JP2014025797A - 電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着状態に関わらず、衝撃用圧電素子の動作安定性を確保できる電子時計を提供する。
【解決手段】開口部5bを有するとともに、内部にムーブメント20が収納されるケース本体3と、開口部5bを閉塞する裏蓋4と、を有する電子時計1において、裏蓋4は、裏蓋本体52と、裏蓋本体52に対して上方に間隔をあけて配設された内側部材51と、を備え、内側部材51には、外部からの衝撃により振動することで、電気信号を出力する衝撃用圧電素子71が配設されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子時計に関するものである。
従来から、内部にムーブメントが収納されるケース本体と、ケース本体の開口部を閉塞する裏蓋(裏蓋本体)と、を有する電子時計では、裏蓋本体に圧電素子が取り付けられ、この圧電素子を用いて例えばアラームやスイッチ操作等をブザー(電子音)により報知する報知機能を有する構成が知られている。
また、近時では、上述した報知機能に加え、時計自体を叩く(タップ)等して外部から衝撃が加わったときに圧電素子から電気信号を出力することで、ラップタイム計測等のスイッチ操作を行うことができるスイッチ機能を有したものも知られている。
ところで、上述した報知機能とスイッチ機能とを有する電子時計において、双方の機能を1枚の圧電素子で達成させる場合に、双方の機能を同時に作動させることができなかった。
そこで、例えば特許文献1には、裏蓋本体に配置された第1電極と、圧電素材を挟んで第1電極の反対側に形成された第2電極と、を有し、第2電極がブザー発生のための電極と、電子時計に加わる衝撃を検出するための電極と、に分割して形成された圧電素子の構成が記載されている。
特開昭63−79091号公報
上述した従来技術にあっては、圧電素子が裏蓋本体に直接取り付けられているため、電子時計を腕時計としてユーザが装着した場合、圧電素子と腕とが裏蓋本体を挟んで接触することになる。
この場合、腕時計はユーザによって装着状態(例えば、ベルトをきつく締めたり、緩く締めたり等)が異なり、この装着状態によって時計をタップしたときの圧電素子への衝撃の伝わり方が異なる。例えば、ベルトをきつく締めている場合には、時計(裏蓋本体)と腕との接触部分において衝撃(振動)が減衰されてしまうため、圧電素子まで衝撃が入力され難くなり、圧電素子の感度が低下する。
このように、従来の電子時計では装着状態による圧電素子の感度にばらつきが生じるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、装着状態に関わらず、衝撃用圧電素子の動作安定性を確保できる電子時計を提供するものである。
上述した課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係る電子時計は、ケース開口部を有するとともに、内部にムーブメントが収納されるケースと、前記ケース開口部を閉塞する裏蓋と、を有する電子時計において、前記裏蓋は、裏蓋本体と、前記裏蓋本体に対して前記ケース本体側に間隔をあけて配設された内側部材と、を備え、前記内側部材には、外部からの衝撃により振動することで、第1電気信号を出力する衝撃用圧電素子が配設されていることを特徴としている。
この構成によれば、裏蓋本体に対して離間した内側部材に衝撃用圧電素子を配設することで、例えばユーザの装着状態において、衝撃用圧電素子が腕等の装着部分から離間することになる。そのため、電子時計をタップしたとき等に外部から加えられた衝撃が衝撃用圧電素子に入力されるまでの間に、裏蓋本体と腕等との接触部分で減衰され難くなる。これにより、従来のように裏蓋本体に衝撃用圧電素子(及びブザー用圧電素子)を直接取り付ける場合に比べて、電子時計をタップしたときに衝撃用圧電素子に入力される衝撃の、電子時計の装着状態の違いによるばらつきを抑制できる。
したがって、電子時計に加えられた衝撃が衝撃用圧電素子に安定して入力されることになるので、電子時計に加えられた衝撃に応じて衝撃用圧電素子を安定して振動させることができる。よって、衝撃用圧電素子の振動によって出力される第1電気信号に基いて、スイッチ操作等の安定した動作が可能になる。
その結果、装着状態に関わらず、衝撃用圧電素子の動作安定性を確保できるので、高品質で信頼性の高い電子時計を提供できる。
また、前記裏蓋本体には、第2電気信号が入力されることで振動し、電子音を発生するブザー用圧電素子が配設されていることを特徴としている。
この構成によれば、衝撃用圧電素子とは別体のブザー用圧電素子を裏蓋本体に取り付けることで、衝撃用圧電素子とブザー用圧電素子とを独立して動作させることが可能になる。
そのため、例えばラップタイム計測等のスイッチ機能と、アラームやスイッチ操作等を報知する報知機能と、を同時に出力することが可能になり、利便性を向上できる。また、衝撃用圧電素子のスイッチ動作に伴う、ブザー用圧電素子の動作に時間差が生じることがないので、ユーザに与える違和感を解消できる。
また、前記内側部材には、前記内側部材と前記裏蓋本体との間の裏蓋空間と、前記ケース内との間を連通させる連通孔が形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、裏蓋空間とケース内のケース空間とを連通させる連通孔を内側部材に形成したため、ブザー用圧電素子の共振空間を確保でき、ブザーの音量を確保できる。
本発明の電子時計によれば、装着状態に関わらず、衝撃用圧電素子の動作安定性を確保できるので、高品質で信頼性の高い電子時計を提供できる。
本発明の実施形態に係る電子時計であって、図2のA−A線に沿う断面図である。 電子時計の底面図である。 本実施形態の他の構成を示す電子時計であって、図4のB−B線に沿う断面図である。 本実施形態の他の構成を示す電子時計の底面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
(電子時計)
図1は図2のA−A線に沿う断面図であり、図2は電子時計の底面図である。なお、図2においては、分かり易くするために後述するケース2を鎖線で示し、内側部材51及び衝撃用圧電素子71を破線で示し、裏蓋本体52及びブザー用圧電素子72を実線で示している。
図1,2に示すように、電子時計1は、腕時計型電子時計であって、ケース本体3と裏蓋4とからなるケース2を備え、ケース2の内部にムーブメント20が収納されて構成されている。なお、以下の説明では、図1においてカバーガラス6側(図1中上側)を上側、裏蓋4側(図1中下側)を下側として、上下方向を言うものとする。
ケース本体3は、上下を開口させ内部がムーブメント収納部10となっているプラスチック製の筒状の外枠5と、外枠5の上側の開口部5aに固定された透明なカバーガラス6と、を備えている。そして、外枠5の下側の開口部(ケース開口部)5bは、ネジ7(図2参照)により取り外し可能に取り付けられた裏蓋4によって塞がれている。
外枠5の外周部には、周方向に沿って互いに180度離間する位置に、図示しないベルトを取り付けるためのベルト取付部9(図2参照)が形成されている。なお、以下の説明では、外枠5の軸線Oに直交する方向を単に径方向といい、軸線O回りに周回する方向を単に周方向という。
外枠5における開口部5aの下側には、外枠5の径方向内側(水平方向内側)に向けて内フランジ部14が突設されている。そして、上述したカバーガラス6は、開口部5a内に嵌合された状態で、外周部分が内フランジ部14により下方から支持されている。
図1に示すように、ムーブメント20は、平面視で略同形状の駆動ユニット21と電池ユニット22とが上下に積層され、これら駆動ユニット21及び電池ユニット22が図示しない連結部材により一体化されて構成されている。なお、ムーブメント収納部10内において、駆動ユニット21は上側(カバーガラス6側)に配置され、電池ユニット22は下側(裏蓋4側)に配置されている。
駆動ユニット21は、後述する液晶ディスプレイ25(以下、LCD25という)を保持する樹脂製のLCD保持枠24を備え、LCD保持枠24の内側にLCD25が固定されている。LCD25はカバーガラス6に対向して配置されている。LCD25は、周知技術であるので詳細説明を省略するが、液晶を挟んで対向配置されたガラス基板25a,25bと、これらガラス基板25a,25bの外側に配置された偏光フィルタ25c,25dと、から構成されている。LCD保持枠24の下側には、IC27等が実装された回路基板26が取り付けられている。
LCD25はIC27によって制御され、時刻等の像をデジタル表示する。これにより、ユーザは、カバーガラス6を通してLCD25に表示された像を視認することができる。
電池ユニット22は、ボタン型の電池30と、電池30を収容する樹脂製の電池ケース31と、電池30を電池ケース31に固定する金属製の電池押さえ板32と、を備えている。
電池ケース31の中央部には、下方に向けて開放された電池収容部35が形成されている。そして、電池30は、厚さ方向を上下方向とした状態で、電池収容部35内に収容されている。電池30の正極及び負極は、電池収容部35内において、図示しない接続導体により回路基板26の正極端子及び負極端子(いずれも不図示)に電気的に接続され、電池30から回路基板26に電気を供給できるように構成されている。
また、電池ケース31における電池収容部35の外側には、電池収容部35を挟んで径方向で互いに対向する位置に、電池ケース31を上下方向に貫通するスリット状の係合孔33が形成されている。
電池ケース31の上面における外周部分には、上方に向けて突出する上側ガイドピン36が形成されている。この上側ガイドピン36は、回路基板26に形成されたガイド孔37及びLCD保持枠24に形成されたガイド凹部38内に案内され、これにより駆動ユニット21、回路基板26、及び電池ユニット22が相対的に位置決めされている。一方、電池ケース31の下面における外周部分には、下方に向けて突出する下側ガイドピン41が形成されている。この下側ガイドピン41は、裏蓋4の後述する内側部材51に形成されたガイド凹部42内に案内され、これにより電池ユニット22と内側部材51とが相対的に位置決めされている。
電池押さえ板32は、電池30を下方から支持するものであって、断面視でコ字状に形成されている。具体的に、電池押さえ板32は、中央部が電池収容部35を下方から覆うように配置されるとともに、両端部が電池ケース31の係合孔33内に係合されている。
本実施形態の裏蓋4は、上下方向に間隔をあけて配置された金属導体からなる二重蓋構造のものであって、内側部材51と、内側部材51を下方から覆うように配設された裏蓋本体52と、を備えている。
内側部材51は、円板形状のものであり、外枠5の開口部5b内に保持されている。具体的に、開口部5bの開口縁には、内径が拡大するように拡径部5cが形成され、この拡径部5c内に内側部材51の外周部分が収容されている。内側部材51のうち、周方向に沿う各ベルト取付部9に対応する部分には、それぞれ径方向の外側に向けて延在する取付片53が一対ずつ形成されている。
また、内側部材51のうち、各ベルト取付部9からそれぞれ離間した位置(周方向に沿う各ベルト取付部9の間に位置する部分)には、内側部材51を上下方向に貫通する一対の連通孔54が形成されている。これら連通孔54は、内側部材51の外周縁に沿ってそれぞれ円弧状に形成され、内側部材51の径方向に沿って対向している。そして、内側部材51と裏蓋本体52との間に形成された裏蓋空間S1と、内側部材51とカバーガラス6との間に形成されたケース空間S2と、がこれら連通孔54を通して連通している。なお、上述したガイド凹部42は、連通孔54よりも径方向外側に形成されている。
裏蓋本体52は、内側部材51よりも大径に形成された円板形状のものであり、図1に示す断面視において、外周部分に形成されたフランジ部61と、中央部分に形成されるとともに、フランジ部61に対して下方に向けて窪む底板部62と、を備えている。フランジ部61は、内周部分が外枠5の拡径部5cとの間で内側部材51を挟持するとともに、外周部分が外枠5の下面にパッキン63を挟んだ状態で外枠5に固定されている。具体的に、裏蓋本体52のフランジ部61うち、周方向に沿う各ベルト取付部9に対応する部分には、径方向の外側に向けて延在する取付片64がそれぞれ形成されている。そして、この裏蓋本体52の取付片64と、上述した内側部材51の各取付片53と、がネジ7によって外枠5に共締めされている。
底板部62は、上述した内側部材51との間に上下方向に沿って間隔をあけた状態で、内側部材51と平行に配置されている。したがって、底板部62は、ユーザが電子時計1を装着した場合における腕との接触部分となる。
ここで、上述した二重蓋構造からなる裏蓋4(内側部材51及び裏蓋本体52)には、それぞれ圧電素子71,72が配設されている。具体的には、裏蓋4のうち、内側部材51の上面には衝撃用圧電素子71が配設され、裏蓋本体52の上面にはブザー用圧電素子72がそれぞれ取り付けられている。
まず、衝撃用圧電素子71は、平面視で円形状に形成され、内側部材51の上面における中央部に配設されている。衝撃用圧電素子71は、内側部材51の上面に配設されたPZT等からなる圧電素材と、圧電素材の上面に形成された上部電極(何れも不図示)と、を有している。なお、本実施形態の内側部材51は、導体によって形成されているため、内側部材51自体が衝撃用圧電素子71の下部電極としても機能する。また、衝撃用圧電素子71の下部電極(内側部材51)は、図示しないアース用導通部材により電池30の正極に電気的に接続され、電源電圧VDDに保持されている。
衝撃用圧電素子71の上部電極は、コイルばね等からなる導通部材73を介して回路基板26のIC27に接続されている。具体的に、上述した電池ケース31の外周部分のうち、衝撃用圧電素子71の外周部分に上下方向で重なる部分には、電池ケース31を貫通する貫通孔74が形成され、この貫通孔74を通して衝撃用圧電素子71の上部電極と回路基板26の下面とが、導通部材73により電気的に接続されている。なお、貫通孔74の開口縁には、下方に向けて突出するガイド筒部75が形成されており、このガイド筒部75の下端面が衝撃用圧電素子71の上部電極に近接している。
また、ブザー用圧電素子72は、平面視で円形状に形成され、裏蓋本体52の上面において中心に対して径方向にオフセットした位置に取り付けられている。具体的に、ブザー用圧電素子72は、内側部材51に形成された一対の連通孔54のうち、一方の連通孔54寄りに配設され、一方の連通孔54とブザー用圧電素子72の外周部分とが上下方向に重なるように配設されている。
ブザー用圧電素子72は、裏蓋本体52の上面に配設されたPZT等からなる圧電素材と、圧電素材の上面に形成された上部電極(何れも不図示)と、を有している。なお、本実施形態の裏蓋本体は、導体によって形成されているため、裏蓋本体52自体がブザー用圧電素子72の下部電極としても機能する。また、ブザー用圧電素子72の下部電極(裏蓋本体52)は、フランジ部61において内側部材51を介してアース用導通部材に電気的に接続され、内側部材51と同様に電源電圧VDDに保持されている。
ブザー用圧電素子72の上部電極は、コイルばね等からなる導通部材76を介して回路基板26のIC27に接続されている。具体的に、上述した電池ケース31の外周部分のうち、ブザー用圧電素子72の外周部分、及び一方の連通孔54に上下方向で重なる部分には、電池ケース31を貫通する貫通孔77が形成され、この貫通孔77を通してブザー用圧電素子72の上部電極と回路基板26の下面とが、導通部材76により電気的に接続されている。なお、貫通孔77の開口縁には、下方に向けて突出するガイド筒部78が形成されており、このガイド筒部78が一方の連通孔54を通してブザー用圧電素子72の上部電極に近接している。
本実施形態の電子時計1において、まずブザー用圧電素子72を作動させる場合には、導通部材76を介して回路基板26のIC27からブザー用圧電素子72にブザー用信号(第2電気信号)を出力する。すると、ブザー用圧電素子72にはブザー用信号に応じた電圧が印加されることで、ブザー用圧電素子72が振動してブザーが発生する。
これにより、アラームやスイッチ操作等をユーザに報知することができる。
一方、衝撃用圧電素子71を作動させる場合には、電子時計1自体(ケース2)をタップして電子時計1に外部から衝撃を加える。すると、電子時計1に加えられた衝撃がケース2を伝わり、衝撃用圧電素子71に到達することで、衝撃用圧電素子71が振動する。すると、衝撃用圧電素子71の上部電極と下部電極(内側部材51)との間に電圧が発生して、この電気信号(第1電気信号)が導通部材73を介して回路基板26のIC27に入力される。そして、入力された電気信号に基いてラップタイム計測等のスイッチ操作が行われる。
このように、本実施形態では、裏蓋本体52に対して上下方向に間隔をあけて内側部材51を配置し、この内側部材51に衝撃用圧電素子71を配置する構成とした。
この構成によれば、裏蓋本体52に対して離間した内側部材51に衝撃用圧電素子71を配設することで、例えばユーザの装着状態において、衝撃用圧電素子71が腕等の装着部分から離間することになる。そのため、電子時計1をタップしたとき等に外部から加えられた衝撃が衝撃用圧電素子71に入力されるまでの間に、裏蓋本体52と腕等との接触部分で減衰され難くなる。これにより、従来のように裏蓋本体52に衝撃用圧電素子71(及びブザー用圧電素子72)を直接取り付ける場合に比べて、電子時計1をタップしたときに衝撃用圧電素子71に入力される衝撃の、電子時計1の装着状態の違いによるばらつきを抑制できる。
したがって、電子時計1に加えられた衝撃が衝撃用圧電素子71に安定して入力されることになるので、電子時計1に加えられた衝撃に応じて衝撃用圧電素子71を安定して振動させることができる。よって、衝撃用圧電素子71の振動によって出力される電気信号に基いて、スイッチ操作等の安定した動作が可能になる。その結果、装着状態に関わらず、衝撃用圧電素子71の動作安定性を確保できるので、高品質で信頼性の高い電子時計1を提供できる。
しかも、本実施形態では、衝撃用圧電素子71とは別体のブザー用圧電素子72を裏蓋本体52に取り付けたため、衝撃用圧電素子71とブザー用圧電素子72とを独立して動作させることが可能になる。そのため、ラップタイム計測等のスイッチ機能と、アラームやスイッチ操作等を報知する報知機能と、を同時に出力することが可能になり、利便性を向上できる。また、衝撃用圧電素子71のスイッチ操作に伴う、ブザー用圧電素子72の動作に時間差が生じることがないので、ユーザに与える違和感を解消できる。
また、衝撃用圧電素子71とブザー用圧電素子72とを異なる部材(内側部材51及び裏蓋本体52)に取り付けることで、各圧電素子71,72の配置面積を確保できるため、高出力の圧電素子71,72を使用することが可能になる。
さらに、裏蓋空間S1とケース空間S2とを連通させる連通孔54を内側部材51に形成したため、ブザー用圧電素子72の共振空間を確保でき、ブザーの音量を確保できる。
また、衝撃用圧電素子71を内側部材51の中央部に配置したため、電子時計1のタップ位置に関わらず、衝撃用圧電素子71に安定した衝撃を入力できる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、衝撃用圧電素子71及びブザー用圧電素子72の双方を備える構成としたが、これに限らず、少なくとも衝撃用圧電素子71が内側部材51に取り付けられていれば構わない。
また、各圧電素子71,72の形状やレイアウト等については、適宜設計変更が可能である。例えば、図3,4に示す電子時計1では、内側部材51のうち、径方向に沿う一方側(一方のベルト取付部9側)に半円板状の衝撃用圧電素子71が取り付けられるとともに、他方側(他方のベルト取付部9側)に半円状の連通孔54が形成されている。そして、衝撃用圧電素子71の外周部分には、衝撃用圧電素子71の上部電極と回路基板26とを電気的に接続する導通部材73が配設されている。
一方、裏蓋本体52の中央部には、円板状のブザー用圧電素子72が取り付けられている。ブザー用圧電素子72の上部電極には、上述した連通孔54を通して回路基板26に電気的に接続される導通部材76が配設されている。
なお、上述した実施形態では、内側部材51及び裏蓋本体52が各圧電素子71,72の下部電極を兼ねる構成について説明したが、これに限らず、下部電極及び上部電極の間に圧電素材を挟んだ圧電素子71,72を内側部材51及び裏蓋本体52に取り付けても構わない。
また、上述した実施形態では、衝撃用圧電素子71から出力される電気信号に基いてラップタイムの計測等、スイッチ動作等を行う構成としたが、これに限らず、種々の機能を有するようにしても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…電子時計 3…ケース本体 4…裏蓋 5b…開口部(ケース開口部) 20…ムーブメント 51…内側部材 52…裏蓋本体 54…連通孔 71…衝撃用圧電素子 72…ブザー用圧電素子 S1…裏蓋空間 S2…ケース空間

Claims (3)

  1. ケース開口部を有するとともに、内部にムーブメントが収納されるケース本体と、
    前記ケース開口部を閉塞する裏蓋と、を有する電子時計において、
    前記裏蓋は、裏蓋本体と、前記裏蓋本体に対して前記ケース本体側に間隔をあけて配設された内側部材と、を備え、
    前記内側部材には、外部からの衝撃により振動することで、第1電気信号を出力する衝撃用圧電素子が配設されていることを特徴とする電子時計。
  2. 前記裏蓋本体には、第2電気信号が入力されることで振動し、電子音を発生するブザー用圧電素子が配設されていることを特徴とする請求項1記載の電子時計。
  3. 前記内側部材には、前記内側部材と前記裏蓋本体との間の裏蓋空間と、前記ケース本体内との間を連通させる連通孔が形成されていることを特徴とする請求項2記載の電子時計。
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