装置
JP2019163131A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 株式会社Pfu 画像読取装置
US11554927B2 (en) 2018-09-28 2023-01-17 Canon Kabushiki Kaisha Sheet conveyance apparatus and image forming apparatus

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