JP2014028150A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 大当たり遊技の前に、先読みに基づく演出動作が実行されていた場合(図(a)の符号100参照)には、大当たり遊技が始まると演出動作が一旦停止するが(図(c)参照)、大当たり遊技の終了後に再開される(図(c)参照)。遊技者からは、演出動作が大当たり遊技を跨いで行われたように見え、極めて斬新な演出動作となり、遊技興趣が増す。
【選択図】 図25
Description
一般に、優先側の始動口は普通電動役物内に配置されており、普通電動役物が開放しているときに入球が可能となる。一方、非優先側の始動口は通常の入賞口として構成され、常時入賞が可能な状態にされている。従って、前記普通電動役物が開放されている時は優先側の入賞口の方が入球しやすく、普通電動役物が開放されていない時は非優先側の入賞口の方が入球しやすい状態となる。いわゆる確変状態や、時短状態においては普通電動役物の開放時間が延長(開放延長機能が作動)されるので、非優先側の始動口よりも優先側の始動口に入球させることの方が容易となる。このように構成することにより、ひとたび確変状態や時短状態になると、優先側の始動口への入球による大当たり遊技が、非優先側の始動口への入球による大当たり遊技よりも生起しやすくなる。この遊技特性を活かし、優先側の始動口への入球による大当たり遊技による獲得球が、非優先側の始動口への入球による大当たり遊技による獲得球よりも多く設定された機種が多数存在する。
ここで、演出実行手段が実行する演出は、大当たり遊技の前と後とで同一のものでも良いが、異なっていても構わない。
ここで、演出実行手段が実行する演出動作は、請求項1と略同様に、大当たり遊技の前、後、及び大当たり遊技中で同一のものでも良いが、異なっていても構わない。これらを全く同一にすると、演出動作が大当たり遊技の前から後まで一貫して行なわれているという、印象的な予告(演出動作)を遊技者に提示することができる。特に、大当たり遊技の生起や終了においても間断なく同一の演出動作を実行すると一層効果的である。
演出判定手段は、第2保留手段に記憶された乱数値に基づき、図柄の変動に先んじた演出動作を行うか否かを判定するものであるので、この演出動作の実行中に発生する大当たり遊技は、第2始動口への入賞に基づいて生起されたものとなる。
前記演出判定手段は、前記許可信号を受信した際に、前記演出動作をするか否かを判定するものであることを特徴とする。
なお、請求項7に記載の本発明を、請求項5または請求項6に適用した場合には、第1演出判定手段および第1演出実行手段はいずれも演出制御装置が備えるものとする。
この点、請求項3に記載の弾球遊技機では、大当たり遊技の前後で当たり確率が変化しない場合にのみ、大当たり後にも演出動作を行なう。この遊技機によれば遊技者は、大当たり後に大当たり前の演出動作が再開(ただし全く同じ演出動作でなくてもよい。以下省略)されるか否かを見ることにより、演出動作の信頼度を判断することができる。
この点、請求項4に記載の遊技機においては、演出判定手段が、第2保留手段に記憶された乱数値に基づき、演出動作を行うか否かを判定するので、演出動作の基となった乱数値に対応する図柄の変動が長時間おこなわれないという事態を防止することができる。
このように構成された遊技機においては、開放短縮手段より、当たり確率が低い状態では、第2始動口への入球が発生することは殆ど無くなる。つまり、当たり確率が低い状態で発生する演出動作も、発生する大当たり遊技も、それらの殆どは第1保留手段に記憶された乱数値に基づくものとなる。そして、第1演出実行手段は、大当たり遊技後の当たり確率が低い場合に限り、大当たり遊技の終了後にも前記演出を実行する。
従って、第1演出実行手段により、大当たり遊技の前後に実行される演出動作は、その起因となった判定に使われるテーブルが共に低確率テーブルとなるので、適切な演出動作(予告)となる。なお、請求項6に記載の本発明のように、大当たり遊技中も演出動作を続行しても構わない。
このように構成された弾球遊技機によれば、許可信号を受け取った演出制御装置は、主制御装置の負担を増やすことなく多彩な演出動作を実施することが可能となる。例えば、演出制御装置を、複数の演出動作が実行可能に構成しておき、主制御装置から許可信号を受信した際には、それらの演出動作の中からどれを行うかを乱数などに基づいて選択するといったことが可能となる。この場合、演出動作の数を増やしても、主制御装置の負担が増えることは無い。
[実施例1]
窓5aの上側にはドットマトリクスの普通図柄表示装置7及び7セグメントの第1特別図柄表示装置9と第2特別図柄表示装置10と4個のLEDからなる普通図柄保留記憶表示装置8が設置され、下側には第1特別図柄保留記憶表示装置18と第2特別図柄保留記憶表示装置19が設置されている。
センターケース5の向かって左横には普通図柄作動ゲート17が配置されている。センターケース5の下方には、第1始動口11と第2始動口12とがユニット化された複合入賞装置13が配置されている。
第2始動口12は電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に第1始動口11があるために図示の閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。しかし、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当り、普通図柄表示装置7に当りの普通図柄が確定表示されると、第2始動口12は開放されて入球容易になる。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留記憶表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19及び普通図柄保留記憶表示装置8の点灯を制御する。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータに送られる。主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドルを操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドルを触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドルを触っていても遊技球は発射できないようになっている。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、擬似図柄等の演出画像を画面6aに表示させる。
図5に示すフローチャートは、主制御装置80のマイコンにより実行されるメイン処理を表したものであり、約2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される処理である。本実施形態では、S10〜S70までの各処理は割り込み処理において1回だけ実行される処理であって「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS22の処理を「残余処理」と称する。
なお、大当り決定用乱数が1週(1巡)すると、そのときの前記初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にし、大当り決定用乱数は、その初期値から+1するインクリメント処理を行う。そして、再び大当り決定用乱数が1週(1巡)すると、その時の初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする動作を行なう。つまり、この一連の動作を繰り返し続けることになる。
本実施例では、遊技球が第1始動口11、第2始動口12に入賞すると大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を第1始動口11と第2始動口12それぞれ4個までとしており、第1保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第1始動口11に入賞又は第2保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第2始動口12に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
肯定判断なら(S100:YES)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第1保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S105)。
大当たり遊技に移行するものの場合(S150:YES)は、先読み信号Aをサブ統合制御装置83に送信する処理(S155)を行なって本処理を終了(リターン)する。当たりではない場合(S150:NO)はS160に進み、先読みの判定結果がリーチとなるものか否かを判定する。なお、大当たり遊技に移行する場合は大抵、リーチ状態を経るが、S160において肯定判定されるリーチは、S150で否定判定されていることから、ハズレになるものを指している。S160でリーチになると判定されると、先読み信号Bをサブ統合制御装置83に送信する処理(S165)を行ない、本処理を終了する。リーチでない場合(S160:NO)は、先読み信号Cをサブ統合制御装置83に送信する処理(S170)を行なって本処理を終了する。
このように第1保留先読み判定処理および第2保留先読み判定処理によってサブ統合制御装置83に先読み信号A〜Cが送信されることにより、サブ統合制御装置83は、保留の消化に先んじて、その保留が当たりになるか、リーチ(ハズレ)になるか、リーチにもならない単なるハズレかを知ることができる。
この保留記憶があれば(S315:YES)、第2保留記憶をデクリメントし(S320)、S335に進む。第2保留記憶がなければ(S315:NO)、第1保留記憶(上記、S110による保留記憶)があるか否かを判断する(S325)。第1保留記憶があれば(S325:YES)、第1保留記憶をデクリメントし(S330)、S335に進む。
否定判断であれば(S335:NO)、読み込んだ大当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当り値と照合する(S345)。本実施例の場合、通常確率状態時には1/350の確率で当選し、高確率遊技状態には1/35の確率で当選する。
S380では、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には大当り、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)をサブ統合制御装置83に出力する。なお、保留個数に関わるデータもサブ統合制御装置83に出力する。また特別図柄表示装置9、10を制御して特別図柄の変動表示を開始させる。こうして変動開始コマンドの送信を完了すると特別遊技処理を行なう。また、S325で第1保留が無い(この場合、第2保留も無い)と判定された場合(S325:NO)にも、特別遊技処理に移行する。
経過していれば(S385:YES)、確定図柄表示設定処理(S390)を行い、確定表示させた特別図柄が大当りになる表示か否かを判定する(S395)。大当りになる表示であれば(S395:YES)、確変フラグがセットされているか否かを判定し(S400)、肯定判断なら確変フラグと時短フラグをクリア(S405)してS410に移行する。確変フラグがゼロ(S400:NO)なら、開放延長フラグがセットされているか(開放延長状態か)否かを判定し(S410)、開放延長フラグがセットされている場合は開放延長フラグをクリアして(S415)S420に移行する。開放延長フラグがセットされていない場合(S410:NO)は条件装置作動開始処理(S420)により、大当りフラグをセットする。そして役物連続作動装置を作動させ(S425)、大当たり開始演出処理(S430)にて、サブ統合制御装置83に大当たり開始コマンドを送信してから特別遊技処理に移行する。
なお、S700で第1保留記憶データを受信していないと判定された場合(S700:NO)、S710で先読み信号を受信していないと判定された場合(S710:NO)、もしくはS720で先読み図柄を選択しないと判定された場合(S720:NO)には、S760に直行する。
なお、S760で第2保留記憶データを受信していないと判定された場合(S760:NO)、もしくはS775で先読み図柄を選択しないと判定された場合(S775:NO)には、S811に直行する。S811では擬似保留表示更新処理(後述)を行なう。
保留表示更新(S820)を行なった後に、変動を開始する保留側(特別図柄1または特別図柄2)の先読み情報があるか否かを判定し、あれば先読みカウンタを1減算する(S830)。こうして先読みカウンタを1減算したか或いは変動を開始する保留側に先読み情報が無かった場合(S825:NO)は、S835にて擬似保留表示を更新する処理を行なう。そしてS840にて図柄演出処理を行なって本処理を終了(リターン)する。
図25(c)は、大当たり遊技が終了し、最初の保留が消化されて演出図柄が変動している様子を示す図である。特別図柄2の保留が先に消化されているのは図24(c)と同様であり、第2保留図柄101が1個消化されて2個に減り、第1保留図柄100は4個のままである。ただし第1保留図柄100は、2番目の保留図柄が先読み図柄Aに戻っている。また、第2保留図柄101は、2番目の保留図柄が先読み図柄Bに変化している。
本発明の第2実施例について図26〜図30を用いて説明する。
第1実施例では、大当たり遊技中には、特別図柄1、2とも先読み図柄の表示を一旦とりやめ、大当たり遊技の終了後に再開する場合がある構成にしたが、第2実施例では、大当たり遊技中も特別図柄1、2とも先読み図柄の表示を行なう場合がある。これ以外は第1実施例と略同様の構成であるため、第1実施例と同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について述べる。
図26(b)は第1、第2先読み図柄がそれぞれ表示可能となる場合を示すテーブルである。図20(b)と同様、可能な場合が「○」、不可能な場合が「×」である。図20(b)との違いは、第1、第2先読み図柄とも、条件装置の作動中も表示可能となっている点である。
大当たり終了時処理は図28のようになる。第1実施例における大当たり終了処理(図22)と異なる点は、第1実施例のS915に相当する処理(S1160)を行なった後、先読みカウンタの判定などを行なうことなく本処理を終了(リターン)する点である。
図30(c)は、大当たり遊技が終了し、最初の保留が消化されて演出図柄が変動している様子を示す図である。特別図柄2の保留が先に消化されて第2保留図柄101が2個に減り、先読み図柄Bがそのまま表示されている。また、第1保留図柄100は4個のままであり、2番目の保留図柄も先読み図柄Aとしてそのまま表示されている。
このように構成し直しても。第1実施例のパチンコ機50と同様の作用効果を奏する弾球遊技機となる。特に、特別図柄1については、演出動作が大当たり遊技中も継続して行なわれ、特別図柄2については大当たり遊技中に発生した始動入賞についても先読みを行い、演出動作を行なうと言う、極めて斬新な演出動作(予告)を行なうので、この演出動作に対する期待度が高まり、遊技興趣が増す。
本発明の第3実施例について図31、図32を用いて説明する。第3実施例では、第1実施例をベースに、大当たり中(詳しくは大当たり遊技の終了演出中)に、先読み図柄に対応したキャラクタを画面6aに表示するよう構成している。
まず図31は、大当たり確率が高い状態で、確変図柄による大当りを引いたときの表示例を示す説明図である。図31(a)に示す確変図柄「777」が確定図柄として表示された状態では、第1保留図柄100として保留図柄が2個、画面6aの左下部に表示されており、第2保留図柄101としては、保留図柄が1個と先読み図柄Aが1個、画面6aの右下部に表示されていたとする。図31(b)に示す大当たり遊技中の画面では、第1保留図柄100、第2保留図柄101とも表示を消している。そして図31(c)に示す大当たり終了演出中の画面では、第2保留図柄101の先読み図柄Aに対応するキャラクタが画面6aの中央に表示されている。これは大当たり遊技の前と後とで大当たり確率が変化しない(図21のS890の処理でYESと判定され、S895に至る処理により先読みカウンタの値が維持される)ことによるものである。
このように大当たり終了演出時に、各先読み図柄に対応したキャラクタを表示することにより、保留記憶により再度大当たりになるかもしれないという期待感を遊技者に抱かせることができる。
第3実施例では、先読み図柄に対応するキャラクタを、大当り終了演出中に実施する構成としたが、大当たり遊技中に実施する構成としてもかまわない。また、大当たり終了演出中や大当たり遊技中に表示する先読み演出として、先読み図柄A〜Cに次ぐ第4の先読み図柄を表示するように構成してもよい。また、保留記憶を用いない演出動作を行なっても良い。
また、上記いずれの実施例においても、低確率時であって開放延長機能が作動している場合に、第1保留の先読み図柄を表示可能となっていた(図20(b)、図26(b))が、これを表示不可能としてもよい。こうすると、通常図柄による大当たり遊技の終了後に、第1保留の先読み図柄が表示されなくなる。
6 : 演出図柄表示装置
9 : 第1特別図柄表示装置
10 : 第2特別図柄表示装置
11 : 第1始動口
12 : 第2始動口
17 : 普通図柄作動ゲート
18 : 第1特別図柄保留記憶表示装置
19 : 第2特別図柄保留記憶表示装置
50 : パチンコ遊技機
80 : 主制御装置
82 : 演出図柄制御装置
83 : サブ統合制御装置
100: 第1保留図柄
101: 第2保留図柄
前記演出判定手段は、前記許可信号を受信した際に、前記演出動作をするか否かを判定するものであることを特徴とする。
なお、本発明の第5参考例を、第3参考例または第4参考例に適用した場合には、第1演出判定手段および第1演出実行手段はいずれも演出制御装置が備えるものとする。
この点、第1参考例の弾球遊技機では、大当たり遊技の前後で当たり確率が変化しない場合にのみ、大当たり後にも演出動作を行なう。この遊技機によれば遊技者は、大当たり後に大当たり前の演出動作が再開(ただし全く同じ演出動作でなくてもよい。以下省略)されるか否かを見ることにより、演出動作の信頼度を判断することができる。
この点、本発明の第2参考例の遊技機においては、演出判定手段が、第2保留手段に記憶された乱数値に基づき、演出動作を行うか否かを判定するので、演出動作の基となった乱数値に対応する図柄の変動が長時間おこなわれないという事態を防止することができる。
このように構成された遊技機においては、開放短縮手段より、当たり確率が低い状態では、第2始動口への入球が発生することは殆ど無くなる。つまり、当たり確率が低い状態で発生する演出動作も、発生する大当たり遊技も、それらの殆どは第1保留手段に記憶された乱数値に基づくものとなる。そして、第1演出実行手段は、大当たり遊技後の当たり確率が低い場合に限り、大当たり遊技の終了後にも前記演出を実行する。
従って、第1演出実行手段により、大当たり遊技の前後に実行される演出動作は、その起因となった判定に使われるテーブルが共に低確率テーブルとなるので、適切な演出動作(予告)となる。なお、本発明の第4参考例のように、大当たり遊技中も演出動作を続行しても構わない。
このように構成された弾球遊技機によれば、許可信号を受け取った演出制御装置は、主制御装置の負担を増やすことなく多彩な演出動作を実施することが可能となる。例えば、演出制御装置を、複数の演出動作が実行可能に構成しておき、主制御装置から許可信号を受信した際には、それらの演出動作の中からどれを行うかを乱数などに基づいて選択するといったことが可能となる。この場合、演出動作の数を増やしても、主制御装置の負担が増えることは無い。
図5に示すフローチャートは、主制御装置80のマイコンにより実行されるメイン処理を表したものであり、約2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される処理である。本実施形態では、S10〜S65までの各処理は割り込み処理において1回だけ実行される処理であって「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS70の処理を「残余処理」と称する。
本発明の参考態様について図26〜図30を用いて説明する。
第1実施例では、大当たり遊技中には、特別図柄1、2とも先読み図柄の表示を一旦とりやめ、大当たり遊技の終了後に再開する場合がある構成にしたが、本参考態様では、大当たり遊技中も特別図柄1、2とも先読み図柄の表示を行なう場合がある。これ以外は第1実施例と略同様の構成であるため、第1実施例と同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について述べる。
大当たり終了時処理は図28のようになる。第1実施例における大当たり終了処理(図22)と異なる点は、第1実施例のS915に相当する処理(S1160)を行なった後、先読みカウンタの判定などを行なうことなく本処理を終了(リターン)する点である。
本発明の第2実施例について図31、図32を用いて説明する。第3実施例では、第1実施例をベースに、大当たり中(詳しくは大当たり遊技の終了演出中)に、先読み図柄に対応したキャラクタを画面6aに表示するよう構成している。
まず図31は、大当たり確率が高い状態で、確変図柄による大当りを引いたときの表示例を示す説明図である。図31(a)に示す確変図柄「777」が確定図柄として表示された状態では、第1保留図柄100として保留図柄が2個、画面6aの左下部に表示されており、第2保留図柄101としては、保留図柄が1個と先読み図柄Aが1個、画面6aの右下部に表示されていたとする。図31(b)に示す大当たり遊技中の画面では、第1保留図柄100、第2保留図柄101とも表示を消している。そして図31(c)に示す大当たり終了演出中の画面では、第2保留図柄101の先読み図柄Aに対応するキャラクタが画面6aの中央に表示されている。これは大当たり遊技の前と後とで大当たり確率が変化しない(図21のS890の処理でYESと判定され、S895に至る処理により先読みカウンタの値が維持される)ことによるものである。
第2実施例では、先読み図柄に対応するキャラクタを、大当り終了演出中に実施する構成としたが、大当たり遊技中に実施する構成としてもかまわない。また、大当たり終了演出中や大当たり遊技中に表示する先読み演出として、先読み図柄A〜Cに次ぐ第4の先読み図柄を表示するように構成してもよい。また、保留記憶を用いない演出動作を行なっても良い。
また、上記実施例および参考態様においては、低確率時であって開放延長機能が作動している場合に、第1保留の先読み図柄を表示可能となっていた(図20(b)、図26(b))が、これを表示不可能としてもよい。こうすると、通常図柄による大当たり遊技の終了後に、第1保留の先読み図柄が表示されなくなる。
Claims (7)
- 遊技域に始動口を備え、該始動口に入球すると乱数値を発生させ、該乱数値により当否及び図柄の変動態様を決定する弾球遊技機であって、
前記乱数値を複数記憶可能な保留手段と、
前記乱数により当否を判定する当否判定手段と、
該当否判定手段により当たりと判定された際には、該乱数に対応する前記図柄の変動の後、遊技者に有利な大当り遊技を発生させる大当り遊技発生手段と、
前記保留手段に記憶された乱数値に基づき、該乱数値に対応する前記図柄の変動に先んじた演出動作を行うか否かを判定する演出判定手段と、
該演出判定手段により前記演出動作を行なうと判定された際には該演出動作を行なう演出実行手段と
を備え弾球遊技機において、
前記演出実行手段は、前記演出動作が実行されている際に、前記大当たり遊技発生手段により前記大当たり遊技が発生された際には、該大当たり遊技の終了後にも前記演出動作を実行するものである
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記演出実行手段は、前記大当たり遊技の終了後にも前記演出動作を実行する場合には、該大当たり遊技中にも前記演出を実行するものである
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1または2に記載の弾球遊技機において、
前記当否判定手段は、前記当否の判定を当たりと判定する確率の高い高確率テーブルと、該確率の低い低確率テーブルとを備え、直近の大当たり遊技を生起させた前記図柄に応じ、いずれかのテーブルを用いて当否を判定するものであり、
前記演出判定手段は、前記演出動作を行うか否かの判定を、前記当否判定手段が前記高確率テーブルを用いて当否判定を行なっている際には該高確率テーブルを用い、該当否判定手段が前記低確率テーブルを用いて当否判定を行なっている際には該低確率テーブルを用いて行なうものであって、
前記演出が実行されている際に、前記大当たり遊技発生手段により前記大当たり遊技が発生された際には、該大当たり遊技の発生前と終了後で、前記当否判定手段が同じ前記テーブルを用いて当否判定を行なう場合に該大当たり遊技の終了後にも前記演出を実行し、前記当否判定手段が異なる前記テーブルを用いて当否判定を行なう場合には該大当たり遊技の終了後に前記演出を実行しないものである
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項3に記載の弾球遊技機において、
前記始動口として、第1始動口と、第2始動口の少なくとも2種類備え、
前記保留手段として、前記第1始動口への入球により発生された乱数値を複数記憶可能な第1保留手段と、前記第2始動口への入球により発生された乱数値を複数記憶可能な第2保留手段とを備え、
前記第1保留手段・前記第2保留手段の双方に乱数値が記憶されている場合には、前記第2保留手段に記憶されている乱数値に基づいて前記図柄の変動を行なう優先変動手段を備え、
前記演出判定手段が、前記第2保留手段に記憶された乱数値に基づき、該乱数値に対応する前記図柄の変動に先んじた演出動作を行うか否かを判定するものである
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項4に記載の弾球遊技機において、
前記第2始動口が、入球が容易な開状態と入球し難い閉状態に変化可能なものであり、
前記当否判定手段が前記低確率テーブルを用いて当否を判定する状態においては、前記第2始動口が前記開状態となっている時間を短縮させる開放短縮手段と、
前記第1保留手段に記憶された乱数値に基づき、該乱数値に対応する前記図柄の変動に先んじた演出動作を行うか否かを判定する第1演出判定手段と、
該第1演出判定手段により前記演出動作を行なうと判定された際には該演出動作を行ない、該演出動作が実行されている際に、前記大当たり遊技発生手段により前記大当たり遊技が発生された際には、該大当たり遊技の終了後に、前記当否判定手段が前記低確率テーブルを用いて判定する場合に限り、該大当たり遊技の終了後にも前記演出を実行する第1演出実行手段と
を備えたことを特徴とする弾球式遊技機。 - 請求項5に記載の弾球遊技機において、
前記第1演出実行手段は、大当たり遊技の終了後に前記演出動作を実行する際には、該大当たり遊技中にも前記演出を実行するものであることを特徴とする弾球式遊技機。 - 請求項1から6のいずれかに記載の弾球遊技機において、
少なくとも前記保留手段、及び前記当否判定手段を備えた主制御装置と、
少なくとも前記演出判定手段、及び前記演出実行手段を備えた演出制御装置と、
を有し、前記主制御装置は、
前記演出動作を許可するか否かを判定する演出許可手段と、
該演出許可手段により前記演出動作を許可すると判定された際に前記演出制御装置に許可信号を送信する許可信号送信手段と備えたものであり、
前記演出判定手段は、
前記許可信号を受信した際に、前記演出動作をするか否かを判定するものである
ことを特徴とする弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013171903A JP5764782B2 (ja) | 2013-08-22 | 2013-08-22 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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