JP2013251640A - テレビジョン受像機および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】一例として、フレキシブルプリント配線板等のフラットケーブルに関連した新規な構成によって不都合が減るあるいは利点が得られるテレビジョン受像機および電子機器を得る。
【解決手段】実施形態にかかるテレビジョン受像機は、筐体と、表示装置と、ケーブルと、フレキシブルプリント配線板と、を備えた。表示装置は、表示画面を有し筐体に少なくとも一部が収容された。ケーブルは、筐体内に収容された。フレキシブルプリント配線板は、筐体内に収容され、少なくとも一部が前記ケーブルに沿うかあるいは重なった状態に設けられ、配線領域と、当該配線領域から突出しケーブルと重なった突出部と、を有した。
【選択図】図4
【解決手段】実施形態にかかるテレビジョン受像機は、筐体と、表示装置と、ケーブルと、フレキシブルプリント配線板と、を備えた。表示装置は、表示画面を有し筐体に少なくとも一部が収容された。ケーブルは、筐体内に収容された。フレキシブルプリント配線板は、筐体内に収容され、少なくとも一部が前記ケーブルに沿うかあるいは重なった状態に設けられ、配線領域と、当該配線領域から突出しケーブルと重なった突出部と、を有した。
【選択図】図4
Description
本発明の実施形態は、テレビジョン受像機および電子機器に関する。
従来、筐体内にフレキシブルプリント配線板が収容された電子機器が、知られている。
フレキシブルプリント配線板が収容された電子機器では、例えば、フレキシブルプリント配線板が他のケーブルと擦れるなどの不都合が生じるのは好ましくない。
そこで、本発明の実施形態は、一例として、フレキシブルプリント配線板等のフラットケーブルに関連した新規な構成によって不都合が減るあるいは利点が得られるテレビジョン受像機および電子機器を得ることを、目的の一つとする。
本発明の実施形態にかかるテレビジョン受像機は、筐体と、表示装置と、ケーブルと、フレキシブルプリント配線板と、を備えた。表示装置は、表示画面を有し筐体に少なくとも一部が収容された。ケーブルは、筐体内に収容された。フレキシブルプリント配線板は、筐体内に収容され、少なくとも一部が前記ケーブルに沿うかあるいは重なった状態に設けられ、配線領域と、当該配線領域から突出しケーブルと重なった突出部と、を有した。
以下の例示的な複数の実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が省略される。
また、以下の実施形態および変形例では、電子機器がテレビジョン受像機や所謂ノートブック型(クラムシェル型、折り畳み型)のパーソナルコンピュータとして構成された場合が例示されるが、本実施形態にかかる電子機器は、これには限定されない。本実施形態にかかる電子機器は、フレキシブルプリント配線板(フラットケーブル)を含む電子機器、具体的には、例えば、所謂デスクトップ型やタブレット型(スレート型)のパーソナルコンピュータや、スマートテレビ、映像表示装置、受信装置、映像表示制御装置、プロジェクタ、携帯電話機等として構成することができる。
<第1実施形態>
本実施形態では、一例として、図1,2に示されるように、テレビジョン受像機1A(電子機器)は、支持部2Aと筐体3Aとを備える。具体的に、筐体3Aには、表示装置4の少なくとも一部が収容されている。支持部2A(スタンド部、台部、脚部)は、筐体3Aを支持する。支持部2Aは、筐体3Aを、移動可能(回動可能)に支持することができる。その場合の筐体3Aの動きとしては、例えば、チルト、ピボット、スイベル等がある。
本実施形態では、一例として、図1,2に示されるように、テレビジョン受像機1A(電子機器)は、支持部2Aと筐体3Aとを備える。具体的に、筐体3Aには、表示装置4の少なくとも一部が収容されている。支持部2A(スタンド部、台部、脚部)は、筐体3Aを支持する。支持部2Aは、筐体3Aを、移動可能(回動可能)に支持することができる。その場合の筐体3Aの動きとしては、例えば、チルト、ピボット、スイベル等がある。
筐体3Aは、本実施形態では、一例として、図1に示されるように、正面視および背面視では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)に構成されている。また、筐体3Aは、本実施形態では、一例として、図2に示されるように、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体3Aは、面3a(前面、上面、正面、面部)とこの反対側の面3b(後面、下面、背面、面部)と、を有する。面3aおよび面3bは、いずれも、筐体3Aの厚さ方向と交叉する方向(本実施形態では、一例として直交する方向)に沿って延びている(拡がっている)。面3aと面3bとは略平行である。また、筐体3Aは、図1に示されるように、正面視では、四つの端部3c〜3f(辺部、縁部)と、四つの角部3g〜3j(尖部、曲部、端部)と、を有する。端部3c,3eは、長辺部の一例である。また、端部3d,3fは、短辺部の一例である。
また、筐体3Aは、一例として、面3aを有する壁部3k(部分、プレート、フレーム、前壁部、表壁部、天壁部)と、面3bを有する壁部3m(部分、プレート、後壁部、裏壁部、底壁部)と、を有する。壁部3k,3mは、四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)である。また、筐体3Aは、壁部3kと壁部3mとの間に亘った面3p(側面、周面)を有する四つの壁部3n(部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)を有する。なお、壁部3kには、一例としては四角形状の開口部3rが設けられている。よって、壁部3kは、四角形状かつ枠状である。
さらに、筐体3Aは、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されることができる。筐体3Aは、本実施形態では、一例として、少なくとも壁部3kを含む筐体部材31(前側部材、マスク、マスク部、カバー、フロントカバー、カバー部、部分、領域)と、少なくとも壁部3mを含む筐体部材32(後側部材、ベース、ベース部、ボトム、ボトム部、カバー、リヤカバー、カバー部、部分、領域)とを有する。壁部3nは、筐体部材31および筐体部材32のうち少なくともいずれか一方(例えば、筐体部材32)に含まれる。また、筐体3Aは、筐体部材31と筐体部材32との間に位置した別の筐体部材(中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、覆部材、インナプレート、ミドルプレート、ミドルフレーム、シールド、部分、領域、図示されず)を有することができる。筐体3Aは、金属材料や、合成樹脂材料等で構成されることができる。なお、筐体部材31や筐体部材32の筐体3A内側には、リブ等の壁部(突出部、突出壁部、図示されず)が設けられることができる。これら壁部により、筐体3Aの剛性が高まりやすい。
また、本実施形態では、一例として、筐体3Aの面3a,3b,3pには、コネクタや、操作部、カメラモジュール(カメラ、撮像装置)等(図示されず)が設けられることができる。コネクタは、例えば、電源ケーブル用のコネクタや、USB(universal serial bus)コネクタ、カードコネクタ、イヤホンやマイクのコネクタ等であることができる。操作部は、例えば、押しボタンや、押しスイッチ、スライドスイッチ、ポインティングデバイス、ダイヤル等であることができる。
また、本実施形態では、一例として、図1に示されるように、表示装置4(表示部、ディスプレイ、パネル)の、面3a側に位置した表示画面4aは、開口部3rを介して筐体3Aの前方(外方)から視認可能である。表示装置4は、正面視では四角形状(本実施形態では一例として長方形状)に構成されている。また、表示装置4は、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。表示装置4は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD,liquid crystal display)や有機ELディスプレイ(OELD,organic electro-luminescent display)等である。
また、本実施形態では、一例として、表示装置4の前側(表側、壁部3k側)に、タッチパネル5(一例としては入力操作パネル、タッチセンサ、操作面、カバー)が設けられることができる。この場合、タッチパネル5は、透明な比較的薄い四角形状に構成され、表示画面4aを覆っている。ユーザ等は、例えば、手指や部品(例えばスタイラス等、図示されず)等でタッチパネル5に対して、触れる、押す、擦る、あるいは手指やスタイラス等をタッチパネル5の近傍で動かす、等の操作を行うことで、入力処理を実行することができる。また、表示装置4の表示画面4aから出た光は、タッチパネル5を通過(透過)して壁部3kの開口部3rから筐体3Aの前方(外方)へ出る。
そして、本実施形態では、一例として、図3に示されるように、筐体3A内には、表示装置4の後側(裏側、背後側、壁部3m側、表示画面4aとは反対側)に、一つ以上の基板6(回路基板、制御基板、メイン基板、電気部品、部品)が収容されている。基板6は、表示装置4と略平行に設けられている。基板6は、壁部3k,3m,3n等と離間した状態で、すなわち、壁部3k,3m,3n等との間に空間(隙間)が形成された状態で、設けられている。
また、本実施形態では、一例として、基板6には、例えば、CPU(central processing unit)や、グラフィックコントローラ、電源回路部品、PCH(platform controller hub)、メモリスロットコネクタ、LCDコネクタ、I/O(input/output)コネクタ、電源コイル、素子、コネクタ等の複数の部品(図示されず)を実装することができる。また、制御回路は、例えば、映像信号処理回路や、チューナ部、HDMI(high-definition multimedia interface)信号処理部、AV(audio video)入力端子、リモコン信号受信部、制御部、セレクタ、オンスクリーンディスプレイインタフェース、記憶部(例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)等)、音声信号処理回路等を、含むことができる。制御回路は、表示装置4の表示画面4aでの映像(動画や静止画等)の出力や、スピーカ(図示されず)での音声の出力、LED(light emitting diode、図示されず)での発光等を制御する。表示装置4や、スピーカ、LED等は、出力部の一例である。
図3に示されるように、本実施形態では、一例として、筐体3A内には、四つの基板6(6A〜6D)が収容されている。そして、本実施形態では、一例として、基板6A(の導体部)と基板6B(の導体部)とが、フレキシブルプリント配線板10(以下、FPC10と記す)を介して電気的に接続され、基板6A(の導体部)と基板6C(の導体部)とが、フレキシブルフラットケーブル11(以下、FFC11と記す)を介して電気的に接続されている。また、筐体3A内には、基板6の他にも、電気部品61(例えば、電源回路ユニット、HDDユニット、SSDユニット、ODD(optical disk drive)ユニット、バッテリ、ボード等)が収容されている。なお、基板6や、FPC10、FFC11等も、電気部品の一例である。また、FPC10ならびにFFC11は、いずれもフラットケーブル、フレキシブルケーブル、あるいはケーブルの一例である。
表示装置4の後面4b(面、背面)には、背面視でH字状のリブ4c(突出部、凸部、壁部)が設けられている。リブ4cは、表示装置4の補強部として機能している。基板6A〜6Dは、表示装置4の後面4bのリブ4cで区分された領域にそれぞれ配置され、互いに離間している。FPC10ならびにFFC11は、リブ4cを跨いで、複数の基板6間を接続している。基板6の面6a(裏面、後面、背面、面部)には、コネクタ62が設けられている。FPC10あるいはFFC11は、コネクタ62に着脱可能に結合される(接続される)。
本実施形態では、一例として、FPC10は、薄いフィルム状かつ帯状に構成される。具体的に、FPC10は、ベース層(図示されず)と、配線層10eと、カバー層(図示されず)と、を有する。ベース層は、絶縁体(例えばポリイミド等の合成樹脂材料等)であり、薄いフィルム状(シート状)に構成される。複数の並列な配線層10e(導体パターン)は、導体(例えば銅箔等の金属材料等)で構成され、ベース層の一方側の面上に設けられる。カバー層は、絶縁体(例えばポリイミド等の合成樹脂材料等)であり、薄いフィルム状(シート状)に構成され、ベース層との間に配線層10eが挟まれた状態で、ベース層上に重ねられる。すなわち、複数の並列な配線層10eは、ベース層とカバー層との間に挟まれ、ベース層およびカバー層によって覆われている。よって、各配線層10eは、他の配線層10eあるいは他の電気部品(FPC10以外の電気部品)と絶縁されている。なお、カバー層とベース層とは、例えば接着等されることによって一体化(結合)される。また、FPC10の端部では、カバー層またはベース層の一部が除去されることで、配線層10eが露出されている。そして、FPC10の長手方向の端部で配線層10eが露出された部分が、コネクタ62に結合される(差し込まれる)。カバー層またはベース層が除去された部分では、配線層10eの反対側に、補強層が設けられることもある。そして、FPC10は、図3,4に示されるように屈曲されたり、分岐されたりする(図示されず)。配線層10eのスペック(例えば、幅、形状、厚さ、屈曲形状、配線層10eの数、配線層10eの形状等)は、適宜に設定することができる。なお、本実施形態では、FPC10のうち複数の配線層10eが設けられた領域(ベース層、配線層10e、ならびにカバー層)が、配線領域10aの一例である。
また、本実施形態では、一例として、FFC11は、絶縁性の樹脂(例えば合成樹脂材料等)で覆われた複数の並列な配線(例えば、撚り線、図示されず)を含んでいる。一例として、FFC11の被覆は、FPC10の被覆より軟らかい。よって、一例として、FFC11はFPC10より軟らかく、撓みやすい。
また、図3〜5に示されるように、本実施形態では、一例として、FPC10およびFFC11は、部分的に、筐体3Aの厚さ方向(FPC10およびFFC11の厚さ方向、図2,5の左右方向、図3,4の紙面と垂直な方向)に重なっている。FPC10とFFC11とが重なる場合に、FPC10の縁10a1とFFC11の縁11aとが鋭角に交わっていると、筐体3Aに作用した外力や慣性力等によってFPC10およびFFC11の縁10a1,11a同士が擦れ、一方あるいは双方が摩耗する虞がある。図4に示される本実施形態のFPC10では、配線領域10aは、屈曲部10dにおいて、略直角にL字状に曲がっている。ここで、仮にFPC10に突出部10bが設けられていない場合には、屈曲部10dにおいて、FPC10の縁(図示されず、配線領域10aの縁部10cに沿う)とFFC11の縁11aとが鋭角に交わることになる。この点、本実施形態では、一例として、FPC10は、配線領域10aの縁部10cからFPC10の幅方向外側(湾曲の外方)に向けて突出してFFC11と重なった突出部10b(張出部)を有している。よって、本実施形態によれば、一例としては、FPC10およびFFC11の縁10a1,11a同士が鋭角に交わるのが抑制されやすい。
そして、本実施形態では、一例として、突出部10bの縁10b1と、FFC11の縁11aとが、略直角に交わっている。よって、FFC11の縁11aには、FPC10の面(図4の視線で裏側の面)が接触しやすく、よって、FFC11の縁11aが摩耗するのが抑制されやすい。さらに、本実施形態では、一例として、突出部10bの先端部の縁10b1は、曲線状に設けられている。よって、本実施形態によれば、一例としては、突出部10bの先端部が尖っていた場合に比べて、突出部10bの先端部によってFFC11が損傷するのが抑制されやすい。また、本実施形態では、一例として、突出部10bは、絶縁体(絶縁部)としてのベース層ならびにカバー層によって構成されている。よって、本実施形態によれば、一例としては、突出部10bによって、配線領域10aの配線層10eと他の電気部品(FFC11や当該FFC11以外の電気部品)とを絶縁することができる。
以上、説明したように、本実施形態では、一例として、FPC10は、配線領域10aから突出してFFC11と重なった(覆った)突出部10bを有した。よって、本実施形態によれば、一例としては、FPC10の縁10a1とFFC11の縁11aとが接触するのが抑制される。よって、一例としては、縁10a1,11a同士の接触に基づいて不都合な事象が生じるのが抑制される。
また、本実施形態では、一例として、突出部10bは、FPC10の屈曲部10dに設けられた。よって、本実施形態によれば、一例としては、FPC10の屈曲部10dの縁とFFC11の縁11aとが鋭角に交わるのが抑制されやすい。よって、一例としては、縁10a1,11a同士の接触に基づいて不都合な事象が生じるのが抑制されやすい。また、本実施形態によれば、一例としては、屈曲部10dでFPC10がより曲がりにくくなる。なお、本実施形態では、一例として、FPC10の一部はFFC11に沿い、屈曲部10dで曲がっている。よって、屈曲部10dの一部を含むFPC10の一部は、FPC10のFFC11と交叉する方向に延びている。すなわち、本実施形態では、一例として、突出部10bは、FPC10のFFC11と交叉する方向に延びた部分に設けられていると言うことができる。よって、本実施形態によれば、一例としては、突出部10bによって、縁10a1,11a同士が鋭角に交叉するのが抑制されやすい。
<第2実施形態>
本実施形態では、一例として、図6に示されるように、電子機器1Bは、第一筐体3Bと第二筐体2Bとを備える。具体的に、第一筐体3B(第一部分、筐体)には、表示装置4の少なくとも一部が収容される。また、第一筐体3Bには、表示装置4と重なって透明なタッチパネル5(タッチセンサ、入力操作部、入力受付部、入力部)が設けられることができる。ユーザ等は、タッチパネル5を介して表示装置4の表示画面4aに表示される映像(画像)を視認することができる。
本実施形態では、一例として、図6に示されるように、電子機器1Bは、第一筐体3Bと第二筐体2Bとを備える。具体的に、第一筐体3B(第一部分、筐体)には、表示装置4の少なくとも一部が収容される。また、第一筐体3Bには、表示装置4と重なって透明なタッチパネル5(タッチセンサ、入力操作部、入力受付部、入力部)が設けられることができる。ユーザ等は、タッチパネル5を介して表示装置4の表示画面4aに表示される映像(画像)を視認することができる。
図6に示されるように、第二筐体2B(第二部分、筐体)には、基板6が収容されている。第二筐体2Bには、キーボード7(入力操作部、第一入力操作部、入力受付部、入力部)や、ポインティングデバイス8a(入力操作部、第二入力操作部、入力受付部、入力部)、クリックボタン8b(入力操作部、入力受付部、入力部)等が設けられる。
第一筐体3Bと第二筐体2Bとは、ヒンジ機構9(ヒンジ部、接続部、連結部、回動支持部、接続機構、連結機構、回動支持機構)によって回動可能に接続されている。第一筐体3Bと第二筐体2Bとは、ヒンジ機構9により、少なくとも図6に示される展開状態と、図示されない折り畳み状態との間で回動可能に接続されている。本実施形態では、一例として、ヒンジ機構9は、第一筐体3Bと第二筐体2Bとを、回動軸Ax回りに回動可能に、接続している。
表示装置4の表示画面4aは、第一筐体3Bの面3a(前面、上面、正面、面部)に設けられた開口部3rを介して視認可能である。また、キーボード7や、ポインティングデバイス8a、クリックボタン8b等は、第二筐体2Bの面2a(前面、上面、正面、面部)に露出している。折り畳み状態では、第一筐体3Bの面3aと第二筐体2Bの面2aとが重なり、表示画面4aや、キーボード7、ポインティングデバイス8a、クリックボタン8b等は、第一筐体3Bおよび第二筐体2Bに隠される。展開状態では、第一筐体3Bの面3aおよび第二筐体2Bの面2aが露出され、表示画面4aや、キーボード7、ポインティングデバイス8a、クリックボタン8b等は、使用可能(視認可能あるいは操作可能)になる。なお、第一筐体の厚さ方向の一方がタッチパネルの面で覆われる場合もある。その場合、タッチパネルの面が第一筐体の面である。また、第二筐体にキーボードに替えてタッチパネル付きの表示装置(図示されず)が設けられる場合もある。さらに、第二筐体の厚さ方向の一方がタッチパネルの面で覆われる場合もある。その場合、タッチパネルの面が第二筐体の面である。
第一筐体3Bは、本実施形態では、一例として、図6に示されるように、正面視および背面視では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)に構成されている。また、第一筐体3Bは、本実施形態では、一例として、薄い扁平な直方体状に構成されている。第一筐体3Bは、面3aとこの反対側の面3b(後面、下面、背面、面部)と、を有する。面3aおよび面3bは、いずれも、第一筐体3Bの厚さ方向と交叉する方向(本実施形態では、一例として直交する方向)に沿って延びている(拡がっている)。面3aと面3bとは略平行である。また、第一筐体3Bは、図6に示されるように、正面視では、四つの端部3c〜3f(辺部、縁部)と、四つの角部3g〜3j(尖部、曲部、端部)と、を有する。端部3c,3eは、長辺部の一例である。また、端部3d,3fは、短辺部の一例である。
また、第一筐体3Bは、面3aを有する壁部3k(部分、プレート、フレーム、前壁部、表壁部、天壁部)と、面3bを有する壁部3m(部分、プレート、後壁部、裏壁部、底壁部)と、を有する。壁部3k,3mは、四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)である。また、第一筐体3Bは、壁部3kと壁部3mとの間に亘った面3p(側面、周面)を有する四つの壁部3n(部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)を有する。なお、壁部3kには、一例としては四角形状の開口部3rが設けられている。よって、壁部3kは、四角形状かつ枠状である。
さらに、第一筐体3Bは、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されることができる。第一筐体3Bは、本実施形態では、一例として、少なくとも壁部3kを含む筐体部材31(前側部材、マスク、マスク部、カバー、フロントカバー、カバー部、部分、領域)と、少なくとも壁部3mを含む筐体部材32(後側部材、ベース、ベース部、ボトム、ボトム部、カバー、リヤカバー、カバー部、部分、領域)とを有する。壁部3nは、筐体部材31および筐体部材32のうち少なくともいずれか一方(例えば、筐体部材32)に含まれる。また、第一筐体3Bは、筐体部材31と筐体部材32との間に位置した別の筐体部材(中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、覆部材、インナプレート、ミドルプレート、ミドルフレーム、シールド、部分、領域、図示されず)を有することができる。第一筐体3Bは、金属材料や、合成樹脂材料等で構成されることができる。
また、本実施形態では、一例として、表示装置4は、正面視では四角形状(本実施形態では一例として長方形状)に構成されている。また、表示装置4は、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。表示装置4は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD,liquid crystal display)や有機ELディスプレイ(OELD,organic electro-luminescent display)等である。
また、本実施形態では、一例として、タッチパネル5は、透明な比較的薄い四角形状に構成されている。操作者(ユーザ等)は、例えば、手指や部品(例えばスタイラス等、図示されず)等でタッチパネル5に対して、触れる、押す、擦る、あるいは手指やスタイラス等をタッチパネル5の近傍で動かす等の操作を行うことで、入力処理を実行することができる。また、表示装置4の表示画面4aから出た光は、タッチパネル5を通過(透過)して壁部3kの開口部3rから第一筐体3Bの前方(外方)へ出る。
第二筐体2Bは、本実施形態では、一例として、図6,7に示されるように、正面視および背面視では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)に構成されている。また、第二筐体2Bは、本実施形態では、一例として、薄い扁平な直方体状に構成されている。第二筐体2Bは、面2aとこの反対側の面2b(後面、下面、背面、面部)と、を有する。面2aおよび面2bは、いずれも、第二筐体2Bの厚さ方向と交叉する方向(本実施形態では、一例として直交する方向)に沿って延びている(拡がっている)。面2aと面2bとは略平行である。また、第二筐体2Bは、面2aに対する正面視では、四つの端部2c〜2f(辺部、縁部)と、四つの角部2g〜2j(尖部、曲部、端部)と、を有する。端部2c,2eは、長辺部の一例である。また、端部2d,2fは、短辺部の一例である。
また、第二筐体2Bは、面2aを有する壁部2k(部分、プレート、フレーム、前壁部、表壁部、天壁部)と、面2bを有する壁部2m(部分、プレート、後壁部、裏壁部、底壁部)と、を有する。壁部2k,2mは、四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)である。また、第二筐体2Bは、壁部2kと壁部2mとの間に亘った面2p(側面、周面)を有する四つの壁部2n(部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)を有する。なお、壁部2kには、一例としては四角形状の開口部2rが設けられている。よって、壁部2kは、四角形状かつ枠状である。
さらに、第二筐体2Bは、一例として、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されることができる。第二筐体2Bは、本実施形態では、一例として、少なくとも壁部2kを含む筐体部材21(前側部材、マスク、マスク部、カバー、フロントカバー、カバー部、部分、領域)と、少なくとも壁部2mを含む筐体部材22(後側部材、ベース、ベース部、ボトム、ボトム部、カバー、リヤカバー、カバー部、部分、領域)とを有する。壁部2nは、筐体部材21および筐体部材22のうち少なくともいずれか一方(例えば、筐体部材22)に含まれる。また、第二筐体2Bは、筐体部材21と筐体部材22との間に位置した別の筐体部材(中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、覆部材、インナプレート、ミドルプレート、ミドルフレーム、シールド、部分、領域、図示されず)を有することができる。第二筐体2Bは、金属材料や、合成樹脂材料等で構成されることができる。
また、本実施形態では、一例として、キーボード7の操作面7a(面、上面)は、開口部2rを介して第二筐体2Bの前方(外方)に露出している。面2aにおいて、キーボード7は、端部2e側に寄せて位置され、ポインティングデバイス8aならびにクリックボタン8bは端部2eとは反対側の端部2c側に寄せて配置されている。端部2eは奥行方向(前後方向)の奥側に位置され、端部2cは手前側に位置されている。
そして、本実施形態では、一例として、図6に示されるように、第二筐体2B内には、キーボード7の後側(裏側、背後側、壁部2m側、操作面7aとは反対側)に、一つ以上の基板6(回路基板、制御基板、メイン基板、電気部品)が収容されている。基板6は、キーボード7と並行して設けられている。基板6は、壁部2k,2m,2n等と離間した状態で、すなわち、壁部2k,2m,2n等との間に空間(隙間)が形成された状態で、設けられている。
また、本実施形態では、一例として、基板6には、例えば、CPU(central processing unit)や、グラフィックコントローラ、電源回路部品、PCH(platform controller hub)、メモリスロットコネクタ、LCDコネクタ、I/O(input/output)コネクタ、電源コイル、素子、コネクタ等の複数の部品(図示されず)を実装することができる。また、制御回路は、例えば、映像信号処理回路や、チューナ部、HDMI(high-definition multimedia interface)信号処理部、AV(audio video)入力端子、リモコン信号受信部、制御部、セレクタ、オンスクリーンディスプレイインタフェース、記憶部(例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)等)、音声信号処理回路等を、含むことができる。制御回路は、表示装置4の表示画面4aでの映像(動画や静止画等)の出力や、スピーカ(図示されず)での音声の出力、LED(light emitting diode、図示されず)での発光等を制御する。表示装置4や、スピーカ、LED等は、出力部の一例である。
また、本実施形態では、一例として、図7に示されるように、第二筐体2B内には、基板6の他、種々の電気部品61が収容されている。そして、本実施形態では、一例として、第二筐体2B内に、FPC10,12と、FFC11,13(電気部品、ケーブル、フラットケーブル、フレキシブルケーブル)が収容されている。そして、本実施形態では、一例として、FFC13とFPC12とが、略直交した状態で重なっている。一方、FPC10は、上記第1実施形態と同様に、屈曲部10dで略直角に屈曲している。屈曲部10dの湾曲の外方には、突出部10bが設けられている。突出部10bがFFC11と重なっている。すなわち、FPC10は、上記第1実施形態と同様に、FFC11と部分的に重なっている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
<第1変形例>
上記実施形態の第1変形例では、一例として、図8に示されるように、FPC10とFFC11とが部分的に隣接して並んで(本変形例では、一例として略平行に)配置されている。そして、FPC10は、突出部10bを有している。突出部10bは、FPC10の配線領域10aの縁10a1からFPC10(配線領域10a)の幅方向に突出している。突出部10bは、FFC11と重なり、FFC11を覆っている。突出部10bは、FFC11の幅方向に沿って突出し、FFC11の幅の途中まで延びている。本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。本変形例にかかるFPC10ならびにFFC11は、種々の電子機器に用いることができる。
上記実施形態の第1変形例では、一例として、図8に示されるように、FPC10とFFC11とが部分的に隣接して並んで(本変形例では、一例として略平行に)配置されている。そして、FPC10は、突出部10bを有している。突出部10bは、FPC10の配線領域10aの縁10a1からFPC10(配線領域10a)の幅方向に突出している。突出部10bは、FFC11と重なり、FFC11を覆っている。突出部10bは、FFC11の幅方向に沿って突出し、FFC11の幅の途中まで延びている。本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。本変形例にかかるFPC10ならびにFFC11は、種々の電子機器に用いることができる。
<第2変形例>
上記実施形態の第2変形例では、一例として、図9に示されるように、FPC10とFFC11とが部分的に隣接して並んで(本変形例では、一例として略平行に)配置されている。そして、FPC10は、突出部10bを有している。突出部10bは、FPC10の配線領域10aの縁10a1からFPC10(配線領域10a)の幅方向に突出している。突出部10bは、FFC11と重なり、FFC11を覆っている。突出部10bは、FFC11の幅方向に沿って突出し、FFC11を跨ぎ、配線領域10aとは反対側まで延びている。そして、突出部10bの当該反対側の領域には、開口部10f(一例としては貫通孔)が設けられている。開口部10fを通った結合具30が、筐体3Aまたは第二筐体2B若しくはそれら筐体3Aまたは第二筐体2Bに固定された部品(一例としては基板6等)に固定(結合)されることで、突出部10bひいてはFPC10が、筐体3Aまたは第二筐体2B若しくはそれら筐体3Aまたは第二筐体2Bに固定された部品に固定(結合)されている。すなわち、本変形例では突出部10bの開口部10fならびにその周辺部が、結合部の一例である。本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。さらに、本変形例では、突出部10bがFFC11を跨いでいる。よって、本変形例によれば、一例としては、突出部10bによってFFC11の動きがより抑制されやすい。さらに、本変形例では、突出部10bが筐体3Aまたは第二筐体2B若しくはそれら筐体3Aまたは第二筐体2Bに固定された部品に固定(結合)されている。よって、本変形例によれば、一例としては、突出部10bによってFFC11の動きがより一層抑制されやすい。本変形例にかかるFPC10ならびにFFC11は、種々の電子機器に用いることができる。
上記実施形態の第2変形例では、一例として、図9に示されるように、FPC10とFFC11とが部分的に隣接して並んで(本変形例では、一例として略平行に)配置されている。そして、FPC10は、突出部10bを有している。突出部10bは、FPC10の配線領域10aの縁10a1からFPC10(配線領域10a)の幅方向に突出している。突出部10bは、FFC11と重なり、FFC11を覆っている。突出部10bは、FFC11の幅方向に沿って突出し、FFC11を跨ぎ、配線領域10aとは反対側まで延びている。そして、突出部10bの当該反対側の領域には、開口部10f(一例としては貫通孔)が設けられている。開口部10fを通った結合具30が、筐体3Aまたは第二筐体2B若しくはそれら筐体3Aまたは第二筐体2Bに固定された部品(一例としては基板6等)に固定(結合)されることで、突出部10bひいてはFPC10が、筐体3Aまたは第二筐体2B若しくはそれら筐体3Aまたは第二筐体2Bに固定された部品に固定(結合)されている。すなわち、本変形例では突出部10bの開口部10fならびにその周辺部が、結合部の一例である。本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。さらに、本変形例では、突出部10bがFFC11を跨いでいる。よって、本変形例によれば、一例としては、突出部10bによってFFC11の動きがより抑制されやすい。さらに、本変形例では、突出部10bが筐体3Aまたは第二筐体2B若しくはそれら筐体3Aまたは第二筐体2Bに固定された部品に固定(結合)されている。よって、本変形例によれば、一例としては、突出部10bによってFFC11の動きがより一層抑制されやすい。本変形例にかかるFPC10ならびにFFC11は、種々の電子機器に用いることができる。
<第3変形例>
上記実施形態の第3変形例では、図10を図9と比較すれば明らかとなるように、上記第2変形例と突出部10bの構成が相違している。すなわち、本変形例では、突出部10bには、上記第2変形例の開口部10fに替えて開口部10g(一例としては切欠)が設けられている。本変形例では、開口部10gに、筐体3Aまたは第二筐体2Bに形成された突出部33若しくはそれら筐体3Aまたは第二筐体2Bに固定された突出部33(部品)が挿入され、突出部33に突出部10bが引っ掛けられている(支持されている)。すなわち、本変形例では突出部10bの開口部10gならびにその周辺部が、結合部の一例である。よって、本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。さらに、本変形例によれば、一例としては、第2変形例と比較して結合具30が無い分、部品点数がより減りやすく、また、アセンブリに要する手間がより減りやすい。本変形例にかかるFPC10ならびにFFC11は、種々の電子機器に用いることができる。
上記実施形態の第3変形例では、図10を図9と比較すれば明らかとなるように、上記第2変形例と突出部10bの構成が相違している。すなわち、本変形例では、突出部10bには、上記第2変形例の開口部10fに替えて開口部10g(一例としては切欠)が設けられている。本変形例では、開口部10gに、筐体3Aまたは第二筐体2Bに形成された突出部33若しくはそれら筐体3Aまたは第二筐体2Bに固定された突出部33(部品)が挿入され、突出部33に突出部10bが引っ掛けられている(支持されている)。すなわち、本変形例では突出部10bの開口部10gならびにその周辺部が、結合部の一例である。よって、本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。さらに、本変形例によれば、一例としては、第2変形例と比較して結合具30が無い分、部品点数がより減りやすく、また、アセンブリに要する手間がより減りやすい。本変形例にかかるFPC10ならびにFFC11は、種々の電子機器に用いることができる。
<第4変形例>
上記実施形態の第4変形例では、一例として、図11に示されるように、FPC10,10AとFFC11とが部分的に隣接して並んで(本変形例では、一例として略平行に)配置されている。そして、FPC10,10Aは、それぞれ突出部10bを有している。突出部10bは、FPC10,10Aの配線領域10aの縁10a1からFPC10,10A(配線領域10a)の幅方向に突出している。突出部10bは、それぞれ、FFC11と重なり、FFC11を覆っている。突出部10bは、それぞれ、FFC11の幅方向に沿って突出し、FFC11の幅の途中まで延びている。各突出部10bは、FFC11の相異なる部位と重なっている(覆っている)。さらに、本変形例では、FPC10は、突出部10hを有している。突出部10hは、FPC10の屈曲部10dで配線領域10aの縁部10cから屈曲部10dの幅方向(湾曲の外方)に突出している。また、突出部10hは、FPC10Aの幅方向に突出し、FPC10Aの幅の途中まで延びている。突出部10hは、FPC10Aと重なっている(覆っている)。本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。さらに、本変形例では、複数の突出部10bがFFC11と重なっている。よって、本変形例によれば、一例としては、FFC11の動きがより一層抑制されやすい。さらに、FPC10の突出部10hがFPC10Aと重なっている。よって、本変形例によれば、一例としては、FPC10Aの動きが抑制されやすく、ひいては、FFC11の動きがより一層抑制されやすい。
上記実施形態の第4変形例では、一例として、図11に示されるように、FPC10,10AとFFC11とが部分的に隣接して並んで(本変形例では、一例として略平行に)配置されている。そして、FPC10,10Aは、それぞれ突出部10bを有している。突出部10bは、FPC10,10Aの配線領域10aの縁10a1からFPC10,10A(配線領域10a)の幅方向に突出している。突出部10bは、それぞれ、FFC11と重なり、FFC11を覆っている。突出部10bは、それぞれ、FFC11の幅方向に沿って突出し、FFC11の幅の途中まで延びている。各突出部10bは、FFC11の相異なる部位と重なっている(覆っている)。さらに、本変形例では、FPC10は、突出部10hを有している。突出部10hは、FPC10の屈曲部10dで配線領域10aの縁部10cから屈曲部10dの幅方向(湾曲の外方)に突出している。また、突出部10hは、FPC10Aの幅方向に突出し、FPC10Aの幅の途中まで延びている。突出部10hは、FPC10Aと重なっている(覆っている)。本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。さらに、本変形例では、複数の突出部10bがFFC11と重なっている。よって、本変形例によれば、一例としては、FFC11の動きがより一層抑制されやすい。さらに、FPC10の突出部10hがFPC10Aと重なっている。よって、本変形例によれば、一例としては、FPC10Aの動きが抑制されやすく、ひいては、FFC11の動きがより一層抑制されやすい。
<第5変形例>
上記実施形態の第5変形例では、一例として、図12,13に示されるように、FPC10は、FFC11と部分的に重なっている(覆っている)。また、FPC10は、突出部10bを有している。突出部10bは、FPC10の配線領域10aの縁10a1からFPC10(配線領域10a)の幅方向に突出している。突出部10bは、FFC11と重なり、FFC11を覆っている。突出部10bは、FFC11の幅方向に沿って突出し、FFC11を跨ぎ、配線領域10aとは反対側まで延びている。また、本変形例では、FPC10ならびにFFC11に重なるように、電気部品61が設けられている。電気部品61は、筐体3Aあるいは第二筐体2Bに収容され、例えば、SSDや通信モジュール等である。そして、突出部10bは、電気部品61とFFC11とで挟まれる状態に設けられている。すなわち、突出部10bは、電気部品61とFFC11との間に介在されている。そして、突出部10bには、絶縁体(絶縁部)としてのベース層およびカバー層(いずれも図示されず)の間に導体層10i(導電層、導体、シールド層、シールド部材)が介在されている。この導体層10iは、電気部品61とFFC11との間の電磁シールドとして機能することができる。なお、導体層10iは、配線領域10a内のグラウンド電位の配線層10eと電気的に接続されることができる。これにより、グラウンド電位が共用化されやすく、導体層10iの電位の浮きが抑制されやすい。本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。さらに、本変形例によれば、突出部10bを、電磁シールドとして用いることができる。よって、FPC10や、FFC11、電気部品61等で用いられる電気信号に対するノイズ混入や電気信号や電磁波の相互干渉等が抑制されやすい。本変形例にかかる構成は、種々の電子機器に用いることができる。
上記実施形態の第5変形例では、一例として、図12,13に示されるように、FPC10は、FFC11と部分的に重なっている(覆っている)。また、FPC10は、突出部10bを有している。突出部10bは、FPC10の配線領域10aの縁10a1からFPC10(配線領域10a)の幅方向に突出している。突出部10bは、FFC11と重なり、FFC11を覆っている。突出部10bは、FFC11の幅方向に沿って突出し、FFC11を跨ぎ、配線領域10aとは反対側まで延びている。また、本変形例では、FPC10ならびにFFC11に重なるように、電気部品61が設けられている。電気部品61は、筐体3Aあるいは第二筐体2Bに収容され、例えば、SSDや通信モジュール等である。そして、突出部10bは、電気部品61とFFC11とで挟まれる状態に設けられている。すなわち、突出部10bは、電気部品61とFFC11との間に介在されている。そして、突出部10bには、絶縁体(絶縁部)としてのベース層およびカバー層(いずれも図示されず)の間に導体層10i(導電層、導体、シールド層、シールド部材)が介在されている。この導体層10iは、電気部品61とFFC11との間の電磁シールドとして機能することができる。なお、導体層10iは、配線領域10a内のグラウンド電位の配線層10eと電気的に接続されることができる。これにより、グラウンド電位が共用化されやすく、導体層10iの電位の浮きが抑制されやすい。本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。さらに、本変形例によれば、突出部10bを、電磁シールドとして用いることができる。よって、FPC10や、FFC11、電気部品61等で用いられる電気信号に対するノイズ混入や電気信号や電磁波の相互干渉等が抑制されやすい。本変形例にかかる構成は、種々の電子機器に用いることができる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、各実施形態の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。例えば、FPCに替えてFFCを用いて、FFCに突出部を設けることができるし、FFCに替えてFPCを用いることができる。さらに、FPCあるいはFFCに設けられた突出部が、ケーブル以外の電気部品と重なる(覆う)よう、構成することができる。また、フラットケーブル(FPC)の突出部によって覆われる対象は、FPCや、FFCの他、ケーブルであってもよいし、他の電気部品であってもよい。
1A…テレビジョン受像機(電子機器)、1B…電子機器、2B…第二筐体(筐体)、3A…筐体、4…表示装置、4a…表示画面、10…フレキシブルプリント配線板(FPC、フラットケーブル)、10a…配線領域、10b…突出部、10b1…縁、10d…屈曲部、10f…開口部(結合部)、10g…開口部(結合部)、10i…導体層(導体)、11…フレキシブルフラットケーブル(FFC、ケーブル、電気部品)、61…電気部品。
Claims (11)
- 筐体と、
表示画面を有し前記筐体に少なくとも一部が収容された表示装置と、
前記筐体内に収容されたケーブルと、
前記筐体内に収容され、少なくとも一部が前記ケーブルに沿うかあるいは重なった状態に設けられ、配線領域と、当該配線領域から突出し前記ケーブルと重なった突出部と、を有したフレキシブルプリント配線板と、
を備えた、テレビジョン受像機。 - 前記突出部は前記配線領域を電気部品と絶縁させる絶縁体を有した、請求項1に記載のテレビジョン受像機。
- 前記突出部は導体層を有した、請求項1または2に記載のテレビジョン受像機。
- 前記ケーブルとの間で前記突出部を挟む状態に位置された電気部品を備えた、請求項2または3に記載のテレビジョン受像機。
- 前記突出部は、前記フレキシブルプリント配線板の屈曲部に設けられた、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載のテレビジョン受像機。
- 前記配線領域は、前記ケーブルと交叉する方向に延びた部分を有し、
前記突出部は、当該ケーブルと交叉する方向に延びた部分から突出した、請求項1〜5のうちいずれか一つに記載のテレビジョン受像機。 - 前記突出部は曲線状の縁を有した、請求項1〜6のうちいずれか一つに記載のテレビジョン受像機。
- 前記突出部の縁と前記ケーブルの縁とが略直交した、請求項1〜7のうちいずれか一つに記載のテレビジョン受像機。
- 前記突出部の前記ケーブルを挟んで前記配線領域とは反対側に、前記筐体または当該筐体内の部品に結合された結合部が設けられた、請求項1〜8のうちいずれか一つに記載のテレビジョン受像機。
- 筐体と、
前記筐体内に収容されたケーブルと、
前記筐体内に収容され前記ケーブルを覆う突出部が設けられたフレキシブルプリント配線板と、
を備えた、電子機器。 - 筐体と、
前記筐体内に収容された電気部品と、
前記筐体内に収容され前記電気部品を覆う突出部が設けられたフラットケーブルと、
を備えた、電子機器。
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