JP2014029258A - 圧力センサ付きグロープラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力の検知感度の低下をより確実に防止する。
【解決手段】グロープラグ1は、主体金具2と、ヒータ部材4と、中軸3と、可動部材14と、圧力センサ5とを備える。ヒータ部材5は、筒状のチューブ8と、チューブ8の内周に配置されるとともに、自身の先端が主体金具2の先端よりも先端側に位置し、通電により発熱する発熱体9とを有する。中軸3の先端部には、発熱体9の後端部が接続される接続部3Aが形成される。可動部材14のうちヒータ部材4に接合される接合部14Aよりも先端側において、主体金具2及びヒータ部材4間には、環状の隙間CRが形成される。発熱体9のうち接続部3Aの先端よりも先端側に位置する部位の少なくとも一部は、隙間CRの内周側に位置するとともに、接続部3Aの先端は、接合部14Aの先端よりも先端側に位置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関等に使用される圧力センサ付きグロープラグに関する。
従来、ディーゼルエンジン等の内燃機関の始動補助などに用いられるグロープラグは、軸線方向に延びる軸孔を有する筒状の主体金具、前記軸孔に挿通されたヒータ部材、及び、前記軸孔に挿通されヒータ部材への通電経路をなす中軸等を備えている(例えば、特許文献1等参照)。また、ヒータ部材としては、筒状をなす金属製のチューブ内に、中軸からの通電により発熱する発熱体が配置されたヒータが採用されることがある。
さらに近年では、グロープラグに対して、燃焼圧等の圧力を検知するための機能を設けた圧力センサ付きグロープラグが提案されている。このような圧力センサ付きグロープラグにおいて、ヒータ部材は、その先端部が主体金具の先端から突出するとともに、軸線に沿って変形可能な可動部材を介して主体金具に取付けられることで、主体金具に対して相対変位可能とされている。そして、燃焼圧等をヒータ部材及び可動部材が受圧し、ヒータ部材が相対変位すると、その相対変位は圧力センサに伝達され、ヒータ部材の相対変位量(つまり、ヒータ部材及び可動部材に加えられた圧力)に応じた信号が圧力センサから出力される。
また、受圧時において可動部材に燃焼圧等を積極的に受圧させるべく、可動部材のうちヒータ部材に接合される接合部よりも先端側においては、ヒータ部材(チューブ)の外周面と主体金具の内周面との間に、環状の隙間が形成される。
特表2009−520941号公報
ところで、内燃機関等の動作に伴いススが発生するところ、発生したススが前記隙間に入り込んでしまい、前記隙間が詰まってしまうことがある。この場合には、可動部材が燃焼圧等を受圧することが阻害されることとなり、圧力の検知感度が低下してしまうおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、ススによる前記隙間の詰まりを極めて効果的に抑制することができ、圧力の検知感度の低下をより確実に防止することができる圧力センサ付きグロープラグを提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各構成につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する構成に特有の作用効果を付記する。
構成1.本構成の圧力センサ付きグロープラグは、軸線方向に延びる軸孔を有する筒状の主体金具と、
少なくとも自身の先端部が前記主体金具の先端から突出した状態で前記軸孔に挿設されるヒータ部材と、
前記軸線方向に延びる棒状をなすとともに、前記軸孔に挿通され、前記ヒータ部材への通電経路をなす中軸と、
内周において前記ヒータ部材に接合される接合部を有し、前記ヒータ部材を前記主体金具に対して前記軸線方向に沿って相対変位可能な状態で保持する、前記軸線に沿って変形可能な可動部材と、
前記主体金具に直接又は間接的に固定されるとともに、前記ヒータ部材の相対変位に基づいて圧力を検知する圧力センサとを備え、
前記ヒータ部材は、
前記軸線方向に延びる筒状のチューブと、
前記チューブの内周に配置されるとともに、自身の先端が前記主体金具の先端よりも先端側に位置し、前記中軸からの通電により発熱する発熱体とを有し、
前記中軸の先端部に、前記発熱体の後端部が接続される接続部が形成された圧力センサ付きグロープラグであって、
前記接合部よりも先端側において、前記主体金具及び前記ヒータ部材間には、環状の隙間が形成され、
前記発熱体のうち前記接続部の先端よりも先端側に位置する部位の少なくとも一部は、前記隙間の内周側に位置し、
前記接続部の先端は、前記接合部の先端よりも先端側に位置することを特徴とする。
上記構成1によれば、発熱体のうち接続部の先端よりも先端側に位置する部位(すなわち、発熱体のうち、中軸に接触せず特に高温となる部位)の少なくとも一部が、ヒータ部材及び主体金具の間に形成された隙間の内周側に位置するように構成されている。従って、ヒータ部材の発熱時に、前記隙間に入り込んだススを効果的に焼失させることができ、ススによる前記隙間の詰まりを極めて効果的に抑制することができる。その結果、圧力の検知感度が低下してしまうことをより確実に防止できる。
一方で、発熱体のうち接続部の先端よりも先端側に位置する部位が、ヒータ部材に接合される接合部の内周側に配置されてしまうと、ヒータ部材の発熱時に、接合部(可動部材)が過熱されてしまい、可動部材の耐久性が低下してしまうおそれがある。
この点、上記構成1によれば、接続部の先端が、接合部の先端よりも先端側に位置するように構成されており、発熱体のうち接続部の先端よりも先端側に位置する部位が、接合部から離間するように構成されている。従って、発熱体で発生した熱が接合部(可動部材)に対して伝導されにくくなり、可動部材の過熱をより確実に防止することができる。その結果、可動部材において良好な耐久性を実現することができる。
構成2.本構成の圧力センサ付きグロープラグは、上記構成1において、前記隙間の先端部には、前記軸線と直交する方向に沿った前記隙間の大きさが最も小さい最狭部が形成され、
前記発熱体のうち前記接続部の先端よりも先端側に位置する部位は、前記軸線に沿った前記最狭部の形成範囲の少なくとも一部に配置されることを特徴とする。
上記構成2によれば、前記隙間の先端部には、軸線と直交する方向に沿った前記隙間の大きさが最も小さい最狭部が形成されている。従って、隙間に侵入する燃焼ガスを少なくすることができ、可動部材が瞬時に熱膨張してしまうことをより確実に防止できる。その結果、圧力の検知精度を高めることができる。
一方で、最狭部は、比較的少量のススによって詰まってしまうおそれがあるが、上記構成2によれば、発熱体のうち接続部の先端よりも先端側に位置する部位が、軸線に沿った最狭部の形成範囲の少なくとも一部に配置されるように構成されている。すなわち、最狭部の少なくとも一部において、その内周側に、発熱体のうち特に高温となる部位が配置されている。従って、ヒータ部材の発熱時に、最狭部に入り込んだススを効果的に焼失させることができ、ススによる前記隙間の詰まりを一層確実に抑制することができる。その結果、圧力検知感度が低下してしまうことをより一層確実に防止できる。
構成3.本構成の圧力センサ付きグロープラグは、上記構成2において、前記発熱体のうち前記接続部の先端よりも先端側に位置する部位は、前記軸線に沿った前記最狭部の形成範囲の全域に亘って配置されることを特徴とする。
上記構成3によれば、発熱体のうち接続部の先端よりも先端側に位置する部位が、軸線に沿った最狭部の形成範囲の全域に亘って配置されている。すなわち、最狭部の全域において、その内周側に、発熱体のうち特に高温となる部位が配置されている。従って、ヒータ部材の発熱時に、最狭部に入り込んだススを非常に効果的に焼失させることができ、ススによる前記隙間の詰まりをより一層確実に抑制することができる。その結果、圧力検知感度が低下してしまうことを極めて効果的に防止できる。
グロープラグの構成を示す一部破断正面図である。 グロープラグの部分拡大断面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、圧力センサ付きグロープラグ1(以下、単に「グロープラグ1」と称す)の一部破断正面図である。尚、図1等においては、図の下側をグロープラグ1の先端側、上側を後端側として説明する。
図1に示すように、グロープラグ1は、主体金具2、中軸3、ヒータ部材4、圧力センサ5等を備えている。
主体金具2は、軸線CL1方向に沿って延びる軸孔6を有しており、それぞれ所定の金属(例えば、S45C等の鉄系素材)によって形成された筒状のハウジング21と、筒状のキャップ部材22とを備えている。
ハウジング21は、その外周に、グロープラグ1をエンジンのシリンダヘッド等に取付けるための雄ねじ部23を備えている。併せて、ハウジング21の後端部外周には断面六角形状の工具係合部24が形成されており、前記シリンダヘッド等にグロープラグ1(雄ねじ部23)を取付ける際には、工具係合部24に使用される工具が係合されるようになっている。
さらに、ハウジング21の先端部内周には、軸線CL1方向に沿って延びる筒状をなす金属製のセンサ固定部材7が挿入されている。センサ固定部材7は、その先端部がハウジング21の先端部に接合されるとともに、その後端部が圧力センサ5の後述するダイアフラム16に接合されている。これにより、圧力センサ5は、主体金具2(ハウジング21)に対してセンサ固定部材7を介して間接的に固定された状態となっている。
キャップ部材22は、センサ固定部材7を介してハウジング21の先端部に接合されており、その先端側外周に、軸線CL1方向先端側に向けて先細るテーパ部22Aを備えている。そして、グロープラグ1をエンジンに取付けた際には、前記テーパ部22Aがエンジンの座面に圧接することで、燃焼室内の気密性が確保されるようになっている。
中軸3は、前記軸孔6に挿入されており、軸線CL1に沿って延びる棒状をなしている。また、中軸3は、ヒータ部材4への通電経路をなす部位であり、導電性の金属(例えば、鉄系合金等)により形成されている。
ヒータ部材4は、丸棒状をなし、その後端部が軸孔6に挿設されるとともに、その先端部が主体金具2の先端から突出している。また、ヒータ部材4は、チューブ8と、当該チューブ8の内部に配置され、中軸3からの通電により発熱する発熱体9とを備えている。発熱体9は、その先端部が主体金具2の先端よりも先端側に位置しており、直列的に接続された発熱コイル10と制御コイル11とを有している。
チューブ8は、鉄(Fe)又はニッケル(Ni)を主成分とする金属(例えば、ニッケル基合金やステンレス合金等)から形成され、先端部が閉じた筒状チューブである。また、チューブ8の内部には、自身の先端部がチューブ8の先端に接合された前記発熱コイル10と、発熱コイル10の後端部に対して直列接続された前記制御コイル11とが酸化マグネシウム粉末を含む絶縁粉末12とともに封入されている。尚、発熱コイル10は、その先端においてチューブ8と導通しているが、発熱コイル10及び制御コイル11の外周面とチューブ8の内周面とは、絶縁粉末12の介在により絶縁された状態となっている。
さらに、チューブ8の後端側内周と中軸3との間には、耐熱性に優れる所定のゴム(例えば、シリコーンゴムやフッ素ゴム等)からなる環状ゴム13が設けられており、チューブ8内は封止されている。
発熱コイル10は、制御コイル11を介して中軸3と直列的に接続されており、所定の金属(例えば、Feを主成分とし、AlやCr等を含む合金など)からなる抵抗発熱線が螺旋状に巻回されることで構成されている。
制御コイル11は、発熱コイル10の材質よりも電気比抵抗の温度係数が大きい材質〔例えば、コバルト(Co)−Ni−Fe系合金等に代表されるCo又はNiを主成分とする金属〕からなる抵抗発熱線が螺旋状に巻回されることで構成されている。これにより、制御コイル11は、自身の発熱及び発熱コイル10からの発熱を受けることにより電気抵抗値を増大させ、発熱コイル10に対する供給電力を制御する。詳述すると、通電初期においては発熱コイル10に対して比較的大きな電力が供給され、発熱コイル10の温度は急速に上昇する。すると、その発熱及び自身の発熱により制御コイル11が加熱され、制御コイル11の電気抵抗値が増大し、発熱コイル10への供給電力が減少する。これにより、ヒータ部材4の昇温特性は、通電初期に急速昇温した後、以降は制御コイル11の働きにより供給電力が抑制されて温度が飽和する形となる。つまり、制御コイル11の存在により、急速昇温性を高めつつ、発熱コイル10の過昇温(オーバーシュート)が生じにくくなるように構成されている。
また、ヒータ部材4は、筒状の可動部材14を介して、主体金具2(ハウジング21)に取付けられている。可動部材14は、図2に示すように、その一端部に、その内周がヒータ部材4と接合される環状の接合部14Aを有している。さらに、可動部材14は、その一端側開口部が比較的小径に形成される一方で、その他端側開口部が比較的大径に形成されており、両開口部間に、複数(本実施形態では、2箇所)の折り曲げ部分を有している。そのため、可動部材14は、所定の金属(例えば、ステンレス鋼やニッケル合金等)により薄肉に形成されることと相俟って、軸線CL1に沿って伸縮変形可能となっている。これにより、可動部材14に保持されるヒータ部材4は、その先端部及び可動部材14の先端側の面に燃焼圧等の圧力が加えられた際に、主体金具2に対して軸線CL1方向に沿って相対変位することが可能となっている。
尚、本実施形態では、ヒータ部材4の円滑な相対変位を図るべく、前記接合部14Aよりも先端側において、ヒータ部材4の外周面と主体金具2(キャップ部材22)の内周面との間に、環状の隙間CRが形成されている。加えて、隙間CRの先端部には、軸線CL1と直交する方向に沿った隙間CRの大きさが最も小さい最狭部NCが設けられている。このような最狭部NCを設けることで、隙間CRを通ってハウジング21側へと侵入する燃焼ガスを十分に少なくすることができ、可動部材14が瞬時に熱膨張してしまうことをより確実に防止できるようになっている。尚、本実施形態では、軸線CL1と直交する方向に沿った最狭部NCの大きさXが、所定値(例えば、0.3mm)以下とされている。
加えて、可動部材14は、その一端側が全周に亘ってヒータ部材4(チューブ8)に対して溶接されており、その他端側が全周に亘ってヒータ固定部材7の先端部に対して溶接されている。これにより、前記隙間CRから侵入した燃焼ガスが、ハウジング21内へと侵入し、ひいては外部へと漏れてしまうことをより確実に防止できるようになっている。
図1に戻り、ヒータ部材4のうち可動部材14が接合される部位よりも後端側の外周部分には、筒状の伝達部材15が接合されている。伝達部材15は、自身の後端部が圧力センサ5(ダイアフラム16)に接続されており、ヒータ部材4の相対変位は、伝達部材15を介して圧力センサ5に伝達されるようになっている。尚、本実施形態では、上述の通り、圧力センサ5が軸孔6内に設けられているため、軸線CL1に沿った伝達部材15の長さを比較的小さくすることができる。これにより、伝達部材15は、その固有振動数が大きなものとなり振動しにくくなるため、ヒータ部材4の変位が精度よく圧力センサ5へと伝達され、その結果、圧力の検知精度が向上するようになっている。
圧力センサ5は、ハウジング21の軸線CL1方向中央部よりも先端側に設けられており、中軸3が貫通する貫通孔を中央に有する金属(例えば、ステンレス鋼)製のダイアフラム16と、当該ダイアフラム16の後端側の面に接合されたセンサ素子17(本実施形態では、ピエゾ抵抗体)とを備えている。ダイアフラム16には、前記伝達部材15の後端部が接合されており、燃焼圧等の受圧によりヒータ部材4に変位が生じた際には、ヒータ部材4の変位量に応じた分だけダイアフラム16が撓み変形するようになっている。
また、センサ素子17は、ダイアフラム16の撓み変形に伴い、自身の抵抗値が変化するものである。センサ素子17の抵抗値は、ハウジング21の内部に設けられた集積回路18(図1参照)により電圧値に変換・増幅され、変換・増幅された電圧値の信号(すなわち、ヒータ部材4の受けた圧力を示す信号)が、図示しないケーブル等を介してECU等の外部回路(図示せず)へと出力される。
加えて、図2に示すように、中軸3は、その先端部に比較的小径の接続部3Aを備えており、当該接続部3Aの外周に対して発熱体9(制御コイル11)の後端部が接合(本実施形態では、溶接)されている。そして、発熱体9のうち接続部3Aの先端3Fよりも先端側に位置する部位(すなわち、発熱体9のうち、中軸3Aに接触しておらず特に高温となる部位)の少なくとも一部は、隙間CRの内周側に位置している。特に本実施形態では、発熱体9のうち接続部3Aの先端3Fよりも先端側に位置する部位が、軸線CL1に沿った最狭部NCの形成範囲の全域に亘って、最狭部NCの内周側に位置するように構成されている。
さらに、本実施形態では、接続部3Aの先端3Fが、接合部14Aの先端14Fよりも先端側に位置するように構成されている。すなわち、発熱体9のうち、中軸3に接触しておらず特に高温となる部位が、軸線CL1方向において接合部14Aから離間するように構成されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、発熱体9のうち接続部3Aの先端3Fよりも先端側に位置する部位の少なくとも一部が、隙間CRの内周側に位置するように構成されている。従って、ヒータ部材4の発熱時に、隙間CRに入り込んだススを効果的に焼失させることができ、ススによる隙間CRの詰まりを極めて効果的に抑制することができる。その結果、圧力の検知感度が低下してしまうことをより確実に防止できる。
加えて、隙間CRの先端部には、軸線CL1と直交する方向に沿った隙間CRの大きさが最も小さく、大きさXが所定値以下とされた最狭部NCが形成されている。従って、隙間CRに侵入する燃焼ガスを少なくすることができ、可動部材14が瞬時に熱膨張してしまうことをより確実に防止できる。その結果、圧力の検知精度を高めることができる。
一方で、上述のように大きさXが小さな最狭部NCにおいては、少量のススによって隙間CR(最狭部NC)に詰まりが生じてしまうおそれがある。この点、本実施形態では、発熱体9のうち接続部3Aの先端3Fよりも先端側に位置する部位が、軸線CL1に沿った最狭部NCの形成範囲の全域に亘って、最狭部NCの内周側に位置するように構成されている。すなわち、最狭部NCの全域において、その内周側に、発熱体9のうち特に高温となる部位が配置されている。従って、ヒータ部材4の発熱時に、最狭部NCに入り込んだススを非常に効果的に焼失させることができ、ススによる隙間CRの詰まりを一層確実に抑制することができる。その結果、圧力検知感度が低下してしまうことをより一層確実に防止できる。
さらに、本実施形態では、接続部3Aの先端3Fが、接合部14Aの先端14Fよりも先端側に位置するように構成されている。従って、発熱体9で発生した熱が接合部14A(可動部材14)に対して伝導されにくくなり、可動部材14の過熱をより確実に防止することができる。その結果、可動部材14において良好な耐久性を実現することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態において、発熱体9は、発熱コイル10及び制御コイル11により構成されているが、制御コイルを省略し、発熱コイルにより発熱体を構成することとしてもよい。
(b)上記実施形態では、センサ素子としてピエゾ抵抗体を挙げているが、センサ素子として、圧電素子等を用いることとしてもよい。
(c)上記実施形態において、ヒータ部材4は、丸棒状、すなわち、断面円形状とされているが、必ずしも断面円形状である必要はなく、その形状は特に限定されるものではない。
(d)可動部材14は、軸線CL1方向に沿って変形可能であればよく、その形状は、特に限定されるものではない。従って、例えば、可動部材として、軸線CL1方向に沿って延びる蛇腹状の筒状部を備えたものを用いることとしてもよい。また、軸線CL1と交差する方向に延び、軸線CL1方向に撓み変形可能な環状部材を用いることとしてもよい。
1…グロープラグ(圧力センサ付きグロープラグ)、2…主体金具、3…中軸、3A…接続部、3F…(接続部の)先端、4…ヒータ部材、5…圧力センサ、6…軸孔、8…チューブ、9…発熱体、14…可動部材、14A…接合部、14F…(接合部の)先端、CL1…軸線、CR…隙間、NC…最狭部。

Claims (3)

  1. 軸線方向に延びる軸孔を有する筒状の主体金具と、
    少なくとも自身の先端部が前記主体金具の先端から突出した状態で前記軸孔に挿設されるヒータ部材と、
    前記軸線方向に延びる棒状をなすとともに、前記軸孔に挿通され、前記ヒータ部材への通電経路をなす中軸と、
    内周において前記ヒータ部材に接合される接合部を有し、前記ヒータ部材を前記主体金具に対して前記軸線方向に沿って相対変位可能な状態で保持する、前記軸線に沿って変形可能な可動部材と、
    前記主体金具に直接又は間接的に固定されるとともに、前記ヒータ部材の相対変位に基づいて圧力を検知する圧力センサとを備え、
    前記ヒータ部材は、
    前記軸線方向に延びる筒状のチューブと、
    前記チューブの内周に配置されるとともに、自身の先端が前記主体金具の先端よりも先端側に位置し、前記中軸からの通電により発熱する発熱体とを有し、
    前記中軸の先端部に、前記発熱体の後端部が接続される接続部が形成された圧力センサ付きグロープラグであって、
    前記接合部よりも先端側において、前記主体金具及び前記ヒータ部材間には、環状の隙間が形成され、
    前記発熱体のうち前記接続部の先端よりも先端側に位置する部位の少なくとも一部は、前記隙間の内周側に位置し、
    前記接続部の先端は、前記接合部の先端よりも先端側に位置することを特徴とする圧力センサ付きグロープラグ。
  2. 前記隙間の先端部には、前記軸線と直交する方向に沿った前記隙間の大きさが最も小さい最狭部が形成され、
    前記発熱体のうち前記接続部の先端よりも先端側に位置する部位は、前記軸線に沿った前記最狭部の形成範囲の少なくとも一部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ付きグロープラグ。
  3. 前記発熱体のうち前記接続部の先端よりも先端側に位置する部位は、前記軸線に沿った前記最狭部の形成範囲の全域に亘って配置されることを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ付きグロープラグ。
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