JP2014029426A - テレビジョン受像機および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】一例として、フレキシブルディスプレイの柔軟性による不都合がより生じ難いテレビジョン受像機および電子機器を得る。
【解決手段】実施形態にかかるテレビジョン受像機は、ディスプレイと、筐体と、引張部と、を備えた。ディスプレイは、画像を見ることができる前面と当該前面の反対側の後面とを有し、屈曲可能に構成された。筐体は、ディスプレイを支持し、後面を覆う壁部を有した。引張部は、筐体とディスプレイとの間に設けられ、ディスプレイを前面に沿った複数の方向に引っ張って当該ディスプレイに張力を与える。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、テレビジョン受像機および電子機器に関する。
従来、フレキシブルディスプレイを有した電子機器が知られている。
特開2007−128078号公報
この種の電子機器では、一例としては、フレキシブルディスプレイが弛んだりフレキシブルディスプレイに皺が生じたりしないのが望ましい。
そこで、本発明の実施形態は、一例として、フレキシブルディスプレイの柔軟性による不都合がより生じ難いテレビジョン受像機および電子機器を得ることを目的の一つとする。
本発明の実施形態にかかるテレビジョン受像機は、ディスプレイと、筐体と、引張部と、を備えた。ディスプレイは、画像を見ることができる前面と当該前面の反対側の後面とを有し、屈曲可能に構成された。筐体は、ディスプレイを支持し、後面を覆う壁部を有した。引張部は、筐体とディスプレイとの間に設けられ、ディスプレイを前面に沿った複数の方向に引っ張って当該ディスプレイに張力を与える。
図1は、第1実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例が示された正面図である。 図2は、第1実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例が示された側面図である。 図3は、第1実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例の筐体の内部構造を背面側から見た図である。 図4は、第2実施形態にかかる電子機器の一例が示された斜視図である。 図5は、第2実施形態にかかる電子機器の一例の第二の筐体の内部構造を正面側から見た図である。 図6は、第3実施形態にかかる電子機器の一例の第二の筐体の内部構造を正面側から見た図である。 図7は、第4実施形態にかかる電子機器の一例の第二の筐体の内部構造を正面側から見た図である。 図8は、第4実施形態にかかる電子機器の一例の引張部の一部が示された平面図である。 図9は、図8のIX−IX断面図である。 図10は、実施形態の第1変形例にかかる電子機器の一例の第二の筐体の内部構造の一部を正面側から見た図である。 図11は、実施形態の第2変形例にかかる電子機器の一例の第二の筐体の内部構造の一部を正面側から見た図である。 図12は、実施形態の第2変形例にかかる電子機器の一例のばね部材が示された側面図である。 図13は、実施形態の第3変形例にかかる電子機器の一例の第二の筐体の内部構造の一部を正面側から見た図である。 図14は、実施形態の第3変形例にかかる電子機器の一例のばね部材が示された側面図である。 図15は、実施形態の第3変形例にかかる電子機器の一例のばね部材が示された平面図である。 図16は、実施形態の第4変形例にかかる電子機器の一例の第二の筐体の内部構造の一部を正面側から見た図である。 図17は、実施形態の第4変形例にかかる電子機器の一例の引張部材と第二の筐体との組み立てが示された説明図である。 図18は、実施形態の第4変形例にかかる電子機器の一例の引張部材が示された斜視図である。 図19は、実施形態の第5変形例にかかる電子機器の一例の引張部材が示された斜視図である。 図20は、実施形態の第5変形例にかかる電子機器の一例の引張部材および第二の筐体の断面図である。 図21は、実施形態の第6変形例にかかる電子機器の一例の引張部材が示された斜視図である。 図22は、実施形態の第7変形例にかかる電子機器の一例の第二の筐体の内部構造の一部を正面側から見た図である。 図23は、図22のXXIII−XXIII断面が示された模式図である。 図24は、実施形態の第7変形例にかかる電子機器の一例の弾性体が示された平面図である。 図25は、実施形態の第8変形例にかかる電子機器の一例の第二の筐体の内部構造の一部の斜視図である。 図26は、実施形態の第9変形例にかかる電子機器の一例の第二の筐体の内部構造の一部を背面側から見た図である。 図27は、図26のXXVII−XXVII断面が示された模式図である。
以下の例示的な実施形態や変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が省略される。
また、以下の実施形態や変形例では、電子機器がテレビジョン受像機またはパーソナルコンピュータとして構成された場合が例示されるが、本実施形態にかかる電子機器は、これには限定されない。本実施形態にかかる電子機器は、携帯電話機や、スマートフォン、PDA(personal digital assistant)、事務機器、電子辞書装置、ゲーム装置、映像表示装置、映像再生装置等として構成することができる。
<第1実施形態>
本実施形態では、一例として、図1,2に示されるように、電子機器の一例であるテレビジョン受像機1Aは、支持部2A(支部、台、スタンド)と、筐体3Aとを備える。具体的に、支持部2Aは、机や、棚、台等の載置部(載置面、図示されず)上に載置され、筐体3Aを起立された状態に支持する。支持部2Aは、筐体3Aを固定的に支持してもよいし、移動可能(回動可能、スライド可能)に支持してもよい。筐体3Aの支持部2Aに対する移動形態(回動形態)としては、例えばチルトや、スイベル、ピボット等がある。
また、本実施形態では、一例として、図1に示されるように、筐体3Aは、その厚さ方向の視線(正面視および背面視)では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)の外観を呈している。また、図2に示されるように、筐体3Aは、厚さ方向(前後方向)に薄い偏平な直方体状に構成されている。筐体3Aは、面3a(正面、前面、面部)とその反対側の面3b(背面、後面、面部)と、を有する。面3aおよび面3bは、いずれも厚さ方向と交叉する方向(本実施形態では、一例として直交する方向)に沿って延びている(拡がっている)。面3aと面3bとは略平行である。また、図1に示されるように、筐体3Aは、正面視(または背面視)では、四つの端部3c〜3f(辺部、縁部)と、四つの角部3g〜3j(尖部、曲部、端部)と、を有する。また、端部3c,3eは、長辺部の一例である。端部3d,3fは、短辺部の一例である。筐体3Aは、一例としては、部品(図示されず)を収容する収容部として機能するとともに、重量物(回路基板や部品等)を支える支部としても機能することができる。
また、筐体3Aは、面3aを有する壁部3k(部分、プレート、フレーム、前壁部、表壁部、天壁部)と、面3bを有する壁部3m(部分、プレート、後壁部、裏壁部、底壁部)と、を有する。壁部3k,3mは、厚さ方向の視線(平面視)では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)の外観を呈する。また、壁部3kは枠状であり、壁部3mは板状である。また、筐体3Aは、壁部3kと壁部3mとの間に亘った面3p(側面、周面)を有する四つの壁部3n(部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)を有する。壁部3kには、四角形状の開口部3rが設けられている。
また、筐体3Aの内部には、空間(図示されず)が設けられている。当該空間は、壁部3k,3m,3nによって囲まれ、壁部3kと壁部3mとの間に位置され、端部3cと端部3eとの間に亘り、端部3dと端部3fとの間に亘っている。この空間の内部には、例えば、バッテリや、基板(回路基板、制御基板、サブ基板)、各種モジュール、ODD(optical disk drive)、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、アンテナ、カメラモジュール、スピーカユニット、コネクタユニット、操作部ユニット(スイッチ)、センサユニット等の各種部品が、収容されることができる。
また、空間内に設けられる基板には、例えば、CPU(central processing unit)や、グラフィックコントローラ、電源回路部品、PCH(platform controller hub)、メモリスロットコネクタ、LCDコネクタ、I/O(input/output)コネクタ、電源コイル、素子、コネクタ等の複数の部品(図示されず)を実装することができる。また、制御回路は、例えば、映像信号処理回路や、チューナ部、HDMI(high-definition multimedia interface)信号処理部、AV(audio video)入力端子、リモコン信号受信部、制御部、セレクタ、オンスクリーンディスプレイインタフェース、記憶部(例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)等)、音声信号処理回路等を、含むことができる。制御回路は、ディスプレイ4の表示画面(面4a)での映像(動画や静止画等)の出力や、スピーカ(図示されず)での音声の出力、LED(light emitting diode、図示されず)での発光等を制御する。ディスプレイ4や、スピーカ、LED等は、出力部の一例である。
さらに、筐体3Aは、複数の部品(分割体、部材)が組み合わせられて構成されることができる。筐体3Aは、一例としては、少なくとも壁部3kを含む部材31(前側部材、マスク、マスク部、カバー、フロントカバー、カバー部、ベゼル、フレーム、部分、領域)と、少なくとも壁部3mを含む部材32(後側部材、ベース、ベース部、ボトム、ボトム部、カバー、リヤカバー、カバー部、部分、領域)とを有する。また、壁部3nは、本実施形態では、一例として、部材32の一部として構成されている。なお、筐体3Aは、部材31および部材32とは別の部材(中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、覆部材、インナプレート、ミドルプレート、ミドルフレーム、シールド、部分、領域、図示されず)を備えることができる。別の部材の一部が、壁部3k,3m,3nの一部を構成することができる。部材31や、部材32、別の部材等は、それぞれ、金属材料や合成樹脂材料等で構成されることができる。また、部材31および部材32は、同じ材料で構成されることができるし、それぞれ部分的に異なる材料を含むことができる。なお、部材31や部材32の筐体3A内側には、リブ等の壁部(突出部、突出壁部、図示されず)が設けられることができる。これら壁部により、筐体3Aの剛性が高まりやすい。
ディスプレイ4(表示部、表示装置、部品)は、本実施形態では、一例として、可撓性で、柔軟で、屈曲可能で、薄く、かつシート状(膜状)である。ディスプレイ4は、例えば、LCD(liquid crystal display)やOELD(organic electroluminescent display)等である。ディスプレイ4は、厚さ方向の視線(平面視)で四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)に構成されている。ディスプレイ4は、画像を見ることができる面4a(前面、正面、上面、表面、表示面、表示画面)とその反対側の面4b(後面、背面、下面、裏面)とを有する。また、ディスプレイ4は、平面視では、四つの端部4c〜4f(辺部、縁部)と、四つの角部4g〜4j(尖部、曲部、端部)と、を有する。端部4c,4eは、長辺部の一例である。また、端部4d,4fは、短辺部の一例である。なお、ディスプレイ4の周縁部(端部4c〜4f)には、帯状の非表示領域4pが設けられている。
また、本実施形態では、一例として、ディスプレイ4には、タッチセンサ(図示されず)が設けられている。タッチセンサは、無色透明であり、ディスプレイ4を構成する層内あるいはディスプレイ4の面4aを覆う層に位置されることができる。
ディスプレイ4は、可撓性を有しているため、弛んだり皺が生じたりしやすい。そこで、本実施形態では、一例として、引張部10Aによって筐体3Aに対してディスプレイ4をその面4a(または面4b)に沿った方向に引っ張っている。本実施形態では、一例として、図3に示されるように、引張部10Aは、部材31(例えば、壁部3kや壁部3n等)に固定されている。引張部10Aは、ばね部材11(引張部材)や、接続部12,13を有する。図3の例では、ばね部材11は、一例として、弾性変形可能な棒状あるいは線状の部材として構成されている。ばね部材11は、一例としては、ステンレス鋼線やピアノ線等で構成されることができる。ばね部材11の長手方向の一方側の端部11aは、接続部13を介してディスプレイ4の角部4g,4jに固定(支持)され、ばね部材11の長手方向の他方側の端部11bは、接続部13を介してディスプレイ4の角部4h,4iに接続(結合、固定)されている。そして、ばね部材11の長手方向の中間部分11cは、接続部12を介して部材31(筐体3A)に接続(結合、固定)されている。ばね部材11は、外力を加えない自由状態では、筐体3Aの端部3d,3fに沿って直線状に延びている。ばね部材11の端部11a,11bは、それぞれ壁部3kに沿って(すなわち、面4a,4bに沿って)ディスプレイ4の中心C(中心部)側に向けて弾性的に屈曲された状態で、接続部13に接続されている。よって、ばね部材11の端部11a,11bから、ディスプレイ4の角部4g〜4jには、端部11a,11bが元の延びた状態(自由状態)での位置(端部3d,3fに近い位置)に戻る方向に向けて弾性力(復元力)が作用する。さらに、図3に示されるように、本実施形態では、一例として、端部11a,11bが接続部13に接続された状態では、端部11a,11bでのばね部材11の延びる方向(接線方向)と、中心Cと各接続部13とを結ぶ線が延びる方向とが、互いにほぼ直交するように構成されている。したがって、ディスプレイ4の四つの角部4g〜4jには、中心Cから角部4g〜4jに向かう線Lに沿った放射状の四つの力が作用する。なお、各角部4g〜4jに作用する四つの力の大きさは、ほぼ同じである。よって、本実施形態では、一例として、ディスプレイ4の面4a,4bには引張部10Aからの外力に応じた張力が与えられる。よって、一例としては、ディスプレイ4は弛み難くなり、ディスプレイ4には皺が生じ難くなる。
以上、説明したように、本実施形態では、一例として、テレビジョン受像機1Aは、筐体3Aとディスプレイ4との間に設けられ、ディスプレイ4を面4a(または面4b)に沿った複数の方向に引っ張って当該ディスプレイ4に張力を与える引張部10Aを備えている。よって、本実施形態によれば、一例としては、ディスプレイ4は弛み難くなり、ディスプレイ4(の面4a,4b)には皺が生じ難くなる。例えば、環境の温度差や、筐体3A内での部品の発熱が生じた場合等において、ディスプレイ4と筐体3Aとの間で熱膨張率(線膨張率、体積膨張率)の差があると、ディスプレイ4が弛んだり、ディスプレイ4に皺が生じたりする虞がある。本実施形態にかかるテレビジョン受像機1Aによれば、引張部10Aを含む構成を有しているため、このような場合にあっても、ディスプレイ4の弛みや、皺が抑制されやすい。なお、「引っ張る」とは、ディスプレイ4に張力を与えることを意味し、引張部10Aのディスプレイ4に対する力の与え方を意味するものではない。すなわち、引張部10Aの動き自体は縮みや圧縮等であってもよい。また、引張部10Aは、部材31とは別の部材(部材32や、部材31と部材32との間に設けられた別の部材(図示されず))に設けられることができる。
また、本実施形態では、一例として、引張部10Aは、ディスプレイ4を当該ディスプレイ4の中心C(中心部)から当該中心Cを挟んだ両側に引っ張っている。また、引張部10Aは、ディスプレイ4を、中心Cから放射状に延びた複数の方向に引っ張っている。よって、本実施形態によれば、一例としては、中心Cを挟んだ両側、あるいは中心Cから放射状に延びた複数の方向に引っ張らない場合に比べて、ディスプレイ4はより弛み難くなり、ディスプレイ4にはより皺が生じ難くなる。なお、本実施形態では、引張部10Aがディスプレイ4を中心Cを挟んで一直線上の相反する方向に引っ張る構成が例示されたが、各位置での引張方向が必ず一直線上にある必要はない。
また、本実施形態では、一例として、テレビジョン受像機1Aでは、図3で左側の引張部10Aが、複数(本実施形態では、一例として二つ)の角部4g,4h(端部、作用点)で共用されてそれら角部4g,4hに力を加えるとともに、図3で右側の引張部10Aが、複数(本実施形態では、一例として二つ)の角部4i,4jで共用されてそれら角部4i,4jに力を加える。よって、本実施形態によれば、一例としては、角部4g〜4jのそれぞれに対応した引張部10Aを備えた場合に比べて、部品点数が減りやすい。よって、一例としては、製造の手間やコストが減りやすい。
<第2実施形態>
本実施形態では、一例として、図4に示されるように、電子機器1Bは、例えば、所謂ノートブック型(クラムシェル型)のパーソナルコンピュータである。電子機器1Bは、筐体2B(第二の筐体、第二の部分)と筐体3B(第一の筐体、第一の部分)とを備える。筐体3Bには、基板17が収容されている。筐体2Bには、可撓性のディスプレイ4の少なくとも一部が収容されている。筐体3Bには、キーボード6(入力操作部、入力受付部、入力部)や、タッチパッド7(入力操作部、入力受付部、入力部)、クリックボタン8(入力操作部、入力受付部、入力部)等が設けられる。
筐体2Bと筐体3Bとは、ヒンジ部9(接続部、連結部、回動支持部、ヒンジ機構、接続機構、連結機構、回動支持機構)によって回動可能に接続されている。筐体2Bおよび筐体3Bは、ヒンジ部9により、少なくとも図4に示される展開状態と、図示されない折り畳み状態との間で回動可能に接続されている。本実施形態では、一例として、ヒンジ部9は、筐体2Bと筐体3Bとを、回動軸Ax回りに回動可能に、接続している。ディスプレイ4の面4aは、筐体2Bの面2a(正面、前面、面部)に設けられた開口部2rから露出している。また、キーボード6や、タッチパッド7、クリックボタン8等は、筐体3Bの面3a(正面、上面、面部)に露出している。折り畳み状態では、筐体2Bの面2aと筐体3Bの面3aとが重なり、面4aや、キーボード6、タッチパッド7、クリックボタン8等が、筐体2Bおよび筐体3Bに隠される。展開状態では、筐体2Bの面2aおよび筐体3Bの面3aが露出され、面4aや、キーボード6、タッチパッド7、クリックボタン8等が使用可能(視認可能あるいは操作可能)になる。なお、図4では、キーボード6のキーは一部のみ示されている。
筐体2Bは、本実施形態では、一例として、図4からわかるように、その厚さ方向の視線(正面視および背面視)では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)の外観を呈している。また、筐体2Bは、本実施形態では、一例として、前後方向(筐体2Bの厚さ方向)に薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体2Bは、面2aとこの反対側の面2b(背面、後面、面部)と、を有する。面2aおよび面2bは、いずれも厚さ方向と交叉する方向(本実施形態では、一例として直交する方向)に沿って延びている(拡がっている)。また、筐体2Bは、正面視では、四つの端部2c〜2f(辺部、縁部)と、四つの角部2g〜2j(尖部、曲部、端部)と、を有する。端部2c,2eは、長辺部の一例である。また、端部2d,2fは、短辺部の一例である。
また、筐体2Bは、面2aを有する壁部2k(部分、プレート、フレーム、前壁部、表壁部、天壁部)と、面2bを有する壁部2m(部分、プレート、後壁部、裏壁部、底壁部)と、を有する。壁部2k,2mは、その厚さ方向の視線(正面視および背面視)では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)の外観を呈している。また、壁部2kは枠状であり、壁部2mは板状である。また、筐体2Bは、壁部2kと壁部2mとの間に亘った面2p(側面、周面)を有する四つの壁部2n(部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)を有する。壁部2kには、四角形状の開口部2rが設けられている。
さらに、筐体2Bは、複数の部品(分割体、部材)が組み合わせられて構成されることができる。筐体2Bは、一例としては、少なくとも壁部2kを含む部材21(前側部材、マスク、マスク部、カバー、フロントカバー、カバー部、ベゼル、フレーム、部分、領域)と、少なくとも壁部2mを含む部材22(後側部材、ベース、ベース部、ボトム、ボトム部、カバー、リヤカバー、カバー部、部分、領域)とを有する。また、壁部2nは、本実施形態では、一例として、部材22の一部として構成されている。部材21や、部材22等は、それぞれ、金属材料や合成樹脂材料等で構成されることができる。また、部材21および部材22は、同じ材料で構成されることができるし、それぞれ部分的に異なる材料を含むことができる。なお、部材21や部材22の筐体2B内側には、リブ等の壁部(突出部、突出壁部、図示されず)が設けられることができる。これら壁部により、筐体2Bの剛性が高まりやすい。
一方、筐体3Bは、本実施形態では、一例として、図4からわかるように、その厚さ方向の視線(正面視および背面視)では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)の外観を呈している。また、筐体3Bは、本実施形態では、一例として、上下方向(筐体3Bの厚さ方向、Z方向)に薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体3Bは、面3a(上面、正面、面部)とその反対側の面3b(下面、背面、面部)と、を有する。面3aおよび面3bは、いずれも厚さ方向と交叉する方向(本実施形態では、一例として直交する方向)に沿って延びている(拡がっている)。また、筐体3Bは、平面視では、四つの端部3c〜3f(辺部、縁部)と、四つの角部3g〜3j(尖部、曲部、端部)と、を有する。また、端部3c,3eは、長辺部の一例である。また、端部3d,3fは、短辺部の一例である。筐体3Bは、一例としては、基板17等の部品を収容する収容部として機能するとともに、重量物(部品等)を支える支部としても機能することができる。
また、筐体3Bは、面3aを有する壁部3k(部分、プレート、フレーム、上壁部、表壁部、天壁部)と、面3bを有する壁部3m(部分、プレート、下壁部、裏壁部、底壁部)と、を有する。壁部3k,3mは、その厚さ方向の視線(正面視および背面視)では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)の外観を呈している。また、壁部3kは枠状であり、壁部3mは板状である。また、筐体3Bは、壁部3kと壁部3mとの間に亘った面3p(側面、周面)を有する四つの壁部3n(部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)を有する。壁部3kには、四角形状の開口部3rが設けられている。
さらに、筐体3Bは、複数の部品(分割体、部材)が組み合わせられて構成されることができる。筐体3Bは、一例としては、少なくとも壁部3kを含む部材31(上側部材、マスク、マスク部、カバー、アッパーカバー、カバー部、ベゼル、フレーム、部分、領域)と、少なくとも壁部3mを含む部材32(下側部材、ベース、ベース部、ボトム、ボトム部、カバー、ロワカバー、カバー部、部分、領域)とを有する。また、壁部3nは、本実施形態では、一例として、部材32の一部として構成されている。なお、筐体3Bは、部材31および部材32とは別の部材(中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、覆部材、インナプレート、ミドルプレート、ミドルフレーム、シールド、部分、領域、図示されず)を備えることができる。別の部材の一部が、壁部3k,3m,3nの一部を構成することができる。部材31や、部材32、別の部材等は、それぞれ、金属材料や合成樹脂材料等で構成されることができる。また、部材31および部材32は、同じ材料で構成されることができるし、それぞれ部分的に異なる材料を含むことができる。なお、部材31や部材32の筐体3B内側には、リブ等の壁部(突出部、突出壁部、図示されず)が設けられることができる。これら壁部により、筐体3Bの剛性が高まりやすい。
また、本実施形態では、一例として、筐体3B内の基板17には、例えば、CPU(central processing unit)や、グラフィックコントローラ、電源回路部品、PCH(platform controller hub)、メモリスロットコネクタ、LCDコネクタ、I/O(input/output)コネクタ、電源コイル、素子、コネクタ等の複数の部品(図示されず)を実装することができる。また、制御回路は、例えば、映像信号処理回路や、チューナ部、HDMI(high-definition multimedia interface)信号処理部、AV(audio video)入力端子、リモコン信号受信部、制御部、セレクタ、オンスクリーンディスプレイインタフェース、記憶部(例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)等)、音声信号処理回路等を、含むことができる。制御回路は、ディスプレイ4の面4aでの映像(動画や静止画等)の出力や、スピーカ(図示されず)での音声の出力、LED(light emitting diode、図示されず)での発光等を制御する。ディスプレイ4や、スピーカ、LED等は、出力部の一例である。
そして、本実施形態でも、一例として、図5に示されるように、筐体2B内には、上記第1実施形態と同様の構成で、ディスプレイ4が収容されている。すなわち、筐体2B内には、上記第1実施形態と同様の引張部10Bが設けられ、この引張部10Bにより、ディスプレイ4の四つの角部4g〜4jが、放射状に引っ張られている。よって、本実施形態にかかる電子機器1Bによっても、上記第1実施形態にかかるテレビジョン受像機1Aと同様の構成に基づく同様の結果が得られる。
ただし、本実施形態では、一例として、引張部10Bは、筐体2Bの壁部2m、すなわち、ディスプレイ4の面4aとは反対側の壁部2mに、設けられている。開口部2rの周縁部の幅が狭く設定された場合、壁部2kには引張部10Bが設けられ難くなる場合がある。この点、本実施形態では、一例として、面4aとは反対側に位置され面4bを覆う壁部2mに引張部10Bが設けられているため、より不都合が少ない。
<第3実施形態>
本実施形態にかかる電子機器1Cは、上記他の実施形態にかかるテレビジョン受像機1Aや電子機器1Bと同様の構成を備えている。よって、本実施形態にかかる電子機器1Cによっても、テレビジョン受像機1Aや電子機器1Bと同様の構成に基づく同様の結果が得られる。
ただし、本実施形態では、筐体2Cによるディスプレイ4の支持位置や、引張部10Cからディスプレイ4に加えられる力の作用点の数、方向等が、上記他の実施形態とは相違している。すなわち、本実施形態では、一例として、図6に示されるように、ディスプレイ4の四つの角部4g〜4jのうち一つ(本実施形態では、一例として角部4j(第一の角部、端部))が筐体2Cに支持され(支持部5)、引張部10Cは、他の三つの角部4g〜4i(第二の角部、端部)を、角部4jとは反対側(角部4jから離れる方向)に引っ張る。このような構成によっても、ディスプレイ4はより弛み難くなり、ディスプレイ4にはより皺が生じ難くなる。本実施形態によれば、上記他の実施形態に比べて、接続部13Cの数や引張部10Cの数等が減りやすい。よって、一例としては、製造の手間やコストが減りやすい。なお、本実施形態では、角部4jが筐体2Cに支持され、他の三つの角部4g〜4iが引張部10Cによって引っ張られる構成が例示されたが、これには限定されず、端部4c〜4fの角部4g〜4j以外の部位が筐体2Cに支持され、当該部位とは別の端部4c〜4fの部位が引張部10Cによって引っ張られる構成であってもよい。また、ディスプレイ4の複数の位置が筐体2Cに支持され(接続され)、引張部10Cが各支持位置に対応した例えば反対側の位置で、当該各支持位置から離れる方向にディスプレイ4を引っ張る構成であってもよい。
また、本実施形態では、一例として、接続部13Cの構造が、上記他の実施形態とは相違している。すなわち、本実施形態では、一例として、図6に示されるように、図6の右上側および右下側の接続部13C(接続部材、作用部材、部材、部品)については、ディスプレイ4との接続位置P1と、ばね部材11との接続位置P2とが離間している。よって、これら接続位置P1,P2の配置や、当該接続位置P1,P2間で亘る亘部13a(延部、アーム部)の長さや方向等のスペックの設定によって、引張力の大きさや方向等をより調整しやすくなる。
また、本実施形態では、一例として、接続部13Cは、引張部10Cによる力が作用する方向と交叉する(本実施形態では、一例として直交する)面部13b(線部、平坦部)を有している。よって、本実施形態によれば、一例としては、引張部10Cによる力によってディスプレイ4あるいは接続部13Cに作用する面圧がより低くなりやすい。よって、一例としては、ディスプレイ4や接続部13Cの耐久性がより向上しやすい。あるいは、一例としては、引張力をより大きく設定しやすい。なお、本実施形態では、引張部10Cが角部4g〜4i(端部、作用点)毎に設けられた構成が例示されているが、これには限定されず、上記他の実施形態のように、引張部10Cは、複数の角部4g〜4jで共用されてもよい。
また、本実施形態では、一例として、図6に示されるように、ディスプレイ4が筐体2Cに支持される角部4j(端部)は、ディスプレイ4の使用状態(起立状態)で上側に位置している。ディスプレイ4の起立状態では、ディスプレイ4には重力が作用する。よって、一例としては、筐体2Cがディスプレイ4の上側を支持した構造では、ディスプレイ4の重量が張力として作用することができる。よって、一例としては、引張部10Cによる引張力が重力によって減殺されるのが抑制されやすく、ディスプレイ4の張力がより高まりやすい。
<第4実施形態>
本実施形態にかかる電子機器1Dは、上記他の実施形態にかかるテレビジョン受像機1Aや電子機器1B,1Cと同様の構成を備えている。よって、本実施形態にかかる電子機器1Dによっても、テレビジョン受像機1Aや電子機器1B,1Cと同様の構成に基づく同様の結果が得られる。
ただし、本実施形態では、図7の右上側および左下側の引張部10Dの構造が、上記他の実施形態とは相違している。すなわち、本実施形態では、一例として、筐体2Dには、接続部13Dの移動をガイドするガイド部14が設けられている。ガイド部14は、筐体2Dの壁部2mから筐体2D内側(壁部2k側、厚さ方向に沿って)に突出した互いに平行な二つの壁部14a(突出部、リブ)を有している。接続部13D(接続部材、作用部材、部材、スライダ、可動部)は、二つの壁部14a間に挿入され、二つの壁部14aが延びた方向に沿って移動可能に構成される。すなわち、ガイド部14は、接続部13Dが所定方向以外に移動するのを抑制している。よって、本実施形態によれば、一例としては、ガイド部14により、接続部13Dが不都合な方向に移動するのが抑制され、ディスプレイ4に作用する力の方向が定まる。よって、一例としては、ディスプレイ4が引張部10Dから不都合な方向に引っ張られて、ディスプレイ4が弛んだりディスプレイ4に皺が生じたりするのが抑制されやすい。
さらに、本実施形態では、一例として、図8,9に示されるように、ばね部材11と接続部13Dとの間に、ディスプレイ4(筐体2D)の厚さ方向に沿った軸回りに回動可能(揺動可能)なリンク部材15が設けられている。リンク部材15は、ばね部材11および接続部13Dのそれぞれに回動可能に接続されている。よって、本実施形態によれば、一例としては、接続部13Dの位置によってばね部材11からディスプレイ4に作用する力の大きさが変化するのが抑制されやすい。
<第1変形例>
以下に示される各変形例の構成は、上記各実施形態の対応する構成と置き換えることができる。本変形例では、一例として、図10に示されるように、ばね部材11を有した引張部10Eの接続部12Eが、筐体2B(図4参照)を補強する補強部材16に支持(接続、固定)されている。補強部材16(骨格部材、金属部材、部材、フレーム、板金)は、筐体2B内で当該筐体2Bの端部2d,2fに位置され、回動軸Ax(図4参照)と交叉する方向(本実施形態では、一例として直交する方向)に沿って(端部2d,2fに沿って)帯状(棒状、板状)に延びている。補強部材16の長手方向の一方側の端部16aには、ヒンジ部9(図4参照)の構成部材(図示されず)が接続(結合、固定)される。本変形例によれば、一例としては、引張部10Eが、筐体2Bに比較的容易に設けられやすく、より強固に固定されやすい。
<第2変形例>
本変形例では、一例として、図11,12に示されるように、引張部10Fは、トーションスプリング(ねじりばね)としてのばね部材11Fを有している。ばね部材11Fは、シャフト11dの回りに巻かれている。シャフト11dは、筐体2Bの厚さ方向に沿って延びている。ばね部材11Fの一方側の端部11aは接続部13に接続され、他方側の端部11bは筐体2Bの突出部2tに支持されている(係合されている、引っ掛けられている)。突出部2tは、接続部12Fの一例である。ばね部材11Fは、図11の視線(筐体2Bの厚さ方向の視線)で接続部12Fひいてはディスプレイ4の角部4g,4hを、図11の右上側ならびに右下側へ移動する方向に付勢する。本変形例によっても、ばね部材11Fを有した引張部10Fによって、ディスプレイ4に引張力を与えることができる。また、本変形例によれば、引張部10Fをより簡素な構成として実施することができる。
<第3変形例>
本変形例では、一例として、図13〜15に示されるように、引張部10Gは、トーションスプリング(ねじりばね)としてのばね部材11Gを有している。ばね部材11Gは、シャフト11dの回りに巻かれている。シャフト11dは、筐体2Bの厚さ方向に沿って延びている。ばね部材11Gの一方側の端部11aは接続部13に接続され、他方側の端部11bは筐体2Bの突出部2tに支持されている(係合されている、引っ掛けられている)。突出部2tは、接続部12Gの一例である。ばね部材11Gは、図13の視線(筐体2Bの厚さ方向の視線)で接続部12Gひいてはディスプレイ4の角部4g,4hを、図13の右上側ならびに右下側へ移動する方向に付勢する。すなわち、本変形例にかかるばね部材11Gは、第2変形例にかかるばね部材11Fとは初期状態の形状が異なるものの、当該ばね部材11Fと同様の機能を有している。本変形例によっても、ばね部材11Gを有した引張部10Gによって、ディスプレイ4に引張力を与えることができる。また、本変形例によれば、引張部10Gをより簡素な構成として実施することができる。
また、図10,11,13に示される第1〜第3変形例では、引張部10E〜10Gの一部が、ディスプレイ4と、筐体2Bの厚さ方向(ディスプレイ4の厚さ方向)に部分的に重なっている。よって、一例としては、引張部10E〜10Gとディスプレイ4とが重ならない場合に比べて、筐体2Bの開口部2rと端部2c〜2fの最外縁との間の幅がより狭くなりやすい。よって、一例としては、平面視でのディスプレイ4の大きさがより小さくなりやすい。
<第4変形例>
本変形例では、一例として、図16〜18に示されるように、引張部10Hの接続部12Hは、筐体2Bに設けられた結合部18に圧入されて固定される。接続部12Hは、略一定幅でばね部材11Hの延長線上に沿って延びた細長い直方体状の外観を呈している。結合部18は、筐体2Bの壁部2mから筐体2B内側(壁部3k側、厚さ方向に沿って)に突出した互いに平行な二つの壁部18a(突出部、リブ)を有している。図17に示されるように、接続部12Hは、結合部18の開口部18b側から壁部18a間に圧入される。本変形例によれば、引張部10Hを筐体2Bに比較的容易に取り付けることができる。
<第5変形例>
本変形例では、一例として、図19,20に示されるように、引張部10Iの接続部12Iは、筐体2Bに設けられた結合部18Iに圧入されて固定される。接続部12Iは、逆T字型の断面を有し、ばね部材11Iの延長線上に沿って細長く延びている。結合部18Iの壁部18aは、接続部12Iの断面形状に沿った逆L字状(鉤状)の断面を有している。すなわち、壁部18aに引っ掛かることにより、接続部12Iが壁部2mから離間する方向に移動するのが抑制されている。本変形例によれば、引張部10Iが筐体2Bからより分離しにくくなる。
<第6変形例>
本変形例では、一例として、図21に示されるように、引張部10Jの接続部12Jは、筐体2Bに設けられた図16,17,20の結合部18,18Iと同様の結合部(図示されず)に圧入されて固定される。本変形例では、接続部12Jは、四角形状の断面を有してばね部材11Jの延長線上に沿って延びている。ただし、接続部12Jの圧入の先端側の幅は、基端側の幅より狭く、当該接続部12Jは所謂先細り状の外観を呈している。本変形例によれば、接続部12Jが先細り形状であるため、筐体2Bの結合部に比較的容易に挿入されやすい。また、接続部12Jには、筐体2Bの厚さ方向に沿った開口部12a(例えば、貫通孔や凹部等)が設けられている。本変形例では、開口部12aは、圧入方向の位置決めとして用いられうる。すなわち、本変形例では、接続部12Jが結合部に圧入されることで、引張部10Jが筐体2Bに固定されるとともに、圧入作業の工程で、筐体2Bに設けられた突起(突出部、図示されず)と開口部12aとが引っ掛かることで、接続部12Jが圧入される方向に位置決めされる。本変形例によれば、引張部10Jが筐体2Bにより容易にかつより精度良く取り付けられやすい。なお、第4〜第6変形例にかかる引張部10H〜10Jの接続部12H〜12Jは、筐体2Bの結合部18,18Iが設けられた部位に、接着や、溶着、結合具(ねじ等)等によって固定されることができる。
<第7変形例>
本変形例では、一例として、図22〜24に示されるように、引張部10Kは、ばね部材に替えてエラストマ19(弾性部材)を有している。エラストマ19は、二つの結合部19a(接続部)と、二つの結合部19a間で亘る帯状の亘部19b(延部、弾性変形部)とを有している。結合部19aは、接続部12K,13Kに固定される。接続部12K,13Kはそれぞれ、厚さ方向に分割されている。分割体12c,13c同士が、結合部19aを挟んだ状態で一体化されている。結合部19aには、貫通孔19cが設けられている。一方の分割体12c,13cに設けられた突起12d,13d(突出部)が貫通孔19cを貫通し、他方の分割体12c,13cに設けられた孔12e,13e(開口部)に圧入されている。接続部12Kは、筐体2Bの突起2tに支持され、接続部13Kは、接続部13に接続されている。亘部19bの自由長は、接続部12K,13K間の距離より短く設定されている。よって、エラストマ19は、亘部19bが接続部12K,13K間で弾性的に伸ばされた状態で、取り付けられる。よって、本変形例によっても、エラストマ19を有した引張部10Kによって、ディスプレイ4に引張力を与えることができる。
<第8変形例>
本変形例では、一例として、図25に示されるように、引張部10Mは、筐体2Bの壁部2mに一体成形されている。引張部10Mは、接続部12Mと、ばね部11M(ばね部材)と、を有する。ばね部11Mは、壁部2mと離間した位置で、壁部2mに沿って略平行に延びている。引張部10Mは、例えば、筐体2Bをダイキャストあるいは射出成形等で形成する場合に、スライド型を用いて壁部2mとばね部11Mとの間の隙間を形成することで得られる。本変形例によれば、一例としては、引張部10Mの組み立ての手間が減りやすい。
<第9変形例>
本変形例では、一例として、図26,27に示されるように、筐体2Bの壁部2kにディスプレイ4側の接続部13Nの移動をガイドするガイド部14Nが設けられている。ガイド部14Nは、筐体2Bの壁部2kから筐体2B内側(壁部2m側、厚さ方向に沿って)に突出した互いに平行な二つの壁部14a(突出部、リブ)を有している。ディスプレイ4に接続された接続部13N(接続部材、作用部材、部材、スライダ、可動部)は、二つの壁部14a間に挿入され、二つの壁部14aが延びた方向に沿って移動可能に構成される。すなわち、ガイド部14Nは、接続部13Nが所定方向以外に移動するのを抑制している。よって、本変形例によれば、一例としては、ガイド部14Nにより、接続部13Nが不都合な方向に移動するのが抑制され、ディスプレイ4に作用する力の方向が定まる。よって、一例としては、ディスプレイ4が引張部(図示されず)によって不都合な方向に引っ張られて、ディスプレイ4が弛んだりディスプレイ4に皺が生じたりするのが抑制されやすい。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態および変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態や変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態や変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、各実施形態の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1A…テレビジョン受像機、1B〜1D…電子機器、2B〜2D…筐体、2m…壁部、3A…筐体、3m…壁部、4…ディスプレイ、4a…面(前面)、4b…面(後面)、4j…角部(端部、第一の角部)、4g〜4i…角部(第二の角部)、10A〜10K,10M…引張部、11,11F〜11I…ばね部材、11M…ばね部(ばね部材)、C…中心部(中心)。

Claims (12)

  1. 画像を見ることができる前面と当該前面の反対側の後面とを有した屈曲可能なディスプレイと、
    前記ディスプレイを支持し、前記後面を覆う壁部を有した筐体と、
    前記筐体と前記ディスプレイとの間に設けられ、前記ディスプレイを前記前面に沿った複数の方向に引っ張って当該ディスプレイに張力を与える引張部と、
    を備えた、テレビジョン受像機。
  2. 前記引張部は、前記ディスプレイを当該ディスプレイの中心部から当該中心部を挟んだ両側に引っ張る、請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  3. 前記ディスプレイの一方側の端部が前記筐体に支持され、
    前記引張部は、前記ディスプレイの他方側の端部を前記一方側の端部とは反対側に引っ張る、請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  4. 前記ディスプレイの第一の角部が前記筐体に支持され、
    前記引張部は、前記ディスプレイの第二の角部を前記第一の角部とは反対側に引っ張る、請求項3に記載のテレビジョン受像機。
  5. 前記ディスプレイは四角形状に構成され、
    前記引張部は、前記ディスプレイの前記第一の角部とは異なる三つの角部をそれぞれ前記第一の角部とは反対側に引っ張る、請求項4に記載のテレビジョン受像機。
  6. 前記第一の角部は、前記ディスプレイの使用状態で上側に位置した、請求項4または5に記載のテレビジョン受像機。
  7. 前記引張部は、前記壁部に設けられた、請求項1〜6のうちいずれか一つに記載のテレビジョン受像機。
  8. 前記引張部によって前記ディスプレイが引っ張られる部位の移動をガイドするガイド部を備えた、請求項1〜7のうちいずれか一つに記載のテレビジョン受像機。
  9. 前記引張部は、前記ディスプレイの複数の部位を引っ張る引張部材を有した、請求項1〜8のうちいずれか一つに記載のテレビジョン受像機。
  10. 前記引張部の少なくとも一部と前記ディスプレイの少なくとも一部とが、当該ディスプレイの厚さ方向に重なった、請求項1〜9のうちいずれか一つに記載のテレビジョン受像機。
  11. 画像を見ることができる前面と当該前面の反対側の後面とを有した屈曲可能なディスプレイと、
    前記ディスプレイを支持し、前記後面を覆う壁部を有した筐体と、
    前記筐体と前記ディスプレイとの間に設けられ、前記ディスプレイを前記前面に沿った複数の方向に引っ張って当該ディスプレイに張力を与える引張部と、
    を備えた、電子機器。
  12. 画像を見ることができる前面と当該前面の反対側の後面とを有した可撓性のディスプレイと、
    前記ディスプレイを支持した筐体と、
    前記ディスプレイを前記前面に沿った複数の方向に引っ張る引張部と、
    を備えた、電子機器。
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