JP2014071613A - 電子機器 - Google Patents

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    • G06F1/1652Details related to the display arrangement, including those related to the mounting of the display in the housing the display being flexible, e.g. mimicking a sheet of paper, or rollable

Abstract

【課題】一例として、より使いやすい新規な構成を有した変形可能な電子機器を得る。
【解決手段】実施形態にかかる電子機器では、第一の筐体は、キーボードが設けられた第一の面を有した。第二の筐体は、第一の筐体と折りたたみ可能に接続され、折りたたまれた状態では第一の面と近接し展開された状態では第一の面から離間する第二の面を有した。フレキシブルディスプレイは、画像が表示される表示面を有し、第一の筐体に設けられた収納部に出入り可能に収納され、少なくとも一部が収納部から出た状態では少なくとも部分的に第二の面を覆い、第一の筐体および第二の筐体に支持された。駆動部は、第一の筐体と第二の筐体との展開に伴って動くことによりフレキシブルディスプレイを収納部から出る方向に動かすとともに、第一の筐体と第二の筐体との折りたたみに伴って動くことによりフレキシブルディスプレイを収納部に入る方向に動かす。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、電子機器に関する。
従来、フレキシブルディスプレイを有した変形可能な電子機器が知られている。
特開2007−128078号公報
この種の電子機器では、例えば、フレキシブルディスプレイの柔軟性を利用したより使いやすい構成が得られれば好ましい。
そこで、本発明の実施形態は、一例として、より使いやすい新規な構成を有した変形可能な電子機器を得ることを、目的の一つとする。
本発明の実施形態にかかる電子機器は、第一の筐体と、第二の筐体と、フレキシブルディスプレイと、駆動部と、を備えた。第一の筐体は、キーボードが設けられた第一の面を有した。第二の筐体は、第一の筐体と折りたたみ可能に接続され、折りたたまれた状態では第一の面と近接し展開された状態では第一の面から離間する第二の面を有した。フレキシブルディスプレイは、画像が表示される表示面を有し、第一の筐体に設けられた収納部に出入り可能に収納され、少なくとも一部が収納部から出た状態では少なくとも部分的に第二の面を覆い、第一の筐体および第二の筐体に支持された。駆動部は、第一の筐体と第二の筐体との展開に伴って動くことによりフレキシブルディスプレイを収納部から出る方向に動かすとともに、第一の筐体と第二の筐体との折りたたみに伴って動くことによりフレキシブルディスプレイを収納部に入る方向に動かす。
図1は、実施形態にかかる電子機器の一例の展開状態での斜視図である。 図2は、実施形態にかかる電子機器の一例の展開状態での斜視図であって、第一の筐体の内部構造が示された図である。 図3は、実施形態にかかる電子機器の一例の展開状態での平面図であって、第一の筐体の内部構造が示された図である。 図4は、実施形態にかかる電子機器の一例の駆動部を含む内部構造の斜視図である。 図5は、実施形態にかかる電子機器の一例の駆動部を含む内部構造の模式的な側面図(一部断面図)である。 図6は、実施形態にかかる電子機器の一例の駆動部に含まれる回動部の側面図である。 図7は、実施形態にかかる電子機器の一例の一部の折りたたみ状態での断面図である。 図8は、実施形態にかかる電子機器の一例の一部の展開状態での断面図である。 図9は、実施形態にかかる電子機器の一例の第二の筐体に設けられた可動部の斜視図であって、縮んだ状態での図である。 図10は、実施形態にかかる電子機器の一例の第二の筐体に設けられた可動部の斜視図であって、伸びた状態での図である。 図11は、第1変形例にかかる電子機器の一例の一部の平面図であって、フレキシブルディスプレイの収納状態が示された図である。 図12は、第1変形例にかかる電子機器の一例の一部の平面図であって、フレキシブルディスプレイの突出状態が示された図である。 図13は、第2変形例にかかる電子機器の一例の駆動部を含む内部構造の斜視図である。 図14は、第3変形例にかかる電子機器の一例の駆動部に含まれる回動部の側面図である。 図15は、第4変形例にかかる電子機器の一例の第二の筐体に設けられた可動部の斜視図であって、縮んだ状態での図である。 図16は、第4変形例にかかる電子機器の一例の第二の筐体に設けられた可動部の斜視図であって、伸びた状態での図である。 図17は、第5変形例にかかる電子機器の一例の第一の筐体に設けられたガイド部の断面図である。 図18は、第6変形例にかかる電子機器の一例の一部の折りたたみ状態での断面図である。 図19は、第6変形例にかかる電子機器の一例の一部の展開状態での断面図である。 図20は、第6変形例にかかる電子機器の一例の一部の展開状態での断面図であって、図19より大きく展開された状態での図である。 図21は、第7変形例にかかる電子機器の一例の駆動部の正面図(一部断面図)である。 図22は、第7変形例にかかる電子機器の一例の駆動部の斜視図である。 図23は、第8変形例にかかる電子機器の一例の一部の折りたたみ状態での断面図である。 図24は、第9変形例にかかる電子機器の一例の駆動部を含む内部構造の模式的な側面図(一部断面図)である。 図25は、第9変形例にかかる電子機器の一例の可動部の一部の平面図である。 図26は、第9変形例にかかる電子機器の一例の展開状態での平面図であって、第一の筐体の内部構造が示された図である。 図27は、第10変形例にかかる電子機器の一例の駆動部を含む構造の模式的な側面図である。 図28は、第10変形例にかかる電子機器の一例の駆動部を含む構造の模式的な側面図であって、図27より大きく展開された状態での図である。
以下の例示的な実施形態や変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が省略される。
また、以下の実施形態や変形例では、電子機器がパーソナルコンピュータとして構成された場合が例示されるが、本実施形態にかかる電子機器は、これには限定されない。本実施形態にかかる電子機器は、テレビジョン受像機や、携帯電話機、スマートフォン、PDA(personal digital assistant)、事務機器、電子辞書装置、ゲーム装置、映像表示装置、映像再生装置等として構成することができる。
<実施形態>
本実施形態では、一例として、図1に示されるように、電子機器1は、筐体2(第一の筐体、第一の部分)と筐体3(第二の筐体、第二の部分)とを備える。筐体2および筐体3は、ディスプレイ5を支持する。筐体2は、厚さ方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体2は、厚さ方向の視線(平面視)では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)の外観を呈している。筐体3は、厚さ方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体2の端部2cと、筐体3の端部3eとが、ヒンジ部4を介して回動軸Ax回りに回動可能(折りたたみ可能)に接続されている。筐体2の厚さ方向の視線(平面視)での大きさと、筐体3の厚さ方向の視線での大きさとは、略同じである。筐体3は、筐体2から離間して展開された所定の位置(本実施形態では、一例として筐体2と略180°の角度をなす位置、筐体2とともに平面状に並んだ状態、平坦な状態、離間位置、展開状態、第二の状態、第二の姿勢)と、端部2cへ近接して折りたたまれた位置(本実施形態では、一例として筐体2と略0°の角度をなす位置、筐体2と厚さ方向に重なった状態、筐体2に沿った位置、折りたたみ状態、近接位置、第一の姿勢、第一の状態)との間で、回動する(移動する)ことができる。また、電子機器1は、筐体2と筐体3との間に抵抗トルク(回動抵抗力)を生じさせる抵抗要素(例えば皿ばね等、図示されず)が設けられている。抵抗要素は、筐体2と筐体3との角度を維持する。操作者が、筐体2と筐体3との間に当該抵抗トルクを超えた回動トルクを与えた場合には、筐体2と筐体3とは回動する(姿勢を変化させる)ことができる。抵抗トルクの大きさは、自重や加振等では筐体2と筐体3等が回動しないように設定されている。
筐体2は、本実施形態では、一例として、面2a(前面、上面、正面、面部)とこの反対側の面2b(後面、下面、背面、面部)と、を有する。面2aおよび面2bは、いずれも、筐体2の厚さ方向と交叉する方向(本実施形態では、一例として直交する方向)に沿って延びている(拡がっている)。面2aと面2bとは略平行である。また、図1〜3に示されるように、筐体2は、平面視では、四つの端部2c〜2f(辺部、縁部)と、四つの角部2g〜2j(尖部、曲部、端部)と、を有する。端部2c,2eは、長辺部の一例である。また、端部2d,2fは、短辺部の一例である。
また、筐体2は、一例として、面2a(第一の面)を有する壁部2k(部分、プレート、フレーム、前壁部、表壁部、天壁部)と、面2b(第二の面)を有する壁部2m(部分、プレート、後壁部、裏壁部、底壁部)と、を有する。壁部2k,2mは、厚さ方向の視線(平面視)では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)の外観を呈する。壁部2kと壁部2mとは、互いに離間して設けられている。また、筐体2は、壁部2kと壁部2mとの間に亘った面2p(側面、周面)を有する四つの壁部2n(部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)を有する。筐体2の内部には空間2s(図2,3参照)が設けられている。空間2sは、壁部2k,2m,2nによって囲まれ、壁部2kと壁部2mとの間に位置され、端部2cと端部2eとの間に亘り、端部2dと端部2fとの間に亘っている。空間2sには、例えば、バッテリや、回路基板2r(基板、制御基板、サブ基板、図7,8参照)、各種モジュール、ODD(optical disk drive)、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、アンテナ、カメラモジュール、スピーカユニット、コネクタユニット、操作部ユニット(スイッチ)、センサユニット等の各種部品が、収容されることができる。
また、本実施形態では、空間2s内に設けられる回路基板2rには、例えば、CPU(central processing unit)や、グラフィックコントローラ、電源回路部品、PCH(platform controller hub)、メモリスロットコネクタ、LCDコネクタ、I/O(input/output)コネクタ、電源コイル、素子、コネクタ等の複数の部品(図示されず)を実装することができる。また、制御回路は、例えば、映像信号処理回路や、チューナ部、HDMI(high-definition multimedia interface)信号処理部、AV(audio video)入力端子、リモコン信号受信部、制御部、セレクタ、オンスクリーンディスプレイインタフェース、記憶部(例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)等)、音声信号処理回路等を、含むことができる。制御回路は、ディスプレイ5の表示画面(面5a)での映像(動画や静止画等)の出力や、スピーカ(図示されず)での音声の出力、LED(light emitting diode、図示されず)での発光等を制御する。ディスプレイ5や、スピーカ、LED等は、出力部の一例である。
また、筐体2は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されることができる。筐体2は、本実施形態では、一例として、少なくとも壁部2kを含む部材21(上側部材、マスク、マスク部、カバー、フロントカバー、カバー部、部分、領域)と、少なくとも壁部2mを含む部材22(下側部材、ベース、ベース部、ボトム、ボトム部、カバー、リヤカバー、カバー部、部分、領域)とを有する。壁部2nは、部材21および部材22のうち少なくともいずれか一方(例えば、部材22)に含まれる。また、筐体2は、部材21と部材22との間に位置した別の部材(中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、覆部材、インナプレート、ミドルプレート、ミドルフレーム、シールド、部分、領域、図示されず)を有することができる。筐体2は、金属材料や、合成樹脂材料等で構成されることができる。一例としては、部材21を合成樹脂材料で構成し、部材22を金属材料で構成することができる。あるいは、部材21を金属材料で構成し、部材22を合成樹脂材料で構成することができる。また、部材21および部材22は、同じ材料で構成されることができるし、それぞれ部分的に異なる材料を含むことができる。なお、部材21や部材22の筐体2内側には、リブ等の壁部(突出部、突出壁部、図示されず)が設けられることができる。これら壁部により、筐体2の剛性が高まりやすい。
また、筐体2の面2a(壁部2k)には、キーボード6(操作部、入力部、キーボードモジュール、モジュール)や、タッチパッド7(ポインティングデバイス、タッチセンサ)等が設けられている。キーボード6は、端部eよりも端部2cに近い側の長方形状の領域に位置され、壁部2kに支持されている。また、タッチパッド7は、端部2cよりも端部2eに近い側に位置され、壁部2kの裏面に取り付けられている。壁部2kのキーボード6より端部2e側の領域は、パームレスト8である。タッチパッド7は、パームレスト8の長手方向の中間部分(中央部分)に位置されている。回路基板2rは、キーボード6の裏側の筐体2内(空間2s内)に収容されている。また、パームレスト8の裏側の筐体2内(空間2s内)には、比較的厚い部品9(高い部品、電気部品、一例としては、バッテリや、ODD等)が収容されている。
また、筐体3は、一例として、図1に示されるように、面3a(第二の面、第三の面)を有する壁部3k(部分、プレート、フレーム、前壁部、表壁部、天壁部)と、面3bを有する壁部3m(部分、プレート、後壁部、裏壁部、底壁部)と、を有する。壁部3k,3mは、厚さ方向の視線(平面視)では四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)の外観を呈する。壁部3kと壁部3mとは、互いに離間して設けられている。また、筐体3は、壁部3kと壁部3mとの間に亘った面3p(側面、周面)を有する四つの壁部3n(部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)を有する。面3aおよび面3bは、いずれも、筐体3の厚さ方向と交叉する方向(本実施形態では、一例として直交する方向)に沿って延びている(拡がっている)。面3aと面3bとは略平行である。また、図1〜3に示されるように、筐体3は、平面視では、四つの端部3c〜3f(辺部、縁部)と、四つの角部3g〜3j(尖部、曲部、端部)と、を有する。端部3c,3eは、長辺部の一例である。また、端部3d,3fは、短辺部の一例である。
ディスプレイ5(表示部、表示装置、部品)は、本実施形態では、一例として、可撓性で、柔軟で、屈曲可能で、薄く、かつシート状(膜状)である。ディスプレイ5は、例えば、LCD(liquid crystal display)やOELD(organic electroluminescent display)等である。ディスプレイ5は、厚さ方向の視線(平面視)で四角形状(本実施形態では、一例として長方形状)に構成されている。ディスプレイ5は、画像を見ることができる面5a(表示面、前面、正面、上面、表面、表示画面)とその反対側の面5b(後面、背面、下面、裏面)とを有する。また、ディスプレイ5は、平面視では、四つの端部5c〜5f(辺部、縁部)と、四つの角部5g〜5j(尖部、曲部、端部)と、を有する。端部5c,5eは、短辺部の一例である。また、端部5d,5fは、長辺部の一例である。なお、ディスプレイ5には、タッチセンサ(図示されず)が設けられることができる。タッチセンサは、無色透明であり、ディスプレイ5を構成する層内あるいはディスプレイ5の面5aを覆う層に位置されることができる。
本実施形態では、一例として、ディスプレイ5は、筐体3の面3aを覆っている。すなわち、ディスプレイ5は、面3a上に位置されている。換言すれば、筐体3は、ディスプレイ5の面5bを覆っている。また、ディスプレイ5は、筐体2および筐体3に支持されている。筐体2は、ディスプレイ5の長手方向の中間部分より一方側(本実施形態では、一例として端部5e側)の領域を支持し、筐体3は、ディスプレイ5の長手方向の中間部分より他方側(本実施形態では、一例として端部5c側)の領域を支持している。なお、ディスプレイ5の周縁部(端部5c〜5f)には、矩形状かつ枠状の非表示領域(図示されず)が設けられている。また、ディスプレイ5は、回路基板2rと、配線(例えば、フレキシブルプリント配線板(FPC,flexible printed circuit)、図示されず)等を介して、電気的に接続されている。
また、ディスプレイ5は、筐体2内に設けられた収納部2tに出入り可能に収納されている。本実施形態では、一例として、図2に示されるように、収納部2tは、筐体2の壁部2mの筐体2内側かつ端部2c側に位置されている。壁部2mには、端部5d,5fに沿って延びたガイド部2uが設けられている。一対のガイド部2uは、壁部2mから突出した壁部2u1と、壁部2u1の端部から互いに近接する方向に突出した壁部2u2とを有し、L字状の断面を有している。ガイド部2uにより、ディスプレイ5は壁部2m側に寄って位置される。なお、ガイド部2uは、少なくともディスプレイ5と当接する部分に、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene)等、比較的滑りやすい(摩擦係数の低い)合成樹脂材料で構成された摩擦低減部(図示されず)を有することができる。摩擦低減部は、ディスプレイ5に塗布されたり、接着されたりして、設けられうる。摩擦低減部は、ディスプレイ5と筐体2,3とが接触する部分に設けられうる。
ここで、図1,2を比較すれば明らかとなるように、収納部2tおよびディスプレイ5は、キーボード6の裏側に位置されている。また、図8に示されるように、収納部2tおよびディスプレイ5は、壁部2kのキーボード6とは反対側に位置されるとともに、壁部2kの当該壁部2kに設けられた部品9(回路基板2rや、回路基板2rに設けられた部品9a等)とは反対側に位置されている。すなわち、収納部2tおよびディスプレイ5は、面3aよりも面3bに近い位置に位置されている。このような配置とすることで、ディスプレイ5を、筐体2内で、例えば部品9との干渉を抑制するなど、より不都合の少ない状態で配置(収納)することができる。また、キーボード6と部品9とは配線(例えばFPC等、図示されず)を介して電気的に接続されるため、当該配置によって、一例としては、ディスプレイ5と配線との干渉が回避されやすく、部品9のレイアウトの自由度が高まりやすい。また、収納部2tおよびディスプレイ5が、筐体2内では、端部2c側に寄せて配置されることで、端部2e側の空間2sには、ディスプレイ5との干渉を回避しつつ、比較的厚い部品9(図1参照)が配置されやすい。
また、ディスプレイ5は、本実施形態では、一例として、筐体2および筐体3の双方に支持されている。ディスプレイ5の筐体2側の部分は、筐体2の内部に位置されている。一方、ディスプレイ5は、筐体3側では、端部3eに設けられた開口部3rから面3a側に露出している。また、ディスプレイ5は、端部3eと端部3cとの間に亘って延び、面3aを覆っている。また、少なくとも展開状態では、ディスプレイ5は、端部3cを超えて筐体3の外側(端部3cの端部3eとは反対側)まで延びる(突出する)ことができる。ディスプレイ5は、筐体2の収納部2t内に収納された第一の位置P1(収納位置、図3参照)と、収納部2tから外に出されて端部3cより外側に延びた第二の位置P2(突出位置、図2,3参照)との間で移動(スライド)することができる。
また、本実施形態では、一例として、電子機器1は、ディスプレイ5を第一の位置P1と第二の位置P2との間で動かす駆動部10を備えている。駆動部10は、筐体2と筐体3との移動(相対移動)に連動して、筐体2または筐体3(本実施形態では、一例として筐体2)によって動かされて、ディスプレイ5を動かす。本実施形態では、一例として、駆動部10は、筐体2と筐体3との展開に伴って動くことによりディスプレイ5を収納部2tから出る方向に動かすとともに、筐体2と筐体3との折り畳みに伴って動くことによりディスプレイ5を収納部2tへ入る方向に動かす。具体的には、図4〜8に示されるように、駆動部10は、ギヤ10a(第一のギヤ)や、ギヤ10b(第三のギヤ)、ギヤ10c(第二のギヤ)、ローラ10d(回動部)、支持部10e等を有する。ギヤ10a〜10cは、いずれも支持部10eに回動可能に支持されている。また、ギヤ10a〜10cは、いずれも、端部3e,2cに沿った互いに平行な回動軸Ax回りに回動可能に支持されている。支持部10eは、筐体2に固定されている。ギヤ10aは、ヒンジ部4のシャフト4aに固定され、筐体3とともに回動する。ギヤ10b,10cは、支持部10eすなわち筐体2に回動可能に支持されている。ギヤ10bは、ギヤ10aとギヤ10cとの間に位置され、ギヤ10aおよびギヤ10cの双方に噛み合っている。ギヤ10bは、ギヤ10aの回転方向を逆転させる。ギヤ10cは、ローラ10dに固定されている。ギヤ10cとローラ10dとは同心で回動する。ローラ10dは、ディスプレイ5と当接し、当該ディスプレイ5を送る。すなわち、ローラ10dの回動に伴ってディスプレイ5は第一の位置P1と第二の位置P2との間で移動する。ローラ10dのディスプレイ5との接触部分は、例えばエラストマ等で構成される。図4,5に矢印で示されるように、筐体3が筐体2に対して図4,5での反時計回り方向へ回動すると、ギヤ10aは図4,5での反時計回り方向に回動し、ギヤ10bは図4,5での時計回り方向に回動し、ギヤ10cならびにローラ10dは図4,5での反時計回り方向へ回動する。よって、ディスプレイ5は、図4,5では右方向に移動する。筐体3が筐体2に対して図4,5での時計回り方向へ回動すると、ギヤ10a〜10cならびにローラ10dは図4,5中の矢印とは逆方向に回動し、ディスプレイ5は、図4,5では左方向へ移動する。このように、駆動部10によれば、図7に示される筐体2,3の折り畳みならびに図8に示される筐体2,3の展開(すなわち、図7,8に示される筐体2,3の回動(移動))に応じて、ディスプレイ5が移動する。なお、かかる構成はあくまで一例であって、ディスプレイ5は、操作者の手指等による手動操作によって第一の位置P1と第二の位置P2との間で移動するように構成されてもよい。
また、本実施形態では、一例として、図3,9,10に示されるように、ディスプレイ5の動きと連動して伸縮する可動部11,12を備えている。可動部11は、図3に示されるように、複数のリンク11a1,11a2が、連結点11bで回動可能またはスライド可能に連結されたリンク機構として構成されている。また、可動部12は、図9,10に示されるように、複数のリンク12a1,12a2が、連結点12b1,12b2で回動可能またはスライド可能に連結されたリンク機構として構成されている。可動部11は、平行リンク機構として構成され、二つのリンク11a1が互いに平行な状態を保持したまま回動する。これにより、図3に示されるように、リンク11a2が取り付けられたディスプレイ5の端部5eは平行移動することができる。すなわち、可動部11により、ディスプレイ5の傾きが抑制される。一方、可動部12では、互いに交叉して配置された二つのリンク12a1の中央部分同士が、連結点12b1で回動可能に接続されている。また、二つのリンク12a1の長手方向の端部は、連結点12b2で、リンク12a2にスライド可能に連結されている。よって、図9,10に示されるように、先端側(突端側)のリンク12a2に取り付けられたディスプレイ5の端部5cは平行移動することができる。すなわち、可動部12により、ディスプレイ5の傾きが抑制される。また、可動部12は、ディスプレイ5が筐体3から突出した部分を、その突出量(突出状態)によらず支持することができる。可動部11,12は、ディスプレイ5のガイド部として機能する。
以上、説明したように、本実施形態では、一例として、駆動部10は、筐体2と筐体3との展開に伴って動くことによりディスプレイ5を収納部2tから出る方向に動かすとともに、筐体2と筐体3との折りたたみに伴って動くことによりディスプレイ5を収納部2tに入る方向に動かす。よって、本実施形態によれば、一例としては、ディスプレイ5を手動操作で取り扱う場合に比べて、操作者の手間が減りやすい。
また、本実施形態では、一例として、筐体2と筐体3とが展開された状態では、ディスプレイ5は、端部3cから端部3eとは反対側に向けて突出可能である。よって、本実施形態によれば、一例としては、使用者は、展開状態(使用状態)で、より広いディスプレイ5を利用することができるとともに、折りたたみ状態(非使用状態)では、電子機器1がよりコンパクトになる。
また、本実施形態では、一例として、収納部2tは、面2aより面2bに近い位置でディスプレイ5を収納した。よって、本実施形態によれば、一例としては、面2aに近い位置にディスプレイ5が収納された場合に比べて、折りたたみ状態で屈曲されたディスプレイ5の曲率半径がより大きくなりやすい。よって、ディスプレイ5への負荷が減りやすい。また、一例としては、筐体2内の部品9等との干渉が抑制されやすい。
また、本実施形態では、一例として、収納部2tは、回路基板2rの壁部2kとは反対側でディスプレイ5を収納した。よって、本実施形態によれば、一例としては、キーボード6と回路基板2rとがより容易に電気的に接続されやすい。
また、本実施形態では、一例として、電子機器1は、ディスプレイ5の動きと連動して伸縮する可動部11,12を備えた。よって、本実施形態によれば、一例としては、ディスプレイ5がより円滑にあるいはより精度よく動きやすい。また、本実施形態によれば、一例としては、ディスプレイ5の位置によらず、ディスプレイ5がより安定的に支持されやすい。
また、本実施形態では、一例として、駆動部10は、ディスプレイ5と当接して回動することによりディスプレイ5を送るローラ10dと、筐体2および筐体3のうち一方(本実施形態では、一例として筐体3)に固定されたギヤ10aと、筐体2および筐体3のうち他方(本実施形態では、一例として筐体2)に回動可能に支持されギヤ10aと連動して回動しローラ10dと固定されたギヤ10cと、を有した。よって、本実施形態によれば、一例としては、駆動部10を、比較的簡素に構成することができる。また、ディスプレイ5がより確実に動きやすい。また、ギヤ比の設定等により、ディスプレイ5の移動状態(移動速度、移動量)を比較的容易に調整しやすい。
<第1変形例>
図11,12に示される本変形例にかかる電子機器1Aは、上記実施形態と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、ディスプレイ5と回路基板2r(図7,8等参照)とを接続する配線13が、可動部11に支持されている。具体的に、可動部11のリンク11a2に設けられた支持部11cには、配線13が貫通する開口部(図示されず)が設けられている。図11に示されるように、ディスプレイ5が第一の位置P1に位置している状態では、ディスプレイ5側の配線13の端部13aと筐体2側の配線13の端部13bとが近接するため、配線13が曲がる。ここで、リンク11a2は、ディスプレイ5が第一の位置P1に位置して可動部11が縮んでいる状態では、ディスプレイ5が第二の位置P2に位置して可動部11が伸びた状態に比べて、端部13a,13bから遠ざかる。よって、本変形例によれば、リンク11a2に設けた支持部11cによって配線13の曲がった部分を支持することができ、配線13が不都合な状態に曲がるのを抑制することができる。一例としては、ディスプレイ5が第二の位置P2に位置している状態で、配線13の端部13a,13bと支持部11cとが略直線状に並ぶなど、配線13の端部13a,13bおよび支持部11cを適切に配置することで、配線13が不都合な状態に曲がるのを抑制することができる。同様の作用ならびに効果は、支持部11cが、例えば、リンク11a1のリンク11a2側の端部など、可動部11のうち縮んだ状態での位置が延びた状態での位置から比較的大きく離れる領域に設けられた場合に、得られる。
<第2変形例>
図13に示される本変形例にかかる電子機器1Bは、上記実施形態や変形例と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、ローラ10dにはスプロケット14が設けられている。スプロケット14は、周方向に一定の間隔で配置された複数の歯14aを有している。また、ディスプレイ5の端部5fには、スプロケット14の歯14aに対応した一定の間隔で、複数の開口部5kが設けられている。本変形例によれば、ローラ10dの回動に応じて、歯14aがディスプレイ5に設けられた開口部5kに入り、歯14aが開口部5kの周縁部を押すことにより、ディスプレイ5を送ることができる。ギヤ10a〜10cならびにローラ10dの回動方向に対するディスプレイ5の移動方向は、上記実施形態と同様である。本変形例によれば、一例としては、ローラ10dとディスプレイ5との滑りが抑制されやすい。よって、一例としては、ディスプレイ5がより確実に移動されやすい。
<第3変形例>
図14に示される本変形例にかかる電子機器1Cは、上記実施形態や変形例と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、ローラ10d1の長手方向の端部10fの直径が、長手方向の中央部10gの直径より大きい。本変形例によれば、一例としては、ディスプレイ5が幅方向に撓んだような場合にあっても、ディスプレイ5に端部10fが当接しやすく、よって、ローラ10d1の回動がディスプレイ5に伝達されやすい。
<第4変形例>
図15,16に示される本変形例にかかる電子機器1Dは、上記実施形態や変形例と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、可動部12の突端側のリンク12a2にガイド部12c(支持部)が設けられている。ガイド部12cは、ディスプレイ5の移動方向(進退方向)に沿って突端側から基端側(端部3e側)に亘って帯状(板状)に伸びている。ガイド部12cには、レール12d(例えば、貫通孔)が設けられている。リンク12a1とリンク12a1との連結点12b1ならびに基端側のリンク12a2には、スライダ12e(例えば、突起)が設けられている。スライダ12eは、レール12dに沿って案内される。本変形例によれば、一例としては、ディスプレイ5がガイド部12cによっても支持される。よって、一例としては、ディスプレイ5の筐体3の端部3cより外側(先端側)の領域が、より一層撓み難くなる。
<第5変形例>
図17に示される本変形例にかかる電子機器1Eは、上記実施形態や変形例と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、ディスプレイ5に設けられたスライダ5m(ガイド部)が、筐体2の壁部2mに設けられたレール2v(ガイド部)に沿って案内されている。スライダ5mは、ディスプレイ5の端部5e等、収納部2t内に位置される部分に固定されている。レール2vは、壁部2mを貫通する貫通部(開口部)として設けられ、ディスプレイ5の移動方向(すなわち、端部2d,2f)に沿って延びている。本変形例によれば、一例としては、スライダ5mおよびレール2vは、可動部11,12と同様、ガイド部として機能する。よって、一例としては、ディスプレイ5の傾きが抑制されやすい。
<第6変形例>
図18〜20に示される本変形例にかかる電子機器1Fは、上記実施形態や変形例と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、筐体2と筐体3との間に、ヒンジ部4ならびにディスプレイ5を覆うカバー15が設けられている。カバー15は、筐体2および筐体3のうち少なくともいずれか一方に回動可能に支持され、一例としては、ヒンジ部4の一部に、回動可能に支持されうる。カバー15は、U字状の断面形状を有した壁部15aを有する。カバー15の当該U字の開放側には、筐体3側の開口部15bが設けられ、壁部15aには、当該U字の底部となる位置に端部2cに沿って延びたスリット状の開口部15cが設けられている。ディスプレイ5は、開口部15b,15cを貫通する。図18,19に示されるように、折りたたみ状態と筐体2,3の角度が側面視で90°となる状態との間では、カバー15は、筐体3に追従して動く。図20に示されるように、図19の状態より大きく展開される状態では、カバー15は、筐体3には追従せず、カバー15と筐体3とが折れ曲がる。よって、本変形例によれば、カバー15が設けられた分、ディスプレイ5が筐体2と筐体3との境界部分で露出し難くなる(外から見えにくくなる)。
<第7変形例>
図21,22に示される本変形例にかかる電子機器1Gは、上記実施形態や変形例と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、駆動部10Gが、遊星歯車機構として構成されている。すなわち、ギヤ10aがサンギヤ、ギヤ10bがプラネタリギヤ、ギヤ10cがリングギヤとして構成され、ギヤ10cにローラ10dが固定されている。本変形例によっても、上記駆動部10と同様の回転方向が得られる。また、本変形例にかかる駆動部10Gは、一例としては、上記駆動部10に比べて、よりコンパクトに構成できる場合がある。
<第8変形例>
図23に示される本変形例にかかる電子機器1Hは、上記実施形態や変形例と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、ディスプレイ5は、筐体3内に収納されている。すなわち、収納部3tは、筐体3の壁部3m側に設けられ、ディスプレイ5を、面3aより面3bに近い位置で収納している。本変形例によっても、筐体2,3の回動に連動して、ディスプレイ5が移動する。本変形例によれば、一例としては、ディスプレイ5が筐体2に収納された場合に比べて、電子機器1Hの構成がより簡素化されやすい場合がある。
<第9変形例>
図24〜26に示される本変形例にかかる電子機器1Iは、上記実施形態や変形例と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、ギヤ10a1の動作する角度が限定されている。したがって、筐体3が折りたたみ状態から最大展開状態(例えば、180°展開された状態)に向けて回動し、筐体2と筐体3との角度が所定角度(設定された角度、折りたたみ状態と最大展開状態との間の起立状態)に到達した時点から最大展開状態となるまでの間は、ギヤ10a1によってギヤ10b,10cおよびローラ10dが回動しなくなる。すなわち、本変形例では、当該所定角度でディスプレイ5が最大に引き出された状態(最大突出状態、最大露出状態)となり、当該所定角度より最大展開状態となるまでの間は、ディスプレイ5が最大に引き出された状態となる。
また、本変形例では、一例として、図25に示されるように、可動部12のリンク12a1とリンク12a2との連結点12b2に、スナップフィット機構16(保持機構、保持部)が設けられている。スナップフィット機構16は、リンク12a2に設けられたレール12fに設けられた突起12g(狭窄部)と、リンク12a1に設けられレール12fを移動するスライダ12hと、によって構成されている。ディスプレイ5が最大に引き出された状態で、スライダ12hは突起12gを乗り越えて、レール12fの突起12gより端部12i側に保持される。筐体2と筐体3との折りたたみ時に駆動部10Iのギヤ10a1とギヤ10bとが噛み合い、ギヤ10cおよびローラ10dが回動してディスプレイ5からリンク12a2に基端部(端部3e側)に力が作用すると、スライダ12hは突起12gを乗り越えてレール12fの突起12gの端部12iとは反対側へ移動する。
さらに、本変形例では、一例として、図26に示されるように、ディスプレイ5に収納部2tに入る(戻る)方向に力(弾性力)を与えるコイルスプリング17(弾性部材)が設けられている。コイルスプリング17は、ディスプレイ5に張力を与えるとともに、ディスプレイ5が収納部2tに入るのを補助する。以上の本変形例によれば、使用者は、展開状態の角度によらず、より広く引き出された(突出された、露出された)ディスプレイ5を利用することができる。なお、コイルスプリング17に替えて、トーションスプリングや、板ばね、エラストマ等を用いることができる。
<第10変形例>
図27,28に示される本変形例にかかる電子機器1Jは、上記実施形態や変形例と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態や変形例と同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、駆動部10Jは、ギヤ10a,10cや、ローラ10d、支持部10e等を有し、中間のギヤ10bを有しない。ギヤ10aおよびギヤ10cは噛み合っており、互いに逆方向に回動する。ギヤ10aは、筐体3に固定されている。ギヤ10aは、回動軸Ax1回りに回動可能である。ギヤ10cは、筐体2に、回動軸Ax2回りに回動可能に支持されている。ギヤ10cは同心(回動軸Ax2)回りに回動するローラ10dと固定されている。ローラ10dの回動に伴ってディスプレイ5が移動する。支持部10eは、筐体2に固定されている。筐体3は、支持部10e(筐体2)に、回動軸Ax1回りに回動可能に支持されている。なお、駆動部10Jは、筐体3や筐体2あるいはそれらに設けられた部材(図示されず)によってカバーされることができる。
このような構成において、筐体3が折りたたみ状態から最大展開状態に向けて、図27,28では反時計回り方向に回動すると、ギヤ10aは筐体3とともに同じ方向(図27,28では反時計回り方向)に回動する。すると、ギヤ10aと噛み合うギヤ10cは、ギヤ10aとは反対方向(図27,28では時計回り方向)に回動する。ローラ10dは、ギヤ10aと同じ方向(図27,28では時計回り方向)に回動し、ディスプレイ5を収納部2tから筐体3の先端部側へ送る。一方、筐体3が展開状態から折りたたみ状態に向けて回動すると、ギヤ10a,10cならびにローラ10dは、それぞれ展開される際とは逆方向に回動し、ディスプレイ5も展開される際とは逆方向に移動して収納部2tに収容される。本変形例によれば、ギヤ10bを有しない分、駆動部10Jがより簡素に構成されやすい。
以上、本発明の実施形態および変形例を例示したが、上記実施形態および変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態および変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、各実施形態および変形例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。各実施形態および変形例の構成や形状による利点が、他の構成や形状の利点とは無関係に得られる場合がある。また、フレキシブルディスプレイの突出量は適宜に変更して設定することができる。また、駆動部のギヤの数や配置も適宜に変更することができる。
1,1A〜1J…電子機器、2…筐体(第一の筐体)、2a…面(第一の面)、2b…面(第二の面)、2k…壁部(第一の壁部)、2r…回路基板、3…筐体(第二の筐体)、3a…面(第二の面、第三の面)、3c…端部(第二の端部)、3e…端部(第一の端部)5…ディスプレイ(フレキシブルディスプレイ)、5a…面(表示面)、5k…開口部、6…キーボード、10,10G,10I,10J…駆動部、10a…ギヤ(第一のギヤ)、10c…ギヤ(第二のギヤ)、10d…ローラ(回動部)、11,12…可動部、14…スプロケット(回動部)、14a…歯。

Claims (10)

  1. キーボードが設けられた第一の面を有した第一の筐体と、
    前記第一の筐体と折りたたみ可能に接続され、折りたたまれた状態では前記第一の面と近接し展開された状態では前記第一の面から離間する第二の面を有した第二の筐体と、
    画像が表示される表示面を有し、前記第一の筐体に設けられた収納部に出入り可能に収納され、少なくとも一部が前記収納部から出た状態では少なくとも部分的に前記第二の面を覆い、前記第一の筐体および前記第二の筐体に支持されたフレキシブルディスプレイと、
    前記第一の筐体と前記第二の筐体との展開に伴って動くことにより前記フレキシブルディスプレイを前記収納部から出る方向に動かすとともに、前記第一の筐体と前記第二の筐体との折りたたみに伴って動くことにより前記フレキシブルディスプレイを前記収納部に入る方向に動かす駆動部と、
    を備えた電子機器。
  2. 前記第二の筐体は、第一の端部と、当該第一の端部とは反対側に位置され前記第一の筐体と前記第二の筐体とが展開された状態では前記第一の端部よりも前記第一の筐体から遠い第二の端部と、を備え、
    前記第一の筐体と前記第二の筐体とが展開された状態では、前記フレキシブルディスプレイは、前記第二の端部から前記第一の端部とは反対側に向けて突出可能である、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記収納部は、前記第一の面より前記第二の面に近い位置で前記フレキシブルディスプレイを収納した、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記第一の筐体に設けられ、前記キーボードを支持する第一の壁部と、
    前記第一の筐体内に収容され、前記第一の壁部に固定され前記キーボードとは反対側に位置された回路基板と、
    を備え、
    前記収納部は、前記回路基板の前記第一の壁部とは反対側で前記フレキシブルディスプレイを収納した、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  5. 前記フレキシブルディスプレイの動きと連動して伸縮する可動部を備えた、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  6. 前記駆動部は、前記フレキシブルディスプレイと当接して回動することにより当該フレキシブルディスプレイを送る回動部と、前記第一の筐体および前記第二の筐体のうち一方に固定された第一のギヤと、前記第一の筐体および前記第二の筐体のうち他方に回動可能に支持され前記第一のギヤと連動して回動し前記回動部と固定された第二のギヤと、を有した、請求項1〜5のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  7. 前記回動部はローラである、請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記回動部はスプロケットであり、
    前記フレキシブルディスプレイには、前記スプロケットの歯に対応した開口部が設けられた、請求項6に記載の電子機器。
  9. 第一の面と、当該第一の面とは反対側の第二の面と、を有した第一の筐体と、
    前記第一の筐体と折りたたみ可能に接続され、折りたたまれた状態では前記第一の面と近接し展開された状態では前記第一の面から離間する第三の面を有した第二の筐体と、
    画像が表示される表示面を有し、前記第一の面より前記第二の面の近くで前記第一の筐体内に出入り可能に収納され、少なくとも一部が前記第一の筐体から出た状態では少なくとも部分的に前記第二の面を覆い、前記第一の筐体および前記第二の筐体に支持されたフレキシブルディスプレイと、
    を備えた電子機器。
  10. 第一の筐体と、
    前記第一の筐体と回動可能に接続された第二の筐体と、
    画像が表示される面を有し、前記第一の筐体および前記第二の筐体のうち少なくとも一方に収容された第一の位置と前記面が前記第一の位置より広く露出された第二の位置との間で移動可能に前記第一の筐体および前記第二の筐体のうち少なくとも一方に支持されたフレキシブルディスプレイと、
    前記第一の筐体および前記第二の筐体のうち一方の他方に対する移動によって動かされて前記フレキシブルディスプレイを動かす駆動部と、
    を備えた電子機器。
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