JP6192974B2 - テレビジョン受像機および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、テレビジョン受像機および電子機器に関する。
従来、筐体内に設けられた第1の導体部と第2の導体部とが、導電性部材を介して電気的に接続された、電子機器が知られている。
特開2012−19551号公報
この種の電子機器では、第1の導体部と第2の導体部とがより導通しやすい構成が得られれば、好ましい。
実施形態にかかるテレビジョン受像機は、一例として、筐体と、基板と、第1の導体部と、第2の導体部と、導電性接着層と、を備える。筐体は、表示装置を収容する。基板は、筐体内の壁部の内側に配置され、電子部品が取り付けられる。第1の導体部は、基板と外れた筐体内の壁部の内側に配置される。第2の導体部は、筐体内に設けられ、基板の導体部と第1の導体部とを接続する。導電性接着層は、第1の導体部と第2の導体部との間に位置され、第1の導体部と第2の導体部とを接着し、第1の導体部と導電性接着層と第2の導体部とが重なる方向に圧縮された複数の薄肉部を有する。
実施形態にかかるテレビジョン受像機は、一例として、筐体と、第1の導体部と、第2の導体部と、導電性接着層と、を備える。筐体は、表示装置を収容する。第1の導体部および第2の導体部は、筐体内に設けられる。導電性接着層は、圧縮部を有する。圧縮部は、第1の導体部と第2の導体部との間に位置され、第1の導体部と導電性接着層と第2の導体部とが重なる方向に圧縮される。
図1は、第1実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例を正面側から見た斜視図である。 図2は、第1実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例の筐体内の一部を正面側から見た斜視図である。 図3は、図2のIII−III断面図である。 図4は、図3に示すIV部の拡大図である。 図5は、図3に示すV部の拡大図である。 図6は、第2実施形態にかかる電子機器の一例を正面側から見た斜視図である。 図7は、図6のVII−VII断面図である。 図8は、第1変形例にかかる電子機器の一例に含まれる凸部の正面図である。 図9は、図8のIX−IX断面図である。 図10は、第2変形例にかかる電子機器の一例に含まれる凸部の正面図である。 図11は、第3変形例にかかる電子機器の一例に含まれる凸部の正面図である。 図12は、第4変形例にかかる電子機器の一例に含まれる凸部の正面図である。 図13は、第5変形例にかかる電子機器の一例に含まれる凸部の正面図である。 図14は、第6変形例にかかる電子機器の一例に含まれる凸部の正面図である。 図15は、図14のXV−XV断面図である。 図16は、第7変形例にかかる電子機器の一例に含まれる凸部の正面図である。 図17は、第8変形例にかかる電子機器の一例に含まれる凸部の正面図である。 図18は、第9変形例にかかる電子機器の一例に含まれる凸部の正面図である。 図19は、第10変形例にかかる電子機器の一例に含まれる凸部の正面図である。 図20は、図19のXX−XX断面図である。 図21は、第11変形例にかかる電子機器の一例に含まれる凸部の正面図である。 図22は、第3実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例の一部の断面図である。
以下の例示的な複数の実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が省略される。
また、以下の実施形態では、電子機器がテレビジョン受像機や所謂クラムシェル型(ノートブック型)のパーソナルコンピュータとして構成された場合が例示されるが、本実施形態にかかる電子機器は、これには限定されない。本実施形態にかかる電子機器は、筐体内に第1の導体部と導電性接着層と第2の導体部とが設けられた種々の電子機器(例えば、スマートテレビ、携帯電話機、映像表示装置、テレビ電話機等)として構成することができる。
<第1実施形態>
本実施形態では、一例として、図1に示されるように、テレビジョン受像機1は、支持部2と筐体3とを備える。具体的に、筐体3(第一筐体、第一部分、第一部品)は、表示装置4の少なくとも一部を収容する。支持部2(スタンド部、台、支部、第二筐体、第二部分、他の部分、他の部品)は、筐体3を支持する。支持部2は、外部載置面に載置された場合にこの外部載置面と向かい合う領域20a(底壁、壁、領域、部分、脚)を有する。
また、本実施形態では、一例として、支持部2は、筐体3を、ヒンジ部(接続部、連結部、回動支持部、ヒンジ機構、接続機構、連結機構、回動支持機構、図示されず)を介して回動可能に支持している。本実施形態では、一例として、ヒンジ部は、チルトの調整を可能としており、表示画面4aの上下方向の角度を変化させる。なお、支持部2は筐体3を他の方向への回動(例えば、ピボット、スイベル等)を可能に支持することができる。
テレビジョン受像機1の筐体3は、本実施形態では、一例として、正面視および背面視では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)に構成されている。また、筐体3は、本実施形態では、一例として、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体3は、面3a(前面、正面、第一面、第一面部)とこの反対側の面3b(後面、背面、第二面、第二面部)と、を有する。また、筐体3は、図1に示されるように、正面視では、四つの端部3c〜3f(辺部、縁部)と、四つの角部3g〜3j(尖部、曲部、端部)と、を有する。端部3c,3eは、長辺部の一例である。また、端部3d,3fは、短辺部の一例である。
また、筐体3は、面3aを有する壁部3k(第一部分、プレート、フレーム、前壁部、表壁部、天壁部)と、面3bを有する壁部3m(第二部分、プレート、後壁部、裏壁部、底壁部、図3参照)と、を有する。壁部3k,3mは、四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)である。また、筐体3は、壁部3kと壁部3mとの間に亘った面3p(側面、周面、第三面)を有する四つの壁部3n(第三部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)を有する。なお、壁部3kには、一例としては四角形状の開口部3rが設けられている。よって、壁部3kは、四角形状かつ枠状である。
さらに、筐体3は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されることができる。筐体3は、本実施形態では、一例として、少なくとも壁部3kを含む第一筐体部材31(第一部分、前側部材、マスク、マスク部、カバー、フロントカバー、カバー部、第一領域)と、少なくとも壁部3mを含む第二筐体部材32(第二部分、後側部材、ベース、ベース部、ボトム、ボトム部、カバー、リヤカバー、カバー部、第二領域)とを有する。壁部3nは、第一筐体部材31および第二筐体部材32のうち少なくともいずれか一方(例えば、第二筐体部材32)に含まれる。また、筐体3は、第一筐体部材31および第二筐体部材32とは別に、これらの間に位置した第三筐体部材(第三部分、中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、インナプレート、ミドルプレート、ミドルフレーム、第三領域、図示されず)や、第四筐体部材(第四部分、中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、覆部材、シールド、第四領域、図示されず)等を有することができる。
筐体3は、金属材料や、合成樹脂材料等で構成されることができる。第一筐体部材31および第二筐体部材32は、比較的剛性の低い材料(第三筐体部材や第四筐体部材より剛性の低い材料、例えば合成樹脂材料等)で構成されることができる。なお、第一筐体部材31や第二筐体部材32の筐体3内側には、リブ等の壁部(突出部、突出壁部、図示されず)が設けられることができる。壁部により、筐体3の剛性が高くなりやすい。
また、本実施形態では、一例として、筐体3の面3bや面3p等には、コネクタ(図示されず)や操作部(図示されず)等を設けることができる。コネクタは、例えば、電源ケーブル用のコネクタや、USB(universal serial bus)コネクタ、カードコネクタ、イヤホンやマイクのコネクタ等であることができる。操作部は、例えば、押しボタンや、押しスイッチ、スライドスイッチ、ポインティングデバイス、ダイヤル等であることができる。また、図2に示されるように、筐体3内に、カメラモジュール10(カメラ、撮像装置)を設けることができる。カメラモジュール10は、図1に示されるように、筐体3の壁部3kに設けられた開口部3sから露出している。
また、本実施形態では、一例として、図1に示されるように、表示装置4(表示部、ディスプレイ、パネル)の、面3a側に位置した表示画面4aは、開口部3rを介して筐体3の前方(外方)に露出している。使用者は、前方側から開口部3rを介して表示画面4aを視認することができる。表示装置4は、正面視では四角形状(本実施形態では一例として長方形状)に構成されている。また、表示装置4は、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。表示装置4は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD,liquid crystal display)や有機ELディスプレイ(OELD,organic electro-luminescent display)等である。
また、本実施形態では、一例として、表示装置4の前側(表側、壁部3k側)には、入力操作パネル5(一例としてはタッチパネル、タッチセンサ、操作面)が設けられている。入力操作パネル5は、透明な比較的薄い四角形状に構成され、表示画面4aを覆っている。操作者(ユーザ等)は、例えば、手指や部品(例えばスタイラス等、図示されず)等で入力操作パネル5に対して、触れる、押す、擦る、あるいは手指やスタイラス等を入力操作パネル5の近傍で動かす等の操作を行うことで、入力処理を実行することができる。また、表示装置4の表示画面4aから出た光は、入力操作パネル5を通過して壁部3kの開口部3rから筐体3の前方(外方)へ出る。入力操作パネル5は、表示装置4内に設けられた所謂インセルタッチパネルとして構成されてもよい。入力操作パネル5は、入力部の一例である。
そして、本実施形態では、一例として、図1に示されるように、筐体3内には、表示装置4の後側(裏側、背後側、壁部3m側、表示画面4aとは反対側)に、一つ以上の基板6(回路基板、制御基板、メイン基板、電気部品、第一電気部品)が収容されている。基板6は、表示装置4と並行して設けられている。基板6は、壁部3k,3m,3n等と離間した状態で、すなわち、壁部3k,3m,3n等との間に空間(隙間)が形成された状態で、設けられている。
また、本実施形態では、一例として、基板6には、例えば、CPU(central processing unit)や、グラフィックコントローラ、電源回路部品、PCH(platform controller hub)、メモリスロットコネクタ、LCDコネクタ、I/O(input/output)コネクタ、電源コイル、素子、コネクタ等の複数の部品(電気部品、電子部品、図示されず)を実装することができる。また、制御回路は、例えば、映像信号処理回路や、チューナ部、HDMI(high-definition multimedia interface、登録商標)信号処理部、AV(audio video)入力端子、リモコン信号受信部、制御部、セレクタ、オンスクリーンディスプレイインタフェース、記憶部(例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)等)、音声信号処理回路等を、含むことができる。制御回路は、表示装置4の表示画面4aでの映像(動画や静止画等)の出力や、スピーカ(図示されず)での音声の出力、LED(light emitting diode、図示されず)での発光等を制御する。表示装置4や、スピーカ、LED等は、出力部の一例である。
また、本実施形態では、一例として、図2,3に示されるように、筐体3内には、第1の導体部11(導体層、導体膜)が設けられている。具体的には、一例として、第1の導体部11は、膜状(薄板状)に構成される。第1の導体部11は、筐体3の壁部3mの面3bとは反対側の面3x(内面、内側面)上に位置され、面3x上を部分的に覆っている。第1の導体部11は、筐体3が絶縁性の合成樹脂材料等で構成された場合に、グラウンド電極(グラウンド導体、共通グラウンド)として用いることができる。また、第1の導体部11は、電磁ノイズを遮蔽する電磁シールドとして用いることもできる。第1の導体部11は、導電性を有した金属部材(例えば、アルミ箔や、アルミテープ、スパッタ層等)として構成されうる。
また、本実施形態では、一例として、図2に示されるように、筐体3内には、カメラモジュール10が設けられている。具体的には、カメラモジュール10は、基板10aとカメラユニット10bとを有する。基板10aは、筐体3の端部3cに沿って延びた細長い四角形状(長方形状)に構成されている。基板10aは、第1の導体部11と同様に、筐体3の面3x(内面、内側面)上に位置される。また、基板10aは、第1の導体部11と平面視で重ならない(第1の導体部11と外れた、第1の導体部11よりも端部3c側の)領域3yに位置される。基板10aの長手方向(図2の例では左右方向)の略中央部には、カメラユニット10bが設けられる。また、基板10aの長手方向(図2の例では左右方向)の両端部には、導体部10cが設けられる。導体部10cは、グラウンド電極として用いることができる。導体部10cは、基板10aの面10d(表面、上面)上に露出している。
また、本実施形態では、一例として、図2,3に示されるように、筐体3内には、第2の導体部12(導体層、導体膜)が設けられている。この第2の導体部12は、第1の導体部11と基板10aの導体部10cとを電気的に接続する。第1の導体部11(筐体3のグラウンド電極)の電位と、基板10aの導体部10c(カメラモジュール10のグラウンド電極)の電位とが異なると、ノイズが生じる虞がある。この点、本実施形態によれば、一例としては、第2の導体部12によって、グラウンド電極の電位差、ひいては当該電位差に基づくノイズの発生を、抑制することができる。第2の導体部12は、基板10aの長手方向(端部3cの延びる方向、図2の左右方向)と交差する方向(本実施形態では、一例として直交方向)に沿って延びた細長い四角形状(長方形状、帯状、短冊状)に構成されている。第2の導体部12の一端部12a(図2では下側の端部)は第1の導体部11と重なり、当該第1の導体部11と電気的に接続される。また、他端部12b(図2では上側の端部)は、基板10aの導体部10cと重なり、当該導体部10cと電気的に接続される。また、第2の導体部12は、基板10aの導体部10cのそれぞれと対応して設けられている。すなわち、本実施形態では、複数(本実施形態では、一例として二つ)の第2の導体部12が、基板10aの長手方向(図2の例では左右方向)に間隔を空けて、設けられている。第2の導体部12は、第1の導体部11と同様に、導電性を有した金属部材(例えば、アルミ箔やアルミテープ等)として構成されうる。
また、本実施形態では、一例として、第1の導体部11と第2の導体部12との間には、導電性接着層9(導電性両面テープ)が位置されている。本実施形態では、一例として、導電性接着層9は、基板10aの長手方向と交差する方向(本実施形態では、一例として直交方向、図2では上下方向)に沿って延びた細長い四角形状(長方形状、帯状、短冊状)に構成されている。導電性接着層9は、第1の導体部11と第2の導体部12とを接着する。また、導電性接着層9は、導電性フィラー9c(例えば、金属粒子等、図4参照)を含有している。この導電性フィラー9cを介して、第1の導体部11と第2の導体部12とが導通する。
そして、本実施形態では、一例として、導電性接着層9は、圧縮部9a(潰れ部、薄肉部)を有している。圧縮部9aは、第1の導体部11と導電性接着層9と第2の導体部12とが重なる方向(積層方向、筐体3(壁部3m)の厚さ方向、図3では上下方向)に圧縮されている。また、本実施形態では、一例として、複数の凸部14(突起、突部、突出部)が設けられた治具15(押圧部材)を用いて導電性接着層9に圧縮部9aが形成される。具体的には、治具15の本体部15aが図3の矢印方向(下方向)に押圧されることで、第1の導体部11と導電性接着層9と第2の導体部12とが、凸部14と筐体3の壁部3m(第2の部材)との間に挟まれることにより、形成される。圧縮部9aでは、図5に示されるように、導電性接着層9の重なり方向の厚さが狭まる。よって、圧縮部9aでは、圧縮部9aでは無い部分(非圧縮部分、一般部分、図4参照)と比べて、導電性フィラー9c同士が密集し、互いに接触しやすくなる。すなわち、本実施形態によれば、一例としては、導電性接着層9に圧縮部9aが設けられるため、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性が高まりやすい。
また、本実施形態では、一例として、第1の導体部11または第2の導体部12(図3の例では第2の導体部12)の導電性接着層9側の面12c(下面)とは反対側の面12d(上面)に凹部13(溝部、孔部、開口部)が設けられている。そして、本実施形態では、一例として、圧縮部9aは、導電性接着層9の凹部13と対応する位置に設けられている。よって、本実施形態によれば、一例としては、第2の導体部12に凹部13が設けられたことで、導電性接着層9に比較的容易に圧縮部9aが形成されやすい。
また、本実施形態では、一例として、凹部13に入る凸部14を有した治具15(第1の部材、押圧部材)が用いられている。よって、本実施形態によれば、一例としては、治具15の凸部14によって、導電性接着層9に比較的容易に圧縮部9aが形成されやすい。
また、本実施形態では、一例として、導電性接着層9は、複数の圧縮部9aを有している。よって、本実施形態によれば、一例としては、圧縮部9aによる導通箇所が増えやすい。よって、本実施形態によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性が高まりやすい。
また、本実施形態では、一例として、図2に示されるように、複数の圧縮部9a(ならびに複数の凹部13)が、千鳥状に配置されている。よって、本実施形態によれば、一例としては、凹部13(圧縮部9a)の密度が高まりやすい。よって、本実施形態によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性がより効率よく高まりやすい。
また、本実施形態では、一例として、図3に示されるように、凸部14が、治具15の本体部15aから半球状に突出している。よって、本実施形態によれば、一例としては、先端が尖った凸部と比べて、導電性接着層9の損傷が抑制されやすい。
なお、本実施形態では、一例として、凹部13(圧縮部9a)は、平面視で、第1の導体部11と第2の導体部12とが重なる部分にのみ設けられているが、第2の導体部12と基板10aの導体部10cとが重なる部分にも設けることができる。
<第2実施形態>
本実施形態では、一例として、図6に示されるように、電子機器1Aは、第一筐体3Aと第二筐体2Aとを備える。具体的に、第一筐体3A(第一部分、筐体)は、表示装置4の少なくとも一部を収容する。第二筐体2Aは、基板6Aを収容する。第二筐体2Aには、キーボード7(入力操作部、第一入力操作部、入力受付部、入力部)や、ポインティングデバイス8a(入力操作部、第二入力操作部、入力受付部、入力部)、クリックボタン8b(入力操作部、第三入力操作部、入力受付部、入力部)等が設けられる。
第一筐体3Aと第二筐体2Aとは、ヒンジ部23(接続部、連結部、回動支持部、ヒンジ機構、接続機構、連結機構、回動支持機構)によって回動可能に接続されている。第一筐体3Aおよび第二筐体2Aは、ヒンジ部23により、少なくとも展開状態(図6参照)と、折り畳み状態(図示されず)との間で回動可能に接続されている。すなわち、本実施形態では、ヒンジ部23は、第一筐体3Aと第二筐体2Aとを、回動軸Ax回りに回動可能に、接続している。表示装置4の表示画面4aは、第一筐体3Aの面3a(前面、正面、第一面、第一面部)に設けられた開口部3rから露出している。また、キーボード7や、ポインティングデバイス8a、クリックボタン8b等は、第二筐体2Aの面2a(上面、正面、第一面、第一面部)に露出している。折り畳み状態では、第一筐体3Aの面3aと第二筐体2Aの面2aとが重なり、表示画面4aや、キーボード7、ポインティングデバイス8a、クリックボタン8b等が、第一筐体3Aおよび第二筐体2Aに隠される。展開状態では、第一筐体3Aの面3aおよび第二筐体2Aの面2aが露出され、表示画面4aや、キーボード7、ポインティングデバイス8a、クリックボタン8b等が使用可能(視認可能あるいは操作可能)になる。
第一筐体3Aは、本実施形態では、一例として、正面視および背面視では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)に構成されている。また、第一筐体3Aは、本実施形態では、一例として、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。第一筐体3Aは、図6,7に示されるように、面3a(前面、正面、第一面、第一面部)とこの反対側の面3b(後面、背面、第二面、第二面部)と、を有する。また、第一筐体3Aは、図6に示されるように、正面視では、四つの端部3c〜3f(辺部、縁部)と、四つの角部3g〜3j(尖部、曲部、端部)と、を有する。端部3c,3eは、長辺部の一例である。また、端部3d,3fは、短辺部の一例である。
また、第一筐体3Aは、面3aを有する壁部3k(第一部分、プレート、フレーム、前壁部、表壁部、天壁部)と、面3bを有する壁部3m(第二部分、プレート、後壁部、裏壁部、底壁部)と、を有する。壁部3k,3mは、四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)である。また、第一筐体3Aは、壁部3kと壁部3mとの間に亘った面3p(側面、周面、第三面)を有する四つの壁部3n(第三部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)を有する。なお、壁部3kには、一例としては四角形状の開口部3rが設けられている。よって、壁部3kは、四角形状かつ枠状である。
さらに、第一筐体3Aは、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されることができる。第一筐体3Aは、本実施形態では、一例として、少なくとも壁部3kを含む第一筐体部材31(第一部分、前側部材、マスク、マスク部、カバー、フロントカバー、カバー部、第一領域)と、少なくとも壁部3mを含む第二筐体部材32(第二部分、後側部材、ベース、ベース部、ボトム、ボトム部、カバー、リヤカバー、カバー部、第二領域)とを有する。壁部3nは、第一筐体部材31および第二筐体部材32のうち少なくともいずれか一方(例えば、第二筐体部材32)に含まれる。また、第一筐体3Aは、第一筐体部材31および第二筐体部材32とは別に、これらの間に位置した第三筐体部材(第三部分、中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、インナプレート、ミドルプレート、ミドルフレーム、第三領域、図示されず)や、第四筐体部材(第四部分、中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、覆部材、シールド、第四領域、図示されず)等を有することができる。
第一筐体3Aは、金属材料や、合成樹脂材料等で構成されることができる。第一筐体部材31および第二筐体部材32は、比較的剛性の低い材料(第三筐体部材や第四筐体部材より剛性の低い材料、例えば合成樹脂材料や金属材料等)で構成されることができる。なお、第一筐体部材31や第二筐体部材32の第一筐体3A内側には、リブ等の壁部(突出部、突出壁部、図示されず)が設けられることができる。壁部により、第一筐体3Aの剛性が高くなりやすい。
また、本実施形態では、一例として、図6,7に示されるように、第一筐体3A内には、カメラモジュール10(カメラ、撮像装置)を設けることができる。カメラモジュール10は、第一筐体3Aの壁部3kに設けられた開口部3sを介して露出している。なお、第一筐体3Aの面3pに、コネクタや操作部等を設けることができる。
また、本実施形態では、一例として、図6に示されるように、表示装置4(表示部、ディスプレイ、パネル)の、面3a側に位置した表示画面4aは、開口部3rを介して第一筐体3Aの前方(外方)に露出している。使用者は、前方側から開口部3rを介して表示画面4aを視認することができる。表示装置4は、正面視では四角形状(本実施形態では一例として長方形状)に構成されている。また、表示装置4は、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。表示装置4は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD,liquid crystal display)や有機ELディスプレイ(OELD,organic electro-luminescent display)等である。
また、本実施形態では、一例として、表示装置4の前側(表側、壁部3k側)には、入力操作パネル5(一例としてはタッチパネル、タッチセンサ、操作面)が設けられている。入力操作パネル5は、透明な比較的薄い四角形状に構成され、表示画面4aを覆っている。操作者(ユーザ等)は、例えば、手指や部品(例えばスタイラス等、図示されず)等で入力操作パネル5に対して、触れる、押す、擦る、あるいは手指やスタイラス等を入力操作パネル5の近傍で動かす等の操作を行うことで、入力処理を実行することができる。また、表示装置4の表示画面4aから出た光は、入力操作パネル5を通過して壁部3kの開口部3rから第一筐体3Aの前方(外方)へ出る。入力操作パネル5は、表示装置4内に設けられた所謂インセルタッチパネルとして構成されてもよい。入力操作パネル5は、入力部の一例である。
第二筐体2Aは、本実施形態では、一例として、正面視および背面視では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)に構成されている。また、第二筐体2Aは、本実施形態では、一例として、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。第二筐体2Aは、面2a(上面、正面、第一面、第一面部)とこの反対側の面2b(下面、背面、第二面、第二面部)と、を有する。また、第二筐体2Aは、図6に示されるように、正面視では、四つの端部2c〜2f(辺部、縁部)と、四つの角部2g〜2j(尖部、曲部、端部)と、を有する。端部2c,2eは、長辺部の一例である。また、端部2d,2fは、短辺部の一例である。
また、第二筐体2Aは、面2aを有する壁部2k(第一部分、プレート、フレーム、前壁部、表壁部、天壁部)と、面2bを有する壁部2m(第二部分、プレート、後壁部、裏壁部、底壁部)と、を有する。壁部2k,2mは、四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)である。また、第二筐体2Aは、壁部2kと壁部2mとの間に亘った面2p(側面、周面、第三面)を有する四つの壁部2n(第三部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)を有する。なお、壁部2kには、一例としては四角形状の開口部2rが設けられている。よって、壁部2kは、四角形状かつ枠状である。
さらに、第二筐体2Aは、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されることができる。第二筐体2Aは、本実施形態では、一例として、少なくとも壁部2kを含む第一筐体部材21(第一部分、前側部材、マスク、マスク部、カバー、フロントカバー、カバー部、第一領域)と、少なくとも壁部2mを含む第二筐体部材22(第二部分、後側部材、ベース、ベース部、ボトム、ボトム部、カバー、リヤカバー、カバー部、第二領域)とを有する。壁部2nは、第一筐体部材21および第二筐体部材22のうち少なくともいずれか一方(例えば、第二筐体部材22)に含まれる。また、第二筐体2Aは、第一筐体部材21および第二筐体部材22とは別に、これらの間に位置した第三筐体部材(第三部分、中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、インナプレート、ミドルプレート、ミドルフレーム、第三領域、図示されず)や、第四筐体部材(第四部分、中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、覆部材、シールド、第四領域、図示されず)等を有することができる。
第二筐体2Aは、金属材料や、合成樹脂材料等で構成されることができる。第一筐体部材21および第二筐体部材22は、比較的剛性の低い材料(第三筐体部材や第四筐体部材より剛性の低い材料、例えば合成樹脂材料等)で構成されることができる。なお、第一筐体部材21や第二筐体部材22の第二筐体2A内側には、リブ等の壁部(突出部、突出壁部、図示されず)が設けられることができる。壁部により、第二筐体2Aの剛性が高くなりやすい。
また、本実施形態では、一例として、第二筐体2Aの面2p等には、コネクタ等(図示されず)が設けられることができる。コネクタは、例えば、電源ケーブル用のコネクタや、USB(universal serial bus)コネクタ、カードコネクタ、イヤホンやマイクのコネクタ等であることができる。なお、第二筐体2Aの面2aに、コネクタや操作部を設けることができる。
また、本実施形態では、一例として、図6に示されるように、キーボード7の操作面7a(面、上面)は、開口部2rを介して第二筐体2Aの前方(外方)に露出している。面2aにおいて、キーボード7は、端部2e側に寄せて位置され、ポインティングデバイス8aならびにクリックボタン8bは端部2eとは反対側の端部2c側に寄せて配置されている。端部2eは奥行方向(前後方向)の奥側に位置され、端部2cは手前側に位置されている。
そして、本実施形態では、一例として、第二筐体2A内には、キーボード7の後側(裏側、背後側、壁部2m側、操作面7aとは反対側)に、一つ以上の基板6A(回路基板、制御基板、メイン基板、電気部品、第一電気部品)が収容されている。基板6Aは、キーボード7と並行して設けられている。基板6Aは、壁部2k,2m,2n等と離間した状態で、すなわち、壁部2k,2m,2n等との間に空間(隙間)が形成された状態で、設けられている。
また、本実施形態では、一例として、基板6Aには、例えば、CPU(central processing unit)や、グラフィックコントローラ、電源回路部品、PCH(platform controller hub)、メモリスロットコネクタ、LCDコネクタ、I/O(input/output)コネクタ、電源コイル、素子、コネクタ等の複数の部品(電気部品、電子部品、図示されず)を実装することができる。また、制御回路は、例えば、映像信号処理回路や、チューナ部、HDMI(high-definition multimedia interface、登録商標)信号処理部、AV(audio video)入力端子、リモコン信号受信部、制御部、セレクタ、オンスクリーンディスプレイインタフェース、記憶部(例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)等)、音声信号処理回路等を、含むことができる。制御回路は、表示装置4の表示画面4aでの映像(動画や静止画等)の出力や、スピーカ(図示されず)での音声の出力、LED(light emitting diode、図示されず)での発光等を制御する。表示装置4や、スピーカ、LED等は、出力部の一例である。
また、本実施形態では、一例として、図7に示されるように、第一筐体3Aは、壁部3m(第二筐体部材32)のうち少なくとも一部が、金属材料で構成されている。すなわち、本実施形態では、一例として、壁部3mの金属材料で構成された部分3m1が、第1の導体部11である。第1の導体部11は、グラウンド電極(グラウンド部、共通グラウンド)として用いることができる。また、第1の導体部11は、電磁ノイズを遮蔽する電磁シールドとして用いることもできる。
また、本実施形態では、一例として、図7に示されるように、第一筐体3A内には、上記第1実施形態と同様のカメラモジュール10が設けられている(図2参照)。具体的には、カメラモジュール10は、基板10aとカメラユニット10bとを有する。基板10aは、第一筐体3Aの端部3cに沿って延びた細長い四角形状(長方形状)に構成されている。また、基板10aの長手方向の略中央部(図2参照)には、カメラユニット10bが設けられる。また、基板10aの長手方向の両端部(図2参照)には、導体部10cが設けられる。導体部10cは、グラウンド電極として用いることができる。導体部10cは、基板10aの面10d(表面、上面)上に露出している。
また、本実施形態では、一例として、図7に示されるように、第一筐体3A内には、第2の導体部12(導体層、導体膜)が設けられている。この第2の導体部12は、第1の導体部11と基板10aの導体部10cとを電気的に接続する。第1の導体部11(第一筐体3Aのグラウンド電極)の電位と、基板10aの導体部10c(カメラモジュール10のグラウンド電極)の電位とが異なると、ノイズが生じる虞がある。この点、本実施形態によれば、一例としては、第2の導体部12によって、グラウンド電極の電位差、ひいては当該電位差に基づくノイズの発生を、抑制することができる。第2の導体部12は、基板10aの長手方向(端部3cの延びる方向、図2の左右方向)と交差する方向(本実施形態では、一例として直交方向)に沿って延びた細長い四角形状(長方形状、帯状、短冊状)に構成されている。第2の導体部12の一端部12a(図2では下側の端部)は第1の導体部11と重なり、当該第1の導体部11と電気的に接続される。また、他端部12b(図2では上側の端部)は、基板10aの導体部10cと重なり、当該導体部10cと電気的に接続される。また、第2の導体部12は、基板10aの導体部10cのそれぞれと対応して設けられている。すなわち、本実施形態では、複数(本実施形態では、一例として二つ)の第2の導体部12が、基板10aの長手方向に間隔を空けて設けられている。第2の導体部12は、導電性を有した金属部材(例えば、アルミ箔やアルミテープ等)として構成されうる。
また、本実施形態では、一例として、第1の導体部11と第2の導体部12との間には、導電性接着層9(導電性両面テープ)が位置されている。本実施形態では、一例として、導電性接着層9は、基板10aの長手方向と交差する方向(本実施形態では、一例として直交方向)に沿って延びた細長い四角形状(長方形状、帯状、短冊状)に構成されている。導電性接着層9は、第1の導体部11と第2の導体部12とを接着する。また、導電性接着層9は、導電性フィラー9c(例えば、金属粒子等、図4参照)を含有している。この導電性フィラー9cを介して、第1の導体部11と第2の導体部12とが導通する。
そして、本実施形態でも、一例として、導電性接着層9は、圧縮部9a(潰れ部、薄肉部)を有している。圧縮部9aは、第1の導体部11と導電性接着層9と第2の導体部12とが重なる方向(積層方向、筐体3(壁部3m)の厚さ方向、図7では左右方向)に圧縮されている。また、本実施形態では、一例として、第一筐体3Aの壁部3mには、複数の凸部14(突起、突部、突出部)が設けられている。そして、本実施形態では、一例として、第一筐体3Aの壁部3m(第1の部材、第1の導体部11)に設けられた凸部14と表示装置4(第2の部材)との間に、導電性接着層9と第2の導体部12とが挟まれることにより、圧縮部9aが形成される。圧縮部9aでは、図7に示されるように、導電性接着層9の重なり方向の厚さが狭まる。よって、圧縮部9aでは、圧縮部9aでは無い部分(非圧縮部分、一般部分、図4参照)と比べて、導電性フィラー9c同士が密集し、互いに接触しやすくなる。すなわち、本実施形態によれば、一例としては、導電性接着層9に圧縮部9aが設けられるため、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性が高まりやすい。
また、本実施形態では、一例として、図7に示されるように、導電性接着層9に凹部13(溝部、孔部、開口部、スリット)が設けられる。よって、本実施形態によれば、一例としては、導電性接着層9に比較的容易に圧縮部9aが形成されやすい。
また、本実施形態では、一例として、凹部13に壁部3m(第1の部材)の凸部14が入る。よって、本実施形態によれば、一例としては、第一筐体3Aの壁部3mによって、導電性接着層9に比較的容易に圧縮部9aが形成されやすい。
また、本実施形態では、一例として、第一筐体3Aの壁部3m(第1の部材)との間に少なくとも導電性接着層9(図7の例では導電性接着層9と第2の導体部12と)を挟む表示装置4(第2の部材)を備えている。よって、本実施形態によれば、一例としては、表示装置4を利用して圧縮部9aを形成することができる。よって、一例としては、第2の部材として表示装置4とは別の部品を用いる場合に比べて、構成がより小さくなりやすい。また、一例としては、圧縮部9aが維持されやすい。
また、本実施形態でも、一例として、導電性接着層9は、複数の圧縮部9aを有している。すなわち、本実施形態では、一例として、壁部3mに設けられた複数の凸部14によって、導電性接着層9に複数の凹部13が形成される。よって、本実施形態によれば、一例としては、圧縮部9aによる導通箇所が増えやすい。よって、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性が高まりやすい。
また、本実施形態でも、一例として、複数の圧縮部9a(ならびに複数の凹部13)は、千鳥状に配置されうる。よって、本実施形態によれば、一例としては、凹部13(圧縮部9a)の密度が高まりやすい。よって、本実施形態によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性がより効率よく高まりやすい。
また、本実施形態でも、一例として、図7に示されるように、凸部14が、壁部3mの面3x(内面、内側面、面3bとは反対側の面)から半球状に突出している。よって、本実施形態によれば、一例としては、先端が尖った凸部と比べて、導電性接着層9の損傷が抑制されやすい。
なお、本実施形態では、一例として、第一筐体3Aの壁部3mの一部が、第1の導体部11であるが、第1の導体部11は、壁部3mの面3x(内面、内側面)上に、壁部3mとは別に設けられうる。その場合、第1の導体部11の導電性接着層9とは反対側の面に凹部13が設けられ、圧縮部9aは、導電性接着層9の凹部13と対応する位置に設けられる。また、壁部3m(第1の部材)には、その凹部13に入る凸部14が設けられる。また、壁部3m(第1の部材)と表示装置4(第2の部材)との間に、第1の導体部11と導電性接着層9と第2の導体部12とが挟まれる。
また、本実施形態では、一例として、導電性接着層9と第2の導体部12とが、壁部3mと表示装置4との間に挟まれることで圧縮部9aが形成されたが、圧縮部9aは、作業者が手指や工具等を用いて、第2の導体部12を凸部14に向けて押圧することによっても形成されうる。
また、本実施形態でも、一例として、凹部13(圧縮部9a)が、第1の導体部11と第2の導体部12とが重なる部分にのみ設けられているが、第2の導体部12と基板10aの導体部10cとが重なる部分にも設けることができる。
<第1変形例>
図8,9に示される変形例は、上記実施形態にかかる電子機器1A(またはテレビジョン受像機1)と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。図8,9に示される凸部14Aは、例えば、上記第2実施形態の凸部14(図7参照)に置き換えることができる。
ただし、本変形例では、一例として、図8,9に示されるように、凸部14A(壁部、リブ、突出部)は、壁部3mの面3x(内面、内側面、面3bとは反対側の面)から壁状に突出している。本変形例では、一例として、凸部14Aは、互いに交差する(本実施形態では、一例として直交する)複数の第1の壁部14a(第1のリブ、横壁部)と複数の第2の壁部14b(第2のリブ、縦壁部)とを有している。第1の壁部14aならびに第2の壁部14bは、いずれも長方形状の板状に構成されている。凸部14Aは、互いに平行な複数の第1の壁部14aと互いに平行な複数の第2の壁部14bとが、平面視で互いに格子状(井桁状、ラダー状)に接続されて(一体化されて)構成されている。よって、本変形例によれば、一例としては、壁部3mに設けられた壁状の凸部14Aによって、壁部3mの剛性が高まりやすい。また、一例としては、壁状の凸部14Aによって、圧縮部9aによる導通箇所が増加しやすい。よって、本変形例によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性が高まりやすい。
<第2変形例>
図10に示される変形例は、上記実施形態にかかる電子機器1A(またはテレビジョン受像機1)と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。図10に示される凸部14Bは、例えば、上記第2実施形態の凸部14(図7参照)に置き換えることができる。
ただし、本変形例では、一例として、図10に示されるように、凸部14B(壁部、リブ、突出部)は、壁部3mの面3x(内面、内側面、面3bとは反対側の面)から壁状に突出している。本変形例では、一例として、凸部14Bは、互いに平行な複数の壁部14a(リブ、横壁部)を有している。壁部14aは、長方形状の板状に構成されている。よって、本変形例によれば、一例としては、壁部3mに設けられた壁状の凸部14Bによって、壁部3mの剛性が高まりやすい。また、一例としては、壁状の凸部14Bによって、圧縮部9aによる導通箇所が増加しやすい。よって、本変形例によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性が高まりやすい。
<第3変形例>
図11に示される変形例は、上記実施形態にかかる電子機器1A(またはテレビジョン受像機1)と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。図11に示される凸部14Cは、例えば、上記第2実施形態の凸部14(図7参照)に置き換えることができる。
ただし、本変形例では、一例として、図11に示されるように、凸部14C(壁部、リブ、突出部)は、壁部3mの面3x(内面、内側面、面3bとは反対側の面)から壁状に突出している。本変形例では、一例として、凸部14Cは、複数の壁部14b(リブ、縦壁部)を有している。壁部14bは、長方形状の板状に構成されている。ただし、壁部14bは、第2変形例の壁部14aとは異なる方向に延びている。よって、本変形例によれば、一例としては、壁部3mに設けられた壁状の凸部14Cによって、壁部3mの剛性が高まりやすい。また、一例としては、壁状の凸部14Cによって、圧縮部9aによる導通箇所が増加しやすい。よって、本変形例によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性が高まりやすい。
<第4変形例>
図12に示される変形例は、上記実施形態にかかる電子機器1A(またはテレビジョン受像機1)と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。図12に示される凸部14Dは、例えば、上記第2実施形態の凸部14(図7参照)に置き換えることができる。
ただし、本変形例では、一例として、図12に示されるように、凸部14D(壁部、リブ、突出部)は、壁部3mの面3x(内面、内側面、面3bとは反対側の面)から壁状に突出している。本変形例では、一例として、凸部14Dは、互いに交差する(本実施形態では、一例として直交する)第1の壁部14c(第1のリブ)と第2の壁部14d(第2のリブ)とを有している。第1の壁部14cならびに第2の壁部14dは、いずれも長方形状の板状に構成されている。凸部14Dは、第1の壁部14cと第2の壁部14dとが平面視でX字状に接続されて(一体化されて)構成されている。また、本変形例では、一例として、壁部3mの面3xに、複数の凸部14Dが設けられ、それら複数の凸部14Dが、平面視で、千鳥状に配置されている。よって、本変形例によれば、一例としては、壁部3mに設けられた壁状の凸部14Dによって、壁部3mの剛性が高まりやすい。また、一例としては、千鳥状に配置された複数の凸部14Dによって、圧縮部9aの密度が高まりやすい。よって、本変形例によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性がより高まりやすい。
<第5変形例>
図13に示される変形例は、上記実施形態にかかる電子機器1A(またはテレビジョン受像機1)と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。図13に示される凸部14Eは、例えば、上記第2実施形態の凸部14(図7参照)に置き換えることができる。
ただし、本変形例では、一例として、図13に示されるように、凸部14E(突出部)は、壁部3mの面3x(内面、内側面、面3bとは反対側の面)から三角錐状に突出している。また、本変形例では、一例として、壁部3mの面3xに、複数の凸部14Eが設けられ、それら複数の凸部14Eが、平面視で、千鳥状に配置されている。本変形例によっても、他の実施形態や他の変形例と同様の結果(効果)が得られる。
<第6変形例>
図14,15に示される変形例は、上記実施形態にかかる電子機器1A(またはテレビジョン受像機1)と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。図14,15に示される凸部14Fは、例えば、上記第2実施形態の凸部14(図7参照)に置き換えることができる。
ただし、本変形例では、一例として、図14に示されるように、凸部14F(壁部、リブ、突出部)は、壁部3mの面3x(内面、内側面、面3bとは反対側の面)から壁状に突出している。本変形例では、一例として、凸部14Fは、互いに交差する(本実施形態では、一例として直交する)第1の壁部14a(第1のリブ、横壁部)と一対の第2の壁部14b,14b(第2のリブ、縦壁部)とを有している。第1の壁部14aならびに第2の壁部14bは、いずれも長方形状の板状に構成されている。凸部14Fは、第1の壁部14aと一対の第2の壁部14b,14bとが平面視でH字状に接続されて(一体化されて)構成されている。また、第1の壁部14aの面3xからの突出高さは、第2の壁部14bの面3xからの突出高さよりやや低い。また、本変形例では、一例として、壁部3mの面3xに、複数の凸部14Fが設けられ、それら複数の凸部14Fが、平面視で、千鳥状に配置されている。よって、本変形例によれば、一例としては、壁部3mに設けられた壁状の凸部14Fによって、壁部3mの剛性が高まりやすい。また、一例としては、千鳥状に配置された複数の凸部14Fによって、圧縮部9aの密度が高まりやすい。よって、本変形例によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性がより高まりやすい。
<第7変形例>
図16に示される変形例は、上記実施形態にかかる電子機器1A(またはテレビジョン受像機1)と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。図16に示される凸部14Gは、例えば、上記第2実施形態の凸部14(図7参照)に置き換えることができる。
ただし、本変形例でも、一例として、図16に示されるように、凸部14G(壁部、リブ、突出部)は、壁部3mの面3x(内面、内側面、面3bとは反対側の面)から壁状に突出している。本変形例では、一例として、凸部14Gは、複数の壁部14a(リブ、横壁部)を有している。壁部14aは、長方形状の板状に構成されている。また、複数の壁部14aは、互いに平行な姿勢で、平面視で、千鳥状に配置されている。よって、本変形例によれば、一例としては、千鳥状に配置された複数の凸部14G(壁部14a)によって、圧縮部9aの密度が高まりやすい。よって、本変形例によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性がより高まりやすい。
<第8変形例>
図17に示される変形例は、上記実施形態にかかる電子機器1A(またはテレビジョン受像機1)と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。図17に示される凸部14Hは、例えば、上記第2実施形態の凸部14(図7参照)に置き換えることができる。
ただし、本変形例では、一例として、図17に示されるように、凸部14H(突出部)は、壁部3mの面3x(内面、内側面、面3bとは反対側の面)から半球状に突出している。本変形例では、一例として、壁部3mの面3xに、複数の凸部14Hが密集して設けられている。複数の凸部14Hは、隣接するもの同士が互いに接触して位置されている。よって、本変形例によれば、一例としては、密集して位置された複数の凸部14Hによって、圧縮部9aの密度が高まりやすい。よって、本変形例によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性がより効率よく高まりやすい。
<第9変形例>
図18に示される変形例は、上記実施形態にかかる電子機器1A(またはテレビジョン受像機1)と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。図18に示される凸部14Iは、例えば、上記第2実施形態の凸部14(図7参照)に置き換えることができる。
ただし、本変形例では、一例として、図18に示されるように、凸部14I(壁部、リブ、突出部)は、壁部3mの面3x(内面、内側面、面3bとは反対側の面)から壁状に突出している。本変形例では、一例として、凸部14Iは、平面視で、ハニカム状(ハニカム形状、ハニカム構造、蜂の巣状、六角形状)に構成されている。よって、本変形例によれば、一例としては、ハニカム状の凸部14Iによって、壁部3mの剛性が高まりやすい。また、一例としては、凸部14Iによって、圧縮部9aの密度が高まりやすい。よって、本変形例によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性がより効率よく高まりやすい。
<第10変形例>
図19,20に示される変形例は、上記実施形態にかかる電子機器1A(またはテレビジョン受像機1)と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。図19,20に示される凸部14Jは、例えば、上記第2実施形態の凸部14(図7参照)に置き換えることができる。
ただし、本変形例では、一例として、図19,20に示されるように、凸部14J(突出部)は、壁部3mの面3x(内面、内側面、面3bとは反対側の面)から四角錐状に突出している。また、本変形例では、一例として、壁部3mの面3xに、複数の凸部14Jが設けられ、それら複数の凸部14Jが、平面視で、千鳥状に配置されている。本変形例によっても、他の実施形態や他の変形例と同様の結果(効果)が得られる。
<第11変形例>
図21に示される変形例は、上記実施形態にかかる電子機器1A(またはテレビジョン受像機1)と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。図21に示される凸部14Kは、例えば、上記第2実施形態の凸部14(図7参照)に置き換えることができる。
ただし、本変形例では、一例として、図21に示されるように、凸部14K(壁部、リブ、突出部)は、壁部3mの面3x(内面、内側面、面3bとは反対側の面)から壁状に突出している。本変形例では、一例として、凸部14Kは、複数の壁部14c(リブ)を有している。壁部14cは、長方形状の板状に構成されている。また、複数の壁部14cは、互いに平行な姿勢で、平面視で、千鳥状に配置されている。よって、本変形例によれば、一例としては、千鳥状に配置された複数の凸部14K(壁部14c)によって、圧縮部9aの密度が高まりやすい。よって、本変形例によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性がより高まりやすい。
なお、上記第1〜第11変形例では、凸部14A〜14Kを、上記第2実施形態の壁部3mに設けられた凸部14に置き換えた場合を例示したが、上記第1実施形態の治具15に設けられた凸部14に置き換えることもできる。また、凸部14,14A〜14Kは、表示装置4の第2の導体部12に面した部分に設けることもできる。
<第3実施形態>
図22に示される実施形態は、上記実施形態にかかるテレビジョン受像機1(または電子機器1A)と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。図22に示される接着層9Aは、例えば、上記第1実施形態の図3に示される導電性接着層9に置き換えることができる。
ただし、本実施形態では、一例として、図22に示されるように、接着層9Aには、開口部9eが設けられている。本実施形態では、一例として、接着層9Aの開口部9eは、壁部3mの凸部14と治具15の凸部14とに位置決めされ、壁部3mの厚さ方向(図22の上下方向)に重なっている。第1の導体部11と第2の導体部12とは、壁部3m(の凸部14)と治具15(の凸部14)との間に挟まれる。よって、本実施形態では、一例としては、第1の導体部11(一方)には、開口部9e内で、第2の導体部12(他方)側へ向けて突出する突出部11eが設けられる。また、第2の導体部12(一方)には、開口部9e内で、第1の導体部11(他方)側へ向けて突出する突出部12eが設けられる。そして、本実施形態では、一例としては、開口部9e内で、第1の導体部11(の突出部11e)と第2の導体部12(の突出部12e)とが、互いに直接的に接触して電気的に接続される。よって、本実施形態によれば、一例としては、第1の導体部11と第2の導体部12との間の導電性がより高まりやすい。
なお、本実施形態では、一例として、突出部11e,12eが、第1の導体部11と第2の導体部12との両方に設けられているが、何れか一方のみに突出部11e(12e)を設けることができる。
また、本実施形態では、接着層9Aに開口部9eを設けるようにしたが、導電性接着層9に開口部9eを設けることができる。
また、本実施形態では、接着層9Aを、上記第1実施形態のテレビジョン受像機1の導電性接着層9に置き換えた場合を例示したが、上記第2実施形態の電子機器1Aの導電性接着層9に置き換えることもできる。なお、本実施形態では、接着層9Aは、導電性を有する必要は無いが、導電性を有してもよい。
以上、本発明の実施形態および変形例を例示したが、上記実施形態および変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態および変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また実施形態と変形例との間で、構成要素を部分的に置き換えることも可能である。また、各構成要素のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1…テレビジョン受像機(電子機器)、1A…電子機器、3…筐体、3A…第一筐体(筐体)、3m…壁部(第1の部材,第2の部材)、4…表示装置(第2の部材)、4a…表示画面、6…基板、9…導電性接着層、9A…接着層、9a…圧縮部、9e…開口部、11…第1の導体部、12…第2の導体部、12d…面(第2の導体部の導電性接着層とは反対側の面)、13…凹部、14…凸部、14A〜14K…凸部、15…治具(第1の部材)。

Claims (7)

  1. 表示装置が収容された筐体と、
    前記筐体内の壁部の内側に配置され、電子部品が取り付けられた基板と、
    前記基板と外れた前記筐体内の壁部の内側に配置された第1の導体部と、
    前記筐体内に設けられ、前記基板の導体部と前記第1の導体部とを接続する第2の導体部と、
    前記第1の導体部と前記第2の導体部との間に位置され、前記第1の導体部と前記第2の導体部とを接着する導電性接着層と、
    を備え、
    前記導電性接着層は、前記第1の導体部と前記導電性接着層と前記第2の導体部とが重なる方向に圧縮された複数の薄肉部を有した、テレビジョン受像機。
  2. 前記第2の導体部の前記導電性接着層に接する面とは反対側の面に複数の凹部が設けられ、
    前記複数の薄肉部は、前記導電性接着層の前記複数の凹部と対応する位置に設けられている、請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  3. 前記筐体を合成樹脂材料で構成した場合、前記第1の導体部をグラウンド電極として用いる、請求項に記載のテレビジョン受像機。
  4. 前記第2の導体部は、前記基板の長手方向と交差する方向に沿って延びた四角形状で構成され、
    前記第2の導体部の一端部は前記第1の導体部と重なって前記第1の導体部と接続され、他端部は前記基板の導体部と重なって前記基板の導体部と接続される、請求項に記載のテレビジョン受像機。
  5. 前記複数の薄肉部が千鳥状に配置された、請求項に記載のテレビジョン受像機。
  6. 表示装置が収容された筐体と、
    前記筐体内の壁部の内側に配置され、電子部品が取り付けられた基板と、
    前記基板と外れた前記筐体内の壁部の内側に配置された第1の導体部と、
    前記筐体内に設けられ、前記基板の導体部と前記第1の導体部とを接続する第2の導体部と、
    前記第1の導体部と前記第2の導体部との間に位置して前記第1の導体部と前記第2の導体部とを接着し、複数の開口部が設けられた接着層と、
    を備え、
    前記第1の導体部および前記第2の導体部のうち少なくとも一方は前記複数の開口部内で他方側に突出された突出部を有し、前記突出部と前記他方とが互いに接触して電気的に接続された、テレビジョン受像機。
  7. 筐体と、
    前記筐体内の壁部の内側に配置され、電子部品が取り付けられた基板と、
    前記筐体の壁部であって、金属材料で構成された第1の導体部と、
    前記筐体内に設けられ、前記基板の導体部と前記第1の導体部とを接続する第2の導体部と、
    前記第1の導体部と前記第2の導体部との間に位置され、前記第1の導体部と前記第2の導体部とを接着する導電性接着層と、
    を備え、
    前記導電性接着層は、前記第1の導体部と前記導電性接着層と前記第2の導体部とが重なる方向に圧縮された複数の薄肉部を有した、電子機器。
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